JP4070519B2 - 防水カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、水中カメラ、防水型デジタルカメラ、防水型ビデオカメラ等の防水カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、接続コードで外部機器と接続することによって外部機器の有する機能を付加させることができるカメラが知られているが、このようなカメラを防水構造とする場合、カメラと接続コードとの接続部及び外部機器と接続コードとの接続部についてはその構造に特段の工夫が必要である。
【0003】
このような接続部の防水構造を有する防水カメラとしては、例えば特開平8−184888号公報や特開2001−33852号公報に開示されたようなものが知られている。
【0004】
この特開平8−184888号公報に開示された防水カメラには、カメラ内に日付機構、記録用の磁気ヘッド、メモリを制御するCPU等の電子回路が設けられているとともに、この電子回路と外部の入出力装置との間で信号の授受をさせるためのカメラ側接続端子が設けられている。しかも、この信号の授受のために、カメラ側接続端子には赤外光を発光する発光素子と赤外光を受光する受光素子とが設けられていて、これらの発光素子及び受光素子は防水用のガラスでカバーされている。
【0005】
一方、入出力装置には光ファイバ等の通信線の一端部が接続され、この通信線の他端部には外部側接続端子が設けられている。また、この外部側接続端子には、カメラ側の発光素子から出力される赤外光を受光する受光素子と、カメラ側の受光素子に赤外光による信号を入力する発光素子とが設けられている。
【0006】
そして、このような構成を有する防水カメラでは、発光素子と受光素子とにより赤外光を用いた信号の授受を行うようにすることで、信号伝達部である接続端子の部分における水密性を確保するようにしている。
【0007】
また、特開2001−33852号公報に開示された防水カメラでは、外部のストロボに外部ライトを保持させ、この外部ライトの電子回路に受光素子を接続し、カメラ内の電子回路に発光素子を接続している。しかも、この防水カメラでは、カメラ内の発光素子と外部ライト側の受光素子とを光ファイバで接続することにより、カメラ内の電子回路からの制御信号を発光素子、光ファイバ及び受光素子を介して外部ライトの電子回路に伝達し、外部ライト及びストロボをコントロールするようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平8−184888号公報に開示された防水カメラでは、上述のように赤外光を発受するための発光素子及び受光素子と、これらの素子を駆動させるための電子回路とをカメラ内に設ける必要があり、入出力装置との接続を必要としないユーザにとってはこのような電子部品等がカメラに内蔵されている必要はないにもかかわらず、不必要にカメラが大きくまた重くなり、カメラの携帯性及び操作性に劣るという問題がある。
【0009】
また、特開2001−33852号公報に開示された防水カメラでも、カメラ内に電子部品等を常にカメラに内在させておく必要があり、ライトとの接続を必要としない場合、例えば海岸での撮影や水中であっても光の充分確保できる浅瀬での撮影等であっても、ユーザはカメラに不要な電子部品等を内在させた状態で撮影を行わなければならず、先の特開平8−184888号公報の場合と同様の問題を有している。
【0010】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、機能の拡張が可能で、かつ携帯性及び操作性に優れた防水カメラを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、防水機能を有するように構成されたカメラ本体内に撮影手段を備えた防水カメラにおいて、
前記カメラ本体は、無線通信手段を有する交換ユニットが着脱される開口部を有し、該開口部に交換ユニットが取り付けられないときは、該開口部を水密に閉塞する蓋部材が取り付け可能で、
前記交換ユニットは、前記開口部を水密に閉塞して取り付け可能であると共に前記該交換ユニットの無線通信手段と無線通信を行う無線通信手段を有するカメラ受台に載置可能で、該交換ユニットは、該カメラ受台に載置されたときにカメラ受台と無線通信を行うと共にカメラ受台から電源の供給を受けて該電源を前記カメラ本体のバッテリに供給することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記開口部は前記カメラ本体の底壁に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記カメラ本体内の電子回路と前記交換ユニットの電子回路とを接続するコネクタ付配線が前記交換ユニット内に収納可能に設けられていることを特徴とする
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記カメラ本体内において前記撮影手段の作動時に発熱する発熱源の熱を前記蓋部材に伝達する熱伝導体が設けられているとともに、前記蓋部材が熱伝導率の高い材料から形成されていることを特徴とする
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態に係る防水型デジタルカメラを示すものである。この防水型デジタルカメラ1は、カメラ本体2と、カメラ本体2の後述する蓋部材11に代えてカメラ本体2の下方に取り付け可能な交換ユニット3を備えている。
【0019】
カメラ本体2は略直方体を呈し、その正面4中央に撮影光を入射させる撮影レンズ部5を備えるとともに、その上方にユーザが目視によって撮影範囲等を確認するための光学ファインダ6と、低照度での撮影等の場合に補助光を発するためのストロボ7とを備えている。また、カメラ本体2の上面8にはシャッタボタン9が設けられるとともに、背面には液晶からなる図示を略す画像表示装置が設けられている。
【0020】
カメラ本体2の底壁10には、図2に示すように、金属製の蓋部材11によって閉塞が可能な矩形状の開口部12が形成され、この開口部12はその周縁に沿って複数のネジ孔13が設けられている。なお、蓋部材11には熱伝導率の高い金属を用いるのが望ましい。一方、蓋部材11の周縁にはネジ孔13に対応する箇所にネジ孔14が形成されている。そして、ネジ15を蓋部材11のネジ孔14に挿通して、開口部12のネジ孔13に螺着することにより、図3に示すように、開口部12が蓋部材11によって閉塞される。なお、蓋部材11と底壁10の開口部12に沿う部分との間には環状の防水用のゴムパッキン等のシール部材が介装される。このシール部材により開口部12と蓋部材11との間の防水性が確保されるようになっている。
【0021】
このように、カメラ本体2は防水機能を有するように構成されており、カメラ本体2の外面における他の接合部分にも図示を略すシール部材が介装されて、カメラ本体2内部を水密(防水状態)に保ち、防水型デジタルカメラ1の撮像手段を保護するようになっている。
【0022】
また、カメラ本体2内部には、図4に示すように、制御プログラム等を格納する図示を略すメモリ、制御プログラムに基づいてカメラ本体2の全動作を制御する図示を略すCPU、撮影光を撮像して電気信号に変換する図示を略すCCD等が搭載された集積回路16と、図示を略すバッテリからの入力電圧を変圧してカメラ本体2に必要な電源を供給する図示を略すDC−DCコンバータ等が搭載された電源回路17と、コネクタ18とが設けられている。
【0023】
これにより、被写体から反射して撮影レンズ部5を介してカメラ本体2内に入射した撮影光は、図示を略すCCDによって電気信号に変換された後、信号処理が行われて画像信号となる。この画像信号は図示を略すCPU等を経由して図示を略すメモリーカード等に保存される。このようなデジタルカメラの基本的な機能にかかわる構造については周知の構造が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
【0024】
発熱源である集積回路16及び電源回路17の特に発熱源であるトランスと蓋部材11との間には熱伝導体19,20が介装されている。しかも、開口部12を蓋部材11で閉塞した際に、熱伝導体19の一端が集積回路16に接触するとともに、他端が蓋部材11に接触し、また、熱伝導体20の一端が電源回路17に接触するとともに、他端が蓋部材11に接触するようになっている。なお、この熱伝導体19,20は、テープ等を利用して蓋部材11又は集積回路16、電源回路17のトランス等に着脱可能に取り付けることができるが、他の方法で蓋部材11又は集積回路16、電源回路17のトランス等に着脱可能に取り付けることもできる。
【0025】
これによって、熱伝導体19,20が撮影手段の作動時に発熱する発熱源である集積回路16及び電源回路17のトランス等の発熱源からの熱を蓋部材11に伝達するようになっている。なお、熱伝導体19に用いることができる材料としては、金属、非金属を問わないが、例えば銅箔シート等の熱伝導率の高い金属材料を用いるのが望ましい。
【0026】
また、蓋部材11についても、本実施の形態では金属製としたが、これに限られるものではなく金属、非金属を問わない。ただし、後述する放熱効果を考えた場合は熱伝導率が高い部材を用いるのが望ましい。また、金属製とした場合には剛性が確保できるため蓋部材11の厚さを薄くすることができカメラサイズを小さくすることができる。
【0027】
さらに、上述した交換ユニット3は、略直方体を呈し、カメラ本体2の下方に装着された場合に、カメラ本体2と交換ユニット3との接する箇所に段差が生じないようにカメラ本体2の形状に沿うように形成されている。これによって、交換ユニット3の装着時にもデザイン上の一体感・統一感が保たれるとともに、ユーザが防水型デジタルカメラ1を使用する際に段差による引っ掛かり等を感じることなく操作性に優れる。
【0028】
また、交換ユニット3の上壁21にはカメラ本体2の開口部12と略同形状の開口部22が形成されている。この上壁21の開口部22の周縁に沿う部分には開口部12のネジ孔13に対応する箇所にネジ孔23が形成されている。
【0029】
さらに、交換ユニット3の底壁24にはネジ孔23の径より径の大きいネジ孔25がネジ孔23に対向する位置に形成されている。また、図5に示すように、無線通信手段の一部である赤外線窓26が底壁24に設けられているとともに、底壁24の下面には充電等に用いられる電源コネクタ(接触端子、接続端子)27,27が設けられている。
【0030】
この交換ユニット3の内部には無線通信手段の一部である通信回路28と、コネクタ29,30を介して通信回路28に接続するコネクタ付配線としてのFPC31(フレキシブルプリント配線板)とが設けられている。このFPC31は折り畳まれて重畳した状態で交換ユニット3の内部に収納可能となっている。
【0031】
また、蓋部材11に代えてこの交換ユニット3をカメラ本体2に取り付ける場合には、交換ユニット3のコネクタ30を開口部22及び開口部12を通してカメラ本体2のコネクタ18に接続するとともに、ネジ32を交換ユニット3の底壁24に形成されたネジ孔25から交換ユニット3内に挿入する。そして、この交換ユニット3内に挿入したネジ32を、上壁21のネジ孔23に下から挿通して上方に突出させ、蓋部材11を取り外したカメラ本体2の開口部12のネジ孔13に螺着させる。この際、開口部12,22の周縁部間にはゴムパッキン等のシール部材が介装されて、開口部12,22の周縁部間が防水可能に水密にシールされる。このようにして、カメラ本体2の電子回路である集積回路16等と交換ユニット3の電子回路である通信回路28とが接続された状態で交換ユニット3がカメラ本体2に取り付けられ、通信機能が拡張される。
【0032】
つぎに、交換ユニット3の底壁24に設けたネジ孔25にネジ34を螺着して、ネジ孔25をネジ34により閉塞するとともに、このネジ34の頭部と底壁24との間に円環状のシール部材33を介装して、ネジ34の頭部と底壁24との間を防水可能に水密にシールする。これによって、交換ユニット3の開口部22の周縁に沿って配設されたゴムパッキン等のシール部材(図示せず)によって、開口部12と開口部22との間の防水性が確保されるようになっている。なお、本実施の形態ではネジ32によって交換ユニット3をカメラ本体2に取り付けることとしたが、これに限られるものではなく、例えばカメラ本体2と交換ユニット3との間に係止する部分を設けてワンタッチ式に取り付けるようにしてもよい。
【0033】
また、交換ユニット3は、カメラ用受台としてのクレードル装置35に載置されることが可能となっている。このクレードル装置35は、電源コード36によって例えば建物内の商用電源に接続されたコンセント等のAC電源に接続されるようになっている。また、クレードル装置35は、交換ユニット3との接触面37に無線通信手段としての赤外線窓38と、電源コネクタ(接触端子、接続端子)39,39とを備えている。そして、このクレードル装置35にカメラ本体2に装着された交換ユニット3が載置されることにより、防水型デジタルカメラ1とクレードル装置35との間で、赤外線窓26及び赤外線窓38を介して赤外線による無線通信が可能となるとともに、電源コネクタ27,27と電源コネクタ39,39が互いに接触してカメラ本体2内の図示しないバッテリへの充電も可能となる。
【0034】
