JP4063523B2

JP4063523B2 - Jib lifting device

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Publication number: JP4063523B2
Application number: JP2001342616A
Authority: JP
Inventors: 北村　　精男; 哲夫南; 正明大野; 利夫木村; 陽一朗渡辺
Original assignee: GIKEN LTD.; Tadano Ltd
Current assignee: GIKEN LTD.; Tadano Ltd
Priority date: 2001-11-08
Filing date: 2001-11-08
Publication date: 2008-03-19
Anticipated expiration: 2021-11-08
Also published as: JP2003146585A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
【０００２】
本願発明は、クレーン装置の伸縮ブームの先端に装着されたジブを用いる吊上装置に関するものである。
【従来の技術】
【０００３】
一般に、クレーン装置においては、伸縮ブームの先端から、あるいは該伸縮ブームの先端にジブを装着したものでは該ジブの先端から、ワイヤーロープによって一個の吊具を支持し、この吊具を用いて吊荷の吊上げ作業を行うようになっている。このような吊上げ作業においては、上記吊具が上記伸縮ブームの先端、あるいはジブの先端よりも下方に位置しており、しかも吊上げ方向において吊具が伸縮ブームの先端、あるいはジブの先端と干渉するのを回避する必要があることから、吊具の最大吊上げ位置は伸縮ブームの先端、あるいはジブの先端よりも所定高さだけ低い位置に設定せざるを得ない。この結果、例えば、上方スペースの小さい作業環境下で、且つ長尺物を吊り上げるような作業態様でのクレーン作業は極めて困難である。
【０００４】
このような問題を解決する方法の一つとして、ジブを用いた二本掛方式の吊上装置が提案されている。この吊上装置は、伸縮ブームの先端に装着されるジブを、例えば左右一対のアーム部を有するＹ形の平面形態をもつように形成し、さらに該各アーム部の先端側にそれぞれ水平軸をもつ滑車を配置するとともに、該各滑車の下方にそれぞれ吊具を吊下支持して構成される。そして、上記ジブの上記一対のアーム部の間のスペースを「吊荷の移動スペース」として利用し、該スペースの両側にそれぞれ位置する上記一対の吊具によって吊荷をその長さ方向の中間位置で同時に吊り上げるようにしている。従って、この吊上装置によれば、上記ジブの下側に吊具が位置している構成であるにも拘わらず、吊荷をその上端側が上記スペースを通して上記ジブの上方へ突出するような高さまで吊り上げることができ、上方スペースに余裕の無い作業環境下での長尺物の吊上作業が可能となるものである。
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、このようにジブの先端側に二つの吊具を備えた吊上装置によって吊荷の吊上げ・吊下げ作業を行う場合、該一対の吊具相互間においてはその吊上げ速度（即ち、ワイヤーロープの巻込み速度）が一致しこれら両者が同期して一体的に上昇動あるいは降下動を行うことが、吊上げ・吊下げ作業の信頼性あるいは安全性を確保する上において必須の要件となる。そして、かかる要件に対処する手法として、例えば一対の吊具を相互に独立した二本のワイヤーロープによってそれぞれ個別に吊下支持させる手法とか、単一のドラムにそれぞれ個別に巻き取られる二本のワイヤーロープを一対の吊具のそれぞれに掛け回す手法、等が知られている。
【０００６】
ところが、前者の手法によれば、ワイヤーロープ巻き込み用のウィンチを二つ備える必要があり、また後者の手法によれば装置の構造が複雑となるなど、何れの手法においても装置の構造の複雑化あるいは製造コストの上昇等の問題があった。
【０００７】
そこで本願発明では、簡単且つ安価な構成によって二つの吊具の同期作動を実現するジブの吊上装置を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【０００９】
本願の第１の発明では、伸縮ブーム４の先端に、離間対向する第１アーム部１２Ａと第２アーム部１２Ｂとを有するジブ１０を装着し、上記第１アーム部１２Ａには水平軸に支承された第１滑車３１，４１を、上記第２アーム部１２Ｂには水平軸に支承された第２滑車３２，４２をそれぞれ取り付けるとともに、上記第１滑車３１，４１の下方には該第１滑車３１，４１を介して吊下支持される吊具用滑車３８を備えた第１吊具２１を、上記第２滑車３２，４２の下方には該第２滑車３２，４２を介して吊下支持される吊具用滑車３９を備えた第２吊具２２をそれぞれ配置してなるジブの吊上装置において、上記第１アーム部１２Ａに水平軸に支承された第３滑車３３，４３を配置し、上記伸縮ブーム４側から繰り出されるワイヤーロープ９を、上記第１滑車３１，４１を経由して上記第１吊具２１の吊具用滑車３８に掛け回した後、上記第３滑車３３，４３を経由して上記第２滑車３２，４２側に引き出し、さらに上記第２滑車３２，４２を経由して上記第２吊具２２の吊具用滑車３９に掛け回した後、上記ジブ１０又は上記伸縮ブーム４に掛止したことを特徴としている。
【００１０】
本願の第２の発明では、上記第１の発明にかかるジブの吊上装置において、上記第１滑車３１と上記第２滑車３２とを上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向に並設したことを特徴としている。
【００１１】
本願の第３の発明では、上記第１の発明にかかるジブの吊上装置において、上記第１滑車４１と上記第２滑車４２とを上記伸縮ブーム４の軸方向に略平行な方向に並設したことを特徴としている。
【発明の効果】
【００１２】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【００１３】
（イ）本願の第１の発明にかかるジブの吊上装置によれば、一本のワイヤーロープ９を、ジブ１０の第１アーム部１２Ａ側の第１滑車３１，４１と該第１滑車３１，４１の下側に配置された第１吊具２１の吊具用滑車３８とに掛け回した後、さらにこれを上記第３滑車３３，４３を介して上記第２アーム部１２Ｂ側に引き出し、該第２アーム部１２Ｂ側の第２滑車３２，４２と該第２滑車３２，４２の下側に配置された第２吊具２２の吊具用滑車３９とに順次掛け回した後、その索端を上記ジブ１０又は伸縮ブーム４に掛止しているので、上記第１吊具２１と第２吊具２２とは上記ワイヤーロープ９に対して同一の巻掛け条件で支持され、これによって該ワイヤーロープ９の巻き込み変位あるいは巻き戻し変位に対応して同時に同一量だけ上昇あるいは降下する同期動作が実現され、この結果、上記第１吊具２１と第２吊具２２との吊荷バランスが常時適正に維持され、信頼性及び安全性の高い吊荷作業が確保されることになる。
【００１４】
しかも、この場合、この発明のジブの吊上装置においては、一本のワイヤーロープ９を用い、これを上記各滑車に順次掛け回すという極めて簡単で且つ安価な構成によって上記第１吊具２１と第２吊具２２による吊荷バランスを常時適正に維持するものであることから、例えば従来のように上記各吊具２１，２２毎に個別のワイヤーロープを巻掛け且つこれを個別に巻き込み・巻き戻しすることで該第１吊具２１と第２吊具２２との吊荷バランスを適正に維持する構成の場合に比して、吊上装置の構造が簡略化され、且つその製造コストの低廉化が図れることになる。
【００１５】
（ロ）本願の第２の発明にかかるジブの吊上装置によれば、上記（イ）に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第１滑車３１と上記第２滑車３２とを上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向に並設しているので、上記第１吊具２１と第２吊具２２とによって吊荷を吊下支持した状態では該吊荷は上記伸縮ブーム４の軸方向を含む鉛直面に沿って回動可能とされ、従って、上記伸縮ブーム４の軸方向前方側にスペース的な余裕があり且つ前方側から吊荷を吊り込むような作業形態を採る吊荷作業において特に高い作業性を発揮することになる。
【００１６】
（ハ）本願の第３の発明にかかるジブの吊上装置によれば、上記第１滑車４１と上記第２滑車４２とを上記伸縮ブーム４の軸方向に略平行な方向に並設しているので、上記第１吊具２１と第２吊具２２とによって吊荷を吊下支持した状態では該吊荷は上記伸縮ブーム４の軸方向に直交する鉛直面に沿って回動可能とされ、従って、上記伸縮ブーム４の軸方向に直交する方向（即ち、伸縮ブーム４の側方）側にスペース的な余裕があり且つ該直交する方向側から吊荷を吊り込むような作業形態を採る吊荷作業において特に高い作業性を発揮することになる。
【発明の実施の形態】
【００１７】
以下、本願発明にかかるジブの吊上装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【００１８】
Ｉ：第１の実施形態
図１には、本願発明の第１の実施形態にかかる吊上装置を備えたクレーン装置１を示している。このクレーン装置１は、移動式の基台２に搭載した旋回台３に、伸縮ブーム４の基端部を起伏動自在に取り付けるとともに、該伸縮ブーム４の先端ブーム５の先端部に設けたブームヘッド６には、次述のジブ１０を取り付けて構成される。
【００１９】
そして、このクレーン装置においては、上記旋回台３側に配置したウィンチ（図示省略）から繰り出されるワイヤーロープ９を、上記ジブ１０側に引き出し、該ワイヤーロープ９によって上記ジブ１０から吊下支持される左右一対の吊具２１，２２（図２を参照）によって、例えば管体とか矢板等の長尺の吊荷Ｗの吊上げ・吊り下げ作業を行うものであって、上記ジブ１０に設けられた上記吊具２１，２２を含む吊上装置の構成に最大の特徴を有する。以下、この吊上装置部分の具体的構成等を図２を参照して詳述する。
【００２０】
図２において、符号１０は伸縮ブーム４の先端ブーム５の前面側に着脱自在に装着されるジブであって、該ジブ１０は、基部１１と該基部１１の左右両端からそれぞれ前方側へ延出する左右一対のアーム部１２Ａ，１２Ｂとを備えた略Ｃ形の平面形態をもつ構造体とされる。そして、このジブ１０は、上記基部１１の上面側の左右二位置を左右一対の上側支持体１４，１４によって上記ブームヘッド６の先端上部に連結するとともに、該基部１１の下面側の左右二位置を一対の下側支持体１３，１３によって上記ブームヘッド６の下端部に連結することで、該ブームヘッド６に対してその前面側に装着される。従って、上記ジブ１０の上記ブームヘッド６側への装着状態においては、上記左右一対のアーム部１２Ａ，１２Ｂは上記伸縮ブーム４の軸方向に直交する方向に所定間隔をもって対向した状態でそれぞれ前方へ延出することになる。
【００２１】
尚、上記ジブ１０の上記基部１１とその両側に位置する左右一対の上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂとで囲まれ且つ前方に向かって開口する空間部は、吊下作業時における吊荷移動空間１５として機能する。
【００２２】
一方、上記ジブ１０の上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂの先端寄り下面側には、滑車３１，３２がそれぞれ水平軸により支承された状態で取り付けられている（この滑車３１及び滑車３２は、それぞれ特許請求の範囲中の「第１滑車３１」及び「第２滑車３２」に該当する）。さらに、上記第１アーム部１２Ａ側の上記滑車３１の後方側（即ち、上記基部１１寄り側）で且つ該滑車３１よりも所定寸法だけ低位の位置には、水平軸により支承された滑車３３（この滑車３３は特許請求の範囲中の「第３滑車３３」に該当する）が取り付けられている。また、上記第２アーム部１２Ｂ側の上記滑車３２の後方側には索端止具４５が取り付けられている。
【００２３】
さらに、上記第１アーム部１２Ａの基端側には、上記滑車３１側の水平軸と略直交して上下方向に延びる垂直軸によって支承された上下一対の滑車３４，３５が取付けられている。これに対して、上記第２アーム部１２Ｂの基端側には、上記滑車３２側の水平軸と略直交して上下方向に延びる垂直軸によって支承された滑車３６が取付けられている。また、上記ジブ１０の基部１１の後面（即ち、上記ブームヘッド６寄り面）の幅方向略中央位置には滑車３７が、該ジブ１０の上面側から下面側に向かうに伴って該基部１１の後面から離間するように傾斜する傾斜軸によって支承された状態で取り付けられている。
【００２４】
一方、上記伸縮ブーム４のブームヘッド６の上部には、先端滑車７が水平軸により支承されている。さらに、上記滑車３１の下方側には滑車３８を備えた第１吊具２１が、また上記滑車３２の下方側には滑車３９を備えた第２吊具２２が、それぞれワイヤーロープ９によって吊下支持される。尚、上記各吊具２１，２２の下端部にはそれぞれ掛止ピン４０が設けられており、該掛止ピン４０にはシャックル等の適宜の連結具を介して吊荷Ｗが連結される。
【００２５】
ここで、上記ワイヤーロープ９の上記ジブ１０側の各滑車への掛け回し方を説明する。
【００２６】
上記ワイヤーロープ９は、上述のように、上記クレーン装置１の旋回台３側に配置したウィンチから繰り出されるものであって、図２に示すように、上記伸縮ブーム４の基端側から上記ブームヘッド６側に引き出され、該ブームヘッド６側の上記先端滑車７を経由して、先ず、上記ジブ１０側の上記滑車３７に対して上記第２アーム部１２Ｂ寄りから第１アーム部１２Ａ寄りに向けて掛け回される。
【００２７】
さらに、この滑車３７から引き出された上記ワイヤーロープ９は、上記第１アーム部１２Ａの基端部に配置された上下一対の滑車３４，３５のうち、上側に位置する滑車３４を経由してそのまま該第１アーム部１２Ａの先端側へ引き出されて上記滑車３１に掛け回された後、下方へ引き出されて上記第１吊具２１の滑車３８に掛け回されるとともに、該滑車３８から上方に折り返されて上記滑車３３に掛け回される。
【００２８】
さらに、このワイヤーロープ９は、上記滑車３３から上記ジブ１０の基端側へ引き出され、上記一対の滑車３４，３５のうち、下側の滑車３５に掛け回された後、上記ジブ１０の基部１１の後方側を通って上記第２アーム部１２Ｂ側の上記滑車３６を経由して該第２アーム部１２Ｂの先端側の上記滑車３２に掛け回されるとともに、さらに該滑車３２から下方へ引き出されて上記第２吊具２２の滑車３９に掛け回された後、上方に引き出されて上記索端止具４５に掛止される。
【００２９】
以上のように構成された吊上装置によれば、上記ジブ１０の上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂの先端部の下方にそれぞれ配置される上記第１吊具２１と第２吊具２２とが、上記伸縮ブーム４側から繰り出される一本のワイヤーロープ９によって同時に吊下支持されているので、これら第１吊具２１と第２吊具２２とはこれら双方に対する上記ワイヤーロープ９の巻掛け条件が同一となることから、該ワイヤーロープ９の巻き込み変位あるいは巻き戻し変位に対応して同時に同一量だけ上昇あるいは降下し、これらの同期動作が実現され得る状態となる。
【００３０】
従って、上記第１吊具２１と第２吊具２２の両者を同時使用して吊荷Ｗを吊下支持し且つこれを吊上げあるいは吊り降ろしする場合、上記第１吊具２１と第２吊具２２とが同一高さを維持したまま一体的に上昇あるいは下降することから、該各吊具２１，２２による吊荷バランスが常時適正に維持され、信頼性及び安全性の高い吊荷作業が確保されることになる。
【００３１】
しかも、この場合、この実施形態の吊上装置においては、一本の上記ワイヤーロープ９を用い、これを上記ジブ１０側の上記各滑車３１〜３９に順次掛け回すという極めて簡単で且つ安価な構成によって、上記各吊具２１，２２の吊荷に対する吊荷バランスを常時適正に維持するものであることから、例えば従来のように上記各吊具２１，２２毎に個別のワイヤーロープを巻掛け且つこれを個別に巻き込み・巻き戻しすることで該第１吊具２１と第２吊具２２との吊荷バランスを適正に維持するようにした構成の場合に比して、吊上装置の構造が簡略化され、且つその製造コストの低廉化が図れることになる。
【００３２】
また、この実施形態の吊上装置は、上述のように、クレーン作業を行うに際して、その上方側の作業スペースが少ない作業環境下で、しかも比較的長尺の吊荷Ｗの吊上げ作業を可能とすべく、上記ジブ１０の内側に上記吊荷移動空間１５を確保し、ここを通して吊荷Ｗが該ジブ１０よりも上方に延出することを許容するものである（図１を参照）。
【００３３】
この場合、この実施形態のように上記ジブ１０の一対のアーム部１２Ａ，１２Ｂを上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向において対向させ、これら各アーム部１２Ａ，１２Ｂの先端部にそれぞれ上記各吊具２１，２２を吊下支持した構成（即ち、上記各吊具２１，２２が上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向に並設される構成）とすることで、該各吊具２１，２２によって吊荷Ｗを吊下支持した状態では該吊荷Ｗは上記伸縮ブーム４の軸方向を含む鉛直面に沿って回動可能とされる。この結果、特に上記伸縮ブーム４の軸方向前方側にスペース的な余裕があり且つ前方側から吊荷Ｗを吊り込むような作業形態を採る吊荷作業において特に高い作業性を発揮することになる。
【００３４】
尚、上記各吊具２１，２２の自重による上記ワイヤーロープ９のロープ張力は、該各吊具２１，２２に上記吊荷Ｗが支持されている場合のロープ張力に比して格段に小さいことから、空荷での上記ワイヤーロープ９の巻き込み・巻き戻し操作時には、上記各滑車の回転抵抗が上記ワイヤーロープ９のロープ張力に与える影響が大きくなり、上記ワイヤーロープ９の巻き込み・巻き戻し操作時には滑車の回転抵抗か少ない側、即ち、この実施形態の場合にあっては上記ジブ１０の第１アーム部１２Ａ側に配置された上記第１吊具２１が、上記第２アーム部１２Ｂ側に配置された上記第２吊具２２側に優先して動作し、これら両者間に高さ方向のズレが生じることも懸念されるが、かかる不都合は、例えば上記第１吊具２１と第２吊具２２の間を所定長さ（例えば、上記各吊具２１，２２の間隔に相当する長さ）のワイヤーロープで連結し、該ワイヤーロープの張力によって上記各吊具２１，２２を追従動作させることで可及的に防止できる。
【００３５】
ＩＩ：第２の実施形態
図３には、本願発明の第２の実施形態にかかる吊上装置を示している。この吊上装置は、伸縮ブーム４の先端ブーム５に設けたブームヘッド６に次述のジブ１０を着脱自在に取り付けるとともに、該ジブ１０に対して一対の吊具２１，２２を吊下支持し、これら各吊具２１，２２を一本のワイヤーロープ９によって同期動作させるようにしたものであり、かかる基本構成は上記第１の実施形態の吊上装置の場合と同様である。
【００３６】
そして、この実施形態の吊上装置が上記第１の実施形態の吊上装置と大きく異なる点は、上記伸縮ブーム４に対する上記各吊具２１，２２の相対的な配置形態にある。即ち、上記第１の実施形態の吊上装置においては上記各吊具２１，２２を上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向に並設していたのに対して、この実施形態の吊上装置では上記各吊具２１，２２を上記伸縮ブーム４の軸方向に並設したものである。以下、これら各吊具２１，２２の配置構成及びかかる配置構成を可能とする上記ジブ１０の構造等について説明する。
【００３７】
上記ジブ１０は、略角Ｃ字形の平面形態をもつ構造体であって、その両端に位置し且つ所定間隔をもって対向する二つの部位をそれぞれ第１アーム部１２Ａと第２アーム部１２Ｂとしている。そして、このジブ１０は、上記第１アーム部１２Ａを上記伸縮ブーム４の軸方向に略直交する方向へ向けた状態で、該第１アーム部１２Ａの上面側の左右二位置を左右一対の上側支持体１４，１４によって上記ブームヘッド６の先端上部に連結するとともに、その下面側の左右二位置を左右一対の下側支持体１３，１３によって上記ブームヘッド６の下端部に連結することで、上記ブームヘッド６の前面側に装着される。従って、このジブ１０の上記ブームヘッド６側への装着状態においては、上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂは上記伸縮ブーム４の軸方向に所定間隔をもって対向した状態でそれぞれ左右方向へ延出しており、該第１アーム部１２Ａは上記ジブ１０を上記ブームヘッド６側への取り付けるための基部１１として兼用されることになる。
【００３８】
また、この場合、上記ジブ１０の上記アーム部１２Ａ，１２Ｂの間に位置し且つ側方に向かって開口する空間部は吊下作業時における吊荷移動空間１５として機能する。
【００３９】
一方、上記ジブ１０の第１アーム部１２Ａには、水平軸により支承された滑車４１が上記吊荷移動空間１５の開口寄り端部に取り付けられるとともに、該滑車４１の側方には同じく水平軸に支承された滑車４３が取り付けられている。これに対して、上記第２アーム部１２Ｂには、水平軸に支承された滑車４２が上記吊荷移動空間１５の開口寄りに位置するようにして取り付けられるとともに、該滑車４２の側方位置には索端止具４５が取り付けられ、さらに該第２アーム部１２Ｂの上記吊荷移動空間１５の奥部に対応する位置の上面側には垂直軸に支承された滑車４４が取り付けられている。尚、この実施形態では、上記第１アーム部１２Ａ側の上記滑車４１が特許請求の範囲中の「第１滑車４１」に、上記滑車４３が特許請求の範囲中の「第３滑車４３」にそれぞれ該当するとともに、上記第２アーム部１２Ｂ側の上記滑車４２が特許請求の範囲中の「第２滑車４２」に該当する。
【００４０】
また、上記伸縮ブーム４のブームヘッド６の上部には、先端滑車７が水平軸により支承されている。さらに、上記滑車４１の下方側には滑車３８を備えた第１吊具２１が、また上記滑車４２の下方側には滑車３９を備えた第２吊具２２が、それぞれワイヤーロープ９によって吊下支持される。尚、上記各吊具２１，２２の下端部にはそれぞれ掛止ピン４０が設けられている。
【００４１】
ここで、上記ワイヤーロープ９の上記ジブ１０側の各滑車への掛け回し方を説明する。
【００４２】
上記ワイヤーロープ９は、クレーン装置の旋回台側に配置したウィンチから繰り出されるものであって（図１を参照）、上記伸縮ブーム４の基端側から上記ブームヘッド６側に引き出され、該ブームヘッド６側の上記先端滑車７を経由して、先ず、上記ジブ１０側の上記滑車４１に掛け回されるとともに、該滑車４１から下方へ引き出されて上記第１吊具２１の滑車３８に掛け回された後、上方へ折り返して上記滑車４３に掛け回される。さらに、上記ワイヤーロープ９は、上記滑車４３から上記滑車４４側へ引き出されてこれに掛け回された後、さらに上記滑車４２を経由して上記第２吊具２２の滑車３９に掛け回され、最終的に、その索端が上記索端止具４５に掛止される。
【００４３】
以上のように構成された吊上装置によれば、上記第１の実施形態の吊上装置と同様の作用効果が得られる。即ち、この実施形態の吊上装置によれば、上記ジブ１０の上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂの下方にそれぞれ配置される上記第１吊具２１と第２吊具２２とが、上記伸縮ブーム４側から繰り出される一本のワイヤーロープ９によって同時に吊下支持されているので、これら第１吊具２１と第２吊具２２とはこれら双方に対する上記ワイヤーロープ９の巻掛け条件が同一となることから、該ワイヤーロープ９の巻き込み変位あるいは巻き戻し変位に対応して同時に同一量だけ上昇あるいは降下し、これらの同期動作が実現される。
【００４４】
この結果、上記第１吊具２１と第２吊具２２の両者を同時使用して吊荷Ｗを吊下支持し且つこれを吊上げあるいは吊り降ろしする場合、上記第１吊具２１と第２吊具２２とが同一高さを維持したまま一体的に上昇あるいは下降することから、該各吊具２１，２２による吊荷バランスが常時適正に維持され、信頼性及び安全性の高い吊荷作業が確保されることになる。
【００４５】
しかも、この場合、この実施形態の吊上装置においては、一本の上記ワイヤーロープ９を用い、これを上記ジブ１０側の上記各滑車４１〜４４に順次掛け回すという極めて簡単で且つ安価な構成によって、上記各吊具２１，２２の吊荷に対する吊荷バランスを常時適正に維持するものであることから、上記第１の実施形態の場合と同様に、吊上装置の構造が簡略化され、且つその製造コストの低廉化が図れることになる。
【００４６】
また、この実施形態の吊上装置は、上述のように、クレーン作業を行うに際して、その上方側の作業スペースが少ない作業環境下で、しかも比較的長尺の吊荷Ｗの吊上げ作業を可能とすべく、上記ジブ１０の内側に上記吊荷移動空間１５を確保し、ここを通して吊荷Ｗが該ジブ１０よりも上方に延出することを許容するものである。この場合、この実施形態のように上記ジブ１０の一対のアーム部１２Ａ，１２Ｂを上記伸縮ブーム４の軸方向において対向させ、これら各アーム部１２Ａ，１２Ｂにそれぞれ上記各吊具２１，２２を吊下支持した構成（即ち、上記各吊具２１，２２が上記伸縮ブーム４の軸方向に並設される構成）とすることで、該各吊具２１，２２によって吊荷Ｗを吊下支持した状態では該吊荷Ｗは上記伸縮ブーム４の軸方向に対してこれと直交する方向へ回動可能とされ、この結果、特に上記伸縮ブーム４の軸方向前方側の側方にスペース的な余裕があり且つ側方側から吊荷Ｗを吊り込むような作業形態を採る吊荷作業において特に高い作業性を発揮することになる。
【００４７】
さらに、この実施形態の吊上装置においては、上記第１の実施形態の吊上装置と比較した場合、上記各吊具２１，２２が上記伸縮ブーム４の軸方向に並設されており、従ってこれら各吊具２１，２２の間に掛け回される上記ワイヤーロープ９は上記伸縮ブーム４に近い位置にある上記第１アーム部１２Ａ側から該伸縮ブーム４から遠い位置にある上記第２アーム部１２Ｂ側へ引き出してこれを該第２アーム部１２Ｂ側に掛止すれば良く、例えば上記第１の実施形態の吊上装置のように上記ワイヤーロープ９を上記第１アーム部１２Ａと第２アーム部１２Ｂとの間で折り返す必要がある場合に比して、上記滑車の配置数を少なくすることができるとともに、上記ワイヤーロープ９の取り回しも簡略化される等の利点が得られる。
【００４８】
ＩＩＩ：その他
（１）上記第１の実施形態では上記各吊具２１，２２を伸縮ブーム４の軸方向に直交する方向に並設したことから、かかる並設を可能とする最適なジブ１０の形態として上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂが上記伸縮ブーム４の軸方向に直交する方向において離間対向し且つ前方に開口する略Ｃ形の平面形態を提案し、また上記第２の実施形態では上記各吊具２１，２２を伸縮ブーム４の軸方向に並設したことから、かかる並設を可能とする最適なジブ１０の形態として上記各アーム部１２Ａ，１２Ｂが上記伸縮ブーム４の軸方向において離間対向し且つ側方に開口する略Ｃ形の平面形態を提案したが、本願各発明における上記ジブ１０は上記例示の各形態に限定されるものではなく、要するに、上記各吊具２１，２２の並設が可能で且つ上記ジブ１０の内側に上記吊荷移動空間１５を確保できる形態であれば、上記各形態以外の各種形態を採用できるものである。
【００４９】
（２）上記第１の実施形態の吊上装置における上記ジブ１０は、これが線対称の形態をもつことから、該ジブ１０に対する上記各滑車３１〜３９の配置を、上記第１の実施形態の場合とは逆方向に設定し、上記ワイヤーロープ９を上記第２アーム部１２Ｂ側から第１アーム部１２Ａ側に取り回すように構成することもできる。
【００５０】
（３）上記各実施形態の吊上装置においては、共に上記ワイヤーロープ９を一本掛けとして上記各滑車に掛け回しているが、本願発明の他の実施形態では、例えば上記各滑車をそれぞれ複数構成とし、該複数構成の各滑車に対して上記ワイヤーロープ９を複数本掛けとすることもできる。かかる構成とした場合には、掛け本数の増加によって上記ワイヤーロープ９を小径化してその許容曲率半径を小さくすることができ、この結果、滑車の径寸法を小さくしてその小型軽量化、延いては吊上装置全体の小型軽量化を図ることが可能となる。
【００５１】
（４）上記各実施形態においては、上記各吊具２１，２２に掛止ピン４０を備え、例えばシャツクルを介して吊荷Ｗを上記各吊具２１，２２側に支持させるように構成しているが、この各吊具２１，２２の掛止構造は上記如き構成に限定されるものではなく、例えば上記掛止ピン４０に代えてフック等、種々の掛止具を装着することも可能である。
【００５２】
（５）上記各実施形態においては、上記ジブ１０の第２アーム部１２Ｂに索端止具４５を配置し、上記ワイヤーロープ９の索端を該索端止具４５に掛止しているが、この索端止具４５の取付位置は上記各実施形態のように上記ジブ１０側に限定されるものではなく、該ジブ１０側に取り付けるのに代えて、これを上記伸縮ブーム４側（望ましくは、上記ブームヘッド６側）に取り付けることもできることは勿論である。
【００５３】
尚、上記索端止具４５の取付位置を上記伸縮ブーム４側に設定した場合にも上記各実施形態の場合と同様の作用効果は得られるものの、上記第２吊具長穴２２の吊具用滑車３９から引き出される上記ワイヤーロープ９を更に上記伸縮ブーム４側に取り出すために新たに滑車を設ける必要があり、従って、かかる新たな滑車の付設を必要としない上記各実施形態の構成の方が、軽量化あるいは低コスト化という点において有利である。
【図面の簡単な説明】
【００５４】
【図１】本願発明の第１の実施形態に係るジブの吊上装置を備えたクレーン装置の全体構成を示す側面図である。
【図２】図１に示した吊上装置部分の拡大斜視図である。
【図３】本願発明の第２の実施形態にかかる吊上装置部分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
【００５５】
１はクレーン装置、２は基台、３は旋回台、４は伸縮ブーム、５は先端ブーム、６はブームヘッド、７は先端滑車、９はワイヤーロープ、１０はジブ、１１は基部、１２Ａは第１アーム部、１２Ｂは第２アーム部、１３は下側支持体、１４は上側支持体、２１は第１吊具、２２は第２吊具、３１〜３９及び４１〜４４は滑車、４５は索端止具、Ｗは吊荷である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0002]
The present invention relates to a lifting device using a jib attached to the tip of a telescopic boom of a crane device.
