JP4069487B2 - 点火プラグ及び点火・イオン電流検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際に発生するイオン電流を検出する手段(イオンプローブ)として兼用する点火プラグ及び点火・イオン電流検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際にイオンが発生する点に着目し、このイオン電流を検出して、失火やノッキング等の燃焼状態を検出する技術が開発されている。このイオン電流を検出するイオンプローブとしては、コストや組付上の制約から点火プラグを兼用するものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、点火プラグを通して検出されるイオン電流は微弱であるため、ノイズの影響が大きい。このため、イオン電流の検出精度を高めるには、イオン電流検出回路側の精度を相当に高める必要があり、その分、回路がコスト高となり、検出精度向上と低コスト化とを両立させることは困難であった。
【0004】
従来の点火プラグで検出されるイオン電流が微弱になる原因は、次のように考えられる。従来の点火プラグは、図14に示すように、中心電極11の下方を覆うようにL字形の接地電極12が燃焼室13側に突出し、中心電極11と接地電極12との間では、大きな電界勾配が形成され、また、中心電極11から燃焼室13内壁へ向かう電界も形成されるが、接地電極12の裏側の部分(C部)では、電界勾配が小さくなる。この原因は、中心電極11から燃焼室13内壁へ向かう電界(電気力線)が接地電極12によってシールドされてしまうためである。この関係で、中心電極11から燃焼室13内壁へ向かう電界の勾配は、接地電極12でシールドされない部分(B部)でのみ大きくなる。燃焼時には、燃焼室13の全領域でイオンが発生するが、このイオンを中心電極11で集めて検出するには、電界勾配によってイオンを中心電極11に移動させる必要がある。従って、電界勾配の大きいB部で生じたイオンは、中心電極11で集めて検出することが可能であるが、電界勾配の小さい接地電極12の裏側のC部で生じたイオンは、検出されずに自然消滅する可能性が高い。このため、燃焼時に燃焼室13内で発生したイオンの一部しか電流として取り出すことができず、イオン電流検出信号が小さくなってしまう。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、燃焼時に燃焼室内で発生したイオンを燃焼室の広範囲から効率的に中心電極に集めてイオン電流として検出することができ、イオン電流検出信号を大きくすることができる点火プラグ及び点火・イオン電流検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の点火・イオン電流検出装置に用いる点火プラグは、中心電極の一部を接地電極よりも燃焼室内に突出させた構成としたものである。このように、中心電極の一部を接地電極よりも燃焼室内に突出させると、イオン電流検出時に中心電極から燃焼室内壁へ向かう電界に対する接地電極の電界シールド効果が弱められる。その結果、中心電極から発生する電界を燃焼室の広範囲に一様に分布させることができ、燃焼時に燃焼室内で発生したイオンを燃焼室の広範囲から効率的に中心電極に集めてイオン電流として検出することができる。これにより、中心電極を通して取り出すイオン電流を従来より大きくすることができて、ノイズの影響を少なくすることができ、イオン電流の検出精度を高めることができると共に、イオン電流検出回路の設計基準も緩和することができ、その分、低コスト化することができる。
【0007】
具体的には、請求項1に記載の点火・イオン電流検出装置に用いる点火プラグは、中心電極を接地電極よりも長く形成してL字形に屈曲させ、その先端部分を接地電極に対向させることで、該中心電極の先端部分を該接地電極よりも燃焼室内に突出させたた構成としている。つまり、従来の一般的な点火プラグは、図14に示すように、中心電極を短く、接地電極をL字形に屈曲させていたが、これとは反対に、接地電極を短く、中心電極をL字形に屈曲させることで、中心電極を接地電極より燃焼室内に突出させた構成を簡単に実現できると共に、イオン電流を検出する中心電極の面積を大きくすることができ、これによっても、中心電極を通して取り出すイオン電流を大きくする効果を得ることができる。
【0008】
