JP4082114B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンセント等の接続装置を用いて電気機器に電力を供給する電源システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直流若しくは交流の入力電源を交流若しくは直流に変換し、その変換した電力をコンセントやプラグのような接続装置を通じて電気機器へ供給する電源システムとしては、例えば、図14に示す構成のものがある。
【0003】
図14のシステムは、入力電源1と、電源装置2の出力部に接続される電気機器接続用の接続装置たるコンセント3とで構成される。
【0004】
ここで電源装置2は、例えばバッテリーや燃料電池、太陽電池などの直流電源からなる入力電源1の電力を入力して、商用周波の交流電力に変換する電力変換部4を備えたインバータ装置であるが、入力電源1として交流電源を用い、交流電力を直流電力に変換する電力変換部を備えた装置の場合もある。
【0005】
さて電力変換部4には、コンデンサやコイル、半導体スイッチング素子、ダイオードなどの部品が使用されており、この電力変換部4の制御を行う制御回路部5には、電力変換部4に用いる半導体スイッチング素子のゲート部を制御するためのゲート指令生成部50、ドライブ回路51、また電圧や電流のフィードバック制御をしたり保護動作をするための電圧検出部52、電流検出部53、更に制御用電源部(図示せず)等で構成される。
【0006】
このような電源装置2において上述のように電源装置2が直流電源を商用周波の交流に変換する電力変換部4を備える場合、コンセント3として図15に示すような電気機器6の電源キャップ7の電源極用接続子(以下接続栓刃と言う)71,71及びアース極用接続子(以下接続栓刃と言う)70を差し込み口3a,3b,3cを介して対応する電源極用受け端子(以下刃受け金具と言う)30,30,アース極用受け端子(以下刃受け金具と言う)31に差し込む所謂電源コンセントを用いることが多く、代表的なものとしては、UPS装置や太陽光発電用インバータ装置、車載用AC100V出力装置などがある。
【0007】
また図16のように電源装置2内に電力変換部4の出力とコンセント3との間に開閉接点80,80を挿入した電磁開閉器8を設けるとともに、電力変換部4の出力電圧が過大な電圧となったことを検出する過電圧検出部54と、出力電流が過大な電流となったことを検出する過電流検出部55と、これら検出部54、55の検出を受けて励磁コイル81への励磁電流を停止して電磁開閉器8を開極動作させる開閉器制御部56とを制御回路部5に備えたものや、更に図17のように漏電発生時に流れる不平衡電流を検出する零相変流器9を設けるとともに、制御回路部5に零相変流器9の出力から漏電を検出する漏電検出回路10を備えたものもある。
【0008】
図16の場合、過電圧検出部54や過電流検出部55の検出を受けて過電圧発生時や過電流が流れたときに、開閉器制御部56が電磁開閉器8を開極動作させてその開閉接点80,80を開離させ、電力変換部4とコンセント3との間の通電を遮断するものである。
【0009】
図17の場合は、図16の構成に加えて、零相変流器9の検出出力から漏電検出回路57が漏電を検出し、その漏電検出出力により開閉器制御部56が電磁開閉器8を開極動作させてその開閉接点80,80を開離させ、電力変換部4とコンセント3との間の通電を遮断することもできるようになっている。
【0010】
ところで上述の従来システムでは、電源装置2が動作中には、仮に電気機器6の電源キャップ7の接続栓刃71,71,70が接続装置たるコンセント3の差し込み口3a,3b,3cに差し込まれていない場合でも、常にコンセント3の電源極用受け端子(以下刃受け金具という)30,30には電圧が印加された状態にある。これは、図18のような一般の商用電源1’に接続されるコンセント3でも同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図14乃至18のような従来の構成の場合、コンセント3に電気機器6の電源キャップ7の接続栓刃71,71,70が接続されていない場合でも、電源装置2が動作している時はコンセント3の電源極用の刃受け金具30,30には電圧が印加されており、そのため例えば子供のいたずらなどの何らかの原因で、クリップのような金属物がコンセント3の電源極側差し込み口3a,3bに差し込まれると感電や極間短絡による発火、火傷などが発生する恐れがある。
【0012】
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、電源キャップが接続装置に接続されない限り接続装置の電源極用の受け端子が充電部とならない安全な電源システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために請求項1の発明では、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
前記受け端子の少なくとも一つに、前記電源キャップの対応する接続子が接続されると作動するスイッチ手段を備え
記制御回路部には前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧を前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする
【0014】
求項の発明では、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
前記電源キャップに設けられるアース極用接続子が挿入接続される前記接続装置のアース極用の受け端子を互いに絶縁された複数の端子片で構成し、これら端子片と、アース極用の受け端子に挿入接続されたときに前記複数の端子片に接触してこれら端子片間を同一電位に導通させる前記電源キャップのアース極用接続子とで機能するスイッチ手段を備え、
前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする。
【0015】
請求項の発明では、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
前記電源キャップに設けられる少なくとも一つの接続子に対応する接続装置の受け端子に、当該接続子が挿入接続されたときに当該接続子で押圧駆動される機械スイッチからなるスイッチ手段を備え、
前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電源システムを実施形態により説明する。
【0017】
(実施形態1)
図1は本実施形態のシステム構成を示し、図2は本実施形態に用いる接続装置たるコンセント3の構成を示す。
【0018】
ここで本実施形態に用いるコンセント3は、図示するようにアース極用接続栓刃70付きの電源キャップ7に対応したもので、電源極用刃受け金具30,30と、アース用刃受け金具31を備えている。そしてアース用刃受け金具31は互いに絶縁された一対の端子片31a、31bにより構成され、端子片31a,31b間に電源キャップ7のアース極用接続栓刃70が挿入されるとアース極用接続栓刃70を通じて両端子片31a、31bが導通する構成となっている。つまり端子片31a、31b、アース極用接続栓刃70とでスイッチ手段S0を構成する。
【0019】
電源装置2は商用電源からなる入力電源1の交流を直流に変換する電力変換部4及び制御回路部5を備えたもので、入力電源1とともに電源を構成する。そして図1に示すように電力変換部4を制御する制御回路部5内に設けた各部へ動作電源+Vを供給する制御用電源部58の正極側出力を抵抗Rを通じてコンセント3のアース極用刃受け金具31の一方の端子片31aと、ノットゲートNTの入力端とに夫々接続し、負極側出力をグランドに接続してある。また交流を直流に変換する電力変換部4の半導体スイッチング素子(図示せず)を駆動するドライブ回路51を通じて半導体スイッチング素子の駆動信号を与えるためのゲート指令生成部50の出力を、ドライブ回路51の入力端に出力を接続したアンドゲートANDの一方の入力端に接続してある。アンドゲートANDは他方の入力端に前記ノットゲートNTの出力を接続しており、二つの入力の論理積をとるようなっている。
【0020】
尚制御回路部5には図示していないが、従来と同様にフィードバック制御のための電圧検出部、電流検出部を備え(図14参照)、また過電圧検出部、過電流検出部による保護機能を備えている(図16参照)。
【0021】
而して、コネクタ3の差し込み口3a〜3cに電源キャップ7の電源極用接続栓刃71,71及びアース極用接続栓刃70を差し込み接続しない状態では、ノットゲートNTの入力は”H”レベルで、その出力は”L”レベルとなっている。
【0022】
そのためアンドゲートANDの出力は”L”レベルとなり、ゲート指令生成部50からの出力はドライブ回路51で”L”レベルとなり、そのため電力変換部4は出力を零Vとした状態となる。従ってコンセント3の電源極側刃受け金具30,30間には電力変換部4の出力電圧が印加されない。そのため電源キャップ7を差し込み接続しない状態で、コンセント3の電源極側の差し込み口30a、30bに金属物が差し込まれても感電や極間短絡による発火、火傷などが発生する恐れが無い。
【0023】
次に電源キャップ7の接続栓刃70,71,71がコンセント3に接続されると、電源キャップ7のアース極用接続栓刃70がアース用刃受け金具31の両端子片31a、31b間に介在して両端子片31a、31bを電気的に接続する。つまりスイッチ手段S0が作動することになる。
【0024】
これによりノットゲートNTは入力端が端子片31a,アース極用接続栓刃70,端子片31bの経路を介してグランドに接続され、その出力が”H”レベルとなる。これによりアンドゲートANDを通じてゲート指令生成部50のゲート指令信号がドライブ回路51で”H”レベルとなり、そのため電力変換部4は動作を開始し、その変換出力電圧をコンセント3の電源極側刃受け金具30,30間に印加する。つまりノットゲートNT及びアンドゲートANDが通電制御手段として機能することになる。
【0025】
その結果電気機器6は電源キャップ7を通じて電力の供給を電源装置2から受けることになる。
【0026】
尚本実施形態では電力変換部4として直流−交流の電力変換部を用いた場合について説明したが、入力電源1が交流の場合には交流−直流の電力変換部が用いられることになる。つまり入力電源1,電力変換部4の構成は実施形態の構成に特に限定されるものではない。以下に説明する実施形態及び参考例の場合も同様である。
