JP4077800B2 - 無線回線品質判定方法および無線アクセスシステム - Google Patents

無線回線品質判定方法および無線アクセスシステム Download PDF

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本発明は、基地局と少なくとも1つの加入者局との間で、双方向に無線通信を行う無線アクセスシステムにおいて、基地局と加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替えるための無線回線品質判定方法および無線アクセスシステムに関する。
図6は、無線アクセスシステムの全体構成を示す。図において、基地局1と加入者局2−1〜2−3間は、無線LANシステムのようにP−MP(Point To Multipoint) で構成され、無線回線により接続されている。基地局1はネットワーク3に接続され、加入者局2−1〜2−3はそれぞれパーソナルコンピュータ等のユーザ端末4−1〜4−3に接続され、例えばIPアクセスサービスの提供が可能になっている。
基地局1と加入者局2−1〜2−3との間は、時分割多重または周波数分割多重により双方向通信が可能になっており、共通の無線周波数、例えば26GHz帯が割り当てられる。
このような無線アクセスシステムでは、限られた帯域内において伝送効率を劣化させることなく伝送速度の高速化を図る技術として、基地局と各加入者局間の伝搬距離等の条件により異なる無線回線品質に応じて、変調方式を切り替える適応変調技術が採用されている(非特許文献1)。これにより、加入者局の移動や降雨等による電波伝搬環境の変化に対応して各加入者に対する変調方式をダイナミックに変更することにより、安定した無線回線品質を確保できるようになっている。
従来の変調方式を決定するための方法としては、加入者局の受信レベルや伝送品質(ビット誤り率等)が用いられている。受信レベルによる変調方式の決定方法は、変調方式に対して最低受信レベルを決定しておき、現在の加入者局の受信レベルと現在の変調方式における最低受信レベルを比較し、現在の変調方式の切り替えの可否を決定する(非特許文献1)。
また、伝送品質による変調方式の決定方法は、加入者局または基地局において受信フレームのビット誤り率またはフレーム廃棄率等を測定し、その結果に基づいて現在の変調方式の切り替えの可否を決定する。
IEEE Std.802.11a-1999
従来の無線アクセスシステムでは、加入者局がデータ伝送に用いている現在の変調方式による無線フレームを無線回線品質の判定対象としている。そのため、未知の高多値度の変調方式へ切り替える場合に、切り替え後に安定した無線回線品質を得るためには、現在の変調方式における無線回線品質の測定を慎重に行う必要があり、長時間の測定が必要であった。
また、無線回線品質の測定対象となる無線フレームは、実トラヒックに依存しているため、無線フレームが発生しない場合には無線フレームの発生を待たなければならず、無線回線品質を判定するまでに長時間を要していた。また、その間に無線回線品質が劣化する環境になっても、変調方式を切り替える機会がないので、そのままデータ伝送を行った場合には伝送品質が大きく劣化することになる。
本発明は、無線回線品質に応じた変調方式を切り替える制御を高速かつ効率よく行うことができる無線回線品質判定方法および無線アクセスシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムの無線回線品質判定方法において、双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し、その判定結果を基地局に通知し、基地局は、無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、現在より1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断する。
請求項2に記載の発明は、基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムの無線回線品質判定方法において、双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式および1ランク低多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在の変調方式および現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質をそれぞれ判定し、それぞれの変調方式における判定結果を基地局に通知し、基地局は、無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断し、現在の変調方式における判定結果に応じて1ランク低多値度の変調方式への切り替え可否を判断する。
ここで、無線フレームの下りデータ領域、あるいは下りデータ領域および下りヘッダ領域に、複数の変調方式にそれぞれ対応する領域を設定するようにしてもよい(請求項3)。
請求項4に記載の発明は、基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムにおいて、双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し、その判定結果を基地局に通知する手段を備え、基地局は、無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、現在より1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断する手段を備える。
請求項5に記載の発明は、基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムにおいて、双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式および1ランク低多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在の変調方式および現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質をそれぞれ判定し、それぞれの変調方式における判定結果を基地局に通知する手段を備え、基地局は、無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断し、現在の変調方式における判定結果に応じて1ランク低多値度の変調方式への切り替え可否を判断する手段を備える。
ここで、無線フレームの下りデータ領域、あるいは下りデータ領域および下りヘッダ領域に、複数の変調方式にそれぞれ対応する領域を設定する構成としてもよい(請求項6)。
請求項1〜に記載の発明は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式がある場合には、現在より1ランク多値度の変調方式における無線回線品質を判定する。これにより、現在より1ランク高多値度の変調方式に切り替える場合には、切り替え後の無線回線品質を前もって把握した上で切り替えの可否を判断できるので、切り替え後も安定した無線回線品質を維持することができる。
なお、現在データ伝送に用いている変調方式における無線回線品質に応じて変調方式を低多値度のものに切り替えようとするときは、現在の変調方式における無線回線品質をそのまま採用しても支障はない。すなわち、現在より低多値度の変調方式における無線回線品質を前もって判定しても、現在の無線回線品質よりも良好な結果が得られることは自明であり、低多値度の変調方式への切り替え可否の判断材料としては不向きである。
請求項〜6に記載の発明は、さらに無線回線品質の判定対象となる無線フレームが発生しない場合には、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信することにより、無線回線品質の判定に基づく変調方式切り替えの機会を逃すことなく、常に最適な変調方式を選択することができる。
(無線フレームの構成例)
図1は、本発明の無線アクセスシステムにおける無線フレームの構成例を示す。ここでは、基地局と複数の加入者局との間で、P−MP(Point To Multipoint) 方式およびTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Diplex) 方式を用いて双方向の無線通信を行う場合のフレーム構成例を示す。本無線フレームの周期は固定であり、ハードウェア等の条件により例えば1m秒周期になっている。
無線フレームは、基地局から各加入者局への通信に用いる下り回線の領域(TS11〜TS14)と、各加入者局から基地局への通信に用いる上り回線の領域(TS15〜TS18)と、無線フレーム間の境界に設定される干渉防止用のガードタイムTS19から構成される。下り回線は、下りヘッダ領域TS11、下りデータ領域(低多値度変調)TS12、パイロット信号TS13および下りデータ領域(高多値度変調)TS14から構成される。上り回線は、DMF領域TS15、スロットデマンド領域TS16、上りデータ領域(低多値度変調)TS17および上りデータ領域(高多値度変調)TS18から構成される。
下りヘッダ領域TS11は、すべての加入者局が受信可能な領域であり、基地局から送信されるフレームの同期をとるためのPR(プリアンブル信号)、送信している基地局を示す基地局番号、フレーム構造を示すフレーム位置指定情報、コマンド(監視制御)、スロット割当情報、および誤り検出符号から構成される。ここで、フレーム位置指定情報は、下りデータ領域指定情報(TS12とTS14の各領域指定情報)、DMF領域指定情報、スロットデマンド領域指定情報、上りデータ領域指定情報(TS17とTS18の各領域指定情報)から構成される。スロット割当情報は、TS16のアクセス調停を行うためのスロットデマンド領域割当指定情報、上りデータ領域(TS17,TS18)の各タイムスロットと各加入者局の対応関係を示す上りデータ割当指定情報から構成される。
下りデータ領域(低多値度変調)TS12および下りデータ領域(高多値度変調)TS14は、基地局から複数の加入者局に対する下り方向のユーザデータを伝送するための領域であり、変調方式ごとに領域化され、各加入者局に対するユーザデータを伝送するために複数のタイムスロットに分割されている。パイロット信号TS13は、基地局で変調方式を切り替えるための時間を考慮して配置される。
上りデータ領域(低多値度変調)TS17および上りデータ領域(高多値度変調)TS18は、複数の加入者局から基地局に対する上り方向のユーザデータを伝送するための領域であり、変調方式ごとに領域化され、各加入者局からのユーザデータを伝送するために複数のタイムスロットに分割されている。なお、下りデータ領域および上りデータ領域は、3以上の変調方式にそれぞれ対応する領域に分割されていてもよい。
下りデータ領域および上りデータ領域の各タイムスロットは、PR(プリアンブル)、加入者局番号、データおよび誤り検出符号から構成される。なお、上りデータ領域のタイムスロットには、隣接する上りバースト信号の衝突を防止するガードタイム(GT)が必要に応じて付加される。
DMF領域TS15は、基地局と複数の加入者局間の距離に応じた伝搬遅延時間を測定し、基地局で受信の際に各加入者局からの無線信号が衝突しないように、各加入者局の送信タイミングを調整する領域である。また、DMF領域TS15では、下りヘッダ領域TS11のコマンド(監視制御)に対するレスポンス(上り監視信号)の送信、加入者局で測定した無線回線品質の判定結果の送信が行われる。
スロットデマンド領域TS16は、加入者局からランダムに発生する上りデータの送信要求を行う領域であり、下りヘッダ領域TS11のスロットデマンド領域割当指定情報により指定された加入者局のみがアクセス可能であり、上り送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ通知する。
ここで、基地局および加入者局の制御動作の概要について説明する。
基地局では、無線フレーム周期ごとにスケジューリングされた上下タイムスロットと各加入者局の対応関係、および基地局と加入者局間の無線回線品質に応じて決定された加入者局ごとの変調方式、および各領域(TS11〜TS19)の位置を一元管理している。
下りデータ領域(低多値度変調)TS12および下りデータ領域(高多値度変調)TS14では、下りヘッダ領域TS11で全加入者局へ通知した下りデータ領域指定情報の各変調方式位置に従って変調方式を切り替え、下りユーザデータを変調して送信する。また、上りデータ領域(低多値度変調)TS17および上りデータ領域(高多値度変調)TS18では、下りヘッダ領域TS11で全加入者局へ通知した上りデータ領域指定情報の各変調方式位置に従って復調方式を切り替え、加入者局からの上りユーザデータを復調する。
各加入者局は、基地局から下りヘッダ領域TS11で通知された下りデータ領域指定情報の各変調方式位置に従って復調方式を切り替えて復調し、下りデータ領域の各タイムスロットで受信した下りユーザデータの中で、加入者局番号が自局の番号と一致したデータを端末側へ出力する。また、基地局から下りヘッダ領域TS11で通知されたスロットデマンド領域割当指定情報に従い、スロットデマンド領域TS16の加入者局指定のスロットで送信したいスロット数を要求する。
基地局は、スロットデマンド領域で各加入者局から要求された各加入者局のスロット要求数を記憶し、各加入者局ごとのトラヒック量を一元管理している。すなわち、スロット要求数と、無線回線品質に基づいて決定した変調方式に応じて、各加入者局に対するスケジューリングを行う。図1に示す変調方式ごとに領域化されたTS17,TS18の開始位置、および上りタイムスロットと各加入者局の対応関係は、下りヘッダ領域TS11の上りデータ領域指定情報および上りデータ割当指定情報により各加入者局へ通知される。
各加入者局は、下りヘッダ領域TS11の上りデータ割当指定情報から、自局の番号と一致するタイムスロットを検索することにより送信可能なタイムスロットを求め、上りデータ領域指定情報から自局に割り当てられたタイムスロットが属する領域の変調方式を選択し、指定された変調方式およびタイムスロットで上りユーザデータを変調して送信する。
(本発明における無線回線品質判定のシーケンス)
図2は、本発明における無線回線品質判定のシーケンスの一例を示す。図において、加入者局は、基地局から送信される下り回線領域(TS11〜TS14)を受信し、現在データ伝送に用いている変調方式の領域(例えばTS12)あるいは現在より1ランク高多値度の変調方式の領域(例えばTS14)の無線回線品質を判定する。それらの判定結果は、下りヘッダ領域TS11のコマンドに自局の番号が含まれているときに、上り回線のDMF領域TS15の指定されたタイミングで基地局に送信される。
(本発明における変調方式切替の制御手順)
図3は、無線回線品質判定に応じた変調方式切替の制御手順の第1例を示す。ここでは、変調方式として多値度が3ランク以上用意されている場合を想定している。
図において、無線回線品質を判定する加入者局および加入者局から無線回線品質の判定結果を受けて変調方式の切り替えを行う基地局では、現在データ伝送に用いている変調方式のランクに応じた処理を行う(S1)。
現在の変調方式が最高のランクであれば、現在の変調方式における無線回線品質を判定し(S2)、その判定結果が「品質劣化」の場合は1ランク低多値度の変調方式へ切り替える(S3,S4)。一方、その判定結果が「品質良好」の場合は、現在の変調方式が上限であるので現在の変調方式を維持する(S3,S1)。ここまでは従来と同様である。
現在の変調方式が最低のランクであれば、現在の変調方式より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し(S5)、その判定結果が「品質良好」の場合は現在より1ランク高多値度の変調方式に切り替えても十分な無線回線品質が得られると判断し、現在より1ランク高多値度の変調方式へ切り替える(S6,S7)。一方、その判定結果が「品質劣化」の場合は、現在より1ランク高多値度の変調方式に切り替えると十分な無線回線品質が得られないと判断し、現在の変調方式を維持する(S6,S1)。
現在の変調方式が中間のランクであれば、現在の変調方式より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し(S8)、その判定結果が「品質良好」の場合は現在より1ランク高多値度の変調方式に切り替えても十分な無線回線品質が得られると判断し、現在より1ランク高多値度の変調方式へ切り替える(S9,S7)。一方、その判定結果が「品質劣化」の場合は、現在の変調方式における無線回線品質を判定し(S2)、その判定結果が「品質劣化」の場合は1ランク低多値度の変調方式へ切り替える(S3,S4)。また、現在の変調方式における判定結果が「品質良好」の場合は、S9ですでに現在より1ランク高多値度の変調方式で十分な無線回線品質が得られないと判断されているので、現在の変調方式を維持する(S3,S1)。
このように、現在の変調方式から上位のランクに切り替え可能な場合に、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を切り替え前に判定し、その判定結果が「品質良好」となったときに限り、現在より1ランク高多値度の変調方式に切り替えることが本発明の特徴である。現在より1ランク低多値度の変調方式に切り替える契機は、現在の変調方式における無線回線品質の判定結果が「品質劣化」となった場合であり、従来と同様である。
図4は、無線回線品質判定に応じた変調方式切替の制御手順の第2例を示す。第1例との違いは、S8において、現在の変調方式における無線回線品質の判定と、現在の変調方式より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定を同時に行うところにある(S8’)。これにより、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質の判定結果が「品質劣化」の場合に、ただちに現在の変調方式における無線回線品質の判定結果に応じて、1ランク低多値度の変調方式へ切り替えるか、現在の変調方式を維持するか選択することができる(S9,S3,S4,S1)。その他の制御手順は第1例と同じである。
なお、第1例および第2例において、変調方式の多値度が2ランクの場合は、S1で現在の変調方式に「中間」がない制御手順に相当する。例えば図1のフレーム構成において、現在は低多値度の変調方式に対応する下りデータ領域TS12を用いているときに、高多値度の変調方式が採用されている下りデータ領域TS14の無線回線品質を判定し、TS14の無線回線品質が「品質良好」と判定された場合に、高多値度の変調方式への切り替えを行うようにする。
(基地局の下りデータ領域の制御手順)
図5は、基地局の下りデータ領域の制御手順の一例を示す。図において、基地局は、下りデータ領域(TS12,TS14)および上りデータ領域(TS17,TS18)の決定後に、下りデータ領域(TS12,TS14)を各加入者局へ割り当てる(S11)。ここで、高多値度の変調方式の領域であるTS14にデータが存在するか否かを判断し(S12)、TS14にデータが存在しない場合にはダミーデータをTS14に割り当てる(S13)。その後、実データまたはダミーデータが割り当てられたTS14を含む下りデータ領域(TS12,TS14)により下りデータの送信を行う(S14)。
これにより、現在低多値度の変調方式が割り当てられている下りデータ領域TS12で下りデータを受信している加入者局において、1ランク高多値度の変調方式に対応する下りデータ領域TS14を用いた無線回線品質の判定が可能になる。なお、3ランク以上の変調方式に対応する下りデータ領域がある場合には、現在の変調方式より1ランク高多値度の変調方式に対応する下りデータ領域に対して同様の処理を行えばよい。
また、下りヘッダ領域に無線回線品質の判定対象のデータ領域と同様の変調方式が用いられている場合には、その下りヘッダ領域についても無線回線品質の判定対象としてもよい。
本発明の無線アクセスシステムにおける無線フレームの構成例を示す図。 本発明における無線回線品質判定のシーケンスを示す図。 無線回線品質判定に応じた変調方式切替の制御手順の第1例を示すフローチャート。 無線回線品質判定に応じた変調方式切替の制御手順の第2例を示すフローチャート。 基地局の下りデータ領域の制御手順の一例を示すフローチャート。 無線アクセスシステムの全体構成を示す図。
符号の説明
1 基地局
2 加入者局
3 ネットワーク
4 ユーザ端末

Claims (6)

  1. 基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムの無線回線品質判定方法において、
    前記双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は前記各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、
    前記加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し、その判定結果を前記基地局に通知し、
    前記基地局は、前記無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、前記無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、前記現在より1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断する
    ことを特徴とする無線回線品質判定方法。
  2. 基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムの無線回線品質判定方法において、
    前記双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は前記各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、
    前記加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式および1ランク低多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在の変調方式および現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質をそれぞれ判定し、それぞれの変調方式における判定結果を前記基地局に通知し、
    前記基地局は、前記無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、前記無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、前記1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断し、現在の変調方式における判定結果に応じて1ランク低多値度の変調方式への切り替え可否を判断する
    ことを特徴とする無線回線品質判定方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線回線品質判定方法において、
    前記無線フレームの下りデータ領域、あるいは下りデータ領域および下りヘッダ領域に、前記複数の変調方式にそれぞれ対応する領域が設定されている
    ことを特徴とする無線回線品質判定方法。
  4. 基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムにおいて、
    前記双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は前記各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、
    前記加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質を判定し、その判定結果を前記基地局に通知する手段を備え、
    前記基地局は、前記無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、前記無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、前記現在より1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断する手段を備えた
    ことを特徴とする無線アクセスシステム。
  5. 基地局と複数の加入者局との間で、P−MP方式およびTDMA方式により双方向の無線通信を行い、かつ基地局と各加入者局間の無線回線品質に応じて変調方式を切り替える無線アクセスシステムにおいて、
    前記双方向通信に用いる無線フレームに、複数の変調方式にそれぞれ対応するデータ領域を含み、各データ領域は前記各加入者局に割り当てられる複数のタイムスロットで構成され、
    前記加入者局は、現在データ伝送に用いている変調方式より1ランク高多値度の変調方式および1ランク低多値度の変調方式のデータ領域があるときに、現在の変調方式および現在より1ランク高多値度の変調方式における無線回線品質をそれぞれ判定し、それぞれの変調方式における判定結果を前記基地局に通知する手段を備え、
    前記基地局は、前記無線回線品質の判定対象となる無線フレームの発生がなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを搭載した無線フレームを送信し、前記無線回線品質の判定対象となるデータ領域にデータが存在しなければ、対応する変調方式で変調されたダミーデータを当該データ領域に割り当て、前記1ランク高多値度の変調方式における判定結果に応じて1ランク高多値度の変調方式への切り替え可否を判断し、現在の変調方式における判定結果に応じて1ランク低多値度の変調方式への切り替え可否を判断する手段を備えた
    ことを特徴とする無線アクセスシステム。
  6. 請求項4または請求項5に記載の無線アクセスシステムにおいて、
    前記無線フレームの下りデータ領域、あるいは下りデータ領域および下りヘッダ領域に、前記複数の変調方式にそれぞれ対応する領域が設定された構成である
    ことを特徴とする無線アクセスシステム。
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