JP4082799B2 - ナビゲーション装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地までの道案内を行うナビゲーションの技術の改良に関するもので、より具体的には、道路と共に表示するランドマークなどの表示図形について、実際の道路に合わせてユーザが任意に追加、削除などの編集を行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
出発地から目的地までの道案内を行う技術として、カーナビゲーションなどと呼ばれるナビゲーションの技術が知られている。この技術では、どのような道路がどことどこを結んでいるかを表す地図情報を、予め地図データベースとしてCD−ROMなどの記憶媒体に登録しておき、現在地から、与えられた目的地までの望ましい経路をこの地図データベースに基づいて計算する。
【0003】
そして、ジャイロスコープや車速パルスなどを使った自立航法やGPSやFM多重などの電波航法で自車位置を逐次推定し、計算された前記経路と自車位置とを逐次画面上に表示するとともに、右左折地点などの進路を画面表示や合成音声などでユーザである運転者に案内する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような道路表示では、現在位置や右左折地点などの進路を確認しやすくするため、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、銀行などのランドマーク(地上の目標物)といった表示図形を、それらが存在する道路の位置に合わせて表示する。
【0005】
ところで、このようなガソリンスタンド、コンビニエンスストア、銀行といったランドマークについては、新設、移転、撤退などで、記憶媒体にデータとして保持されている地図情報の内容と実際の道路の状態とが食い違う場合も考えられる。
【0006】
しかしながら、従来では、これらの表示図形は、CD−ROMなどの記憶媒体に地図情報のデータとして保持されているものがそのまま表示され、ユーザが表示図形に対して削除や追加などの編集を行うことはできなかった。このため、実際とは異なった表示図形が地図に表示される可能性があり、より信頼性や安心感のあるナビゲーションの技術が潜在的に待ち望まれていた。
【0007】
なお、記憶媒体から修正用データを読み込むことで、CD−ROMなどに記録されている古いランドマークの情報を更新した内容で表示する技術は知られているが(特開平9−243380)、ユーザがナビゲーション装置単体で所望のランドマークを追加変更するといった自由な編集を可能にするものではなかった。
【0008】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、道路と共に表示するランドマークなどの表示図形を編集できるナビゲーションの技術を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上に述べた目的を達成するため、請求項1のナビゲーション装置は、道路の位置ごとにどのような表示図形を表示するかを表す表示図形情報を記憶する読み取り専用の第1の記憶手段と、前記表示図形情報に対する編集の内容を記録する読み書き可能な第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された表示図形情報を編集し、前記第2の記憶手段に記憶する編集手段と、編集によって変更された変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示する置換表示手段と、を備えたことを特徴とする。また、この発明は、請求項4に記載のように、ナビゲーション方法の発明として捉えることも可能である。
【0010】
以上のような態様では、ユーザは、表示されるランドマークなどの表示図形と実際の道路状況が食い違っているのに気がついたり、個人的なマークを表示させたいなどの場合、所望の位置に新しいランドマークを追加したり、所望のランドマークを変更したり削除するといった編集を行うことができる。このため、信頼性や安心感に富み、使い勝手に優れたナビゲーションの技術を提供することができる。
【0011】
また、編集前の表示図形情報が、CD−ROMのような書き換え不可能な第1の記憶媒体に記憶されていても、編集の内容をバッテリバックアップ付きメモリのような第2の記憶媒体に記憶しておくことができる。そして、表示の際には、第1の記憶媒体からワークメモリ上にコピーした表示図形情報を編集の内容に基づいて加工することで、編集後の内容で表示図形を表示することができる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記置換表示手段は、センサから得られる情報に基づいて計算される自車位置周辺の座標を含む地図データを前記第1の記憶手段から読み込み、前記第2の記憶手段に記憶された変更表示図形情報から、前記読み込んだ地図データにおける地図の範囲に含まれる変更表示図形情報をデータ群として読み出し、前記データ群に含まれる変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段から読み込んだ地図データに含まれる表示図形情報と比較し、表示図形情報と一致する変更表示図形情報があった場合に、当該変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示するように構成されたことを特徴とする。また、この発明は、請求項5に記載のように、ナビゲーション方法の発明として捉えることも可能である。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のナビゲーション装置において、前記置換表示手段は、表示しようとする範囲に対応する表示図形情報を前記第1の記憶手段からメモリにコピーし、メモリにコピーされた表示図形情報の位置座標と、前記第2の記憶手段に記録されている各編集の内容の位置座標とを比較することによって、編集によって追加された表示図形情報は前記メモリに新しく追加し、編集によって変更された表示図形情報については、前記メモリ上の表示図形情報を前記編集の内容に基づいた表示図形情報に置き換え、編集によって削除された表示図形情報は前記メモリから削除するように構成されたことを特徴とする。また、この発明は、請求項6に記載されるように、ナビゲーション方法の発明として捉えることも可能である。
【0014】
以上のような態様では、編集前の表示図形情報が、CD−ROMのような書き換え不可能な第1の記憶媒体に記憶されていても、編集の内容をバッテリバックアップ付きメモリのような第2の記憶媒体に記憶しておくことができる。そして、表示の際には、第1の記憶媒体からワークメモリ上にコピーした表示図形情報を編集の内容に基づいて加工することで、編集後の内容で表示図形を表示することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、この発明のナビゲーションシステムの実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を参照して具体的に説明する。まず、この実施形態は、いろいろなハードウェア装置と、ソフトウェアによって制御されるコンピュータとを使って実現される。この場合、そのソフトウェアは、この明細書の記載にしたがった命令を組み合わせることで作られ、上に述べた従来技術と共通の部分には従来技術で説明した手法も使われる。
【0016】
また、そのソフトウェアは、プログラムコードだけでなく、プログラムコードの実行のときに使うために予め用意されたデータも含む。そして、そのソフトウェアは、ナビゲーションシステムに組み込まれたCPU、各種チップセットといった物理的な処理装置を活用することでこの発明の作用効果を実現する。
【0017】
但し、この発明を実現する具体的なハードウェアやソフトウェアの構成はいろいろ変更することができる。例えば、回路の構成やCPUの処理能力に応じて、ある機能を、LSIなどの物理的な電子回路で実現する場合も、ソフトウェアによって実現する場合も考えられる。また、ソフトウェアを使う部分についても、ソフトウェアの形式には、コンパイラ、アセンブラなどいろいろ考えられる。また、この発明を実現するソフトウェアを記録した記憶媒体は、それ単独でもこの発明の一態様である。
【0018】
以上のように、コンピュータを使ってこの発明を実現する態様はいろいろ考えられるので、以下では、この発明や実施形態に含まれる個々の機能を実現する仮想的回路ブロックを使って、この発明と実施形態とを説明する。
【0019】
〔1.構成〕
まず、図1は、この実施形態の構成を示す機能ブロック図である。すなわち、この実施形態は、ナビゲーション制御装置20と、自車位置を知るための各種センサ24と、入力部25と、表示制御装置26と、ディスプレイ27と、を備えている。また、ナビゲーション制御装置20は、マイクロコンピュータを構成するCPU21と、RAM22と、ROM23と、を備えていて、このCPU21が上記のようなソフトウェアを実行することで、自車位置計算部211と、表示処理部212と、編集部213といった機能を実現している。
【0020】
このうち各種センサ24は、自立航法手段のセンサとして、車載コンピュータから送られてくる車速パルスや、自車の進行方向を表す方位信号をジャイロセンサから受け取ってデジタル信号に変換したり、また、電波航法手段のセンサとして、GPS衛星からの信号電波やFM多重による信号電波を取得する部分である。
【0021】
また、自車位置計算部211は、各種センサ24から送られてくる上記のような情報に基づいて自車の現在位置を検出する手段である。また、ROM23は、道路の位置ごとにどのような表示図形を表示するかを表す表示図形情報を記憶する手段であり、編集前の表示図形情報が記録された第1の記憶媒体である。具体的には、ROM23には、上記のようなソフトウェアのほか、どこにどのような道路が存在するかを記憶した地図データベースが格納されていて、この地図データベース中のデータとして、ランドマークなどの表示図形を表す表示図形情報が記録されている。
【0022】
また、編集部213は、上記のような表示図形情報を編集するための編集手段である。また、表示処理部212は、前記地図データベースに基づいて、自車の現在位置や周辺の道路などを表す地図の画像情報を作成する部分であり、ビデオ制御回路などの表示制御装置26及びCRTなどの映像装置であるディスプレイ27とともに、編集された表示図形情報に基づいて表示図形を表示する手段を構成している。
【0023】
また、入力部25は、表示図形を編集するための編集操作や、編集の対象とする位置を指定するといった操作のほか、例えば自車位置周辺以外の地図をディスプレイ27に表示したりといった各種操作や情報の入力を行うための部分である。
【0024】
そして、編集部213は、入力部25から送られてくる情報に基づいて、編集操作を検出する検出部214と、編集の対象とする位置すなわち位置座標の指定を受け付ける位置指定部215と、編集の種類の指定を受け付ける種類指定部216と、を備え、また、そのような編集操作が検出されると、指定された位置座標と種類とに基づいて表示図形情報を編集するように構成されている。
【0025】
そして、編集部213は、編集の種類として追加が指定された場合は、指定された位置に対応して新しい表示図形情報を追加し、編集の種類として変更又は削除が指定された場合は、指定された位置に最寄りの表示図形の表示図形情報について変更又は削除を行うように構成されている。
【0026】
また、RAM22は、ワークエリアなどの記憶領域を処理のために提供する役割を持つ他、バッテリバックアップを使って表示図形情報に対する編集の内容を記録しておく第2の記憶媒体の役割を持っている。なお、ナビゲーション制御装置20は、図示はしないが、現在位置から与えられた目的に至る経路を前記地図データベースに基づいて計算する経路計算手段など、他の手段としての役割も果たす。
【0027】
なお、経路計算としては、地図データベース内の各道路データに含まれる道路の区間の長さや交通規制、交差点の通過所要時間などを読み出し、現在位置から目的地までのルートごとに走行距離や時間などを計算することで最も望ましい経路を特定する、といった例が考えられる。
【0028】
〔2.作用〕
上に述べたように構成された本実施形態は次のように作用する。
〔2−1.表示図形情報の編集〕
まず、図2は、本実施形態において、地図データベースに含まれる表示図形情報を編集する処理手順を示すフローチャートである。なお、ランドマークを編集しようとするときは、ユーザは、入力部25において、例えばジョイスティックでカーソルを移動させることによって地図上の所望の地点を指定したうえ、リモコンの編集ボタンを押すなど、予め決められた編集操作を行えばよい。
【0029】
そして、編集部213は、ユーザがこのような編集操作を行ったことを検出すると、まず、指定された地点(指定地点と呼ぶ)の経緯度(D11と表す)を取得し(ステップ11)、続いて、ユーザに編集の種類を選択させる(ステップ12)。このような種類の選択は、例えば表示画面上のメニューから入力部25を通じて「新規」「変更」又は「削除」を選択させたり、音声認識技術を使って「しんき」「へんこう」といった命令語句を認識させることによって行うことができる。
【0030】
そして、変更又は削除が選択された場合は、指定地点周辺に位置しているランドマークのID群(D12と表す)を、地図データベースから検索して読み込む(ステップ13)。ここで、ランドマークのID(ランドマークIDと呼ぶ)は、ランドマークの種類を特定するコードであり、例えば異なったコードごとに、○○チェーンのコンビニエンスストア、○○銀行、○○石油のガソリンスタンドなどが対応しており、表示画面では、それらの会社のシンボルマークなどの表示に対応する。
【0031】
そして、これらID群D12のなかから、変更又は削除するランドマークのID(旧ランドマークIDと呼ぶ)とその経緯度(これらIDと経緯度とをあわせてD13と表す)を選択する(ステップ14)。この選択では、指定された位置に最も近いものを選択してもよいし、ユーザにそのような選択や変更をさせるようにしてもよい。一方、ステップ12において、ランドマークを「新規」に追加することが選択された場合は、取得した指定地点の経緯度(D11と表す)を編集対象として選択する(ステップ16)。
【0032】
