JP2000011116A - 情報処理システム、icカード、携帯型データ端末、データ収集装置 - Google Patents

情報処理システム、icカード、携帯型データ端末、データ収集装置

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JP2000011116A
JP2000011116A JP10175808A JP17580898A JP2000011116A JP 2000011116 A JP2000011116 A JP 2000011116A JP 10175808 A JP10175808 A JP 10175808A JP 17580898 A JP17580898 A JP 17580898A JP 2000011116 A JP2000011116 A JP 2000011116A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入力作業などの業務を迅速に行うこと
ができるICカードを利用した情報処理システムを提供
する。 【解決手段】 接触式と非接触式の2系統のインタフェ
ースを備えるICカードと、前記ICカードを装着して
前記ICカードと接触式カードインタフェースを介して
交信する携帯型データ端末と、携帯型データ端末に装着
されているICカードと前記非接触式インタフェースを
介して無線接続する非接触式カードインタフェースとを
備えるデータ収集装置とを含み、前記携帯型データ端末
は装着したICカードから所要のデータを取得して処理
することで生成したデータを保存し、前記データ収集装
置が携帯型データ端末に装着したICカードと無線接続
状態を確立するとともに、前記携帯型データ端末が内部
の保存データを前記ICカードを仲介手段として前記デ
ータ収集装置に転送すると、前記データ収集装置は、こ
のデータを記憶部に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムに
関し、より具体的にはICカードを仲介としてデータ転
送を行う情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報提供者が情報利用者にデータを配布
し、利用者がその配布データに基づいてデータ処理を実
行し、その処理結果のデータを情報提供者が収集する。
こういった情報処理形態の業務は多く存在する。例え
ば、つぎのような、商品の注文/受注サービスがある。
これは、業者の販売員が所定の地域を巡回しながら顧客
を訪ね、商品の注文を伺ったり、前回の巡回時に受注し
た商品を配達する業務である。この業務は、会員として
登録された顧客に対して商品のカタログを郵送などによ
って前もって提供しておく。このカタログには各商品の
写真や仕様などととともに商品を識別するためのバーコ
ードが記載されている(このバーコードが配布されるデ
ータである。)。業者の販売員などが巡回して来たと
き、顧客は注文商品とその数量を指定する。業者は携帯
型あるいは車載型のバーコードリーダー(OCR)付き
情報処理端末である注文データ収集装置を使用して顧客
の注文に相当する注文データを収集する。すなわち、こ
の収集装置でカタログ上のバーコードを入力し、注文数
量をキー入力することで注文商品とその数量とを対応づ
けた注文データを作成してを内部のRAMなどの記憶部
に格納する。このようにして、多数の顧客からの注文デ
ータを収集していく。この一連の処理がデータ配布/収
集処理に当たる。なお、収集された注文データは、商品
の発送/配達や在庫管理などの処理を行うホスト装置な
どに適宜に転送され業務を遂行していく。
【0003】また、この商品注文/配達サービスとして
は、バーコードを利用した形態の他に顧客自身が注文デ
ータを入力できる携帯型データ端末を使用する形態もあ
る。これは、各顧客にカタログを提供するとともに数人
の顧客毎に1台ずつ上記の携帯型データ端末を提供す
る。この端末には液晶パネルなどのディスプレイとカタ
ログ上の全商品についての商品名、商品コード、単価な
どが対応づけられて記憶されている。顧客は、業者が受
注に来る前に携帯型データ端末を使用してカタログに記
載された商品のコードと注文数量を入力し、注文データ
を端末のデータ記憶部に保存させておく。このとき、顧
