JP4067955B2 - 予測診断のための、システム復旧中の、信頼度モデルに基づくコピーカウント補正 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には複雑なシステム内の交換可能な要素(素子)の信頼性に関する。更に重要なことは、本発明が、交換が早すぎて運転経費を過度に増大させ、或いは交換が遅すぎて部品が故障するようなことなく、タイミング良く交換できるよう、交換可能な要素の残存寿命に関係していることである。本発明は、特に、サービス頻度の高い品目(HFSI)及び顧客が交換できるユニット(CRU)に関する。更に特定すると、本発明は、文書処理システム内のHFSI及びCRUの交換を決定するためにカウンタを利用することに関する。
【0002】
【発明の背景】
今日の機械構成は、コピー/プリントの数を追跡するHFSIカウンタの使用を考慮しており、それには、文書処理システム内で或るキーとなる、疲労に関わる構成要素を利用している。普通はそれぞれが特定の交換可能な要素と関連付けられているような数多くのカウンターがあり、例えば光受容体を取り替えると、それ用のカウンターが個別に再設定されるようになっている。多くの交換可能な部品は、自らと関連付けられたそのようなカウンタを有している。このカウンターは、ある部品と関連付けられたカウンタが所定値(部品の「寿命」)に達したら、その部品を交換するよう計画されているサービス方策において有用である。この考えは、部品を、故障する直前に交換して、不必要な機械の停止時間と生産性の損失を回避しようというものである。部品が交換されると、関連するHFSIカウンタはゼロに再設定される。対象の部品の母集団を調査して平均故障間隔を求めることによって、これら所定値を入手し、部品の期待寿命が判定される。この判定は、「クリック」で測定される部品の平均寿命が消滅する直前に部品を交換することを目標としている。「クリック」が意味するものは、システムサイクルの反復数、つまり、一般的には、例えば文書処理システムで行われるプリント/コピーの数である。ここで問題となるのは、或る有効寿命の尺度が役に立たないことを意味する予定の交換期日前に部品が故障するということないよう、この判定は、慎重な寿命推定を行わざるを得ないということである。
【0003】
妥当な特性が利用されていれば、カウンタは、特定のカウントが増加されるだけのやり方で実行される。従って、コピー機又はプリンタでは、例えば、トレイ1だけが用いられている場合は、トレイ2と関連する何れのカウンタも増加されない。そのように設計されている各部品は、自身のカウンタを有している。
【0004】
現在のシナリオの難しさは、「クリック」だけでは、システム構成要素に掛かる疲労を正確に測定できないことである。全構成要素の疲労を追跡するために簡単で、不特定の増分値を用いると、各構成要素が直面する特定の負荷を把握することができず、従って、部品の有効残存寿命を正確に判断することができない。1つの「クリック」は、異なる部品に対しては、異なる疲労の蓄積に相当することになる。クリックカウントが示すより遙かに多く部品が作動している場合が多いが、クリックカウントが示すほどではない場合もある。特に、システム復旧中は、しばしば、システムから邪魔物を取り除いて、クリーニングし、再設定するためのオーバーヘッドが掛かる。例えば、文書処理システムでは、紙詰まりが起こった場合、用紙の経路から邪魔物を取り除き、画像経路をクリーニングして、紙詰まりから復旧する際に、かなりの余分な疲労が生じる。HFSIカウンタが低い側でひどく不正確に設定されている場合は、実際に部品の有効寿命が切れていても、部品は大丈夫だと見なされる。部品が故障すると、顧客サービス技術者が到着し、故障を確認し、機械を修理するまで、装置は作動不能となり生産不能になる。推定があまりにも高いと、たとえ有効寿命が残っていても部品は交換される。どちらの場合も、部品の交換方策の非効率に繋がり、それによってコストを増大させることになる。
【0005】
