JP4072428B2 - 複数アクセスポイント部を有するアクセスポイント装置の制御方法、制御プログラム、並びに、アクセスポイント装置 - Google Patents

複数アクセスポイント部を有するアクセスポイント装置の制御方法、制御プログラム、並びに、アクセスポイント装置 Download PDF

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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信システムにおいて、複数のアクセスポイントの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線LANシステムにおいては、アクセスポイントに接続するステーション数を制限する技術が提案されている。
【0003】
有線LANに接続された複数のアクセスポイント(以下においてAPと略す。)と、複数のステーション(以下においてSTAと略す。)からなる無線LANシステムの構成例を図1に示す。
【0004】
図1において100は有線LANであり、当該有線LAN100に接続されるA101からD101はそれぞれAP1からAP4であり、AP1からAP4と通信するA103からG103はそれぞれSTA1からSTA7である。さらに、A102、からD102で示す円は、それぞれAP1(A101)からAP4(D104)の通信範囲(例えば、A102は、AP1(A101)の通信範囲である。)を示している。
【0005】
また、各APは自身の識別子を記憶するための記憶手段を有し、各STAは自己が接続するAPの識別子を記憶するための記憶手段を有している。ここで、APは自身の識別子として「ID―1」を、STAは接続するAPの識別子として「ID−2」を記憶しているとする。
【0006】
STAは、移動もしくは電源投入などにより、APと通信可能な範囲内に入ると、オーセンティケーション(Authentication)、アソシエーション(Association)という状態を遷移し、APに接続する。
【0007】
例として、IEEE802.11b標準に準拠して、STA1とAP1が通信状態に遷移するまでのシーケンスを図2に示す。以下では、図2を参照して、無線LANシステムにおいて、STA1とAP1が接続するまでの手順を説明し、更にAP1に接続するSTA数を制限する技術について説明する。
【0008】
まず、STA1はAP1が送信した同報信号を受信すると(201)、STA1は記憶している接続するAP1の識別子ID−2と、受信した同報信号に含まれるAP1の識別子ID−1とを比較する。「ID−1」と「ID−2」が同一であれば、STA1はAP1に対して認証許可要求信号を送信し(202)、認証処理を行う(203)。
【0009】
この認証処理(203)にはオープン認証と、共有鍵認証という2種類の認証方法があり、特に共有鍵認証は、STA1とAP1が同一の共有鍵を保持しているという条件下でのみ認証が成功する。
【0010】
認証が成功すると、AP1はSTA1に対して、認証要求許可応答(=成功)を送信する(204)。STA1が受信した認証要求許可応答が「成功」であれば、STA1とAP1はオーセンティケーション状態に遷移する(205)。
【0011】
つづいて、STA1はAP1に対して、アソシエーション要求をし(206)、AP1はSTA1に対して、アソシエーション要求応答(=成功)を送信する(207)。 上記アソシエーション要求応答が「成功」であれば、STA1とAP1はアソシエーション状態に遷移し(208)、接続状態となる。
【0012】
以上が従来の無線LANにおける、STAとAPが接続するまでの手順である。
【0013】
また、上記のような従来の無線LANシステムにおいて、APに接続するSTAの数を制限する技術がある(特許文献1を参照のこと。)。これは、複数のAPを有する無線LANシステムにおいて、任意のAPが管理するサービスエリア内のSTAから、当該APに対して予め定められた台数を超えて接続要求がなされた場合に、STAの接続を制限することを特徴としている。
【0014】
【特許文献1】
特開平11―55286号
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1のように複数のAPの通信範囲が相互にオーバーラップする無線LANシステムにおいて、APへ接続するSTAの数を制御する場合、複数のAPの内の一のAPとの間でオーセンティケーション状態(209)にある認証済みのSTAが、複数のAPの通信範囲内にあり、かつ、複数のAP全体としては接続可能な全STA数が規定値以下であるにも関わらず、当該STAとオーセンティケーション状態にあるAPにおけるSTAの接続数が規定値を越えるために、APと接続することができなくなるという問題がある。
【0016】
即ち、複数のAPと通信可能なSTAであっても、認証を受けられるAPは限られるので他のAPに空きがあっても接続は拒否され、認証を受けられるAPに対するSTAの接続数が規定値を下回らない限り、APとの接続を確立することができない。以下に、より具体的に説明する。
【0017】
図1において、STA1(A103)からSTA3(C103)はAP1(A101)に、STA4(D103)はAP2(B101)に、STA5(E103)はAP3(C101)に、STA6(F103)はAP4(D101)に接続している。ここでは、各APに接続できるSTAの規定値を3とする。
【0018】
ここで新規に、APへの接続に必要な識別子としてAP1の識別子を有するSTA7(G103)が、AP1(A101)に対して図2のシーケンスに沿ってAP1(A101)との接続を要求したとする。
【0019】
STA7(G103)が認証処理(203)に成功し(204)、オーセンティケーション状態(205)になったとしても、AP1(A101)に接続しているSTA数が規定値3に達しているため、AP1(A101)はSTA7(103)に対して、通信開始の要求を拒否する。
【0020】
結果として、STA7(G103)はオーセンティケーション状態(209)にある認証済みのSTAであり、AP1(A101)からAP4(D101)の通信範囲内にあり、かつAP1(A101)からAP4(D101)全体に接続しているSTA数「6」がAP1(A101)からAP4(D101)に接続可能な全STA数の規定値「12(3×4)」以下にも関わらず、他のAPと接続するための識別子を有しないために、AP2(B101)からAP4(D101)接続することができないこととなる。
【0021】
また、上記のようにSTAが接続可能なAPを限定してしまうと、複数のSTAが各APにランダムに接続して通信を行っているため、余分な周波数チャネルの占有、APにおける余分な電力消費発生している。具体的には、図1において、APに接続している全STA数は6である。各APに接続するSTA数の規定値が3であるから、実際には2台(STA7(G103)の接続を考慮すれば3台)のAPで処理すればよいところを、4台のAPが起動しており、余分な周波数チャネルの占有やAPにおける余分な電力消費が発生している。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のステーションが接続可能な複数のアクセスポイント部を有するアクセスポイント装置を制御するための制御方法であって、前記複数のアクセスポイント部に共通に与えられ、起動したアクセスポイント部が前記複数のステーションに送信する情報であって、前記複数のステーションが接続可能であるアクセスポイント部を判定するための判定情報を、新規のアクセスポイント部が追加されると該新規アクセスポイントに設定する設定工程と、前記複数のアクセスポイント部を予め定められた起動順位に従って起動させ、起動された前記アクセスポイント部が前記判定情報を前記複数のステーションの少なくともいずれかに対して送信する送信工程と、前記起動されたアクセスポイント部に接続されたステーション数が前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数に一致するまで、前記ステーションからの前記起動されたアクセスポイント部への接続を受け付け、前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数を超えるステーションの接続を拒否する受付工程と、を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数のステーションが接続可能な複数のアクセスポイントの制御処理に関し、特に、複数のステーションが複数のアクセスポイントに対する接続が可能であると判定するための判定情報を複数のアクセスポイントのそれぞれに割当て、複数のアクセスポイントを所定の起動順位に従って起動させ、起動されたアクセスポイントは判定情報を含む信号を複数のステーションの少なくともいずれかに対して送信し、起動されたアクセスポイントに接続されたステーション数が起動されたアクセスポイントに接続可能なステーション数に一致するまで、複数のステーションのいずれかからの起動されたアクセスポイントへの送信に応じた接続要求を、起動されたアクセスポイントに受け付けさせることを特徴とする。
【0024】
このような本発明は、願書に添付する図面に示す構成及び処理において、以下の実施形態と対応して、装置、方法、プログラム或いは当該プログラムを格納する記憶媒体の発明として実現できる。
【0025】
以下、本発明の実施の形態を添付する図面を参照して説明する。
【0026】
【第1の実施形態】
まず、図4a乃至図4dは、本発明を実施可能な無線LANシステムの構成例を示す図である。図4aから図4dにおいて、400は、多機能アクセスポイント(以下MFAPと略す。)であり、AP1(A401)からAP4(D401)の4つのAPを一体的に備える。また、A402からD402の円は、各々AP1(A401)からAP4(D401)の通信範囲を示している。このA402からD402の通信範囲がオーバーラップする部分にはSTA1(A403)からSTA7(G403)(以下、これら各STAをSTA403と略す。)が位置している。
【0027】
図5はMFAP400の構成の一例を示す図である。MFAP400は、MFAP400全体の制御を行うMFAP制御部501と、MFAP制御部501に接続されるAP1(A401)からAP4(D401)の各APと、同様にMFAP制御部501に接続され、当該各APに関する情報を管理するためのAP情報記憶テーブル502と、で構成される。AP情報記憶テーブル502に格納されるAP情報の一例は図7の(a)乃至(d)に示す通りである。
【0028】
図7において、701は、AP1(A404)からAP4(D404)の起動順位を示し、702は、各APを識別するために与えられるAP識別子を示し、703は、各APに接続可能なSTAの数を表す規定値を示し、704は、現実に各APに接続されているSTAの数(接続STA数)を示し、705は、各APの現在の状態(即ち、APが停止しているか、又は起動しているか)を示す。
【0029】
次に、図6を参照して本発明におけるSTA403の構成の一例を説明する。本発明において、STA403はAPと通信するための無線部601、STA403の動作を制御するための制御部602と、STA403が接続するAPに関する情報を管理するためのAP識別子記憶テーブル603で構成される。
【0030】
AP識別子記憶テーブル603は、MFAP400が備える複数のAPの識別子を記憶するテーブルであって、本発明の実施の形態においては、図5のAP1(A401)からAP4(D401)の識別子を記憶している。また、AP識別子記憶テーブル603では、上記識別子に接続順などの優先順位に関連する情報を持たせてはいない。
【0031】
次に、本実施形態におけるMFAP400における処理の内容を説明する。MFAP400はAP1(A401)からAP4(D401)の動作状態を、図4aから図4dに示すように制御することによって、STA403が接続可能なAPを制御している。
【0032】
MFAP400における制御に基づいて、STA1(A403)からSTA7(G403)が所定のAPと接続に至るまでの本発明における動作を、図2、図3、図4、図8及び図9を参照して説明する。図3は、本実施形態におけるSTA403における処理のフローチャートである。図8は、本実施形態における処理のシーケンスを示す図である。また、図9は、本実施形態におけるMFAP制御部501における処理のフローチャートである。
【0033】
まず、図4aは、本実施形態における無線LANシステムの初期状態を示す図である。ここでは、MFAP400内の全AP1から4が停止状態にある。この状態に対応するMFAP400のAP情報記憶テーブル502の内容は図7(a)に示すようになる。
【0034】
図7(a)を参照すると、MFAP制御部501がAPを起動する起動順位701はAP1(A401)、AP2(B401)、AP3(C401)、AP4(D401)の順であり、AP1(A401)、AP2(B401)、AP3(C401)、AP4(D401)のAP識別子702は夫々、AP1、AP2、AP3、AP4である。また、各APに接続するSTAの規定値703は3であり、接続STA数704は0、即ち、STA1(A403)からSTA7(G403)はいずれのAPにも接続しておらず、全APの状態705は停止状態にある。
【0035】
このような初期状態から、MFAP(400)が動作を開始すると、MFAP制御部501は、AP情報記憶テーブル502の起動順位701に従って、まずAP1(A401)に電源を投入する(801、S901)。これによりAP1が起動され、AP1(A401)は同報信号を送信する。
【0036】
STA1(A403)はAP1(A401)が送信した同報信号を受信すると(802、S301)、同報信号に含まれるAP1の識別子と、STA1のAP識別子記憶テーブル603に記憶している複数のAP識別子(本実施形態の場合は、AP1からAP4)を比較し(S302)、AP1から受信した同報信号に含まれるAP1の識別子を、AP識別子記憶テーブル603に記憶していれば、同報信号の送信元APに対して認証許可要求信号を送信する(202、S303)。本実施形態におけるAP識別子記憶テーブル603に格納されるAP識別子には、接続順などの優先順位はなく、201及びS301において受信した同報信号の送信元APに順次認証許可要求を行うものである。
【0037】
AP1では認証処理を行う(203)。この認証処理(203)には上記のように、オープン認証と、共有鍵認証という2種類の認証方法があり、特に共有鍵認証は、STA1とAP1が同一の共有鍵を保持しているという条件下でのみ認証が成功する。認証が成功すると、AP1はSTA1に対して、認証要求許可応答(=成功)を送信する(204)。STA1が受信した認証要求許可応答が「成功」であれば、STA1とAP1はオーセンティケーション状態に遷移する(205、S304)。
【0038】
STA1は更にAP1に対して、アソシエーション要求をし(206、S305)、AP1はSTA1に対して、アソシエーション要求応答(=成功)を送信する(207)。上記アソシエーション要求応答が「成功」であれば、STA1とAP1はアソシエーション状態に遷移し(208)、接続状態となる。