【0027】
またアース用刃受け金具31は電源装置2が電気機器6へ供給する電源のグランドに対して接続されている。
【0028】
(実施形態2)
前記実施形態1では、コンセント3のアース極用刃受け金具31の端子片31a、31b間に電源キャップ7のアース極用接続栓刃70が接続挿入された際に接続栓刃70を端子片31a、31b間が導通し、この導通があると制御回路部5の制御の下で電力変換部4が動作を開始するものであったが、本実施形態はコンセント3の各刃受け金具30,30,31内に接続栓刃71,71,70が挿入されたときに作動する3つのスイッチ手段S1〜S3を図3に示すように設け、これらスイッチ手段S1〜S3の直列回路が導通したときに実施形態1と同様に制御回路部5内の上述したアンドゲートAND、ノットゲートNTからなる通電制御手段の働きにより電力変換部4を動作させるようにしたものである。
【0029】
つまり本実施形態では電源キャップ7の全ての接続栓刃71,71,70がコンセント3の刃受け金具30,30,31に確実に挿入接続された時に初めて電力変換部4を動作させるため、コンセント3の1極又は2極の差し込み口に誤って或いは悪戯で何かが差し込まれても電力変換部4が動作しないため、安全性がより高い。
【0030】
尚スイッチ手段S1〜S3以外は実施形態1と同じであるので同じ構成要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
【0031】
スイッチ手段S1〜S3の具体例としては図4に示すように、例えば刃受け金具30の底部に絶縁体41を上下動自在に貫挿装着し、刃受け金具30の底部と絶縁体41の頭部41aとの間に縮設しているコイルばね42で常時絶縁体41を上方向(差し込み口方向)へ付勢し、接続栓刃71が刃受け金具30に挿入接続されていない状態では絶縁体41の下端面に設けた可動接点板43を、下方に配置している絶縁板45に設けられた一対の固定接点44、44から開離させる構成となっており、接続栓刃71が刃受け金具30に挿入接続されると、接続栓刃71の先端で絶縁体41が下方に押し下げられ、可動接点板43が固定接点44,44に接触して固定接点44,44間を導通させるスイッチを構成するのである。図4中46は刃受け金具用の接続端子、47,47はスイッチ出力用端子である。
【0032】
また刃受け金具31側のスイッチ手段S3の構成も同様な構成となっている。
【0033】
スイッチ手段S1〜S3を、例えば接続栓刃70,71で遮光されることで挿入接続を検知する光学的スイッチで構成しても良い。
【0034】
アース用刃受け金具31では接続端子46を用いて電力変換部4が電気機器6へ供給する電源のグランドに対して接続される。勿論光学的スイッチを利用する場合にもアース用刃受け金具31では電力変換部4が電気機器6へ供給する電源のグランドに対して接続される。
【0035】
また本実施形態では、3つの刃受け金具に対応してスイッチ手段S1〜S3を設けている構成であるが、何れか1つ又は2つの刃受け金具にスイッチ手段を設ける構成でも良い。勿論設けるスイッチ手段の数が多いほど安全性は高まる。機械的スイッチ(光学的スイッチ)を用いる以下の参考例でも同様である。
【0036】
参考例1
前記実施形態1,2は電源キャップ3の接続をスイッチ手段S0或いはS1〜S3が作動したことで検知し、その検知出力により電源装置2の制御回路部5が電力変換部3を動作させる構成であるが、本参考例では、電源装置2の出力とコンセント3の電源極用刃受け金具30,30とを接続する電路に直列挿入した電磁開閉器8の開閉接点80,80を電源キャップ7の接続時のみ閉じさせるようにしたものである。
【0037】
つまり図5に示すように電源装置2の電力変換部4の出力をコンセント3へ供給する電路に開閉接点80,80を直列挿入するとともに、駆動コイル81の一端を電力変換部4の非アース側出力極に抵抗R0を介して接続し、他端をコンセント3のアース極用刃受け金具31へのアース極用接続栓刃70の挿入接続を検知してオンするスイッチ手段S0を介して電力変換部4のアース側出力極に接続する構成となっている。
【0038】
ここでスイッチ手段S0としては実施形態1の図2に示すように刃受け金具31を一対の端子片31a、31bで構成しアース極用接続栓刃70が挿入接続されることで両端子片31a、31bが導通する構成を用いる。
【0039】
而して本参考例では、電源キャップ7がコンセント3に接続されない状態では、電源装置2の電力変換部4は動作しているものの、電磁開閉器8が開閉接点80,80を開いている開極状態にあるため、電力変換部4の出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0040】
次に電源キャップ7の各接続栓刃71,71,70が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具30,30,31に挿入接続され、前記刃受け金具31の端子片31a,31b間が導通すると、電磁開閉器8の駆動コイル81に抵抗R0を介して励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4の変換出力電圧がコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、そのため電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が開始可能となる。つまり電磁開閉器8が通電制御手段として機能する。
【0041】
尚本参考例を車載用電源システムとして用いる場合、電磁開閉器8とコンセント3とを一つの筐体に組み込んで、ユニット化し、例えば電源装置2を車内床やトランク内に設け、ユニットを電気機器6を使用しやす場所に設けるようにしても良い。
【0042】
参考例2
前記参考例1では電磁開閉器8の開閉接点80、80を電力変換部4の出力側に挿入するとともに、駆動コイル81の駆動電力を電源装置2の電力変換部4の出力で得る構成であったが、本参考例は入力電源1に対応した、つまり直流であれば直流用、交流であれば交流用の電磁開閉器8を用いて、図6に示すように入力電源1と電力変換部2の入力端との間の電路に開閉接点80,80を挿入し、駆動コイル81の一端を入力電源1の非アース側出力極に抵抗R0を介して接続し、他端をコンセント3のアース極側の刃受け金具31側のスイッチ手段S0(参考例1のスイッチ手段S0と同じ構成)を介して入力電源1のアース側出力極に接続してある。コンセント3のアース極側の刃受け金具31側のスイッチ手段の構成は参考例1の構成と同様な構成を用いる。
【0043】
而して本参考例では、電源キャップ7をコンセント3に接続しない状態にあっては、駆動コイル81には励磁電流が流れないため、電磁開閉器8はその開閉接点80,80を開いている開極状態にある。従って電源装置2の電力変換部4は変換出力電圧を発生せず、そのため電力変換部4の変化出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0044】
次に電源キャップ7の各接続栓刃71,71,70が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具30,30,31に挿入接続され、前記刃受け金具31の端子片31a,31b間が導通すると、電磁開閉器8の駆動コイル81に抵抗R0を介して励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4が変換出力電圧を発生し、その変換出力電圧はコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、そのため電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0045】
参考例3
参考例1では電磁開閉器8の駆動コイル81に電力変換部4の出力を、また参考例2では入力電源1の出力を夫々スイッチ手段S0を介して接続して電磁開閉器8を駆動する構成としていたが、本参考例では、図7に示すように電源装置2内に電磁開閉器8を設けるとともに、電源装置2の起動や停止の動作、更には保護機能(図示せず)の動作に対応して電磁開閉器8の駆動信号をオン/オフする開閉器制御部56を制御回路部5内に設け、この開閉器制御部56の駆動信号出力端の内の非アース側出力端に抵抗R0を介して駆動コイル8の一端に接続し、駆動コイル8の他端をコンセント3のアース極用の刃受け金具31に設けるスイッチ手段を介してグランドに接続し、グランドを介して開閉器制御部56の駆動信号出力端の内のアース側出力端に接続したものである。尚開閉接点80,80は参考例1と同様に電力変換部4からコンセント3への電路に直列挿入している。またコンセント3のアース極用の刃受け金具31に設けるスイッチ手段の構成は参考例1に準ずるものとする。尚電磁開閉器8は電源装置2外に設けても良い。
【0046】
而して本参考例では、保護機能が動作せず、電源装置2が正常動作状態にあるときには開閉器制御部56からは駆動信号が出力されているものの、電源キャップ7がコンセント3に接続されない状態では、電磁開閉器8の駆動コイル81には駆動信号による励磁電流が流れず、そのため電磁開閉器8は開閉接点80,80を開いている開極状態にある。従って電力変換部4の変換出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0047】
次に電源キャップ7の各接続栓刃71,71,70が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具30,30,31に挿入接続され、前記刃受け金具31の端子片31a,31b間が導通すると、電磁開閉器8の駆動コイル81には開閉器制御部56の駆動信号によって励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4の変換出力電圧がコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0048】
一方電源装置2の保護機能が働くか或いは、運転停止状態となると、開閉器制御部56は駆動信号の出力を停止する。そのため電源キャップ7がコンセント3に接続されている状態にあっても、電磁開閉器8は励磁電流が無くなるため開極動作してその開閉接点80,80を開き、電気機器6側への通電を停止する。
