JP4074371B2 - 光触媒反応装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、光触媒を用いこれに光を照射することにより、密閉空間での有機化合物を含む気体、液体等の流体中の有機化合物を分解除去するために用いる光触媒反応装置に関する。更に詳しくは、老化促進ガスであるエチレンやアルデヒドを分解除去する鮮度保持装置、屋内の臭気成分を分解除去する空気清浄化装置、或いは、水中内の有機化合物を分解除去する水清浄化装置等の光触媒反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の光触媒反応装置としては、特願平8−324725号公報にあるように、光源と光触媒ユニットを配設し、気体や液体を通過させることにより、該気体や液体中の有機化合物を分解除去するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来装置では、光源と光触媒ユニットは対として配設され、光源が切れると触媒反応が起こらなくなり、装置に信頼性がないという問題があった。
また、光源が切れても外から確認できないという問題もあった。
そこで、本発明は触媒反応が起こらない期間をなくすことにより、装置の信頼性を向上させることを目的とする。また、光源が切れても外から認識でき、光源の交換が容易に行え、予備の光源を常に用意しておけるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記問題点を解決するために鋭意検討の結果、一つの光触媒ユニットに対して、光源を複数個配置することにより、光源が一つ切れても他の光源により触媒反応を連続して維持させる方法を見いだした。また、光源ランプの点灯回路内に光源の電圧差を利用した表示方式を取り入れることにより、光触媒の不点灯表示を達成した。
即ち、本発明の光触媒反応装置は、請求項1に記載の通り、光源と光触媒ユニットを備える光触媒反応装置において、一つの光触媒ユニットに対して複数個の光源を配し、前記光源は互いに並列接続され、前記光源の不点灯を表示する表示灯を有し、前記表示灯は前記光源と並列接続され、前記光源の点灯電圧よりも高い点灯電圧に設定されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の光触媒反応装置は、請求項1に記載の光触媒反応装置において、前記光源は紫外線ランプであって、前記表示灯はネオンランプであることを特徴とする。
【0005】
光源と光触媒ユニットを備える光触媒反応装置において、一つの光触媒ユニットに対して複数個の光源を配したことにより、光源が一つ切れても他の光源により引き続き触媒反応が起こるため、光源切れによる光触媒反応の中断が防止され、信頼性の高い光触媒反応装置が得られる。
また、前記光源の不点灯を表示する表示灯を有することにより、切れた光源をすぐに見つけ出し、光源の早期交換が可能となる。
また、前記光源を互いに並列接続することにより、簡単な回路で、一つの光源切れにより、他の光源も切れることが防止され、常に何れかの光源の点灯を保証される信頼性の高い点灯回路に構成される。
また、前記表示灯を前記光源と並列接続し、前記光源の点灯電圧よりも高い点灯電圧に設定することにより、例えば、紫外線ランプとネオンランプにより簡単な回路構成で光源の不点灯を確実に表示させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
前記光触媒反応装置に用いる光源としては、紫外線ランプ、低圧水銀灯、殺菌灯、ブラックライト蛍光灯等を用いるとよいが、反応速度を考慮しなければ、一般蛍光灯でもよい。
【0007】
前記光触媒としては、酸化チタンや酸化亜鉛等、数多くのものが提案されているが、分解効率や、安全性、安定度の点からは酸化チタンが好ましい。この酸化チタンはルチル形、アナターゼ形、或いは、これらの共存形のいずれでもかまわないが、低エネルギーの光に反応させるには、ルチル形が適しており、また、反応の活性を高めるにはアナターゼ形が適している。
また、光触媒の形状としては、クロス状、ハニカム状、ペーパ状等があるが、いずれの形状でもかまわない。
さらに前記光触媒に、白金、パラジウム、ロジウム、金、銀、銅等の貴金属、或いは、それらの硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等を担持させてもよい。この貴金属の担持方法としては、光析出法、更に詳しくは、金属イオン水にディップした後、光を照射する方法、或いは、金属イオン水にディップした状態で光を照射する方法により光還元メッキによって固定化する方法を用いれば容易である。
【0008】
こうして得られた前記光触媒を光触媒ユニットに構成し、この光触媒ユニット一単位に対して、前記光源を複数個配置することにより、光源の一つが切れても、他の光源により触媒反応が維持されて装置の信頼性の向上が図れる。
【0009】
また、前記表示灯としては、ネオンランプ、LEDランプ、発光ダイオード、電球等、装置外部から認識できるものであれば何でもかまわないが、回路の簡略性やコストの点でからネオンランプが好ましい。
【0010】
【実施例】
以下に、図面に基づき本発明の光触媒反応装置の実施例を説明する。
図1は、本発明の光触媒反応装置の装置構成を示したものであり、図中1はケーシングを示し、その内部には光触媒をユニット化した光触媒ユニット2、その光源としての2本の6ワット紫外線ランプ3,3、ファン4が装着されている。また、ケーシング1の一側面には吸込口1a,他側面には吹出口1bがそれぞれ設けられている。尚、図中5は安定器、6はグローランプ、7は表示灯としてのネオンランプ、8はスイッチを示す。
前記光触媒ユニット2は、光触媒を担持させた10cm×10cm角のガラスクロス2aを15枚積層させ、このガラスクロス2aに2本の紫外線ランプ3,3を挿通させたものである。
【0011】
この光触媒反応装置では、スイッチ8を入れてファン4が駆動されると、空気が吸込口1aを経てケーシング1内を吹出口1bに向かって流れることになる。この空気が光触媒ユニット2のガラスクロス2aに担時された光触媒に接触して、空気内の有機性ガスが分解される。
【0012】
電気回路の回路構成を図2によって説明すると、図中10は紫外線ランプ点灯回路を示し、2つの紫外線ランプ点灯回路10,10が並列接続されている。
また、各紫外線ランプ点灯回路10は、紫外線ランプ3に安定器5が直列接続され、各紫外線ランプ3の両極の電極間にはグローランプ6が接続されている。また、各紫外線ランプ点灯回路10においては、紫外線ランプ3に、この放電電圧よりも高い放電開始電圧を有するネオンランプ7が並列接続されている。そして、これら紫外線ランプ点灯回路10,10と並列にファン4が接続されている。
【0013】
このように回路構成された回路のスイッチ8を入れると、電源20より通電されてファン4及び紫外線ランプ点灯回路10,10に電流電圧がかかり、紫外線ランプ3,3が点灯し、同時にファン4が回りだす。
また、紫外線ランプ3が切れた場合、これと並列接続されたネオンランプ7に点灯開始電圧より大きな電圧がかかりネオンランプ7が点灯し、紫外線ランプ3の不点灯を表示する。この時、一つの紫外線ランプ3が切れても、これと並列接続された他の紫外線ランプ3が点灯し続けるので、光触媒ユニット2に対する光源(紫外線ランプ3)の不点灯状態が避けられる。また、紫外線ランプ3の不点灯がネオンランプ7により表示されるので、すぐに光源を交換することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、光触媒の機能が停止する時間をなくすことができ、連続して触媒反応を維持でき信頼性の高い光触媒反応装置を提供できる。また、表示灯によって光源の不点灯を報知することができ、切れた光源をすぐに見つけ出し、光源の早期交換が可能となり、次の光源切れに備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光触媒反応装置の説明線図
【図2】 本発明の実施例に係わる光触媒反応装置の紫外線ランプ点灯回路の回路図
【符号の説明】
1 ケーシング
1a 吸込口
1b 吹出口
2 光触媒ユニット
2a ガラスクロス
3 紫外線ランプ
4 ファン
5 安定器
6 グラーランプ
7 ネオンランプ
8 スイッチ
10 紫外線ランプ点灯回路
20 電源
Claims (2)
- 光源と光触媒ユニットを備える光触媒反応装置において、一つの光触媒ユニットに対して複数個の光源を配し、前記光源は互いに並列接続され、前記光源の不点灯を表示する表示灯を有し、前記表示灯は前記光源と並列接続され、前記光源の点灯電圧よりも高い点灯電圧に設定されていることを特徴とする光触媒反応装置。
- 前記光源は紫外線ランプであって、前記表示灯はネオンランプであることを特徴とする請求項1に記載の光触媒反応装置。
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JP12688998A JP4074371B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 光触媒反応装置 |
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1998
- 1998-04-20 JP JP12688998A patent/JP4074371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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