JP4062076B2 - マーキング機能を有する埋設物検出装置 - Google Patents

マーキング機能を有する埋設物検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合板や石膏ボードからなる壁材や天井材の背後にあって壁材や天井材を取り付ける胴縁、間柱、野縁等の支柱や、壁の背後に配設された水道管、電線管等の物体を探査するためのマーキング機能を有する埋設物検出装置に関し、詳しくは物体を検出した位置でマーキングによりその位置を壁材や天井材の表面に表示する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に合板や石膏ボード等の壁材や天井材により壁や天井が形成されている場合であって、壁材に時計や額、手すりを取付けたり、壁材や天井材に照明を取付ける場合には壁材や天井材の背部に設けられた支柱を探し出し、釘やフックを支柱に装着することが必要であり、また、空調機等を取付けるときには、壁内に埋設された水道管や電線管を避けて穴をあける必要がある。しかしながら、一般に壁材の表面は化粧シートを貼りつけたり、塗装を施すことによる表面仕上げがなされているから、支柱の位置を黙視によって探し出すのは困難である。
【0003】
そこで、従来、合板や石膏ボードからなる壁材や天井材の背後にあって壁材や天井材を取り付ける胴縁、間柱、野縁等の支柱や、壁の背後に配設された水道管、電線管等を検知するための埋設物検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、壁材の背後における支柱の有無に応じて誘電率が変化することを利用し、静電容量の変化によって壁材の背後に配設された支柱を探知するものである。すなわち、本体ケース背面に取り付けた電極板を壁材の表面に沿って移動させ、電極板に生じている電界が誘電率の変化に伴って変化することを利用して静電容量の変化を検出するのである。ここで、静電容量は支柱の中心位置で最大となるように変化する。静電容量が所定値以上であるとき発光ダイオードなどの表示素子が点灯したり、発音素子が鳴動したりする。また、周囲の磁界、電界の強さの変化量を検出することで、壁の背後に配設された水道管や電線管を検知できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−1313号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の埋設物検出装置にあっては、壁材の背後にある物体を探査し、その物体位置を壁材の表面上にマーキングする際、マーキング位置にまで筆記具をもっていくことに俊敏性にかけ、利き手で操作し、探査後に筆記具を取り出すため、利き手と逆の手に持ち替える場合もあり、操作性が悪い。また、予め開口部に比較的短い鉛筆を挿入しておいて、物体を検出後、その鉛筆ですばやく鉛筆を押し下げマーキングをすることも考えられるが、マーキングをしないときにも鉛筆を挿入しているため、不必要に壁材を汚すおそれもある。
【0006】
そこで、本発明者は本発明に至る過程で、図11、図12に示すように、埋設物検出装置1の本体ケース5にマーキングのための鉛筆8が挿入される開口部9を設けると共に、この開口部9内に鉛筆8の芯8aを壁材2や天井材の表面4に当たらない位置で保持するための筆記具保持用ゴム10を設ける構造を考えた。この筆記具保持用ゴム10は、鉛筆8の芯8aを壁材2等の表面4に押し付ける方向に向かって移動可能にする撓み部13を有しており、壁材2等の背後にある物体を探査している時は、鉛筆8の芯8aが本体ケース5の内側にあるよう鉛筆8は保持され、マーキングする際に図12の矢印aで示す方向に鉛筆8を押し込むことで、鉛筆8の芯8aが本体ケース5の背面の孔40から突出することでマーキングができるようになり、マーキングした後に鉛筆8を離すとゴムの反力により鉛筆8は元の保持位置にもどるため、物体探査中に不必要に壁を汚さず、マーキング位置の正確性、およびマーキングのしやすさ、すばやさなど操作性に優れているものである。
【0007】
しかしながら、図12(b)に示すように、鉛筆8が傾いて押し込められた場合、鉛筆8の芯8aが筆記具保持用ゴム10に引っ掛ったり、筆記具保持用ゴム10を突き破ったりするという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、物体探査中に不必要に壁を汚さず、マーキング位置の正確性、およびマーキングのしやすさ、すばやさなど操作性に優れているものでありながら、さらに筆記具を傾いた状態で挿入した場合でも筆記具保持用ゴムに引っ掛ったり、突き破ったりするのを防止することができるマーキング機能を有する埋設物検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明にあっては、壁材2や天井材の表面4に沿って移動される本体ケース5に、壁材2等の背後にある物体の位置を探査するセンサー部6を設けた埋設物検出装置において、前記本体ケース5に、物体の位置を壁材2等の表面4上にマーキングするための筆記具7が挿入される開口部9を設けると共に、開口部9内に筆記具7を壁材2等の表面4に当たらない位置で保持するための筆記具保持用ゴム10を設け、この筆記具保持用ゴム10は、筆記具7の先端部を筆記具保持用ゴム10に設けた保持用孔11に向かって案内するガイド部12と、保持用孔11により保持された筆記具7の先端部を壁材2等の表面4に押し付ける方向に向かって移動可能にする撓み部13とを具備していることを特徴としており、このように構成することで、本体ケース5を移動させているときは、筆記具7は筆記具保持用ゴム10によって開口部9の内側に保持され、マーキングする際は、手で筆記具7を壁材2等の表面4に向かって押し込むだけでよいため、マーキング位置の正確性、およびマーキングのしやすさ、すばやさなど操作性にきわめて優れたものとなり、またこのとき、筆記具7を押し込むと、筆記具保持用ゴム10が撓み、マーキングした後に筆記具7を離すとゴムの反力により筆記具7は元の保持位置にもどるため、物体探査中に不必要に壁材2等を汚すこともなくなる。また筆記具保持用ゴム10に筆記具7を挿入する際に仮りに筆記具7が真っ直ぐ挿入されなくても、ガイド部12によって筆記具7の先端部が筆記具保持用ゴム10に当たるのを防止でき、筆記具保持用ゴム10を突き破ることを防止できると共に、ガイド部12に沿って筆記具7を保持用孔11に向かってスムーズにガイドできるようになる。
【0010】
また前記開口部9内に、筆記具7の側面部8bを支点支持すると共に筆記具7の先端部を壁材等の表面4と平行な方向に動かせるようにするための支点支持部14を設けるのが好ましく、この場合、壁材2の表面4に自由なマーキングがしやすくなる。
【0011】
また前記撓み部13の所定以上の撓みを規制するためのリング15を付設するのが好ましく、この場合、筆記具保持用ゴム10による筆記具7の保持力が向上すると共に、設定以上に撓み部13が撓むのをリング15によって防止できるようになり、ゴムのへたりを防止できる。
【0012】
また前記撓み部13に、撓み方向Aに沿わせて厚肉に形成された厚肉部16を設けるのが好ましく、この場合、筆記具7を押し込んだ際に筆記具保持用ゴム10のひっくり返り(反転して戻らなくなる状態)を未然に防止することができる。
【0013】
また前記開口部9内に、前記リング15の所定以上の動きを規制するためのストッパー部18を設けるのが好ましく、この場合、筆記具保持用ゴム10が大きく撓んだ場合に、リング15がストッパー部18に当たることで、筆記具7の突出量が調整でき、必要以上に筆記具7の先端部を壁材2等の表面4に押し当てることがなくなり、壁材2に傷をつけたり、筆記具7の先端が折れたりすることを回避できる。
【0014】
また前記開口部9から壁材2等の表面4側とは反対方向に向かって筆記具7が挿入保持される筒状凸部19を突設するのが好ましく、この場合、筒状凸部19によって開口部9内に保持されている筆記具7のぐらつきを押さえることができると共に、比較的長い筆記具7でも安定して保持できるようになる。
【0015】
また前記本体ケース5を前面ケース20Bと後面ケース20Aとで構成し、前面ケース20Bと後面ケース20Aとの間で筆記具保持用ゴム10を挟持してなるのが好ましく、この場合、本体ケース5を利用して筆記具保持用ゴム10の固定が容易にでき、しかも筆記具保持用ゴム10を固定するための専用の部品を設ける必要がなく、さらに筆記具保持用ゴム10を利用して防水性を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0017】
本実施形態のマーキング機能を有する埋設物検出装置1は、図1、図2に示すように、壁材2や天井材の表面4に沿って移動される本体ケース5に、壁材2や天井材の背後に物体(背後部材)があるときに誘電率に差が生じることを利用して静電容量の変化を検出したり、或いは周囲の磁界、電界の強さの変化量を検出するためのセンサー部6を設け、センサー部6の出力値が所定基準値に達するとLED、ブザー等の報知手段により物体の位置を報知する構造に加えて、前記本体ケース5に、物体の位置を壁材2や天井材の表面4上にマーキングするための筆記具7が挿入される開口部9を設けると共に、開口部9内に筆記具7の先端部を壁材2等の表面4に当たらない位置で保持するための筆記具保持用ゴム10を設けて構成されている。筆記具7として、以下、鉛筆8を例示するが、もちろんこれに限らず、ボールペン等であってもよい。また壁材2の背後部材を検出する場合を説明するが、天井材にも同様に適用されるものである。
【0018】
先ず、図5は埋設物検出装置1の本体ケース5内部の構成を示している。ここでは、周囲に形成した磁界の変動を電気信号に変換する第1のセンサー6Aと、周囲の誘電率に対応した電気信号が得られる第2のセンサー6Bと、第1のセンサー6Aと第2のセンサー6Bの各出力値が所定基準値に達すると各々出力が得られる動作制御回路21と、各動作制御回路21からの出力に応じて報知を行うブザー22や表示を行なうランプ等が配置された基板24とを具備したものであり、これらの詳細は従来例で説明した特公平7−1313号公報に開示されているものと同様である。
【0019】
上記埋設物検出装置1の探知機能は、壁材2(或いは天井材)の背後にある木材(間柱、胴縁など)、プラスチック(塩ビ管など)及び金属(鉄管、銅管など)の各種探知部材を探知するものである。ここで、木材やプラスチックの探知においては、壁材2の背後における木材などの支柱25の有無に応じて、誘電率が変化することを利用して、本体ケース5の背面側内部にある面状電極(図示せず)に生じる静電容量の変化量を検出する。なお、探知部材が木材の場合には、「木材浅(例えば壁材2の厚みが約13mmの場合)モード」と「木材深(例えば壁材2の厚みが約13〜25mmの場合)モード」とに切替えられ、壁材2の厚みに応じて使いわけられる。また金属の探知の場合は、金属が近づくと周囲に形成された磁界が変化することを利用して、本体ケース5内部に具備された金属センサーが電気信号の変化量を検出する。一方、活線警告機能は、電気が通っている電線(以下「活線」という。)が近くにあると、活線からでている電界を本体ケース5内部にある面状電極(図示せず)で電気信号に変換し電気信号の変化量を検出することによって、活線ランプを点灯させるものである。
【0020】
上記本体ケース5の下半部は、手で持ちやすいようにゴムグリップからなるグリップ部26が設けられており、グリップ部26の下端に設けた取付け部27には市販のストラップが取付け可能となっている。
【0021】
本体ケース5の前面中央には、図2(a)に示すように、電源のON,OFF及び探知スタート用スイッチを兼ねるメインスイッチ28が設けられている。メインスイッチ28の下側には「木材浅」「木材深」及び「金属専用」の探知モード切替スイッチ29が設けられている。メインスイッチ28の上側には、表示パネル23が設けられている。ここでは、LEDからなるランプa〜kが設けられている。ランプaは活線警告ランプであり、近くに活線があると点灯する。ランプb,c,d,h,i,jは、探知レベルアップランプであり、支柱25の無いところから支柱25のあるところまで近づけていくと、ランプb,jが点灯し、続いてランプc,iが点灯し、続いてランプd,hが順に点灯するようになっている。ランプfは支柱25を探知したときに点灯する探知ランプである。ランプeは「木材浅」、「木材深」モードで使用時において支柱25を検知したら点灯する木材文字ランプである。ランプgは「金属専用」モードで使用時、金属を探知したときに点灯する金属文字ランプである。なお、金属文字ランプgは、「木材浅」「木材深」モードでの使用時において、支柱25(木材など)を探知し且つ金属も探知した場合にのみ点灯するものである。ランプkは電池の容量が十分ある状態では点灯させ、容量が少なくなっている状態では点滅させ、ユーザに電池交換催促を告知するための電池容量表示ランプである。
【0022】
本体ケース5の背面には、図3に示すように、電極板30が設けられ、電極板30の上下両側には、帯状をした滑性を有する平坦面部分3が設けられている。壁材2や天井材の表面4は化粧シートを貼りつけたり、塗装を施すことによる表面仕上げがなされており、様々な凹凸形状を有しているため、電極板30の前後に滑性を有する平坦面部分3を配置することで、電極板30による検知精度を保ったまま、壁材2や天井材の表面4を傷つけずにしかも凹凸形状の摩擦などの影響を受けにくくすることができる構造となる。
【0023】
次に、上記本体ケース5のマーキング機能について説明する。本体ケース5の表示パネル23よりも上側には、物体を探知したときに印をつけるためのガイドとなるマーキングガイド9aとマーキング用の開口部9とが設けられており、開口部9内にマーキング用の鉛筆8が挿入されて保持されるようになっている。
【0024】
上記開口部9内には、図1(a)に示すように、鉛筆8の側面部8bを支点支持するための支点支持部14が設けられており、鉛筆8を支点支持部14を支点にして前後左右に動かすことによって壁材2の表面4にマーキングできるようにしてある。さらに、開口部9から壁材2の表面4側とは反対方向に向かって鉛筆8が挿入保持される筒状凸部19が突設されている。この筒状凸部19は本体ケース5の外郭から立設されており、開口部9内に保持されている鉛筆8のぐらつきを押さえると共に、比較的長い鉛筆8も安定して保持することができる働きをする。
【0025】
上記開口部9内の支点支持部14よりも背後側には、筆記具保持用ゴム10が保持されている。ここでは、本体ケース5は、前面ケース20Bと後面ケース20Aとで構成され、前面ケース20Bと後面ケース20Aとの突き合わせ部31によって筆記具保持用ゴム10の固定部32を挟持して保持できるようになっている。ここでは、固定部32の上面に設けた凹所32aに前面ケース20Bのリブ55の下端部が嵌合し、固定部32の下面に設けた凸部32bに後面ケース20Aのリブ56の上端部が嵌合する構造となっている。
【0026】
筆記具保持用ゴム10の固定部32よりも外周部には、上下方向に延びた防水フランジ片33が連設されている。また、固定部32よりも内周部には、鉛筆8の押し込み方向に沿って弾性変形可能な撓み部13が形成され、撓み部13の内周側にすり鉢状の傾斜部34が設けられ、傾斜部34の中心側に鉛筆8の芯8aが貫通する保持用孔11が形成されている。この保持用孔11に鉛筆8の削り代部8cを貫通させることで、図4に示すように、鉛筆8を保持できるようになっている。
【0027】
ここで、上記撓み部13は、鉛筆8の芯8aを壁材2の表面4に押し付ける方向に向かって弾性変形可能とされており、本例では、固定部32側に連なる厚肉部16と、傾斜部34側に連なる薄肉部17(肉盗み部)とで撓み部13が形成されている。厚肉部16は撓み方向Aに沿わせて厚肉に形成されており、一方、薄肉部17は撓み方向Aに沿わせて薄肉に形成されており、厚肉部16によって筆記具保持用ゴム10の反転防止を図りつつ、薄肉部17の撓みによって鉛筆8の芯8aを壁材2の表面4に押し付けることができるようになっている。
【0028】
また、筆記具保持用ゴム10の傾斜部34上には、鉛筆8の芯8aを保持用孔11に向かって案内するためのガイド部12が載置されている。ガイド部12は、例えばプラスチック、金属等からなる。ここではガイド部12は、筆記具保持用ゴム10の傾斜部34に沿って傾斜している傾斜ガイド面35と、前面ケース20Bの開口部9の下端周辺に設けた凹所50内に保持されるフランジ部36とで一体形成されており、鉛筆8が仮りに傾いた状態で挿入された場合であっても、鉛筆8の芯8aが傾斜ガイド面35に当たることによって、筆記具保持用ゴム10が保護され、筆記具保持用ゴム10が突き破られるのを防止できると共に、鉛筆8の芯8aは傾斜ガイド面35に沿って筆記具保持用ゴム10の保持用孔11にスムーズにガイドされる構造となっている。さらに、傾斜ガイド面35は筆記具保持用ゴム10の傾斜部34全体を覆うのではなく、傾斜部34の途中で途切れており、これにより鉛筆8の削り代部8cが傾斜ガイド面35と干渉することがなく、鉛筆8の押し込みに支障をきたさない構造となっている。
【0029】
