JP4065405B2 - プラスミドdnaを含有する細胞溶解物を製造するためのバイオマスの処理法 - Google Patents

プラスミドdnaを含有する細胞溶解物を製造するためのバイオマスの処理法 Download PDF

Info

Publication number
JP4065405B2
JP4065405B2 JP2002558498A JP2002558498A JP4065405B2 JP 4065405 B2 JP4065405 B2 JP 4065405B2 JP 2002558498 A JP2002558498 A JP 2002558498A JP 2002558498 A JP2002558498 A JP 2002558498A JP 4065405 B2 JP4065405 B2 JP 4065405B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasmid dna
filter
disintegration
biomass
cell lysate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002558498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004516850A (ja
Inventor
シューマッハー イーヴォ
フライターク ルート
ヒルブリッヒ フランク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dr Mueller AG
Original Assignee
Dr Mueller AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dr Mueller AG filed Critical Dr Mueller AG
Publication of JP2004516850A publication Critical patent/JP2004516850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4065405B2 publication Critical patent/JP4065405B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/10Processes for the isolation, preparation or purification of DNA or RNA
    • C12N15/1003Extracting or separating nucleic acids from biological samples, e.g. pure separation or isolation methods; Conditions, buffers or apparatuses therefor
    • C12N15/1017Extracting or separating nucleic acids from biological samples, e.g. pure separation or isolation methods; Conditions, buffers or apparatuses therefor by filtration, e.g. using filters, frits, membranes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【0001】
本発明はプラスミドDNAを含有する透明な細胞溶解物を製造するための細胞培養法からのバイオマスの統合処理法、並びにこの方法により製造されたプラスミドDNA細胞溶解物に関する。
【0002】
処理とは透明な、プラスミドDNA含有細胞溶解物を製造するためのコンディショニング法であると理解する。統合処理法とは個々の工程が一体になって移行し、こうして生成物流が実質的に連続的に移動する方法であると理解するべきである。多工程の方法を連続的にまたはバッチ式に実施することができる。
【0003】
細胞培養工程からの生物学的材料の分離、生物学的材料の砕解および透明な、プラスミドDNA含有細胞溶解物の製造は分子生物学の分野においては、汎用される方法である。公知の方法においては、生物学的材料を、例えばE.コリバクテリア細胞からの生物学的材料を、培養上澄みから分離し、再懸濁後に砕解する。固体成分の分離後に、ゲノムDNA、RNA、蛋白質およびエンドトキシンと共にプラスミドDNAを含有するいわゆる透明な細胞溶解物を製造する。
【0004】
生物学的材料を細胞培養工程からバッチ式にまたは連続的に遠心により分離することは公知である。フィルター助剤のベッドを介して濾過することによるベーキング酵母細胞の分離がGB−A−1082862中に記載されている。これによれば、フィルター助剤を用いる、酵母自己溶解物からの細胞残分の分離も公知である。
【0005】
細胞砕解のための通常の方法は公知のアルカリ性溶解および熱的溶解である。細胞砕解を改善するために、しばしば酵素、例えばリソチーム、および/または細胞懸濁のための界面活性剤を添加する。アルカリ性溶解法においては、水酸化ナトリウム溶液およびナトリウムドデシルスルフェートの添加によるpH12での細胞砕解、および高いモル濃度の酢酸塩緩衝液での中和により沈殿物が得られ、これは実質的に細胞破壊屑およびゲノムDNAおよび蛋白質の一部を含有する。この沈殿物の完全な分離は強力な遠心分離によってのみ達成することができる。このためには、12000gの遠心加速度では十分ではない(l. Feliciello et al., Anal. Biochem. 212 (1993) 394-401)。4℃で30分間、遠心加速度26000gで初めて、この沈殿物は十分に分離される。これに対してこの沈殿物の濾過は、微細な濾過助剤を用いて、またはフロテーション工程と組み合わせて、低い工程速度とプラスミドDNAの高い損失と結びついている。プラスミドDNAのフィルター助剤表面への吸着は著しい損失を伴う。特にプラスミドDNAは、二価のカチオンの濃度が0.1ミリモルまたは一価のカチオンの濃度がカリウムの場合には20ミリモルまたはナトリウムの場合には50ミリモルに上昇する場合には、そのようなミネラル表面に非常に迅速にかつ強固に結合する(G. Romanowski et al., Appl. Environ. Microbiol. 57 (1991) 1057-1061)。
【0006】
高分子量の核酸は剪断力に対して敏感である。強い剪断力は核酸の非可逆的な損傷、特に鎖切断に導く。このような理由から核酸処理のために機械的な砕解法はほとんど使用されない(A. Carlson et. al., Biothechnol. Bioeng. 48(1995) 303-315)。連続的な液体供給の工業的な遠心においては、高い剪断力がローター入口で核酸に作用し、必然的に鎖切断に導く。
【0007】
WO96/36706中には、微生物を界面活性剤(Triton(R))の存在で、かつ貫流熱交換装置中で70℃〜100℃に加熱することにより砕解する方法が記載されている。これは熱的溶解と界面活性剤(場合によりリソチームをプラス)との組合せ法である。リソチームなしの場合には熱処理は30秒であると記載されており、リソチームを用いる場合には6秒間である。加熱による細胞砕解は、細胞屑、ゲノムDNAおよび蛋白質からなる固体化合物を形成する。更に、熱処理によりDNAを分解する酵素、いわゆるDNアーゼの著しい変性が生じる。透明な細胞溶解物はバッチ式の遠心分離により得られる。この方法では、細胞砕解のみが連続的に実施され、固体成分の分離は遠心分離によるバッチ式により行われる。最終的な透明な細胞溶解物を獲得するためには、遠心分離に続けて、更にメンブランフィルターを介して濾過を実施しなければならない。
【0008】
WO9207863によれば細胞懸濁液から核酸を単離するための装置および方法が公知である。この文献によれば、細胞を予め装入した多孔性のマトリックスの中空室中に層の形で固定化する。このことはマトリックス中への深部濾過により達せられ、その際に中空室の大きさはほぼ細胞の大きさであり、マトリックス表面はイオン交換体特性を示す。マトリックスの粒度は10〜50μmである。イオン交換体特性により、DNAはマトリックスの表面に吸収される。DNAの吸収は本発明の課題ではない。公知の方法は精製したDNAを提供するが、透明なプラスミドDNAではない。
【0009】
EP−A−0814156によれば、DNAの清浄化法が記載されている。この中に使用した珪藻土は詳細には特定されていない。溶解はアルカリ法により行われる。熱溶解は記載されていない。
【0010】
こうして、公知技術からは多量のバイオマスを総合して加工することを可能にする方法も、統合的に多量のプラスミドDNA含有透明細胞溶解物を製造することができる方法も公知ではない。
【0011】
プラスミドDNA精製を可能にする、細胞培養工程から透明なプラスミドDNA含有細胞溶解物を製造するための効果的なコンディショニング法に対する要求がある。
【0012】
従って、本発明方法の基礎となる課題は、アルカリ性溶解法および遠心分離の欠点を回避して効果的で制御された方法で多量の透明な細胞溶解物をバイオマスから高いプラスミドDNA収率で製造する、統合処理法を提供することである。
【0013】
この課題は、第1の工程でそれぞれ濾過助剤の存在下にフィルター中で濾過し、第2の工程でフィルターケーキ中に含有されるバイオマスを熱的に砕解し、次の工程で細胞溶解物を濾過することにより解決する。
【0014】
本発明方法により50ml〜10000lの全ての体積量のバイオマスを迅速に、プラスミドDNAを含有する透明な細胞溶解物に処理することができることが確認された。本発明の方法を用いて、濾過においてかけられる過圧に関して、核酸に作用する剪断力に関してのコントロールが加えられるということが、特に有利である。本発明により製造した細胞溶解物はゲル電気泳動による分離の後に、ゲノムDNAおよびRNAのためのバンドの他に、鎖切断による核酸の認識できる損傷を有さないプラスミドDNAのためのバンドを明らかに示す。更に得られた細胞溶解物は熱処理による不快な臭気を有さない。
【0015】
砕解の際にフィルター助剤が存在しているということは有利である。このことは引き続く細胞溶解物の透明濾過のために必要な濾過助剤がすでに存在しているという利点を有する。全ての部分工程(分離、砕解、透明化)にわたって、同じ濾過助剤を連続的に使用するということは、更に技術的に効果的であり、こうして経済的である。溶解のためにフィルターケーキを懸濁する代わりに、存在するフィルターケーキ中で直接熱的砕解および透明濾過を組み合わせ実施し(例えば熱溶解緩衝液のポンプによる通過)、こうして直接非常に透明な細胞溶解物を獲得することができる場合、特に有利である。こうして、全方法を個々の工程の数を減らすことにより更に効果的に、こうして経済的に、より有利になる。
【0016】
フィルター助剤の選択は決定的な意味を有する。フィルター助剤は、吸着効果を最少にするために不活性でなければならない。フィルター助剤としては、SiO含量が少なくとも90質量%であり、かつ更に以下の特性:
・湿潤密度:0.2〜0.4g/cm
・透過性:0.02〜2ダーシー
・BET表面積:2〜20m/g
・幾何学的表面積:0.25〜0.65m/g
・粒度:2.5〜8.0μm
・保持(99%)粒度(Partikelgroessenretention(99%)):0.1〜2μm
を有するか焼した珪藻土を使用するのが有利であることが示された。
【0017】
このことは濾過工程において非常に透明な濾液が、中程度の圧力差で十分に高い濾過流で得られるという利点を有する。
【0018】
この高純度濾過助剤の使用は、この効率性および有効性とからなる組合せのほかに、その表面が規格化されており、こうしてその特性をコントロールすることができるという利点を提供する。
【0019】
全ての工程で同じ濾過助剤を使用するということも、同様に有利である。このことは個々の工程が一体になって移行し、こうして生成物流が実質的に連続的に移動する利点を有する。
【0020】
濾過すべき溶液の固体含量に対する濾過助剤の量、濾過面積および負荷する最大濾過過圧の高さは経験的にのみ決定することができる。
【0021】
砕解を熱的に実施することは、特に有利であるとして示されている。この方法はこの砕解を緩和な例えば、生理学的なpH範囲で、非常に良好に制御可能に、かつ再現性の条件下に実施することができるという利点を有する。細胞懸濁液のバッチ式の加熱の代わりに、貫流熱交換器を使用する場合、この方法の速度を著しく上昇させることができる。更に、DNA分解酵素の一部が加熱の際に不活性化すると思われる。臭気による負荷は、アルカリ性溶解に比較して、熱溶解において明らかに僅かである。
【0022】
砕解は、70〜90℃、有利に70〜85℃、特に有利には80℃の温度で実施する。70℃より低い温度では熱的砕解は不完全である;90℃を越える温度ではプラスミドDNAは溶融する。熱負荷の時間は経験的にのみ決定することができる。これは30秒〜数分間である。
【0023】
砕解は7〜10のpH値で実施しなければならない。このpH−範囲においてはプラスミドDNAの吸着損失は最少であり、リソチームの活性は最適である。更に、得られた透明な細胞溶解物中のプラスミドDNAはすでに生理学的なpH−範囲に存在する。
【0024】
砕解を一価のカチオンの存在で実施するのが有利である。このことは引き続く透明なプラスミドDNA−細胞溶解物への濾過の際の、濾過助剤表面への吸着による損失が最少である、という利点を有する。細胞砕解の際に遊離される多価のカチオン、は錯形成剤によりマスクされる。
【0025】
カチオンの最高濃度はKに関しては最高で20ミリモル、Naに関しては最高で50ミリモルまたはNH4+に関しては最高で150ミリモルである。この最高濃度を越える際にはフィルター助剤表面への吸収によるプラスミドDNAの損失が生じる。多くのカチオンの種類が存在する場合には、許容される全濃度を特定する際に、効果の相加性も考慮に入れなければならない。
【0026】
透明なプラスミドDNA含有細胞溶解物は少なくとも99%の混濁の減少に相当する、0.05U/cm以下の透明度OD600を特徴とする。得られたプラスミドDNAを含有する透明な細胞溶解物をクローン化のために、形質転換のために、トランスフェクションのために、細胞中へのマイクロインジョクションのために、遺伝子治療のために、DNAワクチン化のために、および/またはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)のために使用することができる。
【0027】
実施例により、本発明をより詳細に説明する。
【0028】
例1
E.コリ株TG1中のプラスミドDNApHEN1(4618bp)を2TY媒体中で、振盪フラスコ中で37℃で16時間増殖させた。それぞれ125mlの3つのE.コリ懸濁液(OD600=6)にCelpureP300(R)(World Minerals Inc. 社の商標)を15、30もしくは60g/l添加し、20℃で連続的に攪拌する。次いで、それぞれの懸濁液を吸引フィルター(フィルター面積10cm、充填体積200ml)中に入れ、その際予めCelpureP300(R)2kg/mの前フィルターケーキをポリプロピレンモノフィラメントからなるフィルター媒体(孔径10μm)上に設けた。濾過を0.5バールの過圧および20℃で実施した。
【0029】
全ての場合に透明な濾液が得られた。最も高い平均濾過流(2.8m/mh)はCelpureP300(R)30g/lで達せられた。
【0030】
結果を第1表中にまとめた。
【0031】
【表1】
Figure 0004065405
【0032】
例2
溶解緩衝液A:
Tris・HCl 150ミリモル、NaEDTA 25ミリモル、サッカロース8質量%(pH9)
溶解緩衝液B:
溶解緩衝液Aと同様であるが、付加的にTritonX-100(R)(Roehm und Haas社の商標)2%
CelpureP300(R)30g/lを有する、例1からの2つのフィルターケーキをそれぞれ溶解緩衝液AまたはB190ml中で再懸濁させる。リソチーム500U/mlをそれぞれ添加し、この懸濁液を連続的な撹拌下に、80℃に30秒間加熱する。まだ熱い懸濁液を、予めCelpureP300(R)2kg/mの前フィルターケーキ(相応する溶解緩衝液中で15分間インキュベートした)がポリプロピレンモノフィラメントからなるフィルター媒体(孔径10μm)上に設けられた吸引フィルターに供給する。濾液を0.5バールの過圧で実施した。
【0033】
溶解緩衝液Aにより平均濾過流0.4m/mhで透明な細胞溶解物(OD600=0.02)が得られた。これに対して、TritonX-100(R)の添加により(溶解緩衝液B)、平均濾過流は50%だけ減少した。溶解緩衝液A中での平均濾過流の1.5m/mhへの明らかな上昇は、CelpureP300(R)の全量が100g/lに調節してあり、かつPVDFたて糸/PTFE緯糸モノフィラメント(孔径11.5μm)をフィルター媒体として使用している場合に達成された。
【0034】
例3
λDNA(E.コリ;dsDNA48.5kb;0.51mg/ml)3.7mlを、Tris・HCl 250ミリモル、NaEDTA 25ミリモル、サッカロース8質量%(pH9.09)からなる緩衝溶液25ml中に添加した。CelpureP300(R)(30g/l)を添加し、この懸濁液を20℃で、30分間200rpmで振盪する。
【0035】
260nmでのUV吸収測定およびPicoGreen(R)テスト(Molekular Probes Inc.社のキット)は懸濁液の上澄み中のλDNA濃度と出発溶液中の濃度との間に差を示さない。
【0036】
例4
プラスミドDNApEGFP−N1を有するE.コリ細胞DH5αをTris・HClおよびEDTA10ミリモルからなる緩衝液中に4等分して懸濁する。これらの懸濁液の1つから細胞をNucleobond(R) AXキット(Macherey-Nagelの商標)を用いて、アルカリ性溶解法により砕解し、プラスミドDNAを単離し、精製した。他の3つの懸濁液においては細胞を熱的に70℃/pH9、70℃/pH10もしくは60℃/pH10で5分間砕解し、かつプラスミドDNAをそれぞれ同じキットで単離し、精製した。この4つの試料のPicoGreen(R)テストによるプラスミドDNA定量は、アルカリ性溶解法による砕解および70℃およびpH9もしくはpH10での熱的溶解は同じ収率のプラスミドDNAに導き、一方60℃でpH10の熱的砕解は、他の3つの方法により得られたプラスミドDNAの収率の約30%に導く。例3からは記載した熱的溶解条件下に、フィルター助剤表面にプラスミドDNAの吸着が期待されないことを知ることができる。
【0037】
測定法:
透明性の測定
濾液の透明性(光学密度、OD)はPerkin-Elmer社のUV/Vis Spektrometer Lamda 20 を用いて、参照としての水に対して、吸収モード600nmで、1cmの行程で、室温で測定する。

Claims (7)

  1. プラスミドDNAを含有する透明な細胞溶解物を製造するために、細胞培養法からのバイオマス統合処理する方法において、それぞれ不活性なフィルター助剤の存在下に、第1の工程でフィルター中で濾過し、第2の工程でフィルターケーキ中に含有されるバイオマスを熱的に砕解し、次の工程で細胞溶解物を濾過し、その際不活性なフィルター助剤として、次の特性:
    ・二酸化ケイ素の割合≧90%
    ・湿潤密度:0 . 2〜0 . 4g/cm
    ・透過性:0 . 02〜2ダーシー
    ・BET表面積:2〜20m /g
    ・幾何学的表面積:0 . 25〜0 . 65m /g
    ・粒度:2 . 5〜8 . 0μm
    ・保持(99%)粒度:0 . 1〜2μm
    を有する珪藻土を使用することを特徴とする、バイオマスの統合処理法。
  2. 砕解を70〜90℃で実施する、請求項1記載の方法。
  3. 熱的な砕解を少なくとも30秒間実施する、請求項1記載の方法。
  4. 3工程全てにおいて同じフィルター助剤を使用する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  5. 砕解を7〜9のpH値で実施する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  6. 砕解を一価のカチオンのみの存在で実施する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  7. カチオンの最高濃度がKに関しては最高で20ミリモル、Naに関しては最高で50ミリモルまたはNH に関しては最高で150ミリモルである、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
JP2002558498A 2001-01-19 2001-12-24 プラスミドdnaを含有する細胞溶解物を製造するためのバイオマスの処理法 Expired - Fee Related JP4065405B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH802001 2001-01-19
PCT/CH2001/000741 WO2002057446A2 (de) 2001-01-19 2001-12-24 Verfahren zur aufbereitung von biomasse zur herstellung von plasmid dna haltigem zelllysat

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004516850A JP2004516850A (ja) 2004-06-10
JP4065405B2 true JP4065405B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=4333899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002558498A Expired - Fee Related JP4065405B2 (ja) 2001-01-19 2001-12-24 プラスミドdnaを含有する細胞溶解物を製造するためのバイオマスの処理法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7378238B2 (ja)
EP (1) EP1352059B1 (ja)
JP (1) JP4065405B2 (ja)
AT (1) ATE309344T1 (ja)
AU (1) AU2002220449B2 (ja)
CA (1) CA2446478C (ja)
DE (1) DE50108041D1 (ja)
ES (1) ES2251441T3 (ja)
WO (1) WO2002057446A2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8501402B2 (en) 2003-03-24 2013-08-06 Boehringer Ingelheim Rcv Gmbh & Co Kg Methods and devices for producing biomolecules
DE102004052254A1 (de) 2004-05-03 2005-12-01 Plasmid Factory Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Aufschluss von Zellen und zur Abtrennung von Zellbestandteilen
EP2088196A1 (en) 2008-02-08 2009-08-12 Boehringer Ingelheim RCV GmbH & Co KG Methods and devices for producing biomolecules
US8546127B2 (en) * 2008-06-30 2013-10-01 General Electric Company Bacteria/RNA extraction device
US8158405B2 (en) * 2008-06-30 2012-04-17 General Electric Company Process for concentrating and processing fluid samples

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1082862A (en) 1964-07-08 1967-09-13 S J A Ab A process in filtering yeast or other plant cell material
US5234809A (en) * 1989-03-23 1993-08-10 Akzo N.V. Process for isolating nucleic acid
US5247699A (en) 1990-04-12 1993-09-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Cellular frequency reuse cell plan
DE4034036C2 (de) 1990-10-26 1994-03-03 Diagen Inst Molekularbio Vorrichtung und Verfahren zur Isolierung von Nukleinsäuren aus Zellsuspensionen
US5512440A (en) * 1991-12-18 1996-04-30 Becton Dickinson And Company Process for lysing Mycobacteria
US5503816A (en) 1993-09-27 1996-04-02 Becton Dickinson And Company Silicate compounds for DNA purification
JP3866762B2 (ja) * 1993-11-29 2007-01-10 ジェン−プローブ・インコーポレイテッド 広範な生物からの核酸抽出法
AR003122A1 (es) * 1995-05-19 1998-07-08 Merck & Co Inc Un proceso para aislacion y purificacion de plasmidos en fermentadores de gran escala y el adn aislado y purificado obtenido mediante dicho proceso.
US5942425A (en) * 1996-03-12 1999-08-24 Walters; Adriann H. Method to access nucleic acids from cells
EP0814156B1 (en) 1996-06-18 2003-03-05 The Institute Of Physical & Chemical Research Method for the purification of DNA
US6027945A (en) * 1997-01-21 2000-02-22 Promega Corporation Methods of isolating biological target materials using silica magnetic particles
US6154654A (en) 1998-05-07 2000-11-28 Ericsson Inc. System and method for frequency reuse in a four cell plan
US20020012990A1 (en) * 1999-12-22 2002-01-31 Lander Russel Jackson Process for the scaleable purification of plasmid DNA

Also Published As

Publication number Publication date
CA2446478A1 (en) 2002-07-25
WO2002057446A2 (de) 2002-07-25
DE50108041D1 (de) 2005-12-15
AU2002220449B2 (en) 2006-08-10
ATE309344T1 (de) 2005-11-15
EP1352059A2 (de) 2003-10-15
WO2002057446A3 (de) 2002-12-19
EP1352059B1 (de) 2005-11-09
CA2446478C (en) 2008-02-26
JP2004516850A (ja) 2004-06-10
US20040014098A1 (en) 2004-01-22
US7378238B2 (en) 2008-05-27
ES2251441T3 (es) 2006-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6177278B1 (en) Nucleic acid purification and process
JP4971997B2 (ja) プラスミドdnaの精製方法
US8598338B2 (en) Compositions and methods for using a solid support to purify DNA
EA028623B1 (ru) Способ очистки аденовирусных частиц
JP2002521029A5 (ja)
JP4065405B2 (ja) プラスミドdnaを含有する細胞溶解物を製造するためのバイオマスの処理法
JP2003518380A (ja) 核酸および他の細胞性汚染混入物質からウイルスベクターを分離するための濾過助剤の使用方法
AU782588B2 (en) Method for purifying nucleic acids from feces
Emori et al. Semi-Conservative Transcription of Double-Stranded RNA Catalyzed by Bacteriophage Ø6 RNA Polymerase
US6855816B1 (en) Method for producing endotoxin-free nucleic acids and the use thereof
CA2277468C (en) Method of purifying dna in a cross-flow centrifuge
CA2315257A1 (en) Method for isolating short and long-chain nucleic acids
JP3521079B2 (ja) Dna抽出精製方法およびそのための装置
KR100622606B1 (ko) 단일공정에 의한 플라스미드 dna 정제용 조성물과 그를이용하여 플라스미드 dna를 정제하는 방법
AU2002302045B2 (en) Nucleic acid purification and process
MXPA99006453A (en) Method of purifying dna in a cross-flow centrifuge

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070607

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070906

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees