JP2002174463A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
を図る。 【解決手段】室外ユニット(11)は、定容量の高圧ドー
ム型の第1圧縮機(41)と、運転容量が調整される高圧
ドーム型の第2圧縮機(42)とを備えた圧縮機構(40)
を設ける。圧縮機構(40)の吐出側には、油分離器(5
1)を設ける。油分離器(51)と圧縮機構(40)の吸込
み側との間には、油戻し電磁弁(53)を有し、油分離器
(51)で分離された油を圧縮機構(40)に戻す油戻し管
(52)を接続する。第1圧縮機(41)と第2圧縮機(4
2)の吸込み側との間には、均油電磁弁(55)を有し、
第1圧縮機(41)に貯留された油が所定以上になると、
余剰の油を第2圧縮機(42)の吸込み側に供給する均油
管(54)を接続する。第1圧縮機(41)と第2圧縮機
(42)とが共に駆動しているときには、油戻し電磁弁
(53)と均油電磁弁(55)とが同期して所定の間隔で連
通状態と遮断状態とに切り換わる油戻し制御を行う。
Description
特に、2台の圧縮機を備えた冷凍装置に係るものであ
る。
0−132406号公報に開示されているように、室外
ユニットと室内ユニットとが接続された冷媒回路を備え
ているものがある。上記室外ユニットは、いわゆるツイ
ン型圧縮機に構成され、第1圧縮機と第2圧縮機とが並
列に接続された圧縮機構を備えている。
駆動停止して空調能力を制御するようにしている。
のツイン型圧縮機の圧縮機構は、第1圧縮機と第2圧縮
機とが共に低圧ドームで構成されていた。したがって、
COP(成績係数)が悪いという問題がった。
縮機ドーム内の油(潤滑油)と熱交換する。この結果、
冷房運転時において、冷媒熱量の一部が油の冷却に使用
されるので、冷房能力が低下するという問題があった。
で、COPの向上を図ることを目的とし、特に、冷房運
転時の能力の拡大を図ることを目的とするものである。
うに、第1の発明は、熱源ユニット(11)と利用ユニッ
ト(12,13)とが冷媒循環可能に接続されて成る冷媒回
路(15)を備えた冷凍装置を対象としている。そして、
上記熱源ユニット(11)には、一定容量で運転される高
圧ドーム型の第1圧縮機(41)と、運転容量が多段に調
整される高圧ドーム型の第2圧縮機(42)とが並列に接
続されて成る圧縮機構(40)が設けられている。
て、圧縮機構(40)の吐出側に油分離器(51)が設けら
れ、該油分離器(51)と圧縮機構(40)の吸込み側との
間には、油分離器(51)で分離された油を圧縮機構(4
0)に戻す油戻し管(52)が接続され、該油戻し管(5
2)には、連通状態と遮断状態とに切り換わる油戻し開
閉機構(53)が設けられた構成としている。更に、第1
圧縮機(41)と第2圧縮機(42)の吸込み側との間に
は、第1圧縮機(41)に貯留された油が所定以上になる
と、余剰の油を第2圧縮機(42)の吸込み側に供給する
均油管(54)が接続され、該均油管(54)には、連通状
態と遮断状態とに切り換わる均油開閉機構(55)が設け
られている。
て、第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とが共に駆動
しているときには、油戻し開閉機構(53)と均油開閉機
構(55)とが同期して所定の間隔で連通状態と遮断状態
とに切り換わる油戻し制御を行う構成としている。
て、第2圧縮機(42)が駆動している状態で第1圧縮機
(41)が駆動する前には、油戻し制御を禁止する構成と
している。
て、第2圧縮機(42)が駆動している状態で第1圧縮機
(41)が駆動する直前には、均油開閉機構(55)を連通
状態に保持する構成としている。
て、第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とが共に駆動
しているときには、第2圧縮機(42)の最低容量運転が
所定時間継続すると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停
止し、第2圧縮機(42)の運転容量を増大させる構成と
している。
て、第2圧縮機(42)のみが駆動しているときには、均
油開閉機構(55)を遮断状態のまま油戻し開閉機構(5
3)のみを所定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換
える構成としている。
て、第2圧縮機(42)が異常停止し、第1圧縮機(41)
のみが駆動しているときには、均油開閉機構(55)を遮
断状態のまま油戻し開閉機構(53)のみを所定の間隔で
連通状態と遮断状態とに切り換える構成としている。
て、第2圧縮機(42)が起動する際には、均油開閉機構
(55)を遮断状態に保持する構成としている。
て、油戻し管(52)に油を冷却する冷却機構(56)が設
けられた構成としている。
て、均油管(54)に油を冷却する冷却機構(57)が設け
られた構成としている。
て、油分離器(51)は、第1圧縮機(41)と第2圧縮機
(42)との吐出冷媒が合流して流れる吐出管(44)の主
管部分に設けられた構成としている。
て、油戻し管(52)の圧縮機構(40)側の端部は、第1
圧縮機(41)に接続される吸入管(43)の吸入枝管(43
a)に接続された構成としている。
いて、第1圧縮機(41)に接続される吸入管(43)の吸
入枝管(43a)と第2圧縮機(42)に接続される吸入管
(43)の吸入枝管(43b)とが相互に流通自在に構成さ
れたものである。
起動は、例えば、第2圧縮機(42)から行われる。そし
て、該第2圧縮機(42)を起動する際、均油開閉機構
(55)を遮断状態に保持する。
おいて、均油開閉機構(55)を遮断状態のまま油戻し開
閉機構(53)のみを所定の間隔で連通状態と遮断状態と
に切り換える。つまり、この状態において、第1圧縮機
(41)が停止してるので、均油開閉機構(55)を遮断状
態に保持する。この場合、第2圧縮機(42)が駆動して
いるので、第2圧縮機(42)の内部の油は、冷媒と共に
流出し、油分離器(51)で分離される。この分離された
油は、油戻し開閉機構(53)が開くと、油戻し管(52)
を通り、第2圧縮機(42)に戻る。その際、上記油は、
油戻し管(52)の途中で冷却機構(56)で冷却される。
る際、油戻し開閉機構(53)と均油開閉機構(55)を共
に遮断状態に所定時間の間維持する。また、上記第1圧
縮機(41)を駆動する直前において、均油開閉機構(5
5)を連通状態にする。
とが共に駆動している状態において、油戻し開閉機構
(53)と均油開閉機構(55)とが同期して所定の間隔で
連通状態と遮断状態とに切り換わる油戻し制御を行う。
つまり、上記第1圧縮機(41)及び第2圧縮機(42)の
内部の油は、冷媒と共に流出し、油分離器(51)で分離
される。この油分離器(51)の油を油戻し管(52)から
第1圧縮機(41)に一旦戻す。その後、該第1圧縮機
(41)から均油管(54)を介して第2圧縮機(42)に戻
す。その際、上記油は、油戻し管(52)及び均油管(5
4)の途中で冷却機構(56,57)で冷却される。
とが共に駆動している状態において、第2圧縮機(42)
の最低容量運転が所定時間継続すると、第1圧縮機(4
1)の駆動を一旦停止し、第2圧縮機(42)の運転容量
を増大させ、冷媒回路(15)に吐出する油を多くし、油
分離器(51)などの油量を多くし、均油を行う。
ると、第1圧縮機(41)のみを駆動し、均油開閉機構
(55)を遮断状態のまま油戻し開閉機構(53)のみが所
定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換わる。
圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とを共に高圧ドームで
構成したために、COP(成績係数)を向上させること
ができる。
た冷媒が圧縮機ドーム内の油と熱交換することなく圧縮
される。この結果、冷房運転時において、吸入冷媒の熱
量が油の冷却に使用されず、圧縮された高圧冷媒が圧縮
機ドーム内の油と熱交換して一部が凝縮する。よって、
冷房運転時のCOPを向上させることができる。
(42)とが共に駆動している状態において、油戻し開閉
機構(53)と均油開閉機構(55)とが同期して所定の間
隔で連通状態と遮断状態とに切り換わるようにしたため
に、油を第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とに確実
に戻すことができる。
ツイン型圧縮機では、2つの圧縮機ドームに均油管(5
4)を接続していた。しかしながら、この方式では、高
圧ドームの2台の圧縮機を備えた場合、油戻しを正確に
行うことができない。
(41)及び第2圧縮機(42)から流出した冷媒を油分離
器(51)で捕集し、この油分離器(51)の油を油戻し管
(52)から第1圧縮機(41)に一旦戻す。その後、該第
1圧縮機(41)の余剰の油を均油管(54)から第2圧縮
機(42)に戻し、油戻しを正確に行うようにしている。
は、油戻し開閉機構(53)と均油開閉機構(55)とを共
に遮断状態に維持する。この結果、油を油分離器(51)
に溜めることができ、第1圧縮機(41)が起動した際、
油分離器(51)に溜まった油を確実に第1圧縮機(41)
に戻することができる。
前に均油開閉機構(55)を連通状態に保持するようにし
たために、起動不良を防止することができる。つまり、
第1圧縮機(41)の内部圧力を低下させると共に、油に
寝込んだ冷媒を除くことができるので、起動不良を防止
することができる。
共に、第2圧縮機(42)の最低容量運転が所定時間継続
すると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止し、第2圧
縮機(42)の運転容量を増大させるので、均油を正確に
行うことができる。つまり、上記第2圧縮機(42)の最
低容量運転時は、第2圧縮機(42)から冷媒回路(15)
に流出する油が少なく、第2圧縮機(42)に溜まる油が
多くなる。そこで、上記第2圧縮機(42)の容量を一旦
増大し、冷媒回路(15)に吐出する油を多くし、均油を
行うようにしている。
ている状態において、均油開閉機構(55)を遮断状態の
まま油戻し開閉機構(53)のみが所定の間隔で連通状態
と遮断状態とに切り換わるようにしているので、油を確
実に第2圧縮機(42)に戻すことができる。
し、第1圧縮機(41)のみが駆動しているときには、均
油開閉機構(55)を遮断状態のまま油戻し開閉機構(5
3)のみが所定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換
わるようにしたために、第2圧縮機(42)への高圧冷媒
の漏れを確実に防止することができる。
際、均油開閉機構(55)が遮断状態に保持されるように
したために、第1圧縮機(41)の油を第2圧縮機(42)
が吸入することが確実に防止される。
4)に油の冷却機構(56,57)を設けるようにすると、
第1圧縮機(41)及び第2圧縮機(42)の内部温度を低
下させることができる。この結果、圧縮機構(40)の信
頼性を向上させることができると共に、運転範囲の拡大
を図ることができる。更に、圧縮機構(40)の吸入冷媒
の日体積を小さくすることができるので、圧縮機能力の
向上を図ることができる。
基づいて詳細に説明する。
は、冷凍装置を構成し、冷房運転と暖房運転とを切り換
えて行うように構成されている。
トである1台の室外ユニット(11)と利用側ユニットで
ある2台の室内ユニット(12,13)とを備え、いわゆる
マルチ型に構成されている。また、上記空気調和装置
(10)は、冷媒回路(15)と制御手段であるコントロー
ラ(90)とを備えている。
3)を2台としている。これは一例であり、室内ユニッ
トの台数は、室外ユニット(11)の能力や用途に応じて
適宜定めればよい(1台の場合も含む)。
1つの室外回路(20)と、利用側回路である2つの室内
回路(60,65)と、連絡配管である液側連絡管(16)及
びガス側連絡管(17)とにより構成されている。該室外
回路(20)には、液側連絡管(16)及びガス側連絡管
(17)を介して2つの室内回路(60,65)が並列に接続
されている。
1)に収納されている。上記室外回路(20)は、圧縮機
構(40)と四路切換弁(21)と室外熱交換器(22)とレ
シーバ(23)と室外膨張弁(24)と液側閉鎖弁(25)と
ガス側閉鎖弁(26)とを備えている。
と第2圧縮機(42)が並列に接続され、いわゆるツイン
型圧縮機に構成されている。該第1圧縮機(41)及び第
2圧縮機(42)は、何れも高圧ドームの密閉型のスクロ
ール圧縮機である。つまり、上記第1圧縮機(41)及び
第2圧縮機(42)は、圧縮要素と該圧縮要素を駆動する
電動機とを、円筒状のハウジングに収納して構成されて
いる。
機(42)は、圧縮要素で圧縮された高圧ガス冷媒が一旦
高圧ドーム(密閉容器)内に吐出され、この高圧ドーム
内の高圧冷媒ガスが外部に吐出されるように構成されて
いる。更に、上記第1圧縮機(41)及び第2圧縮機(4
2)は、油(冷凍機油)が高圧ドームの底部に貯留され
ている。
定回転数で駆動される一定容量の圧縮機である。上記第
2圧縮機(42)は、電動機の回転数が段階的に又は連続
的に多段に変更される容量可変の圧縮機である。つま
り、上記第2圧縮機(42)は、インバータによって電動
機の回転数が制御されている。
の駆動及び停止と第2圧縮機(42)の容量変更とによっ
て、全体容量が可変に調整される。具体的に、圧縮機構
(40)に要求される能力が所定値を越えるまでは、先に
優先的に第2圧縮機(42)の容量を調整しながら1台で
運転し、その後、所定値を越えると第1圧縮機(41)も
起動した状態として2台で運転を行いながら第2圧縮機
(42)の容量を調整する。
吐出管(44)を備えている。該吸入管(43)は、その入
口端が四路切換弁(21)の第1のポートに接続され、そ
の出口端が2つの吸入枝管(43a,43b)に分岐されてい
る。該吸入枝管(43a,43b)が各圧縮機(41,42)の吸
入側に接続されている。尚、上記2つの吸入枝管(43
a,43b)は、互いに流通自在に構成されている。
吐出枝管(44a,44b)に分岐され、その出口端が四路切
換弁(21)の第2のポートに接続されている。上記吐出
枝管(44a,44b)が各圧縮機(41,42)の吐出側に接続
されている。該第1圧縮機(41)に接続される吐出枝管
(44a)には、吐出側逆止弁(45)が設けられている。
この吐出側逆止弁(45)は、第1圧縮機(41)から流出
する方向への冷媒の流通のみを許容する。
(51)と油戻し管(52)と均油管(54)とを備えてい
る。該油分離器(51)は、図2にも示すように、第1圧
縮機(41)と第2圧縮機(42)との吐出冷媒が合流して
流れる吐出管(44)の主管部分に設けられている。該油
分離器(51)は、圧縮機(41,42)の吐出冷媒から油を
分離するためのものである。上記油戻し管(52)の一端
は、油分離器(51)に接続され、他端は、第1圧縮機
(41)の吸入枝管(43a)に接続されている。上記油戻
し管(52)は、油分離器(51)で分離された油を、圧縮
機(41,42)の吸入側へ戻すためのものであって、油戻
し開閉機構である油戻し電磁弁(53)を備えている。該
油戻し電磁弁(53)は、油戻し管(52)を連通及び遮断
するように開閉する。
(41)に接続され、他端は、第2圧縮機(42)の吸入枝
管(43b)に接続されている。該均油管(54)は、各圧
縮機(41,42)のハウジング内に貯留される油の量を平
均化するためのものであって、均油開閉機構である均油
電磁弁(55)を備えている。つまり、上記均油管(54)
は、第1圧縮機(41)の貯留油が所定以上になると、余
剰の油を第2圧縮機(42)に供給するように構成されて
いる。上記均油電磁弁(55)は、均油管(54)を連通及
び遮断するように開閉する。
ガス側閉鎖弁(26)と配管接続され、その第4のポート
は、室外熱交換器(22)の上端部と配管接続されてい
る。上記四路切換弁(21)は、第1のポートと第3のポ
ートが連通し且つ第2のポートと第4のポートが連通す
る状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートと第
4のポートが連通し且つ第2のポートと第3のポートが
連通する状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わ
る。この四路切換弁(21)の切換動作によって、冷媒回
路(15)における冷媒の循環方向が反転する。つまり、
冷媒回路(15)は、冷媒の循環方向が可逆に構成されて
いる。
って、冷媒を貯留するためのものである。該レシーバ
(23)と熱源側膨張機構である上記室外膨張弁(24)と
は、整流回路(30)に設けられている。該整流回路(3
0)は、4つの逆止弁を有するブリッジ回路(31)と、
一方向にのみ冷媒が流れる一方向通路(32)とより構成
され、室外熱交換器(22)と液側閉鎖弁(25)との間に
設けられている。
うちの第1の接続端は、室外熱交換器(22)の下端部に
接続され、ブリッジ回路(31)の第2の接続端は、液側
閉鎖弁(25)に接続されている。
第4の接続端は、一方向通路(32)の両端が接続されて
いる。該一方向通路(32)は、上流側からレシーバ(2
3)と室外膨張弁(24)とが順に接続され、冷媒がレシ
ーバ(23)から室外膨張弁(24)に向かう方向にのみ流
れるように構成されている。
(22)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ
型熱交換器により構成されている。該室外熱交換器(2
2)は、冷媒回路(15)を循環する冷媒と室外空気とを
熱交換させる。
管(35)と均圧管(37)とが設けられている。該ガス抜
き管(35)の一端は、レシーバ(23)の上端部に接続さ
れ、他端は、吸入管(43)に接続されている。該ガス抜
き管(35)は、レシーバ(23)のガス冷媒を各圧縮機
(41,42)の吸入側へ導入するための連通路を構成して
いる。上記ガス抜き管(35)には、ガス抜き電磁弁(3
6)が設けられている。該ガス抜き電磁弁(36)は、ガ
ス抜き管(35)におけるガス冷媒の流れを断続するため
の開閉機構を構成している。
(35)におけるガス抜き電磁弁(36)とレシーバ(23)
の間に接続され、他端は、吐出管(44)に接続されてい
る。また、上記均圧管(37)には、その一端から他端に
向かう冷媒の流通のみを許容する均圧用逆止弁(38)が
設けられている。上記均圧管(37)は、空気調和装置
(10)の停止中に外気温が異常に上昇してレシーバ(2
3)の圧力が高くなりすぎた場合に、ガス冷媒を逃がし
てレシーバ(23)が破裂するのを防止するためのもので
ある。従って、空気調和装置(10)の運転中において、
均圧管(37)を冷媒が流れることはない。
ト(12,13)に1つずつ設けられている。具体的には、
第1室内回路(60)が第1室内ユニット(12)に収納さ
れ、第2室内回路(65)が第2室内ユニット(13)に収
納されている。
器である第1室内熱交換器(61)を備え、第2室内回路
(65)は、利用側熱交換器である第2室内熱交換器(6
6)を備えている。
熱交換器(66)は、クロスフィン式のフィン・アンド・
チューブ型熱交換器により構成されている。各室内熱交
換器(61,66)は、冷媒回路(15)を循環する冷媒と室
内空気とを熱交換させる。
弁(25)に接続されている。該液側連絡管(16)の他端
側は、2つに分岐され、第1の分岐管が第1室内回路
(60)における第1室内熱交換器(61)に接続され、第
2の分岐管が第2室内回路(65)における第2室内熱交
換器(66)に接続されている。上記ガス側連絡管(17)
の一端は、ガス側閉鎖弁(26)に接続されている。該ガ
ス側連絡管(17)の他端側は、2つに分岐され、第1の
分岐管が第1室内回路(60)における第1室内熱交換器
(61)に接続され、第2の分岐管が第2室内回路(65)
における第2室内熱交換器(66)に接続されている。
(70)が設けられている。該室外ファン(70)は、室外
熱交換器(22)へ室外空気を送るためのものである。一
方、第1,第2室内ユニット(12,13)には、それぞれ
室内ファン(80)が設けられている。該室内ファン(8
0)は、室内熱交換器(61,66)へ室内空気を送るため
のものである。
のセンサ等が設けられている。具体的に、上記室外ユニ
ット(11)には、室外空気の温度を検出するための室外
温度センサ(71)が設けられている。上記室外熱交換器
(22)には、伝熱管温度を検出するための室外熱交換温
度センサ(72)が設けられている。上記圧縮機構(40)
の吸入管(43)には、該圧縮機構(40)の吸入冷媒温度
を検出するための吸入温度センサ(73)と、圧縮機構
(40)の吸入冷媒圧力を検出するための低圧圧力センサ
(74)とが設けられている。また、上記圧縮機構(40)
の吐出管(44)には、該圧縮機構(40)の吐出冷媒温度
を検出するための吐出温度センサ(75)と、圧縮機構
(40)の吐出冷媒圧力を検出するための高圧圧力センサ
(76)及び高圧圧力スイッチ(77)とが設けられてい
る。
空気の温度を検出するための室内温度センサ(81)が1
つずつ設けられている。上記各室内熱交換器(61,66)
には、伝熱管温度を検出するための室内熱交換温度セン
サ(82)が1つずつ設けられている。各室内回路(60,
65)における室内熱交換器(61,66)の上端近傍には、
室内回路(60,65)を流れるガス冷媒温度を検出するた
めのガス側温度センサ(83)が1つずつ設けられてい
る。
類からの信号やリモコン等からの指令信号を受けて空気
調和装置(10)の運転制御を行うものである。具体的
に、上記コントローラ(90)は、室外膨張弁(24)の開
度調節、四路切換弁(21)の切換、ガス抜き電磁弁(3
6)の開閉操作を行う。また、上記コントローラ(90)
は、圧縮機構(40)の容量制御も行う。
を行う油制御手段(91)が設けられている。
と第2圧縮機(42)とが共に駆動している状態におい
て、油戻し電磁弁(53)と均油電磁弁(55)とが同期し
て所定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換わる油戻
し制御を行う。この油制御手段(91)の基本制御は、例
えば、油戻し電磁弁(53)と均油電磁弁(55)が共に開
口した開状態を10秒間行った後、油戻し電磁弁(53)
と均油電磁弁(55)が共に閉鎖した閉状態を20分間行
い、この動作が繰り返される。
器(51)の油を第1圧縮機(41)に油戻し管(52)を介
して一旦戻した後、該第1圧縮機(41)から均油管(5
4)を介して第2圧縮機(42)に戻すように制御する。
機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(41)が駆動
する前に油戻し制御を禁止する。つまり、この禁止制御
は、第1圧縮機(41)が駆動する前は、油戻し電磁弁
(53)と均油電磁弁(55)が共に閉鎖した閉状態に所定
時間維持する。
機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(41)が駆動
する直前に均油電磁弁(55)を連通状態に保持する駆動
直前制御を行う。つまり、この駆動直線制御は、均油電
磁弁(55)を10秒の間、開状態にして第1圧縮機(4
1)の内部圧力を低下させる。
機(41)と第2圧縮機(42)とが共に駆動しているとき
には、第2圧縮機(42)の最低容量運転が所定時間継続
すると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止し、第2圧
縮機(42)の運転容量を増大させる補正制御を行う。つ
まり、第2圧縮機(42)の最低容量運転時は、第2圧縮
機(42)から冷媒回路(15)に吐出する油が少なく、第
2圧縮機(42)に溜まる油が多くなる。そこで、上記油
制御手段(91)は、第2圧縮機(42)の容量を一旦増大
し、冷媒回路(15)に吐出する油を多くし、均油を行う
ようにしている。
機(42)のみが駆動している状態において、均油電磁弁
(55)を遮断状態のまま油戻し電磁弁(53)のみが所定
の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換わる低能力制御
を行う。つまり、この低能力制御は、第1圧縮機(41)
が停止してるので、均油電磁弁(55)を閉状態に保持す
る。
機(42)が異常停止し、第1圧縮機(41)のみが駆動し
ているときには、均油電磁弁(55)を遮断状態のまま油
戻し電磁弁(53)のみが所定の間隔で連通状態と遮断状
態とに切り換わる異常制御を行う。つまり、この異常制
御は、第1圧縮機(41)の内部が高圧状態であるので、
高圧ガス冷媒が第2圧縮機(42)に流れないように均油
電磁弁(55)を閉状態のままに保持する。
機(42)が起動する際、均油電磁弁(55)が遮断状態に
保持される起動制御を行う。つまり、この起動制御は、
第1圧縮機(41)が停止してるので、均油電磁弁(55)
を閉状態に保持する。
(10)は、冷媒回路(15)において冷媒が相変化しつつ
循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。また、上記
空気調和装置(10)は、冷媒回路(15)における冷媒の
循環方向を反転させることで冷房運転と暖房運転とを切
り換えて行う。
る冷却動作が行われる。この冷房運転時において、四路
切換弁(21)は、図1に実線で示す状態となる。室外膨
張弁(24)は所定の開度に調節され、ガス抜き電磁弁
(36)は閉鎖状態に保持され、油戻し電磁弁(53)及び
均油電磁弁(55)は適宜開閉される。これら弁操作は、
コントローラ(90)により行われる。
管(44)及び四路切換弁(21)を通って室外熱交換器
(22)に流れる。該室外熱交換器(22)において、冷媒
が室外空気へ放熱して凝縮する。この凝縮した冷媒は、
ブリッジ回路(31)及び一方向通路(32)を流れ、室外
膨張弁(24)で膨張して液側連絡管(16)を流れる。
内回路(60,65)に分かれ、各室内熱交換器(61,66)
において、室内空気から吸熱して蒸発する。つまり、室
内熱交換器(61,66)では、室内空気が冷却される。蒸
発した冷媒は、ガス側連絡管(17)を流れ、合流した後
に室外回路(20)に流入する。その後、冷媒は、四路切
換弁(21)を通過し、吸入管(43)を通って圧縮機構
(40)に戻る。このような冷媒の循環が繰り返される。
る加熱動作が行われる。この暖房運転時において、四路
切換弁(21)は、図1に破線で示す状態となる。室外膨
張弁(24)は所定の開度に調節され、油戻し電磁弁(5
3)及び均油電磁弁(55)は適宜開閉される。ガス抜き
電磁弁(36)は、加熱動作が行われている間は常に開放
状態に保持される。これら弁操作は、コントローラ(9
0)により行われる。
房運転時とは基本的に逆方向に流れる。つまり、冷媒
は、室内空気に放熱して凝縮し、室外空気から吸熱して
蒸発し、室内が加熱される。尚、冷媒の流れの詳細は省
略する。
0)の第1圧縮機(41)及び第2圧縮機(42)の油戻し
制御について説明する。
0)の起動は、第2圧縮機(42)から行われる。先ず、
A点において、第2圧縮機(42)を起動すると、油制御
手段(91)は、均油電磁弁(55)を遮断状態に保持して
起動制御を行う。つまり、現在は、第1圧縮機(41)が
停止してるので、均油電磁弁(55)を閉状態に保持す
る。
(最低周波数)から最高容量(最高周波数)まで空調負
荷に対応して制御する。その際、上記油制御手段(91)
は、図3のB点で示すように、均油電磁弁(55)を遮断
状態のまま油戻し電磁弁(53)のみを所定の間隔で連通
状態と遮断状態とに切り換わる低能力制御を行う。つま
り、現在、第1圧縮機(41)が停止してるので、均油電
磁弁(55)を閉状態に保持する。上記油戻し電磁弁(5
3)は、例えば、10秒開き、20分度閉じる動作を繰
り返す。
圧縮機(42)の内部の油(潤滑油)は、冷媒と共に吐出
管(44)に流出し、油分離器(51)で分離される。この
分離された油は、油戻し電磁弁(53)が開くと、油戻し
管(52)を通り、吸入管(43)から第2圧縮機(42)に
戻り、この油戻し動作が繰り返される。
(42)では容量が不足すると、第1圧縮機(41)の駆動
を開始する(図3のC点参照)。
縮機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(41)が駆
動する前に油戻し制御を禁止する(図3のD点参照)。
つまり、この禁止制御は、第1圧縮機(41)が駆動する
前は、油戻し電磁弁(53)と均油電磁弁(55)が共に閉
鎖した閉状態に所定時間維持する。
機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(41)を駆動
する直前において、均油電磁弁(55)を連通状態に保持
する駆動直前制御を行う(図3のE点参照)。つまり、
均油電磁弁(55)を10秒の間、開状態にして第1圧縮
機(41)の内部圧力を低下させる。
F点に示すように、第1圧縮機(41)と第2圧縮機(4
2)とが共に駆動している状態において、油戻し電磁弁
(53)と均油電磁弁(55)とが同期して所定の間隔で連
通状態と遮断状態とに切り換わる油戻し制御を行う。例
えば、油戻し電磁弁(53)と均油電磁弁(55)が共に開
口した開状態を10秒間行った後、油戻し電磁弁(53)
と均油電磁弁(55)が共に閉鎖した閉状態を20分間行
い、この動作が繰り返される。
縮機(42)の内部の油(潤滑油)は、冷媒と共に吐出管
(44)に流出し、油分離器(51)で分離される。油制御
手段(91)は、油分離器(51)の油を油戻し管(52)か
ら吸入枝管(43a)を介して第1圧縮機(41)に一旦戻
す。その後、該第1圧縮機(41)から均油管(54)を介
して第2圧縮機(42)に戻す。
とが共に駆動している状態において、油制御手段(91)
は、第2圧縮機(42)の最低容量運転が所定時間継続す
ると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止し、第2圧縮
機(42)の運転容量を増大させる補正制御を行う。つま
り、図5に示すように、ステップST1において、上記
第1圧縮機(41)が駆動し、第2圧縮機(42)が最低容
量で駆動している状態が20分継続したか否かが判定す
る。
0分継続するまで、上述の動作が繰り返される。一方、
上記第2圧縮機(42)の最低容量運転が20分継続する
と、ステップST1の判定がYESとなり、ステップS
T2に移り、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止し、第
2圧縮機(42)の運転容量を増大させる運転を5分間実
行する。つまり、第2圧縮機(42)の最低容量運転時
は、第2圧縮機(42)から冷媒回路(15)に吐出する油
が少なく、第2圧縮機(42)に溜まる油が多くなる。そ
こで、上記第2圧縮機(42)の容量を一旦増大し、冷媒
回路(15)に吐出する油を多くし、油分離器(51)など
の油量を多くし、均油を行う。
ST3に移り、元の状態に戻し、第1圧縮機(41)を駆
動し、第2圧縮機(42)を最低容量で駆動する。この動
作を繰り返す。
ると、油制御手段(91)は、図4のG点に示すように、
第1圧縮機(41)のみを駆動し、均油電磁弁(55)を遮
断状態のまま油戻し電磁弁(53)のみが所定の間隔で連
通状態と遮断状態とに切り換わる異常制御を行う(図3
のH点参照)。つまり、第1圧縮機(41)の内部が高圧
状態であるので、高圧ガス冷媒が第2圧縮機(42)に流
れないように均油電磁弁(55)を閉状態のままに保持す
る。上記油戻し電磁弁(53)は、例えば、10秒開き、
20分度閉じる動作を繰り返す。
形態によれば、第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)と
を共に高圧ドームで構成したために、COP(成績係
数)を向上させることができる。
機(42)とに吸い込まれた冷媒が圧縮機ドーム内の油と
熱交換することなく圧縮される。この結果、冷房運転時
において、吸入冷媒の熱量が油の冷却に使用されず、圧
縮された高圧冷媒が圧縮機ドーム内の油と熱交換して一
部が凝縮する。よって、冷房運転時のCOPが向上す
る。
(42)とが共に駆動している状態において、油戻し電磁
弁(53)と均油電磁弁(55)とが同期して所定の間隔で
連通状態と遮断状態とに切り換わるようにしたために、
油を第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とに確実に戻
すことができる。
ツイン型圧縮機では、2つの圧縮機ドームに均油管(5
4)を接続していた。しかしながら、この方式では、高
圧ドームの2台の圧縮機を備えた場合、油戻しを正確に
行うことができない。
(41)及び第2圧縮機(42)から流出した冷媒を油分離
器(51)で捕集し、この油分離器(51)の油を油戻し管
(52)から第1圧縮機(41)に一旦戻す。その後、該第
1圧縮機(41)の余剰の油を均油管(54)から第2圧縮
機(42)に戻し、油戻しを正確に行うようにしている。
は、油戻し電磁弁(53)と均油電磁弁(55)が共に閉鎖
した状態に維持する。この結果、油を油分離器(51)に
溜めることができ、第1圧縮機(41)が起動した際、油
分離器(51)に溜まった油を確実に第1圧縮機(41)に
戻することができる。
前に均油電磁弁(55)を連通状態に保持するようにした
ために、起動不良を防止することができる。つまり、第
1圧縮機(41)の内部圧力を低下させると共に、油に寝
込んだ冷媒を除くことができるので、起動不良を防止す
ることができる。
共に、第2圧縮機(42)の最低容量運転が所定時間継続
すると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止し、第2圧
縮機(42)の運転容量を増大させるので、均油を正確に
行うことができる。つまり、上記第2圧縮機(42)の最
低容量運転時は、第2圧縮機(42)から冷媒回路(15)
に吐出する油が少なく、第2圧縮機(42)に溜まる油が
多くなる。そこで、上記第2圧縮機(42)の容量を一旦
増大し、冷媒回路(15)に吐出する油を多くし、均油を
行うようにしている。
ている状態において、均油電磁弁(55)を遮断状態のま
ま油戻し電磁弁(53)のみが所定の間隔で連通状態と遮
断状態とに切り換わるようにしているので、油を確実に
第2圧縮機(42)に戻すことができる。
し、第1圧縮機(41)のみが駆動しているときには、均
油電磁弁(55)を遮断状態のまま油戻し電磁弁(53)の
みが所定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換わるよ
うにしたために、第2圧縮機(42)への高圧冷媒の漏れ
を確実に防止することができる。
際、均油電磁弁(55)が遮断状態に保持されるようにし
たために、第1圧縮機(41)の油を第2圧縮機(42)が
吸入することが確実に防止される。
分離器(51)の油を油戻し管(52)から第1圧縮機(4
1)に一旦戻し、該第1圧縮機(41)から均油管(54)
を介して第2圧縮機(42)に戻すようにしている。しか
しながら、図2の1点鎖線でに示すように、油戻し管
(52)及び均油管(54)に冷却機構である熱交換器(5
6,57)を設け、油を外気で冷却するようにしてもよ
い。
圧縮機(42)の内部温度を低下させることができる。こ
の結果、圧縮機構(40)の信頼性を向上させることがで
きると共に、運転範囲の拡大を図ることができる。更
に、圧縮機構(40)の吸入冷媒の日体積を小さくするこ
とができるので、圧縮機能力の向上を図ることができ
る。
のような構成としてもよい。つまり、本発明は、蒸気圧
縮式の冷凍サイクルを行う冷凍装置であれば、空気調和
装置以外であっても適用することが可能である。また、
本発明は、利用側ユニットとして空調機の室内ユニット
と冷蔵庫や冷凍庫を並列に接続したシステムにも適用可
能である。
路図である。
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 熱源ユニット(11)と利用ユニット(1
2,13)とが冷媒循環可能に接続されて成る冷媒回路(1
5)を備えた冷凍装置であって、 上記熱源ユニット(11)には、一定容量で運転される高
圧ドーム型の第1圧縮機(41)と、運転容量が多段に調
整される高圧ドーム型の第2圧縮機(42)とが並列に接
続されて成る圧縮機構(40)が設けられていることを特
徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 圧縮機構(40)の吐出側には、油分離器(51)が設けら
れ、該油分離器(51)と圧縮機構(40)の吸込み側との
間には、油分離器(51)で分離された油を圧縮機構(4
0)に戻す油戻し管(52)が接続され、該油戻し管(5
2)には、連通状態と遮断状態とに切り換わる油戻し開
閉機構(53)が設けられる一方、 第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)の吸込み側との間
には、第1圧縮機(41)に貯留された油が所定以上にな
ると、余剰の油を第2圧縮機(42)の吸込み側に供給す
る均油管(54)が接続され、該均油管(54)には、連通
状態と遮断状態とに切り換わる均油開閉機構(55)が設
けられていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とが共に駆動して
いるときには、油戻し開閉機構(53)と均油開閉機構
(55)とが同期して所定の間隔で連通状態と遮断状態と
に切り換わる油戻し制御を行うことを特徴とする冷凍装
置。 - 【請求項4】 請求項3において、 第2圧縮機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(4
1)が駆動する前には、油戻し制御を禁止することを特
徴とする冷凍装置。 - 【請求項5】 請求項3において、 第2圧縮機(42)が駆動している状態で第1圧縮機(4
1)が駆動する直前には、均油開閉機構(55)を連通状
態に保持することを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項6】 請求項3において、 第1圧縮機(41)と第2圧縮機(42)とが共に駆動して
いるときには、第2圧縮機(42)の最低容量運転が所定
時間継続すると、第1圧縮機(41)の駆動を一旦停止
し、第2圧縮機(42)の運転容量を増大させることを特
徴とする冷凍装置。 - 【請求項7】 請求項3において、 第2圧縮機(42)のみが駆動しているときには、均油開
閉機構(55)を遮断状態のまま油戻し開閉機構(53)の
みを所定の間隔で連通状態と遮断状態とに切り換えるこ
とを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項8】 請求項3において、 第2圧縮機(42)が異常停止し、第1圧縮機(41)のみ
が駆動しているときには、均油開閉機構(55)を遮断状
態のまま油戻し開閉機構(53)のみを所定の間隔で連通
状態と遮断状態とに切り換えることを特徴とする冷凍装
置。 - 【請求項9】 請求項3において、 第2圧縮機(42)が起動する際には、均油開閉機構(5
5)を遮断状態に保持することを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項10】 請求項2において、 油戻し管(52)には、油を冷却する冷却機構(56)が設
けられていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項11】 請求項2において、 均油管(54)には、油を冷却する冷却機構(57)が設け
られていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項12】 請求項2において、 油分離器(51)は、第1圧縮機(41)と第2圧縮機(4
2)との吐出冷媒が合流して流れる吐出管(44)の主管
部分に設けられていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項13】 請求項2において、 油戻し管(52)の圧縮機構(40)側の端部は、第1圧縮
機(41)に接続される吸入管(43)の吸入枝管(43a)
に接続されていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項14】 請求項13において、 第1圧縮機(41)に接続される吸入管(43)の吸入枝管
(43a)と第2圧縮機(42)に接続される吸入管(43)
の吸入枝管(43b)とは、相互に流通自在に構成されて
いることを特徴とする冷凍装置。
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