JP4066944B2 - 調湿建築材 - Google Patents

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Description

本発明は、戸建住宅や集合住宅、ビルなどの商用建築物の内装に用い、室内の湿度を調節するための調湿建築材に関するものである。
居住空間の密閉性が高まり、空気清浄など居住空間をより快適にするための方策が各種とられている。その中で、居室の湿度を調整し、不快指数など居住条件を改善することも行われている。
その手段として、空調機などで強制的に湿度条件を改善するほか、建築材に調湿機能を追加し用いることが近年行われてきている。例えば特開2003−313966号公報などに示される調湿建築材などである。この調湿建築材は、基材として石膏ボードを主に用いるものである。
一方、これら調湿建築材も下地に当接して施工されるが、この下地は表面が平らであることが望ましいが、実際の施工状態では不陸が生じていることが殆どである。
施工時によく生じる状態図を図4に示す。これは調湿建築材を壁材として用いているもので、断面を上方から見たものである。
この例では、下地10に当接するように調湿建築材8を固定し、その隣に同じように調湿建築材8を固定している。図では簡略のために2枚のみを示しているが、実際にはさらに連続して固定していくものである。
ここで下地10の調湿建築材8当接面が不陸状態(10a部分)になっていると、また調湿建築材自体の製造誤差があるため、調湿建築材8は隣のものにきちんと並べることができなくなる。したがって床材などと同様に、実部を周縁部分に形成し、調湿建築材同士の嵌合をうまく納める必要がある。
しかしながらこの調湿建築材は石膏ボードを基材として用いているため、周縁部分に実部を形成すると、実部での石膏ボードの厚さが薄くなり、さらに石膏ボード自体は非常に脆いものであるため、施工時、実使用時などで実部が欠損するおそれが非常に高く、実質上実部を形成することができないものであった。
もちろん石膏ボード自体は表裏面に石膏ボード原紙と呼ばれるものを貼着しているが、実を形成するとその部分が除去され、石膏部分だけとなり、非常に脆くなっている。
そこで例えば実開平7−43199号公報に見られるように、実部を形成するために補強材を設けるものなどの工夫がされていたが、石膏ボードと別部材とを組み合わせるため、製造上作りづらいものであり、また補強材部分では調湿機能が無いため、調湿建築材全体を考えた場合には、その性能を減ずることとなってしまう。
特開2003−313966号公報 実開平7−43199号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、実部を補強しつつ調湿機能を損なうことなく、表面の段差を目立ちにくくした調湿建築材を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、矩形状の石膏ボード本体の表裏面に石膏ボード原紙を貼着してなる石膏ボードの周縁部分に実加工して実部を形成し、該実部にシーラー加工を施して化粧シートを石膏ボードの表面側から裏面側に至るように貼着し、表面側から化粧シートを貫通し石膏ボード本体に至る小孔を多数設けてなる調湿建築材としている。
本願発明の調湿建築材においては、請求項1の調湿建築材においては、石膏ボードの周縁部分に実加工して実部を形成し、該実部にシーラー加工を施して化粧シートを石膏ボードの表面側から裏面側に至るように貼着しているので、石膏ボードに実部を形成しながら、化粧シートにより実部の補強を行え、特に別部材の補強材を用いることなく、実部の補強が行うことが可能となる。このため実部を用いて表面側に生じる段差を目立ちにくくすることができる。
また請求項2の調湿建築材においては、実部をあいじゃくり実としたことで、石膏ボード本体が薄くても実部を形成することが可能となる。
また請求項3の調湿建築材においては、化粧シートを石膏ボードの表面全面を覆うことで、調湿建築材全体が統一された意匠性を有することになる。
本願発明の最良の形態を図1から図3に示される以下の実施例にて説明する。なお図1は図2のA−A’で示される部分の断面図となっている。
本実施例は、矩形状の石膏ボード本体1の表裏面に石膏ボード原紙2を貼着してなる石膏ボード3の周縁部分に実加工して実部4を形成し、該実部4にシーラー加工を施して化粧シート6を石膏ボード3の表面側から裏面側に至るように貼着し、表面側から化粧シート6を貫通し石膏ボード本体1に至る小孔7を多数設けてなる調湿建築材8である。
また実部4をあいじゃくり実としていて、化粧シート6は石膏ボード3の表面全面を被装するように設けられている。勿論図示はしていないが、化粧シート6は調湿建築材8の実部4を含む周縁部分のみに設けるものであっても構わない。
このように石膏ボード3の周縁部分に実加工して実部4を形成し、該実部4にシーラー加工を施して化粧シート6を石膏ボード3の表面側から裏面側に至るように貼着しているので、石膏ボード3に実部を形成しながら、化粧シート6により実部4の補強を行え、特に別部材の補強材を用いることなく、実部4の補強が行うことが可能となる。そして実部4により隣り合った調湿建築材8同士に生じるおそれのある段差を目立ちにくくすることができる。
また実部4をあいじゃくり実としたことで、石膏ボード本体1が薄くても実部4を形成することが可能となる。また化粧シート6を石膏ボード3の表面全面を覆うことで、調湿建築材8全体が統一された意匠性を有することになる。
この石膏ボード3は、図2に平面図が示されるように、大きさが縦2535mm、横458mmで、厚さが9.5mmの矩形状のものを用いている。また石膏ボード原紙2は石膏ボード本体1を補強するために、同表面及び裏面に全面に亘って接着されるものである。これらを接着する接着剤としては、適宜必要とされるものを選択し用いる。
化粧シート6としては、目付50g/平方メートルの紙を用いている。これは図1の点線で示されるものである。また、特に実部4のうち、下側に凸のもの(図1における左側の実部)の裏面側に延設される化粧シート6は、実部4を越えて設けられることが望ましい。
ところで実部4には化粧シート6を貼着する前にあらかじめシーラー加工を施している。このことにより、石膏ボード本体1と化粧シート6との接着性が向上し、何も処理することなく石膏ボード本体1と化粧シート6とを貼着する場合に比べ、化粧シート6の密着性が高まり、結果として実部4の補強も高まることになる。
そのためシーラーは実部4のうち石膏が露出する部分(図1の拡大部分における一点鎖線で示される部分:シーラー加工部分5)に塗布すれば良い。
なお、本実施例では図1に示されるように、調湿建築材8の実部4表面側と調湿建築材8の表面側との境界部分に面取り部9を形成している。こうすることで化粧シート6の実部4での密着性が向上し、特に表面側から見たときに化粧シート6の折曲部分がきちんと直線として現れやすくなり、調湿建築材8自体の意匠性も向上する。
実際の施工状態は、図3に示されるように上方から見て、不陸が下地にあったとしても実結合部分で目立ちにくくすることができるので、施工状態で表面側に不陸状態が目立つことを防ぐことができる。特に面取り部9があることで実結合部分での段差がより目立ちにくくなっている。
なお、実部4の厚さは、結合状態で厚さを調湿建築材8の厚さにあわせる必要があること、及び不陸の吸収を達成するため、石膏ボード本体1に実部4を形成する際に、あいじゃくり実の場合には石膏ボード本体1の厚さの1/2以下の厚さにする必要がある。また四周に実部4を形成しても良い。
なお、調湿建築材8の表面側から小孔7が多数設けられているが、図2に点線で示すように(中間部分は省略している)、略全面に亘って小孔7を形成している(一部を拡大し、どのように小孔が形成されるかを示している。)。なお、本実施例では小孔7はφ1mm、深さ3mm程度の大きさで、5mmピッチで形成されているので、おおよそ45600個の小孔が形成されることになり、約3%強の開口率となる。
もちろん他の形成パターンで小孔7を形成しても良く、開口率は本実施例に限定する必要は全く無い。また小孔7の形状も適宜所望の大きさ形状にすれば良く、本実施例の形状に限定されることは無い。
なお、本発明では壁材としての調湿建築材を例に説明を行ったが、例えば天井材など内装材として用いることも可能である。
本願発明の実施形態である調湿建築材を示す断面図である。 同施工状態を示した概略平面図である。 本願発明の実施形態である調湿建築材を施工した状態を示す概略断面図である。 従来の実施形態である調湿建築材を施工した状態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 石膏ボード本体
2 石膏ボード原紙
3 石膏ボード
4 実部
5 シーラー加工部分
6 化粧シート
7 小孔
8 調湿建築材
9 面取り部
10 下地

Claims (3)

  1. 矩形状の石膏ボード本体の表裏面に石膏ボード原紙を貼着してなる石膏ボードの周縁部分に実加工して実部を形成し、該実部にシーラー加工を施して化粧シートを石膏ボードの表面側から裏面側に至るように貼着し、表面側から化粧シートを貫通し石膏ボード本体に至る小孔を多数設けてなる調湿建築材。
  2. 実部をあいじゃくり実としたことを特徴とする請求項1記載の調湿建築材。
  3. 化粧シートは石膏ボードの表面全面を被装するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の調湿建築材。
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