JP4061478B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に係り、詳しくは、触媒コンバータの劣化判定技術に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
排気浄化用の触媒コンバータにおいては、触媒の有する酸素ストレージ能力が触媒性能と相関性が高いことから、特にセリア(Ce)等の酸素吸蔵物質を多く含むような触媒コンバータにおいて、触媒劣化検出方法として、当該酸素ストレージ能力の経時変化を監視することで触媒コンバータの劣化を判定する手法が採用されている。
【0003】
この触媒劣化検出方法は、触媒コンバータに流入する排気空燃比をリーン空燃比とリッチ空燃比間において所定周期(例えば、空燃比フィードバック制御の変調周期)、所定振幅で変調させると、酸素ストレージ能力が高ければ酸素が触媒コンバータに吸蔵されるために触媒下流の排気空燃比の応答が遅く或いは振幅が小さく、一方酸素ストレージ能力が低いと酸素は触媒コンバータにあまり吸蔵されることなく排出されるために触媒下流の排気空燃比の応答が速く或いは振幅が大きくなるという特性を利用しており、例えば、触媒下流に設けた酸素センサ(O2センサ)からの酸素濃度出力値の振幅を検出し、当該検出値が所定の基準値以上であると、酸素ストレージ能力が低下、即ち触媒コンバータが劣化したと判定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、触媒コンバータの性能は常時単一なものではなく、触媒コンバータの温度、即ち触媒温度や排気流量等の影響を受けるものである。
従って、触媒コンバータの劣化度合いが同じであっても、触媒コンバータの性能が触媒温度や排気流量等の影響によって異なると、酸素センサや空燃比センサからの出力値の振幅が相違し、例えば触媒温度が高くなるほど出力値の振幅が小さく現れ、近年の厳しい排ガス規制に対し、触媒コンバータの劣化判定を適切に実施できないという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、精度よく触媒コンバータの劣化判定可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に係る内燃機関の排気浄化装置では、内燃機関の排気通路に配設された触媒コンバータと、前記触媒コンバータに流入する排気の空燃比を理論空燃比の近傍値を変調中心空燃比として所定周期及び所定振幅で変調させる排気空燃比変調手段と、前記触媒コンバータの下流に位置して設けられ、排気空燃比を検出する排気センサと、前記触媒コンバータの温度を検出または推定する触媒温度検出手段と、前記排気センサの出力振幅の大きさに基づいて前記触媒コンバータの劣化を判定する劣化判定手段とを備え、前記排気空燃比変調手段は、前記触媒温度検出手段により検出または推定される前記触媒コンバータの温度が高いほど前記変調中心空燃比をストイキオに近づけて変調を行うことを特徴としている。
【0007】
即ち、通常の内燃機関では、排気空燃比が理論空燃比よりもリーン空燃比寄りになると触媒コンバータのNOx浄化効率が大きく低下することから、排気空燃比の変調中心空燃比がややリッチ空燃比寄りとなるようにして排気空燃比変調を行うようにし、排気センサの出力振幅の大きさに基づいて触媒コンバータの劣化判定をするようにしているが、本発明では、触媒コンバータの性能は触媒温度の影響を受け、触媒温度が高くなるほど出力値の振幅が小さく現れる現象に着目し、触媒コンバータの温度が高いほど変調中心空燃比をストイキオに近づけて変調を行うようにしている。
【0008】
このように触媒コンバータの温度が高いほど変調中心空燃比をストイキオに近づけて変調を行うようにすると、図4に示すように、排気センサの出力特性により、同じ変調振幅でもストイキオに近いほど出力振幅が大きく現れることになり、つまり触媒温度の上昇により小さくなった出力振幅が増幅されることになり、触媒温度に依らず常に良好に触媒コンバータの劣化判定を実施可能である。これにより触媒コンバータの劣化判定の精度が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1を参照すると、車両に搭載された本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構成図が示されており、以下同図に基づいて本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
【0010】
同図に示すように、内燃機関(以下、エンジンという)1としては、例えば、燃料噴射モードを切換えることで吸気行程での燃料噴射(吸気行程噴射)とともに圧縮行程での燃料噴射(圧縮行程噴射)を実施可能な筒内噴射型火花点火式ガソリンエンジンが採用される。この筒内噴射型のエンジン1は、容易にして理論空燃比(ストイキオ)での運転やリッチ空燃比での運転(リッチ空燃比運転)の他、リーン空燃比での運転(リーン空燃比運転)が実現可能である。
【0011】
同図に示すように、エンジン1のシリンダヘッド2には、各気筒毎に点火プラグ4とともに電磁式の燃料噴射弁6が取り付けられており、これにより、燃料を燃焼室内に直接噴射可能である。
点火プラグ4には高電圧を出力する点火コイル8が接続されている。また、燃料噴射弁6には、燃料パイプ7を介して燃料タンクを擁した燃料供給装置(図示せず)が接続されている。より詳しくは、燃料供給装置には、低圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプとが設けられており、これにより、燃料タンク内の燃料を燃料噴射弁6に対し低燃圧或いは高燃圧で供給し、該燃料を燃料噴射弁6から燃焼室内に向けて所望の燃圧で噴射可能である。
【0012】
シリンダヘッド2には、各気筒毎に略直立方向に吸気ポートが形成されており、各吸気ポートと連通するようにして吸気マニホールド10の一端がそれぞれ接続されている。また、シリンダヘッド2には、各気筒毎に略水平方向に排気ポートが形成されており、各排気ポートと連通するようにして排気マニホールド12の一端がそれぞれ接続されている。
【0013】
なお、当該筒内噴射型のエンジン1は既に公知のものであるため、その構成の詳細については説明を省略する。
吸気マニホールド10には吸入空気量を調節する電磁式のスロットル弁14及び当該スロットル弁14の開度θthを検出するスロットルポジションセンサ(TPS)16が設けられており、さらに、スロットル弁14の上流には、吸入空気量を計測するエアフローセンサ18が介装されている。
【0014】
一方、排気マニホールド12には排気管(排気通路)20が接続されており、この排気管20には、排気浄化触媒装置として三元触媒(触媒コンバータ)30が介装されている。
この三元触媒30は、担体に活性貴金属として銅(Cu),コバルト(Co),銀(Ag),白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)のいずれかを有するとともにセリア(Ce)が添加されており、酸素吸蔵機能(O2ストレージ機能)を有した三元触媒として構成されている。つまり、活性貴金属やセリア(Ce)は排気空燃比がリーン空燃比である酸化雰囲気中において酸素(O2)を吸着すると、排気空燃比がリッチ空燃比となり還元雰囲気となってもそのO2を吸着した状態を維持する性質を有しており、これにより、当該三元触媒30は還元雰囲気状態においても担体表面にO2を有してHC(炭化水素)やCO(一酸化炭素)を酸化除去可能である。
【0015】
また、排気管20には、三元触媒30の上流に位置してO2センサ22が配設されており、さらに、三元触媒30の下流にもO2センサ(排気センサ)24が配設されている。O2センサ22、24としては、ここでは上記図4に示す特性を示す公知のO2センサが使用される。
さらに、三元触媒30には、例えば担体の直上流に位置して、三元触媒30の温度を検出する高温センサ(触媒温度検出手段)32が設けられている。
【0016】
電子コントロールユニット(ECU)40は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えており、当該ECU40により、エンジン1を含めた排気浄化装置の総合的な制御が行われる。
ECU40の入力側には、上述したTPS16、エアフローセンサ18、O2センサ22、24、高温センサ32等の各種センサ類が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力する。
【0017】
一方、ECU40の出力側には、上述の燃料噴射弁6、点火コイル8、スロットル弁14の他、警告灯42等の各種出力デバイスが接続されており、O2センサ22からの検出情報等に基づき燃焼空燃比(燃焼A/F)が設定されると、当該燃焼A/Fに応じて燃料噴射量や燃料噴射時期の指令信号が燃料噴射弁6に出力されるとともに吸入空気量の指令信号がスロットル弁14に出力され、さらに点火時期の指令信号が燃焼順に点火コイル8に出力される。これにより、燃料噴射弁6から適正量の燃料が適正なタイミングで噴射され、スロットル弁14が適正な開度とされ、点火プラグ4により適正なタイミングで火花点火が実施される。
【0018】