このように編集の対象が選択されると、続いて、編集部213は新しいランドマークのID(D14と表す)を選択する処理を行う(ステップ17)。この処理では、具体的には、例えば編集の種類が「削除」のときは、削除を表す所定のID(削除用符号と呼ぶ)を編集部213が自動的に選択すればよい。
【0033】
また、ランドマークを変更したり新規に追加する場合は、表示画面に選択できる候補を一覧表示して、そのなかからカーソルで指したり、番号を発話させて音声認識で入力するなどして指定させればよい。このように新しく選択されたIDを新ランドマークIDと呼ぶ。また、ランドマークの新規追加の場合、旧ランドマークIDとしては、「ランドマークなし」を表す所定のIDや、ゼロのような意味を持たないIDを用いればよい。
【0034】
以上のような処理の結果、
(1)旧ランドマークの経緯度とID(D13)
(2)新ランドマークID(D14)
が揃うので、これらをバッテリバックアップ付きSRAMなどのRAM22に登録して編集処理を終了する(ステップ18)。
【0035】
ここで、図3は、このような編集内容を格納するためにRAM22上に設けられたランドマーク情報テーブルの構造を例示する概念図である。すなわち、この例では、編集の対象となった個々のランドマークごとに、1,2,3…nといった固有の番号と、項目11(経緯度)、項目12(旧ランドマークID)、項目13(新ランドマークID)が登録されている。
【0036】
なお、ここでは旧ランドマークの経緯度とID及び新ランドマークIDを、処理の最後にまとめてRAM22に登録する例を示したが、処理の途中でそれまでに得られた情報を順次RAM22に登録していってもよい。例えば、ステップ14において変更・削除するランドマークのID及び経緯度を項目11と12に書き込み、ステップ16では追加するランドマークの経緯度D11を項目11に書き込み、ステップ18では新ランドマークID(D15)を項目13に書き込むことが考えられる。
【0037】
〔2−2.編集された表示図形の表示〕
また、地図データベースに基づいて道路やランドマークを表示するときには、上記のような編集の内容を反映させるため、図4のフローチャートに例示するような処理手順が実行される。
【0038】
すなわち、表示処理部212は、各種センサ24からの情報に基づいて自車位置計算部211が計算した自車位置と、入力部25から得た表示縮尺などの情報に基づいて、自車位置周辺の座標を含む地図データを地図データベースから読み込み、一時的にRAM22内のワークエリアに格納する(ステップ20)。なお、このとき読み込む地図データには、道路の位置や幅、構造などを表すデータだけでなく、地図上に表示すべきランドマークのランドマークID群(D21と表す)も含まれる。
【0039】
続いて、RAM22に格納されている図3のランドマーク情報テーブルから、ステップ20で読み込んだ地図の範囲内に位置するランドマークにかかわるデータ群(D22と表す)を抜き出す(ステップ21)。そして、このように抜き出したデータ群D22のデータ数と同じ回数だけ、変数iを制御変数としてループ処理を繰り返し、そのループのなかで次のような処理を行う。
【0040】
つまり、まず、データ群D22中の任意のデータと、地図データベースから読み出したランドマークID群D21とを比較し、経緯度の同じものがあるかどうか調べる(ステップ22)。ここで、比較の対象となるデータ群D22中のデータは、ループが繰り返されるごとに変数iにともなって入れ替わるので、便宜上i又はデータiと表す。そして、このような比較の結果、同じ経緯度のものがあった場合、ランドマークID群D21のうち該当するランドマークID群をD23とする。
【0041】
そして、この該当するランドマークID群D23に含まれるランドマークIDが複数であれば(ステップ23)、データiの旧ランドマークID12(図3)と、該当するランドマークID群D23に含まれる各ランドマークIDを比較し、一致するものがあるかどうか検索する(ステップ24)。
【0042】
この比較の結果、一致するものがなければループの終端に進み、次のデータiについて判断を行うが、ステップ23において該当するランドマークIDが1つだけだった場合と、ステップ24において一致するランドマークIDがあった場合は、そのランドマークIDは編集されていることになる。このため、その唯一のランドマークID(ステップ23)又は一致したランドマークID(ステップ24)に置き換える形で、データiに含まれる新ランドマークIDをRAM22のワークエリアに書き込む(ステップ25)。
【0043】
なお、ステップ22において、経緯度が同じものがなく、そのデータiの旧ランドマークID12が「ランドマークなし」を表すものである場合は(ステップ26)、そのデータiは編集によって新規追加されたランドマークを表すので、データiの新ランドマークID13を、ランドマークID群D21が置かれているRAM22のワークエリアに新規追加する(ステップ27)。
【0044】
そして、以上のような内容のループ処理が全てのデータiについて終了すると、RAM22には編集内容が反映された表示図形情報が用意された状態となるので、この表示図形情報に基づいてディスプレイ27上に地図を表示する。具体的には、例えば、個々のランドマークIDについて、ROM23に予め用意したブランドマーク、企業シンボルや、交番、駅、学校などの図案化した画像データのテーブルと関連づけておき、地図表示の際は、このテーブルを参照することで、ランドマークIDに対応する画像データをディスプレイ27に表示すればよい。
【0045】
また、鳥瞰図の形式で地図表示をする場合は、建物などのランドマークについて、視点位置に応じた概形で表示するようにしてもよい。
【0046】
〔3.効果〕
以上のように、この実施形態では、ユーザは、表示されるランドマークなどの表示図形と実際の道路状況が食い違っているのに気がついたり、個人的なマークを表示させたいなどの場合、所望の位置に新しいランドマークを追加したり、所望のランドマークを変更したり削除するといった編集を行うことができる。これによって、固定されたデータとしての地図情報に含まれるランドマークなどの表示図形を、最新の現状に合わせて変更することができ、信頼性や安心感に富み、使い勝手に優れたナビゲーションの技術を提供することができる。
【0047】
また、この実施形態では、ジョイスティックなどのポインティングデバイスで位置を指定し、編集操作を行うという自然な流れの操作で容易に編集を行うことができるので、編集が効率化される。また、本実施形態では、編集の種類として追加、変更又は削除の別を指定するだけで、追加のときは指定された位置に表示図形を追加でき、変更又は削除のときは最寄りの表示図形が編集の対象となるので、効率的に編集を行うことができる。
【0048】
なお、この実施形態を適用する具体例として、次のような例を挙げることができる。例えば、ユーザがある経路を運転したところ、ランドマークであるC銀行の店舗が実際にはS銀行の店舗に変わっていたとする。この場合、ユーザは、該当するC銀行の位置を指定して「変更」を選択し、表示画面の一覧からS銀行のシンボルマークや名称を選択すると、以降は、C銀行に代わってS銀行のシンボルマークが表示されるようになる。
【0049】
同様に、例えば新しくできたコンビニエンスストアのマークを地図上に追加したり、逆に撤退してなくなったガソリンスタンドのマークを削除して表示させないようにしたり、さらに、自分や家族にわかりやすいような目標物を、予め決められた星印などのマークで追加することで使い勝手を向上させることもできる。
【0050】
また、本実施形態では、編集前の表示図形情報が、ROMやCD−ROMのような書き換え不可能な第1の記憶媒体に記憶されていても、編集の内容をバッテリバックアップ付きメモリのような第2の記憶媒体に記憶しておくことができる。そして、表示の際には、第1の記憶媒体からワークメモリ上にコピーした表示図形情報を編集の内容に基づいて加工することで、編集後の内容で表示図形を表示することができる。
【0051】
〔4.他の実施の形態〕
なお、この発明は上に述べた実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施の形態も含むものである。例えば、本発明は自動車だけでなく二輪車などのナビゲーションに適用することも可能である。また、上記実施形態では、表示図形の具体例としてランドマーク、具体的にはコンビニエンスストア、銀行、ガソリンスタンドなどを挙げたが、表示図形はこれらには限定されず、役所や道路表示などどのような内容にしてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、表示図形情報自体は変更できず、変更の内容を別の記憶媒体であるRAMに保存する例を示したが、表示図形情報がフラッシュメモリのような書き換え可能な記憶媒体に記憶されている場合は、表示図形情報自体を編集するようにしてもよい。また、各種データの形式も上記実施形態において図3などに示したものには限定されず、適宜変更することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、道路と共に表示するランドマークなどの表示図形を編集できるので、実情に合った的確なナビゲーションを行う、使い勝手の優れたナビゲーションの技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態において、表示図形情報を編集する処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の実施形態において、RAM上に置かれるランドマーク情報テーブルの形式を示す概念図。
