JP4082856B2 - 冷凍装置、及びこの冷凍装置を用いた空気調和装置 - Google Patents
冷凍装置、及びこの冷凍装置を用いた空気調和装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍装置及び空気調和装置に係わり、特に冷媒回路の均圧対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気調和装置には、特開2000−161795号公報に開示されているように、圧縮機と四方弁と熱源側熱交換器と熱源側膨張弁とレシーバタンクと利用側膨張弁と利用側熱交換器とが順次接続されて成る冷媒回路を備えているものがある。
【0003】
前述した空気調和装置において、圧縮機の吐出側と吸込側とを結ぶバイパス通路が設けられている。更に、該バイパス通路には、均圧弁が設けられると共に、前記レシーバタンクとバイパス通路との間に均圧通路が接続されている。
【0004】
この空気調和装置においては、圧縮機の運転を停止した際、熱源側膨張弁と利用側膨張弁とを閉鎖すると共に、均圧弁を開口している。この結果、圧縮機の吐出側と吸込側とが連通すると同時に、レシーバタンクのガス冷媒を圧縮機の吸込側に導き、冷媒回路の均圧を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような空気調和装置においての均圧動作では、実際に動作を開始してから冷媒回路内の冷媒圧力が完全に均圧するまでには、長い時間を必要としてしまう、もしくは完全に均圧とならないのが実態であった。
【0006】
本発明では、上述した課題を解決するために発明したものであり、液冷媒を短時間で均圧させる方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、圧縮機とこの圧縮機の吐出側配管と吸込側配管とを均圧弁を介してつないだ均圧通路とを備え、冷房時と暖房時とで冷媒の流れを反転させる四方弁と、冷房時に蒸発器として又暖房時には凝縮器として作用する利用側熱交換器と、冷房時に凝縮器として又暖房時に蒸発器として作用する熱源側熱交換器と、冷房時に作用する利用側膨張弁と、暖房時に作用する熱源側膨張弁とを有し、前記圧縮機の運転停止と同時に冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を閉じ前記均圧弁を開放し、その後この均圧弁の開放中に閉じた冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を開放し、その後開放したこれら弁を閉じるようにしたことを特徴とする。
。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、本発明を実施した冷凍装置は、液冷媒の移動が抑制されるため、圧縮機への液冷媒の進入が防げると共に、短時間で均圧させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明を実施した空気調和装置の一実施形態を示す冷媒回路図である。
【0015】
空気調和装置18は、1台の室外ユニット16に複数台の室内ユニット(17A、17B)が接続されてなるマルチ型空気調和装置であり、この室外ユニット16と複数台の室内ユニット(17A、17B)との間に冷媒回路が構成されている。
【0016】
圧縮機1は、吐出配管10を介して四方弁2に接続され、四方弁2は、冷房運転時に図1の実線側に切換わり、暖房運転時には図1の破線側に切換わるように構成されている。また、圧縮機1の吸込側と四方弁2の間にはアキュームレータ8が接続され、このアキュームレータ8と四方弁2は吸込配管11で接続されている。更に、熱源側熱交換器(以下、室外熱交換器3という。)、熱源側膨張弁(以下、室外膨張弁4)、レシーバタンク5が順次接続されて構成されている。
【0017】
室内ユニット(17A、17B)は、利用側膨張弁である室内膨張弁(6A、6B)と利用側熱交換器である室内熱交換器(7A、7B)が冷媒配管15によって接続されて構成されている。
【0018】
冷媒配管15は、室外ユニット16と室内ユニット(17A、17B)をつなぐ液管12(吐出配管10を含む)とガス管13(吸込配管11を含む)で構成されている。また、この冷媒配管15は、吐出管10と吸込配管11をつなぐバイパス管14でつながれ、このバイパス管14の中央には開閉手段である均圧弁9が設けられている。
【0019】
次に、上述した空気調和装置18の動作を説明する。
【0020】
先ず、冷房運転時は、四方弁2が図1の実線側に切換わり、図示しない制御手段によって運転が制御される。そして、圧縮機2で圧縮された高圧冷媒は、室外熱交換器3で凝縮して液冷媒となる。この液冷媒は、室外膨張弁4及びレシーバタンク5を通り、液管12を経て室内ユニット(17A、17B)に流れる。その後、この液冷媒は、室内膨張弁(6A、6B)で減圧された後、室内熱交換器(7A、7B)で蒸発してガス冷媒となる。このガス冷媒は、アキュームレータ8を経て圧縮機1に戻る。この冷媒循環を繰り返し、室内を冷房する。
【0021】
上述した冷房運転時において、サーモオフ等で圧縮機1の運転を停止した場合の室外膨張弁4(熱源側膨張弁)、室内側膨張弁17A及び17B(利用側膨張弁)、及び均圧弁9の動作タイミングを示したのが図2のタイミングチャートである。
【0022】
