JP2003244105A - 通信装置およびその方法、ならびにプログラムおよびその記録媒体 - Google Patents
通信装置およびその方法、ならびにプログラムおよびその記録媒体Info
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- JP2003244105A JP2003244105A JP2002041713A JP2002041713A JP2003244105A JP 2003244105 A JP2003244105 A JP 2003244105A JP 2002041713 A JP2002041713 A JP 2002041713A JP 2002041713 A JP2002041713 A JP 2002041713A JP 2003244105 A JP2003244105 A JP 2003244105A
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- transmission method
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】通信環境に応じて伝送方式を適応的に変化させ
る際の応答性を向上できる通信装置とその方法、ならび
にそのような通信装置のプログラムとその記録媒体を提
供する。 【解決手段】送信部104の伝送方式が、複数の伝送方
式の中から、測定部105における伝送品質の測定結果
に応じて選択される。この伝送方式の選択は、選択周期
更新部107によって設定される選択周期で反復され
る。また、この選択周期は、伝送方式の選択サイクルご
とに更新される。データテーブル1072には、それぞ
れの伝送方式に対応づけられた所定の周期データが保持
されており、伝送方式選択部106で選択された伝送方
式に対応する周期データがここから検索される。この検
索された周期データに応じて、次の選択サイクルにおけ
る伝送方式の選択周期が決定される。
る際の応答性を向上できる通信装置とその方法、ならび
にそのような通信装置のプログラムとその記録媒体を提
供する。 【解決手段】送信部104の伝送方式が、複数の伝送方
式の中から、測定部105における伝送品質の測定結果
に応じて選択される。この伝送方式の選択は、選択周期
更新部107によって設定される選択周期で反復され
る。また、この選択周期は、伝送方式の選択サイクルご
とに更新される。データテーブル1072には、それぞ
れの伝送方式に対応づけられた所定の周期データが保持
されており、伝送方式選択部106で選択された伝送方
式に対応する周期データがここから検索される。この検
索された周期データに応じて、次の選択サイクルにおけ
る伝送方式の選択周期が決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置とその方
法、ならびにプログラムとその記録媒体に係り、特に、
通信環境に応じて伝送方式を適応的に変化させることが
可能な通信装置とその方法、ならびにそのような通信装
置のプログラムとその記録媒体に関するものである。
法、ならびにプログラムとその記録媒体に係り、特に、
通信環境に応じて伝送方式を適応的に変化させることが
可能な通信装置とその方法、ならびにそのような通信装
置のプログラムとその記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有線の通信装置と比べて無線の通信装置
はデータの誤り率が高く、特にマルチパスやフェージン
グなどによる電波伝搬環境の悪化に応じてスループット
が大きく変化してしまう。このため、例えば無線LAN
(local area network)などに用いられる無線通信装置
には、畳み込み符号化器における符号化率や、変調器に
おける変調方式などの伝送方式を通信環境に応じて適応
的に切り換えることにより、情報の伝送品質を向上させ
る機能が備わっている。この機能は、一般にフォールバ
ック(fall back)やフォールフォア−ド(fall forwar
d)、レートアダプテーション(rate adaptation)、ま
たはリンクアダプテーション(link adaptation)など
と呼ばれている。
はデータの誤り率が高く、特にマルチパスやフェージン
グなどによる電波伝搬環境の悪化に応じてスループット
が大きく変化してしまう。このため、例えば無線LAN
(local area network)などに用いられる無線通信装置
には、畳み込み符号化器における符号化率や、変調器に
おける変調方式などの伝送方式を通信環境に応じて適応
的に切り換えることにより、情報の伝送品質を向上させ
る機能が備わっている。この機能は、一般にフォールバ
ック(fall back)やフォールフォア−ド(fall forwar
d)、レートアダプテーション(rate adaptation)、ま
たはリンクアダプテーション(link adaptation)など
と呼ばれている。
【0003】図10は、無線LANによる通信システム
の一例を示すブロック図である。ステーション2および
ステーション3は、アクセスポイント1を介して通信を
行うとともに、アクセスポイント1を介して図示しない
有線LANや、インターネットなど広域ネットワークに
アクセスすることができる。ステーション2、ステーシ
ョン3、およびアクセスポイント1には、通信環境に応
じて伝送方式を適応的に切り換えることが可能な通信装
置がそれぞれ装備されている。
の一例を示すブロック図である。ステーション2および
ステーション3は、アクセスポイント1を介して通信を
行うとともに、アクセスポイント1を介して図示しない
有線LANや、インターネットなど広域ネットワークに
アクセスすることができる。ステーション2、ステーシ
ョン3、およびアクセスポイント1には、通信環境に応
じて伝送方式を適応的に切り換えることが可能な通信装
置がそれぞれ装備されている。
【0004】図11は、図10に示すような無線LAN
の通信システムを構成する通信装置の構成例を示す概略
的なブロック図である。図11に示す通信装置は、アン
テナ11、アンテナ共用部12、受信部13、送信部1
4、スループット測定部15、伝送方式選択部16を有
する。
の通信システムを構成する通信装置の構成例を示す概略
的なブロック図である。図11に示す通信装置は、アン
テナ11、アンテナ共用部12、受信部13、送信部1
4、スループット測定部15、伝送方式選択部16を有
する。
【0005】図11の通信装置において、受信部13お
よび送信部14は、伝送方式(例えば変調方式や符号化
率など)を切り換えることが可能である。図12の例に
おいて、受信部13の伝送方式は、受信信号に応じて受
信部13自身により自動的に切り換えられ、送信部14
の伝送方式は、伝送方式選択部16の制御に応じて切り
換えられる。アンテナ11に受信された信号は、アンテ
ナ共用部12において送信信号と分離され、受信部13
においてデータとして再生される。この時、受信部13
で受信される有効なデータの量が、伝送方式選択部16
の設定した測定タイミングにおいて、スループット測定
部15により測定される。受信データの平均的なスルー
プットは、測定された有効データ量と測定時間との比と
して求められる。この平均スループットの測定結果を受
けた伝送方式選択部16によって、複数の伝送方式の中
からスループットが最も良好となる伝送方式が選択さ
れ、これに応じて送信部の伝送方式が設定される。
よび送信部14は、伝送方式(例えば変調方式や符号化
率など)を切り換えることが可能である。図12の例に
おいて、受信部13の伝送方式は、受信信号に応じて受
信部13自身により自動的に切り換えられ、送信部14
の伝送方式は、伝送方式選択部16の制御に応じて切り
換えられる。アンテナ11に受信された信号は、アンテ
ナ共用部12において送信信号と分離され、受信部13
においてデータとして再生される。この時、受信部13
で受信される有効なデータの量が、伝送方式選択部16
の設定した測定タイミングにおいて、スループット測定
部15により測定される。受信データの平均的なスルー
プットは、測定された有効データ量と測定時間との比と
して求められる。この平均スループットの測定結果を受
けた伝送方式選択部16によって、複数の伝送方式の中
からスループットが最も良好となる伝送方式が選択さ
れ、これに応じて送信部の伝送方式が設定される。
【0006】図12は、図11の通信装置における伝送
方式の切り換え動作を説明するためのフローチャートで
ある。 ステップST1:伝送方式選択部16において選択され
た基本の伝送方式(初期状態では所定の伝送方式)が送
信部14に設定される。 ステップST2:伝送方式選択部6の図示しないタイマ
ーにおいて、後述する伝送方式の選択周期の終了判定を
行うための時間測定が開始される。
方式の切り換え動作を説明するためのフローチャートで
ある。 ステップST1:伝送方式選択部16において選択され
た基本の伝送方式(初期状態では所定の伝送方式)が送
信部14に設定される。 ステップST2:伝送方式選択部6の図示しないタイマ
ーにおいて、後述する伝送方式の選択周期の終了判定を
行うための時間測定が開始される。
【0007】ステップST3:基本の伝送方式における
受信データの平均スループットが測定される。 ステップST4:基本の伝送方式に比べて、理想的に得
られる伝送レート(以降、省略して、単にレートと呼
ぶ)が高くなるように、伝送方式が切り換えられる。 ステップST5:切り換えられた伝送方式において、同
様に受信データのスループットが測定される。 ステップST6:基本の伝送方式に比べて、レートが低
くなるように、伝送方式が切り換えられる。 ステップST7:切り換えられた伝送方式において、同
様に受信データのスループットが測定される。
受信データの平均スループットが測定される。 ステップST4:基本の伝送方式に比べて、理想的に得
られる伝送レート(以降、省略して、単にレートと呼
ぶ)が高くなるように、伝送方式が切り換えられる。 ステップST5:切り換えられた伝送方式において、同
様に受信データのスループットが測定される。 ステップST6:基本の伝送方式に比べて、レートが低
くなるように、伝送方式が切り換えられる。 ステップST7:切り換えられた伝送方式において、同
様に受信データのスループットが測定される。
【0008】ステップST8:伝送方式が、再び基本の
伝送方式に戻される。 ステップST9:基本の伝送方式において、受信データ
の平均スループットが測定される。 ステップST10:ステップST2において測定が開始
されたタイマーの値と所定の値とを比較することによっ
て、ステップST2からの経過時間が、伝送方式の選択
周期として定められた一定の時間に達しているか否かが
判定される。一定の時間に達していない場合には、ステ
ップST9における平均スループットの測定が再び実行
される。一定の時間に達している場合には、ステップS
T1に戻って基本の伝送方式の選択が行われる。すなわ
ち、ステップST2からステップST9の間で行われた
平均スループットの測定結果が、基本の伝送方式と、そ
れより高レートまたは低レートの伝送方式との間で比較
され、最も測定結果が良好な伝送方式が次のサイクルに
おける基本の伝送方式として選択される。
伝送方式に戻される。 ステップST9:基本の伝送方式において、受信データ
の平均スループットが測定される。 ステップST10:ステップST2において測定が開始
されたタイマーの値と所定の値とを比較することによっ
て、ステップST2からの経過時間が、伝送方式の選択
周期として定められた一定の時間に達しているか否かが
判定される。一定の時間に達していない場合には、ステ
ップST9における平均スループットの測定が再び実行
される。一定の時間に達している場合には、ステップS
T1に戻って基本の伝送方式の選択が行われる。すなわ
ち、ステップST2からステップST9の間で行われた
平均スループットの測定結果が、基本の伝送方式と、そ
れより高レートまたは低レートの伝送方式との間で比較
され、最も測定結果が良好な伝送方式が次のサイクルに
おける基本の伝送方式として選択される。
【0009】このように、図11の通信装置において
は、一定の周期で、基本の伝送方式の他に、基本の伝送
方式より高レートの伝送方式、および基本の伝送方式よ
り低レートの伝送方式へ一時的に伝送方式が切り換えら
れ、そのスループットが測定される。そして、これら3
種類の伝送方式におけるスループットの測定結果を比較
し、最も良好なスループットが得られるように伝送方式
が切り換えられる。
は、一定の周期で、基本の伝送方式の他に、基本の伝送
方式より高レートの伝送方式、および基本の伝送方式よ
り低レートの伝送方式へ一時的に伝送方式が切り換えら
れ、そのスループットが測定される。そして、これら3
種類の伝送方式におけるスループットの測定結果を比較
し、最も良好なスループットが得られるように伝送方式
が切り換えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の通信装置においては、基本の伝送方式の種類に関わら
