JP4062560B2 - 番組予約装置及び番組予約方法 - Google Patents
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Description
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
【0002】
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)本発明によるビデオテープレコーダの構成(図1及び図2)
(2)表示部及び操作入力部の表示例(図3(A)及び(B))
(3)録画予約モードの設定処理
(3−1)メインルーチン(RT1)(図4)
(3−2)最適予約データ選択処理(サブルーチンRT2)(図5)
(4)実施の形態の動作及び効果
(5)他の実施の形態
発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】
本発明は番組予約装置及び番組予約方法に関し、例えばユーザの操作により予約された所望のテレビ番組をタイマ録画するビデオテープレコーダ(VTR)に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、ビデオテープレコーダを用いたタイマ録画予約は、ユーザが所望のテレビ番組について「曜日」、「開始時刻」、「終了時刻」及び「チヤンネル」等の各設定項目からなる予約データを事前に設定入力しておくことにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、通常のビデオテープレコーダでは、録画終了後には設定入力された予約データは抹消されるのが一般的であり、再度同じテレビ番組をタイマ録画予約する場合には、上述のような予約データの各設定項目を再度設定入力しなければならず、このためユーザにとつて非常に時間と手間がかかるという煩雑さがあつた。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を格段と向上し得る番組予約装置及び番組予約方法を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明は、番組予約装置であって、録画予約対象として過去に設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する提示手段と、複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を複数の項目に再提示させる抽出手段とを有する構成とする。
【0008】
また本発明は、番組予約穂法であって、録画予約の登録対象としてユーザにより決定された番組の予約情報を蓄積する第1のステップと、一の番組の予約情報を入力するための複数の項目を提示する第2のステップと、複数の項目のうちユーザの操作に応じて一部の項目に入力があった場合、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、一部の項目に入力された内容を含むもののなかから、録画予約の登録対象としてユーザにより決定された頻度が最も高い一の番組に対応する予約情報を抽出する第3のステップとを設ける。
【0009】
また本発明は、番組予約方法であって、録画予約対象として過去に設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積手段に蓄積する第1のステップと、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する第2のステップと、 複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を複数の項目に再提示させる第3のステップとを経るようにする。
【0010】
この結果、所望の番組に対応する予約情報を設定入力する場合、予約対象となる確率が最も高い番組に対応する予約情報が常に表示手段に表示されるため、ユーザは所望の番組に対応する予約情報の内容を全て設定入力する必要がなくて済み、かくして格段と容易にかつ短時間で設定入力することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)本発明によるビデオテープレコーダの構成
図1は全体として本発明によるビデオテープレコーダ(VTR)を示し、アンテナ2を介して入力された受信信号S1をチユーナ部3に供給すると、当該チユーナ部3は、番組予約部4内に設けられたシステム制御部5から与えられる選局制御信号S2に基づいて、受信信号S1の中から所望のチヤンネルに対応する映像音声信号S3を抽出した後、これをVTR本体部6に送出する。
【0013】
VTR本体部6は、チユーナ部3から供給される映像音声信号S3を、システム制御部5から与えられる記録制御信号S4に基づく所定のタイミングでビデオテープ(図示せず)に記録する。
【0014】
ここで番組予約部4において、システム制御部5は、ユーザの操作に応じて各テレビ番組ごとに操作入力部7から録画予約情報信号S5を受けると、当該録画予約情報信号S5に基づいて、「チヤンネル(CH)」を表す選局情報と、「開始時刻」、「終了時刻」及び「曜日」を表す時間情報とからなる予約データD1を作成する。これによりシステム制御部5は、各テレビ番組ごとに作成された予約データD1のうち、選局情報に基づいて選局制御信号S2を生成すると共に、時間情報に基づいて記録情報信号S4を生成する。
【0015】
これに加えて、システム制御部5は、内蔵されたタイマ(Timer )で順次時刻をカウントしており、当該カウント値が予約データD1の時間情報の値と一致するタイミングに同期して、上述した選局制御信号S2及び記録情報信号S4をそれぞれ対応するチユーナ部3及びVTR本体部6に送出するようになされている。
【0016】
またシステム制御部5は、各テレビ番組ごとに作成された予約データD1を、例えばRAM(Random Access Memory)からなる記憶部8に書み込むと共に、必要に応じて当該記憶部8から最も録画予約の頻度が高い予約データD1を読み出す。このとき記憶部8には、図2に示すように複数の予約データD1A 〜D1N が録画予約の頻度が高いものから順番にリスト(以下、これを履歴データリストと呼ぶ)として格納されている。各予約データD1A 〜D1N には、「曜日」、「開始時刻」及び「終了時刻」からなる時刻情報と、「チヤンネル」からなる選局情報とがそれぞれ設定項目として割り当てられている。
【0017】
さらにシステム制御部5は、操作入力部7を介して得られた所望のテレビ番組に応じた予約データD1の各設定項目を表示部9の表示画面(図示せず)に表示させると共に、必要に応じて記憶部8から読み出した予約データD1の各設定項目をも当該表示画面に表示させる。
【0018】
かくしてVTR本体部6内のビデオテープ(図示せず)には、ユーザが所望するテレビ番組の内容を表す映像音声が、予約データD1の選局情報に基づいてチヤンネルが合わせられた状態で、かつ予約データD1の時間情報に基づく所定のタイミングで記録される。
【0019】
なおユーザの操作に応じてシステム制御部5から再生制御信号S6がVTR本体部6に与えられると、当該VTR本体部6はビデオテープに記録された種々のテレビ番組についての映像音声内容を再生し、得られた再生信号S7を外部に設けられた例えば受像機(図示せず)等に出力する。
【0020】
(2)表示部及び操作入力部の表示例
ここで表示部9の表示画面9Aには、図3(A)に示すような予約データD1の各設定項目が曜日表示部10、開始時刻表示部11、終了時刻表示部12及びチヤンネル表示部13として表示されている。曜日表示部10には「月曜」〜「日曜」までの一週間のうち実際に録画を行う曜日が選択的に表示される。また開始時刻表示部11及び終了時刻表示部12には、それぞれ入力された所望の録画開始時刻及び終了時刻がデイジタル数字で表示される。さらにチヤンネル表示部13には、受信可能なテレビ放送のチヤンネルのうち録画予約対象となるチヤンネルが選択的に表示される。
【0021】
一方、操作入力部7の操作パネル部7Aには、図3(B)に示すような予約データD1の各設定項目を入力するためのボタン20〜25が設けられている。このうち予約ボタン20は、タイマ録画予約の設定モードに入るためのボタンである。また曜日設定ボタン21A及び21Bは、それぞれ押下するごとに曜日を順番に変化させるためのボタンである。さらに開始時刻設定ボタン22A及び22Bは、それぞれ押下するごとに分単位で時刻表示をインクリメント及びデクリメントさせるためのボタンである。さらに終了時刻設定ボタン23A及び23Bは、それぞれ押下するごとに分単位で時刻表示をインクリメント及びデクリメントさせるためのボタンである。さらにチヤンネル設定ボタン24A及び24Bは、それぞれ押下するごとにチヤンネルをインクリメント及びデクリメントさせるためのボタンである。さらに決定ボタン25は、現在表示されている予約データD1の各設定項目を確定するためのボタンである。
【0022】
(3)録画予約モードの設定処理
(3−1)メインルーチン(RT1)
ユーザの操作に応じて操作入力部7の操作パネル7Aに設けられた予約ボタン20が押下されると、システム制御部5は、当該操作入力部7から入力される録画予約情報信号S5に基づいて、図4に示す録画予約モード設定処理RT1に従つて処理することによりユーザが指定したテレビ番組の録画予約を確定する。
【0023】
この録画予約モード設定処理RT1のステツプSP1において、システム制御部5は、現在入力されている予約データD1がある場合に当該予約データD1の各設定項目をクリアした後、サブルーチンである最適予約データ選択処理手順RT2に進んで、最も録画予約される確率が高い最多頻度のテレビ番組の予約データD1A を選択する。
【0024】
続いてシステム制御部5は、ステツプSP3に進んでサブルーチンRT2において選択された予約データD1A の各設定項目を、表示部9の表示画面9A上の曜日表示部10、開始時刻表示部11、終了時刻表示部12及びチヤンネル表示部13にそれぞれ表示する。
【0025】
続いてシステム制御部5は、ステツプSP4に進んで操作入力部7の操作パネル部7Aに設けられた複数のボタン21〜25のうちいずれかのボタンが選択されたか否かを判断し、否定結果が得られると再度ステツプSP4に戻つて肯定結果が得られるまで待つ。
【0026】
これに対してステツプSP4において肯定結果が得られると、システム制御部5は、曜日設定ボタン21A及び21B、開始時刻設定ボタン22A及び22B、終了時刻設定ボタン23A及び23B、チヤンネル設定ボタン24A及び24B、並びに決定ボタン25の中から選択されたボタンの押下操作に応じた処理を実行する。
【0027】
このうち曜日設定ボタン21A及び21Bが選択された場合には、システム制御部5はステツプSP5に進んで、予約データD1のうち「曜日」を表す設定項目を変更した後、ステツプSP6において履歴データリストの中から当該変更された設定項目を有すると共に最も録画予約された頻度の高いテレビ番組の予約データを指定した後、再び最適予約データ選択処理手順RT2に戻る。
【0028】
また開始時刻設定ボタン22A及び22Bが選択された場合には、システム制御部5はステツプSP7に進んで、予約データD1のうち「開始時刻」を表す設定項目を変更した後、ステツプSP8において履歴データリストの中から当該変更された設定項目を有すると共に最も録画予約された頻度の高いテレビ番組の予約データを指定した後、再び最適予約データ選択処理手順RT2に戻る。
【0029】
さらに終了時刻設定ボタン23A及び23Bが選択された場合には、システム制御部5はステツプSP9に進んで、予約データD1のうち「終了時刻」を表す設定項目を変更した後、ステツプSP10において履歴データリストの中から当該変更された設定項目を有すると共に最も録画予約された頻度の高いテレビ番組の予約データを指定した後、再び最適予約データ選択処理手順RT2に戻る。
【0030】
さらにチヤンネル設定ボタン24A及び24Bが選択された場合には、システム制御部5はステツプSP11に進んで、予約データD1のうち「チヤンネル」を表す設定項目を変更した後、ステツプSP12において履歴データリストの中から当該変更された設定項目を有すると共に最も録画予約された頻度の高いテレビ番組の予約データを指定した後、再び最適予約データ選択処理手順RT2に戻る。
【0031】
さらに決定ボタン25が選択された場合には、システム制御部5は、ステツプSP13に進んで現在表示されている予約データD1を、履歴データリストに追加登録すると共に、当該登録された複数の予約データD1を最も録画予約された頻度の高い順番に並べ替えた後、ステツプSP14に進んで当該処理手順RT1を終了する。
【0032】
このようにステツプSP5〜SP12において予約データD1の各設定項目が変更された場合に、システム制御部5は、当該設定項目が変更された予約データD1を含む履歴データリストの中からさらに最も録画予約された頻度の高いテレビ番組の予約データD1を選択した後、ステツプSP3に進んで上述と同様に処理を繰り返す。
【0033】
かくしてシステム制御部5は、ステツプSP4において決定ボタン25が選択されるまで、すなわちユーザが所望するテレビ番組の予約データの各設定項目が設定入力されるまで、上述と同様に予約データD1の各設定項目を変更する処理を行つた後、ステツプSP13に進んで現在表示されている予約データD1の各設定項目を履歴データリストに追加登録すると共に、当該登録された複数の予約データD1を最も録画予約された頻度の高い順番に並べ替えた後、ステツプSP14に進んで当該処理手順RT1を終了する。
【0034】
(3−2)最適予約データ選択処理(サブルーチンRT2)
システム制御部5は、図4の最適予約データ選択処理サブルーチンRT2に入ると、図5に示すように、まずステツプSP20において、記憶部8内の履歴データリストのうち先頭位置の予約データD1A にポインタ(図示せず)を指示させた後、ステツプSP21に進む。
【0035】
このステツプSP21においてシステム制御部5は、ポインタが指示する予約データD1A がユーザが所望するテレビ番組の予約データD1と一致するかを判断した後、肯定結果を得ると、ステツプSP24に進んで当該指定した予約データD1A の各設定項目を録画予約対象として確定した後、ステツプSP26に進んで図4に示すメインルーチンRT1のステツプSP3に戻る。
【0036】
これに対してステツプSP21において否定結果を得ると、システム制御部5は、ステツプSP22に進んで、ポインタが指示する予約データD1が履歴データリストの最後尾に位置する予約データD1N であるか否かを判断する。
【0037】
このステツプSP22において否定結果を得ると、システム制御部5は、ステツプSP23に進んで、ポインタを後段の次に頻度が高い予約データD1に移動して指示させた後、再度ステツプSP21に戻つて上述と同様の処理を繰り返す。
【0038】
これに対してステツプSP22において肯定結果を得ると、このことは履歴データリストにはユーザが所望するテレビ番組の予約データD1と一致する予約データD1が存在しないことを表しており、このときシステム制御部5は、ステツプSP25に進んでポインタが指示する予約データD1の各設定項目をそのまま録画予約対象として確定するか、又は所定のデフオルトデータ(履歴データリストから任意に選択した予約データ)の各設定項目を録画予約対処として確定した後、ステツプSP26に進んで図4に示すメインルーチンRT1のステツプSP3に戻る。
【0039】
(4)実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、このビデオテープレコーダ1では、ユーザが所望するテレビ番組をタイマ録画予約する場合、まず操作入力部7の操作パネル7Aに設けられた予約ボタン20を押下すると、記憶部8に格納されている履歴データリストの中から最も録画予約した頻度の高いテレビ番組の予約データD1A が読み出され、当該予約データD1A の各設定項目が表示部9の表示画面9Aに表示される。
【0040】
ユーザはこの表示画面9Aを目視確認しながら現在表示されている予約データD1A がユーザが所望するテレビ番組の予約データD1と一致するか否かを判断し、一致していればそのまま当該予約データD1A の各設定項目をそのまま録画予約対象として確定する。
【0041】
これに対して一致していなければ、予約データD1A の各設定項目としての「曜日」、「開始時刻」、「終了時刻」及び「チヤンネル」のうち、いずれかの設定項目を任意に変更することにより、当該設定項目が変更された予約データを含む履歴データリストから最も録画予約の頻度の高いテレビ番組の予約データD1が読み出され、当該予約データD1の各設定項目が表示部9の表示画面9Aに表示される。
【0042】
このように表示部9の表示画面9Aに表示される予約データD1の各設定項目と、ユーザが所望するテレビ番組の予約データD1の各設定項目とが部分的に一致するように変更しても、表示画面9Aには、当該設定項目が変更された予約データD1を含む履歴データリストの中からさらに最も録画予約の頻度の高いテレビ番組の予約データD1の各設定項目が表示される。
【0043】
従つてユーザは最小限の操作手順で現在表示されている予約データD1の各設定項目を、所望のテレビ番組の予約データD1の各設定項目と一致させることができ、当該各設定項目を録画予約対象として確定することができる。かくしてユーザは所望のテレビ番組をタイマ録画予約するにあたつて、当該テレビ番組の予約データの各設定項目を逐一設定入力する場合に比べて、格段と容易にかつ短時間で設定入力することができる。
【0044】
以上の構成によれば、ユーザは所望のテレビ番組をタイマ録画予約する場合に、既に登録されている履歴データリストの中から最も録画予約の頻度の高いテレビ番組の予約データの各設定項目を表示させると共に、当該予約データの各設定項目のうち所望の設定項目を変更したときには、当該設定項目が変更された予約データを含む履歴データリストのうち最も録画予約の頻度の高いテレビ番組の予約データの各設定項目を表示させるようにしたことにより、所望のテレビ番組の予約データの各設定項目を逐一設定入力する場合に比べて格段と容易にかつ短時間で設定入力することができ、この結果使い勝手を格段と向上し得るビデオテープレコーダ1を実現できる。
【0045】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、複数の番組に対応する各予約データ(予約情報)を各番組ごとに蓄積手段としての記憶部8に蓄積しておき、抽出手段としてのシステム制御部5によつて、予約対象として確定された頻度が最も高い番組に対応する予約データを抽出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、システム制御部5は、記憶部8に蓄積された全ての予約データのうち最後に蓄積された(すなわち最新の)予約データを、予約対象となる確率が最も高い番組に対応する予約データとして抽出するようにしても良い。なお記憶部8としては、RAM以外にもハードデイスク装置等の種々の情報記憶手段を用いても良い。
【0046】
また上述の実施の形態においては、複数の番組に対応する各予約データを予約対象として確定された頻度が最も高い番組から順番に履歴データリストとして記憶部8に蓄積しておき、システム制御部4が履歴データリストの先頭から予約データを抽出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数の番組に対応する各予約データを任意の順番で記憶部8に蓄積しておき、システム制御部4が予約対象として確定された頻度が最も高い番組に対応する予約データのアドレスを指定することによつて当該予約データを抽出するようにしても良い。
【0047】
さらに上述の実施の形態においては、予約データの内容として、「チヤンネル」を表す選局情報と、「開始時刻」、「終了時刻」及び「曜日」を表す時間情報とからなる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の設定項目を付加しても良い。この場合、番組予約部4は、予約データに基づいて制御信号(選局制御信号S2及び記録情報信号S4)を出力するが、設定項目を追加したときには当該設定項目に対応する制御信号を出力すれば良い。
【0048】
さらに上述の実施の形態においては、テレビ放送を受信できるビデオテープレコーダ1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他にもテレビ放送を受信できるビデオデイスクプレーヤ等の映像記録装置に広く適用できると共に、ラジオ放送を受信できるカセツトテープレコーダやCDプレーヤ等の音声記録装置にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、録画予約対象として過去に設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する提示手段と、複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を複数の項目に再提示させる抽出手段とを有する番組予約装置を構成する。
これによりユーザは所望の番組に対応する予約情報の内容を全て設定入力する必要がなくて済むことから、格段と容易にかつ短時間で設定入力することができ、かくして使い勝手を格段と向上し得る番組予約装置を実現できる。
【0050】
さらに本発明は、録画予約対象として過去に設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積手段に蓄積する第1のステップと、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する第2のステップと、複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を複数の項目に再提示させる第3のステップとを有する番組予約方法を構築する。
これによりユーザは所望の番組に対応する予約情報の内容を全て設定入力する必要がなくて済むことから、格段と容易にかつ短時間で設定入力することができ、かくして使い勝手を格段と向上し得る番組予約方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるビデオテープレコーダの構成を示すブロツク図である。
【図2】履歴データリストを示す略線図である。
【図3】表示部及び操作入力部の表示例の説明に供する平面図である。
【図4】録画予約モード設定処理手順を示すフローチヤートである。
【図5】最適予約データ選択処理手順を示すフローチヤートである。
【符号の説明】
1……ビデオテープレコーダ、2……アンテナ、3……チユーナ部、4……番組予約部、5……システム制御部、6……VTR本体部、7……操作入力部、7A……操作パネル、8……記憶部、9……表示部、9A……表示画面、D1(D1A 〜D1N )……予約データ、10……曜日表示部、11……開始時刻表示部、12……終了時刻表示部、13……チヤンネル表示部、20……予約ボタン、21A、21B……曜日設定ボタン、22A、22B……開始時刻設定ボタン、23A、23B……終了時刻設定ボタン、24A、24B……チヤンネル設定ボタン、25……決定ボタン、RT1……録画予約モード設定処理手順、RT2……最適予約データ選択処理手順。
Claims (5)
- 過去に録画予約対象として設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積する蓄積手段と、
上記蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する提示手段と、
上記複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、上記蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を上記複数の項目に再提示させる抽出手段と
を具えることを特徴とする番組予約装置。 - 予約決定がされた場合、上記複数の項目に提示された内容により録画予約する録画予約手段
を具えることを特徴とする請求項1に記載の番組予約装置。 - 上記複数の項目は、少なくとも、開始時刻、終了時刻及びチヤンネルの項目を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の番組予約装置。 - 上記蓄積手段は、
上記予約情報を、録画予約の設定頻度の高い順に並び替えてリストとして蓄積する
ことを特徴とする請求項1に記載の番組予約装置。 - 過去に録画予約対象として設定された番組の設定内容を示す予約情報を蓄積手段に蓄積する第1のステップと、
上記蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報の設定内容を、予約情報を入力するための複数の項目に提示する第2のステップと、
上記複数の項目に提示された予約情報の設定内容のうち、一部の設定内容がユーザ操作に応じて変更された場合、上記蓄積手段に蓄積された予約情報のうち、変更された設定内容を含むもののなかから、録画予約の設定頻度が最も高い予約情報を抽出し、該抽出した予約情報の設定内容を上記複数の項目に再提示させる第3のステップと
を具えることを特徴とする番組予約方法。
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