JP4065648B2 - 電動弁 - Google Patents

電動弁 Download PDF

Info

Publication number
JP4065648B2
JP4065648B2 JP2000145052A JP2000145052A JP4065648B2 JP 4065648 B2 JP4065648 B2 JP 4065648B2 JP 2000145052 A JP2000145052 A JP 2000145052A JP 2000145052 A JP2000145052 A JP 2000145052A JP 4065648 B2 JP4065648 B2 JP 4065648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
rod
valve body
shaft
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000145052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001324043A (ja
Inventor
和之 浅野
聡 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP2000145052A priority Critical patent/JP4065648B2/ja
Publication of JP2001324043A publication Critical patent/JP2001324043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4065648B2 publication Critical patent/JP4065648B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルームエアコンや冷凍機などの冷凍サイクル中に用いられる電子制御膨張弁、又は一般の産業分野でマイコンと組合せて使用される比例制御弁として利用される電動弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気的駆動機構と弁を組み合わせてマイコンにより制御する電動弁は、その一例として図7に示すような構成のものが実用化されている。その構成を以下に説明する。
従来の電動弁は、上方より嵌着部60aとおねじ60bとシャフト部60cと下端のおねじ60dに形成した弁軸60を電気的駆動機構63により回転させ、この回転をめねじを切った推進軸受59により直進回転運動に変換するバルブであって、
上部を電気的駆動機構63に接続した本体I51と、出入口パイプ53、54を有する本体II52は、樹脂製シール材55aを装着したシールガイド55を介して適宜な手段で結合されている。
また、前記本体I51の中心部には、室I64を形成すると共に、出入口パイプ53につながる本体II52の下方に室II65を形成し、前記室I64内には上下に摺動可能で径をφd2とする均圧部56aを設けた弁体56を装着し、該弁体56の穴56bには軸受57の外周リング57aをカラー58により固着すると共に内周リング57bの内面には前記弁軸60下端のシャフト部60cを内挿し、前記弁軸60のおねじ60bと軸受57の上面との間にはスプリング61を配置すると共にシャフト下端のおねじ60bを調整ねじ62にて固着し、前記本体II52下端部の弁口径φd1を前記弁体均圧部56aの径φd2と同一径に形成すると共に弁体の穴56bと室I64とを連通させ、閉弁時にはスプリング61を介して弁体56を押し下げ、開弁時には調整ねじ62にて弁体56に固着された軸受57を持上げるようにして、弁体56の下端テーパ部56cと前記本体II52下端部の弁口との隙間を変化させ流量制御し、いずれの冷媒の出入口53,54から冷媒が流入しても弁体56には上下方向の力が作用しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来品においては、電動弁の弁口が1つであるために大きな流量を得るためには大型化する必要があり、また、チャタリング対策として装着されている樹脂製シール材55aには、四フッ化エチレン樹脂を使用しているため高価なものとなる問題点があった。
【0004】
さらに、冷凍サイクル中に取り付けられた電動弁が故障、あるいはマイコンの故障等により電動弁が作動しなくなった場合には、電動弁の取替えまたは、マイコンの修理が完了するまでその冷凍サイクルが制御されないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、電気的駆動機構と弁を組み合わせてマイコンにより制御する電動弁において、弁軸に対して弁体を間接的に接続すると共に、前記本体内の隔壁に形成される第一弁口と第二弁口を略同径でかつ略同軸にすると共に、閉弁時に前記のそれぞれの弁口の流出側を均圧にするための室を形成し、流体の圧力によって弁体に作用する上下方向の力を相殺させることにより、2つの弁口によって大きな流量を得ることができ、また、電動弁が故障、あるいはマイコンの故障等により電動弁が作動しなくなった場合に手動にて弁口を開閉させる手動開閉装置によって暫定的な冷凍サイクルの運転を可能とし、さらに、弁体内を摺動させるロッドのチャタリングを防ぐために摺動抵抗の小さいテフロンパッキンを使用することにより、小型で廉価であると共に故障したとしても手動開閉装置によって冷媒制御可能なバルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明に係る電動弁は、非磁性体からなる円筒状ケース2の外周部に固定したモータの固定子26への通電により、ケース2内に収納したおねじ13bを有する弁軸13と一体的に形成したモータの回転子14を回転させ、この回転をめねじを切った推進軸受11により弁軸13の直進運動に変換する電動弁であって、本体1の中心部にコの字状の隔壁1aを設けて該隔壁内に室 I 33を形成させると共に隔壁の上方部分と下方部分にそれぞれ室 II a34と室 II b35を設け、前記隔壁の下方部分には第一弁口36を、また上方部分には第二弁口37を設けるに際して第一弁口36の径よりも第二弁口37の径を少し大径に形成し、これらの弁口36、37部分には、前記の第一弁口径よりも大径に形成された第一弁部5bと第二弁部5cとを備えた弁体5を、前記室 II a34、室I33、 II b35を連通して上下に摺動可能に装着し、該弁体5の穴5aには軸受8の外周リング8aをカラー9により圧入固着すると共に内周リング8bの内面には前記弁軸13下部のシャフト13dを内装し、前記弁軸13のおねじ13bと軸受8の上面との間にスプリング17を配置すると共にシャフト下端のおねじ13eを調整ねじ18にて固着し、閉弁時にはスプリング17を介して弁体5を回転させることなく押し下げ、開弁時には調整ねじ18にて弁体5に固着された軸受8を持ち上げるようにし、いずれの冷媒の出入口3、4から冷媒が流入しても弁体5には上下方向の力が作用しないようにし、よって作動には大きな動力を必要とすることなく、かつ、第一弁口36と第二弁口37の2つの弁口により大きな流量を得られるようにし、前記本体1の下方部分にメタルシールにて気密的に固着したロッドガイド21と、該ロッドガイド21の内面に羅合させると共にOリング24にて気密保持されるロッド22と、前記ロッド22の下端部に圧入固定された六角棒23とにより手動開閉装置32を構成させ、本体1下部に気密的に固着されたボディプラグ25を外した後、前記の六角棒23を手動にて回動させることにより前記ロッド22を上下に直進回転運動させ、該ロッド22を上方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部に接触し、次に前記スプリング17が縮むことにより弁体5を押し上げて開弁し、またロッド22を下方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部より離れて該スプリング17が伸びることにより弁体5を押し下げて閉弁させるようにした手動開閉装置32を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】
また、第2の発明に係る電動弁は、弁体のチャタリング対策として、ロッドの上方部分が摺動する弁体5の穴5aには、カラー7を介してテフロンパッキン6を装着し、ロッド22の外面を前記弁体5がロッド22に対して上下方向にスムーズに摺動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電動弁の具体的な実施例を図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の電動弁の縦断面図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は図1のB−B断面図であり、図4は手動開閉装置部の拡大縦断面図であり、図5は図1のテフロンパッキン部の拡大縦断面であり、図6は図1の流量制御部分を示す拡大縦断面図である。
【0012】
電気駆動機構31は、モータの固定子26への通電により非磁性体からなる円筒状ケース2内のモータの回転子14を回転させるようになっている。なお、回転子14の左右方向への回転数を制御するために、前記ケース2上端部の蓋19の裏面には、中心より離れた位置にストッパー20を垂下状に設け、一方、回転子14と一体的に形成した弁軸13の上部には、シャフト13cを延長して設け、該シャフト13cには、中央部が螺旋状に形成されると共に上下端にそれぞれ突起片16a、16bを備えたガイド線16を外挿し、前記上方の突起片16aはシャフト13c上端部に固着すると共に下方の突起片16bには下方に折り曲げた係合部16cを設け、前記ガイド線16の螺旋状の溝には、螺旋に沿ってほぼ1回転させたリング部15aと前記ストッパー20と当接させるごとくリング部15aの上方を外周方向に延長した腕15bとからなるリング状のガイドピン15を設け、前記リング状のガイドピン15がガイド線16の螺旋溝に沿って上方に移動したときにはガイドピン15のリング部15aの上端部がガイド線16の突起片16aと当接し、また、ガイドピン15がガイド線16の螺旋溝に沿って下方に移動したときにはガイドピン15の腕15aが下方の突起片16bに形成した係合部16cと当接するようになっている。
【0013】
また、前記モータの回転子14に固着された弁軸13は、上方より電気的駆動機構31のモータの回転子14に接続する嵌着部13aとおねじ13bと上部のシャフト部13cと下部のシャフト部13dと下端のおねじ13eとにより形成されている。
【0014】
本体1は、側部に対称にそれぞれ出入口パイプ3、4を設けると共に出入口パイプ3につながる部分、すなわち、本体1内の中心部にコの字状の隔壁1aを設けて該隔壁内に室I 33を形成させると共に隔壁の上方部分と下方部分にそれぞれ室IIa34と室IIb35を設けている。また、該室I33と該室IIb35をつなぐ第一弁口36と、該室I33と該室IIa34をつなぐ第二弁口37は、略同径でかつ略同軸に配置されている。
【0015】
前記の弁体5は、前記の第一弁口径よりも径に形成された鍔状の第一弁部5bと三角錐所の第二弁部5cとを備えており、鍔状の第一弁部5bは第一弁口36に当接し、三角錐所の第二弁部5cは第二弁口37に当接する。
【0016】
弁体ガイド10は、中心部にめねじを形成してこの部分を推進軸受11とすると共に下部を開口して弁体5の上部が挿入される室IIc38を形成し、弁体ガイド10の下方に弁体5の左右方向への回転を防ぐため、ピン12が圧入によって固着され、弁体5の上部に上下方向に形成された溝5dによって弁体5が上下方向にスライドする。
【0017】
そして、前記弁体ガイド10は、本体1の上部より弁体5が内部に挿入された状態で圧入により結合されている。弁体ガイド10に弁体5を挿入した前記室IIc38は、該推進軸受11横に形成された均圧孔I10a及び、弁体ガイド10の中心より離れた位置に形成された均圧孔II10bに連通して、本体1内の室IIa34と同一の圧力となる。
【0018】
また、前記弁体5は、前記の室IIa側から下方に向けて装着されるものであり、該弁体5の上方部分は前記弁体ガイド10の下部の開口部に収納され、弁体5の下方部分は第一弁口36及び、第二弁口37を通して室IId39に装着され、前記の室IIa34と室I33と室IIb35内を上下に摺動可能に装着されている。
【0019】
前記弁体5の下方部分が装着される室IId39は、弁体5下部側面の上下方向に形成された溝5eによって、本体1内の室IIb35と連通し同一の圧力となる。
【0020】
また、弁体5の穴5aには、外周リング8aと内周リング8bを備えた軸受8が内挿されていて、該外周リング8aはその上端をカラー9により圧入によって押し付けられ弁体5に固定される。
また、前記内周リング8bには弁軸13下部のシャフト13dが挿入されており、該シャフト部下端のおねじ13eには調整ねじ18がねじ止めされ、この調整ねじ18の上面にて軸受8を支持できるようになっている。また、前記弁軸13のおねじ13b下端部と軸受8の上面との間にはスプリング17が取り付けられている。
また、前記弁体5の穴5aの下部には、弁体のチャタリング対策としてのテフロンパッキン6をカラー7によって装着し、弁体5がロッド22のシャフト部22bに対して上下に摺動可能となっている。
【0021】
手動開閉装置32は、本体1の下方部分にメタルシールにて気密的に固着したロッドガイド21と、該ロッドガイド21の内面に羅合させると共にOリング24にて気密保持されるロッド22と、前記ロッド22の下端部に圧入固定された六角棒23とにより構成させている。
【0022】
次に、前記の手動開閉装置32の使用方法を説明する。
はじめに、本体1下部に気密的に固着されたボディプラグ25を外す。その後、前記の六角棒23を手動にて回動させることにより前記ロッド22を上下に直進回転運動させ、該ロッド22を上方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部に接触し、次に前記スプリング17が縮むことにより弁体5を押し上げて開弁し、またロッド22を下方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部より離れて該スプリング17が伸びることにより弁体5を押し下げて閉弁させるものである。
【0023】
次に作動について説明する。
弁軸13が推進軸受11のめねじと螺合して下方向に移動するときには、その動力は弁軸13からスプリング17、軸受8を経て弁体5に伝達され、また、上方向に移動するときには、その動力は調整ねじ18から軸受8を経て弁体5に伝達され、第一弁口36と弁体5の鍔5bとの開口面積Sと第二弁口37と該弁体5の鍔5cとの開口面積Sを合せた面積S(S=S+S)を変化させ流量制御を行う。(図5参照)
つまり、弁体5は、モータの回転子14に固着された弁軸13と一体的に回転するのではなく、軸受8を使用しているので直進運動のみ行うようになっており、また、弁体5の下方へ押し下げはスプリング17により行われているため、弁体5の鍔が弁口に当接したときに、弁軸13のおねじ13bと推進軸受11のめねじが食込みにくくなっている。
【0024】
また、本体1の下部に取り付けられた手動開閉装置32の使用時は、まず、本体1下部に気密的に固着されたボディプラグ25を外す。その後、前記の六角棒23を手動にて回動させることにより前記ロッド22を上下に直進回転運動させ、該ロッド22を上方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部に接触し、次に前記スプリング17が縮むことにより弁体5を押し上げて開弁し、またロッド22を下方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部より離れて該スプリング17が伸びることにより弁体5を押し下げて閉弁させる。
【0025】
【発明の作用】
本発明の電動弁は、本体1内の室I33の下端部に位置する第一弁口36と上端部に位置する第二弁口37とが略同径となっているため、流体の圧力P、Pによる弁体5へ作用する上下方向の力が相殺し合う。これを理論的に説明すると、側方の出入口パイプ3から弁体5に作用する力Pは、室I33の圧力Pがとなり、
上向きに F=1/4πd
下向きに F=1/4πd
また、もう一方の側方の出入口パイプ4から弁体5に作用する力Pは、連通する室IIa34および、室IIb35の圧力がPとなり、
上向きに F=1/4πd
下向きに F=1/4πd
となる。弁体5に作用する力Fをまとめると(上向きに作用する力をプラス、下向きに作用する力をマイナスとする。)
Figure 0004065648
ここで、第一弁口36径φdと第二弁口37径φdが略同径であることにより、
≒dとなる。よって、F=0となる。
出入口パイプ3の圧力をP(=室Iの圧力)
出入口パイプ4の圧力をP(=室IIの圧力)
第一弁口径φd
第二弁口径φd
よってモータ出力は、弁体5の穴5aに装着されたテフロンパッキン6と手動開閉装置32上部のロッド22のシャフト部22bとの摺動抵抗よりやや大きな大きな力でよいこととなる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明は電気的駆動機構と弁を組み合わせてマイコンにより制御する電動弁において、流体の圧力により弁体5の上下方向に作用する力が、本体1の第一弁口36と第二弁口37の径を略同径に形成することにより互いに相殺するようにしてあるので、大きな動力を必要とすることなく、また弁口を2つ設けることで従来に対して大型化することなく大きな流量を得ることができる。
【0027】
また、冷凍サイクル中に取り付けられた電動弁が故障、あるいはマイコンの故障等により電動弁が作動しなくなった場合、従来は電動弁の取替えまたは、マイコンの修理が完了するまでその冷凍サイクルが制御されないという問題点があったが、電動弁に手動開閉装置32を取り付けることにより、故障時の緊急冷媒制御が可能になる。
【0028】
さらに、チャタリング対策としての摺動抵抗としてテフロンパッキン6を弁体5内でロッド22との間で使用することにより、従来使用されていた樹脂製シール材55aの四フッ化エチレン樹脂に対して廉価なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動弁の開弁状態を示す縦断面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 図1のB−B断面図。
【図4】 図1のテフロンパッキン部の拡大縦断面図。
【図5】 図1の手動開閉装置部の拡大縦断面図。
【図6】 図1の流量制御部分を示す拡大縦断面図。
【図7】 従来の電動弁の閉弁状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 ケース 3 出入口パイプ
4 出入口パイプ 5 弁体 5a 穴
5b 鍔 5c 鍔 5d 溝
6 テフロンパッキン 7 カラー 8 軸受
8a 外周リング 8b 内周リング 9 カラー
10 弁体ガイド 10a 均圧孔I 10b 均圧孔II
11 推進軸受 12 ピン 13 弁軸
13a 嵌着部 13b おねじ 13c シャフト部
13d シャフト部 13e おねじ 14 モータの回転子
15 ガイドピン 15a リング部 15b 腕
16 ガイド線 16a 突起片 16b 突起片
16c 係合部 17 スプリング 18 調整ねじ
19 蓋 20 ストッパー 21 ロッドガイド
22 ロッド 22a テーパ面 22b シャフト部
23 六角棒 24 Oリング 25 ボディプラグ
26 モータの固定子 31 電気的駆動機構 32 手動開閉装置
33 室I 34 室IIa 35 室IIb
36 第一弁口 37 第二弁口 38 室IIc
39 室IId

Claims (2)

  1. 非磁性体からなる円筒状ケース2の外周部に固定したモータの固定子26への通電により、ケース2内に収納したおねじ13bを有する弁軸13と一体的に形成したモータの回転子14を回転させ、この回転をめねじを切った推進軸受11により弁軸13の直進運動に変換する電動弁であって、本体1の中心部にコの字状の隔壁1aを設けて該隔壁内に室 I 33を形成させると共に隔壁の上方部分と下方部分にそれぞれ室 II a34と室 II b35を設け、前記隔壁の下方部分には第一弁口36を、また上方部分には第二弁口37を設けるに際して第一弁口36の径よりも第二弁口37の径を少し大径に形成し、これらの弁口36、37部分には、前記の第一弁口径よりも大径に形成された第一弁部5bと第二弁部5cとを備えた弁体5を、前記室 II a34、室I33、 II b35を連通して上下に摺動可能に装着し、該弁体5の穴5aには軸受8の外周リング8aをカラー9により圧入固着すると共に内周リング8bの内面には前記弁軸13下部のシャフト13dを内装し、前記弁軸13のおねじ13bと軸受8の上面との間にスプリング17を配置すると共にシャフト下端のおねじ13eを調整ねじ18にて固着し、閉弁時にはスプリング17を介して弁体5を回転させることなく押し下げ、開弁時には調整ねじ18にて弁体5に固着された軸受8を持ち上げるようにし、いずれの冷媒の出入口3、4から冷媒が流入しても弁体5には上下方向の力が作用しないようにし、よって作動には大きな動力を必要とすることなく、かつ、第一弁口36と第二弁口37の2つの弁口により大きな流量を得られるようにし、前記本体1の下方部分にメタルシールにて気密的に固着したロッドガイド21と、該ロッドガイド21の内面に羅合させると共にOリング24にて気密保持されるロッド22と、前記ロッド22の下端部に圧入固定された六角棒23とにより手動開閉装置32を構成させ、本体1下部に気密的に固着されたボディプラグ25を外した後、前記の六角棒23を手動にて回動させることにより前記ロッド22を上下に直進回転運動させ、該ロッド22を上方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部に接触し、次に前記スプリング17が縮むことにより弁体5を押し上げて開弁し、またロッド22を下方向に回動させた場合は、ロッド22のテーパ面22aが弁体5の下端部より離れて該スプリング17が伸びることにより弁体5を押し下げて閉弁させるようにした手動開閉装置32を取り付けたことを特徴とする電動弁。
  2. 弁体のチャタリング対策として、ロッドの上方部分が摺動する弁体5の穴5aには、カラー7を介してテフロン(登録商標)パッキン6を装着し、ロッド22の外面を前記弁体5がロッド22に対して上下方向にスムーズに摺動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電動弁。
JP2000145052A 2000-05-17 2000-05-17 電動弁 Expired - Fee Related JP4065648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145052A JP4065648B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 電動弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145052A JP4065648B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 電動弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001324043A JP2001324043A (ja) 2001-11-22
JP4065648B2 true JP4065648B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=18651616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000145052A Expired - Fee Related JP4065648B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 電動弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4065648B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4968761B2 (ja) * 2000-05-17 2012-07-04 株式会社鷺宮製作所 電動弁における摺動抵抗の軽減装置
JP2003014153A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Saginomiya Seisakusho Inc 流体制御弁における手動開弁装置
CN114278735B (zh) * 2020-09-28 2024-01-30 谷轮环境科技(苏州)有限公司 用于电子膨胀阀的控制系统和控制方法
WO2023066115A1 (zh) * 2021-10-20 2023-04-27 浙江盾安人工环境股份有限公司 阀头结构及具有其的流量调节阀
WO2023066116A1 (zh) * 2021-10-20 2023-04-27 浙江盾安人工环境股份有限公司 阀针部件及流量调节阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001324043A (ja) 2001-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713934B2 (ja) 電動弁
JP5291477B2 (ja) 電動弁
US4465091A (en) Improved self-grinding valve
JP2003148642A (ja) 電動弁
JP4065648B2 (ja) 電動弁
CN100380027C (zh)
CN111120671A (zh) 一种闸阀
JP2022091885A (ja) 電子膨張弁
US8191859B2 (en) Water flow control valve
JP2000120885A (ja) 電動弁
JP2000320711A (ja) 電動式コントロールバルブ
JP2005016729A (ja) 制御スライドバルブ
JP6715879B2 (ja) 三方切換弁
JP7105721B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JPH083789Y2 (ja) 電動弁の構造
WO2019163319A1 (ja) 電動弁
JPH0794876B2 (ja) ロータリーバルブ用アクチュエーター
CN106090276A (zh) 转动式流体调节器
KR20180054299A (ko) 자동 밸브 장치
KR101837499B1 (ko) 스윙차단밸브
JP4081290B2 (ja) 四方切換弁
JP2565801B2 (ja) 電動弁
CN112066017A (zh) 一种闸阀
JP6621795B2 (ja) 電動弁
KR200495382Y1 (ko) 보일러의 난방분배기 밸브

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees