JP4073842B2 - エンジンのプラグキャップ取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダヘッドに取付けられる点火プラグの後部が、シリンダヘッドに設けられるプラグホールに収容され、前記点火プラグが後端に備える端子部にハイテンションコードを電気的に接続せしめるプラグキャップが前記点火プラグの後部に弾発的に嵌合されるエンジンのプラグキャップ取付け構造の改良に関する。
シリンダヘッドに設けられたプラグホール内に、該プラグホールの軸線方向に沿って比較的長く延びるプラグキャップが、点火プラグの後端の端子部にハイテンションコードを電気的に接続せしめるようにして点火プラグの後部に弾発的に嵌合されるようにしたエンジンのプラグキャップ取付け構造が、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特開平11−144839号公報
ところが、上記従来のものでは、点火プラグの後部にプラグキャップを弾発的に嵌合すべく、プラグホールにプラグキャップを押し込んだときに、プラグキャップに作用する外力の作用方向がプラグキャップの軸線に対して傾斜してしまうことがあり、その場合、プラグキャップがプラグホール内で座屈してしまうことがあり、点火プラグの後部にプラグキャップを良好に嵌合することが難しい。また点火プラグの交換等のために、プラグキャップを点火プラグから離脱させるように引っ張ると、プラグキャップに過大な引っ張り力が作用してしまうことがあり、プラグキャップを取り外す際に充分注意を払う必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、点火プラグの後部へのプラグキャップの組付け信頼性の向上を図ったエンジンのプラグキャップ取付け構造を提供することを第1の目的とし、点火プラグの後部からプラグキャップを取り外す際の作業性の向上を図ったエンジンのプラグキャップ取付け構造を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シリンダヘッドに取付けられる点火プラグの後部が、シリンダヘッドに設けられるプラグホールに収容され、前記点火プラグの端子部にハイテンションコードを電気的に接続せしめるプラグキャップが、前記点火プラグの後部に弾発的に嵌合されるエンジンのプラグキャップ取付け構造において、前記プラグキャップを収容するようにして筒状に形成されるととも先端部を前記プラグホールに挿入可能なプラグキャップガイドに、前記プラグキャップを前記点火プラグ側に押す押さえ部が設けられ、該プラグキャップガイドの後部と、前記シリンダヘッドもしくは該シリンダヘッドに結合されるヘッドカバーとの間に、プラグキャップガイドをその軸方向位置を定めて固定するための位置決め固定手段が設けられることを特徴とする。
また上記第2の目的を達成するために、請求項2記載の発明は、シリンダヘッドに取付けられる点火プラグの後部が、シリンダヘッドに設けられるプラグホールに収容され、前記点火プラグの端子部にハイテンションコードを電気的に接続せしめるプラグキャップが、前記点火プラグの後部に弾発的に嵌合されるエンジンのプラグキャップ取付け構造において、前記プラグキャップを収容するようにして筒状に形成されるプラグキャップガイドが、先端部を前記プラグホールに挿入した状態で、前記シリンダヘッドもしくは該シリンダヘッドに結合されるヘッドカバーに着脱可能に固定され、前記プラグキャップガイドを前記シリンダヘッドもしくは前記ヘッドカバーから離脱させる際に前記プラグキャップに点火プラグ側から係合する係合部が、前記プラグキャップガイドの離脱動作に応じて前記プラグキャップを前記点火プラグの後部から分離させることを可能として、前記プラグキャップガイドの先端部に設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記点火プラグおよび前記ハイテンションコードの電気的接続部に対するシールドを果たすようにして前記プラグキャップガイドが導電性金属により形成されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記プラグホールと同軸の取付け孔が、プラグホールとの間に軸方向の間隔をあけて前記ヘッドカバーに設けられ、前記プラグキャップガイドの後部が、前記取付け孔に挿通されて前記ヘッドカバーに固定されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記位置決め固定手段が、前記プラグキャップガイドの後部外周に設けられる雄ねじと、先端側に臨んでプラグキャップガイドの外面に設けられる段部と、前記雄ねじを螺合せしめるようにして前記シリンダヘッドもしくは前記ヘッドカバーに設けられる雌ねじと、前記段部を当接させるようにして前記シリンダヘッドもしくは前記ヘッドカバーに設けられる規制段部とから成り、前記プラグキャップガイドの後端には、該プラグキャップガイドを回転操作するための工具を係合し得る係合溝が設けられることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記位置決め固定手段が、前記プラグキャップガイドの外周から一端部を突出させるようにして前記プラグキャップガイドの後部に植設されるピンと、該ピンの一端部を係合させるようにして前記シリンダヘッドもしくは前記ヘッドカバーに設けられる溝とから成り、前記溝は、前記プラグキャップガイドの軸線と平行に延びて外端を開放したスライド溝部と、該スライド溝部内を内端部側にスライドした前記ピンの一端部が前記プラグキャップの軸線まわりの回動によって係合することを可能として前記スライド溝部の内端に連なる係合溝部とを有して略J字状に形成されることを特徴とする。
上記請求項1記載の発明によれば、プラグキャップを収容したプラグキャップガイドを、シリンダヘッドもしくはヘッドカバーに位置決め固定することで、点火プラグ側に押されているプラグキャップが点火プラグの後部に嵌合することになり、しかもプラグキャップガイドでガイドされることによりプラグキャップの倒れを回避することができるので、点火プラグの後部へのプラグキャップの組付け信頼性を向上せしめることができる。
また上記請求項2記載の発明によれば、点火プラグの後部にプラグキャップが嵌合された状態で、シリンダヘッドもしくはヘッドカバーへのプラグキャップガイドの位置決め固定を解除し、プラグキャップガイドを引き抜くと、プラグキャップガイドの係合部がプラグキャップに点火プラグ側から係合するので、プラグキャップガイドの引き抜き操作に応じてプラグキャップが点火プラグとの嵌合状態を解除するように押されることになり、プラグキャップに過大な荷重が作用しないようにして、点火プラグの後部からプラグキャップを取り外す際の作業性を向上せしめることができる。
請求項3記載の発明によれば、前記接続部から外部に及ぼすノイズを低減するとともに、前記接続部への外部からの高電圧作用の影響を軽減することができる。
請求項4記載の発明によれば、プラグキャップガイドを配置するために該プラグキャップガイドの周囲でシリンダヘッドに必要とされるスペースを極力小さくし、シリンダヘッドに配設される吸、排気弁の挟み角を小さくすることで吸、排気効率を向上せしめることが可能となり、燃焼室の中心部に点火プラグを配置して点火性能の向上を図ったエンジンとしつつ、点火プラグのメンテナンス性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、プラグキャップガイドを回転操作するための特別な工具を不要としつつ、プラグキャップガイドのシリンダヘッドもしくはヘッドカバーへの取付けおよび取り外しを容易に行うことができるようにしてメンテナンス性を高めることができる。
さらに請求項6記載の発明によれば、プラグキャップガイドのシリンダヘッドもしくはヘッドカバーへの取付けおよび取り外しを、特別な工具を不要としつつ容易に行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明を4サイクルの水平対向型4気筒エンジンに適用したときの第1実施例を示すものであり、図1はエンジンの側面図、図2はエンジンの一部切欠き平面図、図3は図1の3矢視拡大正面図、図4はエンジン本体の平面図、図5はエンジン本体の底面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図6の7−7線拡大断面図である。
先ず図1〜図3において、4サイクルの水平対向型である4気筒のエンジンは、たとえば飛行機に搭載されるものであり、クランクシャフト11の軸線を前後方向に沿わせるようにして飛行機の機体の前部カウル内に収容され、複数枚のプロペラを有するスピナーがクランクシャフト11に同軸に結合される。
図4および図5を併せて参照して、このエンジンのエンジン本体12は、エンジンを後方側から見て左側に配置される左エンジンブロック13Lと、エンジンを後方側から見て右側に配置される右エンジンブロック13Rとを備える。
左エンジンブロック13Lは、左クランクケース14Lと、左クランクケース14Lに結合される左シリンダブロック15Lとを備え、右エンジンブロック13Rは、左クランクケース14Lに結合される右クランクケース14Rと、左クランクケース14Lとは反対側で右クランクケース14Rに結合される右シリンダブロック15Rとを備える。
左シリンダブロック15Lは、左クランクケース14Lに結合される左シリンダバレル16Lと、左クランクケース14Lとは反対側で左シリンダバレル16Lに一体に形成される左シリンダヘッド17Lとから成り、右シリンダブロック15Rは、右クランクケース14Rに結合される右シリンダバレル16Rと、右クランクケース14Rとは反対側で右シリンダバレル16Rに一体に形成される右シリンダヘッド17Rとから成る。
さらに図6を併せて参照して、両シリンダブロック15L,15Rのシリンダバレル16L,16Rには、クランクシャフト11を両側から挟んで相互に対向するシリンダボア18L,18L;18R,18Rがクランクシャフト11の軸線方向に並ぶとともに該軸線方向で相互にオフセットするようにしてそれぞれ一対ずつ設けられており、各シリンダボア18L…,18R…には、各シリンダヘッド17L,17Rとの間に燃焼室19L…,19R…を形成するようにしてピストン20L…,20R…が摺動可能に嵌合される。
両エンジンブロック13L,13Rは、前記シリンダボア18L…,18R…の軸線を略水平として対向配置されるものであり、クランクケース21を共働して構成するようにして左、右クランクケース14L,14Rが相互に締結され、前記両ピストン20L…,20R…にコンロッド22L…,22R…を介して連結されるクランクシャフト11が、前記左、右クランクケース14L,14R間で回転自在に支承される。
左クランクケース14Lには、前記コンロッド22L…の前後両側でクランクシャフト11の左半部を支承する前部ジャーナル支持壁23L、第1中間部ジャーナル支持壁24L、第2中間部ジャーナル支持壁25L、第3中間部ジャーナル支持壁26Lおよび後部ジャーナル支持壁27Lが前後方向に間隔をあけて設けられ、右クランクケース14Rには、前記コンロッド22R…の前後両側でクランクシャフト11の右半部を支承する前部ジャーナル支持壁23R、第1中間部ジャーナル支持壁24R、第2中間部ジャーナル支持壁25R、第3中間部ジャーナル支持壁26Rおよび後部ジャーナル支持壁27Rが前後方向に間隔をあけて設けられており、クランクシャフト11は、前記左クランクケース14Lの各ジャーナル支持壁23L〜27Lと、前記右クランクケース14Rの各ジャーナル支持壁23R〜27Rとによって回転自在に支承される。
左、右クランクケース14L,13Rの各ジャーナル支持壁23L〜27L,23R〜27Rは、クランクシャフト11を上下から挟む一対ずつのスタッドボルト28…およびナット29…により締結される。
ところで、前部ジャーナル支持壁23L,23Rおよび後部ジャーナル支持壁27L,27Rを締結するためのスタッドボルト28…は、第1、第2および第3中間部ジャーナル支持壁24L〜26L;24R〜26Rを締結するためのスタッドボルト28…よりも長く形成される。
而して、左クランクケース14Lの前部ジャーナル支持壁23Lに植設されて右クランクケース14Rの前部ジャーナル支持壁23Rに挿通されたスタッドボルト28…に右クランクケース14Rの外面に係合するナット29…が螺合され、右クランクケース14Rの後部ジャーナル支持壁27Rに植設されて左クランクケース14Lの後部ジャーナル支持壁27Rに挿通されたスタッドボルト28…に左クランクケース14Lの外面に係合するナット29…が螺合される。
また左クランクケース14Lの第2および第3中間部ジャーナル支持壁25L,26Lに植設されて右クランクケース14Rの第2および第3中間部ジャーナル支持壁25R,26Rに挿通されたスタッドボルト28…に第2および第3中間部ジャーナル支持壁25R,26Rに係合するようにしてナット29…が螺合され、右クランクケース14Rの第1中間部ジャーナル支持壁24Rに植設されて左クランクケース14Lの第1中間部ジャーナル支持壁24Lに挿通されたスタッドボルト28…に第1中間部ジャーナル支持壁24Lに係合するようにしてナット29…が螺合される。
また左、右エンジンブロック13L,13Rは、前記両クランクケース14L,14Rの第1、第2および第3中間部ジャーナル壁24L〜26L,24R〜26Rに対応する部分に一対ずつ配置される通しボルト30…と、一対ずつ2組のスタッドボルト32…とにより、相互に結合される。
各通しボルト30…は、第1、第2および第3中間部ジャーナル壁24L〜26L,24R〜26Rを相互に締結するために第1〜第3中間部ジャーナル壁24L〜26L,24R〜26Rに一対ずつ配設されている前記スタッドボルト28…をクランクシャフト11との間に挟むようにして、左、右エンジンブロック13L,13Rをそれぞれ貫通するものであり、左、右エンジンブロック13L,13Rのシリンダヘッド17L,17Rから突出した各通しボルト30…の両端部にナット31…がそれぞれ螺合される。しかも前記ナット31…の締めつけ時に通しボルト30…が回転しないようにするために、図示しない工具を係合させるためのたとえば六角形状の工具係合部30a…が各ナット31…から突出するようにして各通しボルト30…の両端に同軸に設けられる。
また2組のスタッドボルト32…のうち一方の組のスタッドボルト32…は、左クランクケース13Lの前部ジャーナル支持壁23Lに植設されて右エンジンブロック13Rを貫通し、右エンジンブロック13Rのシリンダヘッド17Rから突出した前記スタッドボルト32…にナット33…が螺合される。さらに2組のスタッドボルト32…のうち他方の組のスタッドボルト32…は、右クランクケース13Rの後部ジャーナル支持壁27Rに植設されて左エンジンブロック13Lを貫通し、左エンジンブロック13Lのシリンダヘッド17Lから突出した前記スタッドボルト32…にナット33…が螺合される。
しかも前記スタッドボルト32…は、左、右クランクケース13L,13Rの前部ジャーナル支持壁23L,23Rを締結する一対のスタッドボルト28…、ならびに左、右クランクケース13L,13Rの後部ジャーナル支持壁27L,27Rを締結する一対のスタッドボルト28…を、クランクシャフト11との間に挟む位置に配置されている。
また各通しボルト30…およびスタッドボルト32…は、シリンダボア18L…,18R…をたとえば90度ずつの間隔をあけて囲むように配置されるものであり、シリンダブロック13L,13Rには、シリンダバレル16L,16Rのクランクケース21への取付け面からシリンダヘッド17L,17Rまで延びる複数の取付けボス34…が前記通しボルト30…およびスタッドボルト32…を挿通せしめるべく、前記シリンダボア18L…,18R…を囲むようにして一体に設けられる。
クランクケース21の前部には、左、右クランクケース14L,14Rで協働して構成される支持筒38が前方に突出するようにして形成されており、クランクシャフト11の前部は該支持筒38内を同軸に貫通して支持筒38の前端から突出され、該支持筒38の前端からのクランクシャフト11の突出部にリングギヤ39が固定され、図示しないスピナーが該リングギヤ39に同軸に取付けられる。しかも支持筒38の前部およびクランクシャフト11間には滑り軸受40が介装され、該滑り軸受40よりも前方で支持筒38およびクランクシャフト11間には環状のシール部材(図示せず)が介装される。
エンジンの始動時には始動装置41によりクランクシャフト11に回転駆動力が付与されるものであり、該始動装置41は、クランクケース21における左クランクケース14Lの下部に支持される始動モータ42と、該始動モータ42の回転数が所定値以上となるのに応じてリングギヤ39に噛合するように突出するピニオン43とを備える従来周知のものであり、エンジンの始動後にはピニオン43がリングギヤ39から離脱して元の位置に戻る。
支持筒38内でクランクシャフト11には、複数の突起44…が周方向に等間隔をあけて突設されており、それらの突起44…によってクランク角を検出するための一対のクランク角センサ45,45が180度の位相を相互間にあけるようにして支持筒38に取付けられる。
ところで、左、右シリンダヘッド17L,17Rの上部には、各燃焼室19L…,19R…に個別に対応した吸気ポート48L…,48R…が設けられており、各吸気ポート48L…,48R…は二股に分岐して燃焼室19L…,19R…に連なるように形成される。
前記各吸気ポート48L…,48R…には、円弧状に彎曲した吸気管49L…,49R…が接続されており、それらの吸気管49L…,49R…の中間部には吸気ポート48L…,48R…に向けて燃料を噴射するための電磁式電磁式燃料噴射弁50L…,50R…がそれぞれ取付けられる。而して左エンジンブロック13L側の電磁式燃料噴射弁50L…は共通の燃料レール51Lに接続され、右エンジンブロック13R側の電磁式燃料噴射弁50R…は共通の燃料レール51Rに接続される。
エンジン本体12におけるクランクケース21の上方にはエンジン本体12で支持されるようにして吸気チャンバ52が配置される。しかも各吸気管49L…,49R…の上流端は接続管53L…,53R…の下流端に接続されており、各接続管53L…,53R…の上流端部は吸気チャンバ52の両側から該吸気チャンバ52内に突入され、吸気チャンバ52内で各接続管53L…,53R…の上流端部はラッパ状に拡開して後方側に開口する。
吸気チャンバ52の後部には、スロットルバルブ54がそれぞれ軸支された左右一対のスロットルボディ55,55の下流端が並列して接続され,両スロットルボディ55,55の上流端にはエアクリーナ56,56が接続される。しかもエアクリーナ56,56は、吸気チャンバ52に取付けられて後方に延びる支持ステー57,57で支持される。
左、右シリンダヘッド17L,17Rの下部には、各燃焼室19L…,19R…に個別に対応した排気ポート58L…,58R…が設けられており、各排気ポート58L…,58R…には、エンジン本体12の下方に回り込んで後方に延出される排気管59L…,59R…が接続される。
ところで、左、右シリンダヘッド17L,17Rには、略H形に構成されたヘッドカバー60L,60Rが結合されており、これらのヘッドカバー60L,60Rと、シリンダヘッド17L,17Rとの間に、各燃焼室19L…,19R…への吸気ならびに各燃焼室19L…,19R…からの排気を制御するための吸気弁および排気弁を駆動するための動弁装置(図示せず)が収容され、各ヘッドカバー60L…の上部には前記動弁装置のうち吸気弁側の部分を覆うカバー61L,61Rが締結され、各ヘッドカバー60L…の下部には前記動弁装置のうち排気弁側の部分を覆うカバー62L,62Rが締結される。
ヘッドカバー60L,60Rおよびシリンダヘッド17L,17R間に収容される動弁装置のうち吸気弁側の部分は、クランクシャフト11から伝達される動力により吸気行程で押し上げられるプッシュロッドにより開弁駆動力を得るものであり、各燃焼室19L…,19R…毎の前記プッシュロッドは、クランクケース21の左右両側でシリンダブロック15L,15Rの下方に配置されて左、右クランクケース14L,14Rの下部における前後方向中央部およびヘッドカバー60L,60R間を結ぶプッシュロッドガイド管63L…,63R…に、軸方向移動可能に挿入される。
またヘッドカバー60L,60Rおよびシリンダヘッド17L,17R間に収容される動弁装置のうち排気弁側の部分には、クランクシャフト11の前記駆動ギヤ47から伝達される動力により排気行程で引き下げられるプルロッドにより開弁駆動力を得るものであり、各燃焼室19L…,19R…毎の前記プルロッドは、前記プッシュロッドガイド管63L…,63R…よりも下方で左、右クランクケース14L,14Rの下部における前後方向中央部およびヘッドカバー60L,60R間を結ぶプルロッドガイド管64L…,64R…に、軸方向移動可能に挿入される。
各シリンダヘッド17L,17Rには、各燃焼室19L…,19R…毎に一対ずつの点火プラグ65L,65L…,65R,65R…が取付けられる。また両吸気管49L,49L;49R,49R間でシリンダヘッド17L,17Rの上部側面には、電装品である点火コイル66L…,66R…が、吸気チャンバ52の両側にそれぞれ一対ずつ並ぶようにして取付けられており、各点火コイル66L…,66R…に一対ずつ連なるハイテンションコード67…は前記点火プラグ65L,65L…,65R,65R…に接続される。
しかも一対の点火コイル66L…,66R…の一方が不調になったときでも、各燃焼室19L…,19R…で確実に点火し得るようにするために、同一の点火コイル66L…,66R…に連なる一対ハイテンションコード67,67は相互に異なる燃焼室19L…,19R…の点火プラグ65L…,65R…に接続される。
図7において、シリンダヘッド17Lには燃焼室19Lに先端部を臨ませる点火プラグ65Lが備える取付け金具71を螺合せしめるねじ孔73と、点火プラグ65Lの後部を収容するプラグホール74とが同軸に設けられており、前記点火プラグ65Lが後端に備える端子部72にハイテンションコード67を電気的に接続せしめる合成樹脂製のプラグキャップ75が点火プラグ65Lの後部に弾発的に嵌合される。
前記プラグキャップ75は、先端部をプラグホール74に挿入可能なプラグキャップガイド76Aに収容されるものであり、このプラグキャップガイド76Aに、プラグキャップ75を点火プラグ65L側に押す押さえ部77が設けられ、該プラグキャップガイド75の後部と、ヘッドカバー60Lとの間に、プラグキャップガイド76Aをその軸方向位置を定めて固定するための位置決め固定手段78Aが設けられる。
プラグキャップガイド76Aは、一端部をプラグホール74に挿入可能とした円筒状の第1筒部材79と、第1筒部材79の他端部がかしめ結合される円筒状の第2筒部材80とを備えるものであり、プラグキャップ75は第1筒部材79内に収容される。しかも点火プラグ65Lおよびハイテンションコード67の電気的接続部に対するシールドを果たすようにしてプラグキャップガイド76Aの第1および第2筒部材79,80が導電性金属により形成される。
前記押さえ部77は、ハイテンションコード67の挿通を可能として第2筒部材80内に固定されるリング状の受け部材81と、該受け部材81およびプラグキャップ75間に縮設されるばね82とで構成されるものであり、プラグキャップ75は前記ばね82のばね力で点火プラグ65Lに弾発嵌合する方向に押されることになる。
ヘッドカバー60Lには、シリンダヘッド17Lのプラグホール74と同軸の取付け孔83が、プラグホール74との間に軸方向の間隔をあけて設けられており、プラグキャップガイド76Aの後部は、取付け孔83に挿通された状態で位置決め固定手段78Aによりヘッドカバー60Aに固定されることになる。
位置決め固定手段78Aは、プラグキャップガイド76Aの後部すなわち第2筒部材80の外周に設けられる雄ねじ84と、雄ねじ84の後方側で先端側に臨むようにしてプラグキャップガイド78Aにおける第2筒部材80の外面に設けられる段部85と、前記雄ねじ84を螺合せしめるようにして前記ヘッドカバー60Aにおける取付け孔83の外端部に設けられる雌ねじ86と、前記段部85を当接させるようにしてヘッドカバー60Aに設けられる規制段部87とから成る。
しかもプラグキャップガイド76Aの後端すなわち第2筒部材80の後端には、該プラグキャップガイド76Aを回転操作するためのドライバー等の工具を係合し得る係合溝88…が、たとえば周方向複数箇所で一直径線上に配置されるようにして設けられる。
またプラグキャップガイド76Aの先端部すなわち第1筒部材79の先端部内には、鍔状の係合部89aを一体に有する係合筒89が、プラグキャップ75および第1筒部材79間に介在することでプラグキャップ75が第1筒部材79内でがたつかないようにしつつ嵌合されており、この係合筒89が第1筒部材79から離脱しないように点火プラグ65L側から係合筒89に当接係合する止め輪90が、第1筒部材79の先端部内面に嵌着される。
而して前記係合部89aは、前記プラグキャップガイド76Aを前記シリンダヘッド17Lから離脱させる際に前記プラグキャップ75に点火プラグ65L側から係合し得るものであり、プラグキャップガイド76Aの離脱動作に応じて前記プラグキャップ75を前記点火プラグ65Lの後部から分離させることが可能である。
