JP4068537B2 - 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4068537B2
JP4068537B2 JP2003310985A JP2003310985A JP4068537B2 JP 4068537 B2 JP4068537 B2 JP 4068537B2 JP 2003310985 A JP2003310985 A JP 2003310985A JP 2003310985 A JP2003310985 A JP 2003310985A JP 4068537 B2 JP4068537 B2 JP 4068537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quantization
characteristic information
requantization
representative value
quantized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003310985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005080153A (ja
Inventor
淳 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2003310985A priority Critical patent/JP4068537B2/ja
Publication of JP2005080153A publication Critical patent/JP2005080153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4068537B2 publication Critical patent/JP4068537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、階層映像符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、その再量子化方法の実現に用いられる階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体とに関する。
IPネットワークでの映像配信システムにおいて、階層符号化方式が注目されている。階層符号化方式は、映像信号をいくつかの階層に分けて符号化する方式である。階層符号化方式を用いれば、伝送する階層数を制御することで、ユーザ環境やネットワーク帯域に応じて伝送速度を切り替えることが出来る。
この階層符号化方式の中で、画品質が変化する階層符号化方式がある。この方式では、伝送速度が増すにつれて受信映像の画質が向上する。標準符号化方式では、MPEG−2のSNRスケーラビリティやMPEG−4のFGSがこれにあたる。
図4に、階層符号化方式の構成を図示する。
この図の例では、下位階層の量子化誤差en (t)を量子化および符号化し、付加階層としている。復号する場合、付加階層nのDCT係数情報は、基本階層d’0 (t)に加えて、下位階層の量子化誤差e’i (t)を加算することで、
d’n (t)=d’0 (t)+Σe’i (t)
ただし、Σ:i=0〜n−1の総和
というように算出できる。
通常、これらの階層符号化ビットストリームは、そのまま、受信クライアントまで伝送される。しかし、伝送速度を制御する必要がある中継系では階層に分かれている必要性があるものの、LANなどのような十分な帯域が確保できるネットワークでは無意味である。逆に、復号する階層が多い分、通常の符号化ビットストリームよりも、受信クライアントでの復号に必要な演算量が大きくなる。加えて、階層符号化ビットストリームに対応した復号機能を有する受信クライアントが必要となる。
これらの問題点を解決する方法として、受信した階層符号化されたビットストリームを再符号化して、1つの符号化ビットストリームを生成することが考えられる。
図5に、一般的な再符号化方式の構成を図示する。
この図に示すように、各階層の符号化ビットストリームは、復号器で符号化情報に復号される。復号した符号化情報のうち、DCT係数の量子化レベル情報と量子化ステップサイズとから逆量子化を行い、各DCT係数の量子化代表値を求める。求めた各階層のDCT係数の和を算出し、IDCTをかけて画像信号が得られる。
続いて、再符号化部でDCTを行い、DCT係数に変換後、量子化部で、量子化制御部などで決定される量子化ステップサイズにて再量子化される。量子化されて量子化レベルとなったDCT係数は、符号化部で符号化されて符号化ビットストリームとなる。
この例では、一旦、階層符号化ビットストリームを画像信号まで復号し、再度、非階層符号化方式で符号化している。ただし、フレーム間予測符号化を行わない場合は、DCT係数のまま再量子化することも可能である。これらの階層符号化ビットストリームの再符号化に関する技術については、一般的な再符号化方法から容易に類推できる。以下に先行技術を示す。
MPEG−2:ISO/IEC IS 13818-2,ITU-T Recommendation H.262,"Generic coding of moving pictures and associated audio information," Nov.1994 MPEG−4:ISO/IEC IS 14496-2,"Information technology-coding of audio/visual objects," Jul.2001 再符号化方法1:H.Sun, W.Kwok, and W.Zdepski,"Architectures for MPEG Compressed Bitstream Scaling", IEEE Trans. Circuits Syst. video Technol., vol6, pp.191-199, Apr.1996. 再符号化方法2:角野,栄籐,横矢,"MPEG再符号化における再量子化パラメータの選択最適化,"信学論(D-II), Vol.J84-D-II, No.7, pp.1389-1397, Jul.2001.
先に述べたように階層符号化方式の付加階層は、入力信号を量子化するのではなく、下位階層の量子化誤差を量子化する。つまり、付加階層の量子化代表値は、下位階層の量子化代表値からの相対値である。このため、付加階層の量子化特性は、変則的な特性になっており、再符号化時に、そのままの量子化特性で量子化すると、原信号に対する量子化誤差が拡大する可能性がある。
次に、この点について説明する。ここで、基本階層では、例えば量子化ステップサイズを20として、図6(a)に示すように、四捨五入の形で量子化を行うことを想定している。また、付加階層では、例えば量子化ステップサイズを8として、図6(b)に示すように、切り捨ての形で量子化を行うことを想定している。
図7に、階層符号化方式の量子化特性例を示す。図中に示す破線は基本階層の量子化特性(図6(a)に示すもの)を表し、実線(白丸・黒丸を繋ぐ実線)は付加階層の量子化特性を表わしている。この例では、基本階層の量子化ステップサイズを20、付加階層の量子化ステップサイズを8としている。
この例について、図8に、入力信号の値に対応付けて、階層符号化後の量子化代表値、再量子化後の量子化代表値、および入力信号を直接量子化した場合の量子化特性を図示する。
図8について具体的に説明するならば、例えば、入力信号が“9”の場合、基本階層での量子化値は“0”で、これを逆量子化した値(量子化インデックス×量子化ステップサイズ)は“0(=0×20)”であることから、量子化誤差は“9(=9−0)”となり、付加階層での量子化値は“8”となって、基本階層との和は“8(=0+8)”となり、これから、入力信号“9”に対する階層符号化後の量子化代表値として“8”が求められる。そして、この“8”を量子化ステップサイズを8として四捨五入の形で量子化を行うと、再量子化後の量子化代表値として“8”が求められる。
また、入力信号が“10”の場合、基本階層での量子化値は“20”で、これを逆量子化した値(量子化インデックス×量子化ステップサイズ)は“20(=1×20)”であることから、量子化誤差は“−10(=10−20)”となり、付加階層での量子化値は“−8”となって、基本階層との和は“12(=−8+20)”となり、これから、入力信号“10”に対する階層符号化後の量子化代表値として“12”が求められる。そして、この“12”を量子化ステップサイズを8として四捨五入の形で量子化を行うと、再量子化後の量子化代表値として“16”が求められる。
一方、入力信号を直接、量子化ステップサイズを8として四捨五入の形で量子化を行うと、図9に示すような量子化特性が求められる。
これらの量子化特性を図示したものが図8に示すものであり、図7に示す実線は、この図8に示す階層符号化後の量子化特性をグラフ化したものである。
図8から分かるように、階層符号化ビットストリームを再量子化した場合と、入力信号を直接量子化した場合とで量子化特性がずれる場合がある。例えば、入力信号が8〜9では、2つの量子化特性はずれないものの、入力信号が10〜12では、2つの量子化特性はずれるというように、階層符号化ビットストリームを再量子化した場合と、入力信号を直接量子化した場合とで量子化特性がずれる場合がある。
図10に、このズレを示す。図中に示す実線は再量子化後の量子化特性を表し、破線は直接符号化時の量子化特性(図9に示すもの)を表している。
例えば、入力信号が10〜12では、階層符号化時の量子化代表値は12となり、これを再量子化すると、その量子化代表値は16となる。つまり、入力信号10〜12は、量子化代表値16に再量子化される。
このときの量子化誤差errr は、
errr =p10×|10−16|+p11×|11−16|+p12×|12−16|
=6p10+5p11+4p12
10 : 入力信号10の生起確率(≦1)
11 : 入力信号11の生起確率(≦1)
12 : 入力信号12の生起確率(≦1)
という式から求めることが出来る。
一方、入力信号10〜12を直接量子化した場合、その量子化代表値は、入力信号が10〜11の場合には8で、入力信号が12の場合には16である。このときの量子化誤差errd は、
errd =p10×|10−8|+p11×|11−8|+p12×|12−16|
=2p10+3p11+4p12
となる。
先の再量子化時の量子化誤差errr と比較すると、再量子化したときの量子化誤差errr の方が直接量子化したときの量子化誤差errd よりも、値が小さい入力信号の誤差が拡大していることがわかる。同様に、入力信号13〜27でも、小さい値の量子化誤差が大きくなっていることが分かる。
一般に、映像符号化の量子化対象信号となるDCT係数や予測誤差信号は、0近傍に集中する傾向が知られている、従って、従来の再量子化方法では、より生起確率の高い小さな値の量子化誤差が拡大するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、階層符号化ビットストリームを階層構造を持たない符号化ビットストリームに再符号化する際に、再量子化時の量子化誤差を低減できるようにする新たな技術の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の階層符号化ビットストリームの再量子化方法は、(1)各階層の量子化ステップサイズに基づいて量子化対象信号を階層符号化することにより、最終的にどのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する階層量子化特性情報を算出する過程と、(2)算出した階層量子化特性情報の量子化代表値を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する再量子化特性情報を算出する過程と、(3)量子化対象信号を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する直接量子化特性情報を算出する過程と、(4)直接量子化特性情報と再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるように再量子化特性情報を変更する過程と、(5)変更した再量子化特性情報を用いて、階層符号化ビットストリームを復号することで生成された再量子化対象信号を再量子化する過程とを備えるように構成される。
さらに、この構成を採るときにあって、変更する過程では、再量子化特性情報の量子化代表値が代表する量子化対象信号の範囲を基準にして、直接量子化特性情報と再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるようにその量子化代表値を変更することで、再量子化特性情報を変更することがある。
このとき、再量子化特性情報の量子化代表値をq org (x)で表し、直接量子化特性情報の量子化代表値をq req (x)で表し、量子化対象信号xの生起確率をp x で表し、n番目の量子化対象信号の範囲を〔x n-1, n 〕で表すならば、
Figure 0004068537
で定義されるdif n が最小になるように再量子化特性情報の量子化代表値を変更することで、再量子化特性情報を変更することがある。
た、変更する過程では、再量子化のために定めた量子化ステップサイズと再符号化対象階層について算出した階層量子化特性情報とに従って、再量子化特性情報の変更量を記憶するテーブルを参照することで、再量子化特性情報の変更量を決定することがある。
以上のように構成される本発明の階層符号化ビットストリームの再量子化方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
本発明では、階層符号化ビットストリームを階層構造を持たない符号化ビットストリームに再符号化する際に、階層符号化方式の量子化特性を考慮して、再量子化時に、量子化歪みが小さくなるようにと量子化特性を変更するように処理することから、再量子化時の量子化誤差を低減できるようになる。
本発明では、階層符号化ビットストリームを階層構造を持たない符号化ビットストリームに再符号化する際に、再量子化時の量子化誤差を低減できるようにするために、元の符号化ビットストリームから抽出した各階層の量子化ステップサイズから階層符号化時の量子化特性情報(以下、階層量子化特性情報と称する)を算出した後、この階層量子化特性情報と再量子化に用いる量子化ステップサイズ(再量子化ステップサイズ)とから、再量子化対象信号を量子化したときの量子化特性情報(以下、再量子化特性情報と称する)を算出し、さらに再量子化ステップサイズで入力信号を直接量子化した際の量子化特性情報(以下、直接量子化特性情報と称する)を算出して、この算出した2つの量子化特性情報(再量子化特性情報と直接量子化特性情報)から、再量子化する際の量子化特性を最終的に決定するという構成を採る。
図1に、本発明を実施するための最良の形態の構成を図示する。
図中、10は復号部、11は階層量子化特性算出部、12は再量子化特性算出部、13は直接量子化特性算出部、14は量子化特性決定部、15は再量子化部である。
ここで、これらの各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供したり、ネットワークを介して提供することができる。
このように構成される本発明では、まず、入力した階層符号化ビットストリームを、復号部10で再量子化対象信号に復号する。それと同時に、その復号により取得される各階層の量子化ステップサイズを階層量子化特性算出部11に送る。
階層量子化特性算出部11では、入力された各階層の量子化ステップサイズから、階層符号化時の量子化特性情報(入力信号と量子化代表値との対応情報)を算出する。ここで算出する量子化特性情報(階層量子化特性情報)は、図7に示す実線のような特性(図8に示す階層符号化後の量子化特性情報)を示す。
続いて、再量子化特性算出部12では、再量子化対象信号を再量子化ステップサイズで量子化したときの量子化特性情報(再量子化特性情報)を算出する。ここでは、まず、先に算出した階層量子化特性情報の量子化代表値を、再量子化ステップサイズで量子化して新たな量子化代表値を求める。続いて、階層符号対象の入力信号とその新たな量子化代表値との対応情報を生成する。この対応情報が再量子化特性情報となる。先の例では、図10に示す実線のような特性(図8に示す再量子化後の量子化特性情報)となる。
一方、直接量子化特性算出部13では、階層符号化対象の入力信号を直接、再量子化ステップサイズで量子化したときの量子化特性情報(直接量子化特性情報)を算出する。先の例では、図9に示すような特性(図8に示す直接量子化の量子化特性情報)となる。
量子化特性決定部14では、先に求めた2つの量子化特性情報(再量子化特性情報と直接量子化特性情報)から、実際に再量子化する際の量子化特性を決定する。まず、2つの量子化特性情報を比較し、ズレを検出する。そして、ズレが生じている場合には、図2に示すように、量子化歪を低減するように量子化特性を変更する。
再量子化部15では、量子化特性決定部14で決定した量子化特性情報を用いて、再量子化対象信号を再量子化して量子化レベルを求める。このようにして求めた量子化レベルを図示しない再符号化部で符号化する。
このようにして、本発明では、階層符号化ビットストリームを階層構造を持たない符号化ビットストリームに再符号化する際に、階層符号化方式の量子化特性を考慮して、再量子化時に、量子化歪みが小さくなるようにと量子化特性を変更するように処理することから、再量子化時の量子化誤差を低減できるようになる。
次に、実施例に従って本発明について更に具体的に説明する。
ここで、本実施例では、階層数を2としている。また、再符号化時の量子化ステップサイズとして付加階層の量子化ステップを利用することにしている。
図3に本実施例の構成を図示する。
図中、図1で説明したものと同じものについては同一の記号で示してあり、100-1は基本階層用に用意される復号器、100-2は付加階層用に用意される復号器、101-1は基本階層用に用意される逆量子化部、101-2は付加階層用に用意される逆量子化部、102は加算部、103は量子化部、104は符号化器である。
本実施例では、まず、復号器100-1に対応付けられる入力端子に基本階層の符号化ビットストリームを入力し、復号器100-2に対応付けられる入力端子に付加階層の符号化ビットストリームを入力する。
続いて、入力した符号化ビットストリームを復号器100-1,2で復号した後、それぞれ逆量子部化101-1,2で逆量子化を行うことで、基本階層の出力信号d'0(t)と、付加階層の量子化誤差e'0(t)とを算出する。
ここで、付加階層での出力信号d'1(t)は、
d'1(t)=d'0(t)+e'0(t)
により算出できるので、加算部102で、逆量子化部101-1の出力するd'0(t)と、逆量子化部101-2の出力するe'0(t)とを加算することで、この出力信号d'1(t)を算出する。
そして、量子化部103で、量子化特性決定部14で決定された量子化特性を用いて、この出力信号d'1(t)を再量子化し、符号化器104で、この再量子化した信号を符号化する。
次に、量子化特性を決定する部分について説明する。
まず、階層量子化特性算出部11で、復号器100-1,2で復号した基本階層及び付加階層の量子化ステップサイズ情報から階層量子化特性情報を算出する。すなわち、図8に関連して説明した上述に例示した手順に従って、階層量子化特性情報(図8に示す階層符号化後の量子化特性情報)を算出するのである。
続いて、再量子化特性算出部12で、再量子化ステップサイズ(本実施例では付加階層の量子化ステップサイズを想定している)により、階層量子化特性情報の量子化代表値を量子化して新たな量子化代表値を求めることで、再量子化特性情報qorg (x)を算出する。すなわち、図8に示す再量子化後の量子化特性情報であるところの再量子化特性情報qorg (x)を算出するのである。
一方、直接量子化特性算出部13で、再量子化ステップサイズにより、入力信号を直接量子化した際の直接量子化特性情報qreq (x)を算出する。すなわち、図8に示す直接量子化の量子化特性情報であるところの直接量子化特性情報qreq (x)を算出するのである。
この再量子化特性情報qorg (x)と直接量子化特性情報qreq (x)との算出を受けて、量子化特性決定部14で、算出された再量子化特性情報qorg (x)と直接量子化特性情報qreq (x)とから、量子化部103での量子化特性を決定する。
ここでは、まず、再量子化特性情報qorg (x)と直接量子化特性情報qreq (x)とについて、量子化レベル毎(図8に示す入力信号範囲毎)に、量子化代表値の差分difn を算出する。
この差分difn は、n番目の量子化レベルが示す入力信号の範囲を[xn-1,xn ]とすると、次式から求めることが出来る。ここで、式中に示すpx は入力信号xの生起確率を示している。
Figure 0004068537
例えば、入力信号xが一様に分布すると仮定すれば、全てのpx は等しくなるので、この式は、次式のようになる。
Figure 0004068537
続いて、この差分difn が最小となるように、該当するn番目の量子化代表値が代表する入力信号の範囲を変更する。すなわち、再量子化特性情報qorg (x)を直接量子化特性情報qreq (x)に近づければ近づくほど量子化歪みが小さくなるので、この差分difn が最小となるようにと、該当するn番目の量子化代表値が代表する入力信号の範囲を変更するのである。
次に、図8に示す再量子化特性情報を例にとって、この変更処理について具体的に説明する。
この例では、入力信号〔10〜12〕は、再量子化後は16に量子化されることなる。一方、入力信号〔10〜12〕は、直接量子化した場合、入力信号〔10〜11〕については8に量子化され、入力信号〔12〕については16に量子化されることになる。すなわち、入力信号〔10〜11〕のうち2個については8に量子化され、1個については16に量子化されることになる。
これから、入力信号〔10〜12〕については、再量子化後の量子化代表値として16ではなくて8にした方が差分difn を小さくすることができることで、再量子化特性情報qorg (x)を直接量子化特性情報qreq (x)に近づけることができる。
すなわち、階層符号化後の量子化代表値が12となる再量子化対象信号については、16ではなくて8と再量子化した方が量子化歪みを小さくできるようになる。
これから、量子化代表値8の範囲を〔8〜9〕から〔8〜12〕に変更するというように、再量子化する際の量子化特性を変更することになる。
また、入力信号〔13〜27〕は、再量子化後は24に量子化されることなる。一方、入力信号〔13〜27〕は、直接量子化した場合、入力信号〔13〜19〕については16に量子化され、入力信号〔20〜27〕については24に量子化されることになる。すなわち、入力信号〔13〜27〕のうち7個については16に量子化され、8個については24に量子化されることになる。
再量子化後の量子化代表値として24のままにするか、16に変更するかのいずれかが考えられるが、上述したように、入力信号の小さい方がより生起確率が高いことから、生起確率を考慮すると、16に変更した方が差分difn を小さくすることができる。
これから、入力信号〔13〜17〕については、再量子化後の量子化代表値として24ではなくて16にした方が差分difn を小さくすることができることで、再量子化特性情報qorg (x)を直接量子化特性情報qreq (x)に近づけることができる。
すなわち、階層符号化後の量子化代表値が20となる再量子化対象信号については、24ではなくて16と再量子化した方が量子化歪みを小さくできるようになる。
これから、量子化代表値16の範囲を〔10〜12〕から〔13〜27〕に変更し、量子化代表値24の範囲を該当なしとするように変更することになる。
このようにして、本発明では、階層符号化ビットストリームを階層構造を持たない符号化ビットストリームに再符号化する際に、階層符号化方式の量子化特性を考慮して、再量子化時に、量子化歪みが小さくなるようにと量子化特性を変更するように処理するのである。
ここで、量子化特性の変更量の算出方法は、上記のような差分の大きさから決定する以外にも、階層量子化特性情報と再量子化特性情報との組み合わせから量子化特性の変更量をテーブル化しておき、再符号化対象となった階層の量子化特性と再量子化ステップサイズとから、テーブルの参照位置を求めて、量子化特性の変更量を求めるようにしてもよい。
この方法を用いると、量子化特性の変更量を記録するテーブルが必要となるが、量子化特性のズレを計算する必要がないという特徴がある。
本発明を実施するための最良の形態の構成例である。 本発明で実行する量子化特性の変更処理の一例を示す図である。 本発明の実施例の構成例である。 階層符号化方式の構成図である。 再符号化方式の構成図である。 量子化方法の説明図である。 階層符号化方式の量子化特性の一例を示す図である。 階層符号化方式の量子化特性の一例を示す図である。 直接に量子化した場合の量子化特性の一例を示す図である。 従来技術の問題点を説明する図である。
符号の説明
10 復号部
11 階層量子化特性算出部
12 再量子化特性算出部
13 直接量子化特性算出部
14 量子化特性決定部
15 再量子化部

Claims (10)

  1. 階層符号化ビットストリームを1つの符号化ビットストリームにマージして復号し、その復号信号を再量子化する階層符号化ビットストリームの再量子化方法であって、
    各階層の量子化ステップサイズに基づいて量子化対象信号を階層符号化することにより、最終的にどのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する階層量子化特性情報を算出する過程と、
    前記算出した階層量子化特性情報の量子化代表値を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する再量子化特性情報を算出する過程と、
    量子化対象信号を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する直接量子化特性情報を算出する過程と、
    前記直接量子化特性情報と前記再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるように前記再量子化特性情報を変更する過程と、
    前記変更した再量子化特性情報を用いて、階層符号化ビットストリームを復号することで生成された再量子化対象信号を再量子化する過程とを備えることを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化方法。
  2. 請求項1に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化方法において、
    前記変更する過程では、前記再量子化特性情報の量子化代表値が代表する量子化対象信号の範囲を基準にして、前記直接量子化特性情報と前記再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるようにその量子化代表値を変更することで、前記再量子化特性情報を変更することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化方法。
  3. 請求項2に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化方法において、
    前記変更する過程では、前記再量子化特性情報の量子化代表値をq org (x)で表し、前記直接量子化特性情報の量子化代表値をq req (x)で表し、量子化対象信号xの生起確率をp x で表し、n番目の量子化対象信号の範囲を〔x n-1, n 〕で表すならば、
    Figure 0004068537
    で定義されるdif n が最小になるように前記再量子化特性情報の量子化代表値を変更することで、前記再量子化特性情報を変更することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化方法。
  4. 請求項1又は2に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化方法において、
    前記変更する過程では、再量子化のために定めた量子化ステップサイズと再符号化対象階層について算出した前記階層量子化特性情報とに従って、前記再量子化特性情報の変更量を記憶するテーブルを参照することで、前記再量子化特性情報の変更量を決定することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化方法。
  5. 階層符号化ビットストリームを1つの符号化ビットストリームにマージして復号し、その復号信号を再量子化する階層符号化ビットストリームの再量子化装置であって、
    各階層の量子化ステップサイズに基づいて量子化対象信号を階層符号化することにより、最終的にどのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する階層量子化特性情報を算出する手段と、
    前記算出した階層量子化特性情報の量子化代表値を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する再量子化特性情報を算出する手段と、
    量子化対象信号を再量子化のために定めた量子化ステップサイズで量子化すると、どのような量子化代表値に量子化されるのかについて算出することで、量子化対象信号とその量子化代表値との対応関係について記述する直接量子化特性情報を算出する手段と、
    前記直接量子化特性情報と前記再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるように前記再量子化特性情報を変更する手段と、
    前記変更した再量子化特性情報を用いて、階層符号化ビットストリームを復号することで生成された再量子化対象信号を再量子化する手段とを備えることを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化装置。
  6. 請求項5に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化装置において、
    前記変更する手段は、前記再量子化特性情報の量子化代表値が代表する量子化対象信号の範囲を基準にして、前記直接量子化特性情報と前記再量子化特性情報とのずれを求めて、そのずれが最小となるようにその量子化代表値を変更することで、前記再量子化特性情報を変更することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化装置。
  7. 請求項6に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化装置において、
    前記変更する手段は、前記再量子化特性情報の量子化代表値をq org (x)で表し、前記直接量子化特性情報の量子化代表値をq req (x)で表し、量子化対象信号xの生起確率をp x で表し、n番目の量子化対象信号の範囲を〔x n-1, n 〕で表すならば、
    Figure 0004068537
    で定義されるdif n が最小になるように前記再量子化特性情報の量子化代表値を変更することで、前記再量子化特性情報を変更することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化装置。
  8. 請求項5又は6に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化装置において、
    前記変更する手段は、再量子化のために定めた量子化ステップサイズと再符号化対象階層について算出した前記階層量子化特性情報とに従って、前記再量子化特性情報の変更量を記憶するテーブルを参照することで、前記再量子化特性情報の変更量を決定することを、
    特徴とする階層符号化ビットストリームの再量子化装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の階層符号化ビットストリームの再量子化方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための階層符号化ビットストリームの再量子化プログラムを記録した記録媒体。
JP2003310985A 2003-09-03 2003-09-03 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4068537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310985A JP4068537B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310985A JP4068537B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005080153A JP2005080153A (ja) 2005-03-24
JP4068537B2 true JP4068537B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=34412666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003310985A Expired - Fee Related JP4068537B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4068537B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8014445B2 (en) 2006-02-24 2011-09-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for high dynamic range video coding
US8194997B2 (en) 2006-03-24 2012-06-05 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for tone mapping messaging
CN102318202B (zh) * 2006-03-29 2014-06-04 维德约股份有限公司 用于可缩放与非可缩放视频编解码器之间的译码的系统和方法
US8059714B2 (en) 2006-07-10 2011-11-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for residual layer scaling
US7885471B2 (en) 2006-07-10 2011-02-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for maintenance and use of coded block pattern information
US7535383B2 (en) * 2006-07-10 2009-05-19 Sharp Laboratories Of America Inc. Methods and systems for signaling multi-layer bitstream data
JP2009543501A (ja) * 2006-07-10 2009-12-03 シャープ株式会社 マルチレイヤ・ビットストリーム中の複数のレイヤを統合するための方法およびシステム
US8532176B2 (en) 2006-07-10 2013-09-10 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for combining layers in a multi-layer bitstream
US8422548B2 (en) 2006-07-10 2013-04-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for transform selection and management
US8130822B2 (en) 2006-07-10 2012-03-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for conditional transform-domain residual accumulation
US7840078B2 (en) 2006-07-10 2010-11-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for image processing control based on adjacent block characteristics
JP5774817B2 (ja) 2006-12-21 2015-09-09 トムソン ライセンシングThomson Licensing ディスプレイのカラー・グレーディングを提供する方法、装置及びシステム
US8503524B2 (en) 2007-01-23 2013-08-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for inter-layer image prediction
US8665942B2 (en) 2007-01-23 2014-03-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for inter-layer image prediction signaling
US8233536B2 (en) 2007-01-23 2012-07-31 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for multiplication-free inter-layer image prediction
US7826673B2 (en) 2007-01-23 2010-11-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for inter-layer image prediction with color-conversion
US7760949B2 (en) 2007-02-08 2010-07-20 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for coding multiple dynamic range images
US8767834B2 (en) 2007-03-09 2014-07-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for scalable-to-non-scalable bit-stream rewriting
EP3200455B1 (en) * 2016-01-28 2018-09-05 intoPIX Method and device for compression and decompression of binary data

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005080153A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4068537B2 (ja) 階層符号化ビットストリームの再量子化方法及びその装置と、階層符号化ビットストリームの再量子化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
US7555041B2 (en) Code quantity control apparatus, code quantity control method and picture information transformation method
US5457495A (en) Adaptive video coder with dynamic bit allocation
US7680346B2 (en) Method and apparatus for encoding image and method and apparatus for decoding image using human visual characteristics
KR100681168B1 (ko) 미세 입상 스케일 가능한 비디오를 위한 잔류 신호의인코딩 및 디코딩 시스템 및 그 방법
US6081295A (en) Method and apparatus for transcoding bit streams with video data
US7277484B2 (en) Image coding and decoding method and apparatus considering human visual characteristics
US7653129B2 (en) Method and apparatus for providing intra coding frame bit budget
US5243420A (en) Image encoding and decoding apparatus using quantized transform coefficients transformed orthogonally
JP4410245B2 (ja) ビデオをトランスコーディングする方法
KR20010080644A (ko) 기저층 양자화 데이터를 이용하여 향상층 데이터를 엔코딩및 디코딩하는 시스템 및 방법
US20090238264A1 (en) System and method for real-time transcoding of digital video for fine granular scalability
KR20050012760A (ko) 라플라스-마르코프 데이터 소스에 대한 엔트로피 제한스칼라 양자화기
JP2003037843A (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
WO2005032138A1 (en) System and method for combining advanced data partitioning and fine granularity scalability for efficient spatio-temporal-snr scalability video coding and streaming
US6996172B2 (en) Method and structure for scalability type selection in digital video
JP2004363931A (ja) 階層符号化ビットストリームの再符号化方法および装置
GB2371434A (en) Encoding and transmitting video data
JPH09172643A (ja) 階層符号化装置
KR100624404B1 (ko) 사람의 시각적 특성을 고려한 적응적 부호화 방법 및 장치
Girod et al. Recent advances in video compression
KR20030063536A (ko) 슬라이스 구조를 갖는 관심 영역 부호화 및 복호화를 위한방법 및 장치
JP4125885B2 (ja) 画像符号化方法及びその装置と、画像符号化プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP4038774B2 (ja) 符号化装置及び符号化方法
US6345120B1 (en) Image processing system, image data transmission and reception apparatus, and image processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070828

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees