JP4073431B2 - 地上子検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動列車停止装置ATS(Automatic Train Stopper)に関し、特に車上子と地上子の電磁結合により地上子周波数を検出及び判定する処理において、無調整でノイズ耐性を向上させた検出及び信頼性の高い判定を行うことが可能な地上子検出装置及び地上子判定方法の改良に関するものである。
自動列車停止装置(ATS:Automatic Train Stopper)は、一般的に変周式ATSが広く採用されている。変周式ATS装置は、車上装置と地上子により構成される。
図1は、従来の変周式ATS装置の構成を示す。車上装置においては、車上子1のコイルが増幅器11の帰還回路として接続され、増幅器を含む発振回路12が構成される。そして、走行している列車の車上子1が地上子10の上を通過するとき、増幅器11から出力された信号の発振周波数f1が一時的に地上子側に引き込まれて地上子10に設定された周波数f2に変化する。この変化を変周といい、この変周により地上子が検出される。
変周前は、信号選別BPF13aから一定の信号が出力されていたものが、変周により信号選別BPF13aからの出力が停止し、信号選別BPF13bより信号が出力される。ここで信号選別BPF13aと信号選別BPF13bの信号通過帯域は異なっている。
従来の変周式ATS装置では、信号選別BPF13aと異なる通過帯域を設けた信号選別BPF13bからの出力信号のレベルにより地上子の判定を行っている。近年は検出すべき周波数の追加や車両ノイズなど外乱の増加により帰還回路やBPF、弁別回路の調整が非常に困難となってきたため、調整を簡易にすることが要求されている。
図2は、従来の変周式ATS装置改良の例を示す。前述の要求に応えるため、例えば、特許文献1に開示されているように、帰還回路の調整をなくすことが提案されている。特許文献1に開示された手法では、信号発振器21a〜21dを個別に設け、それぞれf1〜f4の周波数を発生させ、信号加算器22で加算した後に、増幅器24で増幅した多重信号を車上子1に送出する。そして、地上子10と共振した信号は、信号選別BPF25a〜25dを介した信号レベルで検出するようにしたものである。
特開平10−304516号
しかしながら、従来の技術では各発振回路21a〜21dの出力を加算することで高調波が発生する問題、増幅器24のダイナミックレンジ制限により飽和歪が発生する問題、地上子の共振周波数ずれによる弁別比の減少、パンダグラフ離線ノイズによる妨害のため弁別することが困難になる等の問題がある。
上述した従来の変周式ATS装置の改良においても、機器の調整作業の必要性や耐ノイズ性の問題、共振判定数分のBPFや検出回路が必要となり装置の小型化が困難であるなどの問題がある。また、車上子1は周波数特性を持っているので、車上子1の2次側の信号レベル、位相が周波数によって変化する問題や、地上子10の経年変化等により中心周波数が±2KHz変動し、車上子1の2次側の信号レベル、位相が変動するという問題がある。
さらに、車上子1と信号源側とを接続するケーブル長によっても、車上子1の2次側の信号レベルや位相が変化するという問題や、車上子1と地上子10との距離によっても振幅は変化するという問題があり、上述したこれらの変動要因をすべて考慮した調整を行うのは非常に困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、装置を小型化し、車上子や接続ケーブル長に依存する機器の初期調整を無調整化し、外来ノイズや高調波歪によるノイズ耐性を向上させ、地上子周波数判定の信頼性を向上させた地上子検出装置および、地上子判定方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車上子と地上子との電磁結合を検出して地上子周波数の有無を判別する地上子検出装置であって、地上子と結合し得る地上子周波数の一つの周波数で振幅一定の信号を生成するための信号データならびに前記信号と同期し、直交関係にある参照信号を生成するための参照信号データを記憶する手段と、前記記憶手段に記憶した前記信号データを順次読み出して、時系列に連続して配置されたフレーム信号を発生する手段と、前記記憶する手段に記憶された前記参照信号データを順次読み出すことにより前記参照信号を生成する手段と、前記一つの周波数で振幅一定である信号を最小信号単位のスロットとして、前記フレーム信号を車上子から送出して前記地上子との電磁結合したフレーム信号を検出する手段と、前記地上子と電磁結合したフレーム信号と前記参照信号を直交検波してI成分信号とQ成分信号を弁別出力する手段と、地上子がない状態で、スロットごとに前記I成分信号の振幅データと前記Q成分信号の振幅データを複数フレーム分記憶する手段と、前記記憶した振幅データを読み出して、I成分データとQ成分データにつきそれぞれの複数フレーム分の平均値データを計算して平均値データを記憶する手段と、前記記憶した平均値データをI成分データとQ成分データから逐次減算する手段とを備え、前記平均値データは、前記車上子の結合度ならびに前記車上子と前記地上子検出装置とを接続する接続ケーブルに依存する基本変動データを表すとともに、前記結合度および前記接続ケーブルにより変動する基本変動特性を前記基本変動データによって相殺することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地上子検出装置であって、連続する前記スロットの境界において、波形振幅が連続となるように前記信号データが決定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の地上子検出装置であって、弁別されたI成分信号とQ成分信号のI成分データとQ成分データから振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、前記振幅スペクトル値をスロット毎に積分し積分値を記憶する手段と、複数フレームの前記積分値からパワースペクトルの平均値を算出する手段と、前記パワースペクトルの平均値と記憶された前記スロットの積分値とを比較する手段とを備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記パワースペクトルの平均値より大きくかつ地上子と結合し得る周波数に該当するスロットの多数回判定を行い、n回(n=2以上)連続同じである場合に地上子結合周波数と判定し、前記パワースペクトル平均値より大きいスロットが2つの場合には絶対値の大きなスロットを地上子結合周波数と判定し、前記パワースペクトル平均値より大きいスロットが3以上ある場合と前記パワースペクトル平均値がしきい値以下であった場合にはノイズと判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、弁別されたI成分信号とQ成分信号のI成分データとQ成分データから、振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、しきい値以下の振幅スペクトル値は0として前記振幅スペクトル値をn(n=2以上)フレーム加重合成する手段とを備え、前記加重合成した値で一番大きい値でかつ地上子と結合し得る周波数に該当するスロットを地上子との結合周波数と判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、弁別されたI成分信号成分とQ成分信号成分のI成分データとQ成分データから、振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、フレームの中から第一の最大値のスロットと第二の最大値のスロットを探索する手段とを備え、前記探索をn(n=2以上)フレームごとに実施し、第一又は第二のどちらかのスロットがn回(n=2以上)連続で同じスロットで地上子と共振し得る周波数であるスロットを地上子周波数と判定することを特徴とする
以上説明したように、本願発明によれば、地上子と共振し得る周波数のスロットとフレーム信号の送出信号とすることにより、複数の発振器やフィルタを省略して、装置の小型化が可能となる。DDS回路で時系列にフレーム信号と参照信号を同時に出力し、直交検波回路で同期検出による弁別を行うことで、弁別回路のノイズ耐性が向上する。また、オフセット回路で変動特性をキャンセルする構成とすることで、装置の無調整化が実現できる。
さらに、IQ値から振幅スペクトルを計算し、時系列に多数回処理及び判定する構成に基づき、第1の実施例では4フレームの加重平均スペクトルの2倍の値と各スロットのスペクトル値と比較し、4回連続同じスロットを地上子検出周波数と多数回判定することで、地上子周波数の判定の信頼性が向上し、ノイズ耐性の向上した地上子周波数判定が可能となる。
第2の実施例では4フレームのスペクトルを合成(乗算)することで最大値のスロットを検出周波数と判定することで、信頼性の高い地上子周波数判定が可能となる。
第3の実施例ではフレームの中から第一の最大値のスロットと第二の最大値のスロットを探し出し、4フレームの中で連続して最大値があったスロットを検出周波数と判定する。
従って、装置を小型化し初期調整を不要として、ノイズ耐性を向上して、地上子周波数判定の信頼性の向上を実現した地上子検出装置と地上子周波数判定方法が提供される。
なお、本発明が上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
[実施例]
図7は、本発明の第一の実施例を説明する図である。地上子検出装置100においては、送出信号制御部110は車上子1に接続され、車上子1は入力信号処理部120に接続されている。入力信号処理部120はさらに判定処理部140に接続されている。Sequencer150は、CPU170を介して外部装置制御部180に接続されている。
図5は、送出信号制御部110の構成図である。送出信号制御部110は、一般的に知られているMEMORYとD/Aコンバータで構成されるDDS回路111である。すなわち、Waveform ROM113の出力はD/Aコンバータ114に接続され、LPF115を経て、増幅器112に接続される。増幅器112からの出力信号は送出信号制御部110の出力である送出信号300として、図7の車上子1に供給される。
図6(a)は、Waveform ROM113のbit割付を説明する図である。Waveform ROM113には、送出信号300を形成するbit0からbit9までのbit部分と、直交検波に用いる参照信号301を形成するbit12からbit15のbit部分を割り付けている。
図6(b)は、Waveform ROM113のメモリ空間を説明する図である。後述する複数の異なる周波数を変数パラメータとし、送出信号制御部110から送出する送出信号300の周波数を配置した波形データ構成となっている。
ここで、さらに送出信号300の構成について詳細に説明する。
図3および図4は、それぞれ送出信号300の構成を説明する図である。すなわち、送出信号300は、図3に示すようにスロットを最小単位として構成されている。さらに、図4に示すように、スロットが集まって、フレーム信号を構成している。
図8は、送出信号300の構成をさらに詳細に説明する図である。フレーム信号は、ダミー周波数を含む130KHz(f1)、90KHz(d3)、108.5KHz(f3)、140KHz(d1)、123KHz(f2)、85KHz(d4)、103KHz(f4)、98KHz(d2)の、8つのスロット信号から構成される。ダミー周波数の140KHz(d1)、98KHz(d2)、90KHz(d3)、85KHz(d4)については、それぞれの送出信号300の送信電力が0になるように振幅を0にしてある。また、103KHz(f4)と108.5KHz(f3)の振幅差、123KHz(f2)と130KHz(f1)の振幅差は、それぞれ6dBとなるようにしてある。スロット信号に67KHz、103KHzの常時送信発振周波数を合成し、合成波振幅に対応する送出信号データをWaveform ROM113に記憶させて、スロット信号と常時送信発振周波数信号を重畳したフレーム信号波形データを構成している。
DDS回路111を使用することにより、スロットとスロットの境界で波形振幅が連続となるような波形データを記憶しておくことで、波形の位相を連続とすることが出来る。従って、送出信号300において高調波歪を発生することがなく、図2に示した従来の変周式ATS装置改良のように、高調波歪によって地上子検出回路の弁別性能を劣化させることがない。また、信号源が一つとなるので、従来技術のように複数の信号発振器、BPFや判定回路が不要となり装置の小型化に効果がある。
ダミー周波数は地上子周波数以外の周波数に設定した送出信号300のスロット周波数をいう。後述する加重平均スペクトルを算出するための振幅スペクトルデータの母数を多くすることでノイズによる誤判定を防止する効果がある。また、振幅差を6dBに設定したのは、現実の地上子10の電磁結合による共振特性が6dB/octのQ値となっていないため、予め送信側の送出信号300の振幅に6dBの振幅差を設けることで判定の確度を高くする効果があるからである。
また、周波数の配置はダミー周波数(d1からd4)と地上子周波数(f1からf4)を交互に配置することで、分散効果によりノイズによる地上子周波数の誤判定を低減する効果がある。
Sequencer150より送出信号制御部110へクロック信号を供給し、DDS回路111からフレーム信号の送出と参照信号301の出力を同時に行う。参照信号301は、後述する2つの直交検波器130へ供給され、直交する一組のI参照信号とQ参照信号からなっている。参照信号301は、図6aに示したようにWaveform ROM113のbit12ないしbit15のデータによって、振幅が決定される矩形波信号である。参照信号301と後述する2つの直交検波回路130への入力信号の同期を取るために、DSS回路111から直交検波器130までの信号経路の遅延分タイミングを考慮したアドレスから参照信号データを出力するように、Waveform ROM113に参照信号データを書き込んでおく。また、参照信号301は、地上子検出用に使用される参照信号と、常時送信発振周波数検出用に使用される参照信号の2種類があり、それぞれ、DSS回路111から出力される。
Waveform ROM113の波形データを使用してD/Aコンバータ114で生成されたフレーム信号は、LPF115を通過し増幅器112で必要な電力レベルの送出信号300として車上子1に送出される。各スロットの時間tは約220us時間とし、フレーム時間は約1.8msである。繰り返しDDS回路111からフレーム信号に構成された送出信号300と参照信号301を出力する。
次に、入力信号処理部120について以下説明する。既に述べたように、送出信号300は図3に示すスロットを最小信号構成単位とし図4に示すフレーム信号に構成されて車上子1の1次側から送出される。地上子10が無い場合は車上子1の結合度及び接続ケーブル長による送出信号300の振幅、位相の変化が車上子1の2次側に現れ、入力信号処理部120に入力される。地上子10が送出信号300の周波数のいずれかと電磁結合した場合、車上子1の2次側には車上子1と地上子10との結合度に応じた振幅、位相の信号が現れる。上記振幅は、地上子10のQ値及び車上子1と地上子10との距離に応じ変化する。
ここで、車上子1の2次側からの信号は、過大な最大振幅やサージが入力信号処理部120に入力されて破壊に至らないようにリミッタ付き増幅器121を介して入力され、差動増幅器122に接続される。差動増幅器122では、正転、反転信号を生成しBPF123を通過して、直交検波回路130に入力される。ここで、さらに直交検波回路130について、詳細に説明をする。
図9は、入力信号制御部120中の直交検波回路130の構成を示す。直交検波回路130への入力信号とDDS回路111からの参照信号301とは同期が取られており、TG回路を参照信号301によりON/OFFすることで、検波出力として同相I成分信号と直交Q成分信号が出力される。直交検波回路130に入力される2つの参照信号301、すなわちI参照信号とQ参照信号はお互いに直交関係となっており、入力信号処理部120への入力信号と同期を取っているので、車上子1と地上子10との結合によるわずかな振幅・位相の変化も検出が可能である。参照信号301と同期検波することにより、図2の従来技術のように多数の検出回路やBPFを必要としないため、装置の小型化ができる。
また、車上子1及び地上子10へ侵入する外乱ノイズに対しても、参照信号301と直交検波することで、送出信号300の送信中心周波数±2.2KHzの帯域外のノイズはLPF124出力の帯域外信号となる。従って、外乱ノイズはLPF124により除去されノイズ耐性が向上する。直交検波回路130は地上子10と結合し得る周波数を検出する回路側と常時送信発振周波数を検出する回路側にそれぞれ配置される。地上子10を検出する直交検波回路130のI成分信号とQ成分信号はそれぞれ遮断周波数fc=2.2kHzの狭帯域のLPF124 を通過し、A/Dコンバータ125によってサンプリングされる。A/Dコンバータ125からはI成分データとQ成分データが出力され、車上子オフセット回路126に入力される。
一方、常時送信発振周波数を検出する直交検波器130の出力信号は遮断周波数fc=100HzのLPF131を通過し、常時送信発振周波数検出回路132の信号レベルの大きさで判定する。常時送信発振周波数検出回路132はケーブル断線等の異常で入力信号処理部120への入力信号を検出できなくなったときに動作し、入力信号の消失情報を外部制御装置180に出力する。
次に、車上子オフセット回路126の動作について以下説明する。車上子オフセット回路126は、車上子1の結合度及び列車車両上における車上子1の取り付け位置により変化するケーブル長による基本変動データを、地上子10との電磁結合により検出したデータから減算することで、地上子検出装置100の無調整化を実現する回路である。そこでまず、地上子10が無い状態でReference SW190をONにして地上子検出装置100を起動することで、車上子オフセット回路126に入力された4フレーム分(32スロット)のI,Q信号の振幅データを、EEPROM160に書き込む。以後、再びEEPROM160に書き込むまで、車上子の結合度及びケーブル長による基本変動データをEEPROM160に記憶する。Reference SW190をONとする本動作は、車上子、車上子と地上子検出装置100を接続するケーブルを交換又は新規に設置する場合等に実行される。
書き込み終了後、今度はReference SW190をOFFにして地上子検出装置100を再起動すると、EEPROM160に記憶された4フレーム分のI,Q振幅データから、Sequencer150によってスロットごとに平均値が計算される。そして、スロット毎に1フレーム長(8組)のI,Q平均値データがReference MEMORY128に書き込まれる。以後、入力信号と同期してReference MEMORY128に記憶したI,Q平均値データを減算し、車上子1とケーブル長に依存する基本変動特性をオフセットして、車上子1と地上子10との電磁結合した信号を検出することが可能となる。
また、A/Dコンバータ125から車上子オフセット回路126に入力されたIQ振幅データは常にDPRAM191に書き込むようにし、必要に応じ外部装置(PC)183からの操作でIQ振幅データを外部装置(PC)183に出力することができるようにしている。EEPROM160に記憶したデータも同じように外部装置(PC)183に出力できるようにする。
上述の車上子オフセット回路126において減算したIQ振幅データをアドレスとして、Magnitude ROM127のデータを読み出す。Magnitude ROM127にはIQ振幅データの振幅スペクトル√(I+Q)の演算結果が記憶されており、同相成分信号(I値)と直交成分信号(Q値)のいずれの変化によっても地上子10との結合による送出信号300の変動として検出することが可能である。
入力信号処理部120のMagnitude ROM127から出力される振幅スペクトルデータは判定処理部140に入力される。次に、判定処理部140の動作について詳細に説明する。
図10は、本第1の実施例の地上子結合周波数判定処理について示す。判定処理部140に入力された振幅スペクトルデータは、以下のようにデータの加工、処理、判定がなされる。すなわち、スロットパワースペクトル演算部141で各スロットの振幅スペクトルデータを積分してパワースペクトルデータとして記憶保持する。さらに、フレーム平均パワースペクトル演算回路142で前述の各スロットのパワースペクトルデータを加算し、4フレームの加重平均スペクトルAVEを計算する。判定回路143によって加重平均スペクトルAVEの2倍の値と各スロットの記憶したパワースペクトルデータを比較し、加重平均スペクトルAVEの2倍の値より大きいスロットを各フレームの中から探し出す。次に、多数決判定回路144で上記の探索したスロットが4フレーム連続同じスロットである場合に、該スロットに対応する周波数を地上子周波数と多数決判定する。
また、加重平均スペクトルAVEの2倍の値以上のスロットが2つ以上だった場合は、パワースペクトル値の大きいスロットで且つ地上子周波数であるスロットを地上子周波数と判定する。また、多数のスロットが加重平均スペクトルAVEの2倍の値より大きかった場合はいずれのスロットもノイズと判定する。加重平均スペクトルAVEの2倍の値が一定のしきい値以下だった場合もノイズとして判定する。しきい値は、地上子10との結合によるパワースペクトル値であり、車上子1と地上子10の周辺のレール等の構造物による電磁結合状態の変動などを含めたシステム全体の残留ノイズであるかの判断を行うパワースペクトル値であり、加重平均スペクトルAVEの2倍より大きい値である。すなわち、地上子10との結合によるパワースペクトルと判断できる最小値を意味する。ここで、しきい値は車上子1と地上子10の距離が最大となり信号レベルが低下する場合などの、最も判定条件の悪い時のパワースペクトル値とする。
また、外乱ノイズ等で加重平均スペクトルAVEより大きいスロットが不規則に発生する場合がある。ノイズは短い周期で発生しているが4フレームという時間軸で見ると離れたスロットに分散される。フレーム信号中にダミー周波数信号のスロットを適時入れると分散効果はさらに高くなる。ノイズ信号はノイズが混入した特定のスロットにしか振幅、位相の変化が現れないのでノイズスペクトルの挙動と地上子との結合によって検出される本来の振幅スペクトルの挙動には明確な差が現れ、十分な判別が可能である。このように、地上子周波数の判定を4フレームに渡って加重平均したスペクトルを基準とし、多数回判定を行うことで地上子周波数判定のノイズ耐性及び信頼性が向上する。
Sequencer150は、送出信号制御部110からの送出信号300と入力信号処理部129、判定処理部140との信号送受信のタイミング制御を行う。送出信号制御部110に対しては、フレーム信号を繰り返し送出する制御を行い、入力信号処理部120に対しては、常時送信発振周波数の参照信号送出制御及び断線等による検出割り込みの入力、車上子オフセットデータの送受制御、直交検波後のIQ振幅データのDPRAM191への書き込み制御、判定処理部140に対しては、スロット、フレームのタイミング制御と多数決判定結果の入力を行う。
CPU170は、外部装置(PC)183とのインターフェースを行う。外部装置(PC)183へのデータ出力や車上子オフセットデータの送信、地上子検出装置100の検出動作開始/停止の制御、検出情報の外部通知を行う。
外部装置制御部180はLED群181と外部装置(PC)183で構成される。外部装置(PC)183は、RS232Cインターフェース182を介して、CPU170に接続されている。外部装置制御部180は、地上子検出装置100の制御プログラムを搭載し、地上子検出装置100の検出動作の開始/停止、I,Q振幅データ、車上子オフセットデータの保存、閲覧、地上子検出周波数の時系列表示、スペクトル表示、地上子検出周波数を表示する機能を有する。LED181は検出周波数や異常、動作状態等を表示する。
一般的に車上子1は、高速に移動する列車に取り付けられ、在来線では最高速度160Km/時間で走行する。地上子10はレール間の真ん中に設置されて地上子10と車上子1の間隔を100〜260mm、応動距離を400mmの条件で、フレーム信号の時間を1.8msとした場合、最低でも5回のフレームを受信する時間がある。本発明による地上子検出装置は同期式で、地上子との結合は非同期なので結合のタイミングによる多数回判定の欠落を防ぐ必要がある。フレーム時間の5回分が応動距離となるように、送出信号300の送信電力の設定と差動増幅器122のゲインにより受信感度の設定を行うことができる。
従来の技術に比べて地上子検出装置の調整が不要となり、多数回フレームからのデータから判定を行うと同時にノイズ耐性を向上させ信頼性を高めることができる。
なお、本実施例では、1フレームが8つのスロットからなる送出信号300の信号構成の場合を説明しているが、適応する車両の最大速度、車上子1と地上子10間の距離、応動距離により、他の信号構成に適用可能である。また、地上子周波数、ダミー周波数も変更が可能である。また、本実施例では、加重平均スペクトルは、4フレーム分のI,Q振幅データにより計算しているが、フレーム信号の構成方法に応じて変えることもできる。
図11は本発明の第2の実施例を説明する図である。地上子検出装置100において、判定処理部140の構成を示す。判定処理部140以外の他の構成は第1の実施例と同じである。
図12は第2の実施例の判定処理例を示す図である。判定処理部140へは、入力信号処理部120のMagnitude ROM127で計算された√(I+Q)の振幅スペクトルデータが入力される。合成回路145で時系列に連続する4フレームごとに同じスロットの4つの振幅スペクトルデータを乗算することにより、乗算スペクトルが得られる。ここで、振幅スペクトルデータがしきい値以下の値の場合には、振幅スペクトルデータを0として乗算する。不特定のスロットにノイズが入力された場合にも、他のフレームの同じスロットが、しきい値以下の振幅スペクトルデータであれば、0を乗算する。その結果乗算スペクトルは0となるので、上記ノイズをキャンセルすることができる。判定回路143では、前記の乗算スペクトル結果の中から一番大きい値で且つ、地上子10と結合し得る周波数であるスロットの周波数を地上子周波数と判定する方法である。この場合のしきい値は車上子1と地上子10の関係が最も条件の悪い時の振幅スペクトルとした。尚、上記の実施例では、4フレームごとに処理を行っているが、スロットおよびフレーム信号の構成方法に従って、変更することも可能である。
図13は、第3の実施例の判定処理の例を示す図である。地上子検出装置100の構成は同じである。
入力信号処理部120で計算されたMagnitude ROM127からのパワースペクトルデータを入力し、フレームのデータから第一の最大値のスロットと第二の最大値のスロットを探す。これを4フレームごとに実施し、第一又は第二のどちらかのスロットが4回連続で同じスロットで地上子と共振し得る周波数である場合に、このスロットを地上子周波数と判定する方法である。この実施例おいても、判定は4フレームごとに行っているが、スロットおよびフレーム信号構成によって変更が可能である。
従来の変周式ATS装置の構成図である。 従来の変周式ATS装置を改良した構成図である。 本発明の送出信号の最小構成単位を示す図である。 本発明の送出信号のフレーム構成を示す図である。 本発明の送出信号制御部の構成を示す図である。 (a)は、DDS回路の記憶素子であるWaveform ROMのbit割り付けを示す図、(b)は、本実施例のDDS回路の記憶素子のWaveform ROMの構成を示す図である。 実施例1の構成図である。 実施例1の送出信号を示す図である。 実施例1の直交検波回路を示す図である。 実施例1の判定処理を示す図である。 実施例2の構成を示す図である。 実施例2の判定処理を示す図である。 実施例3の判定処理を示す図である。
符号の説明
1 車上子
10 地上子
11 増幅器
12 発振回路
13a,13b 信号選別BPF
21a〜21d 信号発振器
22 信号加算器
24 増幅器
25a〜25d 信号選別BPF
100 地上子検出装置
110 送出信号制御部
111 DDS回路
112 増幅器
113 Waveform ROM
114 D/Aコンバータ
115 LPF
120 入力信号制御部
121 リミッタ付き増幅器
122 差動増幅器
123 BPF
124 LPF fc=2.2KHz
125 A/Dコンバータ
126 車上子オフセット回路
127 Magnitude ROM
128 Reference Memory
130 直交検波回路
131 LPF fc=100Hz
132 常時送信発振周波数検出回路
140 判定処理部
141 スロットパワースペクトル演算回路
142 フレーム平均パワースペクトル演算回路
143 判定回路
144 多数決判定回路
145 合成回路
146 平均処理回路
150 Sequencer
160 EEPROM
170 CPU
180 外部装置制御部
181 LED群
182 RS232C制御回路
183 外部装置(PC)
190 Reference SW
191 DPRAM
192 OSC
300 送出信号
301 参照信号

Claims (6)

  1. 車上子と地上子との電磁結合を検出して地上子周波数の有無を判別する地上子検出装置であって、
    地上子と結合し得る地上子周波数の一つの周波数で振幅一定の信号を生成するための信号データならびに前記信号と同期し、直交関係にある参照信号を生成するための参照信号データを記憶する手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記信号データを順次読み出して、時系列に連続して配置されたフレーム信号を発生する手段と、
    前記記憶する手段に記憶された前記参照信号データを順次読み出すことにより前記参照信号を生成する手段と、
    前記一つの周波数で振幅一定である信号を最小信号単位のスロットとして、前記フレーム信号を車上子から送出して前記地上子との電磁結合したフレーム信号を検出する手段と、
    前記地上子と電磁結合したフレーム信号と前記参照信号を直交検波してI成分信号とQ成分信号を弁別出力する手段と、
    地上子がない状態で、スロットごとに前記I成分信号の振幅データと前記Q成分信号の振幅データを複数フレーム分記憶する手段と、
    前記記憶した振幅データを読み出して、I成分データとQ成分データにつきそれぞれの複数フレーム分の平均値データを計算して平均値データを記憶する手段と、
    前記記憶した平均値データをI成分データとQ成分データから逐次減算する手段とを備え、
    前記平均値データは、前記車上子の結合度ならびに前記車上子と前記地上子検出装置とを接続する接続ケーブルに依存する基本変動データを表すとともに、前記結合度および前記接続ケーブルにより変動する基本変動特性を前記基本変動データによって相殺することを特徴とする地上子検出装置。
  2. 連続する前記スロットの境界において、波形振幅が連続となるように前記信号データが決定されていることを特徴とする請求項1に記載の地上子検出装置。
  3. 弁別されたI成分信号とQ成分信号のI成分データとQ成分データから振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、
    前記振幅スペクトル値をスロット毎に積分し積分値を記憶する手段と、
    複数フレームの前記積分値からパワースペクトルの平均値を算出する手段と、
    前記パワースペクトルの平均値と記憶された前記スロットの積分値とを比較する手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の地上子検出装置。
  4. 前記パワースペクトルの平均値より大きくかつ地上子と結合し得る周波数に該当するスロットの多数回判定を行い、n回(n=2以上)連続同じである場合に地上子結合周波数と判定し、前記パワースペクトル平均値より大きいスロットが2つの場合には絶対値の大きなスロットを地上子結合周波数と判定し、前記パワースペクトル平均値より大きいスロットが3以上ある場合と前記パワースペクトル平均値がしきい値以下であった場合にはノイズと判定することを特徴とする請求項3に記載の地上子検出装置。
  5. 弁別されたI成分信号とQ成分信号のI成分データとQ成分データから、振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、
    しきい値以下の振幅スペクトル値は0として前記振幅スペクトル値をn(n=2以上)フレーム加重合成する手段とを備え、
    前記加重合成した値で一番大きい値でかつ地上子と結合し得る周波数に該当するスロットを地上子との結合周波数と判定することを特徴とする請求項1に記載の地上子検出装置。
  6. 弁別されたI成分信号成分とQ成分信号成分のI成分データとQ成分データから、振幅スペクトル値√(I+Q)を逐次計算する手段と、
    フレームの中から第一の最大値のスロットと第二の最大値のスロットを探索する手段とを備え、
    前記探索をn(n=2以上)フレームごとに実施し、第一又は第二のどちらかのスロットがn回(n=2以上)連続で同じスロットで地上子と共振し得る周波数であるスロットを地上子周波数と判定することを特徴とする請求項1に記載の地上子検出装置。
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