JP4069726B2

JP4069726B2 - Vehicle seat air conditioner

Info

Publication number: JP4069726B2
Application number: JP2002325607A
Authority: JP
Inventors: 敏文神谷; 新治青木
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2002-11-08
Filing date: 2002-11-08
Publication date: 2008-04-02
Anticipated expiration: 2022-11-08
Also published as: JP2004159671A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートに内蔵される車両用シート空調装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の車両用シート空調装置は種々提案されており、空調風を送風する送風ユニットをシートのクッション部材中または外部に配置し、送風ユニットの流入ダクト部をクッション部材の導風通路に挿入するものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１５２８４９号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、送風ユニットの流入ダクト部はクッション部材の導風通路に直接挿入されているので、送風ユニットが回転駆動されると、送風ユニットの振動がクッション部材に伝達されやすい。このため、座り心地を損ねるという不具合が発生しやすい。
【０００５】
本発明は上記点に鑑みて、車両用シート内へ送風ユニットが搭載された場合に、送風ユニットの流入ダクト部の接続に起因する座り心地の悪化を抑制することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明では、乗員のクッション作用を行い、内部に空気を導風する導風通路（２５ａ）が設けられたクッション部材（２５）と、クッション部材（２５）の外部に配置され、送風を行う送風ユニット（１３）とを備え、送風ユニット（１３）の空気出口側部位に、導風通路（２５ａ）へ送風空気を流入させる流入ダクト部（３０）を設け、流入ダクト部（３０）が導風通路（２５ａ）に挿入された状態で、流入ダクト部（３０）と導風通路（２５ａ）とが接続される車両用シート空調装置であって、流入ダクト部（３０）の外周面（３０ｃ）と導風通路（２５ａ）の内周面（２５ｂ）との間に隙間（２５ｃ）を設け、クッション部材（２５）と流入ダクト部（３０）との間に、送風ユニット（１３）の振動をクッション部材（２５）に伝達することを抑制する緩衝部材（３２）を設け、この緩衝部材（３２）を介してのみ、流入ダクト部（３０）とクッション部材（２５）とが接する構成としたことを特徴とする。
【０００７】
これによれば、緩衝部材を設けているので、送風ユニット（１３）の振動をクッション部材（２５）に伝わりにくくすることができる。したがって、乗員のクッション部材（２５）への座り心地を良好に維持できる。また、クッション部材（２５）の振動が送風ユニット（１３）に伝わりにくくできるので、両者（１３、２５）の共振の発生も低減できる。
【０００９】
また、これによれば、流入ダクト部（３０）と導風通路（２５ａ）との間に隙間（２５ｃ）を設けているので、送風ユニット（１３）が振動しても流入ダクト部（３０）の外周面（３０ｃ）が導風通路（２５ａ）に接触しにくくなり、隙間（２５ｃ）がない場合に比べて送風ユニット（１３）の振動をクッション部材（２５）に伝わりにくくすることができる。
具体的には、請求項２に記載の発明のように、流入ダクト部（３０）の先端部（３０ａ）から所定寸法（Ｌ１）の位置に、流入ダクト部（３０）の径方向に拡がる台座（３０ｂ）を設け、クッション部材（２５）の送風ユニット（１３）側の端面（２５ｄ）と、台座（３０ｂ）のクッション部材（２５）側の端面（３０ｄ）との間に緩衝部材（３２）を配置する構成とすることができる。
また、請求項３に記載の発明では、導風通路（２５ａ）の内周面（２５ｂ）と流入ダクト部（３０）の外周面（３０ｃ）との間に緩衝部材（３２）を設け、この緩衝部材（３２）を介してのみ、流入ダクト部（３０）とクッション部材（２５）とが接する構成としたことを特徴とする。
これにより、流入ダクト部がクッション部材の導風通路に直接挿入されている場合と比較して、送風ユニット（１３）の振動をクッション部材（２５）に伝わりにくくすることができる。したがって、乗員のクッション部材（２５）への座り心地を良好に維持できる。また、クッション部材（２５）の振動が送風ユニット（１３）に伝わりにくくできるので、両者（１３、２５）の共振の発生も低減できる。
【００１０】
請求項４に記載の発明では、緩衝部材（３２）は、通気性が低い部材で構成されていることを特徴とする。
【００１１】
これにより、緩衝部材（３２）が低通気の性質を有するので、流入ダクト部（３０）と導風通路（２５ａ）の間から送風空気が抜けにくくなる。
【００１４】
請求項５に記載の発明のように、緩衝部材（３２）をクッション部材（２５）および流入ダクト部（３０）の少なくとも一方に接着固定すれば、接着面を気密にできるとともに、組立を容易にすることができる。
【００２１】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【００２２】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
第１実施形態は、本発明の車両用シート空調装置をシートクッション部１１に適用したものである。
図１は第１実施形態による車両用シート１０の概要を示すもので、この車両用シート１０は具体的には運転席あるいは助手席のシートとして使用されるものである。
【００２３】
車両用シート１０には、乗員の尻部を支持するシートクッション部１１と、乗員の背中部を支持するシート背もたれ部（シートバック部）１２が備えられている。シートクッション部１１の内部およびシート背もたれ部１２の内部にはそれぞれ、第１送風ユニット１３、第２送風ユニット１４が内蔵されている。
【００２４】
第１送風ユニット１３はシートクッション部１１の下方部に空気吸入口２９を配置し、この空気吸入口から車室内空気を吸入し、そして、この吸入空気をシートクッション部１１の内部の空気通路１５を通してシートクッション部１１の表皮部材１６に送風し、この表皮部材１６に開口している多数の小穴からなる吹出開口部１７から空気（空調風）を矢印ａのように乗員の身体に向けて吹き出すようになっている。
【００２５】
また、第２送風ユニット１４も同様の空気送風機能を果たすものであり、シート背もたれ部１２のうち下部側の部位に図示しない空気吸入口を配置し、この空気吸入口から車室内空気を吸入し、そして、シート背もたれ部１２の内部の空気通路１８、シート背もたれ部１２の表皮部材１９に設けた多数の小穴からなる吹出開口部２０から空気（空調風）を矢印ｂのように乗員の身体に向けて吹き出すようになっている。
【００２６】
なお、室内空調ユニット部２１は車室内前部の計器盤（インストルメントパネル、図示せず）内側等に設置され、この室内空調ユニット部２１から吹き出す空調風により車室内が空調される。従って、第１、第２送風ユニット１３、１４は車室内の空調された空気を送風することができる。
【００２７】
また、シートクッション部１１およびシート背もたれ部１２において、各表皮部材１６、１９の裏側にそれぞれ電気ヒータ２２、２３が配置してある。この電気ヒータ２２、２３はワイヤー状の電気抵抗体から構成され、シートクッション部１１およびシート背もたれ部１２の乗員当たり面の広い範囲にわたって蛇行状に配置されている。
【００２８】
シートクッション部１１は、図２に示すように、表皮部材１６の裏側（内側）に、置きパット部２４とクッション部材２５とを積層配置している。このうち、クッション部材２５は、カバーパット部および置きパット部２４に比較して十分大きな厚み寸法（例えば、４０ｍｍ程度）が設定され、シートのクッション作用を主に発揮する部分である。なお、表皮部材１６と置きパット部２４の間には図示しないカバーパッド部が設けられている。
【００２９】
また、クッション部材２５の表皮部材１６側には空気通路１５を構成し、吹出開口部１７に空気を配風する配風溝２６が設けられている。なお、配風溝２６の代わりに、例えば網状体からなる通気性部材を用いてもよい。
【００３０】
また、第１送風ユニット１３の送風ケーシング２７は、図１に示すように、渦巻状のスクロールケーシングを構成するものであって、その内部には遠心式送風ファン２８が回転可能に配置されている。
【００３１】
この遠心式送風ファン２８を図示しない駆動用モータにより回転駆動すると、車室内床面近傍の空気が矢印ｃのように空気吸入口２９を通過して送風ケーシング２７内に吸入される。この吸入空気は、送風ケーシング２７内を径外方側へ送風され、図２に示すように、空気吹出部に位置する流入ダクト３０を通過し、貫通穴２５ａに流れるようになっている。
【００３２】
この第１送風ユニット１３はクッション部材２５の直ぐ下方部に配置したワイヤー状のシートばね３１により吊り下げ状態にて支持されている。ここで、第１送風ユニット１３は、ワイヤ状のシートばね３１の下方側、すなわち、シートばね３１のうち、クッション部材２５と反対側部位に位置した状態にて吊り下げ固定される。
【００３３】
次に、本発明の要部であるクッション部材２５の貫通穴２５ａと流入ダクト３０の接続構成を図２および図３により説明すると、クッション部材２５にはその厚さ方向（車両上下方向）に貫通する貫通穴２５ａが開けてある。この貫通穴２５ａは本発明の導風通路を構成するものであって、クッション部材２５の車両左右方向の中央部付近で、かつ、車両前後方向に対しては前方寄りの部位に位置している。
【００３４】
