JP4076032B2

JP4076032B2 - Packaging bag

Info

Publication number: JP4076032B2
Application number: JP10011498A
Authority: JP
Inventors: 慎一長田; 秀彦真崎; 哲浩山本
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-03-26
Filing date: 1998-03-26
Publication date: 2008-04-16
Anticipated expiration: 2018-03-26
Also published as: JPH11278556A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジ用包装袋に関し、さらに詳しくは、食品等の内容物を包装袋に入れたままの状態で電子レンジにより解凍、加熱する際に適度の通気性を有し、破袋することのない電子レンジ用包装袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、電子レンジ用包装体として一般に提供されているものとしては、たとえば、米飯や赤飯などの固形物を包装する場合などには、たとえば、ナイロンやポリエステル等のフィルムにポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムを積層してなる積層フィルムを、内面がポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムになるように重ね合わせて必要周縁部を熱接着したものなどが用いられ、これらで包装された米飯や赤飯などの固形物を電子レンジで解凍や加熱する際には、解凍や加熱することにより膨張する空気を逃がし破袋を防止するための通気口を設ける必要から、包装体を開封部から一部を引き裂いて開封して用いるなり、あるいは、包装体を開封部から全部引き裂いて、内容物を食器等に移し替えてからフィルム等で食器等をラッピングして後に電子レンジで解凍するなり加熱するなりされている。
【０００３】
また、内容物が液状物を含有する内容物や液状物であるなどの場合であって、包装体ごと内容物を解凍や加熱する場合には、電子レンジで解凍や加熱しても内容物の液状物がこぼれることのないように保型性を有する包装体、たとえば、スタンディングパウチ、ブリスターパック、あるいは、トレーパック包装体などが用いられ、上記同様に解凍や加熱することにより膨張する空気を逃がし破袋を防止するための通気口を設ける必要から、包装体を開封部から一部を引き裂いて開封して用いるなりされている。また、上記同様に包装体を開封部から全部引き裂いて内容物を食器等に移し替えてからフィルム等で食器等をラッピングして後に電子レンジで解凍するなり加熱するなりされている。
【０００４】
しかし、内容物を食器等に移し替えてから電子レンジで解凍なり加熱なりする場合には、食器等を包装する手間がかかるために何のための電子レンジ用包装体なのか意味がわからなくなるが、一方においては内容物の入った食器等をフィルム等でラッピングすることにより、内容物に対して満遍なく熱をゆきわたらせて、ムラのない解凍や加熱を奏するものである。
【０００５】
このことは、内容物を包装体ごと解凍や加熱する場合にも共通することであるが、従来のように包装体の開封部から一部を引き裂いて開封して通気口を設ける場合には、個人差を生じることは避けがたく、内容物の解凍や加熱に適切な大きさの通気口を設けることが極めて難しいものであった。
【０００６】
そこで、たとえば、予め包装体の熱接着部に通気口となる適当な大きさの溝状の未接着部を設け、該溝状の未接着部を引き裂くように構成することにより、個人差を生じることのない通気口を設ける方法などが考え出された。しかし、この方法は、包装体がブリスターパックやトレーパックのような包装体においては効果的であるが、スタンディングパウチや３方シール、４方シールの包装袋においては、解凍や加熱により包装袋が膨張することにより通気口を形成した部分が折れ曲がり通気口を塞ぐ結果となり、意図した効果を得られない。
【０００７】
また、従来の電子レンジ用包装体は、通気口を開封部から一部を引き裂いて開封して設け、内容物を解凍あるいは加熱して後に、前記通気口を設けた開封部を持ち、残った部分を全部引き裂いて食器等に移し替えるように構成されている。しかし、通気口を設けた部分は解凍や加熱により、たとえば、内容物等に含まれる油分や内容物の混ざった水滴等が付着していて、包装体を開封して食器等に移し替える際に、手指が汚れるといったことや油分等でぬるぬるし、前記残った部分を引き裂くことができないといったことや通気口から水蒸気がでていて、すぐには熱くて持つことができないといったこと等の問題がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、電子レンジを用いて包装袋に収容された食品等の内容物を包装袋ごと解凍や加熱する際に、解凍や加熱により発生する空気や水蒸気等を外部へ放出するための通気口を容易に形成することができ、かつ、解凍や加熱により発生する空気や水蒸気等を有効に活用し、内容物に対して満遍なく熱をゆきわたらせて、ムラのない解凍や加熱を行うことができると共に、解凍や加熱により包装袋が膨張しても確実に通気口を確保することができ、さらに、解凍や加熱後に包装袋に付着した内容物から発生する油分等で手指が汚れることなく、また、通気口から外部へ放出される熱い空気や水蒸気に触れることなく、容易に開封して内容物が取り出すことができる包装袋を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記のような問題点を解決すべく種々研究を重ねた結果、請求項１記載の発明の包装袋は、隅角部を形成する互いに交わる端縁熱接着部を有する熱接着により袋状に形成された包装袋において、前記包装袋を隅角部側に形成された小空間部とその他の大空間部とからなる２つの空間部に２分割するように、かつ、前記２つの空間部が連通口を有するように前記端縁熱接着部のそれぞれから突出する突出熱接着部が形成され、前記端縁熱接着部のそれぞれから突出する突出熱接着部は、その一方が他方を覆うように形成され、前記小空間部の隅角部側に包装袋内の空気を抜く通気口を設けた際に、該通気口に前記一方の突出熱接着部と前記他方の突出熱接着部とで形成される連通口から大空間部の空気が直線的に流れないように構成されていることを特徴とするものである。
【００１０】
上記のように構成することにより、解凍や加熱時の通気口となる前記隅角部側に形成される小空間部を熱接着により包装袋とするときに設けることができる。また、前記隅角部側に形成される小空間部の形状については、包装袋に収容される内容物により適当に選ぶことができるために、内容物に満遍なく熱をゆきわたらせて、ムラのない解凍や加熱を可能にすることができる。
【００１１】
また、請求項２記載の発明は、請求項１記載の包装袋において、前記小空間部および前記連通口は直径５ｍｍの球体が少なくとも移動可能に構成されていることを特徴とするとするものである。このように構成することにより、解凍や加熱時の通気口となる前記隅角部側に形成される小空間部が解凍や加熱時に高まる内部圧力により折れ曲がることなく内部圧力を前記小空間部を経由してスムーズに外部に逃がすことができる。
【００１２】
また、請求項３記載の発明は、請求項１、２のいずれかに記載の包装袋において、前記小空間部に前記包装袋の外部と連通させて包装袋内の空気を抜く通気口を形成するための引き裂き開始端となる通気口形成用切欠が前記包装袋の前記端縁熱接着部周縁辺に設けられていることを特徴とするものである。このように構成することにより、通気口を設けるための引き裂き開始端が明確になると共に引き裂きのきっかけを与えることができる。
【００１３】
また、請求項４記載の発明は、請求項１〜３のいずれかに記載の包装袋において、前記包装袋が少なくとも外層と内層の２層の積層体から構成され、前記積層体の外層を構成する合成樹脂製のフィルムに、包装袋になったときに前記小空間部が前記包装袋の外部と連通して包装袋内の空気を抜く通気口を形成するように通気口形成用切目が前記小空間部の隅角部側に前記小空間部を横断するように刻設されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、通気口を設けるために包装袋を引き裂く時に抵抗なくスムーズに引き裂くことができる。
【００１４】
また、請求項５記載の発明は、請求項４記載の包装袋において、前記通気口形成用切目が前記通気口形成用切欠に連接して刻設されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、通気口を設けるための引き裂き開始端が明確になると共に引き裂きのきっかけを与えることができ、かつ、包装袋を引き裂く時に抵抗なくスムーズに引き裂くことができる。
【００１５】
また、請求項６記載の発明は、請求項１〜５のいずれかに記載の包装袋において、前記包装袋の熱接着部周縁辺の所定位置に前記大空間部に収容された内容物を取り出す開封口を形成するための引き裂き開始端となる開封口形成用切欠が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、開封口を設けるための引き裂き開始端が明確になると共に引き裂きのきっかけを与えることができる。また、開封口形成用切欠を通気口を設ける位置から離すことにより、包装袋を解凍や加熱後に手指が汚れることなく、また、水蒸気等の吹き出しで熱い思いをすることなく容易に開封して開封口を設けることができて、内容物を取り出すことができる。
【００１６】
また、請求項７記載の発明は、請求項１〜６のいずれかに記載の包装袋において、前記積層体の外層を構成する合成樹脂製のフィルムに、包装袋になったときに前記大空間部に収容された内容物を取り出す開封口を形成するように開封口形成用切目が所定位置に刻設されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、開封口を設けるために包装袋を引き裂く時に抵抗なくスムーズに引き裂くことができる。
【００１７】
また、請求項８記載の発明は、請求項７記載の包装袋において、前記開封口形成用切目が開封口形成用切欠に連接して刻設されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、開封口を設けるための引き裂き開始端が明確になると共に引き裂きのきっかけを与えることができ、かつ、包装袋を引き裂く時に抵抗なくスムーズに引き裂くことができる。
【００１８】
また、請求項９記載の発明は、請求項４、５、７、８のいずれかに記載の包装袋において、前記通気口形成用ないし開封口形成用切目がパルス発振型レーザーによる少なくとも１本の連続あるいは不連続の切れ目線であることを特徴とするものである。このように構成することにより、パルス発振型レーザーの波長を選択することで、前記外層を構成するフィルムのみに通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設することができる。
【００１９】
また、請求項１０記載の発明は、請求項１記載の包装袋において、前記小空間部あるいは前記大空間部の前記連通口と対向する位置に前記連通口より長い長さを有する島状の緩衝熱接着部が形成されると共に、該緩衝熱接着部と前記突出熱接着部との隙間は直径５ｍｍの球体が少なくとも移動可能に構成され、前記小空間部の隅角部側に包装袋内の空気を抜く通気口を設けた際に、該通気口に大空間部の空気が直線的に流れないように構成されていることを特徴とするものである。
【００２０】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、以下に詳しく説明する。
まず、本発明の包装袋を構成する材料は、内層としては熱接着性を有する樹脂を用いることができ、熱によって溶融し相互に融着し得るものであればよく、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状（線状）低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体、エチレンーポリプロピレン共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをフィルム化したシートを使用することができ、その厚さとしては20〜200 μｍが適当である。
【００２１】
また、外層としては、本発明の包装袋を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系等の樹脂を用いることができる。又、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸フィルムあるいは１軸延伸フィルムまたは２軸延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができ、フィルムの厚さとしては基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚過ぎるとレーザー加工不良等を発生して引き裂き性が低下し、また、コストが上昇するという欠点もあり、逆に薄過ぎると強度、剛性等が低下して好ましくない。本発明においては、上記のような理由から１２〜２５μｍ程度が適当である。また、前記合成樹脂製のフィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムであってもよいし、酸化珪素の蒸着層が形成されたフィルムであってもよい。また、前記外層として使用する合成樹脂製のフィルムは、前記合成樹脂製フィルムの内層側に一般的には印刷が施されることが多く、そのために、前記外層として使用する合成樹脂製フィルムは印刷適性が求められ、１軸延伸または２軸延伸フィルムが好適である。
【００２２】
さらに、本発明においては、前記内層と前記外層の間に中間層を設けてもよく、前記中間層は通常前記内層と前記外層だけでは包装袋としての機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。前記機能としては、気体遮断性、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等であり、包装袋として要求されるこれらの最終的な機能を中間層を設けることで達成するものである。該中間層として用いられる基材としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン，ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルムあるいはこれらにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしは酸化珪素蒸着を施したフィルムあるいはポリ塩化ビニリデン等のフィルムなどを用いることができる。また、必要に応じてこれら基材の一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。尚、上記基材の厚さとしては、包装体として要求される機能を満たすことができればよいのであって、必要に応じて適宜選択することができる。
【００２３】
次に、本発明において、上記の外層として使用する合成樹脂製フィルムに包装袋になった時に通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設する方法としては、たとえば、加熱した針を押しつけるニードルパンチ法、エンボスロール法、研磨ロール、砥石、研磨テープ等を用いてフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッター等を用いる物理的穿孔法、レーザービーム加工、コロナ放電、プラズマ放電等の加工法等の方法によって行うことができる。しこうして、本発明において、外層として使用する合成樹脂製フィルムに通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設するに当たっては、該合成樹脂製フィルムの単体の状態、あるいは、外層に内層として使用するヒートシール性を有する樹脂ないし該樹脂をフィルム化したシートを積層した２層からなる積層体の状態、あるいは、前記外層と前記内層との間に上記の中間層を設けた少なくとも３層からなる積層体の状態、さらには、該積層体を使用してなる包装袋の状態等いずれの状態において刻設してもよく、これによって外層として使用する合成樹脂製フィルムに通気口形成用あるいは開封口形成用切目を設けることができる。
【００２４】
本発明において、通気口形成用あるいは開封口形成用切目の形状としては、直線状、曲線状、ミシン目線状、破線状等の任意の形状でよく、その本数は、一本ないしそれ以上でよく、また、連続状であっても、不連続状等のいずれでもよい。さらに、通気口形成用あるいは開封口形成用切目の構造は、貫通孔、ハーフカットの状態あるいはそれらが混在する状態のいずれの状態でもよく、本発明では、切れ目部分が弱体化して包装袋の通気口形成用あるいは開封口形成用切目として作用すればよい。
【００２５】
ところで、本発明において、外層として使用する合成樹脂製フィルムに通気口形成用あるいは開封口形成用切目を設ける方法としては、パルス発振型のレーザーを用いてミシン目状の通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設する方法が最も適した方法である。これに用いるレーザーの種類は、たとえば、炭酸ガスレーザー、ＹＡＧレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザー等で可能であり、特に限定されるものではない。しかし、外層として使用する合成樹脂製フィルムに通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設する場合は、用いる樹脂のフィルムがレーザー発振波長を吸収することが必要である。たとえば、炭酸ガスレーザーを使用する場合は、炭酸ガスレーザー光の10.6ミクロンの波長は、ポリアミドフィルム（ナイロンー６フィルム）に選択的に吸収されやすく、線状低密度ポリエチレンやエチレンー酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムではその殆どが透過される。そのため、内層のヒートシール性を有するフィルムとして、線状低密度ポリエチレンやエチレンー酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムを用い、外層として使用する合成樹脂製フィルムに２軸延伸ポリアミドフィルム（ナイロンー６フィルム）を用い、その両者を組み合わせて積層してなる２層からなる積層体を使用し、これに炭酸ガスレーザーを照射してレーザー加工を行うと、前記の２軸延伸ポリアミドフィルム（ナイロンー６フィルム）のみに選択的に通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設することができると共に、前記通気口形成用あるいは開封口形成用切目は線状低密度ポリエチレンやエチレンー酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムが溶融してその通気口形成用あるいは開封口形成用切目を閉塞することがなく、極めて良好に包装体を引き裂いて通気口あるいは開封口を設けることができる。また、前記積層体を用いてなる包装袋の状態で炭酸ガスレーザーを照射してレーザー加工を行っても、上記と同様な結果を得ることができる。上記したようにレーザー加工によって、その波長を選択することにより、外層として使用する合成樹脂製フィルムのみに選択的に通気口形成用あるいは開封口形成用切目を刻設することができる。
