JP4073233B2 - チャイルドシートおよび係止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳幼児を車両に搭乗させる際に使用するチャイルドシートに係り、特にシート本体がリクライニングおよび回転可能なチャイルドシートおよびチャイルドシートに好適な係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に乳幼児を搭乗させる場合、いわゆるチャイルドシートの使用が義務付けられている。そして、現在市販されているチャイルドシートの中には、シート本体をリクライニングさせることができるとともに、乳幼児の乗せ降ろしを容易にするために、シート本体を台座に対して回転させることができるものがある。また、チャイルドシートの中には、シート本体の下端部ばかりでなく、シート本体を回転自在に支持している台座のより高い位置においてシート本体の背もたれ部と係合させ、車両の衝突時にシート本体の前方への移動量を少なくなるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように台座のより高い位置においてシート本体の背もたれ部と係合させ、シート本体の下部と背もたれ部とでシート本体の前方への移動を抑制する構造の従来のチャイルドシートは、シート本体を回転させる場合、シート本体の背もたれ部と台座との係合を解除するための係合解除操作部を、台座上部のシート本体との係合部の近くに設けたり、または係合解除操作部を台座の前端部に設けるとともに、この係合解除操作部と係合機構とをリンクなどによって連結した構造となっている。このため、チャイルドシートの構造が複雑になる。また、シート本体を回転させる場合、シート本体の背もたれ部と台座との係合の解除と、シート本体下部の回転ロック機構の解除との2つの操作を必要とし、操作が煩雑である。しかも、台座のより高い位置におけてシート本体の背もたれ部と係合する係合機構は、一般にシート本体の背もたれ部に係合部を突設けているため、シート本体を所望の角度にリクライニングさせた状態でシート本体を回転させようとすると、シート本体に設けた係合部が台座と干渉してしまい、シート本体を回転させることができず、乳幼児の乗せ降ろしなどに不便である。
【0004】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、シート本体の下部と背もたれ部とでシート本体の車両前方への移動を規制しているチャイルドシートにおいて、シート本体の下部のロック機構を解除するだけでシート本体を回転できるようにすることを目的としている。
【0005】
また、本発明は、任意のリクライニング角度においてシート本体を回転できるようにすることを目的としている。
さらに、本発明は、2つの部材間の相対移動に伴って、係脱が自在に行なえるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1のチャイルドシートは、車両座席に着脱自在に固定されるシート台座と、このシート台座に対して回転およびリクライニングが可能に取り付けられたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、前記シート台座に対する前記シート本体の回転を制御する回転ロック手段と、前記シート本体の背面部に配置された係合部と、前記シート台座の背もたれ支持部に設けた係止部とが、前記シート本体の任意のリクライニング角度において、前記シート本体の回転に伴って係脱自在である係止手段と、を有することを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係る第2のチャイルドシートは、車両座席に着脱自在に固定されるシート台座と、このシート台座に対して回転およびリクライニングが可能に取り付けられたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、前記シート台座に回転自在に取り付けた回転台と、前記回転台の回転を制御する回転ロック手段と、前記回転台にリクライニング可能に支持され、前記回転台と一体に回転する前記シート本体と、基端部が前記回転台に固定され、前記シート本体の背面部に摺動可能に配置された支持アームと、前記支持アームに設けた係合部と前記シート台座の背もたれ支持部に設けた係止部とが、前記シート本体の任意のリクライニング角度において、前記シート本体の回転に伴って係脱自在である係止手段と、を有することを特徴としている。
【0008】
そして、本発明に係る係止装置は、第1部材に取り付けられる支持軸に放射状に設けた複数の係止部と、第2部材に取り付けられて、前記係止部と交差さする面内における前記第1部材と前記第2部材との相対移動に伴って前記係止部と接触し、係止部を前記支持軸の軸心回りに回転させるとともに、他の前記係止部と係合する係合部と、を有することを特徴としている。
第1部材と支持軸とには、任意の係止部を係合部との係合位置に停止保持する回転位置規制機構を設けることができる。
【0009】
【作用】
上記のごとくなっている本発明に係るチャイルドシートは、シート本体の背面部に設けた係合部が、シート本体の任意のリクライニング角度においてシート台座の背もたれ支持部の係止部と係合可能となっているため、シート本体を任意の角度にリクライニングさせた状態であっても、シート台座に対してシート本体を回転させることができる。しかも、シート本体に設けた係合部とシート台座に設けた係止部とは、シート本体の回転に伴って係脱自在となっているため、シート台座に対するシート本体の車両前方への移動を規制する箇所を、シート本体の下部と背もたれ部とに設けたとしても、シート本体の下部に設けた回転ロック機構を解除するだけでシート本体を回転させることができる。
【0010】
係合部を回転台に固定した支持アームに取り付け、シート本体のリクライニング角度を変化させたときに、シート本体を支持アームに対して相対的に移動させるようにすると、係合部の高さ位置が、シート本体のリクライニング角度に関係なく一定に保たれる。したがって、シート本体のリクライニング角度に関係なくシート本体を回転させる構造を容易に実現することができる。そして、シート本体に設けた係合部を、係止部との非係合時に倒れたりシート本体に引き込まれるようにすると、シート本体を回転させたときなどに、係合部が人に当たって怪我をするなどの事故を防止することができる。さらに、シート本体の前部に、シート本体のリクライニング時にシート台座に設けた係止部と係合する前側係合部を設けると、例えば乳児をシート本体に着座させてシート本体の向きを前後逆にしたときに、前側係合部が係止部と係合するため、車両が衝突した場合にシート本体の車両前方への移動量を少なくすることができ、安全性を高めることができる。
【0011】
そして、本発明に係る係止装置は、複数の係止部が放射状に設けられた第1部材と、係止部と係合する係合部が設けたれた第2部材とが相対移動することにより、係止部が係合部によって回転させられるとともに、他の係止部が係合部と係合するため、第1部材と第2部材との相対的な移動によって係止部と係合部との係脱を自在に行なうことができる。したがって、前記したチャイルドシートにおける、シート本体の回転によってシート本体の背面とシート台座との係脱を自在に行なえる係止機構として適用することができる。
【0012】
また、任意の係止部を係合部との係合位置に停止保持する回転位置規制機構を設けると、係止部と係合部とが相対移動したときに、係合部が係止部に確実に接触して回転させて他の係止部と係合するため、係止部と係合部との係合を確実に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るチャイルドシートおよび係止装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るチャイルドシートの側面図である。図3において、チャイルドシート10は、図示しない乳幼児を着座させるシート本体12と、シート本体12を回転自在に支持している側面視略L字状をなすシート台座(以下、単に台座ということがある)14とを有している。このチャイルドシート10は、図4に示したように、車両座席16の上に配置するようになっていて、車両に設けたシートベルト18によって車両座席16に固定される。
【0014】
すなわち、チャイルドシート10は、シート台座14の下部にベルト通し孔20が、図4の紙面に直交したチャイルドシート10の左右方向に形成してあって、このベルト通し孔20にシートベルト18のタング(図示せず)を台座14の一側から他側に通すことができるようになっている。そして、ベルト通し孔20は、壁面が孔20の形成方向に沿って湾曲した面となっていて、図3に示したように、ベルト通し孔20の後方側下部が、シートベルト18の腰ベルト部18a(図4参照)を通す腰ベルト通し部22となっており、その上方に肩ベルト通し金具24が配設してある。肩ベルト通し金具24は、図3の左右方向に沿った複数の止め溝が形成してあるベルト受け板24aと、このベルト受け板24aと協働して肩ベルト部18bを固定する回動可能なフラップ24b、このフラップ24bをベルト固定位置に付勢するばね(図示せず)とを有し、ベルト受け板24aとフラップ24bとの一側側部に肩ベルト部18bの挿脱口24cが設けてある。
【0015】
このチャイルドシート10は、詳細を後述するようにリクライニング機構を備えていて、シート本体12の前端部にリクライニング操作部(図示せず)が設けてあり、このリクライニング操作部を操作することにより、シート本体12を台座14に対してリクライニングさせることができるようになっている。本実施形態におけるリクライニング機構は、図4に示したように、シート本体12を複数段階のリクライニング角度で保持できるようにしてある。また、シート台座14の前端部には、シート本体12をシート台座14に対して固定するロック機構を解除する回転ロック解除操作部28が設けてあって、この回転ロック解除操作部28を操作することにより、シート本体12をシート台座14に対して回転できるようになっていて、例えば乳児をシート本体12に着座させた場合に、図5に示したように、シート本体12を台座14に対して後ろ向きにすることができるようにしてある。
【0016】
シート本体12の背もたれ部30の背面とシート台座14の背もたれ支持部31の上部との間には、係止手段である係止装置32が設けてあって、車両の衝突時に背もたれ部30が車両前方に移動するのを規制できるようになっている。この係止装置32は、シート本体12の左右方向両側に設けてある。そして、第1部材となるシート本体12の背面には、図5に示したように、係止装置32を構成している係合部としてのC字状の係合フック34が設けてある。この係合フック34は、詳細を後述するように、第2部材であるシート台座14側に設けた係止部と係合する。また、シート本体12の前側下部には、シート本体12をリクライニングした状態でシート本体12の向きを前後逆にしたときに、台座14に設けた係止部と係合する前側係合フック(前側係合部)36が設けてある(図3参照)。
【0017】
シート本体12は、図1に示したように、乳幼児を着座させるシート部40と背もたれ部30とが一体に形成してあって、シート部40の下部に配設した回転台42にリクライニング可能に支持されている。回転台42は、シート台座14に設けた回転支持部44に回転自在に取り付けてあって、シート本体12を台座14に対して回転可能に支持している。そして、回転台42には、ブラケット48が固定してあり、このブラケット48の上端部に、支持アーム50の基端部が取り付けてある。
【0018】
この支持アーム50は、シート本体12の背面側に設けた係合フック34を支持するためのもので、図2に示したように、シート本体12のリクライニング角度を変える際の、シート本体12の移動軌跡に沿って弓状に形成してある。支持アーム50は、シート本体12の内部を通され、先端部(上端部)にフック支持部材52が固定してある。このフック支持部材52は、前側部52aと後ろ側部52bとの間に溝部が設けてあって、この溝部にシート本体12のスライド部56が嵌合し、フック支持部材52の後ろ側部52bがシート本体12に形成したスライド開口部58の内部に露出していて、この後ろ側部52bに係合フック34が回動自在に取り付けてある(図6参照)。そして、シート本体12は、リクライニング角度が変化する際に、支持アーム50に対して摺動する。このため、係合フック34は、シート本体12のリクライニング角度と無関係に一定の高さの位置に保持される。
【0019】
フック支持部材52は、図6(1)に示したように、後ろ側部52bの中央部にC字状係合フック34の開口部を回動自在に支持する軸受部59を有している。また、後ろ側部52には、一端を係合フック34に係合させたトーションばね60が設けてある。このトーションばね60は、矢印62に示したように、係合フック34を倒すように付勢しており、台座14に設けた係止部と係合していないときには、同図(2)に示したように、先端側が下方に倒され、シート本体12を回転させたときなどに人に当たって怪我などしないようにしてある。そして、シート台座14の両側部には、図3に示したように、係止装置32の下方位置にガイド部64が形成してある。このガイド部64は、シート本体12が回転したときに、倒れている係合フック34の先端部下側が接触し、図6(2)の矢印65のように係合フック34を起こして、台座14に設けた係止スリット110に案内し、係止装置32を構成しているシート台座14に設けた係止部と係合させる。
【0020】
なお、フック支持部材52の後ろ側部52bには、上側回動規制部66と下側回動規制部68とが設けてあって、係合フック34が係止スリット110への進入位置より上方に回動するのを防止しているとともに、係合フック34が必要以上に倒れるのを防止している。
【0021】
係止装置32を構成している係合フック34は、図7に示したように、係止装置32を構成している台座14に設けた係止部ユニット70と係合する。この係止部ユニット70は、側面視クランク状をなすベース板72を有する。ベース板72は、取付けブロック74の前面側に配置してある。そして、取付けねじ76と位置決めピン78とがベース板72と取付けブロック74とを貫通し(図8参照)、これらの取付けねじ76と位置決めピン78とによって台座14の内部に装着される。
【0022】
取付けねじ76には、係合フック34を係止する係止部材80が設けてある。この係止部材80は、実施形態の場合、4つの係止部82(82a〜82d)を有する十字状に形成してあって、取付けねじ76に対して回転自在となっている。すなわち、取付けねじ76には、図8(3)に示したように、ベース板72から突出した頭部側の周囲にスリーブ84が回転自在に装着してあり、このスリーブ84の先端部外周面に係止部材80が固定してある。さらに、スリーブ84には、図8(1)に示してあるように、係止部材80の後方側に、回転位置規制ブロック86が固定してある。
【0023】
回転位置規制ブロック86は、回転位置規制機構を構成していて、図8(2)に示したように、横断面が略正方形状となっていて、各辺が係止部82と対応しているとともに、各辺の中央部に規制凹部88が形成してある。そして、回転位置規制ブロック86は、挟持ばね90によって挟持され、回転が規制される。すなわち、挟持ばね90は、逆U字状に形成してあって、両方の自由端に近い下部に内側に膨出させた挟持部92を有し、これらの挟持部92が回転位置規制ブロック86の左右方向の規制凹部88に嵌合し、係止部材80のいずれかの係止部82が鉛直下方を向くように回転位置規制ブロック86の回転を規制する。しかし、回転位置規制ブロック86は、係止部82に挟持ばね90の挟持力より大きな回転力が作用すると、図7に示すように係止部材80と一体に回転する。
【0024】
なお、回転台42には、図9に示したように、シート本体12の前後方向の縁部に、回転ロック機構を構成しているコ字状のストッパ部94(94a、94b)が設けてあって、このストッパ部94に図示しないストッパ片が進入する。このストッパ片は、回転ロック機構解除操作部28がチャイルドシート10の前方側に引かれることにより、ストッパ部94から後退して回転台42をシート台座14に対して回転可能にする。
【0025】
上記のごとくなっている実施形態のチャイルドシート10の作用は、次のとおりである。チャイルドシート10を使用する場合、チャイルドシート10を図4に示したように車両座席16の上に配置し、ベルト通し孔20にシートベルト18のタングを一側から通し、反対側に位置するバックルと結合させる。そして、シートベルト18の肩ベルト部18bを肩ベルト通し金具24に通す。
【0026】
乳幼児を乗せ降ろししたり、乳児をシートベルト10のシート本体12に着座させ、シート本体12を図5のように後ろ向きにする場合、シート台座14の前端部に設けてある回転ロック機構解除操作部28をチャイルドシート10の前方側に引く。これにより、回転台42に設けた回転ロック機構のストッパ部94aと嵌合している図示しないストッパ片がストッパ部94aから後退し、回転ロック機構が解除される。したがって、回転台42が回転可能となり、シート本体12を回転台42と一体に台座14に対して回転させることができる。そして、図10に示したようにシート本体12を回転させると、支持アーム50を介して回転台42に取り付けたフック支持部52がシート本体とともに回転第42と一体に回転する。シート本体12が回転を開始したのちは、回転ロック機構解除操作部28から手を離してよい。
【0027】
シート本体12が回転すると、係止装置32を構成しているシート本体12側に設けた係合フック34が、台座14側に設けた係止部材80の係止部82に回転トルクを与え、挟持ばね90の回転位置規制ブロック86を挟持している力に抗して係止部材80を回転させる。このため、係合フック34と係止部材80との係合が解除される。すなわち、シート本体12を回転させるために係止装置32に対する係合解除操作を行なう必要がなく、シート本体12の回転操作を容易に行なうことができる。そして、シート本体12が180度回転すると、後ろ側のストッパ部94bにストッパ片が進入し、回転台42の回転がロックされる。このロックの解除は、前記と同様に、回転ロック機構解除操作部28を操作して行なう。
【0028】
シート本体12をリクライニングさせる場合、シート本体12の前部中央の下部に設けたリクライニング操作部(図示せず)を操作する。これにより、シート本体12をリクライニングさせることができる。このとき、係合フック34は、回転台42に固定した支持アーム50の先端部に設けたフック支持部材52に取り付けてあるため、シート本体12をリクライニングさせると、シート本体12が弓上に湾曲している支持アーム50に対して摺動し、係合フック34の高さ位置が変わることがない。すなわち、係合フック34は、シート本体12のリクライニング角度に関係なく係止部材80との係合位置に保持される。このため、シート本体12は、任意のリクライニング角度において台座14に対して回転させることができる。このため、乳幼児の乗せ降ろしを容易に行なうことができる。
【0029】
そして、乳児をシート本体12に着座させたときなどの場合に、シート本体12をリクライニングさせた状態でシート本体12を回転させて前後を逆にすると、シート本体12の前端部に設けた前側係合フック36が係合部材80に係止される。このため、シート本体12を後ろ向きにした状態であっても、車両が衝突したときに、係止部材80が前側係合フック36を介してシート本体12の車両前方への移動を抑制するため、安全性を向上することができる。
【0030】