ところで、図３に示すように、貫通穴２５ａに接続される流入ダクト３０のうち、流入ダクト３０の先端部３０ａから流入ダクト３０の軸方向に沿って所定寸法Ｌ１の位置には、径方向に円板状に形成された台座３０ｂが設けられている。そして、先端部３０ａから台座３０ｂまでの外周面３０ｃは貫通穴２５ａの内周面２５ｂに対して隙間２５ｃを有するように形成されている。
【００３５】
また、クッション部材２５の第１送風ユニット１３側の端面２５ｄには緩衝部材３２が貫通穴２５ａを閉塞するように配置されている。緩衝部材３２は所定の厚みと内周面３２ａを有し、外周面が貫通穴２５ａより大きく構成された略円筒形状をしている。内周面３２ａは流入ダクト３０の先端部外周面３０ｃと略同一に形成されている。
【００３６】
なお、緩衝部材３２は第１送風ユニット１３の送風空気に対して低通気の性質を有している。上記低通気とは、第１送風ユニット１３によって送風された送風空気の一部が緩衝部材３２の内部を通過しても、第１送風ユニット１３の送風性能に影響を与えない程度のものとし、第１送風ユニット１３の送風空気を通気しないものも含むものとする。
【００３７】
クッション部材２５の貫通穴２５ａと流入ダクト３０の組立は、緩衝部材３２の内周面３２ａに流入ダクト部３０の外周面３０ｃを挿入し、クッション部材２５と台座３０ｂの間に挟み込むようにして行われる。したがって、流入ダクト３０の台座３０ｂは緩衝部材３２を保持する機能を果たしている。
【００３８】
緩衝部材３２の材質は、具体的には、エーテル系ウレタンフォームまたはエステル系ウレタンフォームであって、送風ケーシング２７の振動を抑制する性質と、遠心式送風ファン２８による送風空気が不通気となる性質を兼ね備えている。
【００３９】
なお、緩衝部材３２は図示しない接着剤によってクッション部材２５との接触面を気密に接着してもよい。また、緩衝部材３２は図示しない接着剤によって台座３０ｂとの接触面を気密に接着してもよい。
【００４０】
次に、上述した第１実施形態による作用効果を説明する。
【００４１】
（１）第１送風ユニット１３はクッション部材２５の直ぐ下方部に配置したワイヤー状のシートばね３１により吊り下げ状態にて支持されている。この状態にて流入ダクト部３０と貫通穴２５ａの間に、第１送風ユニット１３の振動がクッション部材２５に伝達することを抑制する緩衝部材３２が設けられているので、第１送風ユニット１３の振動がクッション部材２５に伝わりにくい。したがって、乗員のクッション部材２５への座り心地を良好に維持できる。また、クッション部材２５の振動が第１送風ユニット１３に伝わりにくくなるので、両者１３、２５の共振の発生も低減できる。
【００４２】
（２）流入ダクト部３０の外周面３０ｃと、貫通穴２５ａの内周面２５ｂとの間に隙間２５ｃを設けているので、送風ユニット１３が振動しても流入ダクト部３０の外周面３０ｃが導風通路２５ａに接触しにくくなり、隙間２５ｃがない場合に比べて送風ユニット１３の振動をクッション部材２５に伝わりにくくすることができる。
【００４３】
（３）緩衝部材３２が低通気の性質を有するので、流入ダクト部３０と貫通穴２５ａの間から送風空気が抜けにくくなる。
【００４４】
（４）緩衝部材３２をクッション部材２５および流入ダクト部３０の少なくとも一方に接着固定すれば、接着面を気密にできるとともに、組立を容易にすることができる。
【００４５】
（第２実施形態）
第１実施形態では、緩衝部材３２をクッション部材２５の第１送風ユニット１３側の端面２５ｄに配置したが、第２実施形態では、図４に示すように、円筒状の緩衝部材３２を貫通穴２５ａの内周面２５ｂに配置するようにしてもよい。具体的には、緩衝部材３２の外周面が貫通穴２５ａの内径部に、緩衝部材３２の内径部が流入ダクト部３０の外周面３０ｂに、それぞれ圧入されるように構成されてもよい。
【００４６】
なお、緩衝部材３２は図示しない接着剤によって貫通穴２５ａとの接触面を気密に接着してもよい。また、緩衝部材３２は図示しない接着剤によって流入ダクト部３０の外周面３０ｃとの接触面を気密に接着してもよい。
【００４７】
（第３実施形態）
第１、第２実施形態では、緩衝部材３２を用いて第１送風ユニット１３の振動がクッション部材２５に伝わりにくいようにしたが、第３実施形態では、図５に示すように、緩衝部材３２を用いずに、貫通穴２５ａの径内方向に突起した円環状の突起部２５ｅを設けた構造とした。
【００４８】
この突起部２５ｅは、クッション部材２５と一体に形成され、所定の厚さを有し、中心部に穴部２５ｆが設けられている。この突起部２５ｅの穴部２５ｆに直接、流入ダクト３０の外周面３０ｃを挿入している。
【００４９】
なお、上記円環状とは、穴部２５ｆが円形だけではなく、楕円、長円、矩形のものを含めるものとする。なお、突起部２５ｅは、図６に示すように、貫通穴２５ａのうち、クッション部材２５の第１送風ユニット１３側の端面２５ｄから所定の深さＬ２の位置に形成されてもよい。
【００５０】
第３実施形態によれば、円環状の突起部２５ｅがクッション部材２５と一体に設けられるので、送風ユニット１３の振動をクッション部材２５に伝わりにくくするのに、別部品として構成する必要がなく簡単な構造で実現できる。
【００５１】
（他の実施形態）
第１〜第３実施形態では、本発明の車両用シート空調装置をシートクッション部１１に適用したが、シート背もたれ部１２に適用してもよい。
【００５２】
また、第３実施形態では、突起部２５ｅは１つのみであったが、貫通穴２５ａの内周面２５ｂのうち、軸方向に複数設けてもよい。これによれば、第３実施形態より確実に送風空気の抜け防止をすることができる。
【００５３】
また、第１〜第３実施形態では、シートクッション部１１およびシート背もたれ部１２にそれぞれ送風ユニット１３、１４を設けた車両用シート１０に適用したが、図７に示すように、シートクッション部１１にのみ送風ユニット１３を設け、シートクッション部１１およびシート背もたれ部１２に送風するようにしたものに適用してもよい。
【００５４】
また、第１〜第３実施形態では、第１送風ユニット１３が車室内空気を吸入して、シート内部の空気通路１５に送風しているが、図８に示すように、シートクッション部１１にのみ送風ユニット１３を設け、送風ユニット１３の吸入口部２９を適宜の連結ダクト３３を介して室内空調ユニット２１の空調風取り出し口に接続し、そして、室内空調ユニット２１内にて温度調整された空調風（冷風、温風）を第１送風ユニット１３内に吸収して、シート内部の空気通路１５、１８に送風するようにしてもよい。なお、室内空調ユニット２１および第１送風ユニット１３は制御盤３４によって制御される。
【００５５】
また、第１〜第３実施形態では、第１送風ユニット１３が回転駆動された際に、送風空気が空気通路１５を通って表皮部材１６側に吹き出される車両用シート１０に適用したが、表皮部材１６側から空気を吸い込むようにした車両用シート１０に適用してもよい。
【００５６】
更に、第１送風ユニット１３はワイヤ状のシートばね３１により保持されていたが、クッション部材２５の下方に剛体部品を設け、この剛体部品に第１送風ユニット１３が保持されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態による送風ユニットのシート搭載状態の概要を示す斜視図である。
【図２】本発明の第１実施形態による送風ユニットのシート搭載状態の概要を示す一部断面図である。
【図３】第１実施形態によるクッションの貫通穴と流入ダクト部の拡大図である。
【図４】第２実施形態によるクッションの貫通穴と流入ダクト部の拡大図である。
【図５】第３実施形態によるクッションの貫通穴と流入ダクト部の拡大図である。
【図６】第３実施形態によるクッションの貫通穴と流入ダクト部の拡大図である。
【図７】その他の実施形態による遠心式送風ファンが１個のみ搭載されたクッションの斜視図である。
【図８】その他の実施形態による送風ユニットの吸入口部を室内空調ユニットの空調風取り出し口に接続したクッションの斜視図である。
【符号の説明】
１３…送風ユニット、２５…クッション部材、２５ａ…貫通穴、
２５ｂ…内周面、２５ｃ…隙間、２５ｄ…端面、２５ｅ…突起部、
３０…流入ダクト部、３０ａ…先端部、３０ｂ…外周面、３０ｃ…台座、
３０ｄ…端面、３２…緩衝部材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat air conditioner built in a vehicle seat.
[0002]
[Prior art]
Various conventional vehicle seat air conditioners have been proposed, in which a blower unit that blows conditioned air is disposed in or outside the cushion member of the seat, and the inflow duct portion of the blower unit is inserted into the air guide passage of the cushion member Has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-152849
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the inflow duct part of the blower unit is directly inserted into the air guide passage of the cushion member, the vibration of the blower unit is easily transmitted to the cushion member when the blower unit is rotationally driven. For this reason, the problem of impairing sitting comfort tends to occur.
