JP4081295B2 - Expansion valve - Google Patents
Expansion valve Download PDFInfo
- Publication number
- JP4081295B2 JP4081295B2 JP2002128532A JP2002128532A JP4081295B2 JP 4081295 B2 JP4081295 B2 JP 4081295B2 JP 2002128532 A JP2002128532 A JP 2002128532A JP 2002128532 A JP2002128532 A JP 2002128532A JP 4081295 B2 JP4081295 B2 JP 4081295B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve body
- pressure chamber
- refrigerant
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/06—Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/068—Expansion valves combined with a sensor
- F25B2341/0683—Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas
Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和装置、冷凍装置等の冷凍サイクルにおいて、エバポレータに供給される冷媒の流量制御に用いられる膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の膨張弁は、自動車等の空気調和装置の冷凍サイクルにおいて用いられており、図2は、従来幅広く用いられている膨張弁の一例の縦断面図を冷凍サイクルの概略と共に示している。図において、膨張弁10は、角柱状のアルミ製の弁本体30には、冷凍サイクルの冷媒管路11においてコンデンサ5の冷媒出口からレシーバ6を介してエバポレータ8の冷媒入口へと向かう部分に介在される高圧の液相冷媒が通過する高圧側通路となる第1の通路32及び断熱膨張された気液二相冷媒が流入する低圧側通路となる第3の通路32’と、冷媒管路11においてエバポレータ8の冷媒出口からコンプレッサ4の冷媒入口へと向かう部分に介在される低圧冷媒通路となる第2の通路34とが隔壁38fにより上下に相互に離間して弁本体30の内部に形成されている。
【0003】
第1の通路32と第3の通路32’との間にはレシーバ6の冷媒出口から供給された液体冷媒を断熱膨張させるためのオリフィス32aが形成されている。オリフィス32aの入口側つまり第1の通路の上流側には弁座が形成されていて、弁座には上流側から弁部材32cにより支持された球状の弁体32bが配置され、弁体32bと弁部材32cとは溶接により固定されている。弁部材32cは、弁体と弁本体の下部に設けられた圧縮コイルばねの如き付勢手段32dとの間に配置され付勢手段32dの付勢力を弁体32bに伝え、弁体32bは弁座に接近する方向に付勢されている。
【0004】
レシーバ6からの液冷媒が導入される第1の通路32は液冷媒の通路となり、入口ポート321と、この入口ポート321に連続する弁室35を有する。弁室35は、オリフィス32aと同軸に形成される有底の室であり、プラグ39によって密閉されており、第1の通路32はオリフィス32aを介して第3の通路32’に連通し、出口ポート322から冷媒管路11によりエバポレータ8の冷媒入口に接続されている。
【0005】
さらに、弁本体30にはエバポレータ8の出口温度に応じて弁体32bに対して駆動力を与えてオリフィス32aの開閉を行うために、小径の孔37とこの孔37より径が大径の孔38が第2の通路34を貫通してオリフィス32aと同軸に形成され、弁本体30の外部の上端には感温駆動部となるパワーエレメント部36がシール材36mを介して固定されるねじ孔361が形成されている。
【0006】
パワーエレメント部36は、可撓性のある金属製薄板であるステンレス製のダイアフラム36aと、このダイアフラム36aを挟んで互いに溶接により密着して設けられ、上記ダイアフラムを一壁面として、その上下に区画された二つの圧力室を形成する第1の圧力室である上部圧力室36b及び第2の圧力室である下部圧力室6cをそれぞれ構成する気密壁となるステンレス製の上カバー36d及び下カバー36hと、上部圧力室36bにダイアフラム駆動媒体となる所定冷媒を封入するためのめくら栓36iとを備え、下部圧力室36cは、オリフィス32aの中心線に対して同心的に形成された均圧孔36eを介して第2の通路34に連通されている。第2の通路34には、エバポレータ8からの冷媒蒸気が流れ、通路34は気相冷媒の通路となり、その気相冷媒の圧力が均圧孔36eを介して下部圧力室36cに負荷されている。また、下カバー36hには、筒状の取付座362が形成され、取付座362がねじ孔361に螺着により取付けられ、弁本体30に固定されている。