係合フック34は、係止部材80との係合が解除されると、図6(2)に示したように、トーションばね60のばね力によって先端側が下方に倒される。このため、シート本体12を回転させた場合などに、係合フック34に当たって怪我をするような事故を防ぐことができる。一方、回転位置規制ブロック86は、挟持ばね90の挟持力により、図8(2)に示した状態に停止保持される。このため、係止部材80は、係合フック34との係合が解除された状態であっても、いずれかの係止部82が鉛直下方に向いた状態に保持される。このため、係止部材80と係合フック34との係合を確実に行うことができる。
【0031】
係合フック34と係止部材80との係合は、次のように行われる。シート本体12を任意のリクライニング角度に保持した状態で、例えば図11(1)において矢印100のようにシート本体12を反時計方向に回転させると、下方に倒れている係合フック34の先端部が、同図(2)に示したように、シート台座14の側部に設けた係合案内部64と係合する。そして、係合フック34は、シート本体12をさらに反時計方向に回転させると、図12(1)に示されているように、係合案内部64によって次第に起こされ、同図(2)に示したように、シート台座14に形成した係止スリット110に進入できる高さにされる。
【0032】
係止スリット110に進入した係合フック34は、図7(1)に示されているように、係止部材80の鉛直下方を向いている係止部(例えば、係止部82d)の側部と接触し、シート本体12の回転に伴って係止部材80に回転トルクを与える。係止部材80は、係合フック34が図7の左方向への移動に伴って、同図(2)に示したように、係止部82dを介して同図の時計方向に回転させられる。そして、係合フック34がさらに左方向に移動すると、同図(3)、(4)に示したように、係止部82dに隣接している係止部82cが係合フック34の形成するループ内に進入する。この係止部82cは、挟持ばね90の挟持部92が回転位置規制ブロック86の規制凹部88の部分を挟持し、回転位置規制ブロック86を介して係止部材80の回転位置を規制するため、係合フック34のループ内で鉛直下方に向いた位置に保持される。
【0033】
なお、図7(4)に示した状態から、挟持ばね90の挟持力に抗して係合フック34を左右方向にいずれかに移動すると、係合フック34が係止部82cを介して係止部材80を回転させるため、係合フック34と係止部材80との係合が解除される。また、図11においてシート本体12の右側のスライド開口部58aに設けた係合フック34a(図5参照)は、シート本体12の図11における反時計方向の回転に伴って、シート台座14の左側(図11の手前側)の係止スリット110に進入して係止部材80と係合したのち、再び係合が解除される。そして、右側の係合フック34aは、図10に示した右側の係止スリット110aに案内され、台座14の右側に設けた係止部材80と係合する。この状態において、回転台42に設けたストッパ部94aにストッパ片が進入して回転台42が台座14に対して固定される。
【0034】
そして、この状態において車両が衝突すると、係止装置32は、シート本体12側に設けた係合フック34が台座14側に設けた係止部材80によって係止されるため、係合フック34の車両前方への移動を規制する。このため、シート本体12は、下部ばかりでなく背もたれ部30も前方への移動が抑制されるため、移動量が小さくなって安全性が向上する。
【0035】
図13は、他の実施形態を説明する模式図である。図13(1)に示したこの実施形態のチャイルドシート120は、前記実施形態の場合と同様に、シート本体12が矢印122のようにリクライニングできるようになっているとともに、シート台座14に対して回転できるようになっている。シート本体12のリクライニング角度は、複数段階(実施形態の場合、3段階)に調整できるようになっている。そして、シート本体12は、背もたれ部30の背面に係止機構を構成している係合片124が固定してある。
【0036】
係合片124は、同図(2)に示したように、側面視T字状に形成してある。そして、シート台座14には、リクライニングの調節角度に対応させて、係合片124が進入可能な複数のT字状の係合溝126(126a〜126c)が形成してある。この係合溝126の内部には、同図(2)に示したように、側面視c字状の係止部材128が配設してある。シート本体12が左右方向いずれかに回転すると、係止片124が矢印127または矢印129のように移動し、係合片124と係止片128との係合が解除される。
【0037】
このようになっているチャイルドシート120は、シート本体12を起こした状態のときは、係合片124が係合溝126aに進入して係止部材128と係合する。また、シート本体12をリクライニングさせると、係合片124は、シート台座14に設けた係合溝126b、126cのいずれかに進入するようになる。したがって、任意のリクライニング角度において、シート本体12を回転させることができ、乳幼児の乗せ降ろしを容易に行うことができる。そして、係止部材128は、係合片124と係合し、車両が衝突したときに、係合片124を係止してシート本体12が前方に移動するのを抑制する。
【0038】
図14は、さらに他の実施形態を模式的に示したものである。この実施形態に係るチャイルドシート130は、シート本体12の背面に複数の係合片124(124a〜124c)が取り付けてある。また、シート台座14の上部には、各係合片124を進入させるT字状の係合溝126が形成してある。さらに、シート台座14は、シート本体12との対面側の、係合溝126を設けた下方に凹部132が設けてあって、シート本体12をリクライニングさせた状態で回転させたときに、係合片124b、124cを通過させることができるようになっている。この実施形態に係るチャイルドシート130においても、前記と同様の効果を得ることができる。
【0039】
なお、前記したチャイルドシート10には、係合フック34または前側係合フック36が係止部材80と係合したことを確認できるインジケータを設けることができる。すなわち、図3に示したように、シート台座14の上端にインジケータ部140を形成し、係合フック34、36が係合されたことを確認できるようにすることが可能である。
【0040】
図15には、実施形態に係るインジケータの構造とその動作を示す図であって、理解を容易にするために係止部材80を省略した図である。図15(1)において、インジケータ150は、本図に図示しない台座14に矢印151のように回動可能に支持させた半円筒状の表示部152を有している。また、インジケータ150は、略ベース状をなしている昇降フレーム154が挟持ばね90の周囲に配設してある。この昇降フレーム154は、矢印153のように昇降可能に支持されていて、上端部が表示部152の回動軸一側の下端面に接触している。そして、昇降フレーム154の下端は、係合フック34の先端部の移動軌跡上に位置している。
【0041】
このようになっているインジケータ150は、係合フック34が係止部材80に係止されていないときは、図15(1)に示してあるように、昇降フレーム154が下限位置にある。係合フック34が同図の左方向に移動して係止部材80の係止部82と係合するようになると、係合フック34の先端部が昇降フレーム154の下端部と接触し、同図(2)の矢印156のように、昇降フレーム154を押し上げる。このため、インジケータ150の表示部152は、昇降フレーム154の上昇に伴って矢印158のように回転する。そして、係合フック34が係止部材80の係止部82によって係止される位置になると、インジケータ150の昇降フレーム154が係合フック34によって上限まで押し上げられ、表示部152の係合完了を表示する部分が台座14に設けたインジケータ部140の直下に位置し、係合フック34の係合を確認することができる。
【0042】
なお、上記した実施形態は、本発明の一態様であって、これに限定されるものではない。例えば、前記実施形態においては、係止機構32がシート本体21の左右に設けられている場合について説明したが、シート本体12の左右方向中央部にのみに設けてもよい。また、前記実施形態においては、係止部材80の係止部82が4つである場合について説明したが、これに限定されない。そして、前記実施形態においては、係止装置をチャイルドシートに適用した場合について説明したが、係止装置は、他にも適用できることは勿論である。さらに、前記実施形態の係止装置32においては、係止フック34が移動する場合について説明したが、係合部材80側が移動してもよい。また、前記実施形態においては、係合フック34を倒すのにトーションばね60を用いた場合について説明したが、係合フック34の支持されている部分の左右両側の軸線をずらし、ばねを用いなくとも自動的に倒れるようにしてもよい。さらに、前記実施形態においては、係合部(係合フック34)をシート本体12に設け、係止部82をシート台座14に設けた場合について説明したが、係止部をシート本体に設け、係合部をシート台座に設けてもよい。そして、前記実施形態においては、係合フック34が倒れる場合について説明したが、係合フック34をシート本体12に引き込むようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、シート本体の背面部に設けた係合部が、シート本体の任意のリクライニング角度においてシート台座の背もたれ支持部の係止部と係合可能となっているため、シート本体を任意の角度にリクライニングさせた状態であっても、シート台座に対してシート本体を回転させることができる。しかも、シート本体に設けた係合部とシート台座に設けた係止部とは、シート本体の回転に伴って係脱自在となっているため、シート台座に対するシート本体の車両前方への移動を規制する箇所を、シート本体の下部と背もたれ部とに設けたとしても、シート本体の下部に設けた回転ロック機構を解除するだけでシート本体を回転させることができる。
【0044】
そして、本発明に係る係止装置は、複数の係止部が放射状に設けられた第1部材と、係止部と係合する係合部が設けたれた第2部材とが相対移動することにより、係止部が係合部によって回転させられるとともに、他の係止部が係合部と係合するため、第1部材と第2部材との相対的な移動によって係止部と係合部との係脱を自在に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るチャイルドシートにおける係合フックを一定の高さ位置に保持する機構の断面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るチャイルドシートにおける係合フックを一定の高さ位置に保持する機構の要部拡大断面図である。
【図3】 実施の形態に係るチャイルドシートの側面図である。
【図4】 実施の形態に係るチャイルドシートを車両座席に固定した状態を示す側面図である。
【図5】 実施の形態に係るチャイルドシートのシート本体を逆向きにした状態の側面図である。
【図6】 実施の形態に係る係止装置を構成する係合フックの詳細斜視図である。
【図7】 実施の形態に係る係止装置の作用を説明する斜視図である。
【図8】 実施の形態に係る係止装置の説明図であって、(1)は側面図、(2)は(1)のA−A線に沿った断面図、(3)は縦断面図である。
【図9】 実施の形態に係るチャイルドシートの一部を切り欠いた支持アームの取付け状態を示す斜視図である。
【図10】 実施の形態に係るチャイルドシートのシート本体を回転させた状態における一部を切り欠いた斜視図である。
【図11】 実施の形態に係るチャイルドシートのシート台座に設けたガイド部の作用を説明する図である。
【図12】 実施の形態に係るチャイルドシートのシート台座に設けたガイド部の作用を説明する図であって、係合フックを係止スリットに案内する過程を説明する図である。
【図13】 他の実施の形態に係るチャイルドシートの模式図である。
【図14】 さらに他の実施の形態に係るチャイルドシートの模式図である。
【図15】 実施の形態に係るインジケータの作用を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10、120、130………チャイルドシート、12………第1部材(シート本体)、14………第2部材(シート台座)、18………シートベルト、28………回転ロック機構解除操作部、30………背もたれ部、31………背もたれ支持部、32………係止手段(係止装置)、34………係合部(係合フック)、42………回転台、50………支持アーム、52………フック支持部材、60………トーションばね、64………ガイド部、70………係止部ユニット、80………係止部材、82a〜82d………係止部、86………回転位置規制ブロック、90………挟持ばね、124………係止片、128………係合片、150………インジケータ。

Claims (4)

  1. 車両座席に着脱自在に固定されるシート台座と、このシート台座に対して回転およびリクライニングが可能に取り付けられたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、
    前記シート台座に対する前記シート本体の回転を制御する回転ロック手段と、前記シート本体の背面部に配置された係合部と、前記シート台座の背もたれ支持部に設けた係止部とが、前記シート本体の任意のリクライニング角度において、前記シート本体の回転に伴って係脱自在である係止手段と、
    を有することを特徴とするチャイルドシート。
  2. 車両座席に着脱自在に固定されるシート台座と、このシート台座に対して回転およびリクライニングが可能に取り付けられたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、
    前記シート台座に回転自在に取り付けた回転台と、
    前記回転台の回転を制御する回転ロック手段と、
    前記回転台にリクライニング可能に支持され、前記回転台と一体に回転する前記シート本体と、
    基端部が前記回転台に固定され、前記シート本体の背面部に摺動可能に配置された支持アームと、
    前記支持アームに設けた係合部と前記シート台座の背もたれ支持部に設けた係止部とが、前記シート本体の任意のリクライニング角度において、前記シート本体の回転に伴って係脱自在である係止手段と、
    を有することを特徴とするチャイルドシート。
  3. 第1部材に取り付けられる支持軸に放射状に設けた複数の係止部と、
    第2部材に取り付けられて、前記係止部と交差する面内における前記第1部材と前記第2部材との相対移動に伴って前記係止部と接触し、係止部を前記支持軸の軸心回りに回転させるとともに、他の前記係止部と係合する係合部と、
    を有することを特徴とする係止装置。
  4. 請求項3に記載の係止装置において、
    前記第1部材と前記支持軸とには、任意の前記係止部を前記係合部との係合位置に停止保持する回転位置規制機構が設けてあることを特徴とする係止装置。
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