JP4081652B2 - 樹脂酸複合体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂酸複合体製造方法に関する。当該製造方法により得られる樹脂酸複合体は、吸着剤、消臭剤、農薬および香料等の徐放剤、プラスチック用核剤、プラスチック用充填剤、ゲル化剤、コーティング用樹脂添加剤、サイズ剤、化粧品、医薬部外品、インキ等の粘度調節剤などに利用できる。
【0002】
【従来の技術】
樹脂酸とはガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、不均化ロジン、水素化ロジン等のロジン類を構成する炭素数20個のジテルペンカルボン酸であり、アビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸等があげられる。樹脂酸はカルボキシル基を有するかさ高い構造の化合物で、独特の物性を有するため、これらの化合物をそのまま、またはエステル化や金属塩化することにより得られる誘導体は、各種用途に用いられている。
【0003】
特に、樹脂酸の金属塩は、インキ用樹脂等の分野に広く用いられている。当該インキ用樹脂は、樹脂酸をアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金属酸化物、水酸化亜鉛、酸化亜鉛等とともに直接または有機溶媒中で加熱し、ロジン類の一部をアルカリ土類金属や亜鉛などにより、一部を塩としたものであり、未反応の樹脂酸を大量に含有するものである。
【0004】
純粋な樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩としては、アビエチン酸のカルシウム塩、バリウム塩、亜鉛塩のみが知られ(バイルシュタイン有機化学ハンドブック 第2増補版、9巻、429頁)ているが、アビエチン酸以外の樹脂酸のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩は、単離されておらず、また、その同定を記述したものもない。そのため、アビエチン酸以外の樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩についての詳しい形態、性質などは知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩の形態、性質を明らかにし、従来の樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩にはない優れた物性を有する樹脂酸複合体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、これら再生可能な環境に優しい天然資源であるロジンおよび樹脂酸を利用する一環として樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩の単離、同定および製造方法を鋭意研究した結果、特定の方法により非常に容易に製造できることを見出し、これにより製造した樹脂酸のアルカリ土類金属および亜鉛塩が非常に特殊な形態を有することを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、アルカリ土類金属、亜鉛およびそれらの化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種ならびに樹脂酸を、樹脂酸類および金属と反応せず、樹脂酸を溶解する溶媒であって、少なくとも0.01重量%の水を含有する溶媒中で反応させることを特徴とする樹脂酸複合体の製造方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に用いる樹脂酸としては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、不均化ロジン、水素化ロジン等のロジン類を構成する炭素数20個のジテルペンカルボン酸であるアビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸等があげられる。これらの中では、化合物の安定性の点から、アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸等が好ましい。これらの樹脂酸は精製により高純度とすることが好ましい。これらの樹脂酸の純度に関しては一般的に50重量%以上であり、好ましくは60重量%、より好ましくは70%以上である。樹脂酸の純度が50%に満たない場合には、樹脂酸の種類によっては得られたアルカリ土類金属および亜鉛塩が円柱状あるいは繊維状の形状を示さず、不規則な形状を持つ粉末となることがある。
【0009】
アビエチン酸の精製についてはオーガニック シンセシス、コレクティブボリューム4巻、1頁に記載の方法で、デヒドロアビエチン酸の精製についてはジャーナル オブ オーガニックケミストリー、31巻、4246頁(1966年)に記載の方法で、ジヒドロアビエチン酸の精製については特開昭51−149256号の記載の方法で、テトラヒドロアビエチン酸類の精製についてはジャーナル オブ オーガニックケミストリー、31巻、4128頁(1966年)等に記載の方法でそれぞれ精製すればよい。また、デヒドロアビエチン酸に関してはロジン類の脱水素、蒸留などの方法により純度70%以上のものを容易に得ることができ、このものも好適に用いることができる。
【0010】
本発明に用いられるアルカリ土類金属、亜鉛およびそれらの化合物(以後、アルカリ土類金属等という)としては樹脂酸のカルボン酸と反応し、塩を形成するものであれば特に制限されず、公知のものを使用することができる。具体的には、アルカリ土類金属および亜鉛の水酸化物、酸化物、炭酸塩などの無機酸塩類、酢酸塩などの有機酸塩類およびその水和物等を使用することができ、これらは一種を単独で使用してもよく、複数を併用してもよい。これらの中では、アルカリ土類金属および亜鉛の水酸化物、酸化物およびそれらの水和物を用いた場合には樹脂酸との反応性が良好なため好ましい。
【0011】
脂酸複合体は、樹脂酸とアルカリ土類金属等を反応させることにより得られる。溶媒としては、樹脂酸類および金属と反応せず、樹脂酸を溶解するものであれば、特に制限されず、公知のものを用いることができるが、具体的にはメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのアルコール類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、2−メトキシエタノールなどのエーテルアルコール類、アセトン、2−ブタノン等のケトン類、ジメトキシエタノール、ジメトキシエチレングリコール、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド類、ジメチルスルホキシド、スルホランなどの含イオウ溶媒、ニトロメタン、ニトロプロパン等の含窒素溶媒などが好ましい。なお、樹脂酸と、アルカリ土類金属等を反応させる際に、溶媒中に0.01重量%程度の水を存在させることにより、層状化合物が生成しやすくなる。水分含量は0.01重量%以上であれば特に制限はない。水分含量が0.01重量%に満たない場合、アルカリ土類金属等の反応溶媒への溶解性が著しく低下しその結果として樹脂酸とアルカリ土類金属および亜鉛化合物との反応が著しく抑制される傾向がある。水の使用量としては、1.0重量%以上、70重量%以下とすることがより好ましい。70重量%を超えた水分を含有する溶媒を用いた場合、反応温度によっては樹脂酸類の反応溶媒への溶解度が低下し、その結果として樹脂酸とアルカリ土類金属等との反応が著しく抑制される場合もある。なお、水を用いる場合には水溶性の溶媒を用いることが好ましい。
【0012】
樹脂酸とアルカリ土類金属等とを反応させる際の樹脂酸とアルカリ土類金属等のモル比は、特に制限されないが、円柱状あるいは繊維状の形状を有する樹脂酸塩類を所望する場合には、樹脂酸/アルカリ土類金属等のモル比を0.5/1.0以上とすることが望ましい。樹脂酸/アルカリ土類金属等のモル比が、0.5/1.0に満たない場合は未反応のアルカリ土類金属等が残存する場合がある。
【0013】
脂酸複合体は、樹脂酸とアルカリ土類金属等を反応させることにより得られ、その反応の方法は特に制限されず、公知の反応方法が使用できる。なお、その際、樹脂酸とアルカリ土類金属等を0.01重量%の水を含有する溶媒中で反応させることが好ましい。具体的には、0.01重量%の水を含有する溶媒中にアルカリ土類金属等を加え、攪拌し、分散させた後に樹脂酸類をそのまま、または、溶媒に溶解したものを加え、反応させればよい。また、樹脂酸類を0.01重量%の水を含有する溶媒に溶解した後、アルカリ土類金属および亜鉛化合物をそのまま加え攪拌し反応させても良い。さらには0.01重量%の水を含有する溶媒中に樹脂酸類とアルカリ土類金属等を同時に加え攪拌し反応させるといった方法を採用してもよい。
【0014】
反応温度は、特に制限されないが、通常、特殊な装置を要することのない0℃から溶媒の沸点の範囲が好適である。
【0015】
反応時間は、反応温度により異なるが、通常10分から24時間程度である。10分に満たない場合反応が十分に進行しない場合があり、24時間以上反応を行なっても特に有利な点はない。
【0016】
本発明の反応は、反応液の一部をとりこれを光学顕微鏡で観察することにより反応の進行状況および終点を確認できる。具体的には反応の初期段階では未反応のアルカリ土類金属等の存在を確認することができ、反応が進行するにつれ円柱状または繊維状の形状を有する樹脂酸複合体が生成し、終了はこの未反応のアルカリ土類金属等が消失し、円柱状あるいは繊維状の形状を有する樹脂酸複合体のみの存在が確認できた時点を反応の終了点とすることができる。
【0017】
このようにして得られた反応液は通常公知の方法でろ過し、必要に応じて溶媒で洗浄後、乾燥することにより樹脂酸複合体を白色粉末として得ることができる。当該樹脂酸複合体は円柱状または繊維状の形状を示す、疎水性物質である。赤外線スペクトルにおいてはカルボン酸塩特有の吸収を示し、また、通常、融点を有さない。
【0018】
【発明の効果】
本発明の方法により製造された樹脂酸複合体は円柱状あるいは繊維状という特殊な形状を有し、熱可塑性樹脂用核剤、熱可塑性樹脂用充填剤、ゲル化剤、コーティング用樹脂添加剤、サイズ剤、吸着剤、消臭剤、農薬、香料などの徐放剤、化粧品、医薬部外品、インキなどの粘度調節剤など広い分野に利用できる。
【0019】
【実施例】
以下に、実施例および比較例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0020】
実施例1
イソプロパノール(88重量%)、水(12重量%)からなる混合物(以下、88%IPAと略す)200gに水酸化カルシウム3.7g(0.05モル)を加え攪拌し分散させた後、デヒドロアビエチン酸30.0g(0.1モル)を88%IPA 200gに溶解した溶液を還流下で30分かけて滴下した。さらに還流下で4時間攪拌し冷却後、ろ過し、88%IPA100gにて洗浄した。得られたろ過物を取り出し、80℃で4時間減圧乾燥し、28.8gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図1に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:90.9%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1522cm−1、1416cm
【0021】
実施例2
実施例1のデヒドロアビエチン酸の量を45g(1.5モル)に変えた以外は同様の操作を行い29.1gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図2に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:91.1%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1521cm−1、1415cm−1
【0022】
実施例3
実施例1のデヒドロアビエチン酸の量を22.5g(0.75モル)に変えた以外は同様の操作を行い21.3gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図3に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:88.0%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1521cm−1、1415cm−1
【0023】
実施例4
実施例1のデヒドロアビエチン酸に代えて精製不均化ロジン(荒川化学工業(株)製、KR−614、酸価172.5)33gに変えた以外は同様の操作を行い29.0gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図4に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:90.8%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1521cm−1、1414cm−1
【0024】
実施例5
実施例1の88%IPAに代えて95%エタノール(5重量%含水)を用いた以外は同様の操作を行い28.4gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図5に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:91.0%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1522cm−1、1414cm−1
【0025】
実施例6
実施例1のデヒドロアビエチン酸に代えてアビエチン酸を30.2g(0.1モル)に変えた以外は同様の操作を行い29.0gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図6に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:90.8%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1523cm−1、1415cm−1
【0026】
実施例7
実施例1のデヒドロアビエチン酸に変え13ベータ−デルタ8−アビエチン酸を30.4g(0.1モル)に変えた以外は同様の操作を行い28.0gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図7に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:90.6%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1523cm−1、1416cm−1
【0027】
実施例8
実施例1の水酸化カルシウムに代えて水酸化ストロンチウム・8水和物を13.3g(0.05モル)に変えた以外は同様の操作を行い30.5gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図8に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:84.5%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1525cm−1、1405cm−1
【0028】
実施例9
実施例1の水酸化カルシウムに代えて水酸化バリウム・8水和物を13.3g(0.05モル)に変えた以外は同様の操作を行い25.1gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図9に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:78.5%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1536cm−1、1396cm−1
【0029】
実施例10
実施例1の水酸化カルシウムに代えて酸化亜鉛を4.07g(0.05モル)に変えた以外は同様の操作を行い28.5gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図10に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:88.9%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1528cm−1、1413cm−1
【0030】
比較例1
窒素気流下、イソプロパノール(水分含有率54ppm)200gに水酸化カルシウム3.7g(0.05モル)を加え攪拌し分散させた後、デヒドロアビエチン酸30.0g(0.1モル)をイソプロパノール(水分含有率54ppm)200gに溶解させた溶液を還流下で30分かけて滴下した。さらに還流下で12時間攪拌し冷却後、ろ過、洗浄した。得られたろ過物を取り出し、80℃で4時間減圧乾燥し、3.3gの白色粉末を得た。
このものの走査型電子顕微鏡写真を、図11に示す。得られたものは未反応の水酸化カルシウムであった。
TGAによる900℃での重量減少率:25.3%
融点:300℃まで溶融せず
【0031】
比較例2
実施例1のデヒドロアビエチン酸に代えて中国産ガムロジン(酸価165.1)34gに変えた以外は同様の操作を行い29.0gの白色粉末を得た。このものの走査型電子顕微鏡写真を、図12に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:91.7%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1522cm−1、1415cm−1
【0032】
比較例3.
水酸化ナトリウム4g(0.1モル)を溶解した水溶液1000gにデヒドロアビエチン酸30g(0.1モル)を加え溶解した。この溶液を塩化カルシウム・2水和物7.35g(0.05モル)を溶解した水溶液(500g)に室温で1時間かけて滴下した。さらに4時間攪拌し生じた沈殿をろ過し、これを200gの水で3回洗浄した。得られたろ過物を取り出し、80℃で4時間減圧乾燥し、28.9gの白色粉末を得た。
このものの走査型電子顕微鏡写真を、図13に示す。
TGAによる900℃での重量減少率:91.4%
融点:300℃まで溶融せず
IR:1522cm−1、1415cm−1
【図面の簡単な説明】
【図1】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図2】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】 精製不均化ロジン複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図5】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図6】 アビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図7】 13ベータ−デルタ8−アビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図8】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図9】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図10】 デヒドロアビエチン酸複合体の走査型電子顕微鏡写真である。
【図11】 デヒドロアビエチン酸金属塩の走査型電子顕微鏡写真である。
【図12】 ガムロジンの金属塩の走査型電子顕微鏡写真である。
【図13】 デヒドロアビエチン酸金属塩の走査型電子顕微鏡写真である。

Claims (3)

  1. アルカリ土類金属、亜鉛およびそれらの化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種ならびに樹脂酸を、樹脂酸類および金属と反応せず、樹脂酸を溶解する溶媒であって、少なくとも0.01重量%の水を含有する溶媒中で反応させることを特徴とする樹脂酸複合体の製造方法。
  2. 樹脂酸がアビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸およびテトラヒドロアビエチン酸からなる群より選ばれるの少なくとも一種である請求項1記載の樹脂酸複合体の製造方法
  3. アルカリ土類金属、亜鉛およびそれらの化合物が、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、酸化バリウム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛およびこれらの水和物から選ばれる少なくとも一種である請求項1または2に記載の樹脂酸複合体の製造方法
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