次に、埋設物検出装置1の使用方法の一例を説明する。先ず、図3の電池蓋37を外して乾電池を入れた後、メインスイッチ28を長押し(約2秒)することにより電源をいれる。その後、探知モード切替スイッチ29によって探知モードに設定し、探知部材のある壁材2(或いは天井材)の表面4に本体ケース5の背面を当ててから、メインスイッチ28をワンプッシュする(初期設定)。その後、探知を開始する。先ず本体ケース5を壁材2に押し当てた状態(図10)で、一方向から壁材2の表面4に沿って滑らす。探知部材(支柱25)が近づくにつれ、レベルアップランプ(b,c,d,h,i,j)が両端点灯から中央点灯に移動してくる。そして、探知完了すると探知ランプfが点灯する。このとき、マーキング作業を行なう。つまり、本体ケース5を保持しながら鉛筆8を押し込むと、鉛筆8の芯8aが本体ケース5の背面の孔40から突出する。これにより壁材2の表面4に印をつけることができる。その後、上記一方向とは逆方向からの探知を開始し、上記と同じ手順で、初期設定〜マーキングまでの一連の操作を行なう。これにより、探知部材の中心位置を推測することができる。探知後はメインスイッチ28を長押し(約2秒)して電源を切る。
【0030】
しかして、本体ケース5を移動させているときは、鉛筆8の芯8aは筆記具保持用ゴム10によって開口部9の内側に保持されており、しかもマーキングする際は、手で鉛筆8を壁材2に向かって押し込むだけでよいため、マーキング位置の正確性、およびマーキングのしやすさ、すばやさなど操作性にきわめて優れたものとなる。またこのとき、鉛筆8を押し込むと、筆記具保持用ゴム10が撓み、マーキングした後に鉛筆8を離すとゴムの反力により鉛筆8は元の保持位置にもどるため、物体探査中に不必要に壁を汚すこともなくなる。しかも、鉛筆8を挿入するときに、仮りに鉛筆8の芯8aが真っ直ぐ挿入されなくても、鉛筆8の芯8aはガイド部12に当たり、筆記具保持用ゴム10にあたるのを防止できる。つまり、筆記具保持用ゴム10の傾斜部34を覆うようにガイド部12を配置することで、筆記具保持用ゴム10はガイド部12によって保護され、しかも鉛筆8はガイド部12に沿ってまっすぐ押し込められることとなり、鉛筆8の先で筆記具保持用ゴム10を突き破ることを防止できると共に、ガイド部12に沿って鉛筆8の芯8aを保持用孔11に向かってスムーズにガイドできるようになる。
【0031】
また本例では、筆記具保持用ゴム10を本体ケース5の前面ケース20Bと後面ケース20Aとで挟み込み固定する方式を採用しているため、筆記具保持用ゴム10の固定が容易となり、筆記具保持用ゴム10を固定するための専用の部品を設ける必要がなく、部品数を削減して低コスト化を図ることができると共に、前面ケース20Bと後面ケース20Aとの突き合わせ部31を筆記具保持用ゴム10によって防水できるという効果もある。
【0032】
また、本体ケース5の開口部9内に鉛筆8の側面部8bを支点支持するための支点支持部14が設けられており、支点支持部14を支点にして鉛筆8を前後左右に動かすことができるようになる。例えば鉛筆8を押しながら図7の矢印Mで示す方向に動かしたり、或いは、図7の矢印Nで示す方向に回転させたりすることで、壁材2の表面4に自由なマーキングがしやすくなるという利点がある。さらに本例では、開口部9から壁材2の表面4側とは反対方向に向かって鉛筆8が挿入保持される筒状凸部19が突設されているので、筒状凸部19によって開口部9内に保持されている鉛筆8のぐらつきを押さえることができると共に、比較的長い鉛筆8も安定して保持できるようになるという利点があり、また筒状凸部19の先端が支点支持部としても働くので、結果、鉛筆8を上下2箇所(開口部9内の支点支持部14と筒状凸部19の先端部分)でそれぞれ支点支持でき、鉛筆8を自由に動かしてマーキングする際に、鉛筆8を支点支持する箇所が増え、鉛筆8の必要以上の動きを規制できるようになる。
【0033】
そのうえ、図9に示すように、筆記具保持用ゴム10の撓み部13に、撓み方向Aに沿わせて厚肉に形成された厚肉部16が設けられているので、鉛筆8の押し込みによる筆記具保持用ゴム10のひっくり返り(反転して戻らなくなる状態)を未然に防止することができると共に、マーキング完了後、押し当てた鉛筆8を離した後、確実にもとの位置に筆記具保持用ゴム10の反力でもどすことができるようになり、マーキング作業がはかどる。
【0034】
図6、図7、図8は本発明の他の実施形態であり、筆記具保持用ゴム10に撓み部13が所定以上に撓むのを規制するためのリング15を付設した場合の一例を示している。なお、図6〜図8中ではガイド部12の図示を省略している。他の構成は図1の実施形態と同様である。本例では、筆記具保持用ゴム10の保持用孔11の外周部にリング15を嵌め込んだことによって、筆記具保持用ゴム10による鉛筆8の保持力が向上すると共に、設定以上に撓み部13が撓むのをリング15によって防止できるようになり、ゴムのへたり防止など、信頼性を向上させることができる。さらに本例では、鉛筆8をマーキングするために押し込んだ際に、筆記具保持用ゴム10に付設したリング15が当たるように、本体ケース5の開口部9内に凸状のストッパー部18を設けている。このようにリング15がストッパー部18に当たることにより、鉛筆8の突出量が調整できるため、必要以上に鉛筆8の先を壁におしあてることがなくなり、壁材2に傷をつけたり、鉛筆8の芯8aが折れたりすることを回避できるという利点がある。
【0035】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、壁材や天井材の表面に沿って移動される本体ケースに、壁材等の背後にある物体の位置を探査するセンサー部を設けた埋設物検出装置において、前記本体ケースに、物体の位置を壁材等の表面上にマーキングするための筆記具が挿入される開口部を設けると共に、開口部内に筆記具を壁材等の表面に当たらない位置で保持するための筆記具保持用ゴムを設け、この筆記具保持用ゴムは、筆記具の先端部を筆記具保持用ゴムに設けた保持用孔に向かって案内するガイド部と、保持用孔により保持された筆記具の先端部を壁材等の表面に押し付ける方向に向かって移動可能にする撓み部とを具備しているので、本体ケースを移動させているときは、筆記具は筆記具保持用ゴムによって開口部の内側に保持され、マーキングする際は、手で筆記具を壁材等の表面に向かって押し込むだけでよいため、マーキング位置の正確性、およびマーキングのしやすさ、すばやさなど操作性にきわめて優れたものとなり、またこのとき、筆記具を押し込むと、筆記具保持用ゴムが撓み、マーキングした後に筆記具を離すとゴムの反力により筆記具は元の保持位置にもどるため、物体探査中に不必要に壁材等を汚すこともなくなる。また筆記具保持用ゴムに筆記具を挿入する際に仮りに筆記具が真っ直ぐ挿入されなくても、ガイド部によって筆記具の先端部(例えば鉛筆の芯)が筆記具保持用ゴムに当たるのを防止でき、筆記具保持用ゴムを突き破ることを防止できると共に、ガイド部に沿って筆記具を保持用孔に向かってスムーズにガイドでき、使い勝手も良好となる。
【0036】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、前記開口部内に、筆記具の側面部を支点支持すると共に筆記具の先端部を壁材等の表面と平行な方向に動かせるようにするための支点支持部を設けたので、自由なマーキングがしやすくなる。
【0037】
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、前記撓み部の所定以上の撓みを規制するためのリングを付設したので、筆記具保持用ゴムによる筆記具の保持力が向上すると共に、設定以上に撓み部が撓むのをリングによって防止できるようになり、ゴムのへたり防止など、信頼性を向上させることができる。
【0038】
また請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項3記載の効果に加えて、前記撓み部に、撓み方向に沿わせて厚肉に形成された厚肉部を設けたので、筆記具を押し込んだ際に筆記具保持用ゴムのひっくり返り(反転して戻らなくなる状態)を未然に防止することができ、マーキング作業がはかどる。
【0039】
また請求項5記載の発明は、請求項3記載の効果に加えて、前記開口部内に、前記リングの所定以上の動きを規制するためのストッパー部を設けたので、筆記具保持用ゴムが大きく撓んだ場合に、リングがストッパー部に当たることで、筆記具の突出量が調整でき、必要以上に筆記具を壁材等の表面に押し当てることがなくなり、壁材に傷をつけたり、筆記具の先端部が折れたりすることを回避できるものである。
【0040】
また請求項6記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項5記載の効果に加えて、前記開口部から壁材等の表面側とは反対方向に向かって筆記具が挿入保持される筒状凸部を突設したので、筒状凸部によって開口部内に保持されている筆記具のぐらつきを押さえることができると共に、比較的長い筆記具でも安定して保持できるようになる。
【0041】
また請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の効果に加えて、前記本体ケースを前面ケースと後面ケースとで構成し、前面ケースと後面ケースとの間で筆記具保持用ゴムを挟持してなるので、本体ケースを利用して筆記具保持用ゴムの固定が容易にでき、しかも筆記具保持用ゴムを固定するための専用の部品を設ける必要がなく、部品数を削減して低コスト化を図ることができると共に、本体ケースの突き合わせ部を筆記具保持用ゴムによって防水でき、筆記具保持用ゴムを利用して防水性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のマーキング機能を有する埋設物検出装置を示し、(a)は鉛筆を保持する開口部付近の断面図、(b)は筆記具保持用ゴムの断面図である。
【図2】(a)は同上の埋設物検出装置の本体ケースの正面図、(b)は側面図である。
【図3】同上の本体ケースの背面図である。
【図4】同上の本体ケースのマーキング用の開口部に鉛筆を挿入保持した状態を説明する側面図である。
【図5】(a)は同上の本体ケース内部の構造を説明する正面図、(b)は側面断面図である。
【図6】他の実施形態を説明する断面図である。
【図7】同上の鉛筆によるマーキング動作を説明する断面図である。
【図8】同上の筆記具保持用ゴムの断面図である。
【図9】同上の筆記具保持用ゴムを示し、(a)は平面図、(b)は側面断面図、(c)は鉛筆によって押し下げられる場合の状態説明図である。
【図10】同上の本体ケースの走査作業の説明図である。
【図11】(a)は従来の開口部付き本体ケースを上から見た斜視図、(b)は下から見た斜視図である。
【図12】(a)は従来の鉛筆を保持する開口部付近の断面図、(b)は筆記具保持用ゴムに鉛筆の芯が突き刺さった場合の断面図である。
【符号の説明】
1 埋設物検出装置
2 壁材
4 表面
5 本体ケース
6 センサー部
7 筆記具
9 開口部
10 筆記具保持用ゴム
11 保持用孔
12 ガイド部
13 撓み部
14 支点支持部
15 リング
16 厚肉部
18 ストッパー部
19 筒状凸部
20A 前面ケース
20B 後面ケース
A 撓み方向

Claims (7)

  1. 壁材や天井材の表面に沿って移動される本体ケースに、壁材等の背後にある物体の位置を探査するセンサー部を設けた埋設物検出装置において、前記本体ケースに、物体の位置を壁材等の表面上にマーキングするための筆記具が挿入される開口部を設けると共に、開口部内に筆記具を壁材等の表面に当たらない位置で保持するための筆記具保持用ゴムを設け、この筆記具保持用ゴムは、筆記具の先端部を筆記具保持用ゴムに設けた保持用孔に向かって案内するガイド部と、保持用孔により保持された筆記具の先端部を壁材等の表面に押し付ける方向に向かって移動可能にする撓み部とを具備していることを特徴とするマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  2. 前記開口部内に、筆記具の側面部を支点支持すると共に筆記具の先端部を壁材等の表面と平行な方向に動かせるようにするための支点支持部を設けたことを特徴とする請求項1記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  3. 前記撓み部の所定以上の撓みを規制するためのリングを付設したことを特徴とする請求項1記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  4. 前記撓み部に、撓み方向に沿わせて厚肉に形成された厚肉部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  5. 前記開口部内に、前記リングの所定以上の動きを規制するためのストッパー部を設けたことを特徴とする請求項3記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  6. 前記開口部から壁材等の表面側とは反対方向に向かって筆記具が挿入保持される筒状凸部を突設したことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項5記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
  7. 前記本体ケースを前面ケースと後面ケースとで構成し、前面ケースと後面ケースとの間で筆記具保持用ゴムを挟持してなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のマーキング機能を有する埋設物検出装置。
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