この図2に示したタイミングチャートについて詳述すると、(1)は一般的な動作をしめしており、圧縮機1の運転が停止すると同時に室内膨張弁(17A、17B)が閉まり、均圧弁9が開くように動作する。しかし、このような動作形態では、実際に冷媒配管内の冷媒圧力が均一になるまで非常に長い時間を要していたため、サーモオフ中の場合に冷媒圧力が均圧しきらない状態になっていた。
【0023】
本発明の実施形態では、図2の(2)に示すような室外膨張弁4(熱源側膨張弁)、室内側膨張弁17A及び17B(利用側膨張弁)、及び均圧弁9の動作タイミングをとる。つまり、圧縮機1の運転が停止すると同時に室内膨張弁(17A、17B)が閉まり、均圧弁9が開くように動作するが、室内膨張弁(17A、17B)は所定時間(実施例では2分30秒)経過後に所定時間(実施例では30秒間)の開放を行い、再び室内膨張弁(17A、17B)を閉めるように動作する。この動作により、冷媒配管内の冷媒圧力が均一になるまでに要する時間は、前述した図2の(1)のケースに比べて大幅に短縮することができるようになる。
【0024】
一方、暖房運転時は、四方弁2が図1の破線側に切換わり、図示しない制御手段によって運転が制御される。そして、圧縮機1で圧縮された高圧冷媒は、室内ユニット(17A、17B)に流れ、室内熱交換器(7A、7B)で凝縮して液冷媒となる。この液冷媒は、室内膨張弁(6A、6B)を通り、室外ユニット16に流れる。その後、この液冷媒は、レシーバタンク5を経て室外膨張弁4で減圧された後、室外熱交換器3で蒸発してガス冷媒となる。このガス冷媒は、アキュームレータ8を経て圧縮機1へ戻る。この冷媒循環を繰り返し、室内を暖房する。
【0025】
次に、この暖房運転時において、サーモオフ等で圧縮機1の運転を停止した場合の室外膨張弁4(熱源側膨張弁)、室内側膨張弁17A及び17B(利用側膨張弁)、及び均圧弁9の動作タイミングを示した図2に示したタイミングチャートについて詳述する。(1)は一般的な動作をしめしており、圧縮機1の運転が停止すると同時に室外膨張弁4(熱源側膨張弁)が閉まり、均圧弁9が開くように動作する。しかし、このような動作形態では、実際に冷媒配管内の冷媒圧力が均一になるまで非常に長い時間を要していたため、サーモオフ中の時間内では冷媒圧力が均圧しきらない状態になっていた。
【0026】
本発明の実施形態では、図2の(2)に示すような室外膨張弁4(熱源側膨張弁)、室内側膨張弁17A及び17B(利用側膨張弁)、及び均圧弁9の動作タイミングをとる。つまり、圧縮機1の運転が停止すると同時に室外膨張弁4が閉まり、均圧弁9が開くように動作するが、室外膨張弁4は所定時間(実施例では2分30秒)経過後に所定時間(実施例では30秒間)の開放を行い、再び室外膨張弁4を閉めるように動作する。この動作により、冷媒配管内の冷媒圧力が均一になるまでに要する時間は、前述した図2の(1)のケースに比べて大幅に短縮することができるようになる。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明は、圧縮機とこの圧縮機の吐出側配管と吸込側配管とを均圧弁を介してつないだ均圧通路とを備え、冷房時と暖房時とで冷媒の流れを反転させる四方弁と、冷房時に蒸発器として又暖房時には凝縮器として作用する利用側熱交換器と、冷房時に凝縮器として又暖房時に蒸発器として作用する熱源側熱交換器と、冷房時に作用する利用側膨張弁と、暖房時に作用する熱源側膨張弁とを有し、圧縮機の運転停止と同時に冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を閉じ前記均圧弁を開放し、その後この均圧弁の開放中に閉じた冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を開放し、その後開放したこれら弁を閉じるようにしたので、液冷媒の移動が抑制されるため、圧縮機への液冷媒の進入が防げると共に、短時間で均圧させることが可能となるため、圧縮機内に冷媒が侵入する等の不具合を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の冷媒回路図である。
【図2】本発明に係る制御動作を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
4 室外膨張弁(熱源側膨張弁)
5 レシーバタンク
6A、6B 室内膨張弁(利用側膨張弁)
7A、7B 室内熱交換器(利用側熱交換器)
9 均圧弁(開閉手段)
10 吐出側配管
11 吸込側配管
Claims (1)
- 圧縮機とこの圧縮機の吐出側配管と吸込側配管とを均圧弁を介してつないだ均圧通路とを備え、冷房時と暖房時とで冷媒の流れを反転させる四方弁と、冷房時に蒸発器として又暖房時には凝縮器として作用する利用側熱交換器と、冷房時に凝縮器として又暖房時に蒸発器として作用する熱源側熱交換器と、冷房時に作用する利用側膨張弁と、暖房時に作用する熱源側膨張弁とを有し、前記圧縮機の運転停止と同時に冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を閉じ前記均圧弁を開放し、その後この均圧弁の開放中に閉じた冷房時の利用側膨張弁及び/又は暖房時の熱源側膨張弁を開放し、その後開放したこれら弁を閉じるようにしたことを特徴とする冷凍装置、及びこの冷凍装置を用いた空気調和装置。
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