右側のシリンダヘッド17Rに取付けられる点火プラグ65Rについても、上記点火プラグ65Lと同様の取付け構造でシリンダヘッド17Rに取付けられるとともにハイテンションコード67に接続される。
吸気チャンバ52の前部側壁外面には電子制御ユニット95がエンジンの運転を制御すべく取付けられており、吸気チャンバ52内の吸気圧および吸気温を検出するための吸気圧センサ96および吸気温センサ97が、電子制御ユニット95から吸気チャンバ52の前部側壁を貫通して吸気チャンバ52内に挿入される。
ところで電磁式燃料噴射弁50L…,50R…、前記点火コイル66L…,66R…および電子制御ユニット95は、吸気チャンバ52の周囲に配置されるのであるが、電磁式燃料噴射弁50L…,50R…、点火コイル66L…,66R…および電子制御ユニット95は、吸気チャンバ52の少なくとも一部を覆ってエンジン本体12に取付けられるシールドカバー98で覆われる。
このシールドカバー98は、この第1実施例では吸気チャンバ52の後部を除く大部分、ならびにエンジン本体12の上部を覆うようにして、たとえば鋼板により形成されるものであり、該シールドカバー98の開口縁部は、エンジン本体12に接触するように形成される。また点火コイル66L…,66R…から延びるハイテンションコード67の一部も前記シールドカバー98で覆われる。
このように電磁式燃料噴射弁50L…,50R…、点火コイル66L…,66R…および電子制御ユニット95を1つのシールドカバー98で覆ってシールドすることにより、各電装品を個別にシールドするものに比べると、部品点数の低減を図るとともにエンジン全体のコンパクト化を図りつつ、電装品のシールドが可能となる。しかもハイテンションコード67…の一部も前記シールドカバー98で覆うことにより、シールドカバー98で覆われた部分ではハイテンションコード67…自体の個別シールドを外すことができるので、ハイテンションコード67…の2次電圧降下を、個別シールドを外したことによって向上することができる。
また吸気チャンバ52の前部側壁外面に、電子制御ユニット95が取付けられており、吸気チャンバ52内の吸気圧および吸気温を検知する吸気圧センサ96および吸気温センサ97が、電子制御ユニット95から吸気チャンバ52の前部側壁を貫通して吸気チャンバ52内に挿入されているので、電子制御ユニット95のシールドを可能とした上で、吸気圧センサ96および吸気温センサ97を電子制御ユニット95に直接接続するようにして導線接続の手間を省くことができる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、シリンダヘッド17L,17Rに取付けられる点火プラグ65L…,65R…が後端に備える端子部72…にハイテンションコード67…を電気的に接続せしめるようにして点火プラグ65L…,65R…の後部に弾発的に嵌合されるプラグキャップ75…は、プラグキャップガイド76A…に収容されるものであり、該プラグキャップガイド76Aは、プラグキャップ75を収容するようにして筒状に形成されるとともシリンダヘッド17L,17Rに設けられたプラグホール74に先端部を挿入可能である。しかもプラグキャップガイド76Aには、プラグキャップ75を点火プラグ65L…,65R…側に押す押さえ部77が設けられており、プラグキャップガイド76Aの後部と、ヘッドカバー60L,60Rとの間には、プラグキャップガイド76Aをその軸方向位置を定めて固定するための位置決め固定手段78Aが設けられている。
したがってプラグキャップ75を収容したプラグキャップガイド76Aを、ヘッドカバー60L,60Rに位置決め固定することで、点火プラグ65L,65R側に押されているプラグキャップ75が点火プラグ65L,65Rの後部に嵌合することになり、しかもプラグキャップガイド76Aでガイドされることによりプラグキャップ75の倒れを回避することができるので、点火プラグ65L,65Rの後部へのプラグキャップ75の組付け信頼性を向上せしめることができる。
またプラグキャップガイド76Aの先端部には、プラグキャップ75に点火プラグ65L、65R側から係合し得る係合部89aが設けられるので、ヘッドカバー60L,60Rへのプラグキャップガイド76Aの位置決め固定を解除し、プラグキャップガイド76Aをシリンダヘッド17L,17Rから引き抜くと、プラグキャップガイド76Aの係合部89aがプラグキャップ75に点火プラグ65L,65R側から係合することになり、プラグキャップガイド76Aの引き抜き操作に応じてプラグキャップ75が点火プラグ65L,65Rとの嵌合状態を解除するように押されることになり、プラグキャップ75に過大な荷重が作用しないようにして、点火プラグ65L,65Rの後部からプラグキャップ75を取り外す際の作業性を向上せしめることができる。
しかもプラグキャップガイド76Aは、点火プラグ65L,65Rおよびハイテンションコード67の電気的接続部に対するシールドを果たすようにして導電性金属により形成されるので、前記接続部から外部に及ぼすノイズを低減するとともに、前記接続部への外部からの高電圧作用の影響を軽減することができる。
またヘッドカバー60L,60Rには、シリンダヘッド17L,17Rに設けられたプラグホール74と同軸の取付け孔83が、プラグホール74との間に軸方向の間隔をあけて設けられており、プラグキャップガイド76Aの後部が、取付け孔83に挿通されてヘッドカバー60L,60Rに固定されるので、プラグキャップガイド76Aを配置するために該プラグキャップガイド76Aの周囲でシリンダヘッド17L,17Rに必要とされるスペースを極力小さくし、シリンダヘッド17L,17Rに配設される吸、排気弁の挟み角を小さくすることで吸、排気効率を向上せしめることが可能となり、燃焼室19L,19Rの中心部に点火プラグ65L,65Rを配置して点火性能の向上を図ったエンジンとしつつ、点火プラグ65L,65Rのメンテナンス性を高めることができる。
さらに位置決め固定手段78Aは、プラグキャップガイド76Aの後部外周に設けられる雄ねじ84と、先端側に臨んでプラグキャップガイド76Aの外面に設けられる段部85と、雄ねじ84を螺合せしめるようにしてヘッドカバー60L,60Rにおける取付け孔83の内面に設けられる雌ねじ86と、前記段部85を当接させるようにしてヘッドカバー60L,60Rに設けられる規制段部87とから成るものであり、プラグキャップガイド76Aの後端には、該プラグキャップガイド76Aを回転操作するための工具を係合し得る係合溝88が設けられている。
したがってプラグキャップガイド76Aを回転操作するための特別な工具を不要としつつ、プラグキャップガイド76Aのヘッドカバー60L,60Rへの取付けおよび取り外しを容易に行うことができるようにしてメンテナンス性を高めることができる。
図8および図9は本発明の第2実施例を示すものであり、図8は第1実施例の図7に対応した断面図、図9は図8の9−9線断面図である。
点火プラグ65Lが後端に備える端子部72にハイテンションコード67を電気的に接続せしめるようにして点火プラグ65Lの後部に弾発的に嵌合されるプラグキャップ75は、先端部をプラグホール74に挿入可能なプラグキャップガイド76Bに収容されるものであり、このプラグキャップガイド76Bに、プラグキャップ75を点火プラグ65L側に押す押さえ部77が設けられ、該プラグキャップガイド75の後部と、ヘッドカバー60Lとの間に、プラグキャップガイド76Bをその軸方向位置を定めて固定するための位置決め固定手段78Bが設けられ、プラグキャップガイド76Bの先端部には、プラグキャップ75に点火プラグ65L側から係合し得る係合部89aが設けられる。
位置決め固定手段78Bは、プラグキャップガイド76Bの外周から一端部を突出させるようにしてプラグキャップガイド76Bの後部に植設されるピン91と、該ピン91の一端部を係合させるようにしてヘッドカバー60Lに設けられる溝92とから成るものであり、溝92は、プラグキャップガイド76Bの軸線と平行に延びて外端を開放したスライド溝部92aと、該スライド溝部92aの内端に連なる係合溝部92bとを有して略J字状に形成される。
而して前記スライド溝部92a内を内端部側にスライドしたピン91の一端部が、プラグキャップ76Bをその軸線まわりに回動することによって係合溝部92bに係合することになる。
この第2実施例によってもプラグキャップガイド76Bのヘッドカバー60Lへの取付けおよび取り外しを、特別な工具を不要としつつ容易に行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえばプラグキャップガイドがヘッドカバーに取付けられるようにしてもよい。
第1実施例のエンジンの側面図である。 エンジンの一部切欠き平面図である。 図1の3矢視拡大正面図である。 エンジン本体の平面図である。 エンジン本体の底面図である。 図3の6−6線断面図である。 図6の7−7線拡大断面図である。 第2実施例を示すものであって図7に対応した断面図である。 図8の9−9線断面図である。
符号の説明
17L,17R・・・シリンダヘッド
60L,60R・・・ヘッドカバー
65L,65R・・・点火プラグ
67・・・ハイテンションコード
72・・・端子部
74・・・プラグホール
75・・・プラグキャップ
76A,76B・・・プラグキャップガイド
77・・・押さえ部
78A,78B・・・位置決め固定手段
83・・・取付け孔
84・・・雄ねじ
85・・・段部
86・・・雌ねじ
87・・・規制段部
88・・・係合溝
89a・・・係合部
91・・・ピン
92・・・溝
92a・・・スライド溝部
92b・・・係合溝部

Claims (6)

  1. シリンダヘッド(17L,17R)に取付けられる点火プラグ(65L,65R)の後部が、シリンダヘッド(17L,17R)に設けられるプラグホール(74)に収容され、前記点火プラグ(65L,65R)の端子部(72)にハイテンションコード(67)を電気的に接続せしめるプラグキャップ(75)が、前記点火プラグ(65L,65R)の後部に弾発的に嵌合されるエンジンのプラグキャップ取付け構造において、
    前記プラグキャップ(75)を収容するようにして筒状に形成されるととも先端部を前記プラグホール(74)に挿入可能なプラグキャップガイド(76A,76B)に、前記プラグキャップ(75)を前記点火プラグ(65L,65R)側に押す押さえ部(77)が設けられ、該プラグキャップガイド(76A,76B)の後部と、前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは該シリンダヘッド(17L,17R)に結合されるヘッドカバー(60L,60R)との間に、プラグキャップガイド(76A,76B)をその軸方向位置を定めて固定するための位置決め固定手段(78A,78B)が設けられることを特徴とするエンジンのプラグキャップ取付け構造。
  2. シリンダヘッド(17L,17R)に取付けられる点火プラグ(65L,65R)の後部が、シリンダヘッド(17L,17R)に設けられるプラグホール(74)に収容され、前記点火プラグ(65L,65R)の端子部(72)にハイテンションコード(67)を電気的に接続せしめるプラグキャップ(75)が、前記点火プラグ(65L,65R)の後部に弾発的に嵌合されるエンジンのプラグキャップ取付け構造において、前記プラグキャップ(75)を収容するようにして筒状に形成されるプラグキャップガイド(76A,76B)が、先端部を前記プラグホール(74)に挿入した状態で、前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは該シリンダヘッド(17L,17R)に結合されるヘッドカバー(60L,60R)に着脱可能に固定され、前記プラグキャップガイド(76A,76B)を前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは前記ヘッドカバー(60L,60R)から離脱させる際に前記プラグキャップ(75)に点火プラグ(65L,65R)側から係合する係合部(89a)が、前記プラグキャップガイド(76A,76B)の離脱動作に応じて前記プラグキャップ(75)を前記点火プラグ(65L,65R)の後部から分離させることを可能として、前記プラグキャップガイド(76A,76B)の先端部に設けられることを特徴とするエンジンのプラグキャップ取付け構造。
  3. 前記点火プラグ(65L,65R)および前記ハイテンションコード(67)の電気的接続部に対するシールドを果たすようにして前記プラグキャップガイド(76A,76B)が導電性金属により形成されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジンのプラグキャップ取付け構造。
  4. 前記プラグホール(74)と同軸の取付け孔(83)が、プラグホール(74)との間に軸方向の間隔をあけて前記ヘッドカバー(60L,60R)に設けられ、前記プラグキャップガイド(76A,76B)の後部が、前記取付け孔(83)に挿通されて前記ヘッドカバー(60A,60B)に固定されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジンのプラグキャップ取付け構造。
  5. 前記位置決め固定手段(78A)が、前記プラグキャップガイド(76A)の後部外周に設けられる雄ねじ(84)と、先端側に臨んでプラグキャップガイド(76A)の外面に設けられる段部(85)と、前記雄ねじ(84)を螺合せしめるようにして前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは前記ヘッドカバー(60L,60R)に設けられる雌ねじ(86)と、前記段部(85)を当接させるようにして前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは前記ヘッドカバー(60L,60R)に設けられる規制段部(87)とから成り、前記プラグキャップガイド(76A)の後端には、該プラグキャップガイド(76A)を回転操作するための工具を係合し得る係合溝(78)が設けられることを特徴とする請求項1記載のエンジンのプラグキャップ取付け構造。
  6. 前記位置決め固定手段(78B)が、前記プラグキャップガイド(76B)の外周から一端部を突出させるようにして前記プラグキャップガイド(76B)の後部に植設されるピン(91)と、該ピン(91)の一端部を係合させるようにして前記シリンダヘッド(17L,17R)もしくは前記ヘッドカバー(60L,60R)に設けられる溝(92)とから成り、前記溝(92)は、前記プラグキャップガイド(76B)の軸線と平行に延びて外端を開放したスライド溝部(92a)と、該スライド溝部(92a)内を内端部側にスライドした前記ピン(91)の一端部が前記プラグキャップ(76A)の軸線まわりの回動によって係合することを可能として前記スライド溝部(92a)の内端に連なる係合溝部(92b)とを有して略J字状に形成されることを特徴とする請求項1記載のエンジンのプラグキャップ取付け構造。
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