JP4065490B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4065490B2
JP4065490B2 JP2002007983A JP2002007983A JP4065490B2 JP 4065490 B2 JP4065490 B2 JP 4065490B2 JP 2002007983 A JP2002007983 A JP 2002007983A JP 2002007983 A JP2002007983 A JP 2002007983A JP 4065490 B2 JP4065490 B2 JP 4065490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
file
image file
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002007983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003209777A (ja
Inventor
裕司 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002007983A priority Critical patent/JP4065490B2/ja
Publication of JP2003209777A publication Critical patent/JP2003209777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4065490B2 publication Critical patent/JP4065490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、プリンタなどの画像処理装置に関するものであり、特に同一の画像の扱い方に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くのディジタルカメラが商品化されており、さらには、撮影した画像ファイルを転送する目的で、通信手段を有するディジタルカメラも提案されている。しかし、そのほとんどが、ディジタルカメラとPC等のファイルサーバー間のデータ転送を考慮しているのみにとどまり、ディジタルカメラ間やディジタルカメラとプリンタとの間での画像ファイルの転送は考慮されていない。
【0003】
一般に、ディジタルカメラでは、画像ファイルをカメラファイルシステム規格であるDCF(Design rule for Camera File System)規格に準拠したディレクトリ名、ファイル名で保持している。
【0004】
DCF規格において、静止画ファイルはディレクトリDCIMの下に位置する所定のディレクトリの下に配置される。また、ディレクトリDCIMの下に位置するディレクトリはDCFディレクトリと呼ばれ、DCFディレクトリ名の長さは8文字で構成されている。DCFディレクトリ名の最初の3文字はディレクトリ番号を示し、残りの5文字は大文字の英数字からなる自由文字である。一方、ファイル名は拡張子を除く部分をDCFファイル名と呼び、最初の4文字は大文字の英数字からなる自由文字であり、残りの4文字はファイル番号を示している。さらに、ファイルの拡張子として、JPEGファイルであることを示す「.JPG」を付ける。
【0005】
ディレクトリ番号は、全てのDCFディレクトリの中で重複の無い番号が付与される。
【0006】
このため、ディジタルカメラ間で画像ファイルをコピーしようとしたとき、コピー元の画像ファイルと、ディレクトリ名およびファイル名が同じ画像ファイルが転送先に既に存在していることが考えられる。
【0007】
したがって、そのような場合は元のディレクトリ名およびファイル名と異なった名前で、転送先のディジタルカメラに保存することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、転送する際に、画像ファイルのディレクトリ名およびファイル名を変えてしまうと、元の画像ファイルと同一であることが分からなくなってしまう。このため、ディジタルカメラ間で転送動作を何度か繰り返すうちに、ディレクトリ名やファイル名が違うにもかかわらず、実態としては同じ画像ファイルが何枚も作成されてしまうことになる。
【0009】
もし、ディジタルカメラ間でファイルを転送する際に、転送しようとしている画像ファイルと、転送先のディジタルカメラ内にあるいずれかの画像ファイルとが同一であるか否かを全ファイルに関して、かつファイル内のすべてのビットに渡って比較することになると、膨大な時間がかかることになる。
【0010】
また、ディジタルカメラとプリンタとを通信インターフェイスで接続させて、ディジタルカメラの画像ファイルをプリンタで印刷する場合にも、プリントの指示ごとに印刷対象の画像ファイルをプリンタに転送する必要があり、仮に同じ画像ファイルを印刷する場合でも、複数回画像ファイルを転送する必要があった。
【0011】
この点に関して、特開2000−108468号公報では、一度プリントしたことがある所望の画像を効率よく探し当て、一度プリントしたことがある画像を迅速にプリントすることができるプリンタを提供するという目的で、プリンタが過去にプリントしたことがある画像に関するジョブ情報を記録しており、ユーザがこのジョブ情報を参照することで、問題を解決する仕組みを提供している。
【0012】
しかし、ここではユーザが再プリントしたい画像のID等をプリンタに入力する必要があり、再プリントしたい画像ファイルからプリンタが自動的に過去にプリントしたことがある画像を探し出すような仕組みは提供していない。
【0013】
また、ジョブ情報として記録するのはサムネイル画像、画像ファイル番号、その画像ファイルが記録されている記録メディアのID番号であり、この情報では異なった記録メディアに同じ画像が存在する場合には識別することができない。