[0005]
In view of the above-described points, an object of the present invention is to suppress deterioration in sitting comfort due to connection of an inflow duct portion of a blower unit when the blower unit is mounted in a vehicle seat.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a cushion member (25) provided with an air guide passage (25a) for conducting an occupant's cushioning action and guiding air inside, and a cushion member ( 25) and an inflow duct portion (30) for supplying the blown air to the air guide passage (25a) into the air outlet side portion of the blower unit (13). A vehicle seat air conditioner in which the inflow duct portion (30) and the air guide passage (25a) are connected in a state where the inflow duct portion (30) is inserted into the air guide passage (25a) , gaps (25c) provided, the cushion member (25) and the inlet duct between the outer peripheral surface and (30c) inner peripheral surface of the air guide passage (25a) and (25b) of the inflow duct (30) and (30) Between the blower unit (13) The refrains from transmitting vibration to the cushion member (25) cushioning member (32) is provided, the cushioning member only through (32), flows the duct portion (30) the cushion member (25) and are in contact with structure It is characterized by that.
[0007]
According to this, since the buffer member is provided, the vibration of the blower unit (13) can be hardly transmitted to the cushion member (25). Therefore, the sitting comfort of the occupant on the cushion member (25) can be favorably maintained. Moreover, since the vibration of the cushion member (25) can be hardly transmitted to the blower unit (13), the occurrence of resonance between the two (13, 25) can also be reduced.
[0009]
Further, according to this, the inflow duct (30) and air guide passage (25a) of the gap (25c) between the provided Tei Runode, blower unit (13) the inflow duct and vibration (30) The outer peripheral surface (30c) of the fan can hardly come into contact with the air guide passage (25a), and the vibration of the blower unit (13) can be made difficult to be transmitted to the cushion member (25) as compared with the case where there is no gap (25c).
Specifically, as in the invention described in claim 2, the base extends in the radial direction of the inflow duct portion (30) from the tip end portion (30a) of the inflow duct portion (30) to a position of a predetermined dimension (L1). The cushioning member (32) is provided between the end surface (25d) of the cushion member (25) on the air blowing unit (13) side and the end surface (30d) of the pedestal (30b) on the cushion member (25) side. It can be set as the structure which arranges.
Moreover, in invention of Claim 3, a buffer member (32) is provided between the inner peripheral surface (25b) of the air guide passage (25a) and the outer peripheral surface (30c) of the inflow duct portion (30). The inflow duct portion (30) and the cushion member (25) are in contact with each other only through the buffer member (32).
Thereby, compared with the case where the inflow duct part is directly inserted in the air guide passage of the cushion member, the vibration of the air blowing unit (13) can be made difficult to be transmitted to the cushion member (25). Therefore, the sitting comfort of the occupant on the cushion member (25) can be favorably maintained. Moreover, since the vibration of the cushion member (25) can be hardly transmitted to the blower unit (13), the occurrence of resonance between the two (13, 25) can also be reduced.
[0010]
In the invention according to claim 4, slow衝部material (32) is characterized in that it is constituted by a low air-permeable member.
[0011]
Thereby, since the buffer member (32) has the property of low ventilation, it is difficult for the blown air to escape from between the inflow duct portion (30) and the air guide passage (25a).
[0014]
As in the invention of claim 5, loose衝部material (32) when bonded to at least one of the cushion member (25) and the inflow duct (30), it is possible to an adhesive surface in an airtight, easy to assemble Can be.
[0021]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
1st Embodiment applies the vehicle seat air conditioner of this invention to the seat cushion part 11. As shown in FIG.
FIG. 1 shows an outline of a vehicle seat 10 according to the first embodiment. Specifically, the vehicle seat 10 is used as a seat for a driver seat or a passenger seat.
[0023]
The vehicle seat 10 includes a seat cushion portion 11 that supports the butt portion of the occupant and a seat back portion (seat back portion) 12 that supports the back portion of the occupant. A first air blowing unit 13 and a second air blowing unit 14 are incorporated in the seat cushion portion 11 and the seat back portion 12, respectively.
[0024]
The first air blowing unit 13 is provided with an air suction port 29 at a lower portion of the seat cushion portion 11, sucks vehicle compartment air from the air suction port, and the intake air passes through the air passage 15 inside the seat cushion portion 11. Air is blown to the skin member 16 of the seat cushion portion 11 and air (air conditioned air) is blown out toward the occupant's body as indicated by an arrow a from the blowout opening portion 17 formed of a large number of small holes opened in the skin member 16. It is like that.
[0025]
Further, the second air blowing unit 14 also performs the same air blowing function, and an air suction port (not shown) is disposed in a lower part of the seat back portion 12 and the air inside the vehicle is sucked from the air suction port. Then, air (air conditioned air) is supplied to the occupant's body from the air passage 18 inside the seat back portion 12 and the blowout opening portion 20 formed by a number of small holes provided in the skin member 19 of the seat back portion 12 as indicated by an arrow b. It comes to blow out.