従って、上記のように、早過ぎる交換又は遅すぎる交換による不必要なコストを被ることなく、機械がシステムダウンする時間を防ぐという問題を解決する装置及び方法が必要とされてい。従って、複雑なシステム内で疲労特性を正確に判断し、モニター(監視)するための改良された方法を使って、上記のような種々の欠点及び不都合を解決することが望まれている。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、システム内の交換可能な要素に対して寿命終了の決定を判断するための方法に関しており、システムのサイクルを公称(名目上の、あるいは、基準の)カウントとして受け取る段階と、一方では、復旧状態に関してシステムをモニターする段階、及び復旧状態の場合には復旧カウントを提供する段階とから成っている。この後に、公称カウントと復旧カウントを補足診断カウンタへ集計する段階が続く。
【0007】
特に、本発明は、文書処理システム内のサービス頻度の高い品目の寿命終了の決定を判定するための方法に関しており、文書処理システムのサイクルを公称カウントとして受け取る段階と、少なくとも1つの重み付け係数を公称カウントに掛けて少なくとも1つの重み付きカウントを作り出す段階と、一方では、復旧状態に関してシステムをモニターする段階とから成っている。この後に、復旧状態の場合には復旧カウントを提供して、1つ又は複数の重み付きカウントと復旧カウントを補足診断カウンタへ集計する段階が続く。
【0008】
更に、本発明は、文書処理システム内のサービス頻度の高い品目の寿命終了の決定を判定するための方法に関しており、文書処理システムの各サイクル毎に、公称カウンタを公称カウント分だけ増加させる段階と、少なくとも1つの重み付け係数を公称カウントに掛けて重み付きカウントを作り出す段階とから成る。本方法は、更に、復旧状態に関してシステムをモニターする段階と、復旧状態の場合には復旧カウントを提供する段階と、スタートアップ状態に関してシステムをモニターする段階と、更に、スタートアップ状態の場合にはスタートアップカウントを提供する段階とを含んでいる。本方法は、次に、サイクルダウン状態に関してシステムをモニターする段階と、サイクルダウン状態の場合にはサイクルダウンカウントを提供する段階と、公称カウント、重み付きカウント、復旧カウント、スタートアップカウント、サイクルダウンカウントを補足診断カウンタへ集計する段階とを含んでいる。
【0009】
【好適な実施例の詳細な説明】
我々は、文書処理システム内のサービス頻度の高い品目(HFSI)部品の利用を追跡するするソフトウェアルーチンを精巧化することによって、これらルーチンの予測精度を改良している。これにより、早過ぎるか又は遅すぎるか何れかの部品交換から生じる無駄や消費者の不満を低減することができる。
【0010】
システムモデリング技術を使って、所与のジョブに含まれる構成要素の相対的な負荷の量を示すことができる。1つの例は、サイクルアップ/サイクルダウンの間に実際に発生する画像ピッチ数を追跡し、影響を受けるこれらサブシステム全てに対して、画像ピッチをカウントするというものである。もう1つの例は、ピクセルの計測数を利用して領域カバレッジ(被写域、範囲)を求め、その情報を使って、それが示す負荷の相対的な量によってそのカウントを測るというものである。
【0011】
或る作動特性を考慮すれば、現在の方法の予測精度は改良可能である。本明細書の主要な教示は、各機械使用タイプ間の相対的な負荷のレベルを機械の様々なサブシステムの期待寿命と関連付けることのできるHFSIカウンタに対して、見積もられたか又はモデルから導き出されたプリント/コピーのカウント調整を利用するというものである。図1は、本発明の教示に関わる幅広い概念を示すフローチャートである。入力ブロック100は、現在の従来技術システム内で既に一般的に収集されているようなモニターされている部品に関する「クリック」数か、又は他の増分カウントか、又はシステム入力データである。勿論、現在は収集されていないがモニターされている部品からの入力データがあれば、新しいデータコレクタを配備しなければならない。例えばコピー機/プリンターシステムでは、モニターされている入力データは、作動時間のような考えられるパラメータが他にも多数あるが、一般的にはコピーの数であろう。
【0012】
ブロック100からの入力は、使用条件重み付けブロック101−105、及び108へ送られる。この実施例のこれらの重み付け条件には、使用ブロック101環境、ブロック102紙タイプ、ブロック103画像タイプ、ブロック104ジョブタイプ、ブロック105ジョブ長さ、ブロック108復旧が含まれている。使用ブロック101環境に関する重み付け考慮要件は、温度及び湿度のパラメータである。紙タイプ使用ブロック102に関する重み付け考慮要件は、紙の透明性、紙の厚さ及び重さのような媒体のタイプと関係しているはずである。ブロック103で重み付けされる画像タイプの考慮要件は、入ってくる画像データを調査することによって決定されるトナーカバレッジの尺度であり、その追跡はピクセル計数のように簡単だし、もっと複雑なデジタル画像化処理技術を巻き込んでもよい。使用ブロック104では、シンプレックス/デュプレックス、カバー、挿入に関するジョブ要件のようなジョブタイプの考慮要件が、重み付け係数である。使用ブロック105は、単一のジョブで、単一のページがコピー/プリントされるのか複数のコピー/プリントが作成されるのかによって決まる、システムに対する負荷の差を表すジョブ実行長を与える重み付け係数を提供する。最後に、使用ブロック108では、システムに問題があってシステム復旧を行った際の負荷による重み付け考慮要件を提供する。プリンター/コピー機システムに見られる2、3の分かり易い例を以下に説明する。
【0013】
ブロック100からの入力は、次に利用状況付加ブロック101−105及び108へ送られる。この実施例のこれらの付加状況は、利用ブロック101環境、ブロック102紙質、ブロック103画像タイプ、ブロック104ジョブタイプ、ブロック105ジョブの長さ、ブロック108復旧である。利用ブロック101環境に関する付加考慮要件は、温度及び湿度というパラメータである。紙質利用ブロック102に関する付加考慮要件は、用紙の透明性、用紙の厚さ及び重さのような媒体の型と関係しているはずである。ブロック103での画像タイプの付加考慮要件は、入ってくる画像データを検査することによって決定されるトナー適用範囲metricであり、その追跡はピクセル計数と同じく簡単であるし、或いは、より複雑なデジタル画像化処理技術を含んでもよい。利用ブロック104では、シンプレックス/デュプレックス、カバー、挿入に関するジョブ要件のようなジョブタイプの考慮要件が、付加要因である。1つのジョブで1つのページがコピー/印刷されるのか、又は複数のコピー/印刷が作られるのかに依って、利用ブロック105は、ジョブの実行長に与えられて力の差をシステムに許容させる付加要因を提供する。最後に、利用ブロック108では、システムの問題からのシステムの復旧力のために付加考慮要件が備えられる。プリンタ/印刷機システムに設定されている1組の分かり易い例を以下に説明する。
【0014】
例えば静電グラフィックプリンター/コピー機の文書処理システムでは、よく知られているように、短いジョブは長いジョブよりも負荷が大きい。この理由の1つは、機械のサイクルアップ及びサイクルダウンによって消費される合計ジョブリソースの割合である。実際、非常に短いプリント/コピージョブでは、サイクルアップ/ダウンは、プリントを行うプロセスよりも多くの機械負荷の割合を占める。これは、サイクルアップが、プリントに備えてシステムを準備するのに用いられるからである。ベルト又はドラムは、帯電され、電気的平衡に到る時間を与えられる。適切な帯電及びバイアスレベルを判定し、制御システムを較正するために、テストパッチの測定が行われる。この動作は、ベルトがその電気的特性をずっと変化し続けるので、その度毎に行わなければならない。幾つかのセットアップ手順は、完了するのに相当な時間が必要な、反復的構成要素を有している。同時に、融着機構と(もし有れば)イルミネーションランプは暖機運転が行われる。クリーナーも、前回のジョブ以降、落ちたか又は付着したかもしれない埃又は塵の帯を除くために起動される。一般的な機械では、最初のシートが送られる前に10以上の光受容体パネルが転写ゾーンを通過することは珍しくない。この間に、多くの主要な機械サブシステム(例えば、P/R、現像器、及び帯電器)は、実際の印刷ジョブ中に駆動されるのと同じ方法で駆動されている。コピー/プリント品質の調整は、ブロック100への「クリック」カウント入力に寄与することなく、多くの機械リソースを消費する。サイクルダウンは、一般的に短い。サイクルダウンは、主にジョブが完了した後にクリーナーを稼働し、無駄なトナーをサンプに移すのに用いられる。この間に、幾つかの診断テストルーチンが実行される。まだシステム内に残っている用紙は取り除かれなければならないし、機械を稼働準備状況へ戻さなければならない。
【0015】
従って、供給され印刷されるシートだけに頼るのではなく、これら余分の光受容体パネルをそれらのサブシステムが使用されたものとしてカウントすることが重要である。そこで、所与のプリンター/コピー機が最初の印刷を行う前に10のブランクの光受容体パネルを実行し、顧客が3つの画像化を実行する場合、改良されたHFSIカウンタは、これらの影響を受けたサブシステムに対して3ではなく13をカウントする。使用ブロック105の出力は、そのようなシナリオを考慮して、重み付きカウントを提供する。数多くの短いジョブが実行される長い期間に亘って見れば、このカウントは、単純なプリントカウンタが示すものとは大分異なるはずである。1000枚のシートのジョブの場合、このような長いジョブではサイクルアップの相対的な影響はごく僅かであることを考えれば、10のサイクルアップコピーは無視することができる。
【0016】
図1のモデルに示す使用ブロック103によって提供されるもう1つの使用モードは、領域カバレッジ割合である。画像上のトナーの量は、現像器、P/R、クリーナー及び融着器に負荷を及ぼすことになるので、ここでは比例係数も用いられている。例えば、10%領域カバレッジを備えた基本テキスト文書を公称のもの(定格のもの、あるいは、基準)と考えると、35%カバレッジの絵画像は、これらのサブシステムに更に負荷を加える傾向にある。しかし、この文書は、信頼性及び疲労に関して、負荷が実際に3.5倍ということではない。詳細なモデリング又は経験データは、領域カバレッジに対する影響係数を提供する。影響係数は、所与の割合だけ領域カバレッジの影響を緩和する。例えば、領域カバレッジの影響が最大で20%というように決定される。これは、疲労の観点からは、ダーク・ダスティング(100%カバレッジ)は、以下に示すように、ページ当たり2コピーのカウントに相当するものを作成するということを意味している。
100%/10%×20%=2.0
言い換えると、実際のカバレッジを公称のカバレッジで除し、影響係数を掛けたものが重み付け係数となり、それが、使用ブロック103の出力となる。当業者には自明のように、更に精緻化した実施形態をこれに加えることができる。例えば、もう1つの実施例では、領域カバレッジだけでなく、密度も含まれる。更なる代替実施例では、直接のピクセルカウントを用いることもできる。
【0017】
使用ブロック102で指定される別の負荷係数は、紙のサイズ及び紙の質量である。プリンター/コピー機技術では、数多くの負荷がよく知られている。例えば、融着器ロール上には11”の疲労マークがある。14”シートを上手く混ぜると、融着器に掛かる負荷を実際に低減することができ、11”シートの独立した追跡に有用である。重い紙は、大きなトルクを必要とし、駆動要素に負荷を掛けることになる。色の透明度性能を向上させるには高い粘着力と高い溶融温度が必要なので、透明度は融着ロールに負荷を加えることになる。融着ロールの層間剥離は、融着器が受ける、温度及び時間の積分と熱勾配の大きさの関数である。これらは全て、使用ブロック102で決定される高コスト交換品目の余命計算に関係する。
【0018】
復旧に関する使用ブロック108は、電源の異常や中断、及び文書処理システムでよく経験する紙詰まりのようなシステムのブレイクダウン状態で生じる負荷を、様々な交換可能な要素に提供する。この様にして生じる疲労のパターンは、紙詰まりが何処で起こったか、ジョブサイクルのどの時点で紙詰まりが生じたかによって大きく変わる。復旧の際の負荷は、行われていたプリントジョブの種類によっても更に変動する。
【0019】
図1に戻るが、使用ブロック101−105及び108で重み付け係数によって決定される重み付きカウントは、総和ブロック106で組み合わせられる。ブロック107に示されているある好適な実施例では、総和ブロック106から出てくる総和が、システムサイクル又は「クリック」の等価数として表されるが、これは整数である必要はない。「クリック」の分数部分を含んでいてもよい。この考えは、これが提供される顧客又はフィールドエンジニアには、コピーカウント又は「クリック」のパラダイムの中で稼働しているサービス可能なユニットを取り替える必要を決める際に、これが最も好都合だということである。更に、この表現は、これら同じ期間で交換間隔を取り扱う情報システムにも適合するであろう。しかし、当業者には自明なように、他の表現を用いてもよい。
【0020】
図2は、システム復旧からのスマートコピーカウント補正に関するプロセスのフローであり、コピー機の実施形態におけるスタートアップ、サイクルダウン及び用紙経路詰まり影響係数の調整を示している。ブロック200で始まり、ユーザー入力がコピー「N」の或る初期数の選択を決定する。次に、ブロック201に示すように、プリントジョブが始まる。スタートアップの影響をカバーするために、ブロック202に示すように、「S」コピークリックの増分が含まれている。数「S」は、先に述べたように10でもよいが、これは機械次第であり、システムに依って変わる。ブロック202のスタートアップ影響増分と並行して、プリントジョブは、適切な数のシート供給203を要求する。ステップ204に示されているように、各シート供給は、公称のメインコピーカウンタ205を増加させる。次に、シート供給ブロック203は、判断ブロック206で、紙詰まり状態の評価を開始する。実際に紙詰まり状態があれば、ステップ207で、補足診断コピーカウンタ208が「J」だけ増やされる。この数はシステムによって変化するし、紙詰まりのタイプによっても変化する。例えば、両面印刷ジョブの間の紙詰まりであれば、片面印刷用紙経路と同時に、両面印刷用紙経路からも邪魔物を取り除くことになる。下記の表は、1つの代表的な実施例のシナリオである。
【0021】
【0022】
上記表で、「サイド1紙詰まり」事象は、片面印刷用紙経路の状態である。両面印刷部の補足診断コピーカウンタ208には余分な「クリック」が追加されるようになっていないが、これは機械の両面印刷部はこの事象の影響を受けないからであることに注目されたい。しかし、両面印刷用紙経路を巻き込む「サイド2紙詰まり」事象では、両面印刷部の補足診断コピーカウンタ208に対して、10クリックのスコアが割り当てられている。そのためステップ207の「J」増分は、その状態にある両面印刷部の補足診断コピーカウンタ208では10である。ステップ209では、スタートアップ「S」及びサイクルダウン(又はジョブ終了)「E」クリック増分の和が割り当てられる。ステップ209で提供される紙詰まり状態、スタートアップ及びサイクルダウン状態における、文書処理システムの光受容体、クリーナー、融着器、両面現像器及び位置決め搬送器に関する代表的な増分「クリック」値は、上記表に示す通りである。クリーナーに対する等価値が特に高いのは、紙詰まりの場合、クリーナーは、通常行われるように画像が用紙に転写された後に残されている残留トナー量とは対照的に、転写されなかった画像全てを取り除かなければならないからであることに注目されたい。正常時の作動と紙詰まり除去との間でのクリーナーに掛かる負荷の差は、1000倍にもなることがある。ステップ209で実行される集計には、紙詰まり状態からの復旧カウントと組み合わせられた重み付きカウントと、スタートアップ及びサイクルダウンカウントとが含まれる。必要であれば、ステップ211は、システムから邪魔物を排除してシステム再設定を続け、システムからシートを排除して、オペレータの診断を開始する。
【0023】
補足診断コピーカウンタ208は、公称メインカウント「N」と、紙詰まりカウント「J」と、スタートアップ「S」及びサイクルダウン「E」カウントの合計分だけカウントが更新され、文書処理システムにおけるCRU及びHFSIの疲労交換計画の、更にしっかりとした意味のあるインジケータを作り出す。システムから邪魔物を排除してシステム再設定を続けるブロック211、或いは紙詰まりがない場合には紙詰まり判定ブロック206は、判定ブロック210をトグルし、そこでは、シートカウンタとプリントジョブのコピー数「N」との間の比較を用いて、プリントジョブが完了しているか、又はカウンタを減少すべきかが判断され、ジョブが終了するまで上記シーケンスを繰り返すためにシート供給コマンドがブロック203に発行される。一旦判定ブロック210がジョブの完了を決定すると、ステップ212は、「E」ジョブサイクルダウン影響クリックの和を補足診断コピーカウンタ208に提供し、ステップ213でシステムをジョブ停止に導く。
【0024】
最後に、補足カウンタを利用し、追加のスタートアップ/ランダウン考慮要件と復旧カウントの両方をそれらの補足カウンタへ入力することによって、構成要素の疲労寿命時間の終期を判定しそれによって予測する際に、更に正確に結果を出すことができる。更に、この方法を適用することにより、経費及び顧客の業務停止時間の両方を最小化する適切な交換スケジュールの設定及び更新が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニターされている部品の使用状態及び重み付け係数に関するフローチャートである。
【図2】スマートコピーカウント補正に関するプロセスのフローチャートであり、スタートアップ係数と、サイクルダウン係数と、用紙経路詰まり影響係数を示している。
Claims (5)
- コピー機又はプリンタに配置され、該コピー機又はプリンタの使用に応じて増分される自らと関連付けられたカウンタを有する交換可能な要素の期待寿命を、前記カウンタの値が所定値に達したか否かによって判断するための方法において、
少なくとも前記コピー機又はプリンタで行われるプリント/コピーの数に基づく公称カウントを受け取る段階と、
紙詰まりからの復旧を含む復旧状態に関して前記コピー機又はプリンタをモニターする段階と、
前記復旧状態にある場合は復旧によって負荷を受ける様々な交換可能な要素と関連付けられたカウンタを増分するために前記要素に復旧カウントを提供する段階と、
前記公称カウント及び前記復旧カウントを補足診断カウンタによって集計し、該集計値が所定値に達したかどうかを判断する段階とから成り、
前記復旧カウントは、前記紙詰まりが何処で起こったか、又は、前記紙詰まりがジョブサイクルのどの時点で生じたか、又は、行われていたプリントジョブの種類に応じて変更されることを特徴とする方法。 - コピー機又はプリンタ内に配置され、該コピー機又はプリンタの使用に応じて増分される自らと関連付けられたカウンタを有するサービス頻度の高い品目の期待寿命を、前記カウンタの値が所定値に達したか否かによって判断するための方法において、
少なくとも前記コピー機又はプリンタで行われるプリント/コピーの数に基づく公称カウントを受け取る段階と、
使用環境に応じて定めた少なくとも1つの重み付け係数を前記公称カウントへ適用して前記公称カウントを変更する段階と、
紙詰まりからの復旧を含む復旧状態に関して前記コピー機又はプリンタをモニターする段階と、
前記復旧状態にある場合は復旧によって負荷を受ける様々な交換可能な要素と関連付けられたカウンタを増分するために前記要素に復旧カウントを提供する段階と、
前記1つ又はそれ以上の重み付きカウント及び前記復旧カウントを補足診断カウンタによって集計し、該集計値が所定値に達したかどうかを判断する段階とから成り、
前記復旧カウントは、前記紙詰まりが何処で起こったか、又は、前記紙詰まりがジョブサイクルのどの時点で生じたか、又は、行われていたプリントジョブの種類に応じて変更されることを特徴とする方法。 - コピー機又はプリンタ内に配置され、該コピー機又はプリンタの使用に応じて増分される自らと関連付けられたカウンタを有するサービス頻度の高い品目の期待寿命を、前記カウンタの値が所定値に達したか否かによって判断するための方法において、
各プリント/コピー毎に、少なくとも前記コピー機又はプリンタで行われるプリント/コピーの数に基づく公称カウンタを増加させる段階と、
使用環境に応じて定めた少なくとも1つの重み付け係数を前記公称カウントに適用して前記公称カウントを変更する段階と、
紙詰まりからの復旧を含む復旧状態に関して前記コピー機又はプリンタをモニターする段階と、
前記復旧状態にある場合は復旧によって負荷を受ける様々な交換可能な要素と関連付けられたカウンタを増分するために前記要素に復旧カウントを提供する段階と、
スタートアップ状態に関して前記コピー機又はプリンタをモニターする段階と、
前記スタートアップ状態にある場合はスタートアップカウントを提供する段階と、
ジョブが完了した後にクリーナーを稼働し、無駄なトナーをサンプに移すのに用いられるサイクルダウン状態に関して前記コピー機又はプリンタをモニターする段階と、
前記サイクルダウン状態にある場合はサイクルダウンカウントを提供する段階と、
前記公称カウント、前記重み付きカウント、前記復旧カウント、前記スタートアップカウント及び前記サイクルダウンカウントを補足診断カウンタによって集計し、該集計値が所定値に達したかどうかを判断する段階とから成り、
前記復旧カウントは、前記紙詰まりが何処で起こったか、又は、前記紙詰まりがジョブサイクルのどの時点で生じたか、又は、行われていたプリントジョブの種類に応じて変更されることを特徴とする方法。 - 請求項2、3に記載の方法において、前記重み付け係数は、紙の透明性、紙の厚さ及び重さを含む媒体のタイプと関係している方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において、前記プリントジョブの種類には、両面印刷ジョブが含まれる方法。
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