[Prior art]
[0003]
In general, in a crane apparatus, one suspension tool is supported by a wire rope from the tip of a telescopic boom, or in the case where a jib is attached to the tip of the telescopic boom, and is suspended using this suspension tool. It is designed to lift the load. In such lifting work, the lifting tool is positioned below the tip of the telescopic boom or the tip of the jib, and the lifting tool interferes with the tip of the telescopic boom or the tip of the jib in the lifting direction. Therefore, the maximum lifting position of the lifting tool must be set at a position lower than the tip of the telescopic boom or the tip of the jib by a predetermined height. As a result, for example, it is extremely difficult to perform a crane operation in a work environment where a long object is lifted in a work environment having a small upper space.
[0004]
As one method for solving such a problem, a two-hanging type lifting device using a jib has been proposed. In this lifting device, a jib attached to the tip of a telescopic boom is formed to have, for example, a Y-shaped planar form having a pair of left and right arm portions, and a horizontal axis is provided on the tip side of each arm portion. A pulley is provided, and a suspension tool is suspended and supported below each pulley. Then, the space between the pair of arm portions of the jib is used as a “moving space for the suspended load”, and the suspended load is positioned at an intermediate position in the length direction by the pair of hanging tools respectively located on both sides of the space. At the same time. Therefore, according to this lifting device, the suspension is positioned so that its upper end protrudes upward from the jib through the space despite the fact that the lifting tool is located below the jib. Thus, it is possible to lift a long object in a work environment where there is no room in the upper space.
[Problems to be solved by the invention]
[0005]
By the way, when lifting / suspending a suspended load by a lifting device provided with two lifting tools on the tip side of the jib as described above, the lifting speed (i.e., wire rope) between the pair of lifting tools. In order to ensure the reliability or safety of lifting and hanging work, it is an essential requirement that the winding speeds of the two are matched and the two are moved up and down in synchronism. And as a method to deal with such requirements, for example, a method of individually supporting a pair of hanging tools by two independent wire ropes, or two windings individually wound on a single drum A technique of hanging a wire rope around each of a pair of hanging tools is known.
[0006]
However, according to the former method, it is necessary to provide two winches for winding the wire rope, and according to the latter method, the structure of the device is complicated. Or there existed problems, such as a raise of manufacturing cost.
[0007]
Accordingly, the present invention has been made with the object of providing a jib hoisting device that realizes the synchronous operation of two hoisting tools with a simple and inexpensive configuration.
[Means for Solving the Problems]
[0008]
In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem.
[0009]
In the first invention of the present application, a jib 10 having a first arm portion 12A and a second arm portion 12B which are opposed to each other is attached to the tip of the telescopic boom 4, and the first arm portion 12A is supported on a horizontal axis. The second pulleys 32 and 42 supported on the horizontal shaft are attached to the second arm portion 12B, respectively, and the first pulleys 31 and 41 are provided below the first pulleys 31 and 41, respectively. A first suspension member 21 having a suspension pulley 38 supported by suspension via 31 and 41 is suspended below the second pulleys 32 and 42 via the second pulleys 32 and 42. In the jib hoisting device in which the second hoisting device 22 provided with the hoisting device pulley 39 is arranged, the third pulleys 33 and 43 supported on the horizontal shaft are arranged on the first arm portion 12A. The wire rope 9 fed out from the telescopic boom 4 side After the first pulleys 31 and 41 are routed around the suspension pulley 38 of the first suspension 21, the third pulleys 33 and 43 are passed through the second pulleys 32 and 42. It is characterized in that it is hung on the jib 10 or the telescopic boom 4 after being pulled out and hung around the hanger pulley 39 of the second hanger 22 via the second pulleys 32 and 42.
[0010]
In the second invention of the present application, in the jib lifting device according to the first invention, the first pulley 31 and the second pulley 32 are juxtaposed in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4. It is characterized by that.
[0011]
According to a third invention of the present application, in the jib lifting device according to the first invention, the first pulley 41 and the second pulley 42 are juxtaposed in a direction substantially parallel to the axial direction of the telescopic boom 4. It is characterized by that.
【The invention's effect】
[0012]
In the present invention, the following effects can be obtained by adopting such a configuration.
[0013]
(I) According to the jib lifting device according to the first invention of the present application, one wire rope 9 is connected to the first pulleys 31 and 41 on the first arm portion 12A side of the jib 10 and the first pulleys 31 and 41. After being hung around the suspension pulley 38 of the first suspension 21 arranged on the lower side, this is further pulled out to the second arm portion 12B side via the third pulleys 33 and 43, and the second The second pulleys 32, 42 on the arm portion 12B side and the second suspension member 22 arranged below the second pulleys 32, 42. Hanging Since the rope ends are hooked on the jib 10 or the telescopic boom 4 after being sequentially hung around the tool pulley 39, the first hanger 21 and the second hanger 22 are attached to the wire rope 9. On the other hand, it is supported under the same winding condition, thereby realizing a synchronous operation in which the wire rope 9 is simultaneously raised or lowered by the same amount in response to the winding displacement or the unwinding displacement. The suspended load balance between 21 and the second hanging tool 22 is always properly maintained, and a highly reliable and safe suspended load operation is ensured.
[0014]
In addition, in this case, the jib hoisting device of the present invention uses the single wire rope 9 and the first hoist 21 and the first hoist 21 with an extremely simple and inexpensive configuration in which the wire rope 9 is sequentially hung around the pulleys. Since the load balance by the second hanging tool 22 is always properly maintained, for example, as in the prior art, an individual wire rope is wound around each of the hanging tools 21 and 22, and this is individually wound and wound. The structure of the lifting device is simplified and the manufacturing cost is low as compared with the configuration in which the lifting load balance between the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 is properly maintained by returning the lifting device. Can be achieved.
[0015]
(B) According to the jib lifting device of the second invention of the present application, the above (I) In addition to the effects described above, the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, the first pulley 31 and the second pulley 32 are juxtaposed in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4, so the first suspension 21 and the second suspension 22, the suspended load can be rotated along a vertical plane including the axial direction of the telescopic boom 4. Accordingly, the suspended load can be spatially moved forward in the axial direction of the telescopic boom 4. In particular, a high workability is exhibited in a suspended load work that has a sufficient margin and takes a work form in which a suspended load is suspended from the front side.
[0016]
(C) According to the jib lifting device according to the third invention of the present application, the first pulley 41 and the second pulley 42 are juxtaposed in a direction substantially parallel to the axial direction of the telescopic boom 4. In the state in which the suspended load is suspended and supported by the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22, the suspended load is rotatable along a vertical plane perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4. Suspension work in which there is a space in the direction orthogonal to the axial direction of the telescopic boom 4 (that is, the side of the telescopic boom 4) and the working form is such that the suspended load is suspended from the orthogonal direction side. In particular, high workability is exhibited.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0017]
Hereinafter, the jib lifting device according to the present invention will be described in detail based on preferred embodiments.
[0018]
I: First embodiment
In FIG. 1, the crane apparatus 1 provided with the lifting apparatus concerning 1st Embodiment of this invention is shown. This crane apparatus 1 is attached to the swivel base 3 mounted on the movable base 2 so that the base end portion of the telescopic boom 4 can be moved up and down and the boom provided at the front end portion of the front end boom 5 of the telescopic boom 4. The head 6 is configured by attaching the following jib 10.
[0019]
And in this crane apparatus, the wire rope 9 drawn out from the winch (illustration omitted) arrange | positioned at the said swivel base 3 side is pulled out to the said jib 10 side, and is suspended and supported from the said jib 10 by this wire rope 9. A pair of left and right lifting tools 21 and 22 (see FIG. 2) is used to lift and suspend a long suspended load W such as a tubular body or a sheet pile, for example. The construction of the lifting device including the hanging tools 21 and 22 has the greatest feature. Hereinafter, a specific configuration and the like of the lifting device will be described in detail with reference to FIG.
[0020]
In FIG. 2, reference numeral 10 denotes a jib that is detachably attached to the front side of the tip boom 5 of the telescopic boom 4, and the jib 10 extends forward from the left and right ends of the base 11 and the base 11, respectively. The left and right arm portions 12A and 12B are provided with a substantially C-shaped planar structure. The jib 10 connects the two left and right positions on the upper surface side of the base portion 11 to the upper end of the boom head 6 by a pair of left and right upper supports 14 and 14, and two left and right positions on the lower surface side of the base portion 11. Is connected to the lower end of the boom head 6 by a pair of lower supports 13, 13, so that the boom head 6 is attached to the front side thereof. Accordingly, when the jib 10 is mounted on the boom head 6 side, the pair of left and right arm portions 12A and 12B are respectively forwardly facing each other with a predetermined interval in a direction perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4. It will be extended.
[0021]
The space portion surrounded by the base portion 11 of the jib 10 and the pair of left and right arm portions 12A and 12B located on both sides of the jib 10 and opening toward the front is a suspended load moving space 15 during suspension work. Function as.
[0022]
On the other hand, pulleys 31 and 32 are attached to the lower surface of the jib 10 near the tips of the arm portions 12A and 12B, respectively, supported by a horizontal shaft (the pulley 31 and the pulley 32 are each patented). Corresponding to “first pulley 31” and “second pulley 32” in the claims). Further, at the rear side of the pulley 31 on the first arm portion 12A side (that is, the side closer to the base 11) and at a position lower than the pulley 31 by a predetermined dimension, a pulley 33 (supported by a horizontal shaft) ( The pulley 33 corresponds to the “third pulley 33” in the claims. A rope end stop 45 is attached to the rear side of the pulley 32 on the second arm portion 12B side.
[0023]
Further, a pair of upper and lower pulleys 34 and 35 supported by a vertical shaft extending in the vertical direction substantially perpendicular to the horizontal shaft on the pulley 31 side are attached to the proximal end side of the first arm portion 12A. On the other hand, on the base end side of the second arm portion 12B, a pulley 36 supported by a vertical shaft extending in the vertical direction substantially perpendicular to the horizontal shaft on the pulley 32 side is attached. Further, a pulley 37 is provided at a substantially central position in the width direction of the rear surface of the base portion 11 of the jib 10 (that is, the surface close to the boom head 6) as it moves from the upper surface side to the lower surface side of the jib 10. It is mounted in a state of being supported by an inclined shaft that is inclined so as to be separated from the rear surface.
[0024]
On the other hand, on the upper part of the boom head 6 of the telescopic boom 4, a tip pulley 7 is supported by a horizontal shaft. Further, a first suspension 21 having a pulley 38 is provided below the pulley 31, and a second suspension 22 having a pulley 39 is suspended by the wire rope 9 below the pulley 32. Supported. In addition, the latch pin 40 is each provided in the lower end part of each said suspension tool 21 and 22, The suspended load W is connected to this latch pin 40 via appropriate coupling tools, such as a shackle.
[0025]
Here, how to wrap the wire rope 9 around each pulley on the jib 10 side will be described.
[0026]
As described above, the wire rope 9 is fed out from a winch disposed on the swivel 3 side of the crane apparatus 1, and as shown in FIG. 2, the boom from the base end side of the telescopic boom 4. Pulled out toward the head 6 side, and through the tip pulley 7 on the boom head 6 side, first, from the second arm portion 12B side to the first arm portion 12A side with respect to the pulley 37 on the jib 10 side. It is hung around.
[0027]
Further, the wire rope 9 drawn out from the pulley 37 is directly passed through the pulley 34 located on the upper side of the pair of upper and lower pulleys 34 and 35 arranged at the base end portion of the first arm portion 12A. The first arm portion 12A is pulled out to the front end side and hung on the pulley 31 and then pulled down to be hung on the pulley 38 of the first suspension 21 and upward from the pulley 38. It is folded and wound around the pulley 33.
[0028]
Further, the wire rope 9 is pulled out from the pulley 33 to the base end side of the jib 10, and is hung around the lower pulley 35 of the pair of pulleys 34, 35, and then the base portion of the jib 10. 11 is passed around the pulley 32 on the distal end side of the second arm portion 12B through the pulley 36 on the second arm portion 12B side, and further pulled downward from the pulley 32. After being hung around the pulley 39 of the second hanging tool 22, it is drawn upward and is hooked on the rope end stopper 45.
[0029]
According to the lifting device configured as described above, the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 respectively disposed below the distal ends of the arms 12A and 12B of the jib 10 are as follows. Since the first rope 21 and the second hook 22 are supported by the single wire rope 9 drawn out from the telescopic boom 4 side at the same time, the winding condition of the wire rope 9 on both of them is as follows. Since they are the same, they are raised or lowered by the same amount at the same time corresponding to the winding displacement or unwinding displacement of the wire rope 9, and these synchronous operations can be realized.
[0030]
Therefore, when both the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 are used at the same time to support the suspended load W and lift or unload it, the first hanging tool 21 and the second hanging tool are used. 22 is integrally lifted or lowered while maintaining the same height, so that the load balance by each of the lifting devices 21 and 22 is always properly maintained, and a highly reliable and safe lifting work is ensured. Will be.
[0031]
In addition, in this case, in the lifting device of this embodiment, a single wire rope 9 is used, and the wire rope 9 is sequentially wound around the pulleys 31 to 39 on the jib 10 side. Thus, the load balance with respect to the suspended load of each of the hanging devices 21 and 22 is always properly maintained. For example, as in the prior art, an individual wire rope is wound around each of the hanging devices 21 and 22 and Compared to the configuration in which the load balance between the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 is appropriately maintained by individually winding and unwinding this, the structure of the lifting device is higher. This simplifies and reduces the manufacturing cost.
[0032]
In addition, as described above, the lifting device of this embodiment can lift a relatively long suspended load W in a working environment with a small work space on the upper side when performing crane work. Therefore, the suspended load moving space 15 is secured inside the jib 10 and the suspended load W is allowed to extend upward from the jib 10 through the space (see FIG. 1).
[0033]
In this case, as in this embodiment, the pair of arms 12A and 12B of the jib 10 are opposed to each other in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4, and the ends of the arms 12A and 12B are respectively By adopting a configuration in which the suspension tools 21 and 22 are suspended and supported (that is, the configuration in which the suspension tools 21 and 22 are arranged in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4), In a state where the suspended load W is suspended and supported by the tools 21 and 22, the suspended load W can be rotated along a vertical plane including the axial direction of the telescopic boom 4. As a result, particularly high workability is exhibited in the suspended load operation in which the space is provided on the axially forward side of the telescopic boom 4 and the suspended load W is suspended from the forward side. .
[0034]
Note that the rope tension of the wire rope 9 due to the weight of each of the hanger 21 and 22 is such that the hanger load W is supported by the hanger 21 and 22. Ru Since the rope tension is much smaller than the rope tension in the case, the influence of the rotational resistance of each pulley on the rope tension of the wire rope 9 becomes large when the wire rope 9 is wound or unwound in an empty load. When the wire rope 9 is rewound or unwound, the first hanging tool disposed on the side where the rotational resistance of the pulley is low, that is, in the case of this embodiment, on the first arm portion 12A side of the jib 10 21 is preferentially operated on the second hanging tool 22 side arranged on the second arm portion 12B side, and there is a concern that a deviation in the height direction occurs between them. For example, the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 are connected with a wire rope having a predetermined length (for example, a length corresponding to the distance between the hanging tools 21 and 22), and the tension of the wire rope Up It can be prevented as much as possible by causing follow-up operation of each load block 21, 22.
[0035]
II: Second embodiment
FIG. 3 shows a lifting device according to a second embodiment of the present invention. In this lifting device, the following jib 10 is detachably attached to a boom head 6 provided on the tip boom 5 of the telescopic boom 4, and a pair of hanging tools 21 and 22 are suspended and supported on the jib 10. These suspension tools 21 and 22 are made to operate synchronously by a single wire rope 9, and the basic configuration is the same as that of the lifting device of the first embodiment.
[0036]
The point that the lifting device of this embodiment differs greatly from the lifting device of the first embodiment resides in the relative arrangement of the suspension members 21 and 22 with respect to the telescopic boom 4. That is, in the lifting device of the first embodiment, each of the lifting tools 21 and 22 is juxtaposed in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the telescopic boom 4, whereas the lifting device of this embodiment In the upper device, each of the hanging tools 21 and 22 is arranged in parallel in the axial direction of the telescopic boom 4. Hereinafter, the arrangement configuration of each of the hanger 21 and 22 and the structure of the jib 10 that enables such an arrangement will be described.
[0037]
The jib 10 is a structure having a substantially square C-shaped planar form, and two portions located at both ends thereof and facing each other with a predetermined interval are defined as a first arm portion 12A and a second arm portion 12B, respectively. The jib 10 has two left and right positions on the upper surface side of the first arm portion 12A in a state where the first arm portion 12A is oriented in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the telescopic boom 4. By connecting to the top upper end of the boom head 6 by the support bodies 14, 14, and connecting the two left and right positions on the lower surface side to the lower end of the boom head 6 by the pair of left and right lower support bodies 13, 13. It is mounted on the front side of the boom head 6. Accordingly, when the jib 10 is mounted on the boom head 6 side, the arm portions 12A and 12B extend in the left-right direction while facing the axial direction of the telescopic boom 4 with a predetermined interval. The first arm portion 12A is also used as the base portion 11 for attaching the jib 10 to the boom head 6 side.
[0038]
Further, in this case, a space portion that is located between the arm portions 12A and 12B of the jib 10 and that opens toward the side functions as the suspended load moving space 15 during the hanging work.
[0039]
On the other hand, a pulley 41 supported by a horizontal shaft is attached to the first arm portion 12A of the jib 10 at an end near the opening of the suspended load moving space 15, and a horizontal shaft is also provided on the side of the pulley 41. A pulley 43 is attached. On the other hand, the pulley 42 supported by the horizontal shaft is attached to the second arm portion 12B so as to be positioned near the opening of the suspended load moving space 15, and at the side position of the pulley 42. A rope end stop 45 is attached, and a pulley 44 supported by a vertical shaft is attached to the upper surface side of the second arm portion 12B at a position corresponding to the inner portion of the suspended load moving space 15. In this embodiment, the pulley 41 on the first arm portion 12A side is the “first pulley 41” in the claims, and the pulley 43 is the “third pulley 43” in the claims. The pulley 42 on the second arm portion 12B side corresponds to the “second pulley 42” in the claims.
[0040]
A tip pulley 7 is supported by a horizontal shaft on the upper part of the boom head 6 of the telescopic boom 4. Further, a first suspension 21 having a pulley 38 is provided below the pulley 41, and a second suspension 22 having a pulley 39 is suspended by the wire rope 9 below the pulley 42. Supported. In addition, the latch pin 40 is provided in the lower end part of each said hanging tool 21 and 22, respectively.
[0041]
Here, how to wrap the wire rope 9 around each pulley on the jib 10 side will be described.
[0042]
The wire rope 9 is drawn out from a winch arranged on the swivel side of the crane device (see FIG. 1), and is drawn out from the base end side of the telescopic boom 4 to the boom head 6 side. Via the tip pulley 7 on the head 6 side, first, it is hung around the pulley 41 on the jib 10 side, and is drawn downward from the pulley 41 and hung on the pulley 38 of the first suspension 21. After being turned, it is folded upward and hung around the pulley 43. Further, the wire rope 9 is pulled out from the pulley 43 to the pulley 44 side and hung on the pulley 44, and is further hung on the pulley 39 of the second suspension 22 via the pulley 42. Finally, the end of the rope is hooked on the rope end stopper 45.
[0043]
According to the lifting device configured as described above, the same operational effects as those of the lifting device of the first embodiment can be obtained. That is, according to the lifting device of this embodiment, the first and second suspension members 21 and 22 respectively disposed below the arm portions 12A and 12B of the jib 10 are connected to the telescopic boom 4. Since the first rope 21 and the second hook 22 are supported by the single wire rope 9 drawn out from the side at the same time, the winding condition of the wire rope 9 on both of them is the same. Accordingly, the wire rope 9 is raised or lowered by the same amount at the same time in accordance with the winding displacement or the unwinding displacement of the wire rope 9, and these synchronous operations are realized.
[0044]
As a result, when both the first hanging tool 21 and the second hanging tool 22 are used at the same time to support the suspended load W and lift or lift it, the first hanging tool 21 and the second hanging tool 21 are suspended. Since the tool 22 is integrally raised or lowered while maintaining the same height, the load balance by each of the lifting tools 21 and 22 is always properly maintained, and the lifting work with high reliability and safety can be performed. Will be secured.
[0045]
In addition, in this case, in the lifting device of this embodiment, a single wire rope 9 is used, and the wire rope 9 is sequentially wound around the pulleys 41 to 44 on the jib 10 side. Therefore, since the suspended load balance with respect to the suspended load of each of the hanging tools 21 and 22 is always properly maintained, the structure of the lifting device is simplified as in the case of the first embodiment, In addition, the manufacturing cost can be reduced.
[0046]
In addition, as described above, the lifting device of this embodiment can lift a relatively long suspended load W in a working environment with a small work space on the upper side when performing crane work. Accordingly, the suspended load moving space 15 is secured inside the jib 10 and the suspended load W is allowed to extend upward from the jib 10 through the space. In this case, as in this embodiment, the pair of arms 12A and 12B of the jib 10 are opposed to each other in the axial direction of the telescopic boom 4, and the suspension members 21 and 22 are suspended from the arms 12A and 12B, respectively. The suspended load W is suspended and supported by each of the hanging tools 21 and 22 by adopting a structure that is supported downward (that is, a structure in which the respective hanging tools 21 and 22 are arranged in parallel in the axial direction of the telescopic boom 4). In this state, the suspended load W can be rotated in a direction perpendicular to the axial direction of the telescopic boom 4. When As a result, the workability is particularly high in a suspended load work that employs a work form in which there is a space in the side of the telescopic boom 4 on the front side in the axial direction and the suspended load W is suspended from the side. Will be demonstrated.
[0047]
Furthermore, in the lifting device of this embodiment, when compared with the lifting device of the first embodiment, each of the lifting tools 21 and 22 is juxtaposed in the axial direction of the telescopic boom 4. The wire rope 9 that is hung between each of the suspension tools 21 and 22 is located near the telescopic boom 4 and the second arm portion located far from the telescopic boom 4 from the first arm portion 12A side. The wire rope 9 may be pulled out to the 12B side and hooked to the second arm portion 12B side. For example, the wire rope 9 is connected to the first arm portion 12A and the second arm as in the lifting device of the first embodiment. Compared with the case where it is necessary to turn back to the part 12B, the number of the pulleys can be reduced, and the wire rope 9 can be easily handled.
[0048]
III: Other
(1) In the said 1st Embodiment, since each said hanging tool 21 and 22 was arranged in parallel in the direction orthogonal to the axial direction of the telescopic boom 4, it is the said as an optimal form of the jib 10 which enables this juxtaposition. Each of the arm portions 12A and 12B proposes a substantially C-shaped planar form in which the arms 12A and 12B are spaced apart from each other in the direction orthogonal to the axial direction of the telescopic boom 4 and open forward. , 22 are juxtaposed in the axial direction of the telescopic boom 4, the arm portions 12A, 12B are spaced apart from each other in the axial direction of the telescopic boom 4 as an optimum form of the jib 10 that enables such juxtaposition and Although the plane form of the substantially C shape opened to the side was proposed, the above-mentioned jib 10 in each invention of the present application is not limited to each of the above illustrated forms. Possible and Various forms other than the above-described forms can be adopted as long as the suspended load moving space 15 can be secured inside the hub 10.
[0049]
(2) Since the jib 10 in the lifting device of the first embodiment has a line-symmetric form, the arrangement of the pulleys 31 to 39 with respect to the jib 10 is changed to that of the first embodiment. It is also possible to configure the wire rope 9 to be routed from the second arm portion 12B side to the first arm portion 12A side by setting the direction opposite to the case.
[0050]
(3) In the lifting device of each of the above embodiments, both the wire ropes 9 are hung around the pulleys, but in another embodiment of the present invention, for example, a plurality of the pulleys are provided. A plurality of wire ropes 9 may be hung on each of the plurality of pulleys. In the case of such a configuration, the wire rope 9 can be reduced in diameter by increasing the number of hooks to reduce the allowable radius of curvature, and as a result, the diameter of the pulley can be reduced to reduce the size and weight and extend the length. Can reduce the size and weight of the entire lifting device.
[0051]
(4) In each of the above embodiments, each of the hanging tools 21 and 22 is provided with the latch pin 40, and for example, the hanging load W is supported on the side of each of the hanging tools 21 and 22 via a shirt ring. However, the hanging structure of each of the hanging tools 21 and 22 is not limited to the above-described configuration. For example, various hanging tools such as a hook can be attached instead of the above-described hanging pin 40. is there.
[0052]
(5) In each of the above embodiments, the rope end stopper 45 is disposed on the second arm portion 12B of the jib 10 and the rope end of the wire rope 9 is hooked on the rope end stopper 45. The attachment position of the rope end stopper 45 is not limited to the jib 10 side as in each of the above embodiments, but instead of being attached to the jib 10 side, this is fixed to the telescopic boom 4 side (desirably Of course, it can also be attached to the boom head 6 side).
[0053]
Even when the attachment position of the rope end stopper 45 is set on the telescopic boom 4 side, the same function and effect as in each of the above embodiments can be obtained, but the hanging tool of the second hanging tool elongated hole 22 is obtained. In order to further take out the wire rope 9 drawn out from the pulley 39 to the telescopic boom 4 side, it is necessary to provide a new pulley. Therefore, the configuration of each of the above embodiments that does not require the installation of such a new pulley. However, this is advantageous in terms of weight reduction or cost reduction.
[Brief description of the drawings]
[0054]
FIG. 1 is a side view showing an overall configuration of a crane apparatus provided with a jib hoisting apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged perspective view of a lifting device portion shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged perspective view of a lifting device portion according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
[0055]
1 is a crane device, 2 is a base, 3 is a swivel base, 4 is a telescopic boom, 5 is a tip boom, 6 is a boom head, 7 is a tip pulley, 9 is a wire rope, 10 is a jib, 11 is a base, and 12A is 1st arm part, 12B is 2nd arm part, 13 is a lower side support body, 14 is an upper side support body, 21 is a 1st hanger, 22 is a 2nd hanger, 31-39 and 41-44 are pulleys, 45 Is a rope end stop and W is a suspended load.

Claims

A jib (10) having a first arm portion (12A) and a second arm portion (12B) that are opposed to each other is attached to the tip of the telescopic boom (4), and a horizontal axis is attached to the first arm portion (12A). The first pulley (31, 41) supported by the first pulley (31, 41) and the second pulley (32, 42) supported by the horizontal shaft are attached to the second arm portion (12B), respectively, and the first pulley (31, 41) 41), a first suspension (21) having a suspension pulley (38) supported by suspension through the first pulley (31, 41) is provided on the second pulley (32, 42). The jib hoisting device in which the second hoisting device (22) provided with the hoisting pulley (39) supported by being suspended through the second pulley (32, 42) is respectively disposed below the lower pulley). Because
A third pulley (33, 43) supported on a horizontal shaft is disposed on the first arm portion (12A), and a wire rope (9) fed out from the telescopic boom (4) side is connected to the first pulley (31 , 41) and the second pulley (32, 42) via the third pulley (33, 43) after being hung on the suspension pulley (38) of the first suspension (21). ) Side, and further hung around the suspension pulley (39) of the second suspension (22) via the second pulley (32, 42), and then the jib (10) or the telescopic boom. (4) A lifting device for a jib characterized by being hooked to (4).

In claim 1,
The jib hoisting device, wherein the first pulley (31) and the second pulley (32) are juxtaposed in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the telescopic boom (4).

In claim 1,
The jib hoisting device, wherein the first pulley (41) and the second pulley (42) are juxtaposed in a direction substantially parallel to the axial direction of the telescopic boom (4).