【0007】
さらに、下部圧力室36c内にダイアフラム36aと当接し、かつ第2の通路34を貫通して隔壁38f内の大径の孔38内に摺動可能に配置されて、エバポレータ8の冷媒出口温度を下部圧力室36cへ伝達すると共に、上部圧力室36b及び下部圧力室36cの圧力差に伴うダイアフラム36aの変位に応じて大径の孔38内を摺動して駆動力を与えるアルミ製の太延の感温棒36fと、小径の孔37内に摺動可能に配置されて感温棒36fの変位に応じて弁体32bを付勢手段32dの弾性力に抗して押圧する感温棒36fより細径のステンレス製の作動棒37fからなり、感温棒36fには第1の通路32と、第2の通路34との気密性を確保するための密封部材、例えばOリング36gが備えられている。感温棒36fの上端部36kは、ダイアフラム36aの下面に当接されて受け部となり、上記ダイアフラムとの接触面積を得るため径方向に拡大されたストッパ部36Lを有している。ダイアフラム36aの変位は感温棒36fを介して弁体32bに伝達され、感温棒36fの上端部36kは下部圧力室36c内を摺動すべくストッパ部36Lは下カバー36hに支持される。
【0008】
さらに、感温棒36fの下端部は大径の孔38の底部にて作動棒37fの上端と当接し、作動棒37fの下端は弁体32bと当接しており、感温棒36fと作動棒37fとで感温駆動棒が構成され、この感温駆動棒がダイアフラム36aの変位を弁体32bに伝達する伝達部材となる。
【0009】
以上のパワーエレメント部36、感温棒36及び作動棒37fの構成において、作動棒37fが小径の孔37内に挿入され、感温棒36fが大径の孔38内に挿入された後に、下カバー36hの取付座362がねじ孔361に螺合されることによって固定されて、Oリング36mによって下カバー36hと弁本体30との気密性が確保され、ねじ孔361は下カバー36h及びダイアフラム36aと共に、下部圧力室36cを構成する。
【0010】
したがって、均圧孔36eには、ダイアフラム36aの下面から第1の通路32のオリフィス32aまで延出した弁体駆動棒が同心的に配置されていることになる。なお、作動棒37fの部分37eはオリフィス32aの内径より細く形成されて、オリフィス32a内を挿通し、冷媒はオリフィス32a内を通過する。
【0011】
以上の構成において、パワーエレメント部36の上部圧力室36b中には所定冷媒がダイアフラム駆動媒体(例えば、冷凍サイクルに使用される冷媒ガスと同じ)として充填されていて、ダイアフラム駆動媒体には第2の通路34や第2の通路34に連通されている均圧孔36eに露出された感温棒36f及びダイアフラム36aを介して第2の通路34を流れているエバポレータ8の冷媒出口からの冷媒の圧力及び温度が伝達される。
【0012】
上部圧力室36b中のダイアフラム駆動媒体は上記伝達された温度に対応してガス化し圧力が変化し、ダイアフラム36aの上面に負荷する。ダイアフラム36aは上記上面に負荷されたダイアフラム駆動ガスの圧力とダイアフラム36aの下面に負荷された圧力との差により上下に変位する。ダイアフラム36aの中心部の上下への変位は感温駆動棒を介して弁体32bに伝達され弁体32bをオリフィス32aの弁座に対して接近または離間させる。この結果、冷媒流量が制御されることとなる。
【0013】
即ち、エバポレータ8の出口側と接続された第2の通路34内に感温棒36fが配せれており、エバポレータから送り出される低圧の気相冷媒の温度を上部圧力室36bに伝達するため、その圧力の温度に応じて上部圧力室36bの圧力が変化し、エバポレータ8の出口温度が高いため、つまりエバポレータの熱負荷が増加すると、上部圧力室36bの圧力が高くなり、それに応じて感温棒36fつまり感温駆動棒が下方へ駆動されて弁体32bを下げるため、オリフィス32aの開度が大きくなる。これによりエバポレータ8への冷媒の供給量が多くなり、エバポレータ8の温度を低下させる。逆に、エバポレータ8から送り出される冷媒の温度が低下する。つまりエバポレータの熱負荷が減少すると、弁体32bが上記と逆方向に駆動され、オリフィス32aの開度が小さくなり、エバポレータへの冷媒の供給量が少なくなり、エバポレータ8の温度を上昇させるのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の膨張弁において、コンプレッサ4の起動によって、低圧冷媒通路34の圧力低下が急激に生じ、パワーエレメント部36内の第1圧力室と第2圧力室との差圧が大となり、これによるダイアフラム36kの変位により感温棒36f及び作動棒37fは下方に駆動されて弁体32bを下げることになり、弁体32bをオリフィス32aから離間させ、オリフィス32aは全開状態となり、レシーバ6から高圧側通路である第1の通路32を通ってエバポレータ8に向う冷媒の流量が最大に近い状態となる。このため、上記冷媒がオリフィス32aを通過するときに発生する冷媒の流動音が大きく、特に気液二相冷媒では、冷媒の流動音が大きくなるという不具合の生じることがあった。
【0015】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、コンプレッサ起動時の膨張弁の低圧冷媒通路の圧力低下を遅延させることにより、オリフィスの全開状態を回避し、冷媒流動音を低減することが可能な膨張弁を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の膨張弁は、エバポレータに向かう冷媒が通過する高圧側通路及び低圧側通路、上記両通路間を連通するオリフィス、及びエバポレータから送り出される冷媒が通過する低圧冷媒通路を有する弁本体と、上記オリフィスを開閉する弁体と、上記弁本体に装着され、ダイアフラムにより区画された第1の圧力室と第2の圧力室を有し、上記第1の圧力室に所定冷媒が封入されるとともに上記第2の圧力室が上記低圧冷媒通路に連通したパワーエレメントと、上記ダイアフラムの変位により上記弁体を駆動する感温駆動棒と、を備えた膨張弁において、上記弁本体は、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路とを連通するとともに上記オリフィスに対して同心状に形成された均圧孔と、その周囲に形成された段部とを有し、上記低圧冷媒通路内の圧力変動による上記第1の圧力室の圧力変動を遅延させる遅延手段を設け、該遅延手段は、上記パワーエレメントと上記弁本体の間に装着され、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路との連通を阻止する阻止部材と、上記弁本体に形成され、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路とを連通する小穴と、から成り、上記阻止部材は小径部と大径部から成る筒状のもので、上記小径部が上記均圧孔に挿入されるとともに上記大径部が上記段部に当接した状態で上記弁本体に装着され、上記感温駆動棒が上記阻止部材の貫通孔に挿通されるとともに上記感温駆動棒と上記貫通孔との間の隙間をシールするOリングが設けられ、上記小穴は上記段部に設けられたことを特徴とする。この膨張弁によれば、低圧冷媒通路の圧力低下が小穴により第2圧力室に緩慢に伝達されるので、第1圧力室と第2圧力室との差圧の急激な変化を抑制でき、上記差圧に基づくオリフィスの全開状態を回避でき、オリフィスを通過する冷媒の流量を抑制でき、冷媒流動音を低減できる。
【0017】
請求項2の膨張弁は、請求項1に記載した膨張弁において、上記小穴は、上記感温駆動棒と略平行に設けられたブリードポートであることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係る膨張弁の一実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、膨張弁の一実施の形態を示す断面図であり、冷凍サイクルを省略して示している。
図1において、図2に示す従来の膨張弁とは、基本的構成は同一であり、図2と同一符号は、同一又は均等部分を示し、膨張弁10’では、弁本体30は、図2に示す従来例と同様の弁本体が用いられており、基本的にはエバポレータに送り込まれる高圧冷媒が通る高圧側流路32と低圧側流路32’との間に形成されたオリフィス32aと、上記オリフィス32aに上記冷媒の上流側から対向するように配置された球状の弁体32bと、上記弁体を上流側から上記オリフィスに向けて付勢するための付勢手段32dと、上記付勢手段の付勢力を上記弁体32bに伝えるために上記付勢手段と上記弁体との間に配置された弁部材32cと、低圧冷媒通路34が通るエバポレータから送り出される低圧冷媒圧力の温度に対応して動作するパワーエレメント部36と、弁体32bとの間に配置される感温棒36fと作動棒37fとからなるオリフィス32a内を挿通する感温駆動棒を設け、上記パワーエレメント部36の動作に応じて上記感温駆動棒により上記弁体32bを上記オリフィス32aに対して接離させるようにしたことにより、オリフィス32aを通過する冷媒流量を制御するようになっている。
【0024】
感温駆動棒は、その上端部36kがパワーエレメント部36を上部圧力室36bと下部圧力室36cに区画するダイアフラム36aの下面に当接される端部が径方向に拡大されたストッパ部36lを有している。ダイアフラム36aの変位は感温棒36fを介して弁体32bに伝達され、感温棒36fの上端部36kは下部圧力室36c内を摺動すべくストッパ部36lは下カバー36hに支持される。
【0025】
而して、感温棒36fにはカラー部材40が、例えば圧入により具備されており、カラー部材40は大径の円板部40aとその一方の面から立上がる小径の筒部40bとで一体に、例えばステンレス又はアルミニウム等の金属で形成され、中心に貫通孔40cを有する。貫通孔40cには感温棒36fが挿入され、感温棒36fの外周面との間にはOリング40dが配置されており、円板部40aは、下部圧力室36cと均圧孔36eとの間に形成された弁本体30の段部30aに当接して下部圧力室36c内に存在し、筒部40bは均圧孔36e内に挿入されている。
【0026】
さらに、弁本体30の段部30aには、下部圧力室36cと低圧冷媒通路34とを連通する小穴、例えばブリードポート30bが感温棒36fと平行に形成されている。
【0027】
かかる構成によれば、コンプレッサの起動時に低圧冷媒通路34の圧力低下を生じても、カラー部材40が下部圧力室36c内及び均圧孔36e内に存在するので、低圧冷媒通路34と下部圧力室36cとの間は、カラー部材40によりその連通が阻止されると共に、ブリードポート30bを介して低圧冷媒通路34の圧力低下が下部圧力室36cに伝達されるが、その圧力変化はブリードポート30bによって遅延されて緩慢に下部圧力室36cに伝達されることとなる。したがって、低圧冷媒通路34の圧力低下に基づく、上部圧力室36bの圧力変動を遅延させて生じさせることになる。この結果、コンプレッサの起動時においても上部圧力室36bと下部圧力室36cとの圧力差の急激な変化に基づく、ダイアフラム36aの変位によるオリフィス32aの急激な全開状態を回避できることになり、オリフィス32aを通過する冷媒の流量を抑制でき、冷媒流動音を低減できる。即ち、カラー部材40及びブリードポート30bは、コンプレッサの起動時における低圧冷媒通路34の圧力低下に基づく圧力変動をパワーエレメント36の下部圧力室36c及び上部圧力室36bへ遅延させて伝達する手段として作用し、また低圧冷媒通路34の圧力低下に基づくオリフィス32aの急激な全開を回避する手段として作用しているのである。
しかも、図1に示す実施の形態においては、図2に示す従来の膨張弁の構成を大幅に変更することなく、冷媒流動音を低減できるのである。
【0028】
以上実施の形態について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に変更して実施することができる。即ち、本実施の形態では、図1に示す膨張弁において、カラー部材40としては、金属製に限らず樹脂製とすることができる。また、本実施の形態では小穴について述べたが、本発明では圧力変動を遅延させて伝達する伝達手段であれば、小穴に限らないのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、コンプレッサ起動時における膨張弁の低圧冷媒通路の圧力低下に基づくパワーエレメント内の圧力室の圧力変動を遅延させて生じさせることができ、したがって、オリフィスの急激な全開を回避できるので、冷媒流量を抑制して、冷媒流動音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膨張弁の一実施の形態を示す断面図。
【図2】従来の膨張弁の構成を示す断面図。
【符号の説明】
30 弁本体
30a 段部
30b ブリードポート
32a オリフィス
32b 弁体
34 低圧冷媒通路
36 パワーエレメント
36a ダイアフラム
36b 上部圧力室
36c 下部圧力室
36E 均圧孔
36f 感温棒
37f 作動棒
40 カラー部材
40a 円板部
40b 筒部
40d Oリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an expansion valve used for flow control of a refrigerant supplied to an evaporator in a refrigeration cycle such as an air conditioner or a refrigeration apparatus.
[0002]
[Prior art]
This type of expansion valve is used in a refrigeration cycle of an air conditioner such as an automobile, and FIG. 2 shows a longitudinal sectional view of an example of an expansion valve that has been widely used together with an outline of the refrigeration cycle. In the figure, the
[0003]
An
[0004]
The
[0005]
Further, in order to open and close the
[0006]
The
[0007]
Further, the
[0008]
Further, the lower end of the
[0009]
In the configuration of the
[0010]
Accordingly, the valve body drive rod extending from the lower surface of the
[0011]
In the above configuration, the
[0012]
The diaphragm driving medium in the
[0013]
That is, a
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional expansion valve, when the compressor 4 is started, the pressure drop in the low-
[0015]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to delay the pressure drop of the low-pressure refrigerant passage of the expansion valve when the compressor is started, thereby avoiding the fully open state of the orifice and reducing the refrigerant flow noise. An object of the present invention is to provide an expansion valve that can be used.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, an expansion valve according to claim 1 includes a valve main body having a high-pressure side passage and a low-pressure side passage through which refrigerant toward the evaporator passes, an orifice communicating between the two passages, and a low-pressure refrigerant passage through which refrigerant sent from the evaporator passes. And a valve body that opens and closes the orifice, a first pressure chamber and a second pressure chamber that are mounted on the valve body and defined by a diaphragm, and a predetermined refrigerant is sealed in the first pressure chamber. And an expansion valve comprising: a power element in which the second pressure chamber communicates with the low-pressure refrigerant passage; and a temperature-sensitive drive rod that drives the valve body by displacement of the diaphragm . a pressure equalizing hole formed concentrically with respect to said orifice communicated with the second pressure chamber and the said low-pressure refrigerant passage, and a stepped portion formed around said low pressure Delay means for delaying pressure fluctuation in the first pressure chamber due to pressure fluctuation in the medium passage is provided, and the delay means is mounted between the power element and the valve body, and the second pressure chamber and the valve a blocking member for blocking the communication between the low pressure refrigerant passage is formed in the valve body, a small hole for communicating the said second pressure chamber and the low pressure refrigerant passage, formed Ri from the blocking member small diameter portion and the large A cylindrical portion having a diameter portion, wherein the small diameter portion is inserted into the pressure equalizing hole and the large diameter portion is in contact with the stepped portion, and is attached to the valve body, and the temperature sensitive drive rod is An O-ring that is inserted through the through hole of the blocking member and seals the gap between the temperature-sensitive driving rod and the through hole is provided, and the small hole is provided in the stepped portion . According to this expansion valve, since the pressure drop in the low-pressure refrigerant passage is slowly transmitted to the second pressure chamber through the small hole, it is possible to suppress a rapid change in the differential pressure between the first pressure chamber and the second pressure chamber. The fully open state of the orifice based on the differential pressure can be avoided, the flow rate of the refrigerant passing through the orifice can be suppressed, and the refrigerant flow noise can be reduced.
[0017]
An expansion valve according to a second aspect of the present invention is the expansion valve according to the first aspect, wherein the small hole is a bleed port provided substantially in parallel with the temperature-sensitive drive rod .
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of an expansion valve according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of an expansion valve, with the refrigeration cycle omitted.
1, the basic configuration is the same as that of the conventional expansion valve shown in FIG. 2, the same reference numerals as those in FIG. 2 denote the same or equivalent parts, and in the
[0024]
The temperature-sensitive driving rod has a stopper portion 36l whose
[0025]
Thus, the
[0026]
Further, a small hole that communicates the
[0027]
According to such a configuration, even if the pressure of the low pressure
Moreover, in the embodiment shown in FIG. 1, the refrigerant flow noise can be reduced without significantly changing the configuration of the conventional expansion valve shown in FIG. 2.
[0028]
Although the embodiments have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the present invention. That is, in the present embodiment, in the expansion valve shown in FIG. 1, the
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to delay the pressure fluctuation in the pressure chamber in the power element based on the pressure drop in the low-pressure refrigerant passage of the expansion valve at the time of starting the compressor. Therefore, the refrigerant flow noise can be reduced by suppressing the refrigerant flow rate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of an expansion valve of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration of a conventional expansion valve.
[Explanation of symbols]
30
Claims (2)
上記弁本体は、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路とを連通するとともに上記オリフィスに対して同心状に形成された均圧孔と、その周囲に形成された段部とを有し、上記低圧冷媒通路内の圧力変動による上記第1の圧力室の圧力変動を遅延させる遅延手段を設け、該遅延手段は、上記パワーエレメントと上記弁本体の間に装着され、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路との連通を阻止する阻止部材と、上記弁本体に形成され、上記第2の圧力室と上記低圧冷媒通路とを連通する小穴と、から成り、上記阻止部材は小径部と大径部から成る筒状のもので、上記小径部が上記均圧孔に挿入されるとともに上記大径部が上記段部に当接した状態で上記弁本体に装着され、上記感温駆動棒が上記阻止部材の貫通孔に挿通されるとともに上記感温駆動棒と上記貫通孔との間の隙間をシールするOリングが設けられ、上記小穴は上記段部に設けられたことを特徴とする膨張弁。A high-pressure side passage and a low-pressure side passage through which the refrigerant toward the evaporator passes, an orifice communicating between the two passages, a valve body having a low-pressure refrigerant passage through which the refrigerant sent from the evaporator passes, and a valve body for opening and closing the orifice And a first pressure chamber and a second pressure chamber mounted on the valve main body and partitioned by a diaphragm, and a predetermined refrigerant is sealed in the first pressure chamber and the second pressure chamber is In an expansion valve comprising: a power element that communicates with a low-pressure refrigerant passage; and a temperature-sensitive drive rod that drives the valve body by displacement of the diaphragm.
The valve body has a pressure equalizing hole communicating with the second pressure chamber and the low-pressure refrigerant passage and formed concentrically with the orifice, and a step portion formed around the pressure equalizing hole. Delay means for delaying pressure fluctuation in the first pressure chamber due to pressure fluctuation in the low-pressure refrigerant passage is provided, and the delay means is mounted between the power element and the valve body, and the second pressure chamber a blocking member for blocking the communication between the low-pressure refrigerant passage and is formed in the valve body, a small hole for communicating the said second pressure chamber and the low pressure refrigerant passage, formed Ri from the blocking member small diameter portion And the large-diameter portion, and the small-diameter portion is inserted into the pressure equalizing hole and the large-diameter portion is attached to the valve body in contact with the stepped portion. The rod is inserted through the through hole of the blocking member and the temperature sensitive Dobo and the O-ring for sealing a gap between the through-hole is provided, the small hole expansion valve, characterized in that provided in the stepped portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128532A JP4081295B2 (en) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | Expansion valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128532A JP4081295B2 (en) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | Expansion valve |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003322435A JP2003322435A (en) | 2003-11-14 |
JP4081295B2 true JP4081295B2 (en) | 2008-04-23 |
Family
ID=29542253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002128532A Expired - Fee Related JP4081295B2 (en) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | Expansion valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4081295B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7980482B2 (en) | 2007-08-17 | 2011-07-19 | Automotive Components Holdings, Llc | Thermostatic expansion valve having a restricted flow passage for noise attenuation |
JP6846875B2 (en) * | 2016-04-26 | 2021-03-24 | 株式会社不二工機 | Expansion valve |
JP2018115799A (en) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社テージーケー | Expansion valve |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4986467U (en) * | 1972-11-14 | 1974-07-26 | ||
JPH08210734A (en) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Nippondenso Co Ltd | Temperature type expansion valve |
JP3507616B2 (en) * | 1996-04-05 | 2004-03-15 | 株式会社テージーケー | Expansion valve |
JPH10122706A (en) * | 1996-10-15 | 1998-05-15 | Fuji Koki Corp | Expansion valve |
JP3576886B2 (en) * | 1999-01-13 | 2004-10-13 | 株式会社テージーケー | Expansion valve |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128532A patent/JP4081295B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003322435A (en) | 2003-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10253199A (en) | Thermal expansion valve | |
JPH11351440A (en) | Thermal expansion valve and manufacture of the same | |
CN104235387B (en) | expansion valve | |
KR19980032164A (en) | Expansion valve | |
JPH0571860B2 (en) | ||
JP3785229B2 (en) | Expansion valve | |
KR100496203B1 (en) | Thermal expansion valve | |
JP3949417B2 (en) | Expansion valve | |
KR20010076283A (en) | Temperature expansion valve | |
JPH11287536A (en) | Expansion valve | |
US7185826B2 (en) | Expansion valve | |
JPH0926235A (en) | Expansion valve | |
JP4081295B2 (en) | Expansion valve | |
JP2002350010A (en) | Expansion valve | |
JP2001241808A (en) | Expansion valve | |
JP2006292185A (en) | Expansion device and refrigerating cycle | |
JPH09159324A (en) | Expansion valve | |
JP4743926B2 (en) | Expansion valve | |
JPH10122706A (en) | Expansion valve | |
CN108489161B (en) | Thermal expansion valve | |
JPH02254270A (en) | Temperature actuating type expansion valve | |
JP2003090648A (en) | Expansion valve | |
JPH11182982A (en) | Expansion valve | |
JP2000346494A (en) | Temperature type expansion valve | |
JP2002350015A (en) | Expansion valve and fitting structure thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070717 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071219 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20071228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4081295 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |