JP4082051B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル化された画像データを処理する画像処理装置および画像処理方法に関し、特に複数の要素機能的な画像処理モジュールを用意して、その組み合わせにより多種多様な画像処理機能を実現するような画像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の要素機能的な画像処理モジュールを用意して、その組み合わせにより多種多様な画像処理機能を提供する技術は、例えば文書エディタや描画ツール、あるいは画像伝送装置やプリンタ等、デジタル画像を取り扱う様々なシステムにおいて利用される。
【0003】
画像を入力可能なDTP(デスクトップ・パブリッシング)システム、画像を出力可能なプリントシステムなどでは、処理対象となる画像に対して、例えば拡大・縮小、回転、アフィン変換、色変換、フィルタ、合成などの各種の画像処理が行われる。これらの処理を行う際には、入力画像の属性や処理内容、手順、パラメータなどが固定されている場合には専用のハードウェアを用いて処理を行う場合もあるが、例えば色空間や画素当たりのビット数が異なる様々な画像が入力されたり、処理内容や手順、パラメータなどが様々に変更される場合には、より柔軟性のある構成で対応することが必要となる。
【0004】
このような要求を満たす手段としては、従来、プログラマブルなモジュールをパイプライン形態やDAG(Directed Acyclic Graph:有向非循環グラフ)形態に接続して、柔軟に所望の処理を行う技術が提案されている(例えば、特開平5−260373号公報や特開平7−105020号公報を参照)。
【0005】
特開平5−260373号公報には、複数のプログラマブル演算処理部の各演算処理内容と、ネットワーク部による各プログラマブル演算処理部の接続形態とを、ホストコントロール手段を通じて外部から自在に設定できるように構成することにより、高速かつ高度な演算処理が可能で、機能変更、系統変更に対する自由度が高いデジタル映像信号処理装置が記載されている。また、特開平7−105020号公報には、必要な機能モジュールを所望の順番でパイプライン状に接続/初期化し、処理を行うことで柔軟に画像処理を行うパイプライン化画像処理システムが記載されている。
【0006】
特開平7−105020号公報に記載の上記技術は、例えばUNIX(登録商標)などのオペレーティングシステムで用いられている単一プロセッサによる多重処理パイプラインのシミュレーション方式を画像処理などの分野に応用したものである。そして、特に画像処理においては、1回の処理単位を例えば画像の1ラインのように画像の一部に限定することにより、各処理モジュールが処理用に保持するメモリ領域を極めて少なくすることが可能となる。
【0007】
その結果、少ないメモリ容量で複雑な処理を実行できるコストの安い画像処理装置を提供することが可能となったり、あるいは仮想記憶をサポートするオペレーティングシステム上で動作させる場合には、メモリ不足によるスワップアウトが最小限に抑えられるため、高速に処理を実行することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これまで述べたような、要素機能的なモジュールを任意に組み合わせて所望の複雑な処理を行わせることが可能な画像処理装置を構成する場合に、非常に重要な機能として、所定の処理を処理対象の画像データの先頭からやり直すように状態を初期状態に戻す再初期化がある。入力から最後尾の処理まで、一度も再初期化を行わずに済むパイプライン処理も多いが、次のようなパイプライン処理の場合には再初期化を行う必要がある。
【0009】
例えば図8に示すように、画像入力部102、ヒストグラム生成部103および2値化処理部104を含み、画像記憶部101からのデジタル画像データを2値化して画像出力部105に供給するパイプライン処理において、ヒストグラム生成部103で対象画像のヒストグラムデータを生成し、そのヒストグラムデータを用いて2値化閾値を決定し、その閾値を用いて2値化処理部104で2値化処理を行う場合を想定する。
【0010】
ヒストグラム生成部103でヒストグラムを生成するには、処理対象の画像データの全画素値を必要とするために、全ラインの画像データを読み込み、全画素について情報を取得する必要がある。従って、先述した従来技術に係るパイプライン処理において、全ラインの画像データを読み込み、全画素について情報を取得するための処理を実現しようとすると次の2方式が考えられる。
【0011】
1つ目としては、図9に示すように、ヒストグラムデータを生成するパイプライン200Aと、生成されたヒストグラムデータを基に2値化処理を行うパイプライン200Bという別々のパイプラインを生成する方式である。これをコンピュータ上の処理プログラムモジュールとして実現する場合を想定すると、画像入力部102が2度生成され、かつ画像入力部102における初期化処理が2回行われることになるため、リソース/処理速度の面で無駄が発生してしまう。
【0012】
2つ目としては、図8に示す1つのパイプラインにおいて、ヒストグラム生成部103を図10に示すような構成とする方式である。すなわち、ヒストグラム生成部103を、前段のモジュールから入力される画像データを全ライン分保持するための入力バッファ301と、処理結果を後段のモジュールに出力するための出力バッファ302と、ヒストグラム生成処理を制御するヒストグラム生成制御部303とを有する構成とする。
【0013】
これをコンピュータ上の処理プログラムモジュールとして実現する場合を想定すると、ヒストグラム生成部103では、先ず、初期化時に前段のモジュールから入力される画像データを全て入力バッファ301に格納する。次に、ヒストグラム生成制御部303は、入力バッファ301に格納されている全画像データを用いてヒストグラムデータを生成し、内部に保持しているラインカウンタを初期化(=1)する。後段のモジュールから出力バッファ302が渡されて出力要求を受けると、ヒストグラム生成制御部303は、入力バッファ301に保持している画像データを出力バッファ302へ1ライン単位でコピーし、出力バッファ302を後段へ返し、しかる後ラインカウンタを1加算する。
【0014】
この2つ目の方式の場合には、ヒストグラム生成部103でのヒストグラム生成処理において、画像データ自体を全く変換しないにも拘わらず、入力される画像データ全てを保持する必要があり、入力バッファ301として全画像データを格納できるだけのメモリ容量を持つバッファが必要となるため、リソースの面で大きな無駄が発生してしまう。
【0015】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の要素機能的な画像処理モジュールを任意に組み合わせて多種多様な画像処理機能を実現する際に、処理対象の画像データの再読み出しを可能とする画像処理装置および画像処理方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、各々所定の処理を実行する複数の画像処理手段(画像処理モジュール)がパイプライン形態に接続されてなる画像処理装置において、複数の画像処理手段(画像処理モジュール)の各々に、再初期化する機能と、接続された他の画像処理手段へ再初期化指示を伝達する機能を持たせるようにしている。ここで、再初期化とは、所定の処理を処理対象の画像データの先頭からやり直すように状態を初期状態に戻す処理のことを言う。そして、後段の画像処理手段から始めて出力要求を受けたとき、または後段の画像処理手段から再初期化指示が与えられたとき、前段の画像処理手段に対して再初期化指示を与えるようにし、前記再初期化指示が与えられた画像処理手段では、読み込み開始位置ポインタを画像データ開始位置へ移動し、しかる後前記所定の処理を行うようにしている。
【0017】
パイプライン処理において、複数の画像処理手段(画像処理モジュール)の各々に再初期化機能を持たせることにより、処理対象の画像データの再読み出しが可能となる。従って、画像データを解析した結果を後段の処理で使用するような処理をコンピュータ上のプログラムとして実現する場合に、従来複数のパスで行っていた処理を1つのパスで実現できるため、プログラミング効率が高まり、さらに初期化のオーバーヘッドも発生せず、処理を軽減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置(システム)の構成の一例を示すブロック図である。図1から明らかなように、本実施形態に係る画像処理装置は、画像記憶部11、メモリ部12、処理記憶部13、画像出力部14および制御部15を有し、これら構成要素がバスライン16を介して相互に接続された構成となっている。また、本画像処理装置での処理対象となる画像データの構造を図2に模式的に示す。
【0020】
図1において、画像記憶部11は、処理対象であるデジタル化された画像データを保持する。メモリ部12は、画像記憶部11に保持された画像データや、各種処理を行うために必要な処理領域や各種の演算途中結果、処理パラメータ等を保持する。なお、画像記憶部11についてはメモリ部12と兼用するようにしても良い。
【0021】
処理記憶部13は、画像記憶部11に保持された処理対象の画像データに対して所定の処理を実行する各種の画像処理手段、例えば画像入力手段131、ヒストグラム生成処理手段132および2値化処理手段133を有している。この処理記憶部13内の各種の画像処理手段は、プログラムモジュールとしてメモリ部12の中に展開されて動作しても良いし、一部又は全部が専用のハードウェアで構成されていても良い。処理記憶部13内の各種の画像処理手段の詳細については後述する。
【0022】
画像出力部14は、画像記憶部11に保持された画像データが処理記憶部13内の各種の画像処理手段によって処理された処理結果を、バスライン16を通して図示したシステムの外部に出力する。制御部15はCPUなどによって構成され、画像記憶部11、メモリ部12、処理記憶部13および画像出力部14の各処理の制御を司っている。
【0023】
次に、処理記憶部13を構築する各種の画像処理手段について、いくつかの処理を例にとって概要を説明する。
【0024】
先述したように、各種の画像処理手段はコンピュータ上の処理プログラムモジュールとして存在しても良いし、一部又は全部が専用のハードウェアで構成されていても良いが、以下では説明を簡単にするために、コンピュータ上の処理プログラムとして実現されている場合を例に挙げて説明する。
【0025】
図3は、処理対象の画像データを入力する画像入力部21の構成の一例を示すブロック図である。この画像入力部21は、図1の画像入力手段131に対応している。
【0026】
画像入力部21は、画像データを読み込み、後段のモジュールに画像データを出力するための出力バッファ211と、画像データの入力処理を制御する画像入力制御部212と、ライン数をカウントするラインカウンタ213とを有する構成となっている。ここで、画像入力部21はラインカウンタ213を有するとしたが、必要なければラインカウンタ213を持たなくても良い。
【0027】
画像入力部21は、図1において、モジュール生成時に制御部15から画像記憶部11に保持された画像データを指示され、必要な情報等が処理記憶部13から取り出され、メモリ部12上にプログラムモジュールとして生成される。その生成時に、画像データのサイズやビット数、色空間等の画像属性情報を取得し、メモリ部12上に取得した画像属性情報を格納し、図2において、画素データが格納されている画素データ開始位置まで読み込み開始位置ポインタを進め、ラインカウンタ213を初期化する。
【0028】
画像入力制御部212は、後段のモジュールから出力バッファ211を渡されて出力要求を受けると、読み込み開始位置ポインタの示すアドレスから出力バッファサイズ分の画素データを順に読み出して、出力バッファ211へ格納し、ラインカウンタ213を1加算する。
【0029】
画像入力制御部212は、画像入力部21の処理を処理対象の画像データの先頭からやり直すように状態を初期状態に戻すための再初期化指示を後段のモジュールから受けとった場合の制御も行う。すなわち、後段のモジュールから再初期化指示が与えられると、画像入力制御部212は読み込み開始位置ポインタを画像データ開始位置へ移動し、ラインカウンタ213を初期化する。
【0030】
図4は、画像データのヒストグラム生成処理を行うヒストグラム生成処理部22の構成の一例を示すブロック図である。このヒストグラム生成処理部22は、図1のヒストグラム生成処理手段132に対応している。
【0031】
ヒストグラム生成処理部22は、前段のモジュールから入力される画像データを一時的に格納するための入力バッファ221と、後段のモジュールに画像データを出力するための出力バッファ222と、ヒストグラム生成処理を制御するヒストグラム生成制御部223と、ライン数をカウントするラインカウンタ224とを有する構成となっている。
【0032】
ヒストグラム生成処理部22は、図1において、モジュール生成時に制御部15からメモリ部12上にヒストグラムデータを格納するアドレスが指示され、必要な情報などが処理記憶部13から取り出され、メモリ部12上にプログラムモジュールとして生成される。その生成時に、ヒストグラム生成制御部223は、制御部15から前段のモジュールへの接続情報が与えられ、その情報に基づいて前段のモジュールに対して入力される画像データの属性情報取得要求を出して、画像データのサイズやビット数等の画像属性情報を取得する。そして、メモリ部12上に処理に必要な入力バッファ221を生成し、ラインカウンタ224を初期化する。
【0033】
ヒストグラム生成処理部22はさらに、ラインカウンタ224が入力される画像データの高さ(総ライン数)に等しくなるまで、次の処理を繰り返すことで、ヒストグラムデータを生成する。その処理とは、前段のモジュールに対して入力バッファ221を渡して出力要求を行い、前段から返された入力バッファ221に格納された各画素データの値に基づいてヒストグラムデータを計数し、ラインカウンタ224を1加算する処理である。
【0034】
ヒストグラムデータの生成が終了すると、ヒストグラム生成制御部223は入力バッファ221を解放し、ラインカウンタ224を初期化する。
【0035】
後段のモジュールから出力バッファ222を渡されて出力要求を初めて受けたときに、ヒストグラム生成制御部223は、前段のモジュールに対して再初期化指示を行い、その後、前段のモジュールに対して出力バッファ222を渡して出力要求を行い、その結果をそのまま後段のモジュールに返す。2度目以降に後段のモジュールから出力要求を受けた場合には、前段のモジュールに対して出力バッファ222を渡して出力要求を行い、その結果をそのまま後段のモジュールに返す。
【0036】
上記構成のヒストグラム生成処理部22では、後段のモジュールから出力要求を初めて受けたときに、ヒストグラム生成制御部223が前段のモジュールに対して再初期化指示を与えたが、後段のモジュールからの出力要求の有無に関わらず、モジュール生成時においてヒストグラムデータを生成した後に、前段のモジュールに対して再初期化指示を行うようにしても構わない。
【0037】
ヒストグラム生成制御部223は再初期化指示を後段のモジュールから受けとった場合、および再初期化指示を前段のモジュールへ送る場合の制御も行う。すなわち、ヒストグラム生成処理部22に対して、後段のモジュールから再初期化指示が与えられると、ヒストグラム生成制御部223が前段のモジュールに対して再初期化指示を行う。
【0038】
図5は、図4に示すヒストグラム生成処理部22において生成されたヒストグラムデータを用いて2値化閾値を決定し、2値化処理を行う2値化処理部23の構成の一例を示すブロック図である。この2値化処理部23は、図1の2値化処理手段133に対応している。
【0039】
2値化処理部23は、前段のモジュールから入力される画像データを保持するための入力バッファ231と、処理結果を後段のモジュールに出力するための出力バッファ232と、2値化処理を制御する2値化制御部233とを有する構成となっている。
【0040】
2値化処理部23は、図1において、モジュール生成時に制御部15からヒストグラム生成処理手段132(ヒストグラム生成処理部22)で生成されたヒストグラムデータを2値化閾値生成のために渡され、それを処理するために必要な情報などが処理記憶部13から取り出され、メモリ部12上にプログラムモジュールとして生成される。
【0041】
その生成時に、2値化制御部233は制御部15から前段のモジュールへの接続情報を与えられ、その情報に基づいて前段のモジュールに対して入力される画像データの属性情報取得要求を出して、画像サイズやビット数などの画像属性情報を取得し、メモリ部12上に処理に必要な入力バッファ702を生成する。また、ヒストグラムデータを基に2値化閾値を所定の方法で決定する。ヒストグラムデータを基に2値化処理の閾値を決定する方法は任意で構わない。
【0042】
後段のモジュールから出力バッファ232を渡されて出力要求を受けると、2値化制御部233は、前段のモジュールに対して入力バッファ231を渡して出力要求を行い、その後、入力バッファ231に格納された各画素データに対して2値化閾値を用いて2値化処理を行い、その結果を出力バッファ232に格納して後段のモジュールに返す。
【0043】
2値化制御部233は、再初期化指示を後段のモジュールから受けとった場合および再初期化指示を前段のモジュールへ送る場合の制御も行う。すなわち、2値化処理部23に対して、後段のモジュールから再初期化指示が与えられると、2値化制御部233が前段のモジュールに対して再初期化指示を行う。
【0044】
以上、各種の画像処理手段(画像処理モジュール)、即ち画像入力部21、ヒストグラム生成処理部22および2値化処理部23の各々について概要を説明した。
【0045】
以下では、図8に示したブロック図の処理、即ち画像入力、ヒストグラム生成処理および2値化処理の各画像処理モジュールがパイプライン形態で接続されてなるパイプライン処理を、図1に示す画像処理装置において実行した場合の動作について、図6および図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、図6は画像処理初期化時のフローチャート、図7は画像処理初期化後の画像処理実行時のフローチャートである。
【0046】
先ず、初期化時の動作を図6のフローチャートに沿って説明する。初めに画像入力部21の初期化を行う(ステップS11)。具体的には、入力される処理対象の画像データの属性情報(画像サイズ、色空間情報等)を取得し、読み込み開始位置ポインタ(図2を参照)を画素データ開始位置へ移動し、ラインカウンタ213を初期化する。画像入力部21の初期化が終わると、ヒストグラム生成処理部22の動作に入る。
【0047】
ヒストグラム生成処理部22においては、先ず、前段のモジュール(画像入力部21)への接続情報から入力される画像データの属性情報を取得し(ステップS12)、入力バッファ221を確保する(ステップS13)。ここで、入力バッファ221については、入力される画像データの1ライン分を格納できるように確保すれば良い。
【0048】
次いで、ラインカウンタ224を初期化し(ステップS14)、前段のモジュール(画像入力部21)へ入力バッファ221を渡し、出力要求を行う(ステップS15)。すると、画像入力部21では、後段のモジュール(ヒストグラム生成処理部23)から渡された出力バッファ211(=入力バッファ221)へ画像データを読み込み、ラインカウンタ213を1加算し、後段へ返す(ステップS16)。
【0049】
次いで、ヒストグラム生成処理部22では、入力バッファ221に格納された各画素データを参照し、ヒストグラムデータを計数し(ステップS17)、ラインカウンタ224のカウント値が画像データの高さ(総ライン数)であるか否かの判定を行う(ステップS18)。ラインカウンタ224が入力される画像データの高さに満たない場合には、ラインカウンタ224を1加算し(ステップS19)、しかる後ステップS15に戻ってステップS15〜ステップS18の処理を繰り返す。ラインカウンタ224が入力される画像データの高さに等しい場合には、入力バッファ221を解放し、ラインカウンタ224を初期化する(ステップS20)。
【0050】
次いで、2値化処理部23の動作に入る。2値化処理部23では先ず、生成されたヒストグラムデータを基に2値化閾値を求める(ステップS21)。ヒストグラムデータを基に2値化処理の閾値を決定する方法は任意で構わない。2値化処理部23では続いて、前段のモジュール(ヒストグラム生成処理部22)への接続情報から入力される画像データの属性情報を取得し(ステップS22)、入力バッファ231を確保する(ステップS23)。以上の一連の処理により、初期化を終了する。
【0051】
図6に示すフローチャートでは、2値化処理部23における処理を、ステップS21→ステップS22の順に行ったが、2値化閾値を決定する際に画像属性情報が必要ないのであれば、その順番を変えてステップS22→ステップS23→ステップS21等の順に処理するようにしても構わない。
【0052】
次に、画像処理初期化後の画像処理実行時の動作を図7のフローチャートに沿って説明する。画像処理初期化終了後の画像入力部21のラインカウンタ213は画像データの高さに等しい状態である。
【0053】
画像出力部14は先ず、予め出力する画像属性情報を取得し、出力される画像データの1ライン分を格納できる出力バッファ(以下、便宜上、出力バッファXと記す)を確保する(ステップS31)。次いで、画像出力部14は前段のモジュール(2値化処理部23)へ出力バッファXを渡し、出力要求を行う(ステップS32)。この出力要求を受けて、2値化処理部23は前段のモジュール(ヒストグラム生成処理部22)へ入力バッファ231を渡し、出力要求を行う(ステップS33)。
【0054】
次いで、ヒストグラム生成処理部22が初めて後段のモジュールから出力要求を受けたか否かを判断し(ステップS34)、初めて出力要求を受けた場合は、ヒストグラム生成処理部22は前段のモジュール(画像入力部21)へ再初期化指示を行う(ステップS35)。画像入力部21は、後段のモジュール(ヒストグラム生成処理部22)から再初期化指示が与えられると、図2において、読み込み開始位置ポインタを画素データ開始位置へ移動し、ラインカウンタ213を初期化する(ステップS36)。
【0055】
このステップS35,S36での再初期化処理が本発明の特徴とする部分である。なお、本実施形態では、初期化後の画像処理実行の流れの中の途中で再初期化処理を実行するとしたが、図6のフローチャートに基づく初期化の処理が終了した時点で再初期化処理を実行することも可能である。
【0056】
その後、あるいはヒストグラム生成処理部22が後段のモジュールから出力要求を受けたのが初めてでない場合は、ヒストグラム生成処理部22は、後段のモジュール(2値化処理部23)から渡された出力バッファ222を前段のモジュール(画像入力部21)へ渡し、出力要求を行う(ステップS23)。画像入力部21は、後段のモジュール(ヒストグラム生成処理部22)から渡された出力バッファ211(=出力バッファ222)に画像データを読み込み、ラインカウンタ213を1加算し、後段へ返す(ステップS38)。ヒストグラム生成処理部22は、前段のモジュール(画像入力部21)から返された出力バッファ222を後段へ返す(ステップS39)。
【0057】
2値化処理部22は、前段のモジュール(ヒストグラム生成処理部22)から返された入力バッファ231(=出力バッファ222)に格納された各画素データを2値化し、出力バッファ232(=出力バッファX)へ処理結果を格納し、後段(画像出力部14)へ返す(ステップS40)。
【0058】
次いで、ラインカウンタ213のカウント値が入力される画像データの高さに等しいか否かを判断し(ステップS41)、画像データの高さに満たない場合には、ラインカウンタ213を1加算し(ステップS42)、しかる後ステップS32に戻ってステップS32〜ステップS41の処理を繰り返す。ラインカウンタ213のカウント値が入力される画像データの高さに等しい場合には、上述した一連の処理を終了する。
【0059】
上述したように、各々所定の処理を実行する複数の画像処理手段(画像処理モジュール)がパイプライン形態に接続されてなるパイプライン処理において、画像処理手段の各々に再初期化機能を持たせることにより、画像データの全画素値を用いて画像属性、例えばヒストグラムデータを取得後に、後段でその取得したヒストグラムデータを用いて処理を行うような場合であっても、画像データ全体をバッファに保持したり、あるいは初期化処理を複数回行わなくても、所望の画像処理を行うことができる。
【0060】
なお、上記実施形態では、画像入力部21、ヒストグラム生成部22および2値化処理部23が画像処理手段としてパイプライン形態で接続されてなるパイプライン処理に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限定されるものではなく、処理対象の画像データの全画素値を用いて投影分布等の画像属性を取得するための処理を行う画像処理手段(画像処理モジュール)を含むパイプライン処理全般に適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の要素機能的な画像処理モジュールを任意に組み合わせて多種多様な画像処理機能を実行する際に、各画像処理手段に再初期化機能と、接続された他の画像処理手段へ再初期化指示を伝達する機能を持たせるとともに、後段の画像処理手段から始めて出力要求を受けたとき、または後段の画像処理手段から再初期化指示が与えられたとき、前段の画像処理手段に対して再初期化指示を与えるようにし、前記再初期化指示が与えられた画像処理手段では、読み込み開始位置ポインタを画像データ開始位置へ移動し、しかる後前記所定の処理を行うようにすることにより、処理対象の画像データの再読み出しが可能となる。その結果、画像データを解析した結果を後段の処理で使用するような処理をコンピュータ上のプログラムとして実現する場合に、従来複数のパスで行っていた処理を1つのパスで実現できるため、プログラミング効率が高まり、さらに初期化のオーバーヘッドも発生せず、処理を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態に係る画像処理装置での処理対象となる画像データの構造を模式的に示す図である。
【図3】 画像入力部の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】 ヒストグラム生成処理部の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】 2値化処理部の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】 画像処理初期化時の動作の流れをフローチャートである。
【図7】 画像処理実行時の動作の流れをフローチャートである。
【図8】 画像処理モジュールの組合せの一例を示すブロック図である。
【図9】 再初期化機能を使用せずに図8と同じ処理を実現する場合の一例を示すブロック図である。
【図10】 再初期化機能を使用せずに図8と同じ処理を実現する場合におけるヒストグラム生成部の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…画像記憶部、12…メモリ部、13…処理記憶部、14…画像出力部、15…制御部、21…画像入力部、22…ヒストグラム生成処理部、23…2値化処理部、131…画像入力手段、132…ヒストグラム生成処理手段、133…2値化処理手段

Claims (5)

  1. パイプライン形態に接続されて各々所定の処理を実行する複数の画像処理手段を有する画像処理装置であって、
    前記複数の画像処理手段の各々は、所定の処理を処理対象の画像データの先頭からやり直すように状態を再初期化する機能と、接続された他の画像処理手段へ再初期化指示を伝達する機能を持つとともに、後段の画像処理手段から始めて出力要求を受けたとき、または後段の画像処理手段から再初期化指示が与えられたとき、前段の画像処理手段に対して再初期化指示を与え、
    前記再初期化指示が与えられた画像処理手段は、読み込み開始位置ポインタを画像データ開始位置へ移動し、しかる後前記所定の処理を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記再初期化指示が与えられた画像処理手段は、ライン数をカウントするラインカウンタを初期化する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の画像処理手段のうちの少なくとも一つは、前記所定の処理における処理対象の画像データの全画素値を用いて当該所定の処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記再初期化指示が与えられた画像処理手段は、初期化を行う際に、前記処理対象の画像データの全画素値を用いて画像属性を取得する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 各々所定の処理を実行する複数の画像処理モジュールがパイプライン形態に接続されてなるパイプライン処理において、
    前記複数の画像処理モジュールの各々に、所定の処理を処理対象の画像データの先頭からやり直すように状態を再初期化する機能と、接続された他の画像処理手段へ再初期化指示を伝達する機能を持たせたるとともに、後段の画像処理手段から始めて出力要求を受けたとき、または後段の画像処理手段から再初期化指示が与えられたとき、前段の画像処理手段に対して再初期化指示を与えるようにし、
    前記再初期化指示が与えられた画像処理手段では、読み込み開始位置ポインタを画像データ開始位置へ移動し、しかる後前記所定の処理を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
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