JP4071522B2 - エアスプリング装置 - Google Patents

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    • B60G11/26Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having fluid springs only, e.g. hydropneumatic springs
    • B60G11/30Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having fluid springs only, e.g. hydropneumatic springs having pressure fluid accumulator therefor, e.g. accumulator arranged in vehicle frame

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、減衰力を変化させるエアスプリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バス、大型トラック等の車両の中には、リヤサスペンションに、図6に示す如くエアスプリング装置1を採用するものがあり、エアスプリング装置1は、車両のシャシフレーム2とリーフスプリング3の間に配置されるエアスプリング4と、エアスプリング4に近接するよう車両のシャシフレーム2に配置されるサージタンク5とを備え、エアスプリング4とサージタンク5は配管6により互いに連通して、エアスプリング4のばね定数を低くすることにより乗り心地を向上させている。ここで、図中、7は車軸、8は車輪、9はショックアブソーバを示している。
【0003】
又、エアスプリング装置1の中には、図7に示す如く、エアスプリング10とサージタンク11を備えると共に、エアスプリング10とサージタンク11の間に二つの口径の異なる連通管12,13を配し、且つ連通管12,13にコンピュータ14により制御し得る電磁弁15,16を備えるものがあり、このような構成の場合には、路面から入力の状況に応じてコンピュータ14の制御により電磁弁15,16を開閉して所定の連通管12,13を開放し、連通管12,13の管径自体を絞りとして減衰力を変更し、路面からの荷重の入力に適合させるようにしている。
【0004】
一方、他のエアスプリング装置1の中は、エアスプリング4の内圧Pを制御し得る車高調整手段(図示せず)を備えたものがあり、車高調整手段は、ばね上荷重変化に対応してエアスプリング4の内圧Pを調整することにより路面からの荷重を支えて車高を一定にしており、エアスプリング4のばね定数kは、〔数1〕に示す如く、エアスプリング4の内圧Pに対応して変更される。
【数1】
k=A・P・n/V
A:エアスプリング有効面積
V:体積
n:ポリトロープ係数
又、固有振動数ωは、ばね定数k〔数1〕及びばね上荷重W〔数2〕より、〔数3〕に示す如く、ばね上荷重Wの変化に依存することなく、エアスプリング有効面積Aと体積Vのみに依存して略一定となる。
【数2】
W=A・P
【数3】
Figure 0004071522
更に、減衰係数比C/Cは、ばね定数k〔数1〕より、〔数4〕に示す如く、ばね上荷重Wの変化に伴うエアスプリング4の内圧Pに反比例する。
【数4】
Figure 0004071522
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、コンピュータ制御のエアスプリング装置1では、コンピュータ、電磁弁、各種のセンサ等の多くの部材を必要とするので、製造コストが嵩むという問題があった。又、車高調整手段を備えたエアスプリング装置1では、車高を維持するようエアスプリング4の内圧Pを変化させた場合に、固有振動数ωは略一定に保たれるが減衰係数比C/Cは一定とはならず、ばね上荷重Wすなわち内圧Pに対応して減衰力Cを変化させることができないという問題があった。
【0006】
本発明は、コンピュータ制御なしでエアスプリングの内圧の変化により減衰力を可変できる簡素で安価な構造のエアスプリング装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアスプリング装置は、エア給排口よりエアが給排される第一室を形成するエアベローズと、前記第一室に連通するようエア経路可変のバルブを介して第二室を形成するタンクとを備えて車両に配置されるエアスプリング装置であって、
前記第二室を形成するタンクは、エアベローズと離間して形成されるサージタンクであり、
前記バルブは、スプリングで一方向に余勢された弁体を配する第一ポートと、常に開放される第二ポートとを備え、第一室の内圧が低圧の場合には弁体を介して第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には弁体を介して第一ポートを閉止し、第一室の内圧の変化によって第一ポートによるエア経路の絞り面積を変化させるよう構成され、
前記車高を維持するよう荷重の変動に対応して第一室の内圧を変化させた場合に、内圧に対応し、バルブのエア経路の絞り面積を変化させて減衰力を変化させるよう構成されたものである。
【0008】
又、本発明のエアスプリング装置は、エア給排口よりエアが給排される第一室を形成するエアベローズと、前記第一室に連通するようエア経路可変のバルブを介して第二室を形成するタンクとを備えて車両に配置されるエアスプリング装置であって
前記第二室を形成するタンクは、エアベローズの下部に形成されるロアタンクであり、
前記バルブは、スプリングで一方向に余勢された弁体を配する第一ポートと、常に開放される第二ポートとを備え、第一室の内圧が低圧の場合には弁体を介して第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には弁体を介して第一ポートを閉止し、第一室の内圧の変化によって第一ポートによるエア経路の絞り面積を変化させるよう構成され、
前記車高を維持するよう荷重の変動に対応して第一室の内圧を変化させた場合に、内圧に対応し、バルブのエア経路の絞り面積を変化させて減衰力を変化させるよう構成されたものである。
【0012】
第一室の内圧が低い場合にはエア経路の第一ポートを開放して第一ポートと第二ポートの両方を流通させ、絞りの面積を増大して減衰力を低減させる。又、第一室の内圧が高い場合にはエア経路の第一ポートを閉止して第二ポートのみを流通させ、絞りの面積を低減して減衰力を増加させる。
【0013】
このように、第一室の内圧の変化に対応して減衰力を可変する構造を簡単な構成で為し得るので、多くの部材を不要にして製造コストを低減することができる。又、エア経路可変のバルブにより第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りの面積を変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合や、路面からの荷重の変動に対応して減衰力を変更させることができる。
【0014】
バルブは、開閉可能な第一ポートを備え、第一室の内圧が低圧の場合には第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には第一ポートを閉止するよう構成されると、第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りの面積を容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合であっても減衰力を確実に変更させることができる。
【0015】
又、バルブは、常に開放される第二ポートを備えると、第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りを更に容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合であっても減衰力を一層確実に変更させることができる。
【0016】
第二室を形成するタンクを、エアベローズと離間して形成されるサージタンクとすると、エアベローズとサージタンクとを離間してスペースの狭い場所等に別々に配置し得るので、車両へのセッティングの自由度を高めることができる。
【0017】
第二室を形成するタンクを、エアベローズの下部に形成されるロアタンクとすると、エアベローズとロアタンクを一体に形成し得るので、車両へのセッティングを容易にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0019】
図1〜図4は、本発明を実施する形態の第一例を示すものである。
【0020】
第一例のエアスプリング装置20は、車両のシャシフレーム(図示せず)に下垂するよう配置されるエアベローズ21と、エアベローズ21と並列に位置するよう車両のシャシフレーム(図示せず)に配置されるサージタンク22とを備えている。
【0021】
エアベローズ21は、内部に所定容積の第一室V1を備えて上下方向に伸縮可能に構成されおり、エアベローズ21の上板23には、第一室V1へエアを給排し得るようレベリングバルブ(図示せず)に接続されるエア給排口24を備え、エアベローズ21の下部には、リーフスプリング等の部材(図示せず)に接続する密閉のロアタンク25を設け、エアベローズ21とロアタンク25の間に位置する下板26には、エアベローズ21の所定以上の縮小時に、エアベローズ21の上板に接触して衝撃を吸収するバンプラバー27を配置している。
【0022】
サージタンク22は、第一室V1の容積より小容量の第二室V2を備えると共に、エアベローズ21に接続する導出入管28を設けており、導出入管28のエアベローズ21側端部には、エア経路可変のバルブ29を備えている。
【0023】
エア経路可変のバルブ29は、エアベローズ21の接続口30に設けられて内部をエア経路の第一ポート31とする筒状のケース32を備え、ケース32の側壁33には、エアベローズ21と導出入管28を連通させるよう導出入管28のエアベローズ側端部34を接続し、ケース32の内部には、ケース32の外方側端部35へ嵌着したカバー36によりスプリング37を介して配置されるピストンヘッド38を備え、ピストンヘッド38には反スプリング側へ延在するロッド39を介してケース32の内部へ開閉する弁体40を設けている。ここで、弁体40は、通常、スプリング37によりケース32内部の第一ポート31を開放するようエアベローズ21の第一室V1側へ余勢されており、図中、41はピストンの周囲に備えられたOリング等のシール部材を示している。
【0024】
又、エア経路可変のバルブ29は、ケース32の側壁33に、ケース32の内部に通じることなくエアベローズ21と導出入管28を接続するエア経路の第二ポート42を形成し、第二ポート42の絞りの面積は、第一ポート31の絞りの面積より狭くなっている。
【0025】
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。
【0026】
エアスプリング装置20において、荷重が少なく、低い内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ29においてスプリング37により余勢される弁体40がエア経路の第一ポート31を完全に開放しており、バルブ29は、第一ポート31と第二ポート42の両方を流通させ、絞りの面積を増大して減衰力を低減させる。
【0027】
又、エアスプリング装置20において、荷重が所定範囲であり、所定の範囲の内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ29において弁体40が内圧Pにより閉止側に押され、第一ポート31の開放を制限し、バルブ29は、制限された第一ポート31と、第二ポート42を流通させ、内圧Pの増加量に伴って絞りの面積を低減し、減衰力を増加させる。
【0028】
更に、エアスプリング装置20において、荷重が大きく、高い内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ29において弁体40が内圧Pにより閉止側に完全に押され、第一ポート31を完全に閉止し、バルブ29は、第二ポート42のみを流通させ、絞りの面積を低減して減衰力を最大限に増加させる。
【0029】
ここで、上記の作用の場合において、内圧Pとエア経路の面積(第一ポート31及び第二ポート42の面積)の関係のグラフを図4で示すと、内圧Pが小さい(0<P<P)の場合に、エア経路の面積(第一ポート31及び第二ポート42の面積)は最大で且つ減衰力は最小である。又、内圧Pが所定量(P≦P≦P)の場合に、内圧Pの増加量に伴ってエア経路の面積(第一ポート31及び第二ポート42の面積)が一定の割合で低減し、且つ減衰力は増加する。更に、内圧Pが大きい(P<P)の場合に、エア経路の面積(第二ポート42の面積のみ)は最小で且つ減衰力は最大である。
【0030】
このように、エアベローズ21の第一室V1における内圧Pの変化に対応して減衰力を変更する構造を簡単な構成で為し得るので、コンピュータ、電磁弁、各種の多くの部材を不要にして製造コストを低減することができる。又、エア経路可変のバルブ29により、エアベローズ21の第一室V1における内圧Pの変化に対応してエア経路の絞りの面積を変化させるので、車高を維持するようエアスプリング4の内圧Pを変化させた場合や、減衰係数比C/Cを略一定にするよう、路面からの荷重の変動に対応して減衰力を変更させることができる。
【0031】
バルブ29は、開閉可能な第一ポート31を備え、第一室V1の内圧Pが低圧の場合には第一ポート31を開放し、第一室V1の内圧Pが高圧の場合には第一ポート31を閉止するよう構成されると、第一室V1の内圧Pの変化に対応してエア経路の絞りの面積を容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリング4の内圧Pを変化させた場合や減衰力を確実に変更させることができる。
【0032】
又、バルブ29は、常に開放される第二ポート42を備えると、第一室V1の内圧Pの変化に対応してエア経路の絞りを更に容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリング4の内圧Pを変化させた場合であっても減衰力を一層確実に変更させることができる。
【0033】
第二室V2を形成するタンクを、エアベローズ21と離間して形成されるサージタンク22とすると、エアベローズ21とサージタンク22とを離間してスペースの狭い場所等に別々に配置し得るので、車両へのセッティングの自由度を高めることができる。
【0034】
図5は、本発明のエアスプリング装置を実施する形態の第二例を示すものであり、図中、図1〜図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0035】
第二例のエアスプリング装置50は、車両のシャシフレーム(図示せず)に下垂するよう配置されるエアベローズ51と、エアベローズ51の下部に形成されると共にリーフスプリング等の部材(図示せず)の上部に位置するロアタンク52とを備えている。
【0036】
エアベローズ51は、内部に所定容積の第一室V3を備えて上下方向に伸縮可能に構成されており、エアベローズ51の上板53には、第一室V3へエアを給排し得るようレベリングバルブ(図示せず)に接続されるエア給排口54を備え、エアベローズ51の下部には、リーフスプリング等の部材(図示せず)に接続する密閉のロアタンク52を設け、ロアタンク52は、第一室V3の容積より小容量の第二室V4を備えており、エアベローズ51とロアタンク52の間に位置する下板55には、エアベローズ51の所定以上の縮小時に、エアベローズ51の上板53に接触して衝撃を吸収するバンプラバー56を配置すると共に、エア経路可変のバルブ57を設けている。
【0037】
エア経路可変のバルブ57は、第一ポート31と第二ポート42を形成するよう第一例と略同様な構成を備えており、バルブ57の弁体40は、通常、スプリング37によりケース32内部の第一ポート31を開放するようエアベローズ51の第一室V3側に余勢されている。
【0038】
以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。
【0039】
第二例のエアスプリング装置50において、荷重が少なく低い内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ57においてスプリング37により余勢される弁体40がエア経路の第一ポート31を完全に開放しており、バルブ57は、第一ポート31と第二ポート42の両方を流通させ、絞りの面積を増大して減衰力を低減させる。
【0040】
又、第二例のエアスプリング装置50において、荷重が所定範囲であり、所定の範囲の内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ57において弁体40が内圧Pにより閉止側に押され、第一ポート31の開放を制限し、バルブ57は、制限された第一ポート31と、第二ポート42を流通させ、内圧Pの増加量に伴って絞りの面積を低減し、減衰力を増加させる。
【0041】
更に、第二例のエアスプリング装置50において、荷重が大きく、高い内圧Pで車高の高さを維持する場合には、エア経路可変のバルブ57において弁体40が内圧Pにより閉止側に完全に押され、第一ポート31を完全に閉止し、バルブ57は、第二ポート42のみを流通させ、絞りの面積を低減して減衰力を最大限に増加させる。
【0042】
このように、第二例のエアスプリング装置50は、第一例と略同様な作用効果を得ることができる。
【0043】
又、第二室V4を形成するタンクを、エアベローズ51の下部に形成されるロアタンク52とすると、エアベローズ51とロアタンク52を一体に形成し得るので、車両へのセッティングを容易にすることができる。
【0044】
尚、本発明のエアスプリング装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、第一ポート及び第二ポートを夫々複数にしてもよいこと、第二ポートはバルブ以外の場所に形成されてもよいこと、内圧やポート面積は図4に示すものとなるならば、数値は限定されないこと、リヤサスペンションもしくはフロントサスペンションのどちらに備えてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
本発明のエアスプリング装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0046】
I)第一室の内圧の変化に対応して減衰力を変更する構造を簡単な構成で為し得るので、多くの部材を不要にして製造コストを低減することができる。又、エア経路可変のバルブにより第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りの面積を変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合や、路面からの荷重の変動に対応して減衰力を変更させることができる。
【0047】
II)バルブは、開閉可能な第一ポートを備え、第一室の内圧が低圧の場合には第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には第一ポートを閉止するよう構成されると、第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りの面積を容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合であっても減衰力を確実に変更させることができる。
【0048】
III)バルブは、常に開放される第二ポートを備えると、第一室の内圧の変化に対応してエア経路の絞りを更に容易に変化させるので、車高を維持するようエアスプリングの内圧を変化させた場合であっても減衰力を一層確実に変更させることができる。
【0049】
IV)第二室を形成するタンクを、エアベローズと離間して形成されるサージタンクとすると、エアベローズとサージタンクとを離間してスペースの狭い場所等に別々に配置し得るので、車両へのセッティングの自由度を高めることができる。
【0050】
V)第二室を形成するタンクを、エアベローズの下部に形成されるロアタンクとすると、エアベローズとロアタンクを一体に形成し得るので、車両へのセッティングを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアスプリング装置を実施する形態の第一例を示す概略図である。
【図2】本発明のエアスプリング装置に用いられるバルブの第一ポートを開放した状態を示す概略図である。
【図3】本発明のエアスプリング装置に用いられるバルブの第一ポートを閉止した状態を示す概略図である。
【図4】内圧とポートの面積の関係を示すグラフである。
【図5】本発明のエアスプリング装置を実施する形態の第二例を示す概略図である。
【図6】従来のエアスプリング装置を備えたリヤサスペンションを示す側面図である。
【図7】減衰力を可変し得る従来のエアスプリング装置を示す概略図である。
【符号の説明】
21 エアベローズ
22 サージタンク(タンク)
24 エア給排口
29 バルブ
31 第一ポート(エア経路)
42 第二ポート(エア経路)
51 エアベローズ
52 ロアタンク(タンク)
54 エア給排口
57 バルブ
V1 第一室
V2 第二室
V3 第一室
V4 第二室

Claims (2)

  1. エア給排口よりエアが給排される第一室を形成するエアベローズと、前記第一室に連通するようエア経路可変のバルブを介して第二室を形成するタンクとを備えて車両に配置されるエアスプリング装置であって、
    前記第二室を形成するタンクは、エアベローズと離間して形成されるサージタンクであり、
    前記バルブは、スプリングで一方向に余勢された弁体を配する第一ポートと、常に開放される第二ポートとを備え、第一室の内圧が低圧の場合には弁体を介して第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には弁体を介して第一ポートを閉止し、第一室の内圧の変化によって第一ポートによるエア経路の絞り面積を変化させるよう構成され、
    前記車高を維持するよう荷重の変動に対応して第一室の内圧を変化させた場合に、内圧に対応し、バルブのエア経路の絞り面積を変化させて減衰力を変化させるよう構成されたことを特徴とするエアスプリング装置。
  2. エア給排口よりエアが給排される第一室を形成するエアベローズと、前記第一室に連通するようエア経路可変のバルブを介して第二室を形成するタンクとを備えて車両に配置されるエアスプリング装置であって、
    前記第二室を形成するタンクは、エアベローズの下部に形成されるロアタンクであり、
    前記バルブは、スプリングで一方向に余勢された弁体を配する第一ポートと、常に開放される第二ポートとを備え、第一室の内圧が低圧の場合には弁体を介して第一ポートを開放し、第一室の内圧が高圧の場合には弁体を介して第一ポートを閉止し、第一室の内圧の変化によって第一ポートによるエア経路の絞り面積を変化させるよう構成され、
    前記車高を維持するよう荷重の変動に対応して第一室の内圧を変化させた場合に、内圧に対応し、バルブのエア経路の絞り面積を変化させて減衰力を変化させるよう構成されたことを特徴とするエアスプリング装置。
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