JP4063427B2 - 飲料ディスペンサ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明は、飲料を注出するための飲料ディスペンサ装置に関するものである。
【0002】
従来、ディスペンサ本体に組付けた注出バルブに飲料を供給する飲料流路に飲料を貯えた飲料容器に着脱可能に組付けたディスペンサヘッドを接続して使用するディスペンサ装置においては、例えば、特開平8−53196号公報に開示されているように、ディスペンサヘッドを飲料容器から取外して洗浄水を貯えた洗浄容器に組付けて同洗浄容器内の洗浄水を前記飲料流路に通水することにより同飲料流路を洗浄するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置においては、同装置の通常の使用時においても飲料流路の洗浄時のみに使用する洗浄容器を別途衛生的に保管しておく必要があったため、使用頻度が少ない割に保守管理が煩雑であるという問題があった。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、上記の問題に対処するもので、その目的は、簡単な構成で使い勝手の良い飲料ディスペンサ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、ディスペンサ本体に組付けた第1注出バルブに飲料を供給する飲料流路に飲料を貯えた飲料容器に着脱可能に組付けたディスペンサヘッドを接続すると共に、外部給水源に接続した給水路を通して清水を供給されると共にガスボンベに接続したガス流路を通して炭酸ガスを供給されて炭酸水を生成するカーボネータを前記ディスペンサ本体に組付けた第2注出バルブに接続し、前記外部給水源に接続した給水路から分岐した洗浄水流路に連通する連結具を前記ディスペンサ本体に組付けて、同連結具に前記飲料容器から取外した前記デイペンサヘッドを結合することにより前記給水路から供給される清水が前記飲料流路を通して前記第1注出バルブに洗浄水として給送されるようにした飲料ディスペンサにおいて、前記外部給水源に接続した給水路の中間部において前記洗浄水流路が分岐する位置より上流側に介装した電磁バルブと、前記カーボネータの水位を検出する水位センサと、前記ディスペンサヘッドが前記連結具に結合されたとき前記洗浄水流路から前記飲料流路に供送される清水の流れを検出する連通検出センサと、前記カーボネータの水位が所定の下限水に低下したとき前記水位センサの検出信号に応答して前記電磁バルブを開いて同カ−ボネータへの給水を開始させ、前記カーボネータの水位が所定の上限水位に達したとき前記電磁バルブを閉じて同カーボネータへの給水を停止させる給水制限手段と、前記洗浄水流路から前記飲料流路に清水が流れたとき前記連通検出センサの検出信号に応答して前記給水制限手段による給水制御を禁止して前記電磁バルブを開状態に維持する洗浄制御手段を有する電気的制御装置とを設けたことを特徴とする飲料デイスペンサ装置を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した本発明のディスペンサ装置においては、その使用時に第1注水バルブと第2注水バルブを選択的に操作して好みの飲料を注出することができる。また、飲料容器に組付けたデイスペンサヘッドを取外して洗浄用の連結具に結合することによって、カーボネータにて炭酸水を生成するために外部給水源から供給される清水を利用して飲料流路を洗浄することができる。このため、従来のディスペンサ装置のおけるように洗浄容器を格別に用意しておく必要がなく、同洗浄容器の保守管理が不要となり、簡単な構成で、飲料ディスペンサ装置の使い勝手が良くなる。
【0009】
さらに、上記の構成を備えた飲料ディスペンサ装置においては、通常の使用時には、水位センサの検出に基づく給水制御手段の制御下にてカーボネータの水位が上限水位と下限水位の間に保たれて電磁バルブが自動的に開閉する。一方、飲料流路の洗浄時には、飲料容器から取外したディスペンサヘッドを洗浄用の連結具に結合することにより洗浄水流路が飲料流路に連通した状態にて、洗浄制御手段の制御下にて給水制御手段による制御が禁止されてカーボネータの水位センサによる検出に関わらず電磁バルブが開状態に保たれるため、外部給水源からの清水が飲料流路に連続的に給送される。すなわち、この飲料ディスペンサ装置においては、通常の使用時と飲料流路の洗浄時を通して、電磁バルブが上記の給水制御手段と洗浄制御手段の制御下にて自動的に開閉されるため、使い勝手がよく、また、カーボネータや洗浄水流路への無意味な給水が回避され、カーボネータや洗浄水流路への過剰な給水による各部品の接続部などにおける漏水を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る飲料ディスペンサの全体の構成を機能的に示す概略図である。
