JP4070599B2 - 積層キャンディを成形するための方法及びそれにより得られる製品 - Google Patents

積層キャンディを成形するための方法及びそれにより得られる製品 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は望ましい質感を有する積層構造のキャンディ製品を押し出し、あるいは成形する方法と、それによって得られる粘着性あるいは流動性の塊(mass)を内部に含んだキャンディ製品に関するものである。
【0002】
(背景技術)
一般消費者によって消費される大量のキャンディに鑑み、新しい、異なった、そして独持のキャンディを提供することに絶えず関心が集まっている。人気の高いキャンディのタイプは積層キャンディ製品である。これらのキャンディ製品は交互に配置された物質の多数の層で構成されている。こうしたキャンディ製品の質感は積層構造、及びその積層構造を形成するために用いられる物質の結果である。一般的に、積層キャンディ製品はハードキャンディとピーナッツ・バターなど脂肪性ペーストあるいは流動物の層から構成され、これがチョコレートあるいはその他のコーティングで覆われている。ハードキャンディと脂肪性ペーストあるいは流動物の積層構造を有するキャンディ製品は通常ザクザクとした(クランチーな)質感を有している。
【0003】
ハードキャンディと脂肪性ペーストあるいは流動物の積層製品を製造するための従来の方法は予備調理装置(precooker)内でキャンディ・シロップを加熱してキャンディ塊を形成すること、及び得られたキャンディ塊を沸騰させて低水分含量の粘着性物質をつくることを含んでいる。通常、その水分含量は約4−5%である。得られた沸騰させたキャンディ塊を上記調理装置から放出して通気スクリュー内を通過させてそのキャンディ塊に通気させる。通気されたキャンディ塊を次にスチール製焼き戻しバンド上に置いて、そのキャンディ塊が成形し易い状態で維持される一定の温度にそのキャンディ物質塊を冷却する。通気されたキャンディ塊を次にシート化して、そのキャンディ・シートを脂肪性ペーストの層で被覆する。この脂肪性ペーストと通気されたキャンディの層に、前に行なわれたキャンディ・バー形成操作で得られた再利用可能な製品からつくられる再加工品を散布することもできる。あるいは、このキャンディ・シートに、上記脂肪性ペーストで被覆する前に再加工品を散布することもできるし、あるいはキャンディ・シートを脂肪性ペーストと再加工品の混合物で被覆しても構わない。そしてキャンディ塊と脂肪性ペーストの層をそれ自身の上へと巻いて、より多数の層を有するより厚めのキャンディ塊にする。その可塑性塊をシート化して、個々のバーに切断する。このシステム全体は連続的なものである。得られたキャンディ・バー中心物質をチョコレートやその他のコーティングで被覆して最終的なキャンディ製品をつくることができる。こうした方法の事例は米国特許第4,679,496号、第4,778,685号、及び第4,858,524号に開示されている。巻き込み(ローリング)を行うので、上記物質の1つがハードキャンディである積層キャンディ製品をつくることだけが可能である。それらの物質の1つがハードキャンディでない場合、それらが巻かれてもそれら2つの物質が共に簡単に流動して、積層構造は得られない。
【0004】
米国特許第5,437,879号は多層チューイング・ガム・ゲル・クリーム菓子を開示している。この多層チューイング・ガムはチューイング・ガム組成物の少なくとも2つの個別の層と、上記チューイング・ガム組成物の少なくとも2つの別の層の間に挟まれた親水性製菓用ゲル・クリームの少なくとも1つの層を含んで構成されている。
【0005】
米国特許第4,911,937号はヌガーの少なくとも2つの層で構成され、化合物コーティングを間に配置させることでヌガーの各層を隣接するヌガー層から剥離することができることを特徴とする噛むことができ、剥離可能なヌガーキャンディを開示している。
【0006】
英国特許出願第2,283,699号は多層食品製品を同時に押し出す方法を開示している。こうした食品製品はジャム、トリュフ、フォンダン、キャラメル、トッフィー、ブラマンジェ(牛乳で固めたゼリー)、マシュマロ、通気されたチョコレート、バター、脂肪クリーム、ポンピング可能なペースト、そしてポンピング可能なソースなどでもよい。上記食品製品は通路カラムを画定するように相互に隣接して併置された異なった通路を通して同時に押し出すことができる。
【0007】
米国特許第4,542,028号は押し出し可能な製菓用物質の相互に重ね合わされた複数の押し出し成形層を含む複合冷凍菓子を開示している。脂肪を主体とする製菓用物質などの第2の製菓用物質の薄い層がアイスクリームなど冷凍通気菓子の層間に挟まれている。
【0008】
米国特許第4,651,635号は多層折りたたみねり菓子をつくるための装置を開示している。
【0009】
米国特許第5,500,234号はサクサクした(クリスピーな)多層クッキー又はサンドウィッチ状製品で、外側層のサクサク感を損なわずにその外側のサクサクした、あるいはクッキー層間に中間充填材を用いることができる製品を開示している。
【0010】
カナダ特許出願第2,187,940号はムース、クリーム、ゼリー、及び/又はソースの少なくとも1つの熱処理成分を含み、脂肪コーティングあるいはチョコレートの連続滅菌層で被覆された多層デザートを開示している。
【0011】
しかしながら、独特の質感と口ざわりがあり、独特な食感を提供する新しい積層キャンディ製品に対するニーズは存在している。特に、内部に流動性あるいは粘着性物質塊を有している積層キャンディ製品、特にその包装物に対してくっつく傾向を抑えた、あるいは排除したものをつくることができるようにすることが望まれている。
【0012】
(発明の概要)