客が入力した商品コードに対応する商品名をディスプレ
イに表示することで注文商品の確認ができるようになっ
ている。そして、受注時に業者がデータ収集装置とこの
携帯型端末とを適宜なインタフェースを介して接続して
注文データを収集する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のサービス形態に
おいて、バーコードによる注文データ入力にはバーコー
ドを記載したカタログが必要となる。このカタログは、
バーコードを確実に読みとれるようにするため、冊子で
はなくシート状のカタログとなる。そのため、商品が多
いとシートの数が増えて嵩張る。販売員がバーコードの
シートを用意しておいてたとしても、目的の商品が探し
にくいし、注文商品毎にバーコードを読み取っていたの
では迅速な受注サービスを提供することが難しい。
【0005】携帯型データ端末方式では、複数の顧客に
1台が割り当てられるため、外出などによってある顧客
が受注日までに注文データを入力できず注文をし損なう
という場合がある。また、ある顧客がつぎの顧客に端末
を手渡せない場合もあり得る。確かに、顧客1人1人に
端末を提供しておけばよいのだが、顧客1人が注文する
商品の数は少量であり、効率が悪い。さらに、カタログ
に掲載されている全商品についての商品名やコード、あ
るいは単価などを記憶しておくためのデータメモリと注
文データを保存しておくためのデータメモリなど多くの
記憶容量を必要とする。加えて、データ収集装置とのイ
ンタフェースなど複雑な機能を備える必要もあるから端
末自体の単価も当然高いものとなる。したがって、この
高価な端末を顧客一人一人に提供するのは収益上問題が
多い。
【0006】ここで、本発明者は携帯可能でデータの保
存や転送が可能であり、しかも安価な機器としてICカ
ードに着目した。ICカードは、カード型の外形/サイ
ズを有し、内部にCPU、RAM、ROMを含むプログ
ラムされたマイコンと、このマイコンに付属したデータ
メモリとを内蔵している。さらに、コンピュータなど外
部の情報処理装置とのインタフェースを備えている。デ
ータメモリは、電源が供給されていない期間でもデータ
を保持する必要があることからEEPROMなどの不揮
発性タイプが使用される。インタフェースとしては接触
式と非接触式がある。接触式はICカード表面にパター
ニングされた電気的コンタクトを介して外部機器から動
作電源の供給を受けるとともにデータの入出力を行う。
非接触式は、電波を送受するアンテナがあり、電磁誘導
などによって外部機器から動作電源を獲得する。そし
て、電波に乗せたデータを入出力する。これによって、
ICカードに記憶させたデータを他の情報処理装置で読
み取って利用したりすることができる。なお、ICカー
ドには、どちらか一方のインタフェースを備えた接触型
および非接触型に加え、両方のインタフェースを備えた
ハイブリッド型もある。
【0007】しかし、ICカードを上述の情報提供/収
集サービスなどに利用したとしても、ICカードの不揮
発性データメモリの容量は通常数KB程度である。その
ため、ICカード内に大量の返却データを保存させるこ
とはできない。大容量のデータメモリを採用すればIC
カードのコストが高くなり、低価格であるICカードの
特徴を生かすことができなくなる。また、ICカードに
データを書き込んだりデータを読み出したりする際に
は、その都度ICカードを外部の情報処理装置に脱着し
て接続し直さなければならず面倒くさい。接触型ICカ
ードであれば、電気コンタクト部分が摩擦によって劣化
してしまうという問題もある。さらに、システムを構成
する情報処理装置の全てを使用するICカードに整合し
たインタフェースを備えさせなければならず、汎用性に
乏しい。もちろん、ハイブリッド型であればインタフェ
ースの整合性を気にすることはない。しかし、上述の頻
繁な着脱作業や記憶容量などの問題は依然残る。このよ
うな問題点は、上述の注文/受注処理に限らず、データ
の配布/収集処理には必ず発生する。
【0008】そこで本発明は、データの配布と収集など
に適用される情報処理システムであって、ハイブリッド
型ICカードの特性を十分に利用するとともに、安価に
システムを構成でき、データ入力作業などの業務を迅速
に行うことができる情報処理システムを提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ICカー
ドと携帯型データ端末とデータ収集装置により構成され
る情報処理システムであって、つぎの事項(1)〜
(5)により特定される。 (1)ICカードの構成 プログラムされたマイコンと、不揮発性のデータメモリ
とを内蔵している。外部機器とのインタフェースとし
て、電気コンタクトを介して動作電源の供給を受けると
ともにデータを入出力する接触式インタフェースと、外
部から供給される電波をアンテナで受けて動作電源を獲
得するとともに電波に乗せてデータを入出力する非接触
式インタフェースの2系統を備える。 (2)携帯型データ端末の構成 プログラムされたマイコンと、このマイコンに付属する
データメモリと、キーボードと、表示パネルと、電源
と、前記ICカードが着脱自在に装着されるカード装着
部と、装着された前記ICカードの電気コンタクトに結
合する接触式カードインタフェースとを備える。 (3)データ収集装置の構成 プログラムされたコンピュータ装置であり、前記携帯型
データ端末を位置決めしてセットする端末装着部と、こ
の装着部にセットされた携帯型データ端末に装着されて
いるICカードと前記非接触式インタフェースを介して
無線接続する非接触式カードインタフェースとを備え
る。 (4)携帯型データ端末とICカードとの連携 携帯型データ端末は、前記接触式カード装着部に装着さ
れたICカードを能動化し、所定のキー入力に従って当
該ICカードのデータメモリから所要のデータを取得し
てキー入力データなどとともに処理する。この処理過程
で発生する経過データや処理結果として生成されたデー
タなどを適宜に表示出力するとともに前記生成データを
前記データメモリに保存する。 (5)携帯型端末からデータ収集装置へのデータ転送 前記データ収集装置は、前記端末載置部に載置された携
帯型データ端末に付帯しているICカードと所定の通信
手順を実行して無線接続状態を確立し、前記ICカード
を仲介手段として前記携帯型データ端末と交信する。前
記携帯型データ端末が内部のデータメモリに保存してあ
るデータをICカードへ転送する。前記ICカードは、
前記携帯端末から転送されてくる前記データを適宜にバ
ッファリングしながら前記データ収集装置に転送する。
前記データ収集装置は、前記ICカードから転送されて
くる前記データを受け取り、適宜なデータ記憶部に格納
する。
【0010】そして、上記情報処理システムに使用され
るICカードを第2の発明とし、上記情報処理システム
に使用される携帯型データ端末を第3の発明とした。ま
た、上記情報処理システムに使用されるデータ収集装置
をそれぞれ第4の発明とした。第5の発明は、上記第4
の発明において、記憶したデータの内容を印刷出力する
ためのプリンタを備えるデータ収集装置とした。さら
に、第4および第5の発明において、外部のコンピュー
タ装置と接続してデータ通信するためのインタフェース
を備えたデータ収集装置を第6の発明とした。
【0011】
【発明の実施の形態】===システムの構成=== 図1は、本発明の実施例における情報処理システムの概
略を外観図として示している。この情報処理システム1
は、ICカード10と携帯型データ端末30およびデー
タ収集装置50とを含んでいる。携帯型データ端末30
は手のひらサイズのケースの表面に液晶表示パネル(L
CD)31とキーボード32とを備えて小型電卓と同様
の外観をなしている。さらに、ICカード10を着脱自
在に装着してICカード10の電気的コンタクト11と
接続するためのカード装着部33を備えている。データ
収集装置50はこの端末30を位置を合わせて載置する
端末装着部53と、LCD51、キーボード52、プリ
ンタ54などを一体的に備えている。
【0012】===システムの構成要素=== <ICカード>図2はICカード10の構成を示してい
る。CPU(以下、カードCPU)12、RAM(以
下、カードRAM)13、ROM14に加え、不揮発性
のデータメモリとしてEEPROM15、外部機器との
インタフェースとして接触式と非接触式の2系統のイン
タフェース19、20とを備えている。
【0013】EEPROM15は電源が供給されていな
いときでもデータを保持できる書き換え可能な不揮発性
データメモリである。接触式インタフェース19は電気
的コンタクト(以下、コンタクト)11とシリアルI/
Oインタフェース16とで構成される。コンタクト11
を介して外部の情報処理装置などと接続すると、その外
部機器から動作電源の供給を受けるとともにデータ通信
を行う。この接触式インタフェース19の仕様はISO
7816規格に準拠している。
【0014】非接触式インタフェース20は電波を送受
信するためのコイル式のアンテナ17とRFインタフェ
ース18とから構成されている。外部機器から電波に乗
せたデータを受け取ると、その電波の電磁誘導によって
電源を獲得する。そして、RFインタフェース18で電
波に乗せたデータを復調する。また、RFインタフェー
ス18で変調したデータをアンテナ17を介して送出す
る。仕様はISO/ICE14443、TYPE Aと
して提案された規格に準拠している。もちろん、インタ
フェースの規格などは上述したものに限るものではな
い。
【0015】<携帯型データ端末>図3は携帯型データ
端末50の構成を示している。電池などの電源(図示せ
ず)を内蔵するとともに、CPU(以下、端末CPU)
33、RAM(端末RAM)34、ROM35、および
接触式カードインタフェース36を含んで構成されてい
る。また、ユーザインタフェースとしてキーボード32
とLCD31とを備える。キーボードインタフェース3
8はキー入力に従った適宜なコードを発生して端末CP
U33に転送する。LCDドライバ39は端末CPU3
3からの表示用データをLCD駆動信号に変換してLC
D31に与える。
【0016】接触式カードインタフェース36はICカ
ード10のコンタクト11と接続するためのコネクタ3
7を含み、ICカード10の接触式インタフェース19
に適合して電源の供給やデータ通信を行う。
【0017】<データ収集装置の構成>図4はデータ収
集装置50の構成を示している。データ収集装置50は
外部電源あるいは内蔵電源によって作動するコンピュー
タ装置である。CPU(以下、装置CPU)55、RA
M(以下、装置RAM)56、ROM57やLCD5
1、キーボード52、プリンタ54などのデータ入出力
用のユーザインタフェースを備えた通常のコンピュータ
の構成に加え、非接触式カードインタフェース58を備
えている。このインタフェース58は、ICカード10
の非接触式インタフェース20と接続するためのRFイ
ンタフェース59とアンテナ60を備えている。このイ
ンタフェース58を介してICカード10と接続する
と、ICカード10に電源を供給して相互にデータ通信
を行う。なお、I/Oインタフェース65はRS232
CやIrDAなどの汎用の通信インタフェースである。
【0018】なお、本実施例ではデータ収集装置50は
一体型のケースに上述の構成要素が内蔵されているが、
ノート型のパーソナルコンピュータなどのコンピュータ
装置に非接触式カードインタフェースやプリンタなどを
周辺装置として接続した形態としてもよい。
【0019】===システムの運用例=== 上述の構成による情報処理システム1の利用例として、
商品の注文/受注サービス業務に適用した注文データ処
理システムについて取り上げる。注文データ処理システ
ムは、顧客が注文した商品とその数量とを対応づけた注
文データを適宜に処理することで、商品の配達や在庫管
理に利用するためのシステムである。以下、この例に従
って上記各構成要素間でのデータ転送などデータ処理の
流れについて説明する。
【0020】<準備>ここで想定される注文データ処理
システムの運用形態は、まず、商品を販売する業者が会
員登録した顧客にあらかじめカタログを配布しておく。
カタログは同じ商品分類(食料品、日用雑貨など)に属
する商品ごとに用意されている。1つのカタログには商
品の説明(写真、仕様、単価など)と商品の識別用コー
ド番号が記載されている。顧客は業者が受注の訪問に来
る前までにこのカタログを見て注文する商品とその数量
を決めておく。
【0021】一方、業者側では各商品分類別にICカー
ドを用意する。このICカードは、ある商品分類のカタ
ログに記載された内容に相当するカタログデータをEE
PROMに登録している。全種類のカタログについての
カタログデータは、注文データ処理システムの上位のコ
ンピュータであるホスト装置に蓄積されている。
【0022】図5は、このカタログデータのICカード
への登録処理におけるフローチャート(A)とその登録
処理時におけるICカードとホスト装置との接続状態の
構成を非接触式インタフェースによる接続形態を例とし
て示している。ホスト装置60は、ホスト装置60のI
/Oインタフェース61とICカード10の非接触式イ
ンタフェース20とを仲介してICカード10にデータ
を書き込んだりICカードからのデータを転送したりす
るためのICカード・リード/ライト装置70を付属し
ている。このICカード・リード/ライト装置70とI
Cカード10とが無線接続することで、ある分類に属す
るカタログデータがICカード10のEEPROM15
に書き込まれる。
【0023】<ICカードと携帯型データ端末との連携
>(注文データ入力処理) 後日、受注業務を行う販売員が顧客を訪問する。この販
売員はカタログデータが登録されたICカード10を全
分類あるいはその一部の分類について用意し、データ端
末30とデータ収集装置50とを携えている。販売員
は、顧客の注文を聞くと、その注文商品が掲載されてい
るカタログに対応するICカード10をデータ端末30
に装着して、注文データの入力作業を行う。
【0024】図6は、この注文データ入力時におけるカ
タログデータの転送と注文データの作成処理についての
フローチャート(A)と、このときのデータ端末30と
ICカード10との接続状態を内部構成図(B)として
示している。ICカード10をデータ端末30の装着部
33に装着すると、ICカード10のコンタクト11と
データ端末30のコネクタ37とが結合される。所定の
キー入力に従ってデータ端末30がICカード10に動
作電源を供給し、ICカード10が能動化する。そし
て、端末CPU33はカードCPU12に対しEEPR
OM15内のカタログデータをデータ端末30へ転送す
るように指示する。カードCPU12がカタログデータ
を接触式インタフェース19を介して送出すると、端末
CPU33は受け取ったカタログデータを端末RAM3
4へ格納する。
【0025】つぎに、販売員が顧客が注文した商品のコ
ード番号をキー入力する。端末CPU33は端末RAM
34内のカタログデータ中からこのコード番号に一致す
る商品名に相当するデータを取り出し、LCD31にそ
の商品名を表示させる。もちろん、単価なども合わせて
表示させるようにすることもできる。顧客あるいは販売
員が表示された注文商品を確認する。間違いがなけれ
ば、確認のキー入力操作を行う。この入力操作を行う
と、端末CPU33はLCD31に注文数量を入力を促
すメッセージを表示させる。注文数量を入力するとその
数字がLCD31に表示される。間違いがなければ確認
の入力操作を行う。この一連の操作を終えると、注文し
た商品名とその数量をLCD31に表示させるととも
に、注文商品のコード番号と注文数量とを対応づけて注
文データを作成する。そして、この注文データを端末R
AM34に格納する。このようにして、複数の注文商品
についての注文データを順次入力することで複数件の注
文についての注文データが端末RAM34に蓄積されて
いく。
【0026】注文データは配送などの後処理に使用され
る。そのため、端末RAM34の残存容量が少なくなっ
たり、異なる商品分類についての注文を受けるためにI
Cカード10を装着し直したりする場合、端末RAM3
4に保存された注文データをデータ収集装置50に転送
する。つぎに、データ端末30に保存された注文データ
をデータ収集装置50に転送する処理について説明す
る。
【0027】なお、上述の利用例ではデータ端末30は
販売員が用意し、顧客を訪問したときにこの販売員が注
文データの入力操作を行っているが、この利用形態に限
るものではない。例えば、前もって顧客にカタログとデ
ータ端末30を配布しておいたり、あるいはデータ端末
30を顧客が所有する形態としたりすることで、顧客が
販売員の訪問時までにあらかじめ注文データを入力して
おくことも考えられる。
【0028】<携帯型データ端末からデータ収集装置へ
のデータ転送>(注文データの収集) 図7は、データ端末30からデータ収集装置50へ注文
データを転送する処理におけるフローチャート(A)
と、データ端末30とICカード10とデータ収集装置
50との接続態を内部構成図(B)として示している。
ICカード10を装着した状態でデータ端末30をデー
タ収集装置50の端末装着部53に載置する。データ収
集装置50にて所定のキー入力操作を行うと装置CPU
55とカードCPU12はそれぞれの非接触式インタフ
ェース62、20を介して所定の通信プロトコルを実行
し、無線接続状態を確立する。この接続状態が確立され
ると、装置CPU55と端末CPU33とがICカード
10を仲介として交信する。なお、ICカード10には
データ端末30からの電源が供給されることとしている
が、データ収集装置50がICカード30に動作電源を
無線供給することとしてもよい。
【0029】装置CPU55が端末CPU33に対して
端末RAM34内の注文データの送出を要求する。端末
CPU33は端末RAM34から注文データを読み出
し、ICカード10に向けて送出する。カードCPU1
2は、接触式インタフェース19を介して受け取った注
文データをカードRAM13に適宜にバッファリングし
ながら非接触式インタフェース20を介して送出してい
く。装置CPU55は非接触式カードインタフェース5
8を介して転送されてくる注文データを装置RAM56
に格納する。さらに、プリンタ制御部64に対し商品名
と注文数量などの注文データの内容を印刷させるための
指示を発行し、プリンタ54に印刷出力させる。
【0030】データ収集装置50にて収集した注文デー
タはI/Oインタフェース65を介してホスト装置60
などの上位の情報処理装置にアップロードされる。そし
て、商品の販売業務などの後処理のために適宜に利用さ
れる。
【0031】===その他=== 本発明の情報処理システムの利用形態としては、上述の
商品注文/受注サービスに限らず、様々な利用形態が考
えられる。例えば、アンケートの質問事項などをICカ
ードに登録しておいて、その答えを携帯型データ端末で
入力し、データ収集装置でその返答データを収集したり
するなど、多くのデータの配布/収集処理に利用し得
る。
【0032】
【発明の効果】ハイブリッド型のICカードと、このカ
ードと接触式インタフェースを介して接続する携帯型デ
ータ端末と、携帯型端末に装着したICカードと非接触
式インタフェースを介して接続するデータ収集機によっ
て構成されることで、データの配布/収集処理におい
て、ICカードの着脱機会が少なく電気的コンタクトの
劣化や頻繁な着脱作業をなくすことができる。したがっ
て、迅速で軽快な操作によってデータ転送などの処理を
行うことができる。
【0033】また、携帯型データ端末は、複雑な構成に
よる汎用のI/Oインタフェースをもたないため安価と
なる。なお、汎用I/Oインタフェースをもたないこと
は携帯型データ端末の小型化にも寄与する。
【0034】携帯型データ端末に保存されたデータをデ
ータ収集機に転送する際、ICカードはバッファとして
の仲介機能に使用されるため、ICカードに大容量のデ
ータメモリを備えさせる必要がない。そのため、ICカ
ードの単価も低く抑えることができる。その結果、シス
テム全体も安価に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における情報処理システムの外
観図である。
【図2】上記実施例におけるICカードの構成図であ
る。
【図3】上記実施例における携帯型データ端末の構成図
である。
【図4】上記実施例におけるデータ収集装置の構成図で
ある。
【図5】ICカードにデータを登録するときの概略図で
ある。(A)は上記実施例を商品の注文/受注処理に適
用したときのデータ処理のフローチャートであり、
(B)はICカードとデータの登録処理を行うホスト装
置との接続状態を内部構成図として示している。
【図6】上記実施例におけるICカードと携帯型データ
端末との連携の概略図である。(A)は上記実施例を商
品の注文/受注処理に適用したときのデータ処理のフロ
ーチャートであり、(B)はICカードと携帯型データ
端末との接続状態を内部構成図として示している。
【図7】上記実施例において、携帯型データ端末からデ
ータ収集装置へのデータ転送処理の概略図である。
(A)は上記実施例を商品の注文/受注処理に適用した
ときのデータ転送処理のフローチャートであり、(B)
は携帯型データ端末とICカードとデータ収集装置との
接続状態を内部構成図として示している。
【符号の説明】
1 情報処理システム 10 ICカード 12 CPU 13 RAM 15 EEPROM 19 接触式インタフェース 20 非接触式インタフェース 30 携帯型データ端末 33 CPU 34 RAM 36 接触式カードインタフェース 50 データ収集装置 55 CPU 56 RAM 58 非接触式カードインタフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードと携帯型データ端末とデータ
    収集装置により構成される情報処理システムであって、
    つぎの事項(1)〜(5)により特定される。 (1)ICカードの構成 プログラムされたマイコンと、不揮発性のデータメモリ
    とを内蔵している。外部機器とのインタフェースとし
    て、電気コンタクトを介して動作電源の供給を受けると
    ともにデータを入出力する接触式インタフェースと、外
    部から供給される電波をアンテナで受けて動作電源を獲
    得するとともに電波に乗せてデータを入出力する非接触
    式インタフェースの2系統を備える。 (2)携帯型データ端末の構成 プログラムされたマイコンと、このマイコンに付属する
    データメモリと、キーボードと、表示パネルと、電源
    と、前記ICカードが着脱自在に装着されるカード装着
    部と、装着された前記ICカードの電気コンタクトに結
    合する接触式カードインタフェースとを備える。 (3)データ収集装置の構成 プログラムされたコンピュータ装置であり、前記携帯型
    データ端末を位置決めしてセットする端末装着部と、こ
    の装着部にセットされた携帯型データ端末に装着されて
    いるICカードと前記非接触式インタフェースを介して
    無線接続する非接触式カードインタフェースとを備え
    る。 (4)携帯型データ端末とICカードとの連携 携帯型データ端末は、前記接触式カード装着部に装着さ
    れたICカードを能動化し、所定のキー入力に従って当
    該ICカードのデータメモリから所要のデータを取得し
    てキー入力データなどとともに処理する。この処理過程
    で発生する経過データや処理結果として生成されたデー
    タなどを適宜に表示出力するとともに前記生成データを
    前記データメモリに保存する。 (5)携帯型端末からデータ収集装置へのデータ転送 前記データ収集装置は、前記端末載置部に載置された携
    帯型データ端末に付帯しているICカードと所定の通信
    手順を実行して無線接続状態を確立し、前記ICカード
    を仲介手段として前記携帯型データ端末と交信する。前
    記携帯型データ端末が内部のデータメモリに保存してあ
    るデータをICカードへ転送する。前記ICカードは、
    前記携帯端末から転送されてくる前記データを適宜にバ
    ッファリングしながら前記データ収集装置に転送する。
    前記データ収集装置は、前記ICカードから転送されて
    くる前記データを受け取り、適宜なデータ記憶部に格納
    する。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理システムに使用
    される請求項1記載のICカード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報処理システムに使用
    される請求項1記載の携帯型データ端末。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報処理システムに使用
    される請求項1記載のデータ収集装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記データ記憶部に
    格納したデータの内容を適宜に印刷出力するためのプリ
    ンタを備えることを特徴とするデータ収集装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、外部のコン
    ピュータ装置と接続してデータ通信するためのインタフ
    ェースを備えることを特徴とするデータ収集装置。
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