ところで、図14に示す従来の一般的な点火プラグは、点火時に中心電極に負の高電圧が印加されるが、請求項1に記載の点火・イオン電流検出装置に用いる点火プラグは、従来とは反対に、中心電極の面積が接地電極の面積よりも大きくなるため、点火時に点火回路によって中心電極に正の高電圧を印加して火花放電を行わせるようにしている。このようにすれば、中心電極をL字形に屈曲させた構造としても、低い電圧で放電が開始し、点火系回路の耐電圧特性を変更(強化)することなく、十分な着火性能を確保することができる。この場合も、従来と同じく、火花放電終了後に、イオン電流検出回路によって中心電極に正電圧を印加すれば、中心電極を通してイオン電流を検出することができる。また、請求項1に記載の点火・イオン電流検出装置では、イオン電流検出回路は、火花放電終了後に点火回路の電源とは別の電源により中心電極に正電圧を印加してイオン電流を検出するように構成されている。
【0009】
また、請求項2の点火プラグのように、接地電極の基部又は途中部に微小ギャップを形成し、点火時には、該接地電極に流れる高圧電流を放電により微小ギャップを流して、接地電極と中心電極との間で火花放電させ、イオン電流検出時には、該接地電極のうちの該微小ギャップより先の部分が絶縁されるように構成しても良い。このようにすれば、イオン電流検出時には、接地電極のうちの微小ギャップより先の部分は、アース側から微小ギャップで絶縁されて電界シールド効果が弱められるため、従来と同じように接地電極が中心電極よりも燃焼室内に突出していても、中心電極から発生する電界を燃焼室の広範囲に一様に分布させることができる。
【0010】
また、請求項3の点火プラグのように、接地電極のうちの火花放電部以外の部分を絶縁層で被覆することで、イオン電流検出時に該中心電極から燃焼室内壁へ向かう電界に対する該接地電極の電界シールド効果を弱めるように構成しても良い。このようにすれば、接地電極のうちの絶縁層で被覆された部分(つまり火花放電部以外の部分)は、電界シールド効果が弱められるため、上記請求項2と同じく、接地電極が中心電極よりも燃焼室内に突出していても、中心電極から発生する電界を燃焼室の広範囲に一様に分布させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]
以下、本発明の実施形態(1)を図1乃至図9に基づいて説明する。図3乃至図9は、本実施形態(1)で用いる点火プラグ21の種々の電極構造を示している。図1に示すように、点火プラグ21は、碍子部22を有し、この碍子部22の下部中心に中心電極23が下方に突出するように設けられている。この中心電極23は、碍子部22の上端部に設けられた端子24と電気的に接続されている。碍子部22の下半部外周には、金属ハウジング25がかしめにより取り付けられ、この金属ハウジング25の下部外周に、シリンダヘッドに取り付けるためのねじ部26が形成されている。この金属ハウジング25の下端部にはL字形の接地電極27が溶接され、この接地電極27の先端部が中心電極23の下端と火花放電用のギャップを挟んで対向している。接地電極27は、金属ハウジング25を介してシリンダヘッド(アース側)に導通されている。
【0012】
図1及び図3に示す第1実施例では、中心電極23にU字状の導体部28が溶接等により固着され、この導体部28が接地電極27よりも燃焼室29内に突出して、導体部28が接地電極27を下方から覆った状態となっている。尚、導体部28は、中心電極23と一体に形成しても良い。
【0013】
次に、図2に基づいて点火回路30及びイオン電流検出回路31の構成を説明する。点火コイル32の一次コイル33の一端は電源供給端子(+B)に接続され、該一次コイル33の他端は、点火制御用のパワートランジスタ34のコレクタに接続されている。点火コイル32の二次コイル35の一端は点火プラグ21の中心電極23に接続され、該二次コイル35の他端は、2つのツェナーダイオード36,37を介してアース側に接続されている。
【0014】
2つのツェナーダイオード36,37は互いに逆向きに直列接続され、一方のツェナーダイオード36にコンデンサ38が並列に接続され、他方のツェナーダイオード37にイオン電流検出抵抗39が並列に接続されている。コンデンサ38とイオン電流検出抵抗39との間の電位Vinが抵抗40を介して反転増幅回路41の反転入力端子(−)に入力されて反転増幅される。イオン電流検出回路31は、ツェナーダイオード36,37、コンデンサ38、イオン電流検出抵抗39、反転増幅回路41等から構成されている。
【0015】
エンジン運転中は、エンジン制御回路42から出力される点火信号IGtの立ち上がり/立ち下がりでパワートランジスタ34がオン/オフする。パワートランジスタ34がオンすると、バッテリ(図示せず)から一次コイル33に一次電流が流れ、その後、パワートランジスタ34がオフすると、一次コイル33の一次電流が遮断されて、二次コイル35に高電圧が電磁誘導され、負の高電圧が点火プラグ21の中心電極23に印加されて、中心電極23と接地電極27との間に火花放電が発生する。
【0016】
この際、火花放電電流は接地電極27から中心電極23へ流れ、二次コイル35を経てコンデンサ38に充電されると共に、ツェナーダイオード36,37を経てアース側に流れる。コンデンサ38の充電後は、ツェナーダイオード36のツェナー電圧によって規制されるコンデンサ38の充電電圧を電源としてイオン電流検出回路31が駆動され、次のようにしてイオン電流が検出される。
【0017】
火花放電終了後は、コンデンサ38の充電電圧によって点火プラグ21の中心電極23及び導体部28に正電圧が印加され、燃焼室29内に導体部28から燃焼室13内壁へ向かう電界が形成される。これにより、燃焼室29で混合気が燃焼する際に発生する負イオン等(正しくは正負のイオンと電子……電荷極性により移動方向は反対となる)が電界勾配により導体部28へ向かって移動し、導体部28(中心電極23)で集められる。このようにして集められた負イオンの電荷に応じて、コンデンサ38が放電してイオン電流がアース側からイオン電流検出抵抗39に流れる。この際、イオン電流検出抵抗39に流れるイオン電流の変化に応じて反転増幅回路41の入力電位Vinが変化し、反転増幅回路41の出力端子からイオン電流に応じた電圧がイオン電流検出信号としてエンジン制御回路42に出力される。この反転増幅回路41の出力電圧からイオン電流が検出され、このイオン電流から失火、ノッキング等が検出される。
【0018】
図1及び図3に示す第1実施例では、中心電極23に設けたU字状の導体部28が接地電極27よりも燃焼室29内に突出して、導体部28が接地電極27を下方から覆った状態となっているため、イオン電流検出時に導体部28から燃焼室29内壁へ向かう電界が接地電極27によってシールドされなくなり、導体部28から発生する電界(電気力線)を燃焼室29のほぼ全域に一様に分布させることができ、燃焼時に燃焼室29内で発生したイオンを燃焼室29のほぼ全域から効率的に中心電極23に集めてイオン電流として検出することができる。これにより、イオン電流検出回路31の出力(イオン電流検出信号)を従来より大きくすることができて、ノイズの影響を少なくすることができ、イオン電流の検出精度を高めることができると共に、イオン電流検出回路31の設計基準も緩和することができ、その分、低コスト化できる。
【0019】
また、図4に示す第2実施例では、中心電極23に、接地電極27を挟んで対向する2本の導体部43を下向きに設け、これら2本の導体部43を接地電極27よりも燃焼室29内に下方に突出させている。
【0020】
図5に示す第3実施例では、中心電極23に、接地電極27を挟んで対向する2本の導体部44を横向きに設け、これら2本の導体部44を接地電極27よりも燃焼室29内に横方向に突出させている。
【0021】
図6に示す第4実施例では、中心電極23の下端にリング状の導体部45を設け、このリング状の導体部45の穴に接地電極27の先端部を挿通し、点火時に導体部45の内縁と接地電極27との間のギャップで火花放電を発生させる。この場合も、導体部45が接地電極27より燃焼室29内に突出した状態となっている。
【0022】
図7に示す第5実施例では、接地電極27を従来より短く形成すると共に、中心電極23を下方に長く形成して、接地電極27の先端を中心電極23の外周面に横方向から対向させ、点火時に中心電極23の外周面と接地電極27との間で火花放電を発生させる。更に、中心電極23の下端に円形の導体部46を設け、この導体部46を接地電極27より燃焼室29内に突出させている。
【0023】
図8に示す第6実施例では、接地電極27の先端部にリング部48を水平に設け、このリング部48の穴に中心電極23を挿通し、点火時に中心電極23とリング部48との間で火花放電を発生させる。更に、中心電極23の下端に円形の導体部47を設け、この導体部47を接地電極27(リング部48)より燃焼室29内に突出させている。
【0024】
図9に示す第7実施例では、上記第6実施例と同じく、接地電極27の先端部にリング部48を水平に設け、このリング部48の穴に中心電極23を挿通し、この中心電極23の下端部を接地電極27(リング部48)より燃焼室29内に突出させている。つまり、図9の第7実施例は、図8の第6実施例と比較して、中心電極23の下端に円形の導体部47が無いことのみが相違する。
【0025】
以上説明した図4乃至図9の各実施例においても、前述した図3の第1実施例と同じく、中心電極23の一部又は導体部43〜47が接地電極27よりも燃焼室29内に突出しているため、接地電極27による電界シールド効果が弱められ、燃焼室29の広範囲に電界を一様に分布させることができ、燃焼時に燃焼室29内で発生したイオンを燃焼室29の広範囲から効率的に中心電極23に集めてイオン電流として検出することができる。
【0026】
[実施形態(2)]
図10に示す本発明の実施形態(2)の点火プラグ50では、突起状の接地電極51を短く形成して金属ハウジング25の下端に溶接により固着すると共に、中心電極52を長く形成してL字形に屈曲させ、該中心電極52の先端部分を接地電極51に火花放電用のギャップを挟んで対向させている。これにより、中心電極52が接地電極51よりも燃焼室内に突出して、中心電極52が接地電極51を下方から覆った状態となっている。
【0027】
図14に示す従来の一般的な点火プラグは、点火時に中心電極11に負の高電圧が印加されるが、本実施形態(2)の点火プラグ50では、従来とは反対に、中心電極52の面積が接地電極51の面積よりも大きくなるため、点火時に点火回路53によって中心電極52に正の高電圧を印加して火花放電を発生させる。このようにすれば、中心電極52に負の高電圧を印加する場合よりも、低い電圧で火花放電を発生させることができ、十分な着火性能を確保することができる。本実施形態(2)では、点火コイル32の二次コイル35の一端がアース側に接続され、該二次コイル35の他端が逆流防止用のダイオード54を介して点火プラグ50の端子24に接続されている。
【0028】
一方、イオン電流検出回路55は、点火プラグ50と並列に接続され、保護ダイオード56、バイアス電源57及びイオン電流検出抵抗58を直列に接続して構成されている。このイオン電流検出回路55は、火花放電終了後に、バイアス電源57によって中心電極57に正電圧を印加し、前記実施形態(1)と同じく、イオン電流検出抵抗58を流れるイオン電流を検出する。尚、前記実施形態(1)と同じく、イオン電流検出抵抗58の電圧を反転増幅回路で増幅してイオン電流検出信号を取り出すようにしても良い。
【0029】
以上説明した実施形態(2)においても、中心電極52が接地電極51よりも燃焼室内に突出して、中心電極52が接地電極51を下方から覆った状態となっているため、中心電極52から燃焼室内壁へ向かう電界が接地電極51によってシールドされなくなり、燃焼時に燃焼室内で発生したイオンを燃焼室の広範囲から効率的に中心電極23に集めてイオン電流として検出することができる。
【0030】
[実施形態(3)]
図11及び図12に示す本発明の実施形態(3)の点火プラグ60では、接地電極61の基部又は途中部に微小ギャップ62を形成し、その微小ギャップ62の外周囲をセラミック等の耐熱性絶縁体63で覆い、この耐熱性絶縁体63によって接地電極61を金属ハウジング25側に固定している。この場合、微小ギャップ62は、接地電極61と中心電極23との間のギャップ64よりも短く形成されている。点火時には、中心電極23に負の高電圧が印加され、イオン電流検出時には、中心電極23に正電圧が印加される。
【0031】
この場合、火花放電時には、接地電極61に流れる高圧電流を放電により微小ギャップ62を流して、接地電極61と中心電極23との間で火花放電させる。火花放電終了後に、イオン電流検出回路によって中心電極23に正電圧を印加してイオン電流を検出するが、この際、接地電極61はアース側から微小ギャップ62で絶縁されて電界シールド効果が弱められるため、接地電極61が中心電極23を下方から覆っていても、図12に示すように、中心電極23から発生する電界を燃焼室29の広範囲に一様に分布させることができ、燃焼時に燃焼室29内で発生したイオンを燃焼室の広範囲から効率的に中心電極23に集めてイオン電流として検出することができる。
【0032】
[実施形態(4)]
図13に示す本発明の実施形態(4)の点火プラグ70では、接地電極27のうちの中心電極23に最も近い火花放電部27a以外の部分をセラミック等の耐熱性の絶縁層71で被覆している。この構造では、接地電極27のうちの絶縁層71で被覆された部分(つまり火花放電部27a以外の部分)は、絶縁層71によって電界シールド効果が弱められるため、前記実施形態(3)と同じく、接地電極27が中心電極23を下方から覆っていても、中心電極23から発生する電界を燃焼室29の広範囲に一様に分布させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)の点火プラグとイオン電流検出時の燃焼室内の電界分布を示す図
【図2】点火回路とイオン電流検出回路の構成を示す回路図
【図3】(a)は第1実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図
【図4】(a)は第2実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図5】(a)は第3実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図6】(a)は第4実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図7】(a)は第5実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図8】(a)は第6実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図9】(a)は第7実施例の点火プラグの電極構造を示す正面図、(b)は同下面図、(c)は同斜視図
【図10】本発明の実施形態(2)の点火プラグ、点火回路及びイオン電流検出回路の構成を示す図
【図11】本発明の実施形態(3)の点火プラグの電極構造を示す縦断正面図
【図12】本発明の実施形態(3)におけるイオン電流検出時の燃焼室内の電界分布を示す図
【図13】本発明の実施形態(4)の点火プラグの電極構造を示す縦断正面図
【図14】従来の点火プラグとイオン電流検出時の燃焼室内の電界分布を示す図
【符号の説明】
21…点火プラグ、22…碍子部、23…中心電極、24…端子、25…金属ハウジング、27…接地電極、28…導体部、29…燃焼室、30…点火回路、31…イオン電流検出回路、32…点火コイル、33…一次コイル、35…二次コイル、38…コンデンサ、39…イオン電流検出抵抗、41…反転増幅回路、43〜47…導体部、48…リング部、50…点火プラグ、51…接地電極、52…中心電極、53…点火回路、55…イオン電流検出回路、57…バイアス電源、58…イオン電流検出抵抗、60…点火プラグ、61…接地電極、62…微小ギャップ、63…耐熱性絶縁体、70…点火プラグ、71…絶縁層。
Claims (3)
- 内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際に発生するイオン電流を検出する手段として点火プラグを用いた点火・イオン電流検出装置において、
前記点火プラグの中心電極を接地電極よりも長く形成してL字形に屈曲させ、その先端部分を該接地電極に対向させることで、該中心電極の先端部分を該接地電極よりも燃焼室内に突出させた構成とし、
点火時に前記中心電極に正の高電圧を印加して火花放電を行わせる点火回路と、
火花放電終了後に前記点火回路の電源とは別の電源により前記中心電極に正電圧を印加してイオン電流を検出するイオン電流検出回路と
を備えていることを特徴とする点火・イオン電流検出装置。 - 内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際に発生するイオン電流を検出する手段として兼用する点火プラグにおいて、
接地電極の基部又は途中部に、点火時に該接地電極に流れる高圧電流を放電により流す微小ギャップを形成し、イオン電流検出時には該接地電極のうちの該微小ギャップより先の部分が絶縁されるように構成したことを特徴とする点火プラグ。 - 内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際に発生するイオン電流を検出する手段として兼用する点火プラグにおいて、
接地電極のうちの火花放電部以外の部分を絶縁層で被覆することで、イオン電流検出時に該中心電極から燃焼室内壁へ向かう電界に対する該接地電極の電界シールド効果を弱めるように構成したことを特徴とする点火プラグ。
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