この実施の形態に係る防水型デジタルカメラ1では、蓋部材11と交換ユニット3との交換が可能である。そして、蓋部材11によって開口部12が閉塞されているときには、開口部12と蓋部材11との間の防水性がこれらの間に介装されたゴムパッキン等のシール部材により確保され、しかも、交換ユニット3が蓋部材11に代えてカメラ本体2の下端部に装着された場合も、開口部12,22の周縁部の防水性は交換ユニット3の上壁21とカメラ本体2の底壁10との間に介装したシール部材により確保されている。また、ユーザが拡張機能を必要としない場合には、交換ユニット3を取り外すことによって拡張機能にかかわる電子部品等をカメラ本体2から切り離すことが可能で、カメラサイズ及び重量を最小にすることができる。これによって、防水型デジタルカメラ1の携帯性及び操作性を向上させることができる。
【0035】
また、カメラ本体2の集積回路16等と交換ユニット3の通信回路28とが接続された状態で交換ユニット3がカメラ本体2に取り付けられるとともに、開口部12と開口部22との間の防水性が確保されているので、ユーザの必要性に応じて交換ユニット3が有する通信機能を容易に付加することが可能である。
【0036】
なお、本実施の形態では交換ユニット3は通信機能を有することとしたが、これに限られるわけではなく、例えば入出力機能やワインダ機能を有することとすることもでき、このように様々な機能を有した交換ユニットを自由に交換できるので、機能の拡張を容易に行うことができる。ただし、本実施の形態のように通信機能とした場合は、防水型デジタルカメラ1によって撮影した撮影画像をPC等に即座にかつ容易に転送すること等が可能となる。さらに、この通信手段を赤外線による無線通信手段とする場合は、信頼性、コスト、防水性等の面からも好適であり望ましい。
【0037】
さらに、交換ユニット3はカメラ本体2との接続面(上壁21)に制約があるのみで、下方に向かって大きくすることが可能であるので、交換ユニット3内の通信回路28等の回路配置に関しての自由度を高くすることができる。
【0038】
また、交換ユニット3がカメラ本体2の下方に取り付けられるので、例えば交換ユニット3がカメラ本体2の上方や側方に取り付けられた場合に比べて、防水型デジタルカメラ1の保持や収納に殆ど影響がない。また、防水型デジタルカメラ1を置いた場合に交換ユニット3の上方からカメラ本体2の重量がかかって密着するので、カメラ本体2と交換ユニット3との接続が好適となる。なお、カメラ本体2内の電子回路と交換ユニット3の電子回路との接続については、本実施の形態ではコネクタ接続としたが、例えば磁気での接続や光での接続等によってカメラ本体2内の電子回路と交換ユニット3の電子回路との間で信号の授受を行わせるようにしてもよく、これによって同様の効果が得られる。
【0039】
また、防水型デジタルカメラ1とクレードル装置35との間で赤外線窓26及び赤外線窓38を介して無線通信が可能としたので、防水型デジタルカメラ1の拡張性を増大させることができ、例えば防水型デジタルカメラ1をクレードル装置35に載置させれば自動的に撮影画像をクレードル装置35に転送することやバッテリを供給すること等を可能とすることができる。
【0040】
カメラ本体2の集積回路16等と交換ユニット3の通信回路28とはFPC31によって接続され、このFPC31は交換ユニット3の内部に収納可能であるので、カメラ本体2側と交換ユニット3側は確実な接続がなされ、また交換ユニット3を装着しない場合にもカメラ本体2側にはスペース的デメリットがない。
【0041】
さらに、集積回路16及び電源回路17と金属製の蓋部材11との間には熱伝導体19,20が設けられているので、発熱源である集積回路16及び電源回路17の熱を蓋部材11に伝達し、この熱を金属製の蓋部材11からカメラ本体2の外部に効果的に放熱することができる。
【0042】
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば本実施の形態では防水型デジタルカメラ1としたが、例えば、水中カメラ、防水型ビデオカメラ等であってもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、カメラ本体の開口部を水密に閉塞する蓋部材が設けられているとともに、前記開口部を前記蓋部材に代えて水密に閉塞可能な交換ユニットが設けられているので、ユーザが拡張機能を必要としない場合には、交換ユニットを取り外すことによって防水機能を確保しながら拡張機能にかかわる電子部品等をカメラ本体から切り離すことが可能で、カメラサイズ及び重量を最小にすることができる。これによって、防水カメラの携帯性及び操作性を向上させることができる。
また、交換ユニットは無線通信手段を備えているので、防水カメラによって撮影した撮影画像をPC等に即座にかつ容易に転送すること等が可能となり、利便性が向上する。
さらに、交換ユニットはカメラ用受台に載置可能に設けられ、無線通信手段は前記カメラ用受台に設けられた無線通信手段との間で通信可能に設けられているので、防水カメラの拡張性を増大させることができ、例えば防水カメラをカメラ用受台に載置させれば自動的に撮影画像をカメラ用受台に転送することやバッテリを供給すること等を可能とすることができる。
【0044】
請求項2の発明によれば、開口部はカメラ本体の底壁に形成されているので、交換ユニットがカメラ本体の上方や側方に取り付けられた場合に比べて、防水カメラの保持や収納に殆ど影響がない。また、防水カメラを置いた場合に交換ユニットの上方からカメラ本体の重量がかかって密着するので、カメラ本体と交換ユニットとの接続が好適となる。
【0045】
請求項3の発明によれば、カメラ本体内の電子回路と交換ユニットの電子回路とを接続するコネクタ付配線が前記交換ユニット内に収納可能に設けられているので、カメラ本体側と交換ユニット側は確実な接続がなされ、また交換ユニットを装着しない場合にもカメラ本体側にはスペース的デメリットがない
【0046】
請求項4の発明によれば、カメラ本体内において撮影手段の作動時に発熱する発熱源の熱を蓋部材に伝達する熱伝導体が設けられているとともに、前記蓋部材が熱伝導率の高い材料から形成されているので、発熱源の熱を蓋部材に伝達し、この熱を蓋部材からカメラ本体の外部に効果的に放熱することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る防水型デジタルカメラを示す分解斜視図である。
【図2】カメラ本体の底壁の開口部が開いた状態を示す斜視図である。
【図3】カメラ本体の底壁の開口部が閉塞された状態を示す正面図である。
【図4】カメラ本体に設けられた熱伝導体の構造を示す説明図である。
【図5】交換ユニットの底面を示す斜視図である。
【図6】防水型デジタルカメラがクレードル装置に載置される状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 防水型デジタルカメラ(防水カメラ)
2 カメラ本体
3 交換ユニット
10 底壁
11 蓋部材
12 開口部
16 集積回路(撮影手段、発熱源、電子回路)
17 電源回路(発熱源)
19、20 熱伝導体
26 赤外線窓(無線通信手段)
28 通信回路(無線通信手段、電子回路)
31 FPC(コネクタ付配線)
35 クレードル装置(カメラ用受台)
38 赤外線窓(無線通信手段)

Claims (4)

  1. 防水機能を有するように構成されたカメラ本体内に撮影手段を備えた防水カメラにおいて、
    前記カメラ本体は、無線通信手段を有する交換ユニットが着脱される開口部を有し、該開口部に交換ユニットが取り付けられないときは、該開口部を水密に閉塞する蓋部材が取り付け可能で、
    前記交換ユニットは、前記開口部を水密に閉塞して取り付け可能であると共に前記該交換ユニットの無線通信手段と無線通信を行う無線通信手段を有するカメラ受台に載置可能で、該交換ユニットは、該カメラ受台に載置されたときにカメラ受台と無線通信を行うと共にカメラ受台から電源の供給を受けて該電源を前記カメラ本体のバッテリに供給することを特徴とする防水カメラ。
  2. 前記開口部は前記カメラ本体の底壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水カメラ。
  3. 前記カメラ本体内の電子回路と前記交換ユニットの電子回路とを接続するコネクタ付配線が前記交換ユニット内に収納可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防水カメラ
  4. 前記カメラ本体内において前記撮影手段の作動時に発熱する発熱源の熱を前記蓋部材に伝達する熱伝導体が設けられているとともに、前記蓋部材が熱伝導率の高い材料から形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の防水カメラ
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