【0011】
この飲料ディスペンサは、図2,3にて詳細に示すディスペンサ本体10を備えている。ディスペンサ本体10の内部には、冷却水を貯留する水槽11が設けられている。水槽11内には、コイル状に形成された蒸発管12が配設されている。蒸発管12には、ディスペンサ本体10内に設けられた冷却ユニット13が接続されている。冷却ユニット13は、圧縮機、凝縮器などにより構成されて、蒸発管12に凝縮した冷媒を供給するものである。蒸発管12は、同冷媒の供給に応じて、その周囲に蓄氷しながら水槽11内の水を冷却する。
【0012】
ディスペンサ本体10の正面外側には、第1飲料を注出するための第1注出バルブ20が組み付けられている。第1注出バルブ20には、飲料流路21の一端が接続されている。飲料流路21の中間部は、コイル状に形成されて、水槽11内にて蒸発管12の外周側に同蒸発管12と同軸的に配設されている。飲料流路21の他端は、ディスペンサ本体10の外部まで延設されて、ディスペンサヘッド22に接続されている。ディスペンサヘッド22は、内部に図示しないバルブ機構を形成しており、図4,5にて詳細に示すように、ハンドル22aの操作に応じて、流入口22bを軸線方向(図4,5における左右方向)に変位させながら、開状態(図5状態)と閉状態(図4状態)とで切り換えられるようになっている。開状態は、流入口22bを、図示右側位置に保つとともに飲料流路21に連通させた状態である。閉状態は、流入口22bを、図示左側位置に保つとともに飲料流路21から遮断した状態である。
【0013】
ディスペンサヘッド22は、この飲料ディスペンサの通常の使用時、例えばビールなどの第1飲料を蓄えた飲料容器23に着脱可能に組み付けられている。ディスペンサヘッド22にはガスボンベ24も接続されており、同ディスペンサヘッド22が開状態にあるとき、同ガスボンベ24からディスペンサヘッド22を介して飲料容器23にガス圧が付与されるようになっている。ディスペンサヘッド22は、開状態にて、上記飲料容器23内へのガス圧の付与に応じ、飲料容器23内の第1飲料を流入口22b及び飲料流路21を介し第1注出バルブに供給する。
【0014】
ディスペンサ本体10の正面外側には、第2飲料を注出するための第2注出バルブ30も組み付けられている。第2注出バルブ30には、可変絞り弁31を介して、水槽11内に配設されたカーボネータ32が接続されている。カーボネータ32には、例えば水道などの図示しない外部給水源から水流路33を介して清水供給されるようになっている。水流路33には、ディスペンサ本体10の外部にて浄水器34が介装されているとともに、ディスペンサ本体10の内部にて逆止弁35、電磁バルブ36、圧送ポンプ37及び逆止弁38が介装されている。浄水器34は、上記外部給水源からの清水を浄化するものである。逆止弁35,38は、それぞれ、上記外部給水源側からカーボネータ32側への清水の流れを許容するとともに、カーボネータ32側から上記外部給水源側への清水の流れを禁止する。電磁バルブ36は、電気的に制御されて開閉し、開状態にて上記カーボネータ32側への給水を許容するとともに、閉状態にて同給水を禁止する。加圧ポンプ37は、例えばロータリ弁ポンプにより構成され、上記外部給水源からの清水を吸入してカーボネータ32へ圧送するものである。
【0015】
また、カーボネータ32には、ディスペンサ本体10の外部のガスボンベ41からガス流路39を介して炭酸ガスが供給されるようになっている。なお、ガス流路39には、ガスボンベ41側からカーボネータ32側への炭酸ガスの流れを許容するとともに、カーボネータ32側からガスボンベ41側への炭酸ガスの流れを禁止する逆止弁42が介装されている。カーボネータ32は、水流路33を介して供給された清水に、ガス流路39を介して供給された炭酸ガスを吸収させて、炭酸水を生成する。また、カーボネータ32は、上記供給された炭酸ガスの圧力により、可変絞り弁31を介して第2注出バルブ30に上記生成した炭酸水を供給する。
【0016】
第2注出バルブ30には、可変絞り弁43及びフィルタ44を介して、例えばシロップなどの濃縮原料を蓄えた濃縮原料容器45も接続されている。濃縮原料容器45内にはガスボンベ41によってガス圧が付与されるようになっており、同ガス圧の付与に応じて、濃縮原料容器45内の濃縮原料が第2注出バルブ30に供給されるようになっている。なお、この濃縮原料の第2注出バルブ30への供給方法としては、ガス圧の付与に応じて作動するガスポンプを別途設けておくとともにガスボンベ41からのガス圧が同ガスポンプに付与されるようにしておいて、同ガスポンプの作動によって濃縮原料容器45内の濃縮原料を第2注出バルブ30に供給するような方法を採用してもよい。第2注出バルブ30は、内部に図示しない混合機構を形成しており、カーボネータ32から供給された炭酸水と濃縮原料容器45から供給された濃縮原料とを混合して第2飲料を生成し、使用者による操作に応じて同第2飲料を注出する。
【0017】
また、この飲料ディスペンサは、洗浄水流路46も備えている。洗浄水流路46は、電磁バルブ36と加圧ポンプ37との間の位置にて水流路33から分岐され、電磁バルブ36が開状態にあるとき、上記カーボネータ32に給水する外部給水源から水が供給される流路である。洗浄水流路46には、水流路33側から連結具48側への水及び空気の流れを許容するとともに、連結具48側から水流路33側への水及び空気の流れを禁止する逆止弁47が介装されている。洗浄水流路46の先端には、連結具48が接続されている。
【0018】
連結具48は、図4,5にて詳細に示すように、円筒状の本体部48aを備えている。本体部48aは、ディスペンサ本体10の正面外側にその先端部が露出するように組み付けられている(図3参照)。同本体部48aの先端部の内周面上には、飲料容器23から取り外した状態のディスペンサヘッド22が着脱可能に組み付けられるようになっている。本体部48a内には、スプール48bが軸線方向(図示左右方向)に変位可能に収容されている。スプール48bは、スプリング48cによって図示左方向に付勢されており、ディスペンサヘッド22の分離時にて、本体部48aの内周面上に設けられた段差により図示左側位置に係止され、洗浄水流路46を閉止する(図4状態)。一方、連結具48の本体部48aにディスペンサヘッド22が組み付けられていて、かつ同ディスペンサヘッド22が開状態にあるとき、スプール48bは、ディスペンサヘッド22の流入口22bと一体的に図示右側位置に保たれて、洗浄水流路46を、逆止弁47、同スプール48bの外周面上、及び同スプール48bの側壁に設けられた貫通口、及び同流入口22bを介して飲料流路21に連通させる(図5状態)。
【0019】
また、この飲料ディスペンサは、電磁バルブ36及び加圧ポンプ37に接続された電気制御装置50も備えている。電気制御装置50には、水位センサ51及び連通検出センサ52も接続されている。水位センサ51は、カーボネータ32に組み付けられて、同カーボネータ32の水位を検出するものである。連通検出センサ52は、例えばマグネットスイッチ、磁界検出センサ、リードスイッチなどにより構成され、連結具48の本体部48aに組み付けられて(図4,5参照)、スプール48bの近接を感知することにより、同スプール48bが前記右側位置にある状態、すなわちディスペンサヘッド22が開状態にあって洗浄水流路46が飲料流路21に連通した状態を検出するものである。電気制御装置50はマイクロコンピュータにより構成され、図6に示すフローチャートに対応したプログラムを実行して、水位センサ51及び連通検出センサ52による検出に基づき電磁バルブ36及び加圧ポンプ37の作動を制御する。
【0020】
次に、上記のように構成したこの飲料ディスペンサの動作を説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、冷却ユニット13が蒸発管12に凝縮冷媒を供給し始めて、蒸発管12が水槽11内の水の冷却を開始する。なお、この冷却は、以後、水槽11内の水の温度を所定範囲内に保つように、図示しない電気制御装置によって制御される。
【0021】
上記冷却中、ディスペンサヘッド22が飲料容器23に組み付けられていてかつ開状態にあれば、飲料容器23内の第1飲料が、ディスペンサヘッド22の流入口22b及び飲料流路21を介して第1注出バルブ20に供給される。この場合、飲料流路21が水槽11内を通過しているため、第1飲料は、水槽11内の冷水によって冷却された上で、第1注出バルブ20に供給される。この冷却されながら第1注出バルブ20に供給された第1飲料は、同第1注出バルブ20の操作に応じて適宜外部に注出される。
【0022】
一方、この飲料ディスペンサは、前記電源スイッチの投入に応じて、電気制御装置50による制御処理も開始している。電気制御装置50は、図6のステップ100にてプログラムの実行を開始し、以後、ステップ102〜112からなる処理を繰り返し実行し続けている。ステップ102においては、連通検出センサ52による連通の検出の有無を判定する。今、ディスペンサヘッド22は飲料容器23に組み付けられていて連結具48から分離されているため、連結具48のスプール48bは前記左側位置に保たれていて洗浄水流路46を閉止している。したがって、電気制御装置50は、「NO」との判定のもとにプログラムをステップ104以降へ進める。
【0023】
ステップ104〜110は、カーボネータ32への給水を制御する処理である。カーボネータ32の水位が所定の下限水位以下であるとき、電気制御装置50は、ステップ104における「YES」との判定のもとに、ステップ106にて、電磁バルブ36を開くとともに加圧ポンプ37を作動させる。これにより、外部給水源からの水が、水流路33、浄水器34、逆止弁35及び電磁バルブ36を介して加圧ポンプ37に吸入され、同加圧ポンプ37により逆止弁38を介してカーボネータ32に圧送され始める。そして、このカーボネータ32への給水により、カーボネータ32の水位が上昇して所定の上限水位に達すると、電気制御装置50はステップ108における判定のもとに、ステップ110にて、電磁バルブ36を閉じるとともに加圧ポンプ37を停止させ、同カーボネータ32への給水を停止する。このステップ104〜110からなる処理の繰り返し実行により、この飲料ディスペンサの通常の使用中、カーボネータ32の水位が所定範囲内に保たれる。
【0024】
なお、上記カーボネータ32への給水時においては、逆止弁47によって、加圧ポンプ37が連結具48から侵入した空気を吸入することが回避されるようになっている。これにより、同空気の吸入による加圧ポンプ37の作動不良や、同空気の供給によるカーボネータ32の後述する炭酸水生成の効率の低下が防止されている。
【0025】
一方、上記給水中、カーボネータ32には、ガスボンベ41からガス流路39を介して炭酸ガスも供給されている。これにより、カーボネータ32内にて、上記加圧ポンプ37により圧送された水に炭酸ガスが吸収されて、炭酸水が生成される。この場合、カーボネータ32は水槽11内に配設されているため、上記炭酸水は同水槽11内の冷水によって冷却されながら生成される。この冷却されながら生成された炭酸水は、上記炭酸ガスの圧力によって、第2注出バルブ30に供給される。
【0026】
一方、第2注出バルブ30には、濃縮原料容器45から濃縮原料も供給されている。これにより、第2注出バルブ30内にて、上記カーボネータ32から供給された炭酸水と濃縮原料とが混合して、第2飲料が生成される。同第2飲料は、第2注出バルブ30の操作に応じて適宜外部に注出される。
【0027】
次に、この飲料ディスペンサの洗浄時の動作について説明する。この場合、ディスペンサヘッド22は、飲料容器23から取り外されて、連結具48に組み付けられる。このとき、同連結具48に組み付けられたディスペンサヘッド22は開状態にあり、連結具48のスプール48bが前記右側位置に保たれていて洗浄水流路46がディスペンサヘッド22を介し飲料流路21に連通していれば、連通検出センサ52による同連通の検出に応じて、電気制御装置50が図6のステップ102にて「YES」と判定しプログラムをステップ112へ進める。
【0028】
ステップ112は、電磁バルブ36を開状態に保つとともに、加圧ポンプ37を非作動状態に保つ処理である。これにより、上記洗浄水流路46の飲料流路21への連通中、前述した炭酸水を生成するために用いられていた外部給水源からの水が、カーボネータ32に供給されることなく、電磁バルブ36、逆止弁47及び連結具48を介し飲料流路21に通水されて、飲料流路21を洗浄する。
【0029】
上述のように、上記実施形態においては、通常の使用時に、第1及び第2注出バルブ20,30によって、第1及び第2飲料を選択的に注出することができる。また、ディスペンサヘッド22を連結具48に組み付けて洗浄水流路46を飲料流路21に連通させることにより、外部給水源からの水を水流路33、洗浄水流路46及びディスペンサヘッド22を介し飲料流路21に通水させて、飲料流路21を洗浄することができる。したがって、炭酸水を生成するために供給されている外部給水源からの水を利用して飲料流路21を洗浄することができるため、構成が簡単である上に使い勝手が良好である。
【0030】
上記場合において、連結具48は、ディスペンサヘッド22の分離時に洗浄水流路46を閉止するように構成されている。これにより、この飲料ディスペンサの通常の使用時に、外部給水源からの水が、水流路33及び洗浄水流路46を介して連結具48から流出することが回避されるようになっている。
【0031】
また、上記場合においては、電磁バルブ36が、この飲料ディスペンサの通常の使用時及び洗浄時を通して、電気制御装置50により制御されて必要に応じ自動的に開閉するようになっている。これにより、この飲料ディスペンサの使い勝手が向上するとともに、カーボネータ32や洗浄水流路46に無意味に給水することが回避されて、カーボネータ32や洗浄水流路46への過剰な給水による各部品の接続部などにおける漏水が防止されるようになっている。
【0032】
なお、上記従来の実施形態においては、電磁バルブ36を水流路33の洗浄水流路46が分岐している位置より上流側に介装するようにしたが、電磁バルブ36は、水流路33の洗浄水流路46が分流している位置より下流側に介装するようにしてもよい。これによっても、本発明による効果を相応に期待することができる。この場合、図6のステップ112の処理を、加圧ポンプ37を非作動状態に保つとともに電磁バルブ36を閉状態に保つ処理に変更し、この飲料ディスペンサの洗浄時に電磁バルブ36を閉じておくようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る飲料ディスペンサの全体を機能的に表す概略図である。
【図2】図1のディスペンサ本体の部分破断正面図である。
【図3】前記ディスペンサ本体の縦断面図である。
【図4】図1のディスペンサヘッド及び連結具の互いに分離した状態の詳細を表す拡大図である。
【図5】前記ディスペンサヘッド及び連結具の互いに組み付いた状態の詳細を表す拡大図である。
【図6】図1の電気制御装置により実行されるプログラムを表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ディスペンサ本体、20…第1注出バルブ、21…飲料流路、22…ディスペンサヘッド、23…飲料容器、30…第2注出バルブ、32…カーボネータ、33…水流路、36…電磁バルブ、39…ガス流路、46…洗浄水流路、48…連結具、50…電気制御装置、51…水位センサ、52…連通検出センサ。
Claims (1)
- ディスペンサ本体に組付けた第1注出バルブに飲料を供給する飲料流路に飲料を貯えた飲料容器に着脱可能に組付けたディスペンサヘッドを接続すると共に、外部給水源に接続した給水路を通して清水を供給されると共にガスボンベに接続したガス流路を通して炭酸ガスを供給されて炭酸水を生成するカーボネータを前記ディスペンサ本体に組付けた第2注出バルブに接続し、前記外部給水源に接続した給水路から分岐した洗浄水流路に連通する連結具を前記ディスペンサ本体に組付けて、同連結具に前記飲料容器から取外した前記デイペンサヘッドを結合することにより前記給水路から供給される清水が前記飲料流路を通して前記第1注出バルブに洗浄水として給送されるようにした飲料ディスペンサにおいて、
前記外部給水源に接続した給水路の中間部において前記洗浄水流路が分岐する位置より上流側に介装した電磁バルブと、
前記カーボネータの水位を検出する水位センサと、
前記ディスペンサヘッドが前記連結具に結合されたとき前記洗浄水流路から前記飲料流路に供送される清水の流れを検出する連通検出センサと、
前記カーボネータの水位が所定の下限水に低下したとき前記水位センサの検出信号に応答して前記電磁バルブを開いて同カ−ボネータへの給水を開始させ、前記カーボネータの水位が所定の上限水位に達したとき前記電磁バルブを閉じて同カーボネータへの給水を停止させる給水制限手段と、前記洗浄水流路から前記飲料流路に清水が流れたとき前記連通検出センサの検出信号に応答して前記給水制限手段による給水制御を禁止して前記電磁バルブを開状態に維持する洗浄制御手段を有する電気的制御装置とを設けたことを特徴とする飲料デイスペンサ装置。
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