[0026]
The indoor air conditioning unit 21 is installed inside an instrument panel (instrument panel, not shown) in the front of the vehicle interior, and the vehicle interior is air-conditioned by the conditioned air blown from the indoor air conditioning unit 21. Therefore, the 1st, 2nd ventilation units 13 and 14 can ventilate the air-conditioned room.
[0027]
Further, in the seat cushion portion 11 and the seat backrest portion 12, electric heaters 22 and 23 are arranged on the back side of the skin members 16 and 19, respectively. The electric heaters 22 and 23 are made of wire-like electric resistors and are arranged in a meandering manner over a wide range of the occupant contact surfaces of the seat cushion portion 11 and the seat back portion 12.
[0028]
As shown in FIG. 2, the seat cushion portion 11 has a placing pad portion 24 and a cushion member 25 laminated on the back side (inside) of the skin member 16. Among them, the cushion member 25 is a portion that has a sufficiently large thickness dimension (for example, about 40 mm) as compared with the cover pad portion and the placing pad portion 24 and mainly exhibits the cushioning action of the seat. A cover pad portion (not shown) is provided between the skin member 16 and the putting pad portion 24.
[0029]
An air passage 15 is formed on the skin member 16 side of the cushion member 25, and an air distribution groove 26 that distributes air to the blowout opening 17 is provided. Instead of the air distribution grooves 26, for example, a breathable member made of a net-like body may be used.
[0030]
Further, as shown in FIG. 1, the air blowing casing 27 of the first air blowing unit 13 constitutes a spiral scroll casing, and a centrifugal air blowing fan 28 is rotatably disposed therein. .
[0031]
When the centrifugal blower fan 28 is rotationally driven by a drive motor (not shown), air in the vicinity of the vehicle interior floor surface passes through the air suction port 29 and is sucked into the blower casing 27 as indicated by an arrow c. This intake air is blown to the radially outer side in the blower casing 27, passes through the inflow duct 30 located at the air blowing portion, and flows into the through hole 25a as shown in FIG.
[0032]
The first blower unit 13 is supported in a suspended state by a wire-like seat spring 31 disposed immediately below the cushion member 25. Here, the 1st ventilation unit 13 is suspended and fixed in the state located in the downward side of the wire-shaped seat spring 31, ie, the part on the opposite side to the cushion member 25 among the seat springs 31.
[0033]
Next, the connection configuration of the through hole 25a of the cushion member 25 and the inflow duct 30 which is the main part of the present invention will be described with reference to FIGS. 2 and 3. The cushion member 25 penetrates in the thickness direction (vehicle vertical direction). A through hole 25a is formed. This through-hole 25a constitutes the air guide passage of the present invention, and is located near the center of the cushion member 25 in the vehicle left-right direction and at a position closer to the front in the vehicle front-rear direction. .
[0034]
By the way, as shown in FIG. 3, among the inflow ducts 30 connected to the through holes 25 a, there is a radial direction at a position of a predetermined dimension L1 along the axial direction of the inflow duct 30 from the distal end portion 30 a of the inflow duct 30. A base 30b formed in a disk shape is provided. And the outer peripheral surface 30c from the front-end | tip part 30a to the base 30b is formed so that it may have the clearance gap 25c with respect to the inner peripheral surface 25b of the through-hole 25a.
[0035]
Moreover, the buffer member 32 is arrange | positioned so that the through-hole 25a may be obstruct | occluded in the end surface 25d at the side of the 1st ventilation unit 13 of the cushion member 25. FIG. The buffer member 32 has a predetermined thickness and an inner peripheral surface 32a, and has an approximately cylindrical shape in which the outer peripheral surface is larger than the through hole 25a. The inner peripheral surface 32 a is formed substantially the same as the distal end outer peripheral surface 30 c of the inflow duct 30.
[0036]
The buffer member 32 has a property of low ventilation with respect to the blown air of the first blower unit 13. The low ventilation is a level that does not affect the air blowing performance of the first air blowing unit 13 even if a part of the air blown by the first air blowing unit 13 passes through the buffer member 32. The thing which does not ventilate the ventilation air of the 1st ventilation unit 13 shall also be included.
[0037]
The through hole 25a of the cushion member 25 and the inflow duct 30 are assembled by inserting the outer peripheral surface 30c of the inflow duct portion 30 into the inner peripheral surface 32a of the buffer member 32 and sandwiching it between the cushion member 25 and the base 30b. Is called. Therefore, the base 30 b of the inflow duct 30 functions to hold the buffer member 32.
[0038]
Specifically, the material of the buffer member 32 is an ether-based urethane foam or an ester-based urethane foam, and has a property of suppressing vibration of the blower casing 27 and a property that air blown by the centrifugal blower fan 28 is not vented. Have both.
[0039]
The buffer member 32 may be hermetically bonded to the contact surface with the cushion member 25 with an adhesive (not shown). Further, the buffer member 32 may be hermetically bonded to the contact surface with the base 30b with an adhesive (not shown).
[0040]
Next, the operational effects of the first embodiment described above will be described.
[0041]
(1) The first air blowing unit 13 is supported in a suspended state by a wire-like seat spring 31 disposed immediately below the cushion member 25. In this state, the buffer member 32 that suppresses the vibration of the first air blowing unit 13 from being transmitted to the cushion member 25 is provided between the inflow duct portion 30 and the through hole 25a. Vibration is not easily transmitted to the cushion member 25. Therefore, it is possible to satisfactorily maintain the sitting comfort of the occupant on the cushion member 25. Further, since the vibration of the cushion member 25 is not easily transmitted to the first blower unit 13, the occurrence of resonance between the both members 13 and 25 can be reduced.
[0042]
(2) Since the gap 25c is provided between the outer peripheral surface 30c of the inflow duct portion 30 and the inner peripheral surface 25b of the through hole 25a, the outer peripheral surface 30c of the inflow duct portion 30 is not affected even if the blower unit 13 vibrates. It becomes difficult to contact the air guide passage 25a, and the vibration of the blower unit 13 can be made difficult to be transmitted to the cushion member 25 as compared with the case where there is no gap 25c.
[0043]
(3) Since the buffer member 32 has a low ventilation property, it is difficult for the blown air to escape from between the inflow duct portion 30 and the through hole 25a.
[0044]
(4) If the buffer member 32 is bonded and fixed to at least one of the cushion member 25 and the inflow duct portion 30, the bonding surface can be made airtight and assembly can be facilitated.
[0045]
(Second Embodiment)
In the first embodiment, the buffer member 32 is disposed on the end face 25d of the cushion member 25 on the first air blowing unit 13 side. However, in the second embodiment, as shown in FIG. You may make it arrange | position to the internal peripheral surface 25b of 25a. Specifically, the outer peripheral surface of the buffer member 32 may be press-fitted into the inner diameter portion of the through hole 25a, and the inner diameter portion of the buffer member 32 may be press-fitted into the outer peripheral surface 30b of the inflow duct portion 30.
[0046]
The buffer member 32 may be hermetically bonded to the contact surface with the through hole 25a with an adhesive (not shown). Further, the buffer member 32 may hermetically bond the contact surface with the outer peripheral surface 30c of the inflow duct portion 30 with an adhesive (not shown).
[0047]
(Third embodiment)
In the first and second embodiments, the buffer member 32 is used to make it difficult for the vibration of the first blower unit 13 to be transmitted to the cushion member 25. However, in the third embodiment, as shown in FIG. In this case, an annular protrusion 25e protruding in the radial direction of the through hole 25a is provided.
[0048]
The protrusion 25e is formed integrally with the cushion member 25, has a predetermined thickness, and is provided with a hole 25f at the center. The outer peripheral surface 30c of the inflow duct 30 is inserted directly into the hole 25f of the protrusion 25e.
[0049]
Note that the annular shape includes not only a circular shape of the hole 25f but also an ellipse, an ellipse, and a rectangular shape. In addition, as shown in FIG. 6, the protrusion part 25e may be formed in the position of the predetermined depth L2 from the end surface 25d by the side of the 1st ventilation unit 13 of the cushion member 25 among the through holes 25a.
[0050]
According to the third embodiment, since the annular protrusion 25e is provided integrally with the cushion member 25, the vibration of the blower unit 13 is not easily transmitted to the cushion member 25. It can be realized with a simple structure.
[0051]
(Other embodiments)
In the first to third embodiments, the vehicle seat air conditioner of the present invention is applied to the seat cushion portion 11, but may be applied to the seat backrest portion 12.
[0052]
In the third embodiment, only one protrusion 25e is provided, but a plurality of protrusions 25e may be provided in the axial direction on the inner peripheral surface 25b of the through hole 25a. According to this, it is possible to prevent the blown air from coming off more reliably than in the third embodiment.
[0053]
Moreover, in 1st-3rd embodiment, although applied to the vehicle seat 10 which provided the ventilation units 13 and 14 in the seat cushion part 11 and the seat backrest part 12, respectively, as shown in FIG. Alternatively, the air blowing unit 13 may be provided only on the seat cushion portion 11 and the seat backrest portion 12 for blowing air.
[0054]
In the first to third embodiments, the first air blowing unit 13 sucks the air in the passenger compartment and blows it into the air passage 15 inside the seat. However, as shown in FIG. Only the air blowing unit 13 is provided, the suction port portion 29 of the air blowing unit 13 is connected to the air conditioned air outlet of the indoor air conditioning unit 21 through an appropriate connecting duct 33, and the temperature is adjusted in the indoor air conditioning unit 21. The conditioned air (cold air or hot air) may be absorbed into the first air blowing unit 13 and sent to the air passages 15 and 18 inside the seat. The indoor air conditioning unit 21 and the first blower unit 13 are controlled by the control panel 34.
[0055]
Moreover, in 1st-3rd embodiment, when the 1st ventilation unit 13 was rotationally driven, it applied to the vehicle seat 10 by which blowing air blows off to the skin member 16 side through the air path 15, The present invention may be applied to the vehicle seat 10 in which air is sucked from the skin member 16 side.
[0056]
Furthermore, although the 1st ventilation unit 13 was hold | maintained by the wire-shaped seat spring 31, the rigid body component may be provided under the cushion member 25, and the 1st ventilation unit 13 may be hold | maintained at this rigid body component.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an outline of a seat mounting state of a blower unit according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing an outline of a seat mounting state of the blower unit according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged view of a through hole and an inflow duct portion of the cushion according to the first embodiment.
FIG. 4 is an enlarged view of a through hole and an inflow duct portion of a cushion according to a second embodiment.
FIG. 5 is an enlarged view of a through hole and an inflow duct portion of a cushion according to a third embodiment.
FIG. 6 is an enlarged view of a through hole and an inflow duct portion of the cushion according to the third embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a cushion on which only one centrifugal blower fan according to another embodiment is mounted.
FIG. 8 is a perspective view of a cushion in which the suction port portion of the blower unit according to another embodiment is connected to the conditioned air outlet port of the indoor air conditioning unit.
[Explanation of symbols]
13 ... Air blow unit, 25 ... Cushion member, 25a ... Through hole,
25b ... inner peripheral surface, 25c ... gap, 25d ... end face, 25e ... projection,
30 ... Inflow duct part, 30a ... Tip part, 30b ... Outer peripheral surface, 30c ... Pedestal,
30d ... end face, 32 ... buffer member.

Claims

A cushion member (25) provided with an air guide passage (25a) for conducting an occupant's cushioning action and guiding air inside;
A blower unit (13) disposed outside the cushion member (25) for blowing air,
An inflow duct portion (30) for allowing the blown air to flow into the air guide passage (25a) is provided at the air outlet side portion of the blower unit (13) ,
A vehicle seat air conditioner in which the inflow duct portion (30) and the air guide passage (25a) are connected in a state where the inflow duct portion (30) is inserted into the air guide passage (25a). ,
A gap (25c) is provided between the outer peripheral surface (30c) of the inflow duct portion (30) and the inner peripheral surface (25b) of the air guide passage (25a),
Provided between the cushion member (25) and the inflow duct portion (30) is a buffer member (32) that suppresses transmission of vibration of the blower unit (13) to the cushion member (25) ,
The vehicle seat air conditioner characterized in that the inflow duct portion (30) and the cushion member (25) are in contact with each other only through the buffer member (32) .

A pedestal (30b) extending in the radial direction of the inflow duct portion (30) is provided at a position of a predetermined dimension (L1) from the tip end portion (30a) of the inflow duct portion (30),
The buffer member (32) is disposed between an end surface (25d) of the cushion member (25) on the air blowing unit (13) side and an end surface (30d) of the pedestal (30b) on the cushion member (25) side. The vehicle seat air conditioner according to claim 1 , wherein the vehicle seat air conditioner is arranged.

A cushion member (25) provided with an air guide passage (25a) for conducting an occupant's cushioning action and guiding air inside;
A blower unit (13) disposed outside the cushion member (25) for blowing air,
An inflow duct portion (30) for allowing the blown air to flow into the air guide passage (25a) is provided at the air outlet side portion of the blower unit (13) ,
A vehicle seat air conditioner in which the inflow duct portion (30) and the air guide passage (25a) are connected in a state where the inflow duct portion (30) is inserted into the air guide passage (25a). ,
Between the inner peripheral surface (25b) of the air guide passage (25a) and the outer peripheral surface (30c) of the inflow duct portion (30 ), vibration of the blower unit (13) is applied to the cushion member (25). A buffer member (32) for suppressing transmission is provided ,
The vehicle seat air conditioner characterized in that the inflow duct portion (30) and the cushion member (25) are in contact with each other only through the buffer member (32) .

The vehicle seat air conditioner according to any one of claims 1 to 3, wherein the cushioning member (32) is formed of a member having low air permeability.

The vehicular seat according to any one of claims 1 to 4 , wherein the buffer member (32) is bonded and fixed to at least one of the cushion member (25) and the inflow duct portion (30). Air conditioner.