【００２６】
また、本発明の包装袋の形態としては、三方シールタイプ、四方シールタイプ、スタンディングパウチ、ガセットタイプ、封筒貼りシールタイプ、ピロータイプ等を任意に選ぶことができ、特に限定されるものではないが、スタンディングパウチや三方シールタイプ、四方シールタイプの包装袋に適しており、なかでもスタンディングパウチはそれ自体が自立性のある包装袋であり、電子レンジで解凍や加熱する際に、立たせた状態で解凍や加熱を行うことができ、内容物が液状物であっても、あるいは、液状物を含むものであっても解凍や加熱後に液状物が漏れる心配がなく、本発明の包装袋としては最も好適なものである。
【００２７】
次に、本発明の包装袋において、突出熱接着部、あるいは、緩衝熱接着部を形成する方法としては、たとえば、熱板シールで前記突出熱接着部や前記緩衝熱接着部を形成する場合には、熱板シールの熱板に所望の形状の凸部を形成した熱板を用いて熱接着することにより、容易に形成することができるために種々の形状をした突出熱接着部や緩衝熱接着部を形成することができる。
【００２８】
また、本発明の包装袋において、通気口形成用あるいは開封口形成用切欠を形成する方法としては、たとえば、周知の雄型と雌型からなる抜き型を用いて型抜きすることにより、容易に形成することができる。また、通気用あるいは開封用切欠の形状としては、通気用あるいは開封用切欠の通気口形成用あるいは開封口形成用切目と連接する部分が鋭角に形成されていればよい。一般的には、三角形状（Ｖ字状）あるいは五角形状等の切欠が用いられている。
【００２９】
【実施例】
次に、図を用いて実施例を詳述する。
図１は本発明にかかる包装袋の第１の実施形態の平面図、図２は本発明にかかる包装袋の第２の実施形態の平面図、図３は本発明にかかる包装袋の第３の実施形態の要部拡大図、図４は本発明にかかる包装袋の第４の実施形態の要部拡大図、図５は本発明にかかる包装袋の第５の実施形態の要部拡大図、図６は本発明にかかる包装袋の第６の実施形態の要部拡大図、図７は図１〜６の包装袋の層構成を示す断面図であり、図中の1A，1B，1C，1D，1E，1Fは包装袋、２，３は端縁熱接着部、４は小空間部、4'は溝状空間部、５，６，15，16は突出熱接着部、７，17は連通口、８は大空間部、９は通気口形成用切目、10は通気口形成用切欠、11は熱接着部、12，13は緩衝熱接着部、19は開封口形成用切目、20は開封口形成用切欠、30はエンボス部、40は引き裂き防止壁、50は外層、60は内層、70は積層体をそれぞれ示す。
【００３０】
図１は本発明にかかる包装袋の第１の実施形態の平面図であって、包装袋１Ａは周縁部が熱接着されたスタンディングパウチであって、該包装袋１Ａの隅角部（図上の左上隅角部）を形成する互いに交わる端縁熱接着部２、３の前記端縁熱接着部２から突出する突出熱接着部５が前記端縁熱接着部３との間に空間を形成するように設けられ、前記空間を覆うと共に前記突出熱接着部５の先端との間に隙間が形成されるように前記端縁熱接着部３から延びる突出熱接着部６が形成され、前記端縁熱接着部２、３と前記突出熱接着部５と前記突出熱接着部６とで囲まれた小空間部４が形成されている。このように構成することにより、包装袋１Ａは前記突出熱接着部５、６により小空間部４とその他の大空間部８に２分割されると共に前記隙間が前記小空間部４と前記大空間部８とを繋ぐ連通口７となる。また、前記連通口７は前記小空間部４の隅角部側に包装袋１Ａ内の空気を抜く通気口を設けた際に、該通気口に前記連通口７から前記大空間部８の空気が直線的に流れないように構成され、前記大空間部８に内容物が収容された包装袋１Ａを電子レンジで解凍や加熱等の調理を行った際に内容物が突沸したとしても、突沸したものが直接通気口から外部へ吹く出すことがないようになっている。
【００３１】
また、前記小空間部４を横断するように前記端縁熱接着部３の周縁辺から通気口形成用切目９が形成されると共に、前記通気口形成用切目９の一方の端部と前記端縁熱接着部３の前記周縁辺との交点にＶ字形状の通気口形成用切欠10が設けられている。また、前記通気口形成用切目９の他方の端部は前記突出熱接着部５に設けられた長穴形状の引き裂き防止壁40に至っている。この引き裂き防止壁40の形成は、たとえば、包装袋1Aを製造する周知のスタンディングパウチ製袋機に前記引き裂き防止壁40とする形状の熱板で型押しすることにより形成できるし、また、前記突出熱接着部５を形成する熱板の前記引き裂き防止壁40とする部分を凹部形状にして未接着部とすることによっても形成するこができるし、また、Ｉ字形状の切刃や長穴形状の切欠部を設けることによっても形成することができる。ところで、引き裂き防止壁40の形状は長穴形状にこだわることなく、円形状、楕円形状、多角形状等いずれの形状であってもよく、要するに前記小空間部４に通気口を設ける際に通気口形成用切欠10から通気口形成用切目９に沿って包装袋1Aを引き裂いた場合に、この引き裂き防止壁40が堰となり、この引き裂き防止壁40より先には引き裂き難くしているものである。
【００３２】
一方、前記通気口形成用切欠10を設けた前記端縁熱接着部３を構成する辺と対向する辺の対向する位置に幅広に構成された熱接着部11が形成されると共に、前記熱接着部11の周縁辺にＶ字形状の開封口形成用切欠20が形成され、前記Ｖ字形状の開封口形成用切欠20から前記Ｖ字形状の通気口形成用切欠10が設けられている前記端縁熱接着部３まで開封口形成用切目19が形成されている。さらに前記Ｖ字形状の開封口形成用切欠20が設けられた前記熱接着部11に前記Ｖ字形状の開封口形成用切欠20を挟むようにエンボス部30、30が形成されている。
【００３３】
ところで、前記熱接着部11を幅広に構成したのは、包装袋1Aを電子レンジで解凍や加熱等の調理をした場合に包装袋1Aが熱くなり手指で持ち難くなるのを防止するためであるが、この構成は必要に応じて設ければよい。また、前記熱接着部11に前記Ｖ字形状の開封口形成用切欠20を挟むようにエンボス部30、30を設けたのは、電子レンジで解凍や加熱等の調理後に包装袋1Aを開封して内容物を取り出すときに、滑り難くして開封し易くするためである。また、前記エンボス部30、30は包装袋1Aにおいて、開封口形成用切目19が形成されているのみでＶ字形状の開封口形成用切欠20が設けられていない場合においては、包装袋1Aの開封位置を明示するものとしても機能するものであるが、この構成についても上記同様に必要に応じて設ければよい。
【００３４】
また、前記Ｖ字形状の通気口形成用切欠10は前記通気口形成用切目９を設ける場合においては、設けなくとも構わない。また、熱接着部11に開封口形成用切欠20を挟むように設けたエンボス部30、30と同様なエンボス部を前記通気口形成用切目９を挟むように前記端縁熱接着部３に設けても構わない。
【００３５】
エンボス部は容易に形成するこができ、たとえば、種々の形状の熱板でポイント的に熱接着することで形成することができし、また、ポイント的に熱接着させる前記熱板の面を種々の形状の凹凸形状にすることにより、色々な凹凸形状のエンボス部を形成することができる。
【００３６】
次に、前記包装袋1Aを使用する場合について説明すると、まず、通気口形成用切欠10から通気口形成用切目９に沿って引き裂いて通気口を設け、その後に通気口を設けた包装袋1Aを電子レンジに入れて解凍や加熱等の調理を行い、解凍や加熱等が完了して後に、開封口形成用切欠20から開封口形成用切目19に沿って引き裂いて開封口を設け、開封口から内容物を食器等に取り出す。開封口を設ける開封口形成用切欠20が通気口を設けた側と相対する位置に形成されていることにより、手指が汚れることなく、また、水蒸気等の吹き出しで熱い思いをすることもなく、内容物を取り出すことができる。また、図1Aの場合、開封口形成用切欠20およびエンボス部30、30は、通気口形成用切欠10と相対する位置に設けられているが、多少使い勝手は図1Aより劣るものの、通気口形成用切欠10と同じ側に設けられていてもよい。
【００３７】
また、包装袋1Aを電子レンジに入れて解凍や加熱等の調理を行うと、熱膨張により内部圧力が高まり袋がパンパンに張った状態になる。その際、通気口を形成する前記小空間部４が前記連通口７の部分で折れ曲がり、内部圧力を逃がすことができなくなる。この折れ曲がりは前記連通口の大きさと通気口を形成する前記小空間部４の大きさに起因して発生するものであり、この折れ曲がりを防止するためには、前記連通口７および前記小空間部４の大きさは、少なくとも直径５mmの球体が移動可能な大きさで構成されている必要がある。このように構成することにより、袋内の内部圧力が高まっても前記小空間部４は前記連通口７の部分で折れ曲がらずに、内部圧力を連通口７から前記小空間部４を経由して通気口へスムーズに逃がすことができる。前記連通口７および前記小空間部４の大きさがどちらか一方でも上記の大きさに構成されていない場合においては、包装袋1Aは前記連通口７の部分で折れ曲がり、内部圧力をスムーズに逃がすことができなくなる。
【００３８】
図２は本発明にかかる包装袋の第２の実施形態の平面図であって、包装袋1Bは図１の第１の実施形態の包装袋1Aにおいて端縁熱接着部２、３にそれぞれ設けた突出熱接着部５、６を逆の位置にして設けると共に、通気口形成用切欠10、通気口形成用切目９、引き裂き防止壁40の設ける位置をこれに伴って変更した以外は第１の実施形態と同じであり説明は省略する。
【００３９】
図３は本発明にかかる包装袋の第３の実施形態の要部拡大図であって、包装袋1Cは図１の第１の実施形態で示した突出熱接着部５、６により形成される連通口７を、前記突出熱接着部５、６の形状を変えた突出熱接着部15、16とすることにより、溝状に形成された連通口17としたものであり、これ以外は第１の実施形態に示した構成と同じであり説明は省略する。このように構成することにより、前記連通口17は前記突出熱接着部15の先端と前記突出熱接着部16および前記突出熱接着部16の先端と前記突出熱接着部15によりＳ字形状に形成され、第１の実施形態のものよりも、蒸らし効果を高めることができる。当然のことながら、前記連通口17および前記小空間部４の大きさは少なくとも直径５mmの球体が移動可能に構成されている。
【００４０】
図４は本発明にかかる包装袋の第４の実施形態の要部拡大図であって、包装袋1Dは隅角部を形成する互いに交わる端縁熱接着部２、３のそれぞれから前記包装袋1Dを隅角部側に形成された小空間部４とその他の大空間部８とからなる２つの空間部に２分割するように、かつ、前記２つの空間部が連通口７を有するように突出する突出熱接着部５、６が形成されると共に、前記小空間部４の前記連通口７と対向する位置に島状の連通口７より長い長さを有する緩衝熱接着部12が形成され、前記小空間部４の隅角部側に包装袋内の空気を抜く通気口を設けた際に、該通気口に大空間部８の空気が直線的に流れないように構成されている。このように構成することにより、内容物の収容された包装袋1Dを電子レンジで解凍や加熱等の調理を行った際に、内容物が突沸したとしても、突沸したものが直接通気口から外部へ吹き出すことがなく、電子レンジ内を汚すといったこともない。
【００４１】
また、前記包装袋1Dには前記小空間部４の隅角部側を横断するように通気口形成用切目９が形成され、前記通気口形成用切目９と前記端縁熱接着部３の周縁辺との交点にＶ字形状の通気口形成用切欠10が設けられている。当然、前記連通口７、および、前記突出熱接着部５、６と前記緩衝熱接着部12間は少なくとも直径５mmの球体が移動可能に構成されている。また、図４においては通気口形成用切欠10を通気口形成用切目９と前記端縁熱接着部３の周縁辺との交点に設けた実施例を示したが、前記通気口形成用切欠10を前記通気口形成用切目９と前記端縁熱接着部２の周縁辺との交点に設けてもよいし、両方に設けても構わない。また、通気口形成用切目９を設ける場合においては通気口形成用切欠10を設けなくとも構わない。さらに、第１の実施形態で説明したエンボス部を設けてもよい。
【００４２】
図５は本発明にかかる包装袋の第５の実施形態の要部拡大図であって、包装袋1Eは図４の第４の実施形態で示した包装袋1Dの小空間部４の隅角部側に外部との通気口とすべく溝状空間部4'を形成し、前記溝状空間部4'を横断するように通気口形成用切目９を設けると共に、前記通気口形成用切目９の一方の端部と突出熱接着部３の周縁辺との交点にＶ字形状の通気口形成用切欠10、および、前記通気口形成用切目９の他方の端部に長穴形状の引き裂き防止壁40を設けたものであって、前記長穴形状の引き裂き防止壁40は前記突出熱接着部５の前記溝状空間部4'の近傍に設けられている。これ以外は図４の第４の実施形態と同じであり説明は省略する。
【００４３】
図６は本発明にかかる包装袋の第６の実施形態の要部拡大図であって、包装袋1Fは図５の第５の実施形態で示した包装袋1Eの小空間部４の連通口７と対向する位置に設けた緩衝熱接着部12が大空間部８の前記連通口７と対向する位置に連通口７より長い長さを有する島状の緩衝熱接着部13が形成され、前記小空間部４の隅角部側に形成された前記溝状空間部4'に包装袋内の空気を抜く通気口を設けた際に、該通気口に大空間部８の空気が直線的に流れないように構成されている以外は図５の第５の実施形態と同じであり説明は省略する。この場合においても、前記連通口７および前記連通口７と前記緩衝熱接着部13間の大きさは、少なくとも直径５mmの球体が移動可能に構成されている。
【００４４】
図７は図１〜６の包装袋の層構成を示す断面図であって、包装袋1A〜1Fは、15μｍの２軸延伸ポリアミドフィルム（ナイロンー６フィルム）からなる外層50と60μｍのポリプロピレンからなる内層60との２層の積層体70から構成されている。図７の積層体70は外層50と内層60とを周知のドライラミネーション法で作製したが、周知のＴダイ押し出しラミネーション法で作製してもよく、その場合は必要に応じてアンカーコート剤を用いることができる。この積層体70を包装袋1A〜1Fにするには、周知のスタンディングパウチ製袋機で積層体70の内層60の面を対向させて重ね合わせて胴部にすると共に、底部（図１、２において下方部）に前記積層体70からなる底材の内層60を前記胴部を形成する積層体70の内層60と対向するようにＶ字状に折り重ねて前記胴部を形成する積層体70の内層60間に挿入し、その周縁部を所定形状の熱板で熱接着することにより作製することができる。
【００４５】
尚、図１〜６に示した第１〜第６の実施形態は、本発明の包装袋の代表的な実施例を示したものであって、これに限るものではなく、本発明の構成にかかる包装袋はすべて本発明の包装袋に含まれることはいうまでもない。
【００４６】
【発明の効果】
本発明の包装袋は、電子レンジを用いて包装袋に収容された食品等の内容物を包装袋ごと解凍や加熱する際に、解凍や加熱により発生する空気や水蒸気等を外部へ放出するための通気口を容易に形成することができると共に、解凍や加熱により発生する空気や水蒸気等を有効に活用し、内容物に対して満遍なく熱をゆきわたらせて、ムラのない解凍や加熱を行うことができる。さらに、解凍や加熱により包装袋が膨張しても確実に通気口を確保することができると共に、解凍や加熱後に包装袋に付着した内容物から発生する油分等で手指が汚れることなく、また、通気口から外部へ放出される熱い空気や水蒸気に触れることなく、容易に開封して内容物が取り出すことができるといった効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる包装袋の第1Aの実施形態の平面図である。
【図２】本発明にかかる包装袋の第２の実施形態の平面図である。
【図３】本発明にかかる包装袋の第３の実施形態の要部拡大図である。
【図４】本発明にかかる包装袋の第４の実施形態の要部拡大図である。
【図５】本発明にかかる包装袋の第５の実施形態の要部拡大図である。
【図６】本発明にかかる包装袋の第６の実施形態の要部拡大図である。
【図７】図１〜６の包装袋の層構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1A, 1B，1C，1D，1E，1F 包装袋
２，３端縁熱接着部
４小空間部
４’ 溝状空間部
５，６，15，16 突出熱接着部
７，17 連通口
８大空間部
９通気口形成用切目
10 通気口形成用切欠
11 熱接着部
12，13 緩衝熱接着部
19 開封口形成用切目
20 開封口形成用切欠
30 エンボス部
40 引き裂き防止壁
50 外層
60 内層
70 積層体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a microwave packaging bag, and more specifically, has a suitable air permeability when thawing and heating with a microwave oven while contents such as food are still in the packaging bag, and breaks the bag. The present invention relates to a packaging bag for a microwave oven.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as what is generally provided as a package for a microwave oven, for example, when packaging solids such as cooked rice and red rice, for example, a polyethylene film or a polypropylene film is laminated on a film such as nylon or polyester. The laminated film is laminated so that the inner surface becomes a polyethylene film or a polypropylene film, and the necessary peripheral part is thermally bonded, etc., and solids such as cooked rice and red rice wrapped in these are used in a microwave oven. When thawing or heating, since it is necessary to provide a vent for escaping air by thawing or heating and preventing bag breakage, it is used by opening the package by tearing a part from the opening part, Or tear the entire package from the opening and transfer the contents to tableware etc. Is Nari heating Nari thawing in a microwave oven after by lapping.
[0003]
In addition, when the contents are liquid contents or liquid contents, etc., and the contents are to be thawed or heated together with the package, the contents of the contents are not affected by thawing or heating in a microwave oven. A package having a shape-retaining property such as a standing pouch, a blister pack, or a tray pack package is used so that liquid material does not spill, and air that expands by thawing and heating as described above is released. Since it is necessary to provide a vent for preventing bag breakage, the package is used by tearing a part from the opening portion and opening it. Further, as in the above, the entire package is torn from the unsealed portion and the contents are transferred to tableware and the like, and then the tableware and the like are wrapped with a film or the like and then thawed or heated in a microwave oven.
[0004]
However, when the contents are transferred to tableware etc. and then thawed and heated in a microwave oven, it takes time and effort to wrap the tableware etc., so it is not clear what the microwave packaging is for. On the other hand, by wrapping a tableware or the like containing the contents with a film or the like, the contents are uniformly distributed with heat, and the contents are thawed and heated without unevenness.
[0005]
This is also common when thawing and heating the contents together with the package, but when tearing a part from the opening of the package to provide a vent hole as in the past, It is unavoidable to cause individual differences, and it has been extremely difficult to provide a vent of an appropriate size for thawing and heating the contents.
[0006]
Therefore, for example, by providing a groove-shaped unbonded portion of an appropriate size to be a vent in the heat-bonded portion of the package in advance and tearing the groove-shaped unbonded portion, individual differences occur. A method has been devised to provide a vent that does not have any problems. However, this method is effective when the package is a package such as a blister pack or a tray pack. However, in a packaging bag with a standing pouch, a three-side seal, or a four-side seal, the packaging bag can be removed by thawing or heating. As a result of the expansion, the portion where the vent is formed is bent to close the vent, and the intended effect cannot be obtained.
[0007]
In addition, the conventional microwave packaging body is provided by opening a part of the vent opening from the opening part, and having the opening part provided with the vent part after thawing or heating the contents. It is configured to tear all parts and transfer to tableware. However, the parts provided with vents are thawed or heated so that, for example, oil contained in the contents, etc. or water drops mixed with the contents are attached, and when the package is opened and transferred to tableware etc. There are problems such as dirt on fingers, sliminess with oil, etc., that the remaining part cannot be torn, water vapor from the vent, and it is hot and cannot be held immediately .
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention provides a vent for releasing air, water vapor, etc. generated by thawing or heating when the contents such as food contained in the packaging bag are thawed or heated together with the packaging bag using a microwave oven. Mouth can be easily formed, and air or water vapor generated by thawing or heating can be used effectively to spread the heat evenly to the contents to perform thawing and heating without unevenness. As well as being able to ensure a vent even if the packaging bag expands due to thawing or heating, and further, fingers are not stained with oil etc. generated from the contents attached to the packaging bag after thawing or heating, It is another object of the present invention to provide a packaging bag that can be easily opened and the contents can be taken out without touching hot air or water vapor discharged from the vent to the outside.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have made various studies to solve the above-described problems, and as a result, the packaging bag of the invention according to claim 1 is a heat having an edge thermal bonding portion that intersects each other to form a corner portion. In the packaging bag formed by bonding, the packaging bag is divided into two space parts composed of a small space part and other large space part formed on the corner part side, and Protruding thermal bonding portions that protrude from each of the edge thermal bonding portions are formed so that the two space portions have communication ports, One of the protruding thermal bonding portions protruding from each of the edge thermal bonding portions is formed so as to cover the other, and a vent for extracting air in the packaging bag is provided on the corner portion side of the small space portion. At this time, the air in the large space portion does not flow linearly from the communication port formed by the one protruding thermal bonding portion and the other protruding thermal bonding portion. It is characterized by being comprised.
[0010]
the above By comprising like this, it can provide when the small space part formed in the said corner part side used as the vent hole at the time of thawing | decompression and a heating is used as a packaging bag by heat bonding. In addition, the shape of the small space portion formed on the corner portion side can be appropriately selected depending on the contents contained in the packaging bag, so that heat can be uniformly distributed to the contents and there is no unevenness. Thawing and heating can be enabled.
[0011]
The invention according to claim 2 is characterized in that, in the packaging bag according to claim 1, the small space portion and the communication port are configured such that a sphere having a diameter of 5 mm is movable at least. . By configuring in this way, the small space portion formed on the corner portion side that becomes a vent for thawing and heating is not bent by the internal pressure that is increased during thawing and heating, and the internal pressure is passed through the small space portion. And smoothly escape to the outside.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the packaging bag according to any one of the first and second aspects, a vent is formed in the small space portion to communicate with the outside of the packaging bag to vent the air in the packaging bag. A vent forming notch serving as a tearing start end is provided on the peripheral edge of the edge thermal bonding portion of the packaging bag. By comprising in this way, the tear start end for providing an air vent becomes clear and the trigger of tearing can be given.
[0013]
The invention according to claim 4 is the packaging bag according to any one of claims 1 to 3, wherein the packaging bag is composed of a laminate of at least an outer layer and an inner layer, and constitutes an outer layer of the laminate. In the synthetic resin film to be formed, the notch for forming a vent is formed so that the small space portion communicates with the outside of the packaging bag to form a vent for venting air in the packaging bag when the packaging bag is formed. It is engraved so as to cross the small space portion on the corner portion side of the small space portion. By comprising in this way, when providing a vent and tearing a packaging bag, it can be torn smoothly without resistance.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the packaging bag according to the fourth aspect of the invention, the vent hole forming cut is engraved and connected to the vent hole forming notch. By comprising in this way, the tear start end for providing an air vent becomes clear, the trigger of tearing can be given, and it can be torn smoothly without resistance when tearing a packaging bag.
[0015]
The invention according to claim 6 is the packaging bag according to any one of claims 1 to 5, wherein the contents accommodated in the large space portion are taken out at a predetermined position on the periphery of the thermal bonding portion of the packaging bag. A notch for opening opening forming a tear starting end for forming the opening is formed. By comprising in this way, the tear start end for providing an opening can be clarified and the trigger of tearing can be given. In addition, by separating the opening for forming the opening from the position where the vent is provided, the packaging bag can be easily opened and opened without thawing or heating after the thawing or heating, and without the hot feeling of blowing with steam or the like. A mouth can be provided and the contents can be removed.
[0016]
The invention according to claim 7 is the packaging bag according to any one of claims 1 to 6, wherein the large space is formed on the synthetic resin film constituting the outer layer of the laminate when the packaging bag is formed. An opening for forming an opening is formed at a predetermined position so as to form an opening for taking out the contents stored in the section. By comprising in this way, it can be torn smoothly without resistance when tearing a packaging bag in order to provide an opening.
[0017]
According to an eighth aspect of the present invention, in the packaging bag of the seventh aspect, the opening for forming the opening is engraved so as to be connected to the notch for forming the opening. By comprising in this way, the tear start end for providing an opening can be clarified, the trigger of tearing can be given, and it can be torn smoothly without resistance when the packaging bag is torn.
[0018]
The invention according to claim 9 is the packaging bag according to any one of claims 4, 5, 7, and 8, wherein at least one opening for forming the vent or opening is formed by a pulsed laser. It is a continuous or discontinuous cut line. By configuring in this way, by selecting the wavelength of the pulse oscillation type laser, it is possible to engrave an opening for forming a vent or an opening for forming only the film constituting the outer layer.
[0019]
The invention described in claim 10 is the packaging bag according to claim 1, wherein the island-shaped buffer having a length longer than the communication port at a position facing the communication port of the small space portion or the large space portion. A thermal bonding portion is formed, and a gap between the buffer thermal bonding portion and the protruding thermal bonding portion is configured such that a sphere having a diameter of 5 mm is movable, and the small space portion Corner When the ventilation hole which vents the air in a packaging bag is provided in the part side, it is comprised so that the air of a large space part may not flow linearly to this ventilation hole.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
First, as the material constituting the packaging bag of the present invention, a resin having thermal adhesiveness can be used as the inner layer, and any material that can be melted by heat and fused to each other can be used. Medium density polyethylene, high density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ionomer resin, ethylene-acrylic acid copolymer, ethylene-methyl acrylate copolymer, ethylene- A resin composed of one or more resins such as a methacrylic acid copolymer and an ethylene-polypropylene copolymer or a sheet obtained by forming a film of these resins can be used, and a suitable thickness is 20 to 200 μm. .