【0049】
尚電磁開閉器8の開閉接点80,80の挿入位置を入力電源1と電源装置2との間に挿入しても良い。この開閉接点80,80の挿入位置は以下の開閉器制御部56を設ける何れの参考例にも適用できる。
【0050】
参考例4
前記参考例1では電磁開閉器8の駆動コイル81の励磁電流供給路にコンセント3のアース極用の刃受け金具31に付加するスイッチ手段(端子片31a,31b間の導通をアース極用接続栓刃70の接続挿入によってオンするスイッチ手段S0)を挿入する構成であったが、本参考例では、図4で示す構成のスイッチ手段S1〜S3を実施形態2の場合と同様に図8に示すようにコンセント3の各刃受け金具30,30,31に付設して、これらスイッチ手段S1〜S3の直列回路を電磁開閉器8の駆動コイル81の励磁電流供給路に挿入したものである。勿論スイッチ手段S1〜S3に実施形態2で説明したような光学的スイッチを用いても良い。
【0051】
而して本参考例では、電源キャップ7の接続栓刃71,71,70がコンセント3に接続されない状態では、電源装置2の電力変換部4は動作しているものの、電磁開閉器8が開閉接点80,80を開いている開極状態にあるため、電力変換部4の変換出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0052】
次に電源キャップ7の各接続栓刃71,71,70が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具30,30,31に挿入接続され、各スイッチ手段S1〜S3がオンすると、電磁開閉器8の駆動コイル81に抵抗R0を介して励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4の変換出力電圧がコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0053】
参考例5
参考例は、参考例2におけるコンセント3の刃受け金具31のスイッチ手段に替えて、図9に示すように参考例4と同様なスイッチ手段S1〜S3を採用したものである。その他の構成は参考例2に準ずる。
【0054】
而して本参考例では、電源キャップ7をコンセント3に接続しない状態にあっては、駆動コイル81には励磁電流が流れないため、直流用の電磁開閉器8はその開閉接点80,80を開いている開極状態にある。従って電源装置2の電力変換部4は変換出力を発生せず、そのため電力変換部4の出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0055】
次に電源キャップ7の各接続栓刃70,71,71が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具31,30、30に挿入接続され、スイッチ手段S1〜S3がオンすると、電磁開閉器8の駆動コイル81に抵抗R0を介して励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4が変換出力電圧を発生し、その変換出力電圧がコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、そのため電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0056】
参考例6
参考例は、参考例3におけるコンセント3の刃受け金具31のスイッチ手段に替えて、図10に示すように参考例4と同様なスイッチ手段S1〜S3を採用したものである。その他の構成は参考例3に準ずる。
【0057】
而して本参考例では、保護機能が動作せず、電源装置2が正常動作状態にあるときには開閉器制御部56からは駆動信号が出力されている状態にある。
【0058】
そして電源キャップ7がコンセント3に接続されない状態では、電源装置2の電力変換部4は動作しているものの、電磁開閉器8が開閉接点80,80を開いている開極状態にあるため、電力変換部4の出力電圧はコンセント3の電源極側の刃受け金具30,30には印加されない。
【0059】
次に電源キャップ7の各接続栓刃71,71,70が差し込み口3a,3b、3cを介してコンセント3の刃受け金具30,30,31に挿入接続され、前記スイッチ手段S1〜S3がオンすると、電磁開閉器8の駆動コイル81には開閉器制御部56の駆動信号によって抵抗R0を介して励磁電流が流れ、そのため電磁開閉器8は閉極動作し、開閉接点80,80を閉じる。これによって電力変換部4の出力電圧がコンセント3の電源極用刃受け金具30,30に印加され、そのため電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0060】
一方電源装置2の保護機能が働くか或いは、運転停止状態となると、開閉器制御部56は駆動信号の出力を停止する。そのため電源キャップ7がコンセント3に接続されている状態にあっても、電磁開閉器8は開極動作してその開閉接点80,80を開き、電気機器6側への通電を停止する。
【0061】
参考例7
参考例参考例4又はにおける電源装置2及び入力電源1の代わりに図11に示すように商用入力電源1’を用い、この商用電源6’からコンセント3に接続される電源キャップ7を通じて電気機器6へ電力供給を行うようにしたものである。
【0062】
電源キャップ7のコンセント3への接続時の動作は交流用の電磁開閉器8の駆動コイル81の励磁電流が商用入力電源1’から流れる他は基本的には参考例4又はと同じあるので、説明は省略する。
【0063】
参考例8
参考例は、参考例6の構成に、漏電検出時に電磁開閉器8を開極動作する漏電保護手段を付加したものであり、漏電保護手段は図12に示すように電磁開閉器8の開閉接点80,80とコンセント3との間の電路を一次巻線とする不平衡電流を検出するための零相変流器9と、この零相変流器9の二次出力が所定レベルに達したときに漏電検出信号を出力する漏電検出回路10と、この漏電検出回路10の漏電検出信号でオン動作するトランジスタQとで構成され、電磁開閉器8の駆動コイル81と開閉器制御部56の出力端との接続点と、グランドとの間に上記トランジスタQのコレクタ・エミッタ接続している。尚参考例6と同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
【0064】
而して正常時おける動作は参考例6と同じであって、電源キャップ7がコンセント3に接続された場合、電磁開閉器8の駆動コイル81に開閉器制御部56からの駆動信号によりコンセント3のアース極用刃受け金具31のスイッチ手段を介して励磁電流が流れ、電磁開閉器8は閉極動作する。この閉極状態で電力変換部4の変換出力電圧が開閉接点80,80を介してコンセント3の電源極用の刃受け金具30,30に印加され、電源キャップ7を通じた電気機器6への電力供給が可能となる。
【0065】
電気機器6に対して電力が供給されている漏電が発生し、不平衡電流が電路に流れると、零相変流器9から二次出力が発生し、そのレベルが所定以上になると漏電検出回路10から漏電検出信号が抵抗R1を介してトランジスタQのベースに入力し、トランジスタQはオンすることになる。このオンによって開閉器制御部56から電磁開閉器8の駆動コイル81への励磁電流がバイパスされることになる。そのため電磁開閉器8は開極動作して開閉接点80,80を開く。これにより電力変換部4から電気機器6への電力供給が遮断されることになる。
【0066】
尚本参考例では、電力変換部4が直流−交流の電力変換部であるので、上述のように零相変流器9を漏電検出に用いたが、交流−直流の電力変換部の場合には、変流器を用いた周知の直流の漏電検出方法を採用すれば良い。
【0067】
参考例9
参考例は図13に示すように参考例4の構成に参考例8と同様な漏電保護手段を付加したものである。
【0068】
而して本参考例においては、電源キャップ7がコンセント3に接続された場合の動作は参考例4と同じ動作を為し、漏電発生時には参考例8と同じ動作を為すことになる。
【0069】
【発明の効果】
請求項1の発明は、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、前記受け端子の少なくとも一つに、前記電源キャップの対応する接続子が接続されると作動するスイッチ手段を備え、前記制御回路部には前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧を前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備しているので、電源キャップの接続子を接続装置に受け端子に接続しない状態では、電力変換部からの変換出力電圧が電源極用の受け端子に電源電圧が印加されないため、接続装置の差し込み口から金属物などが差し込まれて感電や極間短絡による発火、火傷などが発生する恐れが無く、安全性の高い電源システムを提供できる。
【0070】
また、前記通電制御手段が、前記スイッチ手段の作動信号が入力したときに前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可する手段であるので、通電制御手段が簡単な電子回路で構成できる
【0071】
求項の発明は、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、前記電源キャップに設けられるアース極用接続子が挿入接続される前記接続装置のアース極用の受け端子を互いに絶縁された複数の端子片で構成し、これら端子片と、アース極用の受け端子に挿入接続されたときに前記複数の端子片に接触してこれら端子片間を同一電位に導通させる前記電源キャップのアース極用接続子とで機能するスイッチ手段を備え、前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備しているので、電源キャップの接続子が確実に接続装置の受け端子に挿入接続されたことで、電源から接続装置への通電が開始されることにより、安全性を高めることができるものであって、請求項1の発明と同様に安全性の高い電源システムを提供できる。また、前記通電制御手段が、前記スイッチ手段の作動信号が入力したときに前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可する手段であるので、通電制御手段が簡単な電子回路で構成できる。
【0072】
請求項の発明は、電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、前記電源キャップに設けられる少なくとも一つの接続子に対応する接続装置の受け端子に、当該接続子が挿入接続されたときに当該接続子で押圧駆動される機械スイッチからなるスイッチ手段を備え、前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備しているので、電源キャップの接続子が確実に接続装置の受け端子に挿入接続されたことで、電源から接続装置への通電が開始されることにより、安全性を高めることができるものであって、請求項1の発明と同様に安全性の高い電源システムを提供できる。また、前記通電制御手段が、前記スイッチ手段の作動信号が入力したときに前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可する手段であるので、通電制御手段が簡単な電子回路で構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の回路構成図である。
【図2】 同上の概要構成図である。
【図3】 本発明の実施形態2の回路構成図である。
【図4】 同上に用いるスイッチ手段の構成図である。
【図5】 本発明の参考例1の回路構成図である。
【図6】 本発明の参考例2の回路構成図である。
【図7】 本発明の参考例3の回路構成図である。
【図8】 本発明の参考例4の回路構成図である。
【図9】 本発明の参考例5の回路構成図である。
【図10】 本発明の参考例6の回路構成図である。
【図11】 本発明の参考例7の回路構成図である。
【図12】 本発明の参考例8の回路構成図である。
【図13】 本発明の参考例9の回路構成図である。
【図14】 従来例の回路構成図である。
【図15】 同上の概要構成図である。
【図16】 別の従来例の回路構成図である。
【図17】 他の従来例の回路構成図である。
【図18】 その他の従来例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 入力電源
2 電源装置
3 コンセント
3a〜3c 差し込み口
4 電力変換部
5 制御回路部
50 ゲート指令生成部
51 ドライブ回路
58 制御用電源部
AND アンドゲート
NT ノットゲート
R 抵抗

Claims (3)

  1. 電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
    前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
    前記受け端子の少なくとも一つに、前記電源キャップの対応する接続子が接続されると作動するスイッチ手段を備え
    記制御回路部には前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧を前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする電源システム。
  2. 電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
    前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
    前記電源キャップに設けられるアース極用接続子が挿入接続される前記接続装置のアース極用の受け端子を互いに絶縁された複数の端子片で構成し、これら端子片と、アース極用の受け端子に挿入接続されたときに前記複数の端子片に接触してこれら端子片間を同一電位に導通させる前記電源キャップのアース極用接続子とで機能するスイッチ手段を備え、
    前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧を前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする電源システム。
  3. 電源と、該電源の電圧が電源極用受け端子に印加され、前記電源極用受け端子に電源キャップの電源極用の接続子が接続されたときに前記電源から前記電源キャップを通じて電気機器に電力を供給する接続装置とで構成される電源システムにおいて、
    前記電源を、入力電源と、スイッチング素子を有し該スイッチング素子に駆動信号が与えられると前記入力電源の電力変換を行う電力変換部及び該電力変換部を制御する制御回路部を備えた電源装置とで構成し、
    前記電源キャップに設けられる少なくとも一つの接続子に対応する接続装置の受け端子に、当該接続子が挿入接続されたときに当該接続子で押圧駆動される機械スイッチからなるスイッチ手段を備え、
    前記制御回路部には、前記スイッチ手段が作動するとその作動中前記電力変換部のスイッチング素子に対して駆動信号を与えることを許可し、前記電力変換部から該電力変換部の変換出力電圧を前記接続装置の電源極用受け端子に印加させる通電制御手段を具備していることを特徴とする電源システム
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