JP4060328B2 - 電源装置、電源スイッチ装置、シーケンスボード - Google Patents

電源装置、電源スイッチ装置、シーケンスボード Download PDF

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Description

本発明は、例えば電子機器、電気機器に電力を供給するための電源装置及びその電源装置に使用可能な電源スイッチ装置に関する。
電源装置には、電子機器に単純に電力を供給するのみならず、最近は複雑な制御の基に電力の供給を行うようになっているものがある。図3は、このような複雑な制御の基に電力を供給することができる従来の電源装置の構成図である。
図3の電源装置5は、電源ユニット50、電源オンスイッチ51、電源オフスイッチ52、非常停止スイッチ53、PLC(Programmable Logic Controller)54、電源オンランプ59、及びリレースイッチ60を備えている。PLC54は、入力ユニット55及び出力ユニット58を有する。
この電源装置5は、交流電源AC3から印加される交流電力を所望の直流電力に変換して、第1、第2出力端子OUT1、2から出力するものである。第1、第2出力端子OUT1、2から出力される直流電力は、様々な電子機器、電気機器に供給される。交流電源AC3には、例えば家庭用電源、商用電源等の通常電源を用いることができる。第1、第2出力端子OUT1、OUT2からの出力は、PLC54により操作されるようになっている。
電源ユニット50は、2つの交流入力端子、接地端子、正電極端子、及び負電極端子を有している。2つの交流入力端子には交流電源AC3から交流電力が供給されるようになっている。接地端子は接地される。電源ユニット50は、2つの交流入力端子に供給される交流電力から所望の直流電力を生成する。生成した直流電力は正電極端子から出力される。負電極端子からは接地電圧が出力される。
電源オンスイッチ51、電源オフスイッチ52、及び非常停止スイッチ53は、それぞれ電源ユニット50の負電極端子とPLC54の入力ユニット55との間に並列に接続される。電源オンスイッチ51、電源オフスイッチ52、及び非常停止スイッチ53は、それぞれ操作者に押下されることで閉状態(オン状態)、開状態(オフ状態)が切り替えられるようになっている。電源オンスイッチ51、電源オフスイッチ52、及び非常停止スイッチ53のオン状態、オフ状態に応じて、電源ユニット50の負電極端子の電圧が、PLC54の入力ユニット55への入力信号として入力される。
PLC54は、入力ユニット55、出力ユニット58の他に、所定の処理を行うためのシーケンスプログラムが記憶されたメモリ56、及びこのシーケンスプログラムにより、入力ユニット55から入力される信号に基づく処理を実行するCPU(Central Processing Unit)57を有している。CPU57による処理結果は出力ユニット58から出力される。
入力ユニット55は、電源オンスイッチ51が接続される端子、電源オフスイッチ52が接続される端子、非常停止スイッチ53が接続される端子、リレースイッチ60のリレー接点が接続される端子、及び電源ユニット50の正電極端子が接続される端子を備えており、これらの端子から入力される入力信号をCPU57に送るようになっている。CPU57は、各入力信号に応じてメモリ56から所望のシーケンスプログラムを読み込み、処理を実行する。
出力ユニット58は、リレースイッチ60のコイルが接続される端子、電源オンランプ59が接続される端子、電源ユニット50の正電極端子に接続される端子、及び電源ユニット50の負電極端子に接続される端子を備えており、これらの端子からCPU57による処理結果に基づく出力信号を電圧として出力する。
電源オンランプ59は、PLC54の出力ユニット58の2つの端子間に接続されており、この2つの端子から出力される出力信号に基づいて動作するものである。例えば、電源装置5から電力を出力する場合、電源オンランプ59の両端には異なる電圧が印加されて点灯し、操作者に電力を供給状態であることを報知するようになっている。
リレースイッチ60は、電源オンコイル及び3つのリレー接点を有している。電源オンコイルはPLC54の出力ユニット58の2つの端子間に接続されている。リレー接点は、電源ユニット50の負電極端子とPLC54の入力ユニット55との間、電源ユニット50の正電極端子と第1出力端子OUT1との間、電源ユニット50の負電極端子と第2出力端子OUT2との間、に接続されている。
電源装置5から電力を出力する場合、電源オンコイルの両端には異なる電圧が印加されて電流が流れ、磁界が発生する。この磁界により、3つのリレー接点は導通状態になる。電源ユニット50の負電極端子とPLC54の入力ユニット55との間のリレー接点が導通状態になることで、入力ユニット55と電源ユニット50の負電極端子とが導通され、負電極端子の電圧が入力ユニット55に入力信号として入力される。この入力信号により、PLC54は電力の出力が行われていることを確認できるようになっている。電源ユニット50の正電極端子と第1出力端子OUT1との間のリレー接点が導通状態になることで、この正電極端子と第1出力端子OUT1とが導通され、正電極端子から出力される電力が第1出力端子OUT1を介して出力されるようになる。電源ユニット50の負電極端子と第2出力端子OUT2との間のリレー接点が導通状態になることで、この負電極端子と第2出力端子OUT2とが導通され、負電極端子から出力される電力が第2出力端子OUT2を介して出力されるようになる。
つまり、PLC54からの出力信号が電源装置5からの電力の出力を指示するものである場合には、電源オンランプ59が点灯し、リレースイッチ60がオン状態になる。電力の出力を指示しないものである場合には、電源オンランプ59が消灯し、リレースイッチ60がオフ状態になる。
このようにPLC54を用いた従来の電源装置5は、PLC54により電力の出力動作が正確に操作される。しかし、反面、電源装置5はPLC54に出力動作を依存するために、PLC54に不具合がある場合に正確な動作ができなくなる。特に、電源オンランプ59が消灯時に、リレースイッチ60がオン状態になると、操作者に電力が出力状態であることを報知せずに電力の出力が行われるので非常に危険である。
本発明は、上記の問題に鑑み、PLC等の制御装置への依存度を低めた電源装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、PLC等の制御装置を用いない電源スイッチ装置を提供することにある。
上記の課題を解決する本発明の電源装置は、1以上のスイッチにより操作される電源オンランプが接続される端子と、前記電源オンランプが接続されたときにこれに並列になるようなコイル及びこのコイルに電流が流れることにより導通状態になるリレー接点からなる第1リレースイッチと、を有する電源スイッチ機構と、外部に駆動用電力を供給するための駆動用電源ユニットを有する電源供給機構とを備え、前記電源スイッチ機構の前記第1リレースイッチの前記リレー接点の両端が前記電源供給機構に接続されて、前記電源供給機構が、このリレー接点の両端から印加される電圧に応じて、前記駆動用電力の出力を操作するように構成されている。この電源装置は、前記1以上のスイッチがすべて閉状態のときに、前記電源オンランプが点灯するとともに前記コイルに電流が流れるように構成されている。
従来の電源装置では、電源オンランプの操作もPLCで行っており、PLCへの依存度が極めて高かった。本発明の電源装置では、電源オンランプの操作はスイッチで直接行っており、PLCへの依存度を低減した。
例えば、前記電源供給機構が、前記電源スイッチ機構の前記第1リレースイッチの前記リレー接点の両端から同じ電圧が入力されることで前記スイッチの操作を検知して、前記駆動用電源ユニットから前記駆動用電力を出力させる制御手段を備えている場合でも、この制御手段からの直接の影響を電源オンランプが受けることはない。
ただし、以下のような構成を追加することで、制御手段による電源オンランプの操作が可能になる。例えば、前記電源スイッチ機構が、前記電源オンランプを点灯させるための報知用電力を生成する報知用電源ユニットと、前記電源供給機構の前記制御手段により電流が流されるコイル及び前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に接続されるリレー接点を有する第2リレースイッチと、をさらに備える場合には、この第2リレースイッチのリレー接点の導通状態により、前記電源オンランプが操作可能になる。つまり、制御手段による電源オンランプの操作が可能になる。
しかし、この電源装置は、電源オンランプの点灯時にしか第1リレースイッチのコイルに電流が流れないので、電源オンランプの操作をPLCでしか行えなかった従来よりも、PLCへの依存度は下がっている。
また、このような構成の電源装置でも、前記電源スイッチ機構に、前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に、前記第2リレースイッチの前記リレー接点に対して並列になるように他のスイッチを備えて、このスイッチを閉状態にすることで、前記第2リレースイッチによる前記電源オンランプの操作を無効にできるようになる。
本発明の電源装置は、前記電源スイッチ機構が、さらに、前記報知用電源ユニットと前記第1リレースイッチとの間に備えられ、前記報知用電源ユニットから出力される前記報知用電力を外部に出力するための報知用端子を有して、前記報知用電力を外部に出力可能に構成されていてもよい。このような構成では、例えば報知用端子に報知装置を接続することで、報知用電源ユニットから電力が出力されているか否かを報知することができるようになる。
前記電源スイッチ機構が、前記1以上のスイッチの少なくとも一つに並列に接続されるリレー接点と、前記報知用端子と前記報知用電源ユニットの間に設けられるコイルとを有する第3リレースイッチをさらに備えている場合には、この第3リレースイッチの前記リレー接点に並列に接続されるスイッチが開状態の場合でも、このリレー接点が導通状態になるように構成される。
例えば、前記電源スイッチ機構の前記1以上のスイッチが、直列に接続された複数のスイッチを有しており、少なくとも一つが自動復帰式のスイッチである場合には、前記第3リレースイッチの前記リレー接点は、この自動復帰式のスイッチに並列になるように接続される。このような構成により、前記1以上のスイッチの閉状態を保持することができる。
前記電源供給機構は、例えば、前記制御手段により電流が流されるコイルと、前記駆動用電源ユニットと出力端子との間に設けられるリレー接点とを有する第4リレースイッチを備えている。前記制御手段によりこの第4リレースイッチの前記リレー接点の導通状態が操作され、前記駆動用電源ユニットと前記出力端子との間の導通状態が操作されるようになっている。
本発明の電源スイッチ装置は、1以上のスイッチにより点灯、消灯が操作される電源オンランプが接続される端子と、前記1以上のスイッチが接続される端子と、前記電源オンランプが接続されたときにこれに並列になるようなコイル及びこのコイルに電流が流れることにより導通状態になるリレー接点を有する第1リレースイッチと、前記電源オンランプを点灯させるための報知用電力を生成する報知用電源ユニットと、を備えている。前記報知用電源ユニットは、前記1以上のスイッチが接続される前記端子に接続されており、この端子は前記電源オンランプが接続される端子及び前記第1リレースイッチの前記コイルに接続されている。前記1以上のスイッチのすべてが閉状態になると、前記電源オンランプが点灯するとともに、前記第1リレースイッチのリレー接点が導通状態になるように構成されている。
このような電源スイッチ装置は、例えば、前記1以上のスイッチが接続される端子と前記電源オンランプが接続される端子との間に外部の報知装置が接続される端子をさらに備えており、前記報知装置により前記1以上のスイッチの開閉状態を報知可能に構成されている。
外部からの入力により電流が流されるコイル及び前記1以上のスイッチと前記電源オンランプが接続される端子との間に設けられるリレー接点を有する第2リレースイッチをさらに有していてもよい。このような構成では、外部からの入力により前記電源オンランプの点灯、消灯を操作できるようになる。なお、この場合