ず常に一定の周期で伝送方式の再選択が行われるため、
高レートの伝送方式と低レートの伝送方式では伝送され
るデータ量が異なる問題がある。
の通信装置においては、基本の伝送方式の種類に関わら
ず常に一定の周期で伝送方式の再選択が行われるため、
高レートの伝送方式と低レートの伝送方式では伝送され
るデータ量が異なる問題がある。
【0011】すなわち、平均スループットを求める際の
測定時間が一定に制約されると、低レートの伝送方式に
おいて測定時間内に伝送されるデータ量と、高レートの
伝送方式において測定時間内に伝送されるデータ量とで
は、後者の方がより多くなる。したがって、低レートの
伝送方式においてスループットが適切に行える程度に測
定時間を長く設定した場合、高レートの伝送方式におい
ては、この測定時間において受信されるデータ量が、ス
ループット測定にとって望ましいレベルを越えて、多く
なりすぎてしまう。このため、本来ならもっと短い周期
できめ細かく行うことが可能な伝送方式の選択周期が無
駄に長くなってしまい、かえって通信環境の変化に対す
る応答性が悪化してしまう問題がある。
測定時間が一定に制約されると、低レートの伝送方式に
おいて測定時間内に伝送されるデータ量と、高レートの
伝送方式において測定時間内に伝送されるデータ量とで
は、後者の方がより多くなる。したがって、低レートの
伝送方式においてスループットが適切に行える程度に測
定時間を長く設定した場合、高レートの伝送方式におい
ては、この測定時間において受信されるデータ量が、ス
ループット測定にとって望ましいレベルを越えて、多く
なりすぎてしまう。このため、本来ならもっと短い周期
できめ細かく行うことが可能な伝送方式の選択周期が無
駄に長くなってしまい、かえって通信環境の変化に対す
る応答性が悪化してしまう問題がある。
【0012】また、図11の通信装置では、伝送方式が
周期的に選択される際に、1つのサイクルにおけるスル
ープットの測定結果に応じて、その次のサイクルにおけ
る伝送方式が順次選択されている。この方式では、通信
環境が刻々と変化している場合、その環境変化に素早く
反応して伝送方式を切り換えることができる利点がある
ものの、通信環境が安定している場合には、基本の伝送
方式より高レートまたは低レートの伝送方式に切り換え
る際のスループットの悪化が、全体のスループットを無
駄に低下させてしまう問題がある。
周期的に選択される際に、1つのサイクルにおけるスル
ープットの測定結果に応じて、その次のサイクルにおけ
る伝送方式が順次選択されている。この方式では、通信
環境が刻々と変化している場合、その環境変化に素早く
反応して伝送方式を切り換えることができる利点がある
ものの、通信環境が安定している場合には、基本の伝送
方式より高レートまたは低レートの伝送方式に切り換え
る際のスループットの悪化が、全体のスループットを無
駄に低下させてしまう問題がある。
【0013】すなわち、通信環境が安定している期間に
おいては、基本の伝送方式が最も良好なスループットが
得られる伝送方式であるので、その基本の伝送方式より
高レートまたは低レートの伝送方式へ切り換えが行われ
た場合、基本の伝送方式に比べてスループットが悪化し
てしまう。したがって、図11の通信装置では、通信環
境が変化する度合いに関わらず、常に一定の周期で伝送
方式の選択が行われるので、通信環境の変化が少ない安
定した状態においては、伝送方式を切り換えて行なわれ
る通信環境の検査頻度が過剰になり、スループットが無
駄に低下してしまう問題がある。
おいては、基本の伝送方式が最も良好なスループットが
得られる伝送方式であるので、その基本の伝送方式より
高レートまたは低レートの伝送方式へ切り換えが行われ
た場合、基本の伝送方式に比べてスループットが悪化し
てしまう。したがって、図11の通信装置では、通信環
境が変化する度合いに関わらず、常に一定の周期で伝送
方式の選択が行われるので、通信環境の変化が少ない安
定した状態においては、伝送方式を切り換えて行なわれ
る通信環境の検査頻度が過剰になり、スループットが無
駄に低下してしまう問題がある。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、通信環境に応じて伝送方式
を適応的に変化させる際の応答性を向上できる通信装置
とその方法、ならびにそのような通信装置のプログラム
とその記録媒体を提供することにある。また、第2の目
的は、通信環境に応じて伝送方式を適応的に変化させる
ために行われる通信環境の検査が過剰になることによっ
て情報の伝送品質が劣化する度合いを低減できる通信装
置とその方法、ならびにそのような通信装置のプログラ
ムとその記録媒体を提供することにある。
であり、その第1の目的は、通信環境に応じて伝送方式
を適応的に変化させる際の応答性を向上できる通信装置
とその方法、ならびにそのような通信装置のプログラム
とその記録媒体を提供することにある。また、第2の目
的は、通信環境に応じて伝送方式を適応的に変化させる
ために行われる通信環境の検査が過剰になることによっ
て情報の伝送品質が劣化する度合いを低減できる通信装
置とその方法、ならびにそのような通信装置のプログラ
ムとその記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る通信装置は、通信に用い
る伝送方式を、複数の所定の伝送方式の中から、情報の
伝送品質に応じて選択する通信装置であって、上記伝送
品質の測定手段と、通信に用いる伝送方式を、上記複数
の伝送方式の中から、上記測定手段における伝送品質の
測定結果に応じて選択するとともに、当該伝送方式の選
択を、設定された選択周期で反復する伝送方式選択手段
と、上記伝送方式選択手段における伝送方式の選択結果
に応じて、上記選択周期を順次更新する選択周期更新手
段とを有する。好適には、上記選択周期更新手段は、そ
れぞれの伝送方式と所定の周期データとを対応付けたデ
ータテーブルと、上記伝送方式選択手段において選択さ
れた伝送方式に対応する周期データを上記データテーブ
ルから順次検索し、当該検索された周期データに応じて
上記選択周期を設定する設定手段とを含む。
め、本発明の第1の観点に係る通信装置は、通信に用い
る伝送方式を、複数の所定の伝送方式の中から、情報の
伝送品質に応じて選択する通信装置であって、上記伝送
品質の測定手段と、通信に用いる伝送方式を、上記複数
の伝送方式の中から、上記測定手段における伝送品質の
測定結果に応じて選択するとともに、当該伝送方式の選
択を、設定された選択周期で反復する伝送方式選択手段
と、上記伝送方式選択手段における伝送方式の選択結果
に応じて、上記選択周期を順次更新する選択周期更新手
段とを有する。好適には、上記選択周期更新手段は、そ
れぞれの伝送方式と所定の周期データとを対応付けたデ
ータテーブルと、上記伝送方式選択手段において選択さ
れた伝送方式に対応する周期データを上記データテーブ
ルから順次検索し、当該検索された周期データに応じて
上記選択周期を設定する設定手段とを含む。
【0016】本発明の第1の観点に係る通信装置によれ
ば、上記伝送方式選択手段において、複数の所定の伝送
方式の中から、上記測定手段における伝送品質の測定結
果に応じて、通信に用いる伝送方式が選択されるととも
に、この伝送方式の選択は、上記選択周期更新手段によ
って設定される選択周期で反復される。また、上記選択
周期は、上記選択周期更新手段において、上記選択手段
における伝送方式の選択結果に応じて順次更新される。
例えば、上記設定手段によって、それぞれの伝送方式と
所定の周期データとを対応付けたデータテーブルから、
上記伝送方式選択手段で選択された伝送方式に対応する
周期データが順次検索され、この検索された周期データ
に応じて、上記選択周期が設定される。
ば、上記伝送方式選択手段において、複数の所定の伝送
方式の中から、上記測定手段における伝送品質の測定結
果に応じて、通信に用いる伝送方式が選択されるととも
に、この伝送方式の選択は、上記選択周期更新手段によ
って設定される選択周期で反復される。また、上記選択
周期は、上記選択周期更新手段において、上記選択手段
における伝送方式の選択結果に応じて順次更新される。
例えば、上記設定手段によって、それぞれの伝送方式と
所定の周期データとを対応付けたデータテーブルから、
上記伝送方式選択手段で選択された伝送方式に対応する
周期データが順次検索され、この検索された周期データ
に応じて、上記選択周期が設定される。
【0017】また、上記選択周期更新手段は、上記測定
手段における上記伝送品質の測定値が時間的に変化する
変化率、または、上記伝送方式選択手段による伝送方式
の選択にともなって理想的な伝送レートの値が時間的に
変化する変化率の少なくとも1つを算出する変化率算出
手段と、所定の変化率範囲ごとに、それぞれの上記伝送
方式と所定の周期データとを対応付けたデータテーブル
と、上記変化率算出手段において算出された変化率が含
まれる上記変化率範囲と、上記伝送方式選択手段におい
て選択された伝送方式とに対応する周期データを、上記
データテーブルから順次検索し、当該検索された周期デ
ータに応じて上記選択周期を設定する設定手段とを含ん
でも良い。これにより、上記変化率算出手段において、
上記測定手段の伝送品質の測定値が時間的に変化する変
化率、または、上記伝送方式選択手段による伝送方式の
選択にともなって理想的な伝送レートの値が時間的に変
化する変化率の少なくとも1つが算出される。そして、
所定の変化率範囲ごとに、それぞれの上記伝送方式と所
定の周期データとが対応付けられたデータテーブルか
ら、上記変化率算出手段において算出された変化率が含
まれる上記変化率範囲と、上記伝送方式選択手段におい
て選択された伝送方式とに対応する周期データが、上記
設定手段によって順次検索される。この検索された周期
データに応じて、上記選択周期が設定される。
手段における上記伝送品質の測定値が時間的に変化する
変化率、または、上記伝送方式選択手段による伝送方式
の選択にともなって理想的な伝送レートの値が時間的に
変化する変化率の少なくとも1つを算出する変化率算出
手段と、所定の変化率範囲ごとに、それぞれの上記伝送
方式と所定の周期データとを対応付けたデータテーブル
と、上記変化率算出手段において算出された変化率が含
まれる上記変化率範囲と、上記伝送方式選択手段におい
て選択された伝送方式とに対応する周期データを、上記
データテーブルから順次検索し、当該検索された周期デ
ータに応じて上記選択周期を設定する設定手段とを含ん
でも良い。これにより、上記変化率算出手段において、
上記測定手段の伝送品質の測定値が時間的に変化する変
化率、または、上記伝送方式選択手段による伝送方式の
選択にともなって理想的な伝送レートの値が時間的に変
化する変化率の少なくとも1つが算出される。そして、
所定の変化率範囲ごとに、それぞれの上記伝送方式と所
定の周期データとが対応付けられたデータテーブルか
ら、上記変化率算出手段において算出された変化率が含
まれる上記変化率範囲と、上記伝送方式選択手段におい
て選択された伝送方式とに対応する周期データが、上記
設定手段によって順次検索される。この検索された周期
データに応じて、上記選択周期が設定される。
【0018】本発明の第2の観点に係る通信方法は、情
報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝送方式を、複数
の伝送方式の中から、上記伝送品質の測定結果に応じて
選択する伝送方式の選択とを反復するとともに、上記伝
送方式の選択周期を、上記伝送方式の選択結果に応じて
順次更新する。好適には、それぞれの伝送方式と所定の
周期データとを対応付けたデータテーブルから、上記選
択された伝送方式に対応する周期データを検索し、当該
検索された周期データに応じて、上記選択周期を更新す
る。
報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝送方式を、複数
の伝送方式の中から、上記伝送品質の測定結果に応じて
選択する伝送方式の選択とを反復するとともに、上記伝
送方式の選択周期を、上記伝送方式の選択結果に応じて
順次更新する。好適には、それぞれの伝送方式と所定の
周期データとを対応付けたデータテーブルから、上記選
択された伝送方式に対応する周期データを検索し、当該
検索された周期データに応じて、上記選択周期を更新す
る。
【0019】また、上記伝送品質の測定値が時間的に変
化する変化率、または、上記伝送方式の選択にともなっ
て理想的な伝送レートの値が時間的に変化する変化率の
少なくとも1つを算出し、それぞれの上記伝送方式と所
定の周期データとを所定の変化率範囲ごとに対応付けた
データテーブルから、上記算出された変化率が含まれる
変化率範囲と、上記選択された伝送方式とに対応する周
期データを検索し、当該検索された周期データに応じ
て、上記選択周期を更新しても良い。
化する変化率、または、上記伝送方式の選択にともなっ
て理想的な伝送レートの値が時間的に変化する変化率の
少なくとも1つを算出し、それぞれの上記伝送方式と所
定の周期データとを所定の変化率範囲ごとに対応付けた
データテーブルから、上記算出された変化率が含まれる
変化率範囲と、上記選択された伝送方式とに対応する周
期データを検索し、当該検索された周期データに応じ
て、上記選択周期を更新しても良い。
【0020】本発明の第3の観点に係るプログラムは、
通信装置に、情報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝
送方式を、複数の伝送方式の中から、上記伝送品質の測
定結果に応じて選択する伝送方式の選択とを反復するス
テップと、それぞれの伝送方式と所定の周期データとを
対応付けたデータテーブルから、上記選択された伝送方
式に対応する周期データを検索し、当該検索された周期
データに応じて、上記伝送方式の選択が反復される周期
を更新するステップとを有する。
通信装置に、情報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝
送方式を、複数の伝送方式の中から、上記伝送品質の測
定結果に応じて選択する伝送方式の選択とを反復するス
テップと、それぞれの伝送方式と所定の周期データとを
対応付けたデータテーブルから、上記選択された伝送方
式に対応する周期データを検索し、当該検索された周期
データに応じて、上記伝送方式の選択が反復される周期
を更新するステップとを有する。
【0021】本発明の第4の観点に係るプログラムは、
通信装置に、情報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝
送方式を、複数の伝送方式の中から、上記伝送品質の測
定結果に応じて選択する伝送方式の選択とを反復するス
テップと、上記伝送品質の測定値が時間的に変化する変
化率、または、上記伝送方式の選択にともなって理想的
な伝送レートの値が時間的に変化する変化率の少なくと
も1つを算出し、それぞれの上記伝送方式と所定の周期
データとを所定の変化率範囲ごとに対応付けたデータテ
ーブルから、上記算出された変化率が含まれる変化率範
囲と、上記選択された伝送方式とに対応する周期データ
を検索し、当該検索された周期データに応じて、上記伝
送方式の選択が反復される周期を更新するステップとを
有した処理を実行させる。
通信装置に、情報の伝送品質の測定と、通信に用いる伝
送方式を、複数の伝送方式の中から、上記伝送品質の測
定結果に応じて選択する伝送方式の選択とを反復するス
テップと、上記伝送品質の測定値が時間的に変化する変
化率、または、上記伝送方式の選択にともなって理想的
な伝送レートの値が時間的に変化する変化率の少なくと
も1つを算出し、それぞれの上記伝送方式と所定の周期
データとを所定の変化率範囲ごとに対応付けたデータテ
ーブルから、上記算出された変化率が含まれる変化率範
囲と、上記選択された伝送方式とに対応する周期データ
を検索し、当該検索された周期データに応じて、上記伝
送方式の選択が反復される周期を更新するステップとを
有した処理を実行させる。
【0022】本発明の他の目的、特徴は、後述する本発
明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明に
よって明らかになるであろう。
明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明に
よって明らかになるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る通信装置の構成例を示す概略的なブロック図であ
る。図1に示す通信装置1000は、アンテナ101、
アンテナ共用部102、受信部103、送信部104、
測定部105、伝送方式選択部106、および選択周期
更新部107を有する。
ついて、図面を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る通信装置の構成例を示す概略的なブロック図であ
る。図1に示す通信装置1000は、アンテナ101、
アンテナ共用部102、受信部103、送信部104、
測定部105、伝送方式選択部106、および選択周期
更新部107を有する。
【0024】アンテナ共用部102は、送信部104か
らアンテナ101に供給される送信信号と受信部103
に入力される受信信号とを分離して、受信部103と送
信部104とがアンテナ101を共用することを可能に
する。例えばデュプレクサのように、送信信号と受信信
号の周波数帯域の違いを利用して、受信信号に混入する
送信信号の成分をフィルター等により減衰させても良
い。あるいは、トランジスタやリレーなどのスイッチを
用いて、アンテナ101と受信部103または送信部1
04との接続を交互に切り換えても良い。また、受信部
103と送信部104とで独立したアンテナを設けて、
このアンテナ共用部102を省略することもできる。
らアンテナ101に供給される送信信号と受信部103
に入力される受信信号とを分離して、受信部103と送
信部104とがアンテナ101を共用することを可能に
する。例えばデュプレクサのように、送信信号と受信信
号の周波数帯域の違いを利用して、受信信号に混入する
送信信号の成分をフィルター等により減衰させても良
い。あるいは、トランジスタやリレーなどのスイッチを
用いて、アンテナ101と受信部103または送信部1
04との接続を交互に切り換えても良い。また、受信部
103と送信部104とで独立したアンテナを設けて、
このアンテナ共用部102を省略することもできる。
【0025】受信部103は、アンテナ101からアン
テナ共用部102を介して入力した受信信号に対して、
例えば増幅や周波数変換、復調、復号化などの処理を施
し、受信データを再生する。
テナ共用部102を介して入力した受信信号に対して、
例えば増幅や周波数変換、復調、復号化などの処理を施
し、受信データを再生する。
【0026】受信部103の更に詳細な構成の一例につ
いて説明する。図2は、図1における受信部103の構
成例を示す概略的なブロック図である。図2に示す受信
部103は、RF回路1031、直交検波器1032、
復調回路1033、復号器1034および伝送方式設定
部1035を有する。
いて説明する。図2は、図1における受信部103の構
成例を示す概略的なブロック図である。図2に示す受信
部103は、RF回路1031、直交検波器1032、
復調回路1033、復号器1034および伝送方式設定
部1035を有する。
【0027】RF回路1031は、受信信号SRに対し
てフィルタリングや増幅などの高周波信号処理を行う。
直交検波器1032は、RF回路1031からの信号と
中間周波数のキャリア信号との直交検波を行い、中間周
波数帯の信号をベースバンド信号に変換する。
てフィルタリングや増幅などの高周波信号処理を行う。
直交検波器1032は、RF回路1031からの信号と
中間周波数のキャリア信号との直交検波を行い、中間周
波数帯の信号をベースバンド信号に変換する。
【0028】復調回路1033は、伝送方式設定部10
35によって設定された復調方式を用いて、直交検波器
1032から出力されるベースバンド信号を復調する。
復号器1034は、伝送方式設定部1035によって設
定された復号化アルゴリズム(例えばビタビ復号などに
おける復号化のアルゴリズム)用いて、復調回路103
3からの復調信号を復号化する。
35によって設定された復調方式を用いて、直交検波器
1032から出力されるベースバンド信号を復調する。
復号器1034は、伝送方式設定部1035によって設
定された復号化アルゴリズム(例えばビタビ復号などに
おける復号化のアルゴリズム)用いて、復調回路103
3からの復調信号を復号化する。
【0029】伝送方式設定部1035は、制御信号S1
に応じて、復調回路1033の復調方式や、復号器10
34の復号化アルゴリズムを設定する。
に応じて、復調回路1033の復調方式や、復号器10
34の復号化アルゴリズムを設定する。
【0030】上述した構成を有する受信部103によれ
ば、RF回路1031に入力された受信信号SRは、フ
ィルタリングや増幅などの高周波処理がなされ、次い
で、直交検波器1032において中間周波数帯の信号か
らベースバンド信号に変換される。さらに、復調回路1
033において、伝送方式設定部1035により設定さ
れた復調方式で復調され、この復調信号が、復号器22
4において、伝送方式設定部1035により設定された
復号化アルゴリズムで復号されて、受信データDRとし
て再生される。
ば、RF回路1031に入力された受信信号SRは、フ
ィルタリングや増幅などの高周波処理がなされ、次い
で、直交検波器1032において中間周波数帯の信号か
らベースバンド信号に変換される。さらに、復調回路1
033において、伝送方式設定部1035により設定さ
れた復調方式で復調され、この復調信号が、復号器22
4において、伝送方式設定部1035により設定された
復号化アルゴリズムで復号されて、受信データDRとし
て再生される。
【0031】なお、受信部103における伝送方式(復
調方式や復号化アルゴリズムなど)は、送信元における
伝送方式(変調方式や符号化率など)に合わせて決定さ
れる。例えば、送信元の伝送方式が変化した場合に、受
信データが正しく再生される伝送方式を自動的に探す機
能を有した制御部を設け、その制御信号S1に応じて、
伝送方式設定部1035の設定内容を制御しても良い。
また、送信元の通信装置から送られる伝送方式の指示に
関する情報に基づいて受信部103の伝送方式を決定す
る制御部を設け、その制御信号S1に応じて伝送方式設
定部1035の設定内容を制御しても良い。あるいは、
後述する伝送方式選択部106における伝送方式の選択
結果に応じて、伝送方式設定部1035の設定内容を制
御しても良い。以上が、受信部103の説明である。
調方式や復号化アルゴリズムなど)は、送信元における
伝送方式(変調方式や符号化率など)に合わせて決定さ
れる。例えば、送信元の伝送方式が変化した場合に、受
信データが正しく再生される伝送方式を自動的に探す機
能を有した制御部を設け、その制御信号S1に応じて、
伝送方式設定部1035の設定内容を制御しても良い。
また、送信元の通信装置から送られる伝送方式の指示に
関する情報に基づいて受信部103の伝送方式を決定す
る制御部を設け、その制御信号S1に応じて伝送方式設
定部1035の設定内容を制御しても良い。あるいは、
後述する伝送方式選択部106における伝送方式の選択
結果に応じて、伝送方式設定部1035の設定内容を制
御しても良い。以上が、受信部103の説明である。
【0032】送信部104は、送信データに対して、例
えば符号化や変調、周波数変換、増幅などの処理を施し
て送信信号を生成し、アンテナ共用部102を介してア
ンテナ101から送出する。
えば符号化や変調、周波数変換、増幅などの処理を施し
て送信信号を生成し、アンテナ共用部102を介してア
ンテナ101から送出する。
【0033】送信部104の更に詳細な構成の一例につ
いて説明する。図3は、図1における送信部104の構
成例を示す概略的なブロック図である。図3に示す送信
部104は、畳み込み符号化器1041、変調回路10
42、直交変調回路1043、RF回路1044および
伝送方式設定部1045を有する。
いて説明する。図3は、図1における送信部104の構
成例を示す概略的なブロック図である。図3に示す送信
部104は、畳み込み符号化器1041、変調回路10
42、直交変調回路1043、RF回路1044および
伝送方式設定部1045を有する。
【0034】畳み込み符号化器1041は、伝送方式設
定部1045によって設定された符号化率を用いて、送
信データDTを畳み込み符号化する。変調回路1042
は、伝送方式設定部1045によって設定された変調方
式を用いて、畳み込み符号化された受信データを変調す
る。
定部1045によって設定された符号化率を用いて、送
信データDTを畳み込み符号化する。変調回路1042
は、伝送方式設定部1045によって設定された変調方
式を用いて、畳み込み符号化された受信データを変調す
る。
【0035】直交変調回路1043は、所定の中間周波
数を有するキャリア信号と、変調回路1042において
変調された信号とを直交変調し、変調信号を中間周波数
帯の高周波信号に変換する。RF回路1044は、直交
変調回路1043において中間周波数帯の信号に変換さ
れた高周波信号に対して、フィルタリングや増幅などの
高周波信号処理を行って、送信信号STを生成する。
数を有するキャリア信号と、変調回路1042において
変調された信号とを直交変調し、変調信号を中間周波数
帯の高周波信号に変換する。RF回路1044は、直交
変調回路1043において中間周波数帯の信号に変換さ
れた高周波信号に対して、フィルタリングや増幅などの
高周波信号処理を行って、送信信号STを生成する。
【0036】伝送方式設定部1045は、伝送方式選択
部107からの制御信号S2に応じて、畳み込み符号化
器1041における符号化率や、変調回路1042にお
ける変調方式を設定する。
部107からの制御信号S2に応じて、畳み込み符号化
器1041における符号化率や、変調回路1042にお
ける変調方式を設定する。
【0037】上述した構成を有する送信部104によれ
ば、畳み込み符号化器1041に入力される送信データ
DTが、伝送方式設定部1045により設定された符号
化率で畳み込み符号化される。また、この符号化された
信号が、変調回路1042において、伝送方式設定部1
045により設定された変調方式で変調される。さら
に、この変調信号は、直交変調回路1043において中
間周波数帯の信号に変換され、RF回路1044におい
てフィルタリングや増幅等の高周波信号処理がなされ
て、送信信号STとして出力される。
ば、畳み込み符号化器1041に入力される送信データ
DTが、伝送方式設定部1045により設定された符号
化率で畳み込み符号化される。また、この符号化された
信号が、変調回路1042において、伝送方式設定部1
045により設定された変調方式で変調される。さら
に、この変調信号は、直交変調回路1043において中
間周波数帯の信号に変換され、RF回路1044におい
てフィルタリングや増幅等の高周波信号処理がなされ
て、送信信号STとして出力される。
【0038】ここで、変調方式と符号化率との組み合わ
せによる伝送方式の具体例を示す。
せによる伝送方式の具体例を示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1の例では、畳み込み符号化の符号化率
と変調方式との組み合わせに対応した8種類の伝送方式
(伝送方式M1〜伝送方式M8)が示されている。すな
わち、レートが6Mbpsの伝送方式M1において、変
調方式はBPSK(binary phase shift keying)に、
符号化率は1/2に設定される。レートが9Mbpsの
伝送方式M2において、変調方式はBPSKに、符号化
率は3/4に設定される。レートが12Mbpsの伝送
方式M3において、変調方式はQPSK(quadrature p
hase shift keying)に、符号化率は1/2に設定され
る。レートが18Mbpsの伝送方式M4において、変
調方式はQPSKに、符号化率は3/4に設定される。
レートが24Mbpsの伝送方式M5において、変調方
式は16QAM(16 quadrature amplitude modulatio
n)に、符号化率は1/2に設定される。レートが36
Mbpsの伝送方式M6において、変調方式は16QA
Mに、符号化率は3/4に設定される。レートが48M
bpsの伝送方式M7において、変調方式は64QAM
に、符号化率は2/3に設定される。レートが54Mb
psの伝送方式M8において、変調方式は64QAM
に、符号化率は3/4に設定される。以上が、送信部1
04の説明である。
と変調方式との組み合わせに対応した8種類の伝送方式
(伝送方式M1〜伝送方式M8)が示されている。すな
わち、レートが6Mbpsの伝送方式M1において、変
調方式はBPSK(binary phase shift keying)に、
符号化率は1/2に設定される。レートが9Mbpsの
伝送方式M2において、変調方式はBPSKに、符号化
率は3/4に設定される。レートが12Mbpsの伝送
方式M3において、変調方式はQPSK(quadrature p
hase shift keying)に、符号化率は1/2に設定され
る。レートが18Mbpsの伝送方式M4において、変
調方式はQPSKに、符号化率は3/4に設定される。
レートが24Mbpsの伝送方式M5において、変調方
式は16QAM(16 quadrature amplitude modulatio
n)に、符号化率は1/2に設定される。レートが36
Mbpsの伝送方式M6において、変調方式は16QA
Mに、符号化率は3/4に設定される。レートが48M
bpsの伝送方式M7において、変調方式は64QAM
に、符号化率は2/3に設定される。レートが54Mb
psの伝送方式M8において、変調方式は64QAM
に、符号化率は3/4に設定される。以上が、送信部1
04の説明である。
【0041】測定部105は、情報の伝送品質に関する
測定を行う。例えば平均スループットや最大スループッ
ト、BER(bit error rate)などの誤り率を測定す
る。
測定を行う。例えば平均スループットや最大スループッ
ト、BER(bit error rate)などの誤り率を測定す
る。
【0042】伝送方式選択部106は、送信部104に
おける伝送方式を、例えば表1に示すような複数の伝送
方式の中から、測定部105による伝送品質の測定結果
に応じて選択する。また、伝送方式の選択を、選択周期
更新部107によって設定された周期で反復する。
おける伝送方式を、例えば表1に示すような複数の伝送
方式の中から、測定部105による伝送品質の測定結果
に応じて選択する。また、伝送方式の選択を、選択周期
更新部107によって設定された周期で反復する。
【0043】例えば、伝送方式の選択を行う1つのサイ
クル内において、送信部104における伝送方式を、基
本の伝送方式とは異なる少なくとも1つの他の伝送方式
(基本の伝送方式に対して高レートの伝送方式と低レー
トの伝送方式など)に切り換える。そして、測定部10
5における測定のタイミングを制御して、それぞれの伝
送方式における情報の伝送品質を測定部105に測定さ
せる。その測定された伝送品質を比較した結果に基づい
て、次の伝送方式の選択サイクルにおいて送信部104
に設定する伝送方式を選択する。
クル内において、送信部104における伝送方式を、基
本の伝送方式とは異なる少なくとも1つの他の伝送方式
(基本の伝送方式に対して高レートの伝送方式と低レー
トの伝送方式など)に切り換える。そして、測定部10
5における測定のタイミングを制御して、それぞれの伝
送方式における情報の伝送品質を測定部105に測定さ
せる。その測定された伝送品質を比較した結果に基づい
て、次の伝送方式の選択サイクルにおいて送信部104
に設定する伝送方式を選択する。
【0044】選択周期更新部107は、伝送方式選択部
106における伝送方式の選択結果に応じて、伝送方式
選択部106が伝送方式の選択を行う1サイクル分の時
間間隔(選択周期)を順次更新する。
106における伝送方式の選択結果に応じて、伝送方式
選択部106が伝送方式の選択を行う1サイクル分の時
間間隔(選択周期)を順次更新する。
【0045】例えば図1に示すように、選択周期更新部
107は、周期設定部1071およびデータテーブル1
072を含んでいる。データテーブル1072は、例え
ば表2に示すように、複数の伝送方式(伝送方式M1〜
伝送方式M8)のそれぞれに対応付けられた、所定の周
期データを保持する。
107は、周期設定部1071およびデータテーブル1
072を含んでいる。データテーブル1072は、例え
ば表2に示すように、複数の伝送方式(伝送方式M1〜
伝送方式M8)のそれぞれに対応付けられた、所定の周
期データを保持する。
【0046】
【表2】
【0047】なお、表2の例において、周期データは正
規化された単位の無いデータである。周期設定部107
1は、伝送方式の選択サイクルごとに、伝送方式選択部
106において選択された伝送方式に対応する周期デー
タを、表2に示すような周期データを保持するデータテ
ーブル1072から検索する。そして、この検索された
周期データに応じて、次の選択サイクルにおける選択周
期を決定し、伝送方式選択部106に設定する。
規化された単位の無いデータである。周期設定部107
1は、伝送方式の選択サイクルごとに、伝送方式選択部
106において選択された伝送方式に対応する周期デー
タを、表2に示すような周期データを保持するデータテ
ーブル1072から検索する。そして、この検索された
周期データに応じて、次の選択サイクルにおける選択周
期を決定し、伝送方式選択部106に設定する。
【0048】ここで、上述した構成を有する図1の通信
装置1000における伝送方式の切り換え動作につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。
装置1000における伝送方式の切り換え動作につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0049】ステップST101:伝送方式選択部10
6によって、送信部104の伝送方式が初期設定され
る。 ステップST102:伝送方式選択部106が選択した
基本の伝送方式(初期ループにおいては、ステップST
102で初期設定された伝送方式)に応じて、伝送方式
の選択周期が更新される。すなわち、データテーブル1
072から、伝送方式選択部106において選択された
基本の伝送方式に対応する周期データが読み出され、こ
の周期データに応じて伝送方式選択部106の選択周期
が設定される。 ステップST103:後述するステップST111にお
ける選択周期の終了判定を行うための時間測定が開始さ
れる。例えば、伝送方式選択部106の図示しないカウ
ンタに、データテーブル107から読み出された周期デ
ータがセットされ、このカウンタの値がクロックパルス
に同期してインクリメントまたはデクリメントされる。
6によって、送信部104の伝送方式が初期設定され
る。 ステップST102:伝送方式選択部106が選択した
基本の伝送方式(初期ループにおいては、ステップST
102で初期設定された伝送方式)に応じて、伝送方式
の選択周期が更新される。すなわち、データテーブル1
072から、伝送方式選択部106において選択された
基本の伝送方式に対応する周期データが読み出され、こ
の周期データに応じて伝送方式選択部106の選択周期
が設定される。 ステップST103:後述するステップST111にお
ける選択周期の終了判定を行うための時間測定が開始さ
れる。例えば、伝送方式選択部106の図示しないカウ
ンタに、データテーブル107から読み出された周期デ
ータがセットされ、このカウンタの値がクロックパルス
に同期してインクリメントまたはデクリメントされる。
【0050】ステップST104:測定部105におい
て、情報の伝送品質の測定が行われる。例えば、図10
に示すようなステーションからアクセスポイントへデー
タが送信された時点と、このデータに対してアクセスポ
イントからステーションへ受信確認信号(ACK信号)
が返信された時点との時間間隔が測定され、この時間間
隔と伝送されたデータとの比として、平均スループット
が測定される。
て、情報の伝送品質の測定が行われる。例えば、図10
に示すようなステーションからアクセスポイントへデー
タが送信された時点と、このデータに対してアクセスポ
イントからステーションへ受信確認信号(ACK信号)
が返信された時点との時間間隔が測定され、この時間間
隔と伝送されたデータとの比として、平均スループット
が測定される。
【0051】図5は、伝送方式の選択周期Tp中におけ
る複数の測定期間(測定期間C1〜測定期間C5)と、
それぞれの測定期間における伝送方式の例を示す図であ
る。図5に示すように、測定期間の開始時点においてデ
ータ伝送が開始され、測定期間の終了時点においてAC
K信号が返信される。この開始時点と終了時点との時間
間隔Tcと、伝送されたデータ量との比として、平均ス
ループットが測定される。
る複数の測定期間(測定期間C1〜測定期間C5)と、
それぞれの測定期間における伝送方式の例を示す図であ
る。図5に示すように、測定期間の開始時点においてデ
ータ伝送が開始され、測定期間の終了時点においてAC
K信号が返信される。この開始時点と終了時点との時間
間隔Tcと、伝送されたデータ量との比として、平均ス
ループットが測定される。
【0052】また、受信部103の図示しないバッファ
に蓄積される受信データの増分を監視し、増分が一定量
に達するまでの時間を評価することによって、平均スル
ープットを測定しても良い。
に蓄積される受信データの増分を監視し、増分が一定量
に達するまでの時間を評価することによって、平均スル
ープットを測定しても良い。
【0053】ステップST105:送信部104の伝送
方式が、既に設定されている基本の伝送方式より高レー
トの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST106:切り換えられた伝送方式におい
て、ステップST104と同様に、情報の伝送品質が測
定される。 ステップST107:送信部104の伝送方式が、基本
の伝送方式より低レートの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST108:切り換えられた伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。
方式が、既に設定されている基本の伝送方式より高レー
トの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST106:切り換えられた伝送方式におい
て、ステップST104と同様に、情報の伝送品質が測
定される。 ステップST107:送信部104の伝送方式が、基本
の伝送方式より低レートの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST108:切り換えられた伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。
【0054】ステップST109:送信部104の伝送
方式が、再び基本の伝送方式に戻される。 ステップST110:戻された基本の伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。 ステップST111:ステップST103において開始
された時間測定の結果が参照され、ステップST103
からの経過時間が、ステップST102において設定さ
れた選択周期に達しているか否かが判定される。例え
ば、周期データをセットされた上述のカウンタの値が所
定値に達しているか否かが判定される。設定された選択
周期に達していない場合には、ステップST110にお
ける伝送品質の測定が再び実行される。設定された選択
周期に達している場合には、ステップST112に処理
が移行される。
方式が、再び基本の伝送方式に戻される。 ステップST110:戻された基本の伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。 ステップST111:ステップST103において開始
された時間測定の結果が参照され、ステップST103
からの経過時間が、ステップST102において設定さ
れた選択周期に達しているか否かが判定される。例え
ば、周期データをセットされた上述のカウンタの値が所
定値に達しているか否かが判定される。設定された選択
周期に達していない場合には、ステップST110にお
ける伝送品質の測定が再び実行される。設定された選択
周期に達している場合には、ステップST112に処理
が移行される。
【0055】ステップST112:ステップST102
からステップST110の間で行われた平均スループッ
トの測定結果が、基本の伝送方式と、それより高レート
または低レートの伝送方式との間で比較され、最も測定
結果が良好な伝送方式が次のサイクルにおける基本の伝
送方式として選択される。ステップST112の後、再
びステップST102に処理が戻され、ステップST1
12において選択された基本の伝送方式に応じて、選択
周期が更新される。
からステップST110の間で行われた平均スループッ
トの測定結果が、基本の伝送方式と、それより高レート
または低レートの伝送方式との間で比較され、最も測定
結果が良好な伝送方式が次のサイクルにおける基本の伝
送方式として選択される。ステップST112の後、再
びステップST102に処理が戻され、ステップST1
12において選択された基本の伝送方式に応じて、選択
周期が更新される。
【0056】ここで、図5の例を参照して、選択周期T
pの1周期分の具体的な動作を説明する。図5の例で
は、前の伝送方式選択サイクルにおいて、基本の伝送方
式として伝送方式M5が選択されている。この伝送方式
M5に対応する選択周期が設定され(ステップST10
2)、測定周期の終了判定を行うための時間測定が開始
された後(ステップST103)、伝送方式M5におけ
る伝送品質の測定が行われる(ステップST104、測
定期間C1)。
pの1周期分の具体的な動作を説明する。図5の例で
は、前の伝送方式選択サイクルにおいて、基本の伝送方
式として伝送方式M5が選択されている。この伝送方式
M5に対応する選択周期が設定され(ステップST10
2)、測定周期の終了判定を行うための時間測定が開始
された後(ステップST103)、伝送方式M5におけ
る伝送品質の測定が行われる(ステップST104、測
定期間C1)。
【0057】次いで、伝送方式M5から、それより1ラ
ンクだけ高レートの伝送方式M6へ伝送方式が切り換え
られ(ステップST105)、伝送品質の測定が行われ
る(ステップST106、測定期間C2)。また、伝送
方式M5より1ランクだけ低レートの伝送方式M4へ伝
送方式が切り換えられ(ステップST107)、伝送品
質の測定が行われる(ステップST108、測定期間C
3)。
ンクだけ高レートの伝送方式M6へ伝送方式が切り換え
られ(ステップST105)、伝送品質の測定が行われ
る(ステップST106、測定期間C2)。また、伝送
方式M5より1ランクだけ低レートの伝送方式M4へ伝
送方式が切り換えられ(ステップST107)、伝送品
質の測定が行われる(ステップST108、測定期間C
3)。
【0058】高レート、および低レートにおける伝送品
質の測定が終了した後、再び伝送方式M5に伝送方式が
戻されて(ステップST109)、伝送品質の測定が行
われる(ステップST110、測定期間C4)。ここ
で、ステップST103からの経過時間が、ステップS
T102で設定された選択周期に達しているか否か判定
され(ステップST111)、図5の例では選択周期に
達していないため、伝送方式M5における伝送品質の測
定が再び行われる(ステップST110、測定期間C
5)。さらに続く選択周期の判定(ステップST11
1)において、設定された選択周期に達していることが
判定され、次のサイクルにおける基本の伝送方式の選択
が行われる(ステップST112)。
質の測定が終了した後、再び伝送方式M5に伝送方式が
戻されて(ステップST109)、伝送品質の測定が行
われる(ステップST110、測定期間C4)。ここ
で、ステップST103からの経過時間が、ステップS
T102で設定された選択周期に達しているか否か判定
され(ステップST111)、図5の例では選択周期に
達していないため、伝送方式M5における伝送品質の測
定が再び行われる(ステップST110、測定期間C
5)。さらに続く選択周期の判定(ステップST11
1)において、設定された選択周期に達していることが
判定され、次のサイクルにおける基本の伝送方式の選択
が行われる(ステップST112)。
【0059】ここで、以上のような伝送方式の選択が複
数のサイクルに渡って行われる例について、図6の例を
参照して説明する。図6の例では、伝送方式の選択サイ
クルP1において、基本の伝送方式が伝送方式M5に設
定されている。この選択サイクルP1において、伝送方
式M4〜伝送方式M6の伝送品質がそれぞれ測定され、
この測定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好で
あることが判定されるため、次の選択サイクルP2にお
いては、伝送方式M4が基本の伝送方式として選択され
る。伝送方式のレートが1ランク低くなるため、図6に
示すように、選択サイクルP2の選択周期は選択サイク
ルP1に比べて幾分長めに設定される。
数のサイクルに渡って行われる例について、図6の例を
参照して説明する。図6の例では、伝送方式の選択サイ
クルP1において、基本の伝送方式が伝送方式M5に設
定されている。この選択サイクルP1において、伝送方
式M4〜伝送方式M6の伝送品質がそれぞれ測定され、
この測定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好で
あることが判定されるため、次の選択サイクルP2にお
いては、伝送方式M4が基本の伝送方式として選択され
る。伝送方式のレートが1ランク低くなるため、図6に
示すように、選択サイクルP2の選択周期は選択サイク
ルP1に比べて幾分長めに設定される。
【0060】選択サイクルP2において、伝送方式M3
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M3の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されるため、次の選択サイクルP3において
は、伝送方式M3が基本の伝送方式として選択される。
伝送方式のレートが1ランク低くなるため、図6に示す
ように、選択サイクルP3の選択周期は選択サイクルP
2に比べてさらに長めに設定される。
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M3の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されるため、次の選択サイクルP3において
は、伝送方式M3が基本の伝送方式として選択される。
伝送方式のレートが1ランク低くなるため、図6に示す
ように、選択サイクルP3の選択周期は選択サイクルP
2に比べてさらに長めに設定される。
【0061】選択サイクルP3において、伝送方式M2
〜伝送方式M4の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されたるめ、次の選択サイクルP4において
は、伝送方式M4に基本の伝送方式が戻される。選択サ
イクルP4において、伝送方式M3〜伝送方式M5の伝
送品質がそれぞれ測定され、この測定の結果、伝送方式
M4の伝送品質が最も良好であることが判定されたる
め、次の選択サイクルP5において、基本の伝送方式は
伝送方式M4のまま変わらない。
〜伝送方式M4の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されたるめ、次の選択サイクルP4において
は、伝送方式M4に基本の伝送方式が戻される。選択サ
イクルP4において、伝送方式M3〜伝送方式M5の伝
送品質がそれぞれ測定され、この測定の結果、伝送方式
M4の伝送品質が最も良好であることが判定されたる
め、次の選択サイクルP5において、基本の伝送方式は
伝送方式M4のまま変わらない。
【0062】以上説明したように、図1の通信装置10
00においては、以前の選択サイクルにおいて選択され
た伝送方式に応じて、次の選択サイクルにおける伝送方
式の選択周期が設定されるため、それぞれの伝送方式に
応じて適切な選択周期を設定することができる。
00においては、以前の選択サイクルにおいて選択され
た伝送方式に応じて、次の選択サイクルにおける伝送方
式の選択周期が設定されるため、それぞれの伝送方式に
応じて適切な選択周期を設定することができる。
【0063】一般に、レートが高くなるほど誤り訂正能
力が低くなり、フェージングやマルチパスなどによる通
信環境の悪化に対して耐性が弱くなる傾向があるので、
伝送方式のレートが高い場合には、通信環境の変化に素
早く反応して伝送方式を変化させることが望ましい。し
たがって、伝送方式のレートが高くなるほど選択周期が
短くなるような周期データをデータテーブル1072に
保持させておけば、高レート時において通信環境の変化
に対する反応性を高めることができ、全体的な伝送品
質、例えばスループットを向上させることができる。
力が低くなり、フェージングやマルチパスなどによる通
信環境の悪化に対して耐性が弱くなる傾向があるので、
伝送方式のレートが高い場合には、通信環境の変化に素
早く反応して伝送方式を変化させることが望ましい。し
たがって、伝送方式のレートが高くなるほど選択周期が
短くなるような周期データをデータテーブル1072に
保持させておけば、高レート時において通信環境の変化
に対する反応性を高めることができ、全体的な伝送品
質、例えばスループットを向上させることができる。
【0064】また、スループットや誤り率などの伝送品
質測定では、レートが高くなるほど同一の測定期間にお
いて伝送されるデータ量も多くなるので、上述のように
高レート時において選択周期が短く設定されて、その測
定期間が短縮されても、測定の精度はあまり劣化しな
い。すなわち、低レートから高レートまで測定の精度を
維持させながら、高レート時において伝送方式をきめ細
かく切り換えることができる。
質測定では、レートが高くなるほど同一の測定期間にお
いて伝送されるデータ量も多くなるので、上述のように
高レート時において選択周期が短く設定されて、その測
定期間が短縮されても、測定の精度はあまり劣化しな
い。すなわち、低レートから高レートまで測定の精度を
維持させながら、高レート時において伝送方式をきめ細
かく切り換えることができる。
【0065】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態では、通信
環境が時間的に変化する度合いに応じて、伝送方式の選
択周期が設定される。
実施形態について説明する。第2の実施形態では、通信
環境が時間的に変化する度合いに応じて、伝送方式の選
択周期が設定される。
【0066】図7は、本発明の第2の実施形態に係る通
信装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図7
に示す通信装置1000’は、アンテナ101、アンテ
ナ共用部102、受信部103、送信部104、測定部
105、伝送方式選択部106、および選択周期更新部
107’を有し、図7と図1の同一符号は同一の構成要
素を示す。
信装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図7
に示す通信装置1000’は、アンテナ101、アンテ
ナ共用部102、受信部103、送信部104、測定部
105、伝送方式選択部106、および選択周期更新部
107’を有し、図7と図1の同一符号は同一の構成要
素を示す。
【0067】選択周期更新部107’は、図1における
選択周期更新部107と同様に、伝送方式選択部106
における伝送方式の選択結果に応じて、伝送方式選択部
106が伝送方式の選択周期を順次更新する。さらに、
伝送品質の測定値や、選択された伝送方式のレートが変
化する度合いに応じて、選択周期の設定を変化させる。
例えば図7に示すように、周期設定部1071’、デー
タテーブル1072’および変化率算出部1073を含
んでいる。
選択周期更新部107と同様に、伝送方式選択部106
における伝送方式の選択結果に応じて、伝送方式選択部
106が伝送方式の選択周期を順次更新する。さらに、
伝送品質の測定値や、選択された伝送方式のレートが変
化する度合いに応じて、選択周期の設定を変化させる。
例えば図7に示すように、周期設定部1071’、デー
タテーブル1072’および変化率算出部1073を含
んでいる。
【0068】変化率算出部1073は、測定部105に
おける伝送品質の測定値が時間的に変化する変化率や、
伝送方式選択部106において選択された伝送方式のレ
ートが時間的に変化する変化率など、通信環境が時間的
に変化する度合いを示した変化率を算出する。変化率L
は、例えば次式のように算出される。
おける伝送品質の測定値が時間的に変化する変化率や、
伝送方式選択部106において選択された伝送方式のレ
ートが時間的に変化する変化率など、通信環境が時間的
に変化する度合いを示した変化率を算出する。変化率L
は、例えば次式のように算出される。
【0069】
【数1】
L = |Q2−Q1|/Tp1 … (1)
L = |R2−R1|/Tp1 … (2)
【0070】式(1)の例では、前回の選択サイクルに
おける伝送品質の測定値Q1と、今回の選択サイクルに
おける伝送品質の測定値Q2との差を、前回の選択サイ
クルの選択周期Tp1で割った値として、変化率Lが算
出される。また、式(2)の例では、前回の選択サイク
ルで選択された伝送方式のレートR1と、今回の選択サ
イクルで選択された伝送方式のレートR2との差を、前
回の選択サイクルの選択周期Tp1で割った値として、
変化率Lが算出される。
おける伝送品質の測定値Q1と、今回の選択サイクルに
おける伝送品質の測定値Q2との差を、前回の選択サイ
クルの選択周期Tp1で割った値として、変化率Lが算
出される。また、式(2)の例では、前回の選択サイク
ルで選択された伝送方式のレートR1と、今回の選択サ
イクルで選択された伝送方式のレートR2との差を、前
回の選択サイクルの選択周期Tp1で割った値として、
変化率Lが算出される。
【0071】なお、式(1)および式(2)は一例であ
り、この他にも、変化率はさまざまに定義できる。例え
ば、2つ以上の選択サイクルにおける伝送品質の測定値
やレートの変化量と、その複数の選択サイクルの長さと
の比として、変化率を算出しても良い。また、例えば、
式(1)および式(2)における分母の選択周期Tp1
を、前サイクルの選択周期Tp1と今サイクルの選択周
期Tp2の平均値にしても良い。
り、この他にも、変化率はさまざまに定義できる。例え
ば、2つ以上の選択サイクルにおける伝送品質の測定値
やレートの変化量と、その複数の選択サイクルの長さと
の比として、変化率を算出しても良い。また、例えば、
式(1)および式(2)における分母の選択周期Tp1
を、前サイクルの選択周期Tp1と今サイクルの選択周
期Tp2の平均値にしても良い。
【0072】データテーブル1072は、所定の変化率
の範囲ごとに、伝送方式と対応付けられた周期データを
保持する。例えば表3に示すように、複数の伝送方式
(伝送方式M1〜伝送方式M8)のそれぞれに対応付け
られた所定の周期データを、4つの変化率の範囲ごとに
保持する。
の範囲ごとに、伝送方式と対応付けられた周期データを
保持する。例えば表3に示すように、複数の伝送方式
(伝送方式M1〜伝送方式M8)のそれぞれに対応付け
られた所定の周期データを、4つの変化率の範囲ごとに
保持する。
【0073】
【表3】
【0074】なお、表3の例において、周期データや変
化率は、正規化された単位の無いデータである。周期設
定部1071’は、伝送方式の選択サイクルごとに、伝
送方式選択部106において選択された伝送方式と、変
化率算出部1073において算出された変化率が含まれ
る範囲とに対応する周期データを、表3に示すような周
期データを保持するデータテーブル1072’から検索
する。そして、この検索された周期データに応じて、次
の選択サイクルにおける選択周期を決定し、伝送方式選
択部106に設定する。
化率は、正規化された単位の無いデータである。周期設
定部1071’は、伝送方式の選択サイクルごとに、伝
送方式選択部106において選択された伝送方式と、変
化率算出部1073において算出された変化率が含まれ
る範囲とに対応する周期データを、表3に示すような周
期データを保持するデータテーブル1072’から検索
する。そして、この検索された周期データに応じて、次
の選択サイクルにおける選択周期を決定し、伝送方式選
択部106に設定する。
【0075】ここで、上述した構成を有する図7の通信
装置1000’における伝送方式の切り換え動作につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。
装置1000’における伝送方式の切り換え動作につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0076】ステップST201:伝送方式選択部10
6によって、送信部104の伝送方式が初期設定され
る。 ステップST202:伝送方式選択部106において選
択された基本の伝送方式(初期ループにおいては、ステ
ップST102で初期設定された伝送方式)と、変化率
算出部1073において算出された変化率が含まれる範
囲とに対応する周期データが、データテーブル107
2’から読み出される。そして、この読み出された周期
データに応じて、伝送方式選択部106の選択周期が設
定される。 ステップST203:次回の選択ループにおける変化率
の算出のために、ステップST202において設定され
た選択周期の値が図示しないメモリに記憶される。
6によって、送信部104の伝送方式が初期設定され
る。 ステップST202:伝送方式選択部106において選
択された基本の伝送方式(初期ループにおいては、ステ
ップST102で初期設定された伝送方式)と、変化率
算出部1073において算出された変化率が含まれる範
囲とに対応する周期データが、データテーブル107
2’から読み出される。そして、この読み出された周期
データに応じて、伝送方式選択部106の選択周期が設
定される。 ステップST203:次回の選択ループにおける変化率
の算出のために、ステップST202において設定され
た選択周期の値が図示しないメモリに記憶される。
【0077】ステップST204:後述するステップS
T212における選択周期の終了判定を行うための時間
測定が開始される。 ステップST205:測定部105において、情報の伝
送品質が測定される。 ステップST206:送信部104の伝送方式が、既に
設定されている基本の伝送方式より高レートの伝送方式
へ切り換えられる。 ステップST207:切り換えられた高レートの伝送方
式において、情報の伝送品質が測定される。 ステップST208:送信部104の伝送方式が、基本
の伝送方式より低レートの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST209:切り換えられた低レートの伝送方
式において、情報の伝送品質が測定される。
T212における選択周期の終了判定を行うための時間
測定が開始される。 ステップST205:測定部105において、情報の伝
送品質が測定される。 ステップST206:送信部104の伝送方式が、既に
設定されている基本の伝送方式より高レートの伝送方式
へ切り換えられる。 ステップST207:切り換えられた高レートの伝送方
式において、情報の伝送品質が測定される。 ステップST208:送信部104の伝送方式が、基本
の伝送方式より低レートの伝送方式へ切り換えられる。 ステップST209:切り換えられた低レートの伝送方
式において、情報の伝送品質が測定される。
【0078】ステップST210:送信部104の伝送
方式が、再び基本の伝送方式に戻される。 ステップST211:戻された基本の伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。 ステップST212:ステップST204において開始
された時間測定の結果が参照され、ステップST103
からの経過時間が、ステップST202において設定さ
れた選択周期に達しているか否かが判定される。設定さ
れた選択周期に達していない場合には、ステップST2
11における伝送品質の測定が再び実行される。設定さ
れた選択周期に達している場合には、ステップST21
3に処理が移行される。
方式が、再び基本の伝送方式に戻される。 ステップST211:戻された基本の伝送方式におい
て、同様に情報の伝送品質が測定される。 ステップST212:ステップST204において開始
された時間測定の結果が参照され、ステップST103
からの経過時間が、ステップST202において設定さ
れた選択周期に達しているか否かが判定される。設定さ
れた選択周期に達していない場合には、ステップST2
11における伝送品質の測定が再び実行される。設定さ
れた選択周期に達している場合には、ステップST21
3に処理が移行される。
【0079】ステップST213:変化率算出部107
3において、変化率が算出される。例えば式(1)で定
義される変化率の場合、図示しないメモリに記憶された
前回の選択サイクルの測定値Q1(後述のステップST
215において記憶される)と、今回の選択サイクルに
おける基本の伝送方式の測定値Q2との差が、図示しな
いメモリに記憶された前回の選択サイクルの選択周期T
p1(ステップST203において記憶される)で割り
算されることにより算出される。また、例えば式(2)
で定義される変化率の場合には、図示しないメモリに記
憶された前回の選択サイクルのレートR1と、今回の選
択サイクルにおける基本の伝送方式のレートR2との差
が、図示しないメモリに記憶された前回の選択サイクル
の選択周期Tp1で割り算されることにより算出され
る。
3において、変化率が算出される。例えば式(1)で定
義される変化率の場合、図示しないメモリに記憶された
前回の選択サイクルの測定値Q1(後述のステップST
215において記憶される)と、今回の選択サイクルに
おける基本の伝送方式の測定値Q2との差が、図示しな
いメモリに記憶された前回の選択サイクルの選択周期T
p1(ステップST203において記憶される)で割り
算されることにより算出される。また、例えば式(2)
で定義される変化率の場合には、図示しないメモリに記
憶された前回の選択サイクルのレートR1と、今回の選
択サイクルにおける基本の伝送方式のレートR2との差
が、図示しないメモリに記憶された前回の選択サイクル
の選択周期Tp1で割り算されることにより算出され
る。
【0080】ステップST214:ステップST202
からステップST212の間で行われた伝送品質の測定
結果が、基本の伝送方式と、それより高レートまたは低
レートの伝送方式との間で比較され、最も測定結果が良
好な伝送方式が次のサイクルにおける基本の伝送方式と
して選択される。 ステップST215:ステップST214において選択
された、次のサイクルにおける基本の伝送方式の測定値
またはレートが、図示しないメモリに記憶される。ステ
ップST215の後、再びステップST202に処理が
戻され、ステップST213において算出された変化率
と、ステップST214において選択された基本の伝送
方式に応じて、選択周期が新たに設定される。
からステップST212の間で行われた伝送品質の測定
結果が、基本の伝送方式と、それより高レートまたは低
レートの伝送方式との間で比較され、最も測定結果が良
好な伝送方式が次のサイクルにおける基本の伝送方式と
して選択される。 ステップST215:ステップST214において選択
された、次のサイクルにおける基本の伝送方式の測定値
またはレートが、図示しないメモリに記憶される。ステ
ップST215の後、再びステップST202に処理が
戻され、ステップST213において算出された変化率
と、ステップST214において選択された基本の伝送
方式に応じて、選択周期が新たに設定される。
【0081】ここで、上述した伝送方式の選択が複数の
サイクルに渡って行われる例について、図9の例を参照
して説明する。図9の例では、伝送方式の選択サイクル
P6において、基本の伝送方式が伝送方式M5に設定さ
れている。この選択サイクルP6において、伝送方式M
4〜伝送方式M6の伝送品質がそれぞれ測定され、この
測定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好である
ことが判定されるため、次の選択サイクルP7において
は、基本の伝送方式として伝送方式M4が選択される。
また、選択サイクルP6において算出された変化率が
値”3”であるとすると、例えば表3に示すデータテー
ブルから、周期データは値”6”に設定され、このデー
タ値に応じて選択サイクルP7の選択周期Tp1が設定
される。
サイクルに渡って行われる例について、図9の例を参照
して説明する。図9の例では、伝送方式の選択サイクル
P6において、基本の伝送方式が伝送方式M5に設定さ
れている。この選択サイクルP6において、伝送方式M
4〜伝送方式M6の伝送品質がそれぞれ測定され、この
測定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好である
ことが判定されるため、次の選択サイクルP7において
は、基本の伝送方式として伝送方式M4が選択される。
また、選択サイクルP6において算出された変化率が
値”3”であるとすると、例えば表3に示すデータテー
ブルから、周期データは値”6”に設定され、このデー
タ値に応じて選択サイクルP7の選択周期Tp1が設定
される。
【0082】選択サイクルP7において、伝送方式M3
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されるため、次の選択サイクルP8における基
本の伝送方式は伝送方式M4のまま変わらない。また、
選択サイクルP7において算出された変化率が値”2”
であるとすると、表3のデータテーブルから、周期デー
タは値”9”に設定され、このデータ値に応じて選択サ
イクルP8の選択周期Tp2が設定される。
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されるため、次の選択サイクルP8における基
本の伝送方式は伝送方式M4のまま変わらない。また、
選択サイクルP7において算出された変化率が値”2”
であるとすると、表3のデータテーブルから、周期デー
タは値”9”に設定され、このデータ値に応じて選択サ
イクルP8の選択周期Tp2が設定される。
【0083】選択サイクルP8において、伝送方式M3
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されたるめ、次の選択サイクルP9において
も、基本の伝送方式は伝送方式M4のまま変わらない。
また、選択サイクルP8において算出された変化率が
値”1”であるとすると、表3のデータテーブルから、
選択サイクルP8と同じく周期データは値”9”に設定
され、このデータ値に応じて選択サイクルP9の選択周
期Tp3が設定される。
〜伝送方式M5の伝送品質がそれぞれ測定され、この測
定の結果、伝送方式M4の伝送品質が最も良好であるこ
とが判定されたるめ、次の選択サイクルP9において
も、基本の伝送方式は伝送方式M4のまま変わらない。
また、選択サイクルP8において算出された変化率が
値”1”であるとすると、表3のデータテーブルから、
選択サイクルP8と同じく周期データは値”9”に設定
され、このデータ値に応じて選択サイクルP9の選択周
期Tp3が設定される。
【0084】以上説明したように、図7の通信装置10
00’によれば、図1の通信装置1000と同様に、以
前の選択サイクルにおいて選択された伝送方式に応じ
て、次の選択サイクルにおける伝送方式の選択周期が設
定されるため、それぞれの伝送方式に応じて適切な選択
周期を設定することができる。
00’によれば、図1の通信装置1000と同様に、以
前の選択サイクルにおいて選択された伝送方式に応じ
て、次の選択サイクルにおける伝送方式の選択周期が設
定されるため、それぞれの伝送方式に応じて適切な選択
周期を設定することができる。
【0085】さらに、通信装置1000’によれば、例
えば伝送品質の測定値の時間的な変化率や、伝送方式の
レートの時間的な変化率などから、通信環境の時間的な
変化の度合いが評価され、これに応じて適切な選択周期
を設定することができる。すなわち、通信環境が安定し
ている期間においては、選択周期を長く設定し、通信環
境の検査のために伝送方式が切り換えられる頻度を下げ
て、これにより伝送品質が無駄に低下してしまうことを
抑えることができる。また、通信環境が変化している期
間においては、選択周期を短く設定して、この変化に対
する伝送方式の切り換え動作の応答性を向上させること
ができる。
えば伝送品質の測定値の時間的な変化率や、伝送方式の
レートの時間的な変化率などから、通信環境の時間的な
変化の度合いが評価され、これに応じて適切な選択周期
を設定することができる。すなわち、通信環境が安定し
ている期間においては、選択周期を長く設定し、通信環
境の検査のために伝送方式が切り換えられる頻度を下げ
て、これにより伝送品質が無駄に低下してしまうことを
抑えることができる。また、通信環境が変化している期
間においては、選択周期を短く設定して、この変化に対
する伝送方式の切り換え動作の応答性を向上させること
ができる。
【0086】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々の改変が可能である。例えば、
選択周期更新部に、上述した周期データのデータテーブ
ルを、送信電力の範囲に応じて複数設けても良い。周期
設定部においては、現在通信に用いられている送信電力
の範囲に応じて、この複数のデータテーブルの中から、
伝送方式選択部に設定する周期データを検索するための
データテーブルが選択される。これにより、伝送方式の
選択周期を、送信電力の面からもさらにきめ細かく制御
することができ、伝送品質や応答性の向上を図ることが
できる。
れるものではなく、種々の改変が可能である。例えば、
選択周期更新部に、上述した周期データのデータテーブ
ルを、送信電力の範囲に応じて複数設けても良い。周期
設定部においては、現在通信に用いられている送信電力
の範囲に応じて、この複数のデータテーブルの中から、
伝送方式選択部に設定する周期データを検索するための
データテーブルが選択される。これにより、伝送方式の
選択周期を、送信電力の面からもさらにきめ細かく制御
することができ、伝送品質や応答性の向上を図ることが
できる。
【0087】上述した通信装置における構成の一部また
は全部を、各実施形態の説明において参照したフローチ
ャートの一部または全部の手順を含んだプログラムに応
じて処理を実行する、DSPなどの処理装置に置きかえ
ても良い。
は全部を、各実施形態の説明において参照したフローチ
ャートの一部または全部の手順を含んだプログラムに応
じて処理を実行する、DSPなどの処理装置に置きかえ
ても良い。
【0088】通信環境に応じて選択される伝送方式とし
て、上述の説明では変調方式と符号化率との組み合わせ
を例として挙げているが、この例に限定されず、他の種
々の伝送方式を選択可能にしても良い。
て、上述の説明では変調方式と符号化率との組み合わせ
を例として挙げているが、この例に限定されず、他の種
々の伝送方式を選択可能にしても良い。
【0089】上述の説明では、無線の通信装置を例とし
て挙げているが、例えば有線の通信装置や、有線と無線
の組み合わせによる通信装置においても本発明は適用可
能である。
て挙げているが、例えば有線の通信装置や、有線と無線
の組み合わせによる通信装置においても本発明は適用可
能である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、第1に、通信環境に応
じて伝送方式を適応的に変化させる際の応答性を向上で
きる。第2に、通信環境に応じて伝送方式を適応的に変
化させるために行われる通信環境の検査の頻度を適切に
設定することによって、情報の伝送品質の劣化を低減で
きる。
じて伝送方式を適応的に変化させる際の応答性を向上で
きる。第2に、通信環境に応じて伝送方式を適応的に変
化させるために行われる通信環境の検査の頻度を適切に
設定することによって、情報の伝送品質の劣化を低減で
きる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成
例を示す概略的なブロック図である。
例を示す概略的なブロック図である。
【図2】図1における受信部の構成例を示す概略的なブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図1における送信部の構成例を示す概略的なブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】図1の通信装置における伝送方式の切り換え動
作について説明するためのフローチャートである。
作について説明するためのフローチャートである。
【図5】図5は、伝送方式の選択周期中における複数の
測定期間と、それぞれの測定期間における伝送方式の例
を示す図である。
測定期間と、それぞれの測定期間における伝送方式の例
を示す図である。
【図6】連続した複数の伝送方式の選択サイクルと、そ
れぞれの選択サイクルにおける伝送方式の第1の例を示
す図である。
れぞれの選択サイクルにおける伝送方式の第1の例を示
す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る通信装置の構成
例を示す概略的なブロック図である。
例を示す概略的なブロック図である。
【図8】図7の通信装置における伝送方式の切り換え動
作について説明するためのフローチャートである。
作について説明するためのフローチャートである。
【図9】連続した複数の伝送方式の選択サイクルと、そ
れぞれの選択サイクルにおける伝送方式の第2の例を示
す図である。
れぞれの選択サイクルにおける伝送方式の第2の例を示
す図である。
【図10】無線LANによる通信システムの一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図11】図10に示すような無線LANの通信システ
ムを構成する通信装置の構成例を示す概略的なブロック
図である。
ムを構成する通信装置の構成例を示す概略的なブロック
図である。
【図12】図11の通信装置における伝送方式の切り換
え動作について説明するためのフローチャートである。
え動作について説明するためのフローチャートである。
1…アクセスポイント、2,3…ステーション、11,
101…アンテナ、12,102…アンテナ共用部、1
3,103…受信部、14,104…送信部、15…ス
ループット測定部,16,106…伝送方式選択部、1
05…測定部、107,107’…選択周期更新部、1
031,1044…RF回路、1032…直交検波器、
1033…復調回路、1034…復号器、1035,1
045…伝送方式設定部、1041…畳み込み符号化
器、1042…変調回路、1043…直交変調器、10
71,1071’…周期設定部、1072,1072’
…データテーブル、1073…変化率算出部。
101…アンテナ、12,102…アンテナ共用部、1
3,103…受信部、14,104…送信部、15…ス
ループット測定部,16,106…伝送方式選択部、1
05…測定部、107,107’…選択周期更新部、1
031,1044…RF回路、1032…直交検波器、
1033…復調回路、1034…復号器、1035,1
045…伝送方式設定部、1041…畳み込み符号化
器、1042…変調回路、1043…直交変調器、10
71,1071’…周期設定部、1072,1072’
…データテーブル、1073…変化率算出部。
Claims (22)
- 【請求項1】 通信に用いる伝送方式を、複数の所定の
伝送方式の中から、情報の伝送品質に応じて選択する通
信装置であって、 上記伝送品質の測定手段と、 通信に用いる伝送方式を、上記複数の伝送方式の中か
ら、上記測定手段における伝送品質の測定結果に応じて
選択するとともに、当該伝送方式の選択を、設定された
選択周期で反復する伝送方式選択手段と、 上記伝送方式選択手段における伝送方式の選択結果に応
じて、上記選択周期を順次更新する選択周期更新手段と
を有する通信装置。 - 【請求項2】 上記選択周期更新手段は、 それぞれの伝送方式と所定の周期データとを対応付けた
データテーブルと、 上記伝送方式選択手段において選択された伝送方式に対
応する周期データを上記データテーブルから順次検索
し、当該検索された周期データに応じて上記選択周期を
設定する設定手段とを含む、 請求項1に記載の通信装置。 - 【請求項3】 上記伝送方式選択手段は、上記選択周期
内において、通信に用いる伝送方式を、選択中の伝送方
式とは異なる少なくとも1つの他の伝送方式に切り換え
て、それぞれの伝送方式における情報の伝送品質を上記
測定手段に測定させ、当該測定された伝送品質を比較し
た結果に基づいて、次の伝送方式の選択サイクルにおい
て通信に用いる伝送方式を選択する、 請求項2に記載の通信装置。 - 【請求項4】 上記選択周期更新手段は、複数の所定の
送信電力範囲に対応した複数の上記データテーブルを含
み、 上記設定手段は、上記周期データの検索を行うデータテ
ーブルとして、通信に用いられている送信電力が含まれ
る上記送信電力範囲に対応したデータテーブルを、上記
複数のデータテーブルから選択する、 請求項2に記載の通信装置。 - 【請求項5】 上記測定手段は、情報の伝送品質とし
て、スループットまたは誤り率の少なくとも1つを測定
する、 請求項2に記載の通信装置。 - 【請求項6】 上記選択周期更新手段は、 上記測定手段における上記伝送品質の測定値が時間的に
変化する変化率、または、上記伝送方式選択手段による
伝送方式の選択にともなって理想的な伝送レートの値が
時間的に変化する変化率の少なくとも1つを算出する変
化率算出手段と、 所定の変化率範囲ごとに、それぞれの上記伝送方式と所
定の周期データとを対応付けたデータテーブルと、 上記変化率算出手段において算出された変化率が含まれ
る上記変化率範囲と、上記伝送方式選択手段において選
択された伝送方式とに対応する周期データを、上記デー
タテーブルから順次検索し、当該検索された周期データ
に応じて上記選択周期を設定する設定手段とを含む、 請求項1に記載の通信装置。 - 【請求項7】 上記変化率算出手段は、1つまたは複数
の連続した伝送方式選択サイクルにおける、上記伝送品
質の測定値または上記理想伝送レート値の変化量と、当
該1つまたは複数の連続した伝送方式選択サイクルの長
さとの比に応じて、上記変化率を算出する、 請求項6に記載の通信装置。 - 【請求項8】 上記伝送方式選択手段は、上記選択周期
内において、通信に用いる伝送方式を、選択中の伝送方
式とは異なる少なくとも1つの他の伝送方式に切り換え
て、それぞれの伝送方式における情報の伝送品質を上記
測定手段に測定させ、当該測定された伝送品質を比較し
た結果に基づいて、次の伝送方式の選択サイクルにおい
て通信に用いる伝送方式を選択する、 請求項6に記載の通信装置。 - 【請求項9】 上記選択周期更新手段は、複数の所定の
送信電力範囲に対応した複数の上記データテーブルを含
み、 上記設定手段は、上記周期データの検索を行うデータテ
ーブルとして、通信に用いられている送信電力が含まれ
る上記送信電力範囲に対応したデータテーブルを、上記
複数のデータテーブルから選択する、 請求項6に記載の通信装置。 - 【請求項10】 上記測定手段は、情報の伝送品質とし
て、スループットまたは誤り率の少なくとも1つを測定
する、 請求項6に記載の通信装置。 - 【請求項11】 情報の伝送品質の測定と、 通信に用いる伝送方式を、複数の伝送方式の中から、上
記伝送品質の測定結果に応じて選択する伝送方式の選択
とを反復するとともに、 上記伝送方式の選択周期を、上記伝送方式の選択結果に
応じて順次更新する通信方法。 - 【請求項12】 それぞれの伝送方式と所定の周期デー
タとを対応付けたデータテーブルから、上記選択された
伝送方式に対応する周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記選択周期を更
新する、 請求項11に記載の通信方法。 - 【請求項13】 上記選択周期内において、通信に用い
る伝送方式を、選択中の伝送方式とは異なる少なくとも
1つの他の伝送方式に切り換えて、それぞれの伝送方式
における情報の伝送品質を測定し、当該測定された伝送
品質を比較した結果に基づいて、次の伝送方式の選択サ
イクルにおいて通信に用いる伝送方式を選択する、 請求項12に記載の通信方法。 - 【請求項14】 上記選択周期の更新において、上記周
期データの検索を行うデータテーブルとして、複数の所
定の送信電力範囲に対応した複数の上記データテーブル
の中から、通信に用いられている送信電力が含まれた上
記送信電力範囲に対応するデータテーブルを選択する、 請求項12に記載の通信方法。 - 【請求項15】 上記伝送品質の測定値が時間的に変化
する変化率、または、上記伝送方式の選択にともなって
理想的な伝送レートの値が時間的に変化する変化率の少
なくとも1つを算出し、 それぞれの上記伝送方式と所定の周期データとを所定の
変化率範囲ごとに対応付けたデータテーブルから、上記
算出された変化率が含まれる変化率範囲と、上記選択さ
れた伝送方式とに対応する周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記選択周期を更
新する、 請求項11に記載の通信方法。 - 【請求項16】 上記変化率の算出において、1つまた
は複数の連続した伝送方式選択サイクルにおける、上記
伝送品質の測定値または上記理想伝送レート値の変化量
と、当該1つまたは複数の連続した伝送方式選択サイク
ルの長さとの比に応じて、上記変化率を算出する、 請求項15に記載の通信方法。 - 【請求項17】 上記選択周期内において、通信に用い
る伝送方式を、選択中の伝送方式とは異なる少なくとも
1つの他の伝送方式に切り換えて、それぞれの伝送方式
における情報の伝送品質を測定し、当該測定された伝送
品質を比較した結果に基づいて、次の伝送方式の選択サ
イクルにおいて通信に用いる伝送方式を選択する、 請求項15に記載の通信方法。 - 【請求項18】 上記選択周期の更新において、上記周
期データの検索を行うデータテーブルとして、複数の所
定の送信電力範囲に対応した複数の上記データテーブル
の中から、通信に用いられている送信電力が含まれた上
記送信電力範囲に対応するデータテーブルを選択する、 請求項15に記載の通信方法。 - 【請求項19】 通信装置に、 情報の伝送品質の測定と、 通信に用いる伝送方式を、複数の伝送方式の中から、上
記伝送品質の測定結果に応じて選択する伝送方式の選択
とを反復するステップと、 それぞれの伝送方式と所定の周期データとを対応付けた
データテーブルから、上記選択された伝送方式に対応す
る周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記伝送方式の選
択が反復される周期を更新するステップとを有した処理
を実行させるプログラム。 - 【請求項20】 通信装置に、 情報の伝送品質の測定と、 通信に用いる伝送方式を、複数の伝送方式の中から、上
記伝送品質の測定結果に応じて選択する伝送方式の選択
とを反復するステップと、 上記伝送品質の測定値が時間的に変化する変化率、また
は、上記伝送方式の選択にともなって理想的な伝送レー
トの値が時間的に変化する変化率の少なくとも1つを算
出し、 それぞれの上記伝送方式と所定の周期データとを所定の
変化率範囲ごとに対応付けたデータテーブルから、上記
算出された変化率が含まれる変化率範囲と、上記選択さ
れた伝送方式とに対応する周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記伝送方式の選
択が反復される周期を更新するステップとを有した処理
を実行させるプログラム。 - 【請求項21】 通信装置に、 情報の伝送品質の測定と、 通信に用いる伝送方式を、複数の伝送方式の中から、上
記伝送品質の測定結果に応じて選択する伝送方式の選択
とを反復するステップと、 それぞれの伝送方式と所定の周期データとを対応付けた
データテーブルから、上記選択された伝送方式に対応す
る周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記伝送方式の選
択が反復される周期を更新するステップとを有した処理
を実行させるプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項22】 通信装置に、 情報の伝送品質の測定と、 通信に用いる伝送方式を、複数の伝送方式の中から、上
記伝送品質の測定結果に応じて選択する伝送方式の選択
とを反復するステップと、 上記伝送品質の測定値が時間的に変化する変化率、また
は、上記伝送方式の選択にともなって理想的な伝送レー
トの値が時間的に変化する変化率の少なくとも1つを算
出し、 それぞれの上記伝送方式と所定の周期データとを所定の
変化率範囲ごとに対応付けたデータテーブルから、上記
算出された変化率が含まれる変化率範囲と、上記選択さ
れた伝送方式とに対応する周期データを検索し、 当該検索された周期データに応じて、上記伝送方式の選
択が反復される周期を更新するステップとを有した処理
を実行させるプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041713A JP2003244105A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 通信装置およびその方法、ならびにプログラムおよびその記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041713A JP2003244105A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 通信装置およびその方法、ならびにプログラムおよびその記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003244105A true JP2003244105A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27782034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002041713A Pending JP2003244105A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 通信装置およびその方法、ならびにプログラムおよびその記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003244105A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005210618A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Toshiba Corp | 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信プログラム |
JP2005244820A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線回線品質判定方法および無線アクセスシステム |
EP1670184A1 (en) | 2004-12-08 | 2006-06-14 | Fujitsu Ltd. | Modifying the communication speed based on the occupied state of the communication bandwidth |
JP2008016974A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Sony Computer Entertainment Inc | 通信装置、通信中継装置およびゲーム装置 |
JP2013135324A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Fujitsu Ltd | 通信性能測定装置、通信性能測定システム、及び通信性能測定方法 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041713A patent/JP2003244105A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005210618A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Toshiba Corp | 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信プログラム |
US7502330B2 (en) | 2004-01-26 | 2009-03-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Radio communication apparatus, method and program |
JP2005244820A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線回線品質判定方法および無線アクセスシステム |
EP1670184A1 (en) | 2004-12-08 | 2006-06-14 | Fujitsu Ltd. | Modifying the communication speed based on the occupied state of the communication bandwidth |
JP2008016974A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Sony Computer Entertainment Inc | 通信装置、通信中継装置およびゲーム装置 |
US9025513B2 (en) | 2006-07-03 | 2015-05-05 | Sony Corporation | Communication apparatus |
JP2013135324A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Fujitsu Ltd | 通信性能測定装置、通信性能測定システム、及び通信性能測定方法 |
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