本発明は相互に層状に重ねられた複数のストリップを含み、各ストリップが第1の流動性物質を完全に取り囲む第2の異なった流動性物質の少なくとも2つの層の間に挟まれた少なくとも1つの第1の流動性物質を含み、上記第2の流動性物質が一定の温度では流動するが、それより低い温度では固化し、上記第1と第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ物質塊ではないことを特徴とする積層食用製品に関するものである。1つの実施の形態で、上記ストリップの少なくとも一部は第2の流動性物質によってくるまれた単一の第1の流動性物質を含んでいる。上記ストリップ内の上記第1の流動性物質は可変厚みを有しているか、あるいは複数の第1の流動物質を上記第2の流動性物質の層間に配置するようにしてもよい。
【0013】
別の実施の形態では、複数の第1の流動性物質が第2の流動性物質の層間に配置されている。上記複数のストリップは相互に層状に重ね合わされて、上記製品を形成しており、1つの実施の形態で、それらストリップは一定の角度で相互に層状に重ね合わされて食用製品を形成するようにしてもよい。
【0014】
本発明はまた、複数の型のそれぞれの中に、一定の温度では流動するがそれより低い温度では固化する第2の流動性物質の第2の複数の層間に交互配置された少なくとも1つの第1の流動性物質の第1の複数の層を堆積させること、及び各型内の上記第1及び第2の複数の層の一部を食用物質で被覆して積層食用製品を形成することを含む、積層食用製品を製造する方法にも関している。
【0015】
この実施の形態の有利な特徴の1つは、上記積層食用製品の第1及び第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ物質塊ではないことである。好ましくは、上記第1及び第2の流動物質の少なくとも1つの水分含量は約7重量パーセント以上である。上記第2の流動性物質は有利には脂肪ベースの物質、砂糖ベースの製菓用ペースト、あるいはその両方を含んでいる。
【0016】
望ましい場合、上記食用物質を上記第2の流動性物質としてもよい。この実施の形態においては、上記第2の流動性物質はチョコレート、複合コーティング、あるいはそれらの両方であってもよい。従って、上記食用物質が少なくとも1つのチョコレートである場合、それが上記第1の流動性物質を完全に取り囲んでくるみ、それによって上記第1の流動性物質が上記製品のための包装材と接触するのを防ぐように配置することが可能である。これによって、上記第1の流動性物質がゼリーなどの比較的粘着性のある物質であっても、その製品が大気条件下で包装にくっつかないようにすることができる。これは、第2の流動性物質として約30℃の温度で固化するものを選択することでより容易になる。
【0017】
本発明のさらに別の実施の形態は、相互に層状に重ねられた複数のストリップを含み、各ストリップが少なくとも約7重量パーセントの水分含量を有する粘着性あるいは流動性の塊を含む少なくとも1つの第1の流動性物質;及び、上記第1の流動性物質を完全に取り囲み、くるんでいる第2の、別の流動性物質の少なくとも2つの層を含み、上記第2の流動性物質の少なくとも2つの層間に上記第1の流動性物質が挟まれて配置されており、さらに上記第2の流動物が一定の温度では流動するが、それより低い温度では固化する、積層食用製品にも関連している。この場合も、本発明はそれが幅広い多様な製菓用物質を含むことができるよう設計されているが、上記第1と第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ塊ではないように考案されている。
【0018】
上記粘着性あるいは流動性塊はゼリー、キャラメル、フォンダン、ペースト、リキッド、あるいはそれらの組み合わせのいずれであってもよい。1つの実施の形態で、この塊は低粘度、つまり多目の水分含量あるいは低めの固体含量を有している。ゼリーは好ましくはペクチンベースのゼリーである。又、上記第1及び第2の流動性物質の少なくとも1つは1つ以上の封入物を有している。典型的な封入物は穀物加工品、穀類、ナッツ、果実片、ゼリー片、ウエハー、クッキー、ビスケット、キャンディあるいはそれらの組み合わせであって、それらは約0.02インチから0.25インチの範囲の好ましい寸法を有している。
【0019】
又、上記製品中の第1及び第2の層は相互に重ね合わせることができるし、又は、最終製品で一定のデザインをもたらすべく相互に一定の角度を持って配置することもできる。これらのストリップは1/100インチから1/8インチの厚みを有し、有利には約2−500のストリップが重ね合わされて製品を形成し、水分含量は約8重量パーセント以上である。重ね合わされたストリップの層は好ましくは0.01−4インチ程度の全厚を有している。
【0020】
本発明による積層食用製品の別の有利な実施の形態は相互に重ね合わされた複数のストリップを含み、各ストリップはブリックス含量が約83パーセント以下の粘着性又は流動性物質塊を含む少なくとも1つの第1の流動性物質;及び、上記第1の流動性物質を完全に取り囲む第2の、異なった流動性物質の少なくとも2つの層を含む。上記第1の流動性物質は上記第2の流動物の少なくとも2つの層の間に挟んで配置されており、この第2の流動物は一定の温度では流動するが、それ以下の温度では固化する。上に述べたように、上記第1と第2の流動性物質はいずれもハードキャンディ塊ではない。好ましくはそのブリックス含量は約78パーセント以下である。
【0021】
(好ましい態様の詳細な説明)
本発明は第2の流動性物質の層内にくるまれた少なくとも1つの第1の流動性物質のストリップがその上に層状に配置されている積層食用製品を対象としている。この態様の積層食用製品は交互に配置された物質の多数の薄い層で構成されており、いずれの物質もハードキャンディ塊ではない。
【0022】
本発明はまた、相互に重ね合わされた複数のストリップを含んでおり、各ストリップが第1の流動性物質を完全に取り囲んでいる第2の、異なった流動性物質の少なくとも2つの層の間に挟まれて配置された少なくとも1つの第1の流動性物質を含んでおり、上記第2の流動性物質が一定の温度では流動し、それ以下の温度では固化し、そして上記第1の流動性物質と第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ塊ではない、積層食用製品に関するものである。この実施の態様では、上記ストリップの少なくとも一部が第2の流動性物質にくるまれた単一の第1の流動性物質を含んでおり、上記ストリップの上記第1の流動性物質が様々な厚みを有している。上記積層食用製品は交互に配置された物質の多数の薄い層を含んでいることができ、その場合、いずれの物質もハードキャンディ塊ではない。これらのストリップは上記食用製品を形成するために一定の角度で相互に重ね合わせることもできる。
【0023】
物質塊積層の1つの欠陥は、上記ペーストが形成後速やかに固化しなければならず、さもなければ層から流れ出して、よりまとまりのない外見の製品あるいは望ましい程ペーストが含まれていない製品がつくりだされてしまうことである。積層製品を成形すると、その製品が適当に固化するまでに、上記コーティングあるいは第2の物質が成形物内に上記第1の物質を含んでいるので、製品がかなり低い粘度を有するペーストなどの第1の物質を好適に含んでいることができることが発見された。
【0024】
「ストリップ」とは、製品ストリームを形成するために同軸ダイから同時に放出され、1つ以上の第1の流動物質が第2の流動物質間に閉じ込められている、1つ以上の流動物質を意味している。好ましくは、上記1つ以上の第1の流動物質は上記第2の流動物質によって完全に取り囲まれている。第1の流動物質を完全に取り囲んでいる上記第2の流動物質は、2つ以上の同軸楕円形出口を有し、内側の出口が上記1つ以上の第1の流動物質を放出し、外側の出口が第2の流動物質を放出する、同軸ダイを用いることで達成される。上記第2の流動物質が第1の流動物質を完全に取り囲むようにすることで、第1の流動物質が積層構造から染み出したり流出したりする可能性が低くなり、積層構造の一体性が有利に改善される。実際、第2の流動物質が第1の流動物質を完全に取り囲むようにすることで、従来は積層構造を形成するために組み合わせることができなかった物質を用いて積層構造をつくることが可能である。
【0025】
本発明の積層食用製品においては、上記第1の流動物質と第2の流動物は脂肪ベースの製菓用コーティングか、砂糖ベースの製菓用ペーストである。好ましくは、上記第1の流動物質と第2の流動物質は異なっている。より好ましくは、上記第1の流動物質と第2の流動物質は視覚的、あるいは質感的、あるいはその両方の意味で異なっている。
【0026】
第2の流動物質は一定の温度では流動物であり、それより低い温度では固化する。この実施の態様においては、上記第2の流動物質は約30℃を下回る温度では固体である。この積層食用製品においては、上記積層構造は好ましくは最終製品を冷凍する必要なしにその最終製品内に保持されている。さらに、通常は、カップやその他の容器内でその積層構造を形成したり、あるいはその最終的な積層製品を、その積層形状を保持するためにカップやその他の容器内に保存することは不必要である。好ましくは、上記積層構造の層は分離できない。
【0027】
「脂肪ベースの製菓用コーティング」とはチョコレートや複合コーティングを意味している。
【0028】
本明細書中で用いられている「チョコレート」という用語はチョコレートの味と特徴を付与するのに十分な質を有するすべての製菓用製品を意味する。適切なチョコレートは、スイート・チョコレート、ミルク・チョコレート、バターミルク・チョコレート、ビタースイート・チョコレート、及び21C.F.R.§163に定義されているチョコレートなどである。チョコレートは複合コーティングなど、チョコレート風味を有し、チョコレート類似物あるいはチョコレート代替品としての役割を果たすその他の物質も含んでいる。
【0029】
本明細書中で用いられている「複合コーティング」とは、植物性脂肪に基づくすべての製菓用製品を意味している。植物性脂肪に加えて、製菓用コーティングは通常砂糖;ココア固形物、ピーナッツ固形物、及びその他の天然あるいは人工的なフレーバーなどのフレーバー剤;乳化剤;着色剤;そして任意によってはミルク固形物などである。上に述べたように、一部の複合コーティングは本物のチョコレート、つまりダーク・チョコレート、あるいはミルク・チョコレートと非常に類似している。ココア・パウダー、脱脂ミルク粉末、砂糖、及び多くの植物性脂肪の1つなど他の複合コーティングはダーク又はミルク・チョコレートと類似した外観を有しているが、質感はまったく違っている。複合コーティングはココア・パウダーを含んでおらず、付加された色やフレーバーを有するパステルコーティングも含んでいる。複合コーティングはメープル、チョコレート、バニラ、ピーナッツ・バター、そしてバタースコッチなどの種々のフレーバー剤を含むこともできる。
【0030】
「砂糖ベースの製菓用ペースト」とはハードキャンディよりも水分含量が高い砂糖ベースのキャンディを意味している。通常、砂糖ベースの菓子の水分含量は約7パーセント以上、好ましくは約10パーセント以上である。砂糖ベースの製菓用ペーストはクッキー及びケーキを包含しない。
【0031】
「ハードキャンディ塊」とは水分含量が約3−5パーセントで、この分野の当業者に周知の方法でつくられるいかなるハードキャンディをも意味している。
【0032】
積層構造を提供するために組み合わせることができるいくつかの物質の例について以下に説明する。1つの実施の態様で、第1(第2)の流動物質はチョコレートあるいは複合コーティングであり、第2(第1)の流動物質はゼリー、ヌガー、フォンダン、ナッツ・ペースト、ココナッツ・ペースト、チョコレート・ペースト、脂肪クリームあるいはメルト・アウェイ、キャラメル、ファッジ、小麦粉ベースのペースト、クッキー用練り粉代替物、マシュマロ、あるいはリキッドなどである。好ましくは、第2の流動物質はチョコレート又は複合コーティングである。例えば、第1及び第2の流動物質がそれぞれホワイト・チョコレートあるいはコーティングと、ラズベリーやイチゴなどのゼリーを含むことができる。
【0033】
本明細書中で用いられている「ゼリー」という用語はガム状の質感を有する砂糖及び澱粉ベースの組成物を意味している。通常、ゼリーはペクチンを含んでいる。代表的なゼリーのレシピは約35.5部の水、約1.65部のペクチン、約48.5部の砂糖、約29.5部のグルコース・シロップ、約0.75部の50%クエン酸溶液、そして着色剤及びフレーバー剤を組み合わせ、そして得られた混合物を最終的な固形物含量が約75パーセントとなるまで沸騰させる。
【0034】
本明細書中で用いられている「フォンダン」という用語は砂糖、グルコース・シロップ、そして可能であればクリーム状の質感を有する転化糖に基づく組成物を意味している。代表的なフォンダンのレシピは約8ポンドの砂糖、約2.2ポンドのグルコース・シロップ、そして約2.8ポンドの水を組み合わせて混合物をつくり、そしてその混合物を240−250EC、好ましくは約248ECで調理して、固形含量を約80−90パーセント、好ましくは約88パーセントにする方法である。
【0035】
本明細書中で用いられている「ヌガー」という用語は、砂糖を主体としている点ではフォンダンと類似しているが、より軽い質感とするためにホイップされた卵を含んでおり、その混合物をホイップしてフラッペにする。代表的なヌガーのレシピは約0.25ポンドの卵白を約31ポンドの水に溶かして、約51ポンドの粉砂糖を加えて混合物をつくり、その混合物をワイヤー泡立て器で高速で叩いてホイップをつくる方法である。それとは別に、約13ポンドの砂糖を約41ポンドの水に溶かして、その後約20ポンドのグルコース・シロップを加え、その混合物を約260ECで沸騰させてシロップをつくる。このシロップを細いストリームで、平たいビーターで低速で連続的にホイッピングしながらそのホイップに加える。任意により、1種類以上のココア・パウダー(約2ポンド)、モルト・パウダー(約2ポンド)、脱脂粉乳(約1.5ポンド)、あるいは粉砂糖(約1.5ポンド)を加えて、ゆっくりかき混ぜてホイップとシロップの混合物をつくってもよい。そして脂肪(約11ポンド)を低温で溶かして、その脂肪を分散するのに必要な時間だけゆっくりかき混ぜながらその混合物に加える。得られた混合物を熱いうちに汲み上げて、積層物質塊の一部として冷却する。
【0036】
本明細書中で使われている用語「ナッツ・ペースト」とは、すりつぶし、あるいは破砕してペースト状にされたナッツを意味している。アーモンド(マジパン)、ペカン、ヘーゼルナッツ、ウォルナッツ、そしてピーナッツなど、どんなナッツでも用いることができる。
【0037】
本明細書中で使われている「ココナッツ・ペースト」という用語は火であぶった、あるいは新鮮なココナッツでできたクリームを指している。
【0038】
本明細書中で用いられている「脂肪クリーム」あるいは「メルト・アウェイ」とは、脂肪ベースのクリームを意味している。本明細書中で用いられている「クリーム」という用語は、砂糖、グルコース、及び転化糖で構成されたフォンダンのためのベースを意味している。このベースに脂肪を加えると「脂肪クリーム」となる。通常、脂肪クリームあるいはメルト・アウェイの脂肪含量は約15−35パーセント、好ましくは約20−30パーセント、より好ましくは約24−27パーセントの範囲である。任意により、着色料やフレーバー剤を脂肪クリームに加えることもできる。
【0039】
本明細書で用いられる「キャラメル」という用語は、ソフト、中間、及び硬めの質感を提供するために任意によりミルク及び/又はバターを含むキャラメル化された砂糖を意味している。代表的なキャラメルのレシピは、約6.5ポンドの水、約10ポンドの白グラニュー糖、約10ポンドの褐色糖、約17ポンドのグルコース、約18ポンドの十分に脂肪化し甘みを強くしたコンデンス・ミルク、約8ポンドの硬化植物性脂肪、約8オンスのグリセリル・モノステアレート、そして約5オンスの塩を組み合わせて、混合物をつくり、その混合物を望ましい水分含量まで沸騰させ、ソフト、中間、そして硬めのキャラメルを提供する方法である。ソフトなキャラメルは通常、約245−248°Fの温度で調理して水分含量を9−10パーセントにすることによってつくられる。中間的なキャラメルは、通常、約250−255°Fの温度で調理して水分含量を7−8パーセントにすることによってつくられる。硬めのキャラメルは、通常、約262−267°Fの温度で調理して水分含量を5−6パーセントにすることによってつくられる。
【0040】
本明細書中で用いられている「ファッジ」という用語は、砂糖が結晶状態にあり、粒子が粗くさっぱりした質感のキャラメルを意味している。ファッジのレシピは結晶化プロセスを開始させるためにキャラメルにフォンダンを加える点を除けば、キャラメルのレシピと同じである。結晶化はキャラメルを冷ましながら攪拌することによっても開始させることができる。結晶化は冷却中の砂糖の結晶形成を含み、これは望ましいサイズの結晶を得るために調節、制御することができ、最終的なファッジ製品の生地特性を決める上で重要である。ファッジのフレーバーと質感は元のキャラメル・ベースを沸騰させる程度とその塊に加えられるフォンダンの量によって決められる。
【0041】
本明細書中で用いられている「リキッド」という用語はコーディアルあるいはフルーツ・ジュースなどいずれの流動可能なリキッドであってもよい。
【0042】
ここで用いられている「粉ベースのペースト」とは、粉、砂糖、油、及び水で構成されたペーストを意味している。小麦、燕麦、米、及び大豆粉などを包含するが、それらに限定されないいずれのタイプの粉でも用いることができる。また、ココナッツ・オイル、ピーナッツ・オイル、植物性油などを包含するが、それらに限定されないいずれのタイプの油も用いることができる。
【0043】
本明細書中で用いられている「クッキー用練り粉代替物」とは通常のクッキー用練り粉(ドウ)と類似しているが冷凍したり焼いたりする必要がない、保存の効く、乳製品を含まない、そして卵も含まない練り粉を意味している。本明細書中で用いられている「保存の効く」という用語はその製品が冷蔵を必要とせず、だめにならず、微生物も繁殖せずに室温で保存できる製品を意味している。
【0044】
好ましくは、上記第1及び第2の流動性物質は粉を含んでいない。しかしながら、第1及び第2の流動性物質が粉を含んでいると、製品は食べる前に調理を必要とせず、保存できる。従って、本発明の製品は調理が必要で保存が効かない製品を含んだ錬り粉などの粉をベースとした製菓用製品とはまったく違っている。さらに、本発明の製品は卵と組み合わされた粉も含んでいないので、錬り粉を含んだ製品とも違っている。
【0045】
ここで用いられている「マシュマロ」とはこの分野の当業者には周知の砂糖を主体として、卵をホイップし、通気した菓子である。
【0046】
ゼリー、ヌガー、フォンダン、ナッツ・ペースト、ココナッツ・ペースト、チョコレート・ペースト、脂肪クリームあるいはメルト・アウェイ、キャラメル、ファッジ、粉ベースのペースト、クッキー用練り粉代替物、マシュマロ、あるいはリキッドのレシピは当業者には周知であり、ここではさらに詳細な説明はしない(例えば、“Chocolate, Cocoa and Confectionary Science and Technology”, 3rd ed., Bernard W. Minife, Aspen Publishing (1999)参照)。
【0047】
第1又は第2の流動性物質は1つ以上のフレーバー剤あるいは着色剤を含むことができる。いずれもフレーバー剤あるいは着色剤でも利用可能である。それらのフレーバー剤あるいは着色剤は天然のものでも人工的なものでもよい。当業者であれば過度の実験を行なわなくても適切な着色剤またはフレーバー剤を容易に選択することができるであろう。
【0048】
上記第1または第2の流動性物質は任意により1つ以上の含有物を含んでいてもよい。燕麦、膨らました米、及び膨らました小麦など朝食用穀物加工品と類似しているがサイズはより小さい穀物加工品及び穀類;まるごとでも破砕した状態でもすり潰したものでもよいナッツ類;フルーツ片;ゼリー片;ウエハー、クッキー、あるいはビスケット片;バタースコッチ、チョコレート、硬めのキャンディ、ガムの小片等のキャンディ片;あるいはそれらの混合物など、いずれのタイプの含有物でも用いることができる。通常、それら小片は約0.02インチから0.250インチ、好ましくは約0.4インチから0.175インチ、より好ましくは約0.06(1/16)インチから0.125(1/8)インチの範囲の寸法を有している。これらの含有物は上記第1又は第2の流動性物質のいずれか、あるいはその両方と、押し出し加工あるいは成形する前、あるいは後のいずれにおいても組み合わせることができる。別の実施の態様で、上記ストリップを、ベルト上に層状に配置した含有物上に直接押し出したり、あるいはそれらの含有物を押し出された後ストリップ上に散布することも可能である。
【0049】
1つの実施の態様では、上記第1及び第2の流動性物質が個別ノズルから型内部に連続的に堆積される。あるいは、少なくとも第1及び第2の流動性物質を型に同時に堆積させるために共押し出しノズルが用いられる。上記第1の流動性物質又は第2の流動性物質、あるいはその両方はこれらのいずれの実施の形態においても1つ以上の着色剤又はフレーバー剤を含んでいてもよい。又、これらの実施の形態のいずれにおいても、含有物は流動性物質のいずれか、あるいはその両方に存在していてもよい。
【0050】
上記積層構造はストリップを相互に連続的に層状に重ね合わせることでつくることもできる。例えば、引用により本明細書に組み込まれる米国特許出願第6,183,799号で開示されている方法でストリップをそれ自身の上に重ね合わせることができる。あるいは又、上記積層構造は相互に平行で、コンベア・ベルトの動きに対しては直角に配置された複数の同軸ダイを位置を揃えて配置し、押し出された物質塊がそれ自身の上に積層されるように各同軸ダイを通じて上記第1及び第2の流動性物質をコンベア上に押し出すことでつくることもできる。積層構造形成のこの実施の態様においては、歪んでいて規則的な形状を有しておらず、新しい外見を有する積層構造を形成することも可能である。好ましくは、上記複数の同軸ダイは約2−7個、より好ましくは約3−5個の同軸ダイを含む。
【0051】
上記ストリップの厚さは同軸ダイアセンブリとコンベア・ベルトとの間の距離を変えることと、可能性としては上記型を振動させることで変更することができる。ストリップの厚さは約1/100−1/8インチの範囲であればよい。好ましくは、ストリップの厚さは約1/50−1/10インチの範囲である。1つの好ましい実施の態様では、ストリップの厚さは約1/20−1/10インチの範囲である。さらに、得られるスタック(つまり、間に満たしたストリップの層の数)も変えることができる。スタック内のストリップの数は約2−500ストリップの範囲である。好ましくはスタック内のストリップの数は約10−300ストリップの範囲で変わり、1つの好ましい実施の態様では、約20−100ストリップの範囲である。本明細書中に述べられているように、各ストリップは3つの層、つまり第2の流動性物質内に閉じ込められた少なくとも1つの第1の流動性物質を含む。スタックの厚さは約1/100−4インチの範囲で変えることができる。好ましくは、スタックの厚さは約0.375−1インチの範囲である。積層構造の質感は、一部には層の数とそれら層の厚さによって決まる。
【0052】
いずれの流動性物質もリキッドあるいは可塑性キャンディ物質塊ではないことを前提として第2の流動性物質に閉じ込められた第1の流動性物質を押し出す場合に、上記第1及び第2の流動性物質は同じ温度であってもよいし、異なった温度であってもよい。例えば、第1の流動性物質が砂糖ベースの製菓用ペーストであり、第2の流動性物質が複合コーティングである場合、上記第1の流動性物質の温度を第2の流動性物質より低くするようにして、第1の流動性物質が第2の流動性物質を冷やし、第2の流動性物質が固化して積層構造の一体性を確保するようにすることも可能である。第1の流動性物質と第2の流動性物質間の温度差は製品固有であり、第1の流動性物質と第2の流動性物質の特性に応じて広い範囲で変えることができる。温度差は220°Fを上回っていてもよい。通常、温度差は約50°F未満である。例えば、砂糖ベースのペーストと複合コーティングを積層する場合に、砂糖ベースのペーストは通常50°Fから60°Fの範囲であり、複合コーティングは95°Fから100°Fの温度である。物質を押し出すことができるようにするために、流動性物質の1つの温度をより高くすることが必要な場合もある。しかしながら、温度差が大きすぎると、それらの物質が一緒に混じりあったり流動したりし(これは、例えば第1と第2の流動性物質がチョコレートとナッツ・ペーストの場合に起きる)、あるいは粘度が低下して薄い層が形成されてしまう可能性がある。当業者であれば、過度の実験を行なわなくても、上記第1と第2の流動性物質の温度を容易に決定することができるであろう。
【0053】
第2の流動性物質は約30℃以下の温度で固化してもよい。第1の流動性物質と第2の流動性物質はそれぞれ脂肪ベースの製菓用コーティング、あるいは砂糖ベースの製菓用ペースト、あるいはその両方であってもよい。1つの実施の態様で、上記第2の流動性物質は脂肪ベースの製菓用コーティングである。第2の流動性物質は、例えばチョコレートを含んでいてもよい。第1の流動性物質はゼリー、ヌガー、フォンダン、ナッツ・ペースト、チョコレート・ペースト、脂肪クリーム、キャラメル、ファッジ、粉ベースのペースト、クッキー用練り粉、マシュマロ、リキッド、あるいはそれらの組み合わせを包含し得る。
【0054】
1つの好ましい実施の態様で、上記第1及び第2の流動性物質は、他の着色剤、含有物などと共に1つの流し型、好ましくは複数の型に同時に押し出される。この堆積は連続的、あるいは同時並行的に行なうことができるが、複数の型に同時並行的に行なうのが好ましい。これらの型は積層物質がキャンディ製品から流れ出すことを抑制あるいは回避することにより、例えば低粘度の第1の流動性物質に対する処理を簡易化することができる。従って、これらの型は、交互に配置された第1及び第2の流動性物質が第2の流動性物質又は食用コーティングによって閉じ込められたり取り囲まれたりすることができるようになるまで、積層されたキャンディ製品が適切な形状を保持する上で役立つ。この実施の態様では第1の流動性物質が低粘度を有していても差し支えない。
【0055】
1つの実施の態様で、第1の流動性物質の粘度はブリックス含量(固形物含量)あるいは水分含量で判定して非常に低い。こうした低粘度は製品を充分冷却して大気条件で固化した後でも第1の流動性物質において存在する場合がある。こうした低粘度は水分含量で測定することができ、第1の流動性物質が約5−12重量パーセント、好ましくは約7−10重量パーセントの水分含量を有している場合もある。こうした1つの好ましい実施の形態で、水分含量が約8−10重量パーセントの場合も認められる。例えば、ソフト・キャラメルの水分含量は通常約7重量パーセント以上である。高い水分含量と低粘度を有している他の特に適切なソフトな物質としてはある種のフォンダン、クリーム、ガナッシュ、そしてアイスクリームなども包含される。他の実施の態様で、粘度は固形物含量、あるいはブリックスで測定することができる。従って、上記第1の流動性物質は約60−88パーセント、好ましくは約60−83パーセントのブリックス含量を有している場合もある。1つの好ましい態様で、第1の流動性物質のブリックス含量は約70−82パーセントであり、別の好ましい態様では、ブリックス含量は約75−80パーセントである。1つの具体例として、第1の流動性物質はブリックス含量が約76−78パーセントのゼリーを含んでいる。
【0056】
上記型は本明細書で述べられている共押し出しの態様を実施する際の流動及び横溢問題を抑制し、あるいは回避する。従って、得られる積層キャンディ製品は少なくとも実質的に完全に第2の流動性物質あるいはコーティング内に含まれた低粘度の第1の流動性物質を有している。成形され積層された製品は適切であればどのようなサイズであってもよい。
【0057】
1つの好ましい積層された食用製品は約5−30cm、好ましくは約10−20cm、より好ましくは約12−15cmの長さ、0.5−1.5cm、そしてより好ましくは約0.75−1.25cmの高さ、そして約1−6cm、好ましくは約2−4cm、そしてより好ましくは2.5−3.5cmの幅を有している。製品寸法の具体例は長さが13cm、底部の幅が3cmで上部の幅が2.5cmとやや狭くなっており、そして高さが1cmである。別の好ましい積層食用製品はスナック・カップ、あるいは例えば6パックで相互に取り外し可能に密着された複数のスナック・カップを包含する。あるいは、上記積層食用製品は他のタイプの一人前用食用製品の形であってもよい。1つの好ましい実施の形態で、積層された食用製品は本発明によってつくられた積層食用製品の外観を消費者が見やすくできるようにするために透明な容器に入れてもよい。
【0058】
この実施の態様においては、上記積層品は好ましくは5−9の層を有しており、成形方法を用いた場合、基本的な共押し出し型実施の形態と比較して、より軟らかな、粘度がやや低い物質を含むことができる。成形の場合、型を望ましいサイズにすることができるから、キャンディ片を切断する必要性を最小限に減らすか、あるいは好ましくはなくしてくれる。成形方法による態様は、内側の物質、つまり第1及び第2の流動性物質が積層されたキャンディ内部に閉じ込められているので、キャンディがその新鮮さを保つのに役立つ傾向にある。ペーストなど、より低めの粘度を有する第1の流動性物質は、共押し出しバーを割ったときに起こる流出問題などを抑制、あるいは防いでくれるので、通常そのバーから流出しない。
【0059】
本発明の別の実施の形態によれば、上記少なくとも1つの第1の流動性物質は2つ以上の第1の流動性物質の混合物であってもよい。さらに別の実施の形態では、上記2つ以上の第1の流動性物質を混合物として押し出すのではなく、上記第1の流動性物質のそれぞれを他の第1の流動性物質の上に層状に重ねて、第2の流動性物質に閉じ込められた第1の流動性物質の多層ストリップを形成するようにされる。本発明のさらに別の実施の態様では、上記少なくとも1つの第1の流動性物質が、押し出されて第2の流動性物質に閉じ込められた第1の流動性物質の単一の層を形成する一つ以上の流動性物質であって、その場合第1の流動性物質の各々が別の第1の流動性物質と隣接している。本明細書の開示に基づいて、当業者であれば多層の第1の流動性物質をつくりだしたり、第1の流動性物質が相互に隣接している第1の流動性物質の単一の層をつくりだすために、共軸ダイアセンブリを容易に改変することができるであろう。
【0060】
本発明の方法でつくられる新しい積層構造は独特の外観を有している。例えば、その積層構造の各層が違った色を有していてもよい。例えば、この積層構造でミント・フォンダンとダーク・チョコレートを使って「縞馬状のストライプ」の外観をつくることも可能であろう。さらに、この積層構造は従来は積層できなかった物質を含むことができるから、積層構造は独特の質感と歯ごたえを持つ。本発明による積層品は、通常、異なった質感を持つ第1の流動性物質と第2の流動性物質を有している。例えば、第2の流動性物質は比較的硬めで、第1の流動性物質の方は比較的柔らかいものとしてもよい。
【0061】
得られる積層構造はさらにコーティングで包んだり、被覆したりすることができる。このコーティングは、例えば、チョコレート、ファッジなどである。さらに、このコーティングをさらに1つ又は複数のトッピングで被覆することもできる。代表的なトッピングは、スプリンクル(粒状チョコレート)、破砕したナッツ、上に挙げたいずれかのもの、あるいはそれらの混合物などである。本明細書中で用いられている「包む」とはその積層構造がコーティングによって完全に取り囲まれていることを意味している。例えば、積層されたキャンディ塊をその積層構造を液化されたコーティングに浸すことによって包むことができる。本明細書中で用いられている「被覆される」とは、その積層構造がコーティングによって覆われていることを指している。例えば、積層されたキャンディ塊はその積層構造に液化されたコーティングを注ぐことによって被覆することができる。
【0062】
本明細書中で用いられている「約」という用語は数字範囲における両方の数字にかかるものとして理解されるべきである。さらに、本明細書でのすべての範囲はその整数値をその範囲内に含むものとして理解されるべきである。
【0063】

本発明の製品を詳細に示す以下の例を参照して本発明をさらに詳細に説明する。これらの例は代表的なものであり、いかなる意味でも本発明の範囲を限定するものとみなされるべきではない。
【0064】
例1:積層したチョコレート及びキャラメルのキャンディ・バー
チョコレートとキャラメルを積層したキャンディを、チョコレートを約95°Fの温度で、そしてキャラメルを約110°Fの温度で共押し出しすることによってつくることができる。得られる積層構造をバー・スリッターにかけて中心をつくり、その中心をチョコレートに包んで最終的なバーをつくることができる。
【0065】
上の詳細な説明の部分で本発明の好ましい実施の態様について例証したが、本発明はここに開示されている実施の態様に限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱しないで部品や要素にいろいろな再構成や修正を加えることは可能である。各製品デザインの化学的及び/又は機械的詳細は本発明の教示から逸脱せずに当業者によって多少違ったり修正されることはあり得るであろう。

Claims (28)

  1. 相互に層状に重ねられた複数のストリップを含む積層食用非冷凍製品であって、各ストリップが第1の流動性物質を完全に取り囲む第2の、異なった流動性物質の少なくとも2つの層間に交互配置された少なくとも1つの、第1の流動性物質を含み、上記第2の流動性物質が一定の温度では流動するが、それより低い温度では固化し、上記第1と第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ塊ではないことを特徴とする製品。
  2. 上記の第1及び第2の流動性物質との両方が、脂肪ベースの製菓用物質又は砂糖ベースの製菓用物質を含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  3. 上記少なくとも1つの第1の流動性物質が水分含量が少なくとも7重量パーセントの粘着性の又は流動性の塊を含み、そして、上記第2の流動性物質が上記第1の流動性物質とは異なっており、上記第1の流動性物質を取り囲み、くるんでいる、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  4. 上記の粘着性の又は流動性の塊が、ゼリー、キャラメル、フォンダン、ペースト、リキッド、あるいはそれらの組み合わせの少なくとも1つを含む、請求項3記載の積層食用非冷凍製品。
  5. 上記の粘着性の、又は流動性の塊がペクチンベースのゼリーを含んでいる、請求項3記載の積層食用非冷凍製品。
  6. 上記ストリップの少なくとも一部が第2の流動性物質内にくるまれた単一の第1の流動性物質を含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  7. 上記第1の流動性物質が変化する厚みを有しているか、又は複数の第1の流動性物質が上記第2の流動性物質の層間に配置されている、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  8. 上記ストリップが一定の角度で相互に層状に積み重ねられている、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  9. 上記第2の流動性物質が脂肪ベースの製菓用コーティングであり、上記第1の流動性物質がゼリー、ヌガー、フォンダン、ナッツ・ペースト、チョコレート・ペースト、脂肪クリーム、キャラメル、ファッジ、粉ベースのペースト、クッキー用練り粉、マシュマロ又はリキッドである、請求項3記載の積層食用非冷凍製品。
  10. 上記第2の流動性物質がチョコレート又は複合コーティングである請求項9記載の積層食用非冷凍製品。
  11. 上記第1の流動性物質又は第2の流動性物質がさらに1つ又はそれ以上の含有物を含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  12. 上記含有物が穀物加工品;穀類;ナッツ;果実片;ゼリー片;ウエハー片、クッキー片、又はビスケット片;及びそれらの混合物からなる群から選択され、0.5mm〜6.4mmの範囲の寸法を有する、請求項11記載の積層食用非冷凍製品。
  13. 上記第1の流動性物質又は第2の流動性物質がさらに1つ以上の着色剤あるいはフレーバー剤を含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  14. 上記積層構造を取り囲む又は覆うコーティングをさらに含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  15. 前記コーティングはチョコレート又はファッジ・コーティングである請求項14記載の積層食用非冷凍製品。
  16. 前記コーティングは1つ以上のトッピングで覆われた請求項14又は15記載の積層食用非冷凍製品。
  17. 上記トッピングがスプリンクル;ナッツ;穀物加工品;穀類;果実片;ゼリー片;ウエハー片;クッキー片あるいはビスケット片、及びキャンディ片の1種又はそれ以上を含む、請求項15記載の積層食用非冷凍製品。
  18. 複数の第1の流動性物質を含み、上記第1の流動性物質の1つが別の第1の流動性物質上に層状に配置されて第1の流動性物質の多層ストリップを形成しており、そのストリップが上記第2の流動性物質層に閉じ込められている、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  19. 上記ストリップの厚みが0.254mm〜3.2mmの間である、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  20. 上記重ね合わされたストリップの層が、0.254mm〜101.6mmの厚みを有している、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  21. 各ストリップが83パーセント未満のブリックス(Brix)含量を有する粘着性又は流動性の塊を含む少なくとも1つの第1の流動性物質、及び上記第1の流動性物質を完全に取り囲んでくるんでいる第2の、別の流動性物質の少なくとも2つの層を含む、請求項1記載の積層食用非冷凍製品。
  22. 積層食用非冷凍製品を製造する方法であって、
    複数の型のそれぞれに、一定の温度では流動するがそれより低い温度では固化する第2の流動性物質の第2の複数の層間に交互配置された少なくとも1つの第1の流動性物質の第1の複数の層を堆積すること、及び
    各型内の上記第1及び第2の複数の層の一部を食用物質で被覆して積層食用製品を形成すること、を含み、上記第1及び第2の流動性物質のいずれもハードキャンディ塊ではない、上記方法。
  23. 上記食用物質が上記第2の流動性物質を含んでいる、請求項22記載の方法。
  24. 上記第1の流動性物質がゼリーを含んでおり、上記第2の流動性物質が脂肪ベースの製菓用物質、砂糖ベースの製菓用物質、又はその両方を含んでいる、請求項22記載の方法。
  25. 上記第2の流動性物質がチョコレート、複合コーティング、又はそれらの両方を含んでいる、請求項22記載の方法。
  26. 上記食用物質が上記第1の流動性物質を完全に取り囲む少なくとも1つのチョコレートを含んでいる、請求項22記載の方法。
  27. 上記第1及び第2の複数の層が相互に一定の角度を有して堆積されている、請求項22記載の方法。
  28. 上記第1の流動性物質が30℃の温度で固化する、請求項22記載の方法。
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