【0014】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、同一の撮像装置、あるいは別々の撮像装置内に保存されている、任意の2つの画像ファイルが同一であるか否かを簡単に判断できるようにすることである。
【0015】
また、本発明の他の目的は、画像が同一であるか否かを判断することによって、撮像装置内に同じ画像が複数含まれているときには、それらを削除することを可能にすることである。
【0016】
また、本発明の更に他の目的は、画像が同一であるか否かを判断することにより、撮像装置やプリンタなどの画像処理装置間で画像ファイルを転送する際に、すでに転送先の画像処理装置に同じ画像ファイルが存在する場合には、その画像ファイルを転送しないようにすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる画像処理システムは、複数の画像処理装置と、該複数の画像処理装置を有線又は無線で互いに通信可能に接続する通信手段とを備える画像処理システムであって、
前記複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置が、自身が備える記憶手段内の画像ファイルを、第2の画像処理装置に転送するとともに、自身が備える記憶手段内の、転送の対象とする画像ファイルの識別情報を、前記第2の画像処理装置に転送する転送手段と、所定の情報を表示する表示手段と、ユーザの指示を受ける指示手段とを備え、
前記第2の画像処理装置が、前記第1の画像処理装置から送られてきた識別情報と、自身が備える記憶手段内の画像ファイルから取り出した識別情報とを用いて、前記第1の画像処理装置の記憶手段内の画像ファイルと、前記第2の画像処理装置の記憶手段内にある画像ファイルの同一性を判断する判断手段を備え
前記判断手段で同一と判断されなかった場合は、前記第1の画像処理装置は、対象とする画像ファイルを、前記第2の画像処理装置に転送し、前記第2の画像処理装置は自身が備える記憶手段に蓄積し、
前記判断手段で同一と判断された場合は、前記第2の画像処理装置はその旨を前記第1の画像処理装置に通知し、前記第1の画像処理装置の前記表示手段が、前記第2の画像処理装置に転送するか否かの指示の入力を要求する表示を行い、その表示状態でユーザが転送を指示した場合に、対象とする画像ファイルを転送することを特徴としている。
【0026】
また、この発明に係わる画像処理システムにおいて、前記第1及び第2の画像処理装置は、被写体を撮像して画像ファイルを作成し、記録する撮像装置であることを特徴としている。
【0027】
また、この発明に係わる画像処理システムにおいて、前記画像の識別情報は、撮像装置毎に一意に振られ、画像が作成された撮像装置を表す撮像装置のID番号、画像が作成された撮像装置で一意に振られた画像のID番号、撮像装置で作成された後に編集を受けたか否かを表す編集フラグ情報を含み、任意の2つの画像において、撮像装置のID番号と、画像のID番号が同じで、かつ編集フラグがともに未編集であった場合、2つの画像が同一と判断することを特徴としている。
【0028】
また、この発明に係わる画像処理システムにおいて、前記第1の画像処理装置は被写体を撮像して画像ファイルを作成し、記録する撮像装置であり、前記第2の画像処理装置は通信手段を介して画像ファイルを受け取り、画像を印刷するプリンタであることを特徴としている。
【0029】
また、この発明に係わる画像処理システムにおいて、前記画像の識別情報は、撮像装置毎に一意に振られ、画像が作成された撮像装置を表す撮像装置のID番号、画像が作成された撮像装置で一意に振られた画像のID番号、撮像装置で作成された後に編集を受けたか否かを表す編集フラグ情報を含み、任意の2つの画像において、撮像装置のID番号と、画像のID番号が同じで、かつ編集フラグがともに未編集であった場合、2つの画像が同一と判断することを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0037】
(第1の実施形態)
図1は、本発明をディジタルカメラに適用した第1の実施形態を示す図である。
【0038】
図1では、ディジタルカメラ11と、ディジタルカメラ12を取り外し可能なケーブルや無線等による通信手段によって接続した状態を示しており、そのときの、主な部分を示している。ディジタルカメラ12の構成も、ディジタルカメラ11と同様である。以下、各構成を詳細に説明する。
【0039】
まず、ディジタルカメラ11は、撮影レンズと、撮影レンズを介して入射する被写体光を受光し、光電変換して画像信号を生成するCCDと、後段のアナログ/ディジタル(A/D)変換回路等から構成される撮像部105を備えている。撮像部105がCPU107の制御のもと、ディジタル画像信号を出力して信号処理部103で信号処理を施した後、RAM104に一時的にディジタル画像信号を保持する。その後作成されたディジタル画像信号は最終的に、メモリ106に画像ファイルとして保存される。
【0040】
信号処理部103では、その他にサムネイル画像作成のためなどに、ディジタル変換された撮影信号に対して縮小処理を施したり、信号処理されたディジタル画像信号に対して圧縮処理を施したり、逆に圧縮されたディジタル画像信号を解凍する機能も備えている。
【0041】
RAM104はプログラムの実行領域でもある。上記CPU107には、更にプログラム等が記録されているROM102、各種操作部材116からの入力を制御するSW制御部117、ディジタル画像信号の表示データや、各種ユーザーインターフェイスの表示データを保持するためのVRAM108、別のディジタルカメラやプリンタと通信することによって、画像ファイルの転送や各種情報をやりとりするための通信インターフェイス101が接続されている。VRAM108に保持された表示データの内容は、LCDモニタ109に表示される。
【0042】
各種操作部材116は、不図示の撮影を指示するためのレリーズSWや、LCDモニタ109にディジタル画像信号の表示を指示するためのSW(不図示)や、LCDモニタ109にメニューを表示するためのSW(不図示)や、画像コマを送ったり戻したり、メニューの選択状態を変更したりするために使用するSW(不図示)や、液晶上で直接指示を与えるタッチパネル(不図示)などが含まれる。
【0043】
またディジタルカメラ11は、メモリ106に画像ファイルを記録する際の記録方式として、JEIDA(日本電子工業振興協会)にて規格化されているDCF(Design rule of Camera File system)を採用している。メモリ106は、DCFにおいて規定されているFAT(File Allocation Table)による階層ファイルシステムにより論理的なフォーマットが行われる。
【0044】
DCFにおいては、例えば図2に示すように、ルートディレクトリに画像ファイルを格納するディレクトリである"DCIM"を作成することが規定されており、このディレクトリ"DCIM"の中に実際に画像ファイル等を格納するDCFディレクトリと称される複数のディレクトリを作成することが規定されている。
また、DCFにおいては、DCFディレクトリ名及びファイル名の付け方が規定されており、DCFディレクトリ名には、先頭の3文字に数字を用いること、ファイル名には、主ファイル名の末尾の4文字に数字を用いること等が規定されている。
【0045】
さらに、画像ファイルの1種として、ISO(International Organization for Standardization)により標準化されたJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により圧縮されたものが規定されており、この場合、ファイル名の拡張子を"JPG"とする。
【0046】
ファイル名作成部110は、このようなDCFで定められている規格に従って、ディジタルカメラ11内で作成された画像ファイルに順次ファイル名を割り振っていく。
【0047】
またファイル名作成部は、通信インターフェイス101を介して、他のディジタルカメラ等から送られてきた画像ファイルを、メモリ106に保存する際にも、ディジタルカメラ11内でユニークなファイル名とするために、送られてきた画像ファイルがあらかじめ備えていたファイル名を使用せずに、新たにファイル名を割り振る。
【0048】
また、本実施形態のディジタルカメラは、撮影した画像から画像ファイルを作成する時に、画像ファイルのヘッダ領域に撮影情報や画像に関する情報を書き込むための画像ヘッダ書き込み部111を備えている。またディジタルカメラなどの画像作成装置毎に一意に振られるカメラのID番号112を備えており、画像のヘッダ領域に、このカメラIDを書き込むことによって、作成された画像ファイルがどのディジタルカメラで作成されたかが識別できるようになっている。カメラのID番号の一例として、製造者毎に一意に振られる製造者IDと、製造者が製品毎に一意に振る製品IDと、製品のシリアル番号の組み合わせがある。また、カメラのID番号の一例として、LANで使用されるMACアドレスや、IPアドレスなどがある。さらに、ディジタルカメラで作成される画像ファイル毎に、撮影された順番に従って順番に、一意に振られる撮影画像のID番号113を備えており、同様に画像のヘッダ領域に書き込んでいく。これらのカメラIDと撮影画像IDによって、画像ファイルのヘッダ領域にこれらの情報が書き込まれているものに関しては、画像ファイルを一意に識別できる。
【0049】
また、本実施形態のディジタルカメラでは、画像ファイルのヘッダ領域に、ディジタルカメラで作成された後に編集を受けたか否かを表す編集フラグ情報を書き込むようになっており、このフィールドに「未編集」の情報を書き込む。画像ファイルがディジタルカメラで作成された後に、編集を受けた場合、編集後の画像ファイルは元の画像ファイルとは異なったものであると識別することが望ましいため、その識別のためにこの編集フラグを使用することができる。
【0050】
さらに、本実施形態のディジタルカメラでは、メモリ106に保存されている画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出すための識別情報取り出し部114と、識別情報を用いて、メモリ106に保存されている任意の2つの画像ファイル同士、あるいは通信インターフェイス101を介して接続されている別のディジタルカメラ内にある画像ファイルと、自身のメモリ106に保存されている画像ファイルとが、同一であるか否かを判断するための識別情報比較部115を備えている。
【0051】
図3は図1のディジタルカメラ同士を接続した状態で、ディジタルカメラ12のメモリに保存されているすべての画像ファイルを、ディジタルカメラ11のメモリ106に転送する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0052】
図3で、まず転送元のディジタルカメラ12では、ステップS11で転送動作を開始する。ステップS12でディジタルカメラ12自身の備えるメモリに未転送の画像ファイルがあるかないかを調べ、未転送の画像ファイルがない場合はステップS18で転送動作を終了する。未転送の画像ファイルがある場合、ステップS13で未転送の画像ファイルをメモリから読み出し、ステップS14で対象画像のファイルサイズを調べる。次にステップS15で取得した対象画像のファイルサイズの情報とともに、対象画像ファイルの転送要求を転送先であるディジタルカメラ11に送信する。
【0053】
転送先のディジタルカメラ11では、ステップS19でディジタルカメラ12からの転送要求を受け取ると転送動作を開始する。次にステップS20でディジタルカメラ12から送られてきた転送対象画像のファイルサイズ情報を元に、自身のメモリに空き容量があるかどうかを調べ、空き容量がある場合はステップS21でディジタルカメラ12に対して転送許可を送信する。空き容量がない場合はステップS22でディジタルカメラ12に転送拒否を送信して、ステップS26で転送動作を終了する。
【0054】
ディジタルカメラ12では、ステップS16で転送許可を受信すると、ステップS17で対象画像ファイルの転送を行う。ステップS16で転送拒否を受信すると、ステップS18で転送動作を終了する。ディジタルカメラ11では、ステップS21で転送許可を送信した後、ステップS23でディジタルカメラ12から送られてくる画像ファイルを受信する。その後、ステップS24で図1のファイル名作成部110の働きによって、受け取った画像ファイルのファイル名を決定して、ステップS25で決定したファイル名で受け取った画像ファイルをメモリに書き込む。そして、ステップS26で転送動作を終了する。
【0055】
ディジタルカメラ12では、ステップS17で画像ファイルを転送した後に、再びS12に戻って未転送の画像ファイルがあるか否かを調べ、ある場合は再びステップS13からS17の動作を繰り返し、画像ファイルがない場合はステップS18で転送動作を終了する。
【0056】
図3のフローチャートでは、ディジタルカメラ12からディジタルカメラ11に画像ファイルを転送する際に、転送された画像ファイルと同一の画像ファイルがディジタルカメラ11のメモリ106に存在するか否かに関わらず、新たなファイル名を割り振って、転送された画像ファイルをメモリ106に保存するため、図3の転送動作を複数回繰り返すことによって、ディジタルカメラ11のメモリ106には同一の画像ファイルが複数枚作成されることになる。
【0057】
そこで、本実施形態によるディジタルカメラでは、自身が備えるメモリ内に同一の画像が存在する場合にはそれらを削除する手段を備えている。
【0058】
図4は、本実施形態におけるディジタルカメラ11で、メモリ106内に同一画像が存在した場合、その画像を削除する動作を示したフローチャートである。
【0059】
図4および図1を参照しながら本実施形態の動作について説明する。
【0060】
まずステップS31で同一画像ファイル削除の動作を開始して、ステップS32でディジタルカメラ11のメモリ106内にあるすべての画像ファイルに順に番号を振る。さらに、ステップS33ですべての画像ファイルから画像の識別情報を取得して、それらをテーブルに記述して保持する。画像の識別情報は、識別情報取り出し部114の働きで取り出され、具体的には、画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出す。
【0061】
図5は、本実施形態のステップS32、S33の動作によって作成されたテーブルの一例を示している。図5の備考の欄に示したように、カメラIDと撮影画像IDが同一で、編集フラグがともに「未編集」となっている、画像番号3と画像番号6の2画像が同一の画像である。
【0062】
同一の画像を探し出すために、まずステップS34で変数m=1として、m=XになるまでステップS36からステップ41を繰り返す。画像番号mの画像に関しては、画像番号m+1から画像番号Xまでの画像と、同一かどうかの判定を行う。そこで、ステップS36で変数n=m+1として、ステップS38で画像番号mと画像番号nの画像が同一であるかどうかを調べる。ここで、カメラIDと撮影画像IDが同一で、編集フラグがともに「未編集」となっている場合に同一と判定する。同一であった場合、ステップS40で画像番号mの画像ファイルを削除して、ステップS41でm=m+1として次の画像を調べる。
【0063】
ステップS38で同一でないと判断された場合は、ステップS39でn=n+1として、画像番号mの画像と次の画像との比較をステップS38で行う。
【0064】
ステップS35でm=Xとなった場合、ステップS42で同一画像ファイルの削除動作を終了する。
【0065】
本実施形態では、2つの画像が同一と判断された場合、ステップS40で無条件に画像番号mの画像ファイルを削除していたが、この時点でディジタルカメラが備える操作部材116やLCDモニタ109を使って、ユーザに同一と判断された画像のいずれか一方を削除するか否かの指示の入力を要求する表示を行い、この状態でユーザが削除を指示した場合のみ、画像番号mの画像を削除するようにしてもよい。
【0066】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ディジタルカメラ12からディジタルカメラ11に画像ファイルを転送する際に、転送された画像ファイルと同一の画像ファイルがディジタルカメラ11のメモリ106に存在するか否かに関わらず、新たなファイル名を割り振って、転送された画像ファイルをメモリ106に保存していた。
【0067】
そのため、ディジタルカメラ11は、図4に示すフローチャートによって、自身が備えるメモリ内に同一の画像が存在する場合にはそれらを削除する手段を備えていた。
【0068】
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に2つのディジタルカメラを取り外し可能なケーブルや無線等による通信手段によって接続した場合に適用され、一方のディジタルカメラからもう一方のディジタルカメラに画像ファイルを転送する際に、転送しようとしている画像ファイルと同一の画像ファイルが既に転送先のディジタルカメラのメモリに存在する場合には転送を行わないことによって、ディジタルカメラ内のメモリに同一の画像が存在しないようにするものである。
【0069】
本実施形態の構成は、図1で示したディジタルカメラ11と、ディジタルカメラ12の構成と同じである。
【0070】
図6は図1のディジタルカメラ同士を接続した状態で、ディジタルカメラ12のメモリに保存されているすべての画像ファイルのうち、転送先のディジタルカメラ11のメモリ106に同一の画像がないものに関して、ディジタルカメラ11に転送する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
図6で、まず転送元のディジタルカメラ12では、ステップS51で転送動作を開始する。ステップS52でディジタルカメラ12自身の備えるメモリに未転送の画像ファイルがあるかないかを調べ、未転送の画像ファイルがない場合はステップS60で転送動作を終了する。未転送の画像ファイルがある場合、ステップS53で未転送の画像ファイルをメモリから読み出し、ステップS54で対象画像のファイルサイズを調べる。次にステップS55で取得した対象画像のファイルサイズの情報とともに、対象画像ファイルの転送要求を転送先であるディジタルカメラ11に送信する。
【0072】
転送先のディジタルカメラ11では、ステップS61でディジタルカメラ12からの転送要求を受け取ると転送動作を開始する。次にステップS62でディジタルカメラ12から送られてきた転送対象画像のファイルサイズ情報を元に、自身のメモリに空き容量があるかどうかを調べる。
【0073】
空き容量がある場合はステップS63で、図4のステップS32と同様の手順でディジタルカメラ11のメモリ106内にあるすべての画像ファイルに順に番号を振る。さらに、ステップS64で、図4のステップS33と同様の手順ですべての画像ファイルから画像の識別情報を取得して、それらをテーブルに記述して保持する。
【0074】
画像の識別情報は、識別情報取り出し部114の働きで取り出され、具体的には、画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出す。
【0075】
次にステップS65でディジタルカメラ12に対して転送対象画像ファイルの識別情報を要求する。ステップS62で、空き容量がない場合はステップS66でディジタルカメラ12に転送拒否を送信して、ステップS74で転送動作を終了する。
【0076】
ディジタルカメラ12では、ステップS56で識別情報要求を受信すると、ステップS57で対象画像ファイルから画像の識別情報を取得して、それらをディジタルカメラ11に送信する。具体的には、画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出して、それらを転送する。
【0077】
ステップS56で転送拒否を受信すると、ステップS60で転送動作を終了する。
【0078】
ディジタルカメラ11では、ステップS67で転送対象画像ファイルの識別情報を受け取ると、ステップS68で転送対象画像ファイルと同じ画像が、ディジタルカメラ11のメモリ内に存在するか否かを調べる。具体的には、ステップS64で取得した画像の識別情報と、転送対象画像の識別情報とを比較して、カメラIDと撮影画像IDが同一で、編集フラグがともに「未編集」となっている場合に同一と判定する。
【0079】
ステップS68で同一の画像ファイルがあると判断された場合には、ステップS69で同一画像が存在している通知をディジタルカメラ12に送信して、ステップS74で転送動作を終了する。
【0080】
ステップS68で同一の画像ファイルがないと判断された場合には、ステップS70で転送要求を送信する。
【0081】
ディジタルカメラ12では、ステップS58で転送要求を受信すると、ステップS59で対象画像ファイルの転送を行う。ステップS58で同一画像存在通知を受信した場合は、再びステップS52に戻る。
【0082】
ディジタルカメラ11では、ステップS70で転送要求を送信した後、ステップS71でディジタルカメラ12から送られてくる画像ファイルを受信する。その後、ステップS72で図1のファイル名作成部110の働きによって、受け取った画像ファイルのファイル名を決定して、ステップS73で決定したファイル名で、受け取った画像ファイルをメモリに書き込む。そして、ステップS74で転送動作を終了する。
【0083】
ディジタルカメラ12では、ステップS59で画像ファイルを転送した後に、再びステップS52に戻って未転送の画像ファイルがあるか否かを調べ、ある場合は再びステップS53からS59の動作を繰り返し、画像ファイルがない場合はステップS60で転送動作を終了する。
【0084】
以上示したように、本実施形態によれば、転送しようとしている画像ファイルと同一の画像ファイルが既に転送先のディジタルカメラのメモリに存在する場合には転送を行わないため、ディジタルカメラ内のメモリに同一の画像が存在しないようにできる。また、転送にかかる時間や電力を削減することができる。
【0085】
本実施形態では、転送対象画像と同一の画像ファイルがディジタルカメラ11のメモリ内に存在すると判断された場合、ステップS58で無条件に対象画像ファイルの転送を行わずに、次の画像の転送シーケンスに移行していたが、この時点でディジタルカメラが備える操作部材116やLCDモニタ109を使って、ユーザに同一と判断された画像を転送するか否かの指示の入力を要求する表示を行い、この状態でユーザが転送を指示した場合は、ステップS58からステップS59に移行して、画像ファイルの転送を実行してもよい。
【0086】
この場合、ディジタルカメラ11側ではユーザが転送を指示したことを受け取って、ステップ69からステップ71に移行して画像ファイル受信を実行すればよい。
【0087】
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態を示した図であり、ディジタルカメラ21と、プリンタ22を取り外し可能なケーブルや無線等による通信手段によって接続した状態を示しており、そのときの、主な部分を示したものである。ディジタルカメラ21の構成は、図1で示したディジタルカメラ11と同様である。以下、各プリンタ22に関して構成を詳細に説明する。
【0088】
まず、201はプリンタのCPUであり、プリンタの各種動作を制御したり、画像ファイルをプリントデータに変換したり、プリントデータに対して、各種画像処理を加えたりするためのものである。
【0089】
プリンタの通信インターフェイス209は取り外し可能な通信手段、あるいは無線による通信手段を介して、ディジタルカメラの通信インターフェイスと接続されている。この通信インターフェイスを介して、ディジタルカメラ21からプリント対象である画像ファイルが送信される。送られてきた画像ファイルは、一旦画像ファイル蓄積部206に蓄積される。本実施形態のプリンタでは、最低1つの画像ファイルを画像ファイル蓄積部に蓄積できるものとする。
【0090】
本実施形態のプリンタでは、画像ファイル蓄積部206に蓄積されている画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出すための識別情報取り出し部207と、識別情報を用いて、通信インターフェイス209を介して接続されているディジタルカメラ内にある画像ファイルと、自身の画像ファイル蓄積部206に蓄積されている画像ファイルとが、同一であるか否かを判断するための識別情報比較部208を備えている。
【0091】
画像メモリ202は、プリンタのプログラム等が保持されているROM205と接続されている。
【0092】
本実施形態におけるプリンタでは、画像ファイル蓄積部206に蓄積されている画像ファイルから作成したプリントイメージを一時蓄積するための、画像メモリ202を備え、さらに画像メモリ202はドライバ203を介してプリンタヘッド204に接続されている。
【0093】
本実施形態のプリンタにおける印刷の手順は、まずディジタルカメラ21からのプリントの指示を受信すると、画像ファイル蓄積部206に蓄積されている画像ファイルに対して、伸張処理などを行いつつ、画像メモリ202に黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色毎のデータを順次、1画面分展開する。その後、例えば色毎のガンマ変換処理や輪郭強調などの画像処理を施して、その結果作成されるプリントデータを画像メモリ202に展開する。その後画像メモリ202に展開されたプリントデータを順次ドライバ203を経由してプリンタヘッド204に送るとともに、プリンタヘッドを制御して印刷を行う。
【0094】
図8は、図7に示したように、ディジタルカメラとプリンタを接続した状態で、ディジタルカメラ21のメモリに保存されているある画像ファイルをプリンタ22に転送し、プリントするときの処理手順を示すフローチャートである。
【0095】
図8で、まず転送元のディジタルカメラ21では、ステップS81で転送・印刷動作を開始する。ステップS82でプリント対象の画像ファイルをメモリから読み出し、ステップS83で対象画像ファイルから画像の識別情報を取得して、それらをプリンタ22に送信する。具体的には、画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出して、それらを転送する。
【0096】
プリンタ22では、識別情報要求を受信すると、ステップ88で転送・印刷動作を開始し、まず図4のステップS32と同様の手順でプリンタ22の画像ファイル蓄積部206内にあるすべての画像ファイルに順に番号を振る。さらに、ステップS89で、図4のステップS33と同様の手順ですべての画像ファイルから画像の識別情報を取得して、それらをテーブルに記述して保持する。
【0097】
画像の識別情報は、プリンタ22の識別情報取り出し部207の働きで取り出される。具体的には、画像ファイルのヘッダ領域から、画像を識別するための情報である、カメラID、撮影画像ID、編集フラグを取り出す。
【0098】
さらに、プリンタ22では、ステップS91でプリント対象画像ファイルと同じ画像が、プリンタの画像ファイル蓄積部206に存在するか否かを調べる。具体的には、ステップS90で取得したプリンタ内の画像の識別情報と、ステップS88で取得したプリント対象画像の識別情報とを比較して、カメラIDと撮影画像IDが同一で、編集フラグがともに「未編集」となっている場合に同一と判定する。
【0099】
ステップS91で同一の画像ファイルがあると判断された場合には、ステップS92で同一画像が存在している通知をディジタルカメラ21に送信して、ステップS95に進む。
【0100】
ステップS91で同一の画像ファイルがないと判断された場合には、ステップS93でプリント対象画像の転送要求を送信する。
【0101】
ディジタルカメラ21では、ステップS84で転送要求を受信すると、ステップS85で対象画像ファイルの転送を行う。ステップS84で同一画像存在通知を受信した場合は、ステップS86に進む。
【0102】
プリンタ22では、ステップS93で転送要求を送信した後、ステップS94でディジタルカメラ21から送られてくる画像ファイルを受信する。
【0103】
このとき、画像ファイル蓄積部206に十分な空き容量がない場合は、すでに蓄積されている画像ファイルのいずれかを削除することによって、画像ファイル蓄積部に送られてくる画像ファイルを蓄積するだけの空きスペースを作り出す。
【0104】
画像ファイルの転送が完了したら、ステップS95でディジタルカメラからのプリント指示を待つ。
【0105】
ディジタルカメラ21では、画像ファイルを転送した後、あるいは、ステップS84で同一画像存在通知を受信した後、ステップS86でプリント対象画像のプリントを指示し、ステップS87で転送・印刷動作を終了する。
【0106】
プリンタ22では、ステップS95でプリント指示を受けると、ステップS96でプリント対象画像のプリントを行い、ステップS97で転送・印刷動作を終了する。
【0107】
このように、プリンタの画像ファイル蓄積部にすでにプリント対象画像が存在する場合は、あらためて、ディジタルカメラからプリンタにプリント対象画像を送信する必要がないため、転送にかかる時間や電力を削減することができる。
【0108】
以上説明したように、上記の第1乃至第3の実施形態によれば、ディジタルカメラ等の画像処理装置が、画像ファイルから画像の識別情報を取り出す手段を備え、その識別情報を用いて任意の2つの画像の同一性を判断する手段を備えることによって、同一のディジタルカメラ、あるいは別々のディジタルカメラ内に保存されている、任意の2つの画像ファイルが同一であるか否かを判断する手段を提供することができる。
【0109】
また、画像の識別情報は、画像ファイルに書き込まれた撮像装置のID番号、画像のID番号、画像が編集を受けたか否かをあらわす情報だけであるので、2つのファイルが同一であるか否かを簡単に判断することができる。
【0110】
また、上記手段によって画像が同一であると判断された場合に、いずれか一方を削除することによって、ディジタルカメラのメモリ等の記録手段内に同じ画像が複数含まれないようにすることができる。
【0111】
また、取り外し可能なケーブルや無線等による通信手段を備えた、ディジタルカメラやプリンタなどの2つの画像処理装置間で、画像ファイルを転送する際に、上記手段によって、すでに転送先の画像処理装置に同じ画像ファイルが存在するか否かを調べ、存在する場合には、その画像ファイルを転送しないようにすることによって、ディジタルカメラのメモリ等の記録手段内に同じ画像が複数含まれないようにすることができるとともに、転送にかかる時間や電力を削減することができる。
【0112】
【他の実施形態】
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同一の撮像装置、あるいは別々の撮像装置内に保存されている、任意の2つの画像ファイルが同一であるか否かを簡単に判断することができる。
【0116】
また、画像が同一であるか否かを判断することによって、撮像装置内に同じ画像が複数含まれているときには、それらを削除することができる。
【0117】
また、画像が同一であるか否かを判断することにより、撮像装置やプリンタなどの画像処理装置間で画像ファイルを転送する際に、すでに転送先の画像処理装置に同じ画像ファイルが存在する場合には、その画像ファイルを転送しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるディジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態におけるDCF規格のディレクトリ、ファイル構造を示した図である。
【図3】第1の実施形態における画像ファイルの転送手順を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態における同一画像が存在している場合にそれを削除する手順を示したフローチャート図である。
【図5】第1の実施形態における画像の識別情報を記述したテーブルの図である。
【図6】第2の実施形態における画像ファイルの転送手順を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態におけるプリンタの構成を示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態における画像ファイルの転送およびプリントの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11、12 ディジタルカメラ
101 通信インターフェイス
102 ROM
103 信号処理部
104 RAM
105 撮像部
106 メモリ
107 CPU
108 VRAM
109 LCDモニタ
110 ファイル名作成部
111 画像ヘッダ書き込み部
112 カメラID
113 撮影画像ID
114 識別情報取り出し部
115 識別情報比較部
116 操作部材
117 SW制御部
21 ディジタルカメラ
22 プリンタ
201 CPU
202 画像メモリ
203 ドライバ
204 プリンタヘッド
205 ROM
206 画像ファイル蓄積部
207 識別情報取り出し部
208 識別情報比較部
209 通信インターフェイス

Claims (5)

  1. 複数の画像処理装置と、該複数の画像処理装置を有線又は無線で互いに通信可能に接続する通信手段とを備える画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置が、自身が備える記憶手段内の画像ファイルを、第2の画像処理装置に転送するとともに、自身が備える記憶手段内の、転送の対象とする画像ファイルの識別情報を、前記第2の画像処理装置に転送する転送手段と、所定の情報を表示する表示手段と、ユーザの指示を受ける指示手段とを備え、
    前記第2の画像処理装置が、前記第1の画像処理装置から送られてきた識別情報と、自身が備える記憶手段内の画像ファイルから取り出した識別情報とを用いて、前記第1の画像処理装置の記憶手段内の画像ファイルと、前記第2の画像処理装置の記憶手段内にある画像ファイルの同一性を判断する判断手段を備え
    前記判断手段で同一と判断されなかった場合は、前記第1の画像処理装置は、対象とする画像ファイルを、前記第2の画像処理装置に転送し、前記第2の画像処理装置は自身が備える記憶手段に蓄積し、
    前記判断手段で同一と判断された場合は、前記第2の画像処理装置はその旨を前記第1の画像処理装置に通知し、前記第1の画像処理装置の前記表示手段が、前記第2の画像処理装置に転送するか否かの指示の入力を要求する表示を行い、その表示状態でユーザが転送を指示した場合に、対象とする画像ファイルを転送することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記第1及び第2の画像処理装置は、被写体を撮像して画像ファイルを作成し、記録する撮像装置であることを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像の識別情報は、撮像装置毎に一意に振られ、画像が作成された撮像装置を表す撮像装置のID番号、画像が作成された撮像装置で一意に振られた画像のID番号、撮像装置で作成された後に編集を受けたか否かを表す編集フラグ情報を含み、任意の2つの画像において、撮像装置のID番号と、画像のID番号が同じで、かつ編集フラグがともに未編集であった場合、2つの画像が同一と判断することを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  4. 前記第1の画像処理装置は被写体を撮像して画像ファイルを作成し、記録する撮像装置であり、前記第2の画像処理装置は通信手段を介して画像ファイルを受け取り、画像を印刷するプリンタであることを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  5. 前記画像の識別情報は、撮像装置毎に一意に振られ、画像が作成された撮像装置を表す撮像装置のID番号、画像が作成された撮像装置で一意に振られた画像のID番号、撮像装置で作成された後に編集を受けたか否かを表す編集フラグ情報を含み、任意の2つの画像において、撮像装置のID番号と、画像のID番号が同じで、かつ編集フラグがともに未編集であった場合、2つの画像が同一と判断することを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
JP2002007983A 2002-01-16 2002-01-16 画像処理システム Expired - Fee Related JP4065490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007983A JP4065490B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007983A JP4065490B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 画像処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003209777A JP2003209777A (ja) 2003-07-25
JP4065490B2 true JP4065490B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=27646364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002007983A Expired - Fee Related JP4065490B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4065490B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003209777A (ja) 2003-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352392B2 (en) Digital camera capable of outputting image data to external apparatus
US20050237396A1 (en) Data recording apparatus and electronic camera
EP2192758A1 (en) Image file generation device, camera and image file generation method for splitting excessively large files comprising multiple images
JP4636777B2 (ja) デジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法およびファイルサーバ
US20060010158A1 (en) File generating method and file retrieving method
JP5571944B2 (ja) 撮影装置およびその制御方法、並びにプログラム
JP2002369106A (ja) ディジタルカメラおよびデータ転送方法
JPH10341396A (ja) デジタルカメラの機能付加方法およびデジタルカメラ
US8009205B2 (en) Imaging device and control method of imaging device
JP2011176716A (ja) 電子機器、カメラ、および画像処理プログラム
JP2009020876A (ja) ファイル管理装置及びファイル転送方法並びに撮像装置
US20120069201A1 (en) Electronic device and camera
US20060078275A1 (en) Display apparatus and method for displaying screen where dragging and dropping of object can be executed and program stored in computer-readable storage medium
JP2005117487A (ja) 画像保存装置、撮像装置、画像撮影保存システム、画像保存方法、撮影データ転送方法、画像撮影保存方法、及びプログラム
JP4065490B2 (ja) 画像処理システム
JP2004312367A (ja) デジタルカメラおよびデータ同期システム、データ同期方法
JP2008060886A (ja) 外部記憶装置
JP2005150892A (ja) ディジタル・スチル・カメラおよび画像データ記憶装置ならびにそれらの制御方法
JP2005276016A (ja) ファイル管理装置
JP2002354309A (ja) デジタルカメラ連携システムおよび画像データ処理プログラムを記録した記録媒体
JP2005136892A (ja) 画像記録装置およびその制御方法ならびに撮像システム
JP4395617B2 (ja) 画像データ管理システム、デジタルカメラ、外部機器、記録媒体及び画像データ管理方法
JP4677288B2 (ja) 画像ファイル処理装置及び画像ファイル処理方法
JP2003274237A (ja) デジタルカメラ
JP2001320664A (ja) データファイル管理用記録媒体およびデータファイル管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4065490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees