JP4071993B2 - 粒子回収方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒子を含有する気体からの粒子の分離回収に係り、特に微粒から粗粒までの粒子分布を有する粒子が含有される気体から粒子を効率的に補足できかつその性能が長期間維持可能なようにした粒子回収方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、石炭ガス化炉等の燃焼装置からの生成ガス処理やセラミックス工場、セメント工場等における粉塵処理に代表されるように、気体中に含有される粒子を高効率でかつ高除去率で以って分離回収する技術は各種工業において重要な課題とされている。
一般に、気体中に含有される粒子は、重力、慣性力、遠心力、拡散、静電気力などの一或いは幾つかを組み合わせて利用することにより分離されており、補足粒子の粒度、粒子性状、気体中の粒子濃度等によって適宜選択される。
【0003】
その中でも、気体中の微粒子を除去する手段として濾過により粒子を分離回収するフィルタが多く用いられている。粒子回収装置に用いられるフィルタは、多数の細孔を有した構造をしており粒径が非常に小さい微粒子まで補足可能であるため、サイクロンや電気集塵機等の集塵装置と組み合わせて処理設備の後段側に配設されることが多い。
フィルタに補足された粒子はフィルタ内部若しくは表面に堆積されて運転が進むにつれ目詰まりが発生しフィルタ前後の差圧が上昇する。そこで、通常は気体流の圧力損失が所定値に達した時に高圧ガスをフィルタ内に逆方向に瞬時に流すことにより逆洗浄を行い粒子を剥離除去している。
【0004】
しかし、後段側に配設されたフィルタにおいては、前段側で粒径が大である粗粒が捕集されているために主に微粒のみを補足することとなり、フィルタの目詰まりが発生し易くなる。つまり、フィルタ内部若しくは表面に微粒が堆積して短期間で逆洗浄等のメンテナンスを行う必要が生じ処理効率が悪化してしまう。
また、微粒のみを補足したフィルタの場合、逆洗浄を行う際に除去効率が悪いという問題も抱えている。
【0005】
そこで、かかる粒子回収を好適に行うシステムとして、図7に特開2000−325730に開示される石炭ガス化発電プラントに適用されたチャー回収システムを示す。かかるシステムでは、ガス化炉01にて発生した生成ガスからサイクロン02で粗粒状の未反応チャーを回収した後、後段側に設置されたフィルタ03で細粒状のチャーを濾過している。さらに、前記ガス化炉01から前記フィルタ03に至るバイパスラインを具えて粗粒状チャーをフィルタ03に直接供給している。これにより、フィルタ表面に補足されるチャーケーキの透過性を良好にし、逆洗効果を良好に保っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開2000−325730では、前記ガス化炉から生成ガスを引き抜きフィルタにバイパスさせるためガス流量制御を行うコントロールボックスを設けなければならず制御が煩雑化してしまう。さらに、バイパスした生成ガス中に含有される粒子には粗粒以外の粒子も多く含んでおり、圧力損失の増加抑制効果が現れる量の粗粒をバイパスさせるとフィルタへの負荷がかかりすぎてしまう惧れがある。また、バイパスラインを具備する必要があるため装置の複雑化も避けられない。
従って本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、簡単な設備で以ってフィルタの目詰まりによる圧力損失の増加を最小限に抑制できるとともに、逆洗浄による清掃頻度を減少させて高効率で運転可能である粒子回収方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記したように粒子回収における回収率、回収効率を決定する諸因子のうち最も大きな因子は粒子の粒径分布である。そこで、本発明はかかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、気体中に含有される粒径10μm以下の微粒、粒径10〜100μmの中間粒及び粒径100μm以上の粗粒までの粒子分布を有する粒子群を該気体から分離回収する粒子回収方法であって、
フィルタによる第二の回収工程の上流側に設けた第一の回収工程を、円筒形の外筒部と底部に粒子排出口を有する円錐部を有するサイクロン本体と、該サイクロン本体の上方に貫装される内筒と、前記外筒部の接線方向に配設されたガス流入管路と、該ガス流入管路に面する内筒の一部に開放口が設けられており生成ガスの一部が内筒に抜けるように構成された旋回型サイクロンで構成し、該サイクロン自体のサイクロン内筒と外筒の間に、前記ガス流入管路から導入される気体流速による遠心力作用とともに、前記ガス流入管路から開放口を経由して内筒内へ流出させるバイパス路によりバイパス作用を持たせて該2つの作用により前記粒子群のうち前記粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収した後、残存した粗粒と全粒子径分布の小径側に位置する微粒とをフィルタによる第二の回収工程で濾過して同時に回収することを特徴とする。
かかる発明によれば、粒子径が約100μm以上の粗粒の一部とともに中間粒を選択的に微粒中に混合してフィルタ処理を行うことにより、フィルタへの負荷の増加を最小限に抑制しつつ回収効率の向上を図ることができる。
【0009】
これにより、夫々の回収工程における負荷バランスを好適に保持することができるとともに、高回収率を維持しながら逆洗浄インターバルを長期化することができる
【0010】
また、請求項記載の発明は、前記気体が石炭ガス化炉にて発生する生成ガスであり、前記粒子がチャーである請求項記載の粒子回収方法において、
前記第一の回収工程にて、粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収する際に回収粒子中に含有される粗粒及び微粒の割合が20重量%未満となるように、前記気体中に含有される全粒子の50〜90重量%の粒子を回収することを特徴とする。
【0011】
かかる発明は石炭ガス化炉に適用されるもので、前記第一の回収工程へ導入する気体流速を制御することにより気体流に同伴し易い微粒及び中間粒と直進性の強い粗粒とを分級し、さらに遠心力を利用することにより中間粒及び残存粗粒を分離回収する。このとき、前記第一の回収工程における回収粒子中の粗粒及び微粒の割合が約20重量%未満となるようにしたため、前記第二の回収工程に導入される粒子の粗粒含有率が好適となりフィルタの圧力損失の増加を抑制できる。また、前記第一の回収工程にて全粒子の約50〜90重量%としたため、第二の回収工程におけるフィルタの負荷を最小限に抑えることができるとともに、夫々の処理工程における負荷バランスが保たれ安定した運転が可能となる。
【0012】
請求項3乃至記載の発明は、前記方法を好適に実施する装置に関する発明であって、請求項3記載の発明は、気体中に含有される粒径10μm以下の微粒、粒径10〜100μmの中間粒及び粒径100μm以上の粗粒までの粒子分布を有する粒子群を該気体から分離回収する粒子回収装置であって、
フィルタによる後段回収手段の上流側に設けた前段回収手段を、円筒形の外筒部と底部に粒子排出口を有する円錐部を有するサイクロン本体と、該サイクロン本体の上方に貫装される内筒と、前記外筒部の接線方向に配設されたガス流入管路と、該ガス流入管路に面する内筒の一部に開放口が設けられており生成ガスの一部が内筒に抜けるように構成された旋回型サイクロンで構成し、該サイクロンの前記ガス流入管路から前記内筒と外筒部の間に導入されるサイクロン自体の気体流速による遠心力作用とともに、前記ガス流入管路から開放口を経由して内筒内へ流出させるバイパス路によりバイパス作用を持たせて該2つの作用により前記粒子群のうち前記粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収する前段粒子回収手段と、該前段粒子回収手段より排出された気体中に残存する粗粒と微粒とをフィルタにより分離回収する後段粒子回収手段とを具えたことを特徴とする。
【0013】
かかる発明は、図1の本発明の概念図に示されるように、粒子含有気体発生源10から排出された気体から粗粒の一部と中間粒とを補足する前段粒子回収手段11と、該回収手段11から排出された気体から残存粗粒及び微粒を補足する後段粒子回収手段12とから構成される。尚、各回収手段にて補足された粒子群は貯留槽13に一旦貯留され、前記発生源10に戻入してもよいし、処理装置等に送給してもよい。
このように、前記後段粒子回収手段12に導入される粗粒の割合を増加させているためフィルタの目詰まりによる圧力損失の増加を抑制できるとともに、逆洗浄のインターバルを長期化することができ、高効率でかつ高回収率で運転可能な装置を提供することができる。
【0015】
図5に前記旋回型サイクロン内に投入された気体に含有される各径粒子の流れを示す。これによれば、粒子投入位置より気体に搬送されて投入された粒子のうち、微粒は質量が小さいために旋回型サイクロン内に発生した旋回粒に搬送され易く、Cに示されるような軌跡を描く。これに対して、粗粒は直進性が高くAのような流れの軌跡となり、さらに中間粒子はBのような軌跡を描く。
そこで、かかる発明のように、前記粗粒が衝突する内筒の一部に開放口を設けることで、粗粒を該開放口から内筒内に排出させることが可能となる。さらに、通常の旋回型サイクロンの機能と同様に内筒下部から排出される微粒含有気体と混合して後段へ送給する構成とすることにより、簡単な装置で以って微粒含有気体に粗粒を混入させることができる。
【0016】
尚、請求項記載のように、請求項記載の気体が石炭ガス化炉にて発生する生成ガスであり、該生成ガス中に含有されるチャーの回収を行うように構成することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、本実施形態では、粒子回収装置を石炭ガス化炉に併設しているがこれに限らず、各種燃焼装置、粉塵処理装置等の粒子含有気体から様々な粒子径を有する粒子を回収する装置であれば何れにも適用可能である。
図2は本発明の実施形態にかかる石炭ガス化炉併設チャー回収装置の概略構成図、図3は本発明の実施形態にかかるサイクロンの斜視図、図4は図3におけるサイクロンの平面図である。
【0018】
図2において、10はリダクタ16とコンバスタ17からなる空気吹き加圧二段噴流床式石炭ガス化炉で、コンバスタ17内に微粉炭(石炭)27とチャーと空気26及び必要に応じて酸素富化空気とを投入して高温燃焼した後、さらにその上方のリダクタ16内に微粉炭(石炭)27を投入してコンバスタ17の高温燃焼を利用して乾留ガス化させている。
11は前記ガス化したCOやH等の生成ガス20から粗粒チャーの一部及び中間粒チャーを補足する旋回型サイクロンで、12は該旋回型サイクロン11から排出される微粒・粗粒チャー含有ガスから残存チャーを補足するポーラスフィルタである。
【0019】
13は前記旋回型サイクロン11及びポーラスフィルタ12にて補足されたチャーを回収し貯留するホッパである。そして、前記ホッパ13に貯留された未反応チャー24は前記石炭ガス化炉10に返送されて再度燃焼に用いられる。
一方、前記ポーラスフィルタ12により残存チャーを略完全に除去された清浄ガス25はガス精製設備14に送給される。
尚、前記チャーの粒径から、目安として約10μm以下の粒径を有するチャーを微粒、約10〜100μmの粒径を有するチャーを中間粒、約100μm以上の粒径を有するチャーを粗粒とする。
【0020】
かかる構成により、粗粒を選択的に微粒中に混合してフィルタ処理を行い、フィルタへの負荷の増加を最小限に抑制しつつ回収効率の向上を図ることができる。
また、粗粒の一部及び中間粒を補足する前記旋回型サイクロン11を設けることで、該サイクロン11及び前記ポーラスフィルタ12における負荷バランスを好適に保持することができるとともに、高回収率を維持しながらポーラスフィルタ12の逆洗浄インターバルを長期化することができる。
【0021】
前記旋回型サイクロン11は、図3に示されるように、円筒形の外筒部と円錐部を有するサイクロン本体31と、該サイクロン本体31の上方に貫装される内筒32と、前記外筒部の接線方向に配設されたガス流入管路30とから構成される。そして、前記ガス流入管路30に面する内筒32の一部には開放口35が設けられており生成ガス20の一部が内筒に抜けるように構成されている。
前記ガス流入管路30からかかる旋回型サイクロン11に投入された生成ガス20は、サイクロン外筒及び円錐部を旋回しながら下降した後、反転上昇して前記内筒32から流出する。
【0022】
このとき、前記生成ガス20に搬送されてサイクロン11内に導入されたチャーのうち、微粒チャー42は質量が小さいために該生成ガス20とともに内筒32下部のガス排出口34から内筒内へ流出し、前記中間粒チャー41はサイクロン本体31内での遠心運動により壁面へ衝突し沈降するか、円錐部下端から反転上昇する過程で沈降してチャー排出口33から前記ホッパ13に回収される。
一方、粗粒チャー42の一部は、質量が大きいため直進して前記開放口35より内筒32内へ流出する。該粗粒チャー42のうち直進経路上に前記開放口35がないものは、前記中間粒チャー41とともにチャー排出口33からホッパ13に回収される。
【0023】
従って、前記粗粒チャー40の一部が前記微粒チャー42とともにガスに搬送されて前記ポーラスフィルタ12に送給され、前記中粒チャー41及び残存粗粒チャー40が回収される。かかる構成により、簡単な構成で以って確実に粗粒比率の高いチャー含有ガスをポーラスフィルタ12に送給することができる。
尚、前記開放口35の形状は特に限定されないが、前記ポーラスフィルタ12にて最も高効率かつ高回収率で以ってチャー回収が行われるように、開放口の面積、位置及びガス流速を設定するとよい。
好ましくは、サイクロン出口におけるチャーが図6に示される粒度分布となるように設定するのがよい。
【0024】
ここで、最も好適な粒度分布を図6を用いて詳細に説明する。
従来のサイクロンにおけるチャーの粒度分布が図6(b)で示されるように、ガス化炉出口において中間粒を最も多く含有する生成ガスにおいて、サイクロン出口では中間粒及び粗粒が著しく減少して微粒及び中間粒の境界にピークが存在する。つまり、中間粒及び粗粒が殆ど除去されて微粒及び中間粒が略同重量残存していることを表す。
これに対して、前記旋回型サイクロンを用いることにより図6(a)に示すように、微粒及び中間粒の境界のピークのほかに粗粒側にも緩やかなピークをもたせるような粒度分布とする。このように、微粒及び中間粒の他に粗粒を所定量残留させる。
【0025】
特に好ましくは、前記サイクロンによる回収チャー中で、微粒チャー及び粗粒チャーの含有率が約20重量%未満となるように開放口面積、位置及びガス流速を設定するとよい。これにより、前記ポーラスフィルタにおけるフィルタの目詰まりを最小限に抑えることができ、高効率でもってチャー回収を行うことが可能となる。
さらにまた、前記サイクロンで補足する回収チャー量を全チャー量の約50〜90重量%とするとよい。これにより、該サイクロンと前記ポーラスフィルタの負荷バランスを良好に保つことができる。
尚、本実施形態において、前段側チャー回収手段として旋回型サイクロンにつき説明したがこれに限るものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、後段粒子回収手段にて粒子径が約100μm以上の粗粒を選択的に微粒中に混合してフィルタ処理を行うことにより、フィルタへの負荷の増加を最小限に抑制しつつ回収効率の向上を図ることができる。
また、粗粒の一部及び中間粒を補足する前段粒子回収手段を設けることで、夫々の回収工程における負荷バランスを好適に保持することができるとともに、高回収率を維持しながら逆洗浄インターバルを長期化することができる。
【0027】
また、前記前段粒子回収手段における回収粒子中の粗粒及び微粒の割合が約20重量%未満となるようにしたため、前記第二の回収工程に導入される粒子の粗粒含有率が好適となりフィルタの圧力損失の増加を抑制できる。さらに、前記前段粒子回収手段における回収粒子量を気体中の全粒子の約50〜90重量%としたため、後段粒子回収手段におけるフィルタの負荷を最小限に抑えることができるとともに、夫々の処理工程における負荷バランスが保たれ安定した運転が可能となる。
また、前記後段粒子回収装置を旋回型サイクロンとし、前記粗粒子が衝突する内筒の一部に開放口を設けることで、簡単な装置で以って微粒含有気体に粗粒を混入させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粒子回収方法を示す概念図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかる石炭ガス化炉併設チャー回収装置の概略構成図である。
【図3】 本発明の実施形態にかかるサイクロンの斜視図である。
【図4】 図3におけるサイクロンの平面図である。
【図5】 サイクロン内に投入された粒子の流れを示す説明図である。
【図6】 (a)は本実施形態における回収粒子の粒子径とその重量割合とを示すグラフ図、(b)は従来技術における回収粒子の粒子径とその粒子割合とを示すグラフ図である。
【図7】 従来技術にかかる石炭ガス化炉の全体構成図である。
【符号の説明】
10 石炭ガス化炉(粒子含有気体発生源)
11 前段粒子回収手段(サイクロン)
12 後段粒子回収手段(ポーラスフィルタ)
20 生成ガス
21 粗粒・微粒チャー含有排ガス
22 粗粒・中間粒チャー
23 粗粒・微粒チャー
24 チャー
25 生成ガス
30 ガス流入管路
31 サイクロン本体
32 内筒
33 チャー排出口
34 ガス排出口
35 開放口
40 粗粒チャー
41 中間粒チャー
42 微粒チャー

Claims (4)

  1. 気体中に含有される粒径10μm以下の微粒、粒径10〜100μmの中間粒及び粒径100μm以上の粗粒までの粒子分布を有する粒子群を該気体から分離回収する粒子回収方法であって、
    フィルタによる第二の回収工程の上流側に設けた第一の回収工程を、円筒形の外筒部と底部に粒子排出口を有する円錐部を有するサイクロン本体と、該サイクロン本体の上方に貫装される内筒と、前記外筒部の接線方向に配設されたガス流入管路と、該ガス流入管路に面する内筒の一部に開放口が設けられており生成ガスの一部が内筒に抜けるように構成された旋回型サイクロンで構成し、該サイクロンの前記ガス流入管路から前記内筒と外筒部の間に導入されるサイクロン自体の気体流速による遠心力作用とともに、前記ガス流入管路から開放口を経由して内筒内へ流出させるバイパス路によりバイパス作用を持たせて該2つの作用により前記粒子群のうち前記粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収した後、残存した粗粒と全粒子径分布の小径側に位置する微粒とをフィルタによる第二の回収工程で濾過して同時に回収することを特徴とする粒子回収方法。
  2. 前記気体が石炭ガス化炉にて発生する生成ガスであり、前記粒子がチャーである請求項1記載の粒子回収方法において、
    前記第一の回収工程にて、粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収する際に回収粒子中に含有される粗粒及び微粒の割合が20重量%未満となるように、前記気体中に含有される全粒子の50〜90重量%の粒子を回収することを特徴とする粒子回収方法。
  3. 気体中に含有される粒径10μm以下の微粒、粒径10〜100μmの中間粒及び粒径100μm以上の粗粒までの粒子分布を有する粒子群を該気体から分離回収する粒子回収装置であって、
    フィルタによる後段回収手段の上流側に設けた前段回収手段を、円筒形の外筒部と底部に粒子排出口を有する円錐部を有するサイクロン本体と、該サイクロン本体の上方に貫装される内筒と、前記外筒部の接線方向に配設されたガス流入管路と、該ガス流入管路に面する内筒の一部に開放口が設けられており生成ガスの一部が内筒に抜けるように構成された旋回型サイクロンで構成し、該サイクロンの前記ガス流入管路から前記内筒と外筒部の間に導入されるサイクロン自体の気体流速による遠心力作用とともに、前記ガス流入管路から開放口を経由して内筒内へ流出させるバイパス路によりバイパス作用を持たせて該2つの作用により前記粒子群のうち前記粗粒の一部とともに中間粒を選択的に前記気体から分離回収する前段粒子回収手段と、該前段粒子回収手段より排出された気体中に残存する粗粒と微粒とをフィルタにより分離回収する後段粒子回収手段とを具えたことを特徴とする粒子回収装置。
  4. 前記気体が石炭ガス化炉にて発生する生成ガスであり、該生成ガス中に含有されるチャーを回収することを特徴とする請求項に記載の粒子回収装置。
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