また、燃焼A/Fが設定されると、三元触媒30に流入する排気空燃比(排気A/F)はO2センサ22からの検出情報に基づいてフィードバック制御される。詳しくは、排気A/Fは、燃焼A/Fを例えば気筒毎の所定周期で所定振幅となるようリッチ空燃比側及びリーン空燃比側に繰り返し変調することによって変調させられ、この際、平均空燃比(変調中心空燃比、平均A/F)が目標空燃比(目標A/F)となるように制御される。より詳しくは、排気A/Fがストイキオよりもリーン空燃比寄りになると三元触媒30のNOx浄化効率が大きく低下することから、ここでは、NOx浄化効率の低下を防止すべく、通常運転時には平均A/Fがややリッチ空燃比寄りの理論空燃比近傍値となるように排気空燃比変調が実施される(排気空燃比変調手段)。
【0019】
以下、このように構成された本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の作用、即ち本発明に係る触媒劣化判定の判定手法について説明する。
図2を参照すると、本発明に係る触媒劣化判定の制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下当該フローチャートに沿い本発明に係る触媒劣化判定の判定手順について詳細に説明する。
【0020】
なお、本発明に係る触媒劣化判定は、基本的には、従来と同様にフィードバック制御を行い、排気A/Fを平均A/F中心に所定周期、所定振幅で変調させ、このときの触媒コンバータの酸素ストレージ能力の経時変化を監視することで触媒コンバータの劣化を判定するものであり、触媒劣化判定の基本作用等については上述した通りであり説明を省略する。
【0021】
先ず、ステップS10では、空燃比変調(A/F変調)を行っているか否かを判別する。ここでは、例えば上記フィードバック制御を行っているか否かを判別する。なお、フィードバック制御の代わりに別途定めた所定周期、所定振幅でA/F変調を行ってもよく、この場合には当該別途定めた所定周期、所定振幅でのA/F変調を行っているか否かを判別する。判別結果が偽(No)の場合には、A/F変調が行われておらず劣化判定ができないため、そのまま当該ルーチンを抜ける。一方、判別結果が真(Yes)の場合には、ステップS12に進む。
【0022】
ステップS12では、高温センサ32により検出した三元触媒30の温度Tcatを読み込む。なお、ここでは、高温センサ32により直接に三元触媒30の温度Tcatを検出するようにしたが、排気温度を求めることができれば当該排気温度から三元触媒30の温度Tcatを推定するようにしてもよく、また、運転条件(エンジン回転速度、体積効率、外気温、車速、吸気管負圧、正味平均有効圧、スロットル開度、吸入空気量、排気流量等)に応じて予めマップ値として求めてもよい。
【0023】
ステップS14では、上記読み込んだ触媒温度Tcatに応じて平均A/F(変調中心空燃比)をストイキオ側に補正する。具体的には、触媒温度Tcatと平均A/Fとの関係を示す図3のマップに基づき、触媒温度Tcatが高くなるほど平均A/Fがストイキオに近づくように設定される。
このように平均A/FがストイキオとなるようにしてA/F変調を行うようにすると、上記図4に示すように、平均A/Fがリッチ空燃比寄りではO2センサ24の出力振幅はそれほど大きく現れないのであるが、同じ変調振幅(所定振幅)の下で当該出力振幅が大きく現れることになる。
【0024】
従って、上述した如く三元触媒30の性能は触媒温度Tcatの影響を受け、触媒温度Tcatが高くなるほど触媒が活性化して三元触媒30下流におけるO2センサ24の出力振幅は小さいのであるが、触媒温度Tcatが高くなるほど平均A/Fをストイキオ側に補正することで、このような小さな出力振幅が増幅して出力されることになり、触媒温度Tcatが高いときの三元触媒30の劣化を良好に判定することが可能となる。
【0025】
これにより、触媒温度Tcatが低温であっても高温であっても、触媒温度Tcatに依らず、常に良好に三元触媒30の劣化判定を実施することが可能となる。
ステップS16では、O2センサ24の出力振幅が所定振幅よりも大きいか否か、即ち、三元触媒30が所定の劣化状態に達しているか否かを判別する(劣化判定手段)。判別結果が真(Yes)でO2センサ24の出力振幅が所定振幅よりも大きいと判定された場合には、ステップS18に進み、三元触媒30は劣化していると判定し、警告灯42を点灯させる。一方、判別結果が偽(No)でO2センサ24の出力振幅が所定振幅以下と判定された場合には、ステップS20に進み、三元触媒30は劣化していないと判定(劣化判定解除)し、警告灯42を消灯状態とする。
【0026】
このように、本発明に係る触媒劣化判定では、触媒温度Tcatが高くなるほど平均A/Fをストイキオ側に補正してA/F変調を行い、触媒劣化判定を行うようにしている。従って、三元触媒30の劣化の誤判定が好適に防止されることになり、劣化判定の精度が向上する。
好ましくは、ステップS16でO2センサ24の出力振幅が所定振幅よりも大きいと判定された場合には、この状態が所定時間継続した後にステップS18に進み劣化と判定するのがよく、これにより劣化判定の精度がさらに向上する。
【0027】
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、三元触媒30の劣化を判定するようにしたが、劣化判定の対象は三元触媒に限られず、NOx触媒等如何なる触媒コンバータであってもよい。
【0028】
また、上記実施形態では、通常運転時において平均A/Fがややリッチ空燃比寄りとなるように排気空燃比変調を実施するようにしたが、燃費等を優先するような場合には、通常運転時において平均A/Fがややリーン空燃比寄りのストイキオ近傍値となるようにして排気空燃比変調を実施するようにしてもよく、この場合であっても、図3のマップに基づき平均A/Fをストイキオ側に補正してA/F変調を行うことにより、三元触媒30の劣化の誤判定が防止され、劣化判定の精度が向上する。
【0029】
また、上記実施形態では、排気センサとして例えばO2センサを用いるようにしたが、図4に示すような特性(いわゆるλ特性)を有するリニア空燃比センサ(LAFS)を用いるようにしても同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、エンジン1として筒内噴射型火花点火式ガソリンエンジンを用いるようにしたが、エンジン1は吸気管噴射型ガソリンエンジン、2サイクルガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等如何なるエンジンであってもよい。
【0030】
また、本発明では、平均A/Fをストイキオ側に補正するようにしているが、これはA/F変調の所定周期や所定振幅の補正を排除するものではなく、併せてA/F変調の所定周期や所定振幅の補正を適宜実施するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ストイキオが理論空燃比であるものとして説明したが、ストイキオは図4に示すようにセンサ出力変化が最も大きいA/Fを示すものであってセンサによっては理論空燃比と異なる場合があり、このようにストイキオと理論空燃比とが異なるようなセンサ、例えば理論空燃比よりもリッチ側或いはリーン側でセンサ出力変化が最大となる特性を有するセンサを用いるようにしても本発明を良好に実現可能である。この場合、センサ出力に基づくストイキオは当該理論空燃比よりもリッチ空燃比或いはリーン空燃比となる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、触媒コンバータの温度が高いほど変調中心空燃比をストイキオに近づけて変調を行うようにするので、触媒温度の上昇により小さくなった排気センサの出力振幅を増幅させるようにでき、触媒温度に依らず常に良好に触媒コンバータの劣化判定を実施することができる。これにより触媒コンバータの劣化判定の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に搭載された本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構成図である。
【図2】本発明に係る触媒劣化判定の制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】触媒温度Tcatと平均A/Fとの関係を示すマップである。
【図4】O2センサの特性を示す図であって、本発明の作用効果を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
4 点火プラグ
6 燃料噴射弁
12 排気マニホールド
20 排気管(排気通路)
22 O2センサ
24 O2センサ(排気センサ)
30 三元触媒(触媒コンバータ)
32 高温センサ(触媒温度検出手段)
40 ECU(電子コントロールユニット)

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に配設された触媒コンバータと、
    前記触媒コンバータに流入する排気の空燃比を理論空燃比の近傍値を変調中心空燃比として所定周期及び所定振幅で変調させる排気空燃比変調手段と、
    前記触媒コンバータの下流に位置して設けられ、排気空燃比を検出する排気センサと、
    前記触媒コンバータの温度を検出または推定する触媒温度検出手段と
    前記排気センサの出力振幅の大きさに基づいて前記触媒コンバータの劣化を判定する劣化判定手段とを備え、
    前記排気空燃比変調手段は、前記触媒温度検出手段により検出または推定される前記触媒コンバータの温度が高いほど前記変調中心空燃比をストイキオに近づけて変調を行うことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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