JP4082060B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電力変換装置を構成するパワートランジスタを保護するための保護機能およびこの電力変換装置から交流電源を供給され可変速駆動される誘導電動機を保護するための保護機能を備えた電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の電力変換装置の構成を示す図である。
図において、10は電力変換装置、11は運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算、出力する演算手段としてのマイクロコントローラ(以下、マイコンと記す)、12はマイコン11から出力される制御信号によりPWMのスイッチング信号を作成し、後述のスイッチング回路13に出力する駆動回路、13はパワートランジスタを有し、駆動回路12から出力されるPWMのスイッチング信号に基づきパワートランジスタのゲートをオン/オフして直流電力を所定の周波数および所定の交流電圧の交流電力に変換するスイッチング回路、14はスイッチング回路13から後述の誘導電動機23に供給される出力電流Iout を検出する電流検出回路である。また、15は可変速駆動する対象の後述の誘導電動機23および電力変換装置10と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗R、リアクタンスL(以下、負荷装置の等価回路定数R、Lと記す)を推定するオートチューニング手段である。
【0003】
また、16は保護手段、17は電流検出回路14で検出した出力電流Iout によりスイッチング回路13が過電流となったか否かを判定する過電流保護手段、18は電流検出回路14で検出した出力電流Iout により出力電流を抑制する電流制限手段、19は電流検出回路14で検出した出力電流Iout により誘導電動機23が過負荷となったか否かを判定する負荷サーマル手段、20は電流検出回路14で検出した出力電流Iout によりスイッチング回路13のパワートランジスタが過負荷となったか否かを判定するトランジスタサーマル手段である。
【0004】
また、21は過電流保護手段17、電流制限手段18、負荷サーマル手段19およびトランジスタサーマル手段20による保護機能の有効/無効を選択する保護機能選択手段である。
また、22bは過電流保護手段17、電流制限手段18、負荷サーマル手段19およびトランジスタサーマル手段20による保護機能の内、保護機能選択手段21で有効と選択された保護機能の基準レベルと、電流検出回路14で検出した出力電流Iout とを比較し、出力電流Iout が保護機能の基準レベルを越えた場合に、マイコン11に異常信号を出力する比較器である。
【0005】
また、23はスイッチング回路13で変換された交流電力を供給される負荷装置としての誘導電動機である。また、R、Lは誘導電動機23および電力変換装置10と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の等価回路定数である。また、fc はPWMの高周波スイッチングを行うキャリア周波数、Vpnは直流母線電圧の振幅、Vout は出力電圧、Iout は出力電流である。
【0006】
従来の電力変換装置における保護機能において、過電流保護手段17、電流制限手段18、負荷サーマル手段19およびトランジスタサーマル手段20は、出力電流Iout と比較する保護機能の基準レベルIb (Ib1 ,Ib2 ,Ib3 ,Ib4 )を、電力変換装置10の定格電流または誘導電動機23の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic (Ic1 ,Ic2 ,Ic3,Ic4 )にキャリア周波数fc に対応した係数ηを乗算することで保護機能の基準レベルを算出する。
過電流保護手段17の基準レベル: Ib1 =Ic1 ×η
電流制限手段18の基準レベル: Ib2 =Ic2 ×η
負荷サーマル手段19の基準レベル: Ib3 =Ic3 ×η
トランジスタサーマル手段20の基準レベル: Ib4 =Ic4 ×η
【0007】
図5は従来の電力変換装置における保護機能処理を示すフローチャートである。
【0008】
図4、図5により従来の電力変換装置の動作について説明する。
電力変換装置10において、マイコン11は、運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算、出力する。
駆動回路12は、マイコン13から出力された制御信号に基づき、スイッチング回路13のパワートランジスタのゲートをオン/オフするためのPWMのスイッチング信号を出力する。
スイッチング回路13は、駆動回路12から出力されたPWMのスイッチング信号に従いパワートランジスタのゲートをオン/オフして、直流電力を所定の周波数、所定の交流電圧の交流電力に変換し、誘導電動機23に供給し、誘導電動機23を可変速駆動する。
【0009】
従来の電力変換装置は、過電流保護(過電流保護手段17)、電流制限(電流制限手段18)、負荷サーマル(負荷サーマル手段19)およびトランジスタサーマル(トランジスタサーマル手段20)などの保護機能を有しており、運転中に、図15に示すフローチャートにより保護機能処理を実行する。
【0010】
ステップS21で、キャリア周波数fc を設定する。
ステップS22で、過電流保護手段17、電流制限手段18、負荷サーマル手段19およびトランジスタサーマル手段20は、電力変換装置10の定格電流または誘導電動機23の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic (Ic1 ,Ic2 ,Ic3 ,Ic4 )にキャリア周波数fc に対応した係数ηを乗算して、出力電流Iout と比較する基準レベルIb (Ib1 ,Ib2,Ib3 ,Ib4 )を算出する。
【0011】
ステップS23で、電流検出回路14は誘導電動機23に供給される出力電流Iout を検出し、比較器22bに出力する。
【0012】
比較器22bは、ステップS24で保護機能の内、過電流保護の有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS26へ飛ぶ。
ステップS24で過電流保護が有効と選択されている場合は、出力電流Ioutと過電流保護手段17の基準レベルIb1 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIb1 以下の場合には、正常であると判断してステップS26へ進む。また、ステップS25で出力電流Iout が基準レベルIb1 を越えたと判定した場合には、ステップS27でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22bより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0013】
比較器22bは、ステップS26で保護機能の内、電流制限の有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS29へ飛ぶ。
ステップS26で電流制限が有効と選択されている場合は、ステップS28で出力電流Iout と電流制限手段18の基準レベルIb2 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIb2 以下の場合には、正常であると判断してステップS29へ進む。また、ステップS28で出力電流Iout が基準レベルIb2 を越えたと判定した場合には、ステップS27でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22bより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0014】
比較器22bは、ステップS29で保護機能の内、負荷サーマルの有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS31へ飛ぶ。
ステップS29で負荷サーマルが有効と選択されている場合は、ステップS30で出力電流Iout と負荷サーマル手段19の基準レベルIb3 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIb3 以下の場合には、正常であると判断してステップS31へ進む。また、ステップS30で出力電流Iout が基準レベルIb3 を越えたと判定した場合には、ステップS27でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22bより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0015】
比較器22bは、ステップS31で保護機能の内、トランジスタサーマルの有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS23へ戻る。
ステップS31でトランジスタサーマルが有効と選択されている場合は、ステップS32で出力電流Iout とトランジスタサーマル手段20の基準レベルIb4 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIb4 以下の場合には、正常であると判断してステップS23へ戻る。また、ステップS32で出力電流Iout が基準レベルIb4 を越えたと判定した場合には、ステップS27でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22bより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0016】
また、図6は電力変換装置においてスイッチング回路13から出力される出力電流の波形を示す図で、(a)は駆動回路12から出力されるPWMのスイッチング信号の波形、(b)は出力電流の波形である。図において、fc はキャリア周波数、Iout は出力電流、Io は出力電流Iout の基本波成分、IR はPWMの高周波スイッチングにより生じた出力電流Iout のリップル成分である。
出力電流のリップル成分IR は、PWMの高周波スイッチングにより変動し、PWMのスイッチング信号の波形がプラス側の時に増加し、マイナス側の時に減少する。
【0017】
また、図7は電力変換装置において、駆動回路12から出力されるPWMのスイッチング信号と出力電流のリップル成分との関係について示す図である。図において、Vpnは直流母線電圧の振幅、IR は出力電流のリップル成分、IRmaxはリップル成分の最大値、fc はキャリア周波数である。
負荷装置の等価回路定数をR、Lとすると、リップル成分IR の最大値IRmax は、式(1)で表すことができる。
Rmax =(Vpn/R)・(1−exp(−R/2L・fc ))・・・・・(1)
式(1)に示すように、リップル成分の最大値IRmax は、キャリア周波数fc と直流母線電圧の振幅Vpnとが同じであっても、誘導電動機23の抵抗R、リアクタンスLの値によって変化する。
【0018】
また、スイッチング回路13の損失をP、パワートランジスタのゲートをオン/オフするスイッチングによって生じる損失をPsw、パワートランジスタに電流が流れることによって生じる損失をPconとすると、P、Psw、Pconは、式(2)〜式(4)で表すことができる。
P=fc ×Psw+Pcon・・・・・・・・・(2)
Psw ∝ Vpn・(Io +IR )・・・・・(3)
Pcon ∝(Io +IR )・・・・・・・・・(4)
スイッチング回路13の損失Pは、キャリア周波数fc と直流母線電圧の振幅Vpnと出力電流Iout (=Io +IR )の値によって変化する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
一般に電力変換装置は、可変速駆動する対象の誘導電動機の定格電流、加速・減速時間などの運転パターンなどを基準として選定されており、従来の電力変換装置の保護機能においては、上述のように出力電流と比較する保護機能の基準レベルIb (Ib1 ,Ib2 ,Ib3 ,Ib4 )を、電力変換装置の定格電流または誘導電動機の定格電流を基に設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic(Ic1 ,Ic2 ,Ic3 ,Ic4 )に、キャリア周波数fc に対応した係数ηを乗算して求め(Ib =Ic ×η)、パワートランジスタおよび誘導電動機を保護するようにしていた。
【0020】
また、出力電流Iout (=Io +IR )は、誘導電動機の特性を決める基本波成分Io とリップル成分IR とで表され(Iout =Io +IR )、リップル成分IR の最大値IRmax は、上述の式(1)に示されるように、負荷装置の等価回路定数をR、Lにより変化する。
電力変換装置と可変速駆動する対象の誘導電動機とが離れている場合には、電力変換装置と誘導電動機とを接続するケーブルの抵抗、リアクタンスの影響により、キャリア周波数fc と直流母線電圧の振幅Vpnとが同じであっても、実際の電流リップルの最大値は、誘導電動機の抵抗R、リアクタンスLを基に式(1)により算出したリップル成分の最大値IRmax と異なることになる。
【0021】
また、従来の電力変換装置における保護機能では、試験で回路定数を確認していない誘導電動機を可変速駆動する場合には、定格電流の値が同等であっても、誘導電動機の抵抗、リアクタンスが必ずしも同じではないため、実際のリップル成分の最大値が、回路定数を確認した誘導電動機の抵抗R、リアクタンスLを基に式(1)により算出したリップル成分の最大値IRmax と異なることになる。
【0022】
したがって、誘導電動機の特性を決める出力電流の基本波成分Io が保護機能の基準レベルの初期値Ic 以下であっても、リップル成分IR が大きい場合には、出力電流Iout (=Io +IR )が保護機能の基準レベルIb を越えて保護機能が働いてしまうので、最適な保護が出来ないという問題点、また特性を十分引き出すことができないという問題点があった。また、逆にリップル成分IR が小さい場合には、出力電流の基本波成分Io が保護機能の基準レベルの初期値Ic を越えて、保護機能の基準レベルIb 付近まで上昇した時点で、保護機能が働くことになり、最適な保護が出来ないという問題点があった。
【0023】
また、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗R、リアクタンスLを考慮して、保護機能の基準レベルを修正すること、試験で回路定数を確認していない誘導電動機の抵抗R、リアクタンスLを考慮して、保護機能の基準レベルを修正することが困難であるという問題点もあった。
【0024】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、保護機能の基準レベルを、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置に適した値に設定することができる電力変換装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この発明の電力変換装置は、運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算する演算手段と、この演算手段から出力される制御信号を入力し、PWMのスイッチング信号を作成する駆動回路と、パワートランジスタを有し、この駆動回路から出力されるPWMのスイッチング信号により前記パワートランジスタのゲートをオン/オフして直流電力を、所定の周波数、所定の交流電圧の交流電力に変換するスイッチング回路と、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と前記誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗、リアクタンスを推定するオートチューニング手段と、前記スイッチング