[0021]
Further, as the outer layer, since it becomes a basic material constituting the packaging bag of the present invention, a synthetic resin having excellent properties in mechanical, physical, chemical and the like can be used. Resins such as those based on polypropylene, polycarbonate, polycarbonate, and polyacetal can be used. In addition, as a film using these resins, any film such as an unstretched film, a uniaxially stretched film, or a biaxially stretched film can be used. As long as it is a thickness that can be held to the minimum necessary, etc., if it is too thick, laser processing defects etc. will occur and tearing will be reduced, and there will be a disadvantage that costs will increase, conversely if it is too thin, , The rigidity and the like are lowered, which is not preferable. In the present invention, about 12 to 25 μm is appropriate for the reasons described above. The synthetic resin film may be a film coated with polyvinylidene chloride as necessary, or may be a film on which a silicon oxide vapor deposition layer is formed. In addition, the synthetic resin film used as the outer layer is often printed on the inner layer side of the synthetic resin film. Therefore, the synthetic resin film used as the outer layer is printed. Suitability is required, and a uniaxially stretched film or a biaxially stretched film is preferable.
[0022]
Further, in the present invention, an intermediate layer may be provided between the inner layer and the outer layer, and the intermediate layer is usually used only when the inner layer and the outer layer cannot sufficiently function as a packaging bag. Provided. The functions include gas barrier properties, mechanical toughness, flex resistance, puncture resistance, impact resistance, wear resistance, cold resistance, heat resistance, chemical resistance, etc., which are required as packaging bags. These final functions are achieved by providing an intermediate layer. Examples of the base material used as the intermediate layer include polyolefins such as polyethylene terephthalate, polyamide, polyethylene, and polypropylene, polyvinyl chloride, polycarbonate, polyvinyl alcohol, ethylene-propylene copolymer, saponified ethylene-vinyl acetate copolymer, and the like. Or a film obtained by coating polyvinylidene chloride on these films, a film obtained by vapor deposition of silicon oxide, or a film such as polyvinylidene chloride. Further, one or more of these substrates can be used in combination as required. Note that the thickness of the base material only needs to satisfy the function required for the package, and can be appropriately selected as necessary.
[0023]
Next, in the present invention, for example, a needle for pressing a heated needle may be used as a method for incising a cut for forming a vent or opening for forming a packaging bag on the synthetic resin film used as the outer layer. Punch method, embossing roll method, polishing roll, grindstone, polishing tape, etc., hot melt punching method to melt and punch, physical punching method using knife, cutter, etc., laser beam processing, corona discharge, plasma discharge It can carry out by methods, such as processing methods. Thus, in the present invention, when a cut for forming a vent or an opening is formed in a synthetic resin film used as an outer layer, the synthetic resin film is used alone or as an inner layer in the outer layer. A heat-sealable resin or a laminated body composed of two layers obtained by laminating sheets of the resin, or at least three layers provided with the intermediate layer between the outer layer and the inner layer The laminated body may be engraved in any state, such as a state of a packaging bag using the laminated body, thereby forming a vent or opening in a synthetic resin film used as an outer layer. A forming cut can be provided.
[0024]
In the present invention, the shape of the slit for forming a vent or opening may be any shape such as a straight line, a curved line, a perforated line, a broken line, etc., and the number thereof may be one or more. Also, it may be continuous or discontinuous. Further, the structure of the slit for forming the vent or the opening may be any state of a through-hole, a half-cut state, or a mixture thereof. In the present invention, the cut portion is weakened and the ventilation of the packaging bag is performed. What is necessary is just to act as a notch for opening formation or opening opening formation.
[0025]
By the way, in the present invention, as a method of providing a cut for forming a vent or an opening in a synthetic resin film used as an outer layer, a perforated vent or using a pulse oscillation type laser is used. The most suitable method is to cut the forming cut. The type of laser used for this can be, for example, a carbon dioxide laser, YAG laser, semiconductor laser, argon ion laser or the like, and is not particularly limited. However, when a cut for forming a vent or an opening is formed on a synthetic resin film used as an outer layer, it is necessary that the resin film used absorbs the laser oscillation wavelength. For example, when a carbon dioxide laser is used, the 10.6 micron wavelength of the carbon dioxide laser light is easily absorbed selectively by a polyamide film (nylon-6 film), and linear low density polyethylene or ethylene-vinyl acetate copolymer is used. Most of the main film is transmitted. Therefore, a film mainly composed of linear low-density polyethylene or ethylene-vinyl acetate copolymer is used as the heat-sealing film of the inner layer, and a biaxially stretched polyamide film (nylon-6 film) is used as the synthetic resin film used as the outer layer. ), And using a laminate composed of a combination of the two, a carbon dioxide laser is applied to the laminate, and laser processing is carried out to produce the biaxially stretched polyamide film (nylon-6 film). A cut for forming a vent or opening can be selectively engraved only in the cut, and the cut for forming a vent or opening is mainly composed of linear low density polyethylene or ethylene-vinyl acetate copolymer. Without causing the film to melt and close the cut for forming the vent or opening It can be provided with a vent or opening port tore very good package. Further, the same result as described above can be obtained even if laser processing is performed by irradiating a carbon dioxide laser in the state of a packaging bag using the laminate. As described above, by selecting the wavelength by laser processing, only the synthetic resin film used as the outer layer can be selectively engraved with an opening for forming a vent or an opening.
[0026]
Further, as the form of the packaging bag of the present invention, a three-side seal type, a four-side seal type, a standing pouch, a gusset type, an envelope-attached seal type, a pillow type, and the like can be arbitrarily selected, and are not particularly limited. Suitable for standing pouch, three-side seal type and four-side seal type packaging bags, especially standing pouches are self-supporting packaging bags that stand up when thawed or heated in a microwave oven. It can be thawed and heated, and even if the contents are liquid or contain liquid, there is no risk of leakage of liquid after thawing or heating. Is preferred.
[0027]
Next, in the packaging bag of the present invention, as a method of forming the protruding heat bonding part or the buffering heat bonding part, for example, when forming the protruding heat bonding part or the buffering heat bonding part with a hot plate seal Can be easily formed by heat bonding using a hot plate with a convex part of the desired shape on the hot plate of the hot plate seal, so that the projecting thermal bonding part and buffer heat of various shapes An adhesive part can be formed.
[0028]
Further, in the packaging bag of the present invention, as a method of forming the vent hole forming or opening opening forming notch, for example, it can be easily cut by using a known male mold and female mold. Can be formed. Further, as the shape of the ventilation or opening notch, it is only necessary that the portion of the ventilation or opening notch connected to the notch for forming the opening or opening is formed at an acute angle. In general, a notch having a triangular shape (V shape) or a pentagonal shape is used.
[0029]
【Example】
Next, examples will be described in detail with reference to the drawings.
1 is a plan view of a first embodiment of a packaging bag according to the present invention, FIG. 2 is a plan view of a second embodiment of the packaging bag according to the present invention, and FIG. 3 is a third view of the packaging bag according to the present invention. FIG. 4 is an enlarged view of a main part of a fourth embodiment of a packaging bag according to the present invention, and FIG. 5 is an enlarged view of a main part of a fifth embodiment of the packaging bag according to the present invention. FIG. 6 is an enlarged view of a main part of a sixth embodiment of the packaging bag according to the present invention, and FIG. 7 is a cross-sectional view showing the layer structure of the packaging bag of FIGS. 1 to 6, 1A, 1B, 1C , 1D, 1E, 1F are packaging bags, 2, 3 are edge thermal bonding portions, 4 is a small space portion, 4 'is a groove-shaped space portion, 5, 6, 15, 16 are protruding thermal bonding portions, 7, 17 Is a communication port, 8 is a large space, 9 is a vent opening forming notch, 10 is a vent forming notch, 11 is a heat bonding portion, 12 and 13 are buffer heat bonding portions, 19 is an opening forming cut, 20 Is a notch for opening, 30 is an embossed part, 40 is a tear Prevention wall 50 is the outer layer, 60 inner layer, 70 denotes a laminated body, respectively.
