JP4064535B2 - 情報処理システム、icカード、携帯型データ端末、データ収集装置 - Google Patents

情報処理システム、icカード、携帯型データ端末、データ収集装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理システムに関し、より具体的にはICカードを仲介としてデータ転送を行う情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報提供者が情報利用者にデータを配布し、利用者がその配布データに基づいてデータ処理を実行し、その処理結果のデータを情報提供者が収集する。こういった情報処理形態の業務は多く存在する。例えば、つぎのような、商品の注文/受注サービスがある。これは、業者の販売員が所定の地域を巡回しながら顧客を訪ね、商品の注文を伺ったり、前回の巡回時に受注した商品を配達する業務である。この業務は、会員として登録された顧客に対して商品のカタログを郵送などによって前もって提供しておく。このカタログには各商品の写真や仕様などととともに商品を識別するためのバーコードが記載されている(このバーコードが配布されるデータである。)。業者の販売員などが巡回して来たとき、顧客は注文商品とその数量を指定する。業者は携帯型あるいは車載型のバーコードリーダー(OCR)付き情報処理端末である注文データ収集装置を使用して顧客の注文に相当する注文データを収集する。すなわち、この収集装置でカタログ上のバーコードを入力し、注文数量をキー入力することで注文商品とその数量とを対応づけた注文データを作成してを内部のRAMなどの記憶部に格納する。このようにして、多数の顧客からの注文データを収集していく。この一連の処理がデータ配布/収集処理に当たる。なお、収集された注文データは、商品の発送/配達や在庫管理などの処理を行うホスト装置などに適宜に転送され業務を遂行していく。
【0003】
また、この商品注文/配達サービスとしては、バーコードを利用した形態の他に顧客自身が注文データを入力できる携帯型データ端末を使用する形態もある。これは、各顧客にカタログを提供するとともに数人の顧客毎に1台ずつ上記の携帯型データ端末を提供する。この端末には液晶パネルなどのディスプレイとカタログ上の全商品についての商品名、商品コード、単価などが対応づけられて記憶されている。顧客は、業者が受注に来る前に携帯型データ端末を使用してカタログに記載された商品のコードと注文数量を入力し、注文データを端末のデータ記憶部に保存させておく。このとき、顧客が入力した商品コードに対応する商品名をディスプレイに表示することで注文商品の確認ができるようになっている。そして、受注時に業者がデータ収集装置とこの携帯型端末とを適宜なインタフェースを介して接続して注文データを収集する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のサービス形態において、バーコードによる注文データ入力にはバーコードを記載したカタログが必要となる。このカタログは、バーコードを確実に読みとれるようにするため、冊子ではなくシート状のカタログとなる。そのため、商品が多いとシートの数が増えて嵩張る。販売員がバーコードのシートを用意しておいてたとしても、目的の商品が探しにくいし、注文商品毎にバーコードを読み取っていたのでは迅速な受注サービスを提供することが難しい。
【0005】
携帯型データ端末方式では、複数の顧客に1台が割り当てられるため、外出などによってある顧客が受注日までに注文データを入力できず注文をし損なうという場合がある。また、ある顧客がつぎの顧客に端末を手渡せない場合もあり得る。確かに、顧客1人1人に端末を提供しておけばよいのだが、顧客1人が注文する商品の数は少量であり、効率が悪い。さらに、カタログに掲載されている全商品についての商品名やコード、あるいは単価などを記憶しておくためのデータメモリと注文データを保存しておくためのデータメモリなど多くの記憶容量を必要とする。加えて、データ収集装置とのインタフェースなど複雑な機能を備える必要もあるから端末自体の単価も当然高いものとなる。したがって、この高価な端末を顧客一人一人に提供するのは収益上問題が多い。
【0006】
ここで、本発明者は携帯可能でデータの保存や転送が可能であり、しかも安価な機器としてICカードに着目した。ICカードは、カード型の外形/サイズを有し、内部にCPU、RAM、ROMを含むプログラムされたマイコンと、このマイコンに付属したデータメモリとを内蔵している。さらに、コンピュータなど外部の情報処理装置とのインタフェースを備えている。データメモリは、電源が供給されていない期間でもデータを保持する必要があることからEEPROMなどの不揮発性タイプが使用される。インタフェースとしては接触式と非接触式がある。接触式はICカード表面にパターニングされた電気的コンタクトを介して外部機器から動作電源の供給を受けるとともにデータの入出力を行う。非接触式は、電波を送受するアンテナがあり、電磁誘導などによって外部機器から動作電源を獲得する。そして、電波に乗せたデータを入出力する。これによって、ICカードに記憶させたデータを他の情報処理装置で読み取って利用したりすることができる。なお、ICカードには、どちらか一方のインタフェースを備えた接触型および非接触型に加え、両方のインタフェースを備えたハイブリッド型もある。
【0007】
しかし、ICカードを上述の情報提供/収集サービスなどに利用したとしても、ICカードの不揮発性データメモリの容量は通常数KB程度である。そのため、ICカード内に大量の返却データを保存させることはできない。大容量のデータメモリを採用すればICカードのコストが高くなり、低価格であるICカードの特徴を生かすことができなくなる。また、ICカードにデータを書き込んだりデータを読み出したりする際には、その都度ICカードを外部の情報処理装置に脱着して接続し直さなければならず面倒くさい。接触型ICカードであれば、電気コンタクト部分が摩擦によって劣化してしまうという問題もある。さらに、システムを構成する情報処理装置の全てを使用するICカードに整合したインタフェースを備えさせなければならず、汎用性に乏しい。もちろん、ハイブリッド型であればインタフェースの整合性を気にすることはない。しかし、上述の頻繁な着脱作業や記憶容量などの問題は依然残る。
このような問題点は、上述の注文/受注処理に限らず、データの配布/収集処理には必ず発生する。
【0008】
そこで本発明は、データの配布と収集などに適用される情報処理システムであって、ハイブリッド型ICカードの特性を十分に利用するとともに、安価にシステムを構成でき、データ入力作業などの業務を迅速に行うことができる情報処理システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ICカードと携帯型データ端末とデータ収集装置により構成される情報処理システムであって、つぎの事項(1)〜(5)により特定される。
(1)ICカードの構成
プログラムされたマイコンと、不揮発性のデータメモリとを内蔵している。外部機器とのインタフェースとして、電気コンタクトを介して動作電源の供給を受けるとともにデータを入出力する接触式インタフェースと、外部から供給される電波をアンテナで受けて動作電源を獲得するとともに電波に乗せてデータを入出力する非接触式インタフェースの2系統を備える。
(2)携帯型データ端末の構成
プログラムされたマイコンと、このマイコンに付属するデータメモリと、キーボードと、表示パネルと、電源と、前記ICカードが着脱自在に装着されるカード装着部と、装着された前記ICカードの電気コンタクトに結合する接触式カードインタフェースとを備える。
(3)データ収集装置の構成
プログラムされたコンピュータ装置であり、前記携帯型データ端末を位置決めしてセットする端末装着部と、この装着部にセットされた携帯型データ端末に装着されているICカードと前記非接触式インタフェースを介して無線接続する非接触式カードインタフェースとを備える。
(4)携帯型データ端末とICカードとの連携
携帯型データ端末は、前記接触式カード装着部に装着されたICカードを能動化し、所定のキー入力に従って当該ICカードのデータメモリから所要のデータを取得してキー入力データなどとともに処理する。この処理過程で発生する経過データや処理結果として生成されたデータなどを適宜に表示出力するとともに前記生成データを前記データメモリに保存する。
(5)携帯型端末からデータ収集装置へのデータ転送
前記データ収集装置は、前記端末載置部に載置された携帯型データ端末に付帯しているICカードと所定の通信手順を実行して無線接続状態を確立し、前記ICカードを仲介手段として前記携帯型データ端末と交信する。前記携帯型データ端末が内部のデータメモリに保存してあるデータをICカードへ転送する。前記ICカードは、前記携帯端末から転送されてくる前記データを適宜にバッファリングしながら前記データ収集装置に転送する。前記データ収集装置は、前記ICカードから転送されてくる前記データを受け取り、適宜なデータ記憶部に格納する。
