JP4076968B2 - ペレット乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック成形体の成形加工時に用いられるペレット状の原材料を、予め乾燥させておく、ペレット乾燥装置に関するものである。
従来のペレット乾燥装置は、例えば特開2001−150436号公報に記載の如く、インジェクション成形機へプラスチック原材料を供給するフィーダの、その前工程側に、ホッパ型の乾燥装置が設けられるようになっているものである。そして、このような乾燥装置を形成するホッパのところにはペレット状の原材料が収容されるとともに、このホッパ内に収容された原材料は、当該ホッパのところに設けられたヒータ等によって適宜乾燥させられて、当該ホッパの下方部から、上記フィーダのところへと送り出されるようになっているものである。
特開2001−150436号公報
ところで、上記従来の乾燥装置は、全体が円筒状の形態からなるホッパを基に形成されるものであり、大きなスペースを占有するものである。このような大形のホッパがインジェクション成形機の周りに存在することとなると、工場内における設備の配置関係等を非効率的な状態にするおそれがある。また、上記のようなホッパタイプのものにおいては、中に収容されたペレット等が互いに膠着して、内部にブリッジを形成させるおそれがある。このようなブリッジの発生に対処するため、上記従来のものにおいては、ホッパ自体を機械的に振動させる等しているものである。このようなスペース上の問題点、あるいはブリッジの発生等の問題点を解決するために、水平方向または水平方向に対し所定の角度を有するように配置された1本のチューブからなるペレット収容部を主に形成されるペレット乾燥部を設け、このようなペレット乾燥部を形成するペレット収容部内を所定の温度に加熱し、更には真空状態に保つことによって、効率良くペレットを乾燥させるようにした、省スペース化の図られた、かつ、効率良くペレットを乾燥させることのできるようにしたペレット乾燥装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、プラスチック成形機にて使用される原材料を予め乾燥させておくペレット乾燥装置に関して、水平状態に配置される1本のチューブにて形成されるペレット収容部と、当該ペレット収容部を形成するチューブ内に設置されるものであって電動モータにて回転駆動されるスクリューフィーダと、上記ペレット収容部内を所定の真空圧状態に保持する真空引き手段と、上記ペレット収容部を形成するチューブのところに設けられ、かつ、上記ペレット収容部内を所定の温度に保持するヒータと、上記ペレット収容部を形成するチューブの一方の端部側に形成されるペレット導入部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される導入側シャッタと、同じくペレット収容部を形成するチューブのもう一方の端部側に形成されるペレット排出部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される排出側シャッタと、これら各シャッタを駆動するアクチュエータの作動制御、上記スクリューフィーダを駆動する電動モータの作動制御、上記真空引き手段の作動制御、及び上記ヒータの温度制御の各種制御を行なうものであって、これら各種制御をROM手段に予め入力されたデータに基づいて行なわせるとともに、これによって水平チューブ内に存在するプラスチック製ペレットから所定の水分を除去するように制御をする制御手段と、からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載のペレット乾燥装置に関して、水平方向に対して所定の角度を有するように配置される1本の傾斜チューブにて形成されるペレット収容部と、当該ペレット収容部を形成する傾斜チューブ内に設置されるものであって電動モータにて回転駆動されるスクリューフィーダと、上記ペレット収容部内を所定の真空圧状態に保持する真空引き手段と、上記ペレット収容部を形成する傾斜チューブのところに設けられ、かつ、上記ペレット収容部内を所定の温度に保持するヒータと、上記ペレット収容部を形成する傾斜チューブの上流側端部に形成されるペレット導入部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される導入側シャッタと、同じくペレット収容部を形成する傾斜チューブの下流側端部に形成されるペレット排出部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される排出側シャッタと、これら各シャッタを駆動するアクチュエータの作動制御、上記スクリューフィーダを駆動する電動モータの作動制御、上記真空引き手段の作動制御、及び上記ヒータの温度制御の各種制御を行なうものであって、これら各種制御をROM手段に予め入力されたデータに基づいて行なわせるとともに、これによって水平チューブ内に存在するプラスチック製ペレットから所定の水分を除去するように制御をする制御手段と、からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2記載のペレット乾燥装置に関して、上記ペレット収容部を形成するチューブを円筒状のスチールパイプからなるようにするとともに、当該チューブ内に設置されるスクリューフィーダを、一端側は上記電動モータに連結されて当該電動モータからの動力が伝達されるようにするとともに、もう一方側の端末部はチューブの先端部壁のところにベアリングを介して支持されるようにし、更に、このようなスクリューフィーダの中心部は中空状の形態からなるようにし、更に、このようなスチールパイプの外側にヒータを巻付けるようにし、更に、上記チューブの一方の端部側に設けられる排出側シャッタの下流側であって当該排出側シャッタから排出されたプラスチック製のペレットをプラスチック成形機を形成するフィーダ装置へと移送する連結部のところに、プラスチック成形機を形成する金型側から排出されたガスを排出させるためのガス排出機構を設けるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、所定の径を有する一本のスチールパイプを水平状態に配置し、これをもってペレット収容部を形成させるようにしたので、ペレット乾燥装置を狭い空間部内にて形成させることができるようになる。具体的には、プラスチック成形機にて成形される成形品が小形のものである場合等においては、一回の成形工程にて用いられる原材料の量は少なくてすむので、これに連動して設けられるペレット乾燥装置も小形のもので良い。このような条件下で用いられるペレット乾燥装置としては本発明のものが最適なものとなる。また、本発明のものにおいては、ペレット収容部を形成するチューブのところにはスクリューフィーダが設けられるようになっており、このスクリューフィーダの作動により、ペレットが適当に撹拌されながら、順次、排出部側へと円滑に送られるようになり、ペレットの乾燥作業は効率良く進められるようになる。また、ペレット収容部を形成するチューブ内は、真空引き手段の作動により、所定の真空圧に保持されることとなり、ペレット収容部内に存在する水分は、100℃未満の比較的低温度にて沸騰するようになる。その結果、ペレットに含まれる水分は簡単に蒸発をするようになり、ペレットの乾燥作業が効率良く行なわれるようになる。このように、ペレット導入部側からペレット収容部内へ導入されたペレットは、ペレット収容部内に存在する間に適度に乾燥するようになり、このように適度に乾燥した状態のペレットが、排出部側から排出されて、所定のフィーダ装置を介してプラスチック成形機の金型内へと適宜供給されるようになる。
また、第二の発明によれば、上記ペレット収容部を形成するチューブをペレット導入部側である上流側からペレット排出部側である下流側に向かって、所定の傾斜角をもって降下させるようにしたので、上流側であるペレット導入部側から導入されたペレットは、円滑に下流側であるペレット排出部側に向かって送り出されるようになる。その結果、ペレット収容部内にて水分除去の行なわれたペレットは、排出側シャッタのところからフィーダ装置へと最後の一粒まで完全に排出されるようになる。従って、ペレット収容部を形成するチューブ内にはペレットが残留するようなことがなくなり、次のロット生産のためのチューブ内の清掃作業等が簡略化されるようになる。また、本発明においては、簡単にペレット収容部内を空の状態にすることができるようになるので、例えば色の異なるペレットに切換えるような場合においても、円滑に、その切換え作業を行うことができるようになる。
次に、第三の発明によれば、ペレット収容部を形成する一本のチューブ内に設けられるスクリューフィーダを、その中心部が中空状にくり抜かれた形態からなるようにしたので、スクリューフィーダにて上記チューブ内の一方の端部まで送られて来たペレット群は、チューブの一方の端部のところで折り返されてスクリューフィーダの中空部を通って元へ戻るように移動することとなる。従って、スクリューフィーダにて一方の端部側へ送られたペレット群が、そこで圧縮されて固まるようなことが無くなり、チューブ内にて適度に撹拌された状態で乾燥処理を受けることとなる。その結果、チューブ内に存在するプラスチック製ペレットは、効率良く乾燥するようになるとともに、チューブ内にて膠着してブリッジ等を形成するようなことが無い。
また、第の発明によれば、ペレット収容部を形成するチューブがスチールパイプにて形成されていることより、当該スチールパイプの外側に巻付けられた状態で設けられるヒータの発熱作用により、上記チューブ内に存在するペレット群は効率良く加熱されることとなる。また、上記ヒータはスチールパイプのほぼ全域にわたって設置されるようになっているので、個々の部分におけるヒータの発熱量は小さな値のものを採用するようにしても、全体の発熱量は十分な値となり、ペレット収容部内におけるプラスチック製ペレットは効率良く加熱されるようになる。その結果、プラスチック製ペレットの乾燥を、少ない電力にて効率良く行なうことができるようになる。