[0030]
FIG. 1 is a plan view of a packaging bag according to a first embodiment of the present invention. A packaging bag 1A is a standing pouch with a peripheral edge thermally bonded, and a corner portion (on the figure) of the packaging bag 1A. The protruding heat-bonding part 5 protruding from the edge heat-bonding part 2 of the edge heat-bonding parts 2 and 3 that intersect each other forming a space between the edge heat-bonding part 3 and the edge heat-bonding part 3 A protruding thermal bonding portion 6 extending from the edge thermal bonding portion 3 is formed so as to cover the space and to form a gap between the protruding thermal bonding portion 5 and the end. A small space portion 4 surrounded by the edge heat bonding portions 2 and 3, the protruding heat bonding portion 5 and the protruding heat bonding portion 6 is formed. With this configuration, the packaging bag 1A is divided into the small space portion 4 and the other large space portion 8 by the protruding heat bonding portions 5 and 6, and the gap is formed between the small space portion 4 and the large space. It becomes the communication port 7 which connects the part 8. Further, the communication port 7 is connected to the small space portion 4. Corner When the ventilation hole which vents the air in the packaging bag 1A is provided on the part side, the air of the large space part 8 does not flow linearly from the communication port 7 to the ventilation hole. Even if the contents are bumped when cooking such as thawing or heating is performed on the packaging bag 1A containing the contents in the microwave oven, it will not blow out directly from the vent to the outside. It has become.
[0031]
In addition, a vent hole forming cut 9 is formed from the peripheral edge of the edge thermal bonding portion 3 so as to cross the small space portion 4, and one end portion of the vent hole forming cut 9 and the end A V-shaped vent formation notch 10 is provided at the intersection with the peripheral edge of the edge thermal bonding portion 3. The other end of the vent forming slit 9 reaches a tear-preventing wall 40 having a long hole shape provided in the protruding heat bonding part 5. The tear prevention wall 40 can be formed, for example, by embossing a well-known standing pouch bag making machine for manufacturing the packaging bag 1A with a hot plate having the shape of the tear prevention wall 40, and the protrusion. It can also be formed by making the portion of the hot plate forming the heat-bonding part 5 as the tear-preventing wall 40 into a non-bonded part by making it into a concave shape, and also an I-shaped cutting blade or slot shape It can also be formed by providing a notch. By the way, the shape of the tear preventing wall 40 may be any shape such as a circular shape, an elliptical shape, a polygonal shape, etc. without being particular about the shape of the long hole. In short, when the vent hole is provided in the small space portion 4, the vent hole When the packaging bag 1A is torn from the forming notch 10 along the ventilation hole forming notch 9, the tear preventing wall 40 becomes a weir, and the tear preventing wall 40 is difficult to tear before the tear preventing wall 40.
[0032]
On the other hand, a wide thermal bonding portion 11 is formed at a position opposite to the side that forms the edge thermal bonding portion 3 provided with the vent hole forming notch 10 and the thermal bonding is performed. A V-shaped opening forming notch 20 is formed on the peripheral edge of the portion 11, and the V-shaped vent forming notch 10 is provided from the V-shaped opening forming notch 20. The opening 19 is formed up to the edge heat bonding portion 3. Further, embossed portions 30 and 30 are formed so as to sandwich the V-shaped opening forming notch 20 in the thermal bonding portion 11 provided with the V-shaped opening forming notch 20.
[0033]
By the way, the reason why the thermal bonding part 11 is configured to be wide is to prevent the packaging bag 1A from becoming hot and difficult to hold with fingers when the packaging bag 1A is cooked such as thawing or heating in a microwave oven. However, this configuration may be provided as necessary. Also, the embossed portions 30 and 30 are provided so as to sandwich the V-shaped opening forming notch 20 in the thermal bonding portion 11 because the packaging bag 1A is opened after cooking such as thawing and heating in a microwave oven. This is because when the contents are taken out, it is difficult to slip and easy to open. Further, when the embossed portions 30 and 30 are formed in the packaging bag 1A only with the opening 19 for forming the opening and not provided with the V-shaped opening 20 for forming the opening, Although it also functions as a device that clearly indicates the opening position, this configuration may be provided as necessary in the same manner as described above.
[0034]
Further, the V-shaped vent hole forming notch 10 may not be provided when the vent hole forming notch 9 is provided. Further, an embossed portion similar to the embossed portions 30 and 30 provided so as to sandwich the opening forming notch 20 in the thermal bonding portion 11 is provided in the edge thermal bonding portion 3 so as to sandwich the vent forming cut 9. It doesn't matter.
[0035]
The embossed portion can be easily formed, for example, it can be formed by point-point heat bonding with a hot plate of various shapes, and the surface of the heat plate to be point-point heat bonded can be various. By using the uneven shape of the shape, it is possible to form embossed portions having various uneven shapes.
[0036]
Next, the case where the packaging bag 1A is used will be described. First, the ventilation bag is formed by tearing along the ventilation hole forming cut 9 from the ventilation hole forming notch 10, and then the packaging bag 1A provided with the ventilation hole. In a microwave oven to perform cooking such as thawing and heating, and after thawing and heating, etc. are completed, tear the opening opening forming notch 20 along the opening opening forming cut 19 to provide an opening opening, Remove contents from tableware. Since the opening forming notch 20 for providing the opening is formed at a position opposite to the side on which the ventilation opening is provided, the fingers are not stained, and there is no feeling of hotness by blowing out steam, The contents can be taken out. Further, in the case of FIG. 1A, the notch 20 for opening opening and the embossed portions 30 and 30 are provided at positions opposed to the notch 10 for forming vent holes, but the use of vent holes is slightly less convenient than FIG. It may be provided on the same side as the notch 10 for use.
[0037]
Moreover, when the packaging bag 1A is put into a microwave oven and cooking such as thawing and heating is performed, the internal pressure increases due to thermal expansion, and the bag becomes stretched. At that time, the small space 4 that forms the vent is bent at the portion of the communication port 7, and the internal pressure cannot be released. This bending occurs due to the size of the communication port and the size of the small space portion 4 that forms the ventilation port. In order to prevent this bending, the communication port 7 and the small space portion are formed. The size of 4 needs to be configured such that a sphere having a diameter of at least 5 mm is movable. With this configuration, even if the internal pressure in the bag increases, the small space portion 4 does not bend at the portion of the communication port 7, and the internal pressure is passed from the communication port 7 via the small space portion 4. Can be smoothly released to the vent. When the size of the communication port 7 and the small space portion 4 is not configured to be the above size, the packaging bag 1A is bent at the portion of the communication port 7 to smoothly release the internal pressure. I can't do that.
[0038]
FIG. 2 is a plan view of a second embodiment of the packaging bag according to the present invention, and the packaging bag 1B is provided on each of the edge thermal bonding portions 2 and 3 in the packaging bag 1A of the first embodiment of FIG. The projecting heat bonding portions 5 and 6 are provided at opposite positions, and the positions where the vent forming notch 10, the vent forming notch 9 and the tear preventing wall 40 are provided are changed in accordance with this. This is the same as the embodiment and the description is omitted.
[0039]
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of a third embodiment of the packaging bag according to the present invention, and the packaging bag 1C is formed by the protruding thermal bonding portions 5 and 6 shown in the first embodiment of FIG. The communication port 7 is formed as a communication port 17 formed in a groove shape by changing the shape of the projecting heat bonding portions 5 and 6 into the projecting heat bonding portions 15 and 16, and the other portions are the first. The configuration is the same as that shown in the embodiment, and a description thereof will be omitted. With this configuration, the communication port 17 is formed in an S shape by the tip of the protruding thermal bonding portion 15 and the protruding thermal bonding portion 16, and the tip of the protruding thermal bonding portion 16 and the protruding thermal bonding portion 15. In addition, the steaming effect can be enhanced as compared with the first embodiment. As a matter of course, the communication port 17 and the small space portion 4 are configured such that a sphere having a diameter of at least 5 mm is movable.
[0040]
FIG. 4 is an enlarged view of a main part of a fourth embodiment of the packaging bag according to the present invention, wherein the packaging bag 1D is formed from each of the edge thermal bonding portions 2 and 3 that intersect each other to form a corner portion. 1D is divided into two space portions composed of a small space portion 4 formed on the corner portion side and another large space portion 8, and the two space portions have communication ports 7. The protruding thermal bonding portions 5 and 6 projecting are formed, and the buffer thermal bonding portion 12 having a length longer than the island-shaped communication port 7 is formed at a position facing the communication port 7 of the small space portion 4. When the vent hole for extracting the air in the packaging bag is provided on the corner portion side of the small space portion 4, the air in the large space portion 8 does not flow linearly through the vent port. By configuring in this way, even if the contents are bumped when cooking the packaging bag 1D containing the contents in a microwave oven, such as thawing or heating, There is no such thing as blowing out into the microwave oven and polluting the inside of the microwave oven.
[0041]
Further, a vent 9 is formed in the packaging bag 1D so as to cross the corner portion side of the small space 4, and the vent 9 is formed around the vent thermal bonding portion 3. A V-shaped vent formation notch 10 is provided at the intersection with the edge. Naturally, a spherical body having a diameter of at least 5 mm is movable between the communication port 7 and the protruding thermal bonding portions 5 and 6 and the buffer thermal bonding portion 12. FIG. 4 shows an embodiment in which the vent-forming notch 10 is provided at the intersection of the vent-forming notch 9 and the peripheral edge of the edge thermal bonding portion 3. May be provided at the intersection of the vent hole forming cut 9 and the peripheral edge of the edge thermal bonding portion 2 or may be provided at both. Further, when the vent hole forming cut 9 is provided, the vent hole forming notch 10 may not be provided. Furthermore, you may provide the embossing part demonstrated in 1st Embodiment.
[0042]
FIG. 5 is an enlarged view of a main part of a fifth embodiment of the packaging bag according to the present invention, and the packaging bag 1E is a corner of the small space portion 4 of the packaging bag 1D shown in the fourth embodiment of FIG. A groove-like space portion 4 ′ is formed on the side of the portion so as to be a vent hole to the outside, and a vent hole-forming cut 9 is provided so as to cross the groove-like space portion 4 ′. A V-shaped vent forming notch 10 at the intersection of one end of the projection and the peripheral edge of the protruding thermal bonding portion 3 and an oblong hole-shaped tear prevention at the other end of the vent forming cut 9 A wall 40 is provided, and the elongated hole-shaped tear-preventing wall 40 is provided in the vicinity of the groove-like space portion 4 ′ of the protruding heat bonding portion 5. Except this, it is the same as the fourth embodiment in FIG.
[0043]
FIG. 6 is an enlarged view of a main part of a sixth embodiment of the packaging bag according to the present invention, and the packaging bag 1F is a communication port of the small space portion 4 of the packaging bag 1E shown in the fifth embodiment of FIG. 7 is formed at the position facing the communication port 7 of the large space 8 where the buffer heat bonding portion 12 provided at a position facing the surface 7 is longer than the communication port 7. When the groove-shaped space portion 4 ′ formed on the corner portion side of the small space portion 4 is provided with a vent for extracting air from the packaging bag, the air in the large space portion 8 is linearly fed to the vent port. Except for being configured not to flow, the configuration is the same as that of the fifth embodiment of FIG. Also in this case, the communication port 7 and the size between the communication port 7 and the buffer heat bonding portion 13 are configured such that a sphere having a diameter of at least 5 mm is movable.
[0044]
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the layer structure of the packaging bag of FIGS. 1 to 6, and the packaging bags 1A to 1F are composed of an outer layer 50 made of 15 μm biaxially stretched polyamide film (nylon-6 film) and 60 μm polypropylene. It is composed of a two-layer laminate 70 with an inner layer 60. In the laminate 70 of FIG. 7, the outer layer 50 and the inner layer 60 are produced by a known dry lamination method, but may be produced by a known T-die extrusion lamination method, and in that case, an anchor coating agent is used if necessary. be able to. In order to make the laminated body 70 into the packaging bags 1A to 1F, the surface of the inner layer 60 of the laminated body 70 is made to face each other with a well-known standing pouch bag making machine to form a body portion, and the bottom portion (FIGS. 1 and 2). In the lower part of the laminated body 70, the inner layer 60 of the bottom material made of the laminated body 70 is folded in a V shape so as to face the inner layer 60 of the laminated body 70 forming the barrel portion, thereby forming the barrel portion 70. It can be produced by inserting between the inner layers 60 and thermally bonding the peripheral edge with a hot plate of a predetermined shape.
[0045]
In addition, the 1st-6th embodiment shown to FIGS. 1-6 showed the typical Example of the packaging bag of this invention, Comprising: It does not restrict to this, The structure of this invention It goes without saying that all such packaging bags are included in the packaging bag of the present invention.
[0046]
【The invention's effect】
The packaging bag of the present invention releases air, water vapor, etc. generated by thawing or heating to the outside when the contents such as food contained in the packaging bag are thawed or heated together with the packaging bag using a microwave oven. The air vents can be easily formed, and air and water vapor generated by thawing and heating are effectively used to dissipate heat evenly to the contents and perform thawing and heating without unevenness. Can do. Furthermore, even if the packaging bag expands due to thawing or heating, it is possible to ensure the vent, and the fingers are not contaminated with oil generated from the contents attached to the packaging bag after thawing or heating. There is an effect that it can be easily opened and the contents can be taken out without touching hot air or water vapor discharged from the vent to the outside.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a 1A embodiment of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a second embodiment of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of a third embodiment of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 4 is an enlarged view of a main part of a fourth embodiment of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 5 is an enlarged view of a main part of a fifth embodiment of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 6 is an enlarged view of a main part of a sixth embodiment of a packaging bag according to the present invention.
7 is a cross-sectional view showing a layer structure of the packaging bag of FIGS.
[Explanation of symbols]
1A, 1B, 1C, 1D, 1E, 1F Packaging bags
2,3 Edge thermal bonding part
4 Small space
4 'grooved space
5, 6, 15, 16 Protruding thermal bonding part
7,17 communication port
8 large spaces
9 Cut for forming vent
10 Vent opening notch
11 Thermal bonding part
12, 13 Buffer heat bonding part
19 Cut for forming opening
20 Notch for opening opening
30 Embossed section
40 Tearproof wall
50 outer layer
60 Inner layer
70 Laminate

Claims

In a packaging bag formed into a bag shape by thermal bonding having edge thermal bonding portions that intersect with each other to form a corner portion, the packaging bag is formed into a small space portion formed on the corner portion side and other large space portions; A protruding thermal bonding portion protruding from each of the edge thermal bonding portions is formed so as to be divided into two space portions, and the two space portions have communication ports, and the edge heat One of the protruding heat-bonding portions protruding from each of the bonding portions is formed so as to cover the other, and when a vent hole for extracting air from the packaging bag is provided on the corner portion side of the small space portion, A packaging bag configured so that air in a large space portion does not flow linearly from a communication port formed by the one protruding thermal bonding portion and the other protruding thermal bonding portion in a vent hole. .

The packaging bag according to claim 1, wherein the small space portion and the communication port are configured such that a sphere having a diameter of 5 mm is movable.

A notch for forming a vent serving as a tearing start end for forming a vent for communicating with the outside of the packaging bag in the small space portion and venting the air in the packaging bag is provided around the edge thermal bonding portion of the packaging bag. The packaging bag according to claim 1, wherein the packaging bag is provided on an edge.

The packaging bag is composed of a laminate of at least an outer layer and an inner layer, and the small space portion is formed outside the packaging bag when the packaging bag is formed on the synthetic resin film constituting the outer layer of the laminate. A vent forming notch is engraved on the corner side of the small space portion so as to cross the small space portion so as to form a vent hole that communicates with the packaging bag and vents the air in the packaging bag. The packaging bag according to any one of claims 1 to 3.

5. The packaging bag according to claim 4, wherein the vent hole forming cut is engraved so as to be connected to the vent hole forming notch.

An opening forming notch serving as a tearing start end for forming an opening for taking out the contents stored in the large space is formed at a predetermined position on the peripheral edge of the thermal bonding portion of the packaging bag. The packaging bag according to any one of claims 1 to 5.

The opening for forming the opening is in a predetermined position so as to form an opening for taking out the contents accommodated in the large space when the film is made into a packaging bag on the synthetic resin film constituting the outer layer of the laminate. The packaging bag according to claim 1, wherein the packaging bag is engraved.

The packaging bag according to claim 7, wherein the opening for forming the opening is continuously engraved in the notch for forming the opening.

9. The cut for forming the vent or opening is at least one continuous or discontinuous cut line by a pulsed laser. Packaging bag.

An island-shaped buffer heat bonding portion having a length longer than the communication port is formed at a position facing the communication port of the small space portion or the large space portion, and the buffer heat bonding portion and the protruding heat bonding are formed. The sphere having a diameter of 5 mm is configured to be movable at least so that the gap between the small portion and the small space portion is provided with a vent hole for extracting air from the packaging bag on the corner portion side of the small space portion. The packaging bag according to claim 1, wherein air is configured not to flow linearly.