【0010】
そして、上記情報処理システムに使用されるICカードを第2の発明とし、上記情報処理システムに使用される携帯型データ端末を第3の発明とした。
また、上記情報処理システムに使用されるデータ収集装置をそれぞれ第4の発明とした。
第5の発明は、上記第4の発明において、記憶したデータの内容を印刷出力するためのプリンタを備えるデータ収集装置とした。
さらに、第4および第5の発明において、外部のコンピュータ装置と接続してデータ通信するためのインタフェースを備えたデータ収集装置を第6の発明とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
===システムの構成===
図1は、本発明の実施例における情報処理システムの概略を外観図として示している。この情報処理システム1は、ICカード10と携帯型データ端末30およびデータ収集装置50とを含んでいる。携帯型データ端末30は手のひらサイズのケースの表面に液晶表示パネル(LCD)31とキーボード32とを備えて小型電卓と同様の外観をなしている。さらに、ICカード10を着脱自在に装着してICカード10の電気的コンタクト11と接続するためのカード装着部33を備えている。データ収集装置50はこの端末30を位置を合わせて載置する端末装着部53と、LCD51、キーボード52、プリンタ54などを一体的に備えている。
【0012】
===システムの構成要素===
<ICカード>
図2はICカード10の構成を示している。CPU(以下、カードCPU)12、RAM(以下、カードRAM)13、ROM14に加え、不揮発性のデータメモリとしてEEPROM15、外部機器とのインタフェースとして接触式と非接触式の2系統のインタフェース19、20とを備えている。
【0013】
EEPROM15は電源が供給されていないときでもデータを保持できる書き換え可能な不揮発性データメモリである。接触式インタフェース19は電気的コンタクト(以下、コンタクト)11とシリアルI/Oインタフェース16とで構成される。コンタクト11を介して外部の情報処理装置などと接続すると、その外部機器から動作電源の供給を受けるとともにデータ通信を行う。この接触式インタフェース19の仕様はISO7816規格に準拠している。
【0014】
非接触式インタフェース20は電波を送受信するためのコイル式のアンテナ17とRFインタフェース18とから構成されている。外部機器から電波に乗せたデータを受け取ると、その電波の電磁誘導によって電源を獲得する。そして、RFインタフェース18で電波に乗せたデータを復調する。また、RFインタフェース18で変調したデータをアンテナ17を介して送出する。仕様はISO/ICE14443、TYPE Aとして提案された規格に準拠している。もちろん、インタフェースの規格などは上述したものに限るものではない。
【0015】
<携帯型データ端末>
図3は携帯型データ端末50の構成を示している。電池などの電源(図示せず)を内蔵するとともに、CPU(以下、端末CPU)33、RAM(端末RAM)34、ROM35、および接触式カードインタフェース36を含んで構成されている。また、ユーザインタフェースとしてキーボード32とLCD31とを備える。キーボードインタフェース38はキー入力に従った適宜なコードを発生して端末CPU33に転送する。LCDドライバ39は端末CPU33からの表示用データをLCD駆動信号に変換してLCD31に与える。
【0016】
接触式カードインタフェース36はICカード10のコンタクト11と接続するためのコネクタ37を含み、ICカード10の接触式インタフェース19に適合して電源の供給やデータ通信を行う。
【0017】
<データ収集装置の構成>
図4はデータ収集装置50の構成を示している。データ収集装置50は外部電源あるいは内蔵電源によって作動するコンピュータ装置である。CPU(以下、装置CPU)55、RAM(以下、装置RAM)56、ROM57やLCD51、キーボード52、プリンタ54などのデータ入出力用のユーザインタフェースを備えた通常のコンピュータの構成に加え、非接触式カードインタフェース58を備えている。このインタフェース58は、ICカード10の非接触式インタフェース20と接続するためのRFインタフェース59とアンテナ60を備えている。このインタフェース58を介してICカード10と接続すると、ICカード10に電源を供給して相互にデータ通信を行う。なお、I/Oインタフェース65はRS232CやIrDAなどの汎用の通信インタフェースである。
【0018】
なお、本実施例ではデータ収集装置50は一体型のケースに上述の構成要素が内蔵されているが、ノート型のパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置に非接触式カードインタフェースやプリンタなどを周辺装置として接続した形態としてもよい。
【0019】
===システムの運用例===
上述の構成による情報処理システム1の利用例として、商品の注文/受注サービス業務に適用した注文データ処理システムについて取り上げる。注文データ処理システムは、顧客が注文した商品とその数量とを対応づけた注文データを適宜に処理することで、商品の配達や在庫管理に利用するためのシステムである。以下、この例に従って上記各構成要素間でのデータ転送などデータ処理の流れについて説明する。
【0020】
<準備>
ここで想定される注文データ処理システムの運用形態は、まず、商品を販売する業者が会員登録した顧客にあらかじめカタログを配布しておく。カタログは同じ商品分類(食料品、日用雑貨など)に属する商品ごとに用意されている。1つのカタログには商品の説明(写真、仕様、単価など)と商品の識別用コード番号が記載されている。顧客は業者が受注の訪問に来る前までにこのカタログを見て注文する商品とその数量を決めておく。
【0021】
一方、業者側では各商品分類別にICカードを用意する。このICカードは、ある商品分類のカタログに記載された内容に相当するカタログデータをEEPROMに登録している。全種類のカタログについてのカタログデータは、注文データ処理システムの上位のコンピュータであるホスト装置に蓄積されている。
【0022】
図5は、このカタログデータのICカードへの登録処理におけるフローチャート(A)とその登録処理時におけるICカードとホスト装置との接続状態の構成を非接触式インタフェースによる接続形態を例として示している。ホスト装置60は、ホスト装置60のI/Oインタフェース61とICカード10の非接触式インタフェース20とを仲介してICカード10にデータを書き込んだりICカードからのデータを転送したりするためのICカード・リード/ライト装置70を付属している。このICカード・リード/ライト装置70とICカード10とが無線接続することで、ある分類に属するカタログデータがICカード10のEEPROM15に書き込まれる。
【0023】
<ICカードと携帯型データ端末との連携>(注文データ入力処理)
後日、受注業務を行う販売員が顧客を訪問する。この販売員はカタログデータが登録されたICカード10を全分類あるいはその一部の分類について用意し、データ端末30とデータ収集装置50とを携えている。販売員は、顧客の注文を聞くと、その注文商品が掲載されているカタログに対応するICカード10をデータ端末30に装着して、注文データの入力作業を行う。
【0024】
図6は、この注文データ入力時におけるカタログデータの転送と注文データの作成処理についてのフローチャート(A)と、このときのデータ端末30とICカード10との接続状態を内部構成図(B)として示している。ICカード10をデータ端末30の装着部33に装着すると、ICカード10のコンタクト11とデータ端末30のコネクタ37とが結合される。所定のキー入力に従ってデータ端末30がICカード10に動作電源を供給し、ICカード10が能動化する。そして、端末CPU33はカードCPU12に対しEEPROM15内のカタログデータをデータ端末30へ転送するように指示する。カードCPU12がカタログデータを接触式インタフェース19を介して送出すると、端末CPU33は受け取ったカタログデータを端末RAM34へ格納する。
【0025】
つぎに、販売員が顧客が注文した商品のコード番号をキー入力する。端末CPU33は端末RAM34内のカタログデータ中からこのコード番号に一致する商品名に相当するデータを取り出し、LCD31にその商品名を表示させる。もちろん、単価なども合わせて表示させるようにすることもできる。顧客あるいは販売員が表示された注文商品を確認する。間違いがなければ、確認のキー入力操作を行う。この入力操作を行うと、端末CPU33はLCD31に注文数量を入力を促すメッセージを表示させる。注文数量を入力するとその数字がLCD31に表示される。間違いがなければ確認の入力操作を行う。この一連の操作を終えると、注文した商品名とその数量をLCD31に表示させるとともに、注文商品のコード番号と注文数量とを対応づけて注文データを作成する。そして、この注文データを端末RAM34に格納する。このようにして、複数の注文商品についての注文データを順次入力することで複数件の注文についての注文データが端末RAM34に蓄積されていく。
【0026】
注文データは配送などの後処理に使用される。そのため、端末RAM34の残存容量が少なくなったり、異なる商品分類についての注文を受けるためにICカード10を装着し直したりする場合、端末RAM34に保存された注文データをデータ収集装置50に転送する。つぎに、データ端末30に保存された注文データをデータ収集装置50に転送する処理について説明する。
【0027】
なお、上述の利用例ではデータ端末30は販売員が用意し、顧客を訪問したときにこの販売員が注文データの入力操作を行っているが、この利用形態に限るものではない。例えば、前もって顧客にカタログとデータ端末30を配布しておいたり、あるいはデータ端末30を顧客が所有する形態としたりすることで、顧客が販売員の訪問時までにあらかじめ注文データを入力しておくことも考えられる。
【0028】
<携帯型データ端末からデータ収集装置へのデータ転送>(注文データの収集)
図7は、データ端末30からデータ収集装置50へ注文データを転送する処理におけるフローチャート(A)と、データ端末30とICカード10とデータ収集装置50との接続態を内部構成図(B)として示している。
ICカード10を装着した状態でデータ端末30をデータ収集装置50の端末装着部53に載置する。データ収集装置50にて所定のキー入力操作を行うと装置CPU55とカードCPU12はそれぞれの非接触式インタフェース62、20を介して所定の通信プロトコルを実行し、無線接続状態を確立する。この接続状態が確立されると、装置CPU55と端末CPU33とがICカード10を仲介として交信する。なお、ICカード10にはデータ端末30からの電源が供給されることとしているが、データ収集装置50がICカード30に動作電源を無線供給することとしてもよい。
【0029】
装置CPU55が端末CPU33に対して端末RAM34内の注文データの送出を要求する。端末CPU33は端末RAM34から注文データを読み出し、ICカード10に向けて送出する。カードCPU12は、接触式インタフェース19を介して受け取った注文データをカードRAM13に適宜にバッファリングしながら非接触式インタフェース20を介して送出していく。装置CPU55は非接触式カードインタフェース58を介して転送されてくる注文データを装置RAM56に格納する。さらに、プリンタ制御部64に対し商品名と注文数量などの注文データの内容を印刷させるための指示を発行し、プリンタ54に印刷出力させる。
【0030】
データ収集装置50にて収集した注文データはI/Oインタフェース65を介してホスト装置60などの上位の情報処理装置にアップロードされる。そして、商品の販売業務などの後処理のために適宜に利用される。
【0031】
===その他===
本発明の情報処理システムの利用形態としては、上述の商品注文/受注サービスに限らず、様々な利用形態が考えられる。例えば、アンケートの質問事項などをICカードに登録しておいて、その答えを携帯型データ端末で入力し、データ収集装置でその返答データを収集したりするなど、多くのデータの配布/収集処理に利用し得る。
【0032】
【発明の効果】
ハイブリッド型のICカードと、このカードと接触式インタフェースを介して接続する携帯型データ端末と、携帯型端末に装着したICカードと非接触式インタフェースを介して接続するデータ収集機によって構成されることで、データの配布/収集処理において、ICカードの着脱機会が少なく電気的コンタクトの劣化や頻繁な着脱作業をなくすことができる。したがって、迅速で軽快な操作によってデータ転送などの処理を行うことができる。
【0033】
また、携帯型データ端末は、複雑な構成による汎用のI/Oインタフェースをもたないため安価となる。なお、汎用I/Oインタフェースをもたないことは携帯型データ端末の小型化にも寄与する。
【0034】
携帯型データ端末に保存されたデータをデータ収集機に転送する際、ICカードはバッファとしての仲介機能に使用されるため、ICカードに大容量のデータメモリを備えさせる必要がない。そのため、ICカードの単価も低く抑えることができる。その結果、システム全体も安価に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における情報処理システムの外観図である。
【図2】上記実施例におけるICカードの構成図である。
【図3】上記実施例における携帯型データ端末の構成図である。
【図4】上記実施例におけるデータ収集装置の構成図である。
【図5】ICカードにデータを登録するときの概略図である。(A)は上記実施例を商品の注文/受注処理に適用したときのデータ処理のフローチャートであり、(B)はICカードとデータの登録処理を行うホスト装置との接続状態を内部構成図として示している。
【図6】上記実施例におけるICカードと携帯型データ端末との連携の概略図である。(A)は上記実施例を商品の注文/受注処理に適用したときのデータ処理のフローチャートであり、(B)はICカードと携帯型データ端末との接続状態を内部構成図として示している。
【図7】上記実施例において、携帯型データ端末からデータ収集装置へのデータ転送処理の概略図である。(A)は上記実施例を商品の注文/受注処理に適用したときのデータ転送処理のフローチャートであり、(B)は携帯型データ端末とICカードとデータ収集装置との接続状態を内部構成図として示している。
【符号の説明】
1 情報処理システム
10 ICカード
12 CPU
13 RAM
15 EEPROM
19 接触式インタフェース
20 非接触式インタフェース
30 携帯型データ端末
33 CPU
34 RAM
36 接触式カードインタフェース
50 データ収集装置
55 CPU
56 RAM
58 非接触式カードインタフェース

Claims (6)

  1. ICカードと携帯型データ端末とデータ収集装置により構成される情報処理システムであって、つぎの事項(1)〜(5)により特定される。
    (1)ICカードの構成
    プログラムされたマイコンと、不揮発性のデータメモリとを内蔵している。外部機器とのインタフェースとして、電気コンタクトを介して動作電源の供給を受けるとともにデータを入出力する接触式インタフェースと、外部から供給される電波をアンテナで受けて動作電源を獲得するとともに電波に乗せてデータを入出力する非接触式インタフェースの2系統を備える。
    (2)携帯型データ端末の構成
    プログラムされたマイコンと、このマイコンに付属するデータメモリと、キーボードと、表示パネルと、電源と、前記ICカードが着脱自在に装着されるカード装着部と、装着された前記ICカードの電気コンタクトに結合する接触式カードインタフェースとを備える。
    (3)データ収集装置の構成
    プログラムされたコンピュータ装置であり、前記携帯型データ端末を位置決めしてセットする端末装着部と、この装着部にセットされた携帯型データ端末に装着されているICカードと前記非接触式インタフェースを介して無線接続する非接触式カードインタフェースとを備える。
    (4)携帯型データ端末とICカードとの連携
    携帯型データ端末は、前記接触式カード装着部に装着されたICカードを能動化し、所定のキー入力に従って当該ICカードのデータメモリから所要のデータを取得してキー入力データとともに処理する。この処理過程で発生する経過データや処理結果として生成されたデータを表示出力するとともに前記生成データを前記データメモリに保存する。
    (5)携帯型端末からデータ収集装置へのデータ転送
    前記データ収集装置は、前記端末載置部に載置された携帯型データ端末に付帯しているICカードと所定の通信手順を実行して無線接続状態を確立し、前記ICカードを仲介手段として前記携帯型データ端末と交信する。前記携帯型データ端末が内部のデータメモリに保存してあるデータをICカードへ転送する。前記ICカードは、前記携帯端末から転送されてくる前記データをバッファリングしながら前記データ収集装置に転送する。前記データ収集装置は、前記ICカードから転送されてくる前記データを受け取り、データ記憶部に格納する。
  2. 請求項1記載の情報処理システムに使用される請求項1記載のICカード。
  3. 請求項1記載の情報処理システムに使用される請求項1記載の携帯型データ端末。
  4. 請求項1記載の情報処理システムに使用される請求項1記載のデータ収集装置。
  5. 請求項4において、前記データ記憶部に格納したデータの内容を印刷出力するためのプリンタを備えることを特徴とするデータ収集装置。
  6. 請求項4または5において、外部のコンピュータ装置と接続してデータ通信するためのインタフェースを備えることを特徴とするデータ収集装置。
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