また、第の発明によれば、ペレット収容部の下流側に設けられた排出側シャッタの更に下流側に、プラスチック成形機を形成する金型内にプラスチック製ペレットを送り出すフィーダ装置を設けるとともに、当該フィーダ装置への連結部のところに、上記フィーダ装置内を所定の真空圧状態に保持する真空引き手段からなるガス排出機構を設けるようにしたので、プラスチック成形加工時に金型側から発生するガス、蒸気等を積極的に排出させることができるようになる。その結果、金型内部の不要な圧力上昇等を回避することができるようになる。なお、この場合、ペレット収容部の下流側に設けられる排出側シャッタを閉じた状態としておくことによって、ペレット収容部内に、上記金型あるいはフィーダ装置側からのガスあるいは蒸気等の逆流を防止することができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図4を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、図1に示す如く、プラスチック成形機9にて使用される原材料を予め乾燥させておくペレット乾燥装置に関するものであって、略水平状態、あるいは水平方向に対して所定の角度(θ)だけ傾斜させた状態に設置されるチューブ11を基礎に形成されるようになっているものである。なお、このような基本構成からなるものにおいて、上記傾斜角(θ)は、本実施の形態においては、ペレット導入部91からペレット排出部92に向かって数度の角度をもって降下するように設定されているものである。そして、このような傾斜チューブ11が一本設けられるとともに、当該一本の傾斜チューブ11をもってペレット収容部1が形成されるようになっているものである。
このような構成からなるものにおいて、上記ペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11のところには、電動モータ3にて駆動されるスクリューフィーダ2が設けられるようになっているものである。また、上記構成からなるペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11のところには、図1に示す如く、真空引き手段8にて形成される所定の真空圧が、バルブ88を介して導入されるようになっているものである。そして更に、このような傾斜チューブ11の、その外側のところには、図1及び図2に示す如く、上記ペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11内を所定の温度に保持するヒータ4が設けられるようになっているものである。また、このようなペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11のうちの高位置側である上流側のところには、ペレット収容部1内へのペレット99の導入を制御する導入側シャッタ61が設けられるとともに、傾斜チューブ11の低位置側である下流側のところにはペレット収容部1からのペレット99の排出を制御する排出側シャッタ62が設けられるようになっている。なお、これら各シャッタ61、62は、ともに高圧エアにて駆動されるエアアクチュエータ、あるいは電磁ソレノイドからなるアクチュエータ7にて駆動されるようになっているものである。そして更に、これらアクチュエータ7の作動制御、スクリューフィーダ2を駆動する電動モータ3の作動制御、及び上記真空引き手段8からの真空圧導入を規制するバルブ88の作動制御、更には上記ヒータ4の温度制御等を行なう制御手段5が設けられるようになっているものである。
このような構成からなるものにおいて、上記傾斜チューブ11の上流側のところに設けられる導入側シャッタ61の、更に、その上流側のところには、ペレット99を導入側シャッタ61のところへ導くためのペレット導入部91が設けられるとともに、当該ペレット導入部91のところにはペレット導入口911が設けられるようになっている。そして、このようなペレット導入部91のところには、上記ペレット導入口911に導入されたペレット99を上記導入側シャッタ61へと運ぶ役目を果たすものであって電動モータ3にて駆動されるスクリューフィーダ912が設けられるようになっている。
また、傾斜チューブ11の下流側に形成されるペレット排出部92のところには排出側シャッタ62が設けられるようになっている。そして、その下流側のところには、上記排出側シャッタ62から排出されたペレット99を所定のプラスチック成形機9を形成する金型内へ送り込むように作動するフィーダ装置95が設けられるようになっている。なお、このフィーダ装置95も、電動モータ3にて駆動されるスクリューフィーダ952を内部に有するようになっているものである。このような構成を採ることによって、上記排出側シャッタ62のところから排出された乾燥ペレット99は、上記ペレット排出部92を経由して、当該ペレット排出部92に設けられたペレット排出口929(図4参照)のところからプラスチック成形機9の一部を形成するフィーダ装置95へと送り出されることとなる。なお、このような構成からなるフィーダ装置95の電動モータ3は制御手段5からの制御指令(信号)に基づいて、その作動が制御されるようになっているものである。
このような構成からなるものにおいて、上記傾斜チューブ11の低位置側である下流側のところには、図4に示す如く、ペレット排出部92が設けられるとともに、当該ペレット排出部92を形成する排出側シャッタ62の下流側にはガス排出機構98が設けられるようになっている。このガス排出機構98は、上記排出側シャッタ62の下流側とプラスチック成形機9の一部を形成するフィーダ装置95との間の連結部のところに設けられるようになっているものである。当該ガス排出機構98には、真空引き手段8からの真空圧がバルブ88及びガス排出口82を介して導入されるようになっているものである。また、このようなガス排出機構98に所定の真空圧を導入するバルブ88の開閉作動は、制御手段5からの制御指令(信号)に基づいて行なわれるようになっているものである。
このような構成からなるものにおいて、ペレット99の収容されるペレット収容部1の具体的構成について、以下に述べる。まず、ペレット収容部1は、図1に示す如く、1本の傾斜チューブ11にて形成されるものである。そして、この傾斜チューブ11は、ステンレススチール製パイプ等にて形成されるようになっているものである。このような傾斜チューブ11の内部には、図2に示す如く、電動モータ3にて駆動されるスクリューフィーダ2が設けられるようになっている。また、傾斜チューブ11の外側には、所定の発熱体からなるヒータ4が取付けられるようになっているものである。このような構成からなる傾斜チューブ11の内部に設けられるスクリューフィーダ2は、その一端側が電動モータ3の回転軸31に固定的に取付けられるようになっているものである。すなわち、スクリューフィーダ2の電動モータ3への連結部は固定端21を形成するようになっているものである。そして、もう一方の端部である先端部29側も、傾斜チューブ11の先端部壁119のところにベアリング39を介して支持されるようになっているものである。そして更に、本スクリューフィーダ2は、全体的に、その中心部がくり抜かれた中空状の形態となっているものである。また、本スクリューフィーダ2は、全体が、ばね鋼等の弾性変形可能な素材にて形成されるようになっているものである。
このように、本スクリューフィーダ2は、その中心部のところが中空状にくり抜かれている。すなわち、中空部25を有するようになっているものである。この中空部25の作用によって、傾斜チューブ11内を移送されて先端部壁119のところへと送られて来たペレット99は、例えば図3に示す如く、先端部壁119のところで折り返されてスクリューフィーダ2の中空部25を経由して元へと戻って行くようになる。すなわち、傾斜チューブ11内のペレット99は傾斜チューブ11内を循環し、適度に撹拌作用を受けることとなる。また、傾斜チューブ11自体が水平方向に対して所定の角度(θ)だけ傾いた状態で設置されるようになっているので、ペレット99の移送がより円滑に行われるようになっている。なお、このようなスクリューフィーダ2による撹拌作動は、電動モータ3の回転運動によって、間欠的に、適宜行なわれるようになっているものである。そして、この電動モータ3の回転運動は制御手段5からの指令(信号)に基づいて行なわれるようになっているものである。
また、このような構成からなる傾斜チューブ11の端部であって上記電動モータ3の設けられる側とは反対側の端部のところには、図1に示す如く、真空引き手段8からの真空圧がバルブ88を介して導入されるようになっている。更に、傾斜チューブ11の外周面のところにも、複数箇所、本実施の形態においては3箇所、真空引き口81が設けられるようになっており、この真空引き口81のところには真空引き手段8からの真空圧がバルブ88を介して導入されるようになっているものである。なお、これら外周面の真空引き口81は、直線状に配置してもよく、または、円周方向に配置するようにしてもよい。このように、外周面に真空引き口81を設けることによって、ペレット収容部1を1本だけの傾斜チューブ11で形成したとしても、効率よく真空引きによる乾燥を行なうことができるようになる。そして、このような真空引き手段8からの真空圧の導入を制御するバルブ88の開閉作動は、制御手段5からの制御指令(信号)に基づいて行なわれるようになっているものである。
また、上記構成からなるペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11の外側のところには、図2に示す如く、所定の発熱体からなるヒータ4が、傾斜チューブ11の外壁を巻くように設けられるようになっている。そして、このようなヒータ4を作動させることによって、スチールパイプ等からなる傾斜チューブ11の内部は所定の温度に加熱され、内部に存在するペレット99は適度に加熱されることとなる。なお、このヒータ4の加熱作動等は、制御手段5からの指令(信号)に基づいて行なわれるようになっているものである。
また、このような構成からなる傾斜チューブ11のところに設けられるスクリューフィーダ2及び電動モータ3、更には真空圧導入用のバルブ88の設けられる先端部壁119は、すべてワンタッチ操作レバー等によって簡単に脱着ができるようになっているものである。このような構成を採ることによって、傾斜チューブ11内の掃除を簡単に行なうことができるようになる。
次に、このような構成からなる電動モータ3の作動制御、シャッタ61、62を駆動するアクチュエータ7の作動制御、及びヒータ4の作動制御、更には真空引き手段8を形成するバルブ88の開閉作動制御、あるいはガス排出機構98を形成するバルブ88の作動制御等を行なう制御手段5は、マイクロプロセッサユニット(MPU)を主に形成されるコンピュータ機構からなるものである。なお、このようなコンピュータ機構には所定のデータの入力されたROM手段が設けられており、このROM手段に予め入力されたデータに基づいて、上記スクリューフィーダ2を駆動する電動モータ3の作動、シャッタ61、62を駆動するアクチュエータ7の作動等が制御されるようになっているものである。
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作動態様等について、図1を基に説明する。まず、ペレット導入部91を形成する導入口911のところに供給されたペレット99は、導入側シャッタ61が開かれるとともに、ペレット導入部91に設けられたスクリューフィーダ912が作動することによって、傾斜チューブ11内へと導入される。この傾斜チューブ11内へ導入されたペレット99は、当該傾斜チューブ11内に設けられたスクリューフィーダ2の作動に伴って、先端部壁119側へと向かって移送される。このようにして、ペレット収容部1内に所定量のペレット99が充填された状態において、導入側シャッタ61を閉じる。これと同時に、バルブ88を開いて傾斜チューブ11内を所定の真空圧状態に保持する。また、これら各種作動と並行してヒータ4を作動させ、傾斜チューブ11にて形成されるペレット収容部1内を加熱し、ペレット99に含まれる水分を蒸発させる。また、このような状態において、電動モータ3を間欠的に作動させて、スクリューフィーダ2を作動させ、傾斜チューブ11内に存在するペレット99を適宜撹拌する。なお、本実施の形態のものにおいては、例えば上記電動モータ3を正転方向に2回転作動させるとともに、次に、逆転方向に3回転作動させると言うような正・逆転運動を間欠的に行なわせることによって、ペレット99からの水分除去を効率的に行なわせるようにしている。
これら一連の作動を、上記制御手段5に予め入力されたROMデータに基づいて行なわせることによって、上記ペレット収容部1を形成する傾斜チューブ11内に溜められたペレット99からは所定の水分が除去される。そして、上記ペレット99から水分が除去されたと判断された場合には、傾斜チューブ11の下流側に形成されるペレット排出部92のところに設けられた排出側シャッタ62を開かせる。その結果、所定の水分除去のなされたペレット99は排出され、プラスチック成形機9の一部を形成するフィーダ装置95へと送り出されることとなる。
このようにしてフィーダ装置95へ、成形に必要な所定量のペレット99が送り出された後、排出側シャッタ62を閉じる。このような状態において、ペレット排出部92の一部のところに設けられたガス排出機構98のガス排出口82のところから、真空引き手段8にて形成された所定の真空圧をバルブ88を介して導入させ、プラスチック成形機9にて発生したガス、蒸気等を排出させる。これによって、成形品の品質を向上させることができるようになる。なお、このとき、上記排出側シャッタ62は閉じられている。従って、上記成形時に発生するガス、蒸気等が上記ペレット収容部1(傾斜チューブ11)内に流入するのを防止することができるようになる。
これら一連の作動が、制御手段5に設けられたROMデータに基づき、かつ、制御手段5の制御作用に基づき、自動的に行なわれるようになる。すなわち、自動制御作用が行なわれることとなる。その結果、本ペレット乾燥装置をプラスチック成形機9と一体的に設置することによって、プラスチック成形機による成形加工を、自動的に、かつ、無人で行なわせることができるようになる。なお、このような作動制御を行なうROMデータについては適宜入力修正が行なわれるようになっており、例えば電動モータ3の正・逆転回転数の制御等は、現場における作業環境等に応じて適宜変更されるようになっているものである。
このように、本実施の形態のものにおいては、制御手段5の制御作用に基づき、ペレット乾燥装置を自動的に作動させることができるようになり、省人化を図ることができるようになる。また、装置全体を、1本のチューブ(傾斜チューブ)11にて形成されるペレット収容部1を基礎に形成させるようにしたので、ペレット乾燥装置の小形化を図ることができるようになる。その結果、省スペース化の図られたペレット乾燥装置を提供することができるようになる。
本発明の全体構成を示すスケルトン図である。 本発明の主要部をなすチューブ及び当該チューブ内に設けられるスクリューフィーダの全体構成を示す図である。 本発明の主要部をなすスクリューフィーダ先端部の構成を示す部分断面図である。 本発明におけるガス排出機構の構成を示す一部断面図である。
符号の説明
1 ペレット収容部
11 チューブ(傾斜チューブ)
119 先端部壁
15 連結部
2 スクリューフィーダ
21 固定端
25 中空部
29 先端部
3 電動モータ
31 回転軸
39 ベアリング
4 ヒータ
5 制御手段
61 導入側シャッタ
62 排出側シャッタ
7 アクチュエータ
8 真空引き手段
81 真空引き口
82 ガス排出口
88 バルブ
9 プラスチック成形機
91 ペレット導入部
911 導入口
912 スクリューフィーダ
92 ペレット排出部
929 ペレット排出口
95 フィーダ装置
952 スクリューフィーダ
98 ガス排出機構
99 ペレット













Claims (3)

  1. 水平状態に配置される1本のチューブにて形成されるペレット収容部と、当該ペレット収容部を形成するチューブ内に設置されるものであって電動モータにて回転駆動されるスクリューフィーダと、上記ペレット収容部内を所定の真空圧状態に保持する真空引き手段と、上記ペレット収容部を形成するチューブのところに設けられ、かつ、上記ペレット収容部内を所定の温度に保持するヒータと、上記ペレット収容部を形成するチューブの一方の端部側に形成されるペレット導入部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される導入側シャッタと、同じくペレット収容部を形成するチューブのもう一方の端部側に形成されるペレット排出部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される排出側シャッタと、これら各シャッタを駆動するアクチュエータの作動制御、上記スクリューフィーダを駆動する電動モータの作動制御、上記真空引き手段の作動制御、及び上記ヒータの温度制御の各種制御を行なうものであって、これら各種制御をROM手段に予め入力されたデータに基づいて行なわせるとともに、これによって水平チューブ内に存在するプラスチック製ペレットから所定の水分を除去するように制御をする制御手段と、からなることを特徴とするペレット乾燥装置。
  2. 水平方向に対して所定の角度を有するように配置される1本の傾斜チューブにて形成されるペレット収容部と、当該ペレット収容部を形成する傾斜チューブ内に設置されるものであって電動モータにて回転駆動されるスクリューフィーダと、上記ペレット収容部内を所定の真空圧状態に保持する真空引き手段と、上記ペレット収容部を形成する傾斜チューブのところに設けられ、かつ、上記ペレット収容部内を所定の温度に保持するヒータと、上記ペレット収容部を形成する傾斜チューブの上流側端部に形成されるペレット導入部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される導入側シャッタと、同じくペレット収容部を形成する傾斜チューブの下流側端部に形成されるペレット排出部のところに設けられるものであって所定のアクチュエータにて駆動される排出側シャッタと、これら各シャッタを駆動するアクチュエータの作動制御、上記スクリューフィーダを駆動する電動モータの作動制御、上記真空引き手段の作動制御、及び上記ヒータの温度制御の各種制御を行なうものであって、これら各種制御をROM手段に予め入力されたデータに基づいて行なわせるとともに、これによって水平チューブ内に存在するプラスチック製ペレットから所定の水分を除去するように制御をする制御手段と、からなることを特徴とするペレット乾燥装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のペレット乾燥装置において、上記ペレット収容部を形成するチューブを円筒状のスチールパイプからなるようにするとともに、当該チューブ内に設置されるスクリューフィーダを、一端側は上記電動モータに連結されて当該電動モータからの動力が伝達されるようにするとともに、もう一方側の端末部はチューブの先端部壁のところにベアリングを介して支持されるようにし、更に、このようなスクリューフィーダの中心部は中空状の形態からなるようにし、更に、このようなスチールパイプの外側にヒータを巻付けるようにし、更に、上記チューブの一方の端部側に設けられる排出側シャッタの下流側であって当該排出側シャッタから排出されたプラスチック製のペレットをプラスチック成形機を形成するフィーダ装置へと移送する連結部のところに、プラスチック成形機を形成する金型側から排出されたガスを排出させるためのガス排出機構を設けるようにしたことを特徴とするペレット乾燥装置。
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