【0039】
以上のシーケンスに基づいてSTA1はAP1と接続し(803)、AP1(A401)はSTAとの接続を確立したことをMFAP制御部501に対して通知するための情報であるSTA接続情報を、MFAP制御部501へ送信する。MFAP制御部501はSTA接続情報を取得すると(804)、AP情報記憶テーブル502を更新し(S903)、AP情報記憶テーブル502内の接続STA数規定値(703)と接続STA数(704)を比較する(S904)。
【0040】
MFAP制御部501は、S904における比較結果に基づいて、接続STA数が規定値に達するまで、S902からS904の処理を繰り返す。
【0041】
STA2(B403)、STA3(C403)も上記のSTA1(A403)と同様にして、AP1(A401)と接続する。STA2(B403)、STA3(C403)がAP1(A401)と接続直後のAP情報記憶テーブル502の内容は、図7(b)に示すようになる。
【0042】
図7(b)を参照すると、AP1(A401)の接続STA数(704)が接続STA数規定値(703)に達しているので、MFAP制御部501はAP1(A401)にSTA接続拒否設定を行い(804、S905)、全APで停止状態にあるAPがあれば(S906)、停止状態にあるAPのうち、起動順位701が最も高いAP、この場合AP2(B401)に電源を投入する(806、S907)。AP2(B401)に電源投入直後の本発明の無線LANシステムの状態を図4bに示す。このように、本実施形態において複数のアクセスポイントの起動は、既に起動されたアクセスポイントにおいて、接続されたステーション数が接続可能なステーション数と一致した後に、起動順位に基づく次のアクセスポイントを起動することによって行われるものである。
【0043】
図4bに示すように、AP1(A401)とAP2(B401)とが起動しているので、STA4(D401)はAP1(A401)とAP2(B401)との2つのAPから同報信号を受信できる。本実施形態ではAP1(A401)、AP2(B401)の順で同報信号を受信するとする。
【0044】
STA4(D403)は、AP1(A401)の同報信号を受信すると(807)、図2(202から206)及び図3(S301からS305)に基づいてオーセンティケーション状態に遷移して(808)、アソシエーション要求を行う(809)、しかしAP1(A401)はMFAP制御部501によりSTA接続要求拒否設定がなされているので(805)、AP1はSTA4(D403)に対してアソシエーション要求応答(=要求拒否)を送信する(810)。このシーケンスが815の破線内に示すAP−STA間接続失敗シーケンスである。
【0045】
そこで、STA4(D403)はAP2(B401)が送信する同報信号を受信すると(811)、図2(202から208)に基づいてAP2(B401)と接続し(812)、MFAP制御部501はAP2(B401)よりSTA接続情報を取得する(813)。このシーケンスが、814の破線内に示すAP−STA間接続成功シーケンスである。
【0046】
STA5(E403)、STA6(F403)はSTA4(D403)と同様にして、AP1(A401)及びAP2(B401)からの同報信号を受信でき、AP1(A401)からの同報信号を受信すると上記のAP−STA間接続失敗シーケンス(815)に基づいて動作し、AP2(B401)からの同報信号を受信すると、上記のAP−STA間接続成功シーケンス(814)に基づいて動作する。
【0047】
STA6(F403)がAP2(B401)と接続直後のMFAP(400)のAP情報記憶テーブル502の内容を図7(c)に示す。
【0048】
図7(c)を参照すると、AP2(B401)の接続STA数704が接続STA数規定値703に達しているので、MFAP制御部501はAP2(B401)にSTA接続拒否設定を行い(S905)、全APのうち停止状態にあるAPがあれば(S906)、停止状態にあるAPのうち、起動順位701が最も高いAP、この場合AP3(C401)に電源を投入する(S907)。AP3(C401)に電源投入直後の本発明の無線LANシステムの状態を図4c示す。
【0049】
図4cに示すように、AP1(A401)からAP3(C401)が起動しているので、STA7はAP1(A401)乃至AP3(C401)から送信される3つの同報信号を受信できる。
【0050】
まず、STA7はAP1(A401)、AP2(B401)からの同報信号を受信すると上記AP−STA間接続失敗シーケンス(815)に基づいて動作する。一方、AP3(C401)からの同報信号を受信すると、上記AP−STA間接続成功シーケンス(814)に基づいて動作し、AP3(C401)と接続する。
【0051】
STA7(F403)とAP3(C401)との接続直後における、MFAP400のAP情報記憶テーブル502の内容を図7(d)に、同状態における本発明の無線LANシステムの状態を図4dに示す。
【0052】
図1と図4dを比較して理解されるように、本発明の実施により、STA7(G403)がAPに接続することが可能になり、また図1で4台起動していたAPのうち1台を停止状態にすることで、無線媒体の有効利用、および省電力化を実現できる。
【0053】
なお、上記に説明した本実施形態ではAPを起動させるための手段をAPへの電源投入としたが、APへのクロック信号の投入によってもよい。
【0054】
また、上記の本実施形態では、AP1(A401)からAP4(D401)までに各APを識別するための識別子としてAP1からAP4を与え、当該識別子をSTAのAP識別子記憶テーブル603に格納させている。即ち、STA403が接続可能なAPを判定するための判定情報として、接続可能なAP全ての識別子を記憶させている。接続可能なAPを判定するための判定情報はこれに限らず、例えばSTA403が接続可能な全APとSTA403とに共通する情報であってもよい。
【0055】
例えば、AP1(A401)からAP4(D401)は、AP情報記憶テーブル502の内容として図7に示す以外に、判定情報として「0101」を記憶することができ、STA403のAP識別子記憶テーブルには判定情報「0101」を格納することができる。そして、AP1(A401)からAP4(D401)が送信する同報信号には、APを識別するための識別子に加えて、STAが接続可能なAPに共通の判定情報(識別子、パスワード、或いはコードと称することもできる)が含まれ、当該判定情報を記憶しているSTA403は、同報信号を受信すると、受信した同報信号に自己の記憶する判定情報が含まれているか否かを判定し、判定情報が含まれている場合に、当該APに対して認証許可要求を行うことができる。
【0056】
これにより、STAが所定の判定情報を有する限り、新規APが追加された場合であっても、新規APに当該判定情報を持たせるだけでSTAの設定を変更することなく、新規APとSTA間の接続を確立することができる。
【0057】
以上のように、本実施形態によれば、複数のAPの通信範囲が相互にオーバーラップする無線LANシステムにおいて、複数のAP全体として接続可能な全STA数が規定値以下である限り、当該複数のAPに接続可能なSTAであれば、複数のAPのいずれかと接続することが可能となる。
【0058】
また、本実施形態においては、複数のSTAが接続可能な複数のAPについて、所定の起動順位に基づいて順次起動させることにより、STAの接続数に対応した数のAPを稼働させることができ、これにより余分な周波数チャネルの占有やAPにおける余分な電力消費を押さえることができる。
【0059】
【第2の実施形態】
上記第1の実施形態は、AP、MFAP制御部501及びAP情報記憶テーブル502が一体的に構成されているが、本実施形態では、MFAP制御部501及びAP情報記憶テーブル502を備える制御装置1000が、各APと同一通信媒体(例えばLAN等のネットワーク)上にある図10のような構成を採ることができる。
【0060】
図10の1000は制御装置であり、AP1(A1001)からAP4(D1001)はAP1(A401)からAP4(D401)に対応し、通信範囲を規定するA1002からD1002はA402からD402に対応し、STA1(A1003)からSTA7(G1003)はSTA1(A403)からSTA7(G403)に対応している。
【0061】
本実施形態における制御装置1000の構成を図11に示す。1100は有線LANであり、制御部1101はMFAP制御部501に対応し、AP情報記憶テーブル1102はAP情報記憶テーブル502に対応している。
【0062】
以上のような構成においても、図8のシーケンスのMFAP制御部501を制御部1101と、図9のフローのMFAP制御部501を制御部1101と置き換えれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0063】
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯型情報端末、携帯電話機など)に適用してもよい。
【0064】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、無線通信システムの機能向上、無線媒体の効率的利用、省電力化の実現が可能となる。特に、複数のアクセスポイント部を有するアクセスポイント装置に新規のアクセスポイントが追加されても、ステーションがアクセスポイント部に対する接続が可能であると判定するための判定情報を、新規のアクセスポイント部に設定するので、ステーションが接続可能なアクセスポイントを判定するための情報を新規に設定しなくても、ステーションが接続可能なアクセスポイントを判定でき、新規のアクセスポイント部が接続され起動しても余分な周波数チャネルの占有、余分な電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線LANシステムの構成例を示す図である。
【図2】本発明におけるAPとSTA間の接続シーケンスを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に対応するSTAにおける処理のフローチャートである。
【図4a】本発明の第1の実施形態に対応する無線LANシステムを示す図である。
【図4b】本発明の第1の実施形態に対応する無線LANシステムを示す図である。
【図4c】本発明の第1の実施形態に対応する無線LANシステムを示す図である。
【図4d】本発明の第1の実施形態に対応する無線LANシステムを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に対応するMFAPの構成の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に対応するSTAの構成の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に対応するAP情報記憶テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に対応するSTAとAP間の接続シーケンスを示す図である。
【図9】本発明の実施形態に対応するMFAPにおける処理のフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に対応する無線LANシステムの構成の一例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に対応する制御装置の構成の一例を示す図である。

Claims (6)

  1. 複数のステーションが接続可能な複数のアクセスポイント部を有するアクセスポイント装置を制御するための制御方法であって、
    前記複数のアクセスポイント部に共通に与えられ、起動したアクセスポイント部が前記複数のステーションに送信する情報であって、前記複数のステーションが接続可能であるアクセスポイント部を判定するための判定情報を、新規のアクセスポイント部が追加されると該新規アクセスポイントに設定する設定工程と、
    前記複数のアクセスポイント部を予め定められた起動順位に従って起動させ、起動された前記各アクセスポイント部が前記判定情報を前記複数のステーションの少なくともいずれかに対して送信する送信工程と、
    前記起動されたアクセスポイント部に接続されたステーション数が前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数に一致するまで、前記ステーションからの前記起動されたアクセスポイント部への接続を受け付け、前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数を超えるステーションの接続を拒否する受付工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  2. 前記複数のアクセスポイント部の起動は、既に起動された前記アクセスポイント部において、前記接続されたステーション数が前記接続可能なステーション数と一致した後に、前記起動順位に基づく次のアクセスポイント部を起動することによって行われることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記アクセスポイント部に対して電源を投入することにより、各アクセスポイント部が起動されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記アクセスポイント部に対して動作クロック信号を入力することにより、各アクセスポイント部が起動されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  6. 複数のステーションが接続可能な複数のアクセスポイント部を有するアクセスポイント装置であって、
    前記複数のアクセスポイント部に共通に与えられ、起動したアクセスポイント部が前記複数のステーションに送信する情報であって、前記複数のステーションが接続可能であるアクセスポイント部を判定するための判定情報を、新規のアクセスポイント部が追加されると該新規アクセスポイント部に設定する設定手段と、
    前記複数のアクセスポイント部を予め定められた起動順位に従って起動させ、起動された前記各アクセスポイント部から前記判定情報を前記複数のステーションの少なくともいずれかに対して送信させる起動手段と、
    前記起動されたアクセスポイント部に接続されたステーション数が前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数に一致するまで、前記ステーションからの前記起動されたアクセスポイント部への接続を受け付け、前記起動されたアクセスポイント部に接続可能なステーション数を超えるステーションの接続を拒否する受付手段と、
    を備えることを特徴とするアクセスポイント装置。
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