回路から出力される出力電流を検出する電流検出回路と、この電流検出回路で検出した出力電流を基に、前記スイッチング回路が過電流となったか否かを判定する過電流保護、出力電流を抑制する電流制限、前記誘導電動機が過負荷となったか否かを判定する負荷サーマル、前記スイッチング回路のパワートランジスタが過負荷となったか否かを判定するトランジスタサーマルなどの保護手段と、を有する電力変換装置において、前記保護手段は、前記オートチューニング手段により推定した前記負荷装置の抵抗、リアクタンスと、直流母線電圧とキャリア周波数とを基に出力電流のリップル成分の最大値を算出するとともに、保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルを、前記電力変換装置の定格電流または前記誘導電動機の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値に、出力電流のリップル成分の最大値を加算して求めるようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す図である。図において、11〜14、23、fc 、Vpn、Vout 、Iout は、図3と同様であり、その説明を省略する。また、1は電力変換装置、2は可変速駆動する対象の誘導電動機23および電力変換装置1と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗R、リアクタンスL(以下、負荷装置の等価回路定数R、Lと記す)を推定するオートチューニング手段である。
【0027】
また、3は保護手段、4はオートチューニング手段2の算出した負荷装置の等価回路定数R、Lとキャリア周波数fc を基に式(1)によりリップル成分の最大値IRmax を演算する電流リップル演算手段である。
Rmax =(Vpn/R)・(1−exp(−R/2L・fc ))・・・・・(1)
【0028】
また、5は電流検出回路14で検出した出力電流Iout を基にスイッチング回路13が過電流か否かを判定する過電流保護手段、6は電流検出回路14で検出した出力電流Iout を基に出力電流を抑制する電流制限手段、7は電流検出回路14で検出した出力電流Iout を基に誘導電動機23が過負荷か否かを判定する負荷サーマル手段、8は電流検出回路14で検出した出力電流Iout を基にスイッチング回路13のパワートランジスタが過負荷か否かを判定するトランジスタサーマル手段である。
【0029】
また、9は過電流保護手段5、電流制限手段6、負荷サーマル手段7およびトランジスタサーマル手段8の保護機能の有効/無効を選択する保護機能選択手段である。また、22aは過電流保護手段5、電流制限手段6、負荷サーマル手段7およびトランジスタサーマル手段8などの保護機能の内、保護機能選択手段9で有効と選択された保護機能の基準レベルと、電流検出回路14で検出した出力電流とを比較し、出力電流が保護機能の基準レベルを越えた場合に、マイコン11に異常信号を出力する比較器である。
【0030】
実施の形態1に係る電力変換装置における保護機能において、過電流保護手段5、電流制限手段6、負荷サーマル手段7およびトランジスタサーマル手段8は、電力変換装置1、10の定格電流または誘導電動機23の定格電流を基に設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic (Ic1 ,Ic2 ,Ic3 ,Ic4 )にリップル成分の最大値IRmax を加算して、出力電流Iout と比較する保護機能の基準レベルIa (Ia1 ,Ia2 ,Ia3 ,Ia4 )を算出する。
過電流保護手段5の基準レベル: Ia1 =Ic1 +K1 ・IRmax
電流制限手段6の基準レベル: Ia2 =Ic2 +K2 ・IRmax
負荷サーマル手段7の基準レベル: Ia3 =Ic3 +K3 ・IRmax
トランジスタサーマル手段8の基準レベル:Ia4 =Ic4 +K4 ・IRmax
ここで、K(K1 、K2 、K3 、K4 )は保護機能の種類によって異なる係数で、リップル成分の影響が大きい過電流保護機能、電流制限機能ではK1 =1、K2 =1とし、リップル成分の影響が小さい負荷サーマル機能、トランジスタサーマル機能ではK3 =0.5、K4 =0.5とする。
【0031】
図2はこの発明の実施の形態1に係る電力変換装置において保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルを説明する図で、(a)は配線長が短い場合、(b)は配線長が長い場合のものである。図において、Iout は出力電流、Io は出力電流Iout の基本波成分、IR は出力電流Iout のリップル成分であり、Iout =Io +IR である。また、
a は実施の形態1に係る電力変換装置における出力電流Iout のリップル成分の最大値IRmax を考慮した保護機能の基準レベル、Ib は従来の電力変換装置におけるキャリア周波数fc を考慮した保護機能の基準レベル、Ic は電力変換装置1、10の定格電流または誘導電動機23の定格電流を基に設定された保護機能の基準レベルの初期値である。
【0032】
出力電流Iout のリップル成分の振幅が大きい場合は、出力電流Iout の基本波成分Io が保護機能の基準レベルの初期値Ic を越えるあたりで、出力電流Iout が実施の形態1における保護機能の基準レベルIa 又は従来の保護機能の基準レベルIb を越えるようになっている(図(a))。しかし、出力電流Iout のリップル成分の振幅が小さい場合は、出力電流Iout の基本波成分Io が保護機能の基準レベルの初期値Ic を越えるあたりで、出力電流Ioutが実施の形態1における保護機能の基準レベルIa を越えるようになっているが、従来の保護機能の基準レベルIb を下回っており保護機能が働かない(図(b))。
【0033】
実施の形態1に係る電力変換装置においては、保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルIa を、電力変換装置1の定格電流または誘導電動機23の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic に、負荷装置の等価回路定数R、Lおよびキャリア周波数fc によって算出したリップル成分の最大値IRmax を、加算して求める(Ia =Ic +K・IRmax )ようにしたので、
可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置に適した値に設定することができ、
負荷装置としての誘導電動機を交換した場合、電力変換装置と駆動される誘導電動機との設置距離が長い場合であっても、定格電流を基とした保護機能の基準レベルの初期値Ic と誘導電動機の特性を決める出力電流の基本波成分Io とを比較することができる。
【0034】
図3はこの発明の実施の形態1に係る電力変換装置における保護機能処理を示すフローチャートである。
【0035】
図1〜図3により実施の形態1に係る電力変換装置の動作について説明する。
実施の形態1に係る電力変換装置において、マイコン11、駆動回路12、スイッチング回路13、誘導電動機23は、従来例と同様の動作である。マイコン11は、運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算、出力する。駆動回路12は、マイコン11から出力された制御信号に基づき、スイッチング回路13のパワートランジスタのゲートをオン/オフするためのPWMのスイッチング信号を出力する。スイッチング回路13は、駆動回路12から出力されたPWMのスイッチング信号に従いパワートランジスタのゲートをオン/オフして、直流電力を所定の周波数、所定の交流電圧の交流電力に変換し、誘導電動機23に供給し、誘導電動機23を可変速駆動する。
【0036】
実施の形態1に係る電力変換装置は、過電流保護(過電流保護手段5)、電流制限(電流制限手段6)、負荷サーマル(負荷サーマル手段7)およびトランジスタサーマル(トランジスタサーマル手段8)などの保護機能を有しており、運転中に、図3に示すフローチャートにより保護機能処理を実行する。
【0037】
ステップS1で、キャリア周波数fc を設定する。
ステップS2で、オートチューニング手段2は誘導電動機23および配線ケーブルの等価回路定数R、Lを推定する。
ステップS3で、電流リップル演算手段2はオートチューニング手段2の算出した負荷装置の等価回路定数R、Lとキャリア周波数fc を使用して、式(1)でリップル成分の最大値IRmax を演算する。
Rmax =(Vpn/R)・(1−exp(−R/2L・fc ))・・・・・(1)
【0038】
ステップS4で、過電流保護手段5、電流制限手段6、負荷サーマル手段7およびトランジスタサーマル手段8は、保護機能の基準レベルの初期値Ic にリップル成分の最大値IRmax を加算して(Ia =Ic +K・IRmax)、出力電流Iout と比較する保護機能の基準レベルIa (Ia1 ,Ia2 ,Ia3 ,Ia4 )を算出する。
【0039】
ステップS5で、電流検出回路14は誘導電動機23に供給される出力電流Iout を検出し、比較器22aに出力する。
【0040】
比較器22aは、ステップS6で保護機能の内、過電流保護の有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS8へ飛ぶ。
ステップS6で過電流保護が有効と選択されている場合は、ステップS7で検出した出力電流Iout と過電流保護手段5の基準レベルIa1 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIa1 以下の場合には、正常であると判断してステップS8へ進む。
また、ステップS7で出力電流Iout が基準レベルIa1 を越えたと判定した場合には、ステップS9でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22aより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0041】
比較器22aは、ステップS8で保護機能の内、電流制限の有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS11へ飛ぶ。ステップS8で電流制限が有効と選択されている場合は、ステップS10で出力電流と電流制限手段6の基準レベルIa2 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIa2 以下の場合には、正常であると判断してステップS11へ進む。
また、ステップS10で出力電流Iout が基準レベルIa2 を越えたと判定した場合には、マイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22aより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0042】
比較器22aは、ステップS11で保護機能の内、負荷サーマルの有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS13へ飛ぶ。
ステップS11で負荷サーマルが有効と選択されている場合は、ステップS12で出力電流Iout と負荷サーマル手段7の基準レベルIa3 とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIa3 以下の場合には、正常であると判断してステップS13へ進む。
また、ステップS12で出力電流Iout が基準レベルIa3 を越えたと判定した場合には、ステップS9でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22aより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0043】
比較器22aは、ステップS13で保護機能の内、トランジスタサーマルの有効/無効を確認し、無効が選択されている場合はステップS5へ戻る。
ステップS13でトランジスタサーマルの有効が選択されている場合は、ステップS14で出力電流Iout とトランジスタサーマル手段8の基準レベルIa4とを比較し、出力電流Iout が基準レベルIa4 以下の場合には、正常であると判断してステップS5へ戻る。
また、ステップS24で出力電流Iout が基準レベルIa4 を越えたと判定した場合には、ステップS9でマイコン11に異常信号を出力する。マイコン11は比較器22aより異常信号を入力した場合、制御信号を遮断し、スイッチング回路13のパワートランジスタのスイッチングを停止する。
【0044】
実施の形態1に係る電力変換装置においては、保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルIa (Ia1 ,Ia2 ,Ia3 ,Ia4 )を、電力変換装置1の定格電流または誘導電動機23の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値Ic (Ic1 ,Ic2 ,Ic3 ,Ic4 )に、可変速駆動する対象の誘導電動機23および電力変換装置1と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の等価回路定数R、Lと直流母線電圧とキャリア周波数fc とから算出した出力電流のリップル成分IRmax を、加算して求める(Ia =Ic +K・IRmax)ようにしたので、定格電流を基とした保護機能の基準レベルの初期値Ic と誘導電動機の特性を決める出力電流の基本波成分Io とを比較することができ、負荷装置としての誘導電動機を交換した場合、電力変換装置と駆動される誘導電動機との設置距離が長い場合であっても、最適の保護をすることができる。
【0045】
また、オートチューニング手段2で、可変速駆動する対象の誘導電動機23および電力変換装置1と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗R、リアクタンスLを推定し、電流リップル演算手段4でオートチューニング手段2の推定したR、Lとキャリア周波数fc と直流母線電圧の振幅Vpnとを基に式(1)により出力電流のリップル成分の最大値IRmax を演算するようにしたので、負荷装置としての誘導電動機を交換した場合、電力変換装置と駆動される誘導電動機との設置距離が長い場合であっても、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置に適した保護機能の基準レベルを自動で設定できる。
【0046】
ところで、上記説明では、オートチューニング手段2の推定した誘導電動機23および配線ケーブルの等価回路定数R、Lとキャリア周波数fc を使用して、リップル成分の最大値IRmax を演算し、保護機能の基準レベルを算出する例について述べたが、電流検出回路14が検出する出力電流Iout より直接リップル成分を検出し、保護機能の基準レベルを算出するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0048】
この発明の電力変換装置は、運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算する演算手段と、この演算手段から出力される制御信号を入力し、PWMのスイッチング信号を作成する駆動回路と、パワートランジスタを有し、この駆動回路から出力されるPWMのスイッチング信号により前記パワートランジスタのゲートをオン/オフして直流電力を、所定の周波数、所定の交流電圧の交流電力に変換するスイッチング回路と、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と前記誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗、リアクタンスを推定するオートチューニング手段と、このスイッチング回路から出力される出力電流を検出する電流検出回路と、この電流検出回路で検出した出力電流を基に、前記スイッチング回路が過電流となったか否かを判定する過電流保護、出力電流を抑制する電流制限、前記誘導電動機が過負荷となったか否かを判定する負荷サーマル、前記スイッチング回路のパワートランジスタが過負荷となったか否かを判定するトランジスタサーマルなどの保護手段と、を有する電力変換装置において、前記保護手段は、オートチューニング手段により推定した前記負荷装置の抵抗、リアクタンスと、直流母線電圧とキャリア周波数とを基に出力電流のリップル成分の最大値を算出するとともに、保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルを、前記電力変換装置の定格電流または前記誘導電動機の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値に、出力電流のリップル成分の最大値を加算して求めるようにしたので、
負荷装置としての誘導電動機を交換した場合、電力変換装置と駆動される誘導電動機との設置距離が長い場合であっても、可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置に適した保護機能の基準レベルを自動で設定できる。ができ、さらに特性を十分引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置において保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルを説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置における保護機能処理を示すフローチャートである。
【図4】 従来の電力変換装置の構成を示す図である。
【図5】 従来の電力変換装置における保護機能処理を示すフローチャートである。
【図6】 電力変換装置においてスイッチング回路13から出力される出力電流の波形を示す図である。
【図7】 電力変換装置において、駆動回路12から出力されるPWMのスイッチング信号と出力電流のリップル成分との関係について示す図である。
【符号の説明】
1 電力変換装置、 2 オートチューニング手段、 3 保護手段、 4 電流リップル演算手段、 5 過電流保護手段、 6 電流制限手段、 7 負荷サーマル手段、 8 トランジスタサーマル手段、 9 保護機能選択手段、10 電力変換装置、 11 マイクロコントローラ、 12 駆動回路、 13 スイッチング回路、 14 電流検出回路、 15 オートチューニング手段、 16 保護手段、 17 過電流保護手段、 18 電流制限手段、 19 負荷サーマル手段、 20 トランジスタサーマル手段、 21 保護機能選択手段、 22a,22b 比較器、 23 誘導電動機、 R 可変速駆動する対象の誘導電動機23および電力変換装置1,10と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗、 L 可変速駆動する対象の誘導電動機23および電力変換装置1,10と誘導電動機23を接続するケーブルを含めた負荷装置のリアクタンス、 fc キャリア周波数、 Vpn 直流母線電圧の振幅、 Vout 出力電圧、 Iout 出力電流、 Io 出力電流Ioutの基本波成分、 IR 出力電流Iout のリップル成分、 IRmax リップル成分の最大値、 Ia 保護機能の基準レベル、 Ib 保護機能の基準レベル、 Ic 電力変換装置1、10の定格電流または誘導電動機23の定格電流を基に設定された保護機能の基準レベルの初期値。

Claims (1)

  1. 運転指令、速度指令などの各種指令および加減速時間、V/fパターンなどの各種設定値を入力し、制御信号を演算する演算手段と、
    この演算手段から出力される制御信号を入力し、PWMのスイッチング信号を作成する駆動回路と、
    パワートランジスタを有し、この駆動回路から出力されるPWMのスイッチング信号により前記パワートランジスタのゲートをオン/オフして直流電力を所定の周波数、所定の交流電圧の交流電力に変換するスイッチング回路と、
    可変速駆動する対象の誘導電動機および電力変換装置と前記誘導電動機を接続するケーブルを含めた負荷装置の抵抗、リアクタンスを推定するオートチューニング手段と、
    前記スイッチング回路から出力される出力電流を検出する電流検出回路と、
    この電流検出回路で検出した出力電流を基に、前記スイッチング回路が過電流となったか否かを判定する過電流保護、出力電流を抑制する電流制限、前記誘導電動機が過負荷となったか否かを判定する負荷サーマル、前記スイッチング回路のパワートランジスタが過負荷となったか否かを判定するトランジスタサーマルなどの保護手段と、を有する電力変換装置において、
    前記保護手段は、前記オートチューニング手段により推定した前記負荷装置の抵抗、リアクタンスと、直流母線電圧とキャリア周波数とを基に出力電流のリップル成分の最大値を算出するとともに、保護機能処理時に使用する保護機能の基準レベルを、前記電力変換装置の定格電流または前記誘導電動機の定格電流に従って設定された保護機能の基準レベルの初期値に、出力電流のリップル成分の最大値を加算して求めるようにしたことを特徴とする電力変換装置。
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