【図4】本発明の実施形態において、編集内容が反映された表示図形情報を表示する処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
20…ナビゲーション制御装置
21…CPU
22…RAM
23…ROM
24…各種センサ
25…入力部
26…表示制御装置
27…ディスプレイ
211…自車位置計算部
212…表示処理部
213…編集部
214…検出部
215…位置指定部
216…種類指定部
S…手順の各ステップ
Claims (6)
- 道路の位置ごとにどのような表示図形を表示するかを表す表示図形情報を記憶する読み取り専用の第1の記憶手段と、
前記表示図形情報に対する編集の内容を記録する読み書き可能な第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された表示図形情報を編集し、前記第2の記憶手段に記憶する編集手段と、
編集によって変更された変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示する置換表示手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記置換表示手段は、
センサから得られる情報に基づいて計算される自車位置周辺の座標を含む地図データを前記第1の記憶手段から読み込み、
前記第2の記憶手段に記憶された変更表示図形情報から、前記読み込んだ地図データにおける地図の範囲に含まれる変更表示図形情報をデータ群として読み出し、
前記データ群に含まれる変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段から読み込んだ地図データに含まれる表示図形情報と比較し、
表示図形情報と一致する変更表示図形情報があった場合に、当該変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。 - 前記置換表示手段は、
表示しようとする範囲に対応する表示図形情報を前記第1の記憶手段からメモリにコピーし、メモリにコピーされた表示図形情報の位置座標と、前記第2の記憶手段に記録されている各編集の内容の位置座標とを比較することによって、編集によって追加された表示図形情報は前記メモリに新しく追加し、編集によって変更された表示図形情報については、前記メモリ上の表示図形情報を前記編集の内容に基づいた表示図形情報に置き換え、編集によって削除された表示図形情報は前記メモリから削除するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。 - 道路の位置ごとにどのような表示図形を表示するかを表す表示図形情報を記憶する読み取り専用の第1の記憶手段と、前記表示図形情報に対する編集の内容を記録する読み書き可能な第2の記憶手段と、を備えたコンピュータを用いて行うナビゲーション方法であって、
前記コンピュータは、
前記第1の記憶手段に記憶された表示図形情報を編集し、前記第2の記憶手段に記憶する編集処理と、
編集によって変更された変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示する置換表示処理と、を実行することを特徴とするナビゲーション方法。 - 前記置換表示処理は、
センサから得られる情報に基づいて計算される自車位置周辺の座標を含む地図データを前記第1の記憶手段から読み込み、
前記第2の記憶手段に記憶された変更表示図形情報から、前記読み込んだ地図データにおける地図の範囲に含まれる変更表示図形情報をデータ群として読み出し、
前記データ群に含まれる変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段から読み込んだ地図データに含まれる表示図形情報と比較し、
表示図形情報と一致する変更表示図形情報があった場合に、当該変更表示図形情報を、前記第1の記憶手段に記憶された前記変更表示図形情報に対応する表示図形情報に置き換えて表示するものであることを特徴とする請求項4記載のナビゲーション方法。 - 前記置換表示処理は、
表示しようとする範囲に対応する表示図形情報を前記第1の記憶手段からメモリにコピーし、メモリにコピーされた表示図形情報の位置座標と、前記第2の記憶手段に記録されている各編集の内容の位置座標とを比較することによって、編集によって追加された表示図形情報は前記メモリに新しく追加し、編集によって変更された表示図形情報については、前記メモリ上の表示図形情報を前記編集の内容に基づいた表示図形情報に置き換え、編集によって削除された表示図形情報は前記メモリから削除するものであることを特徴とする請求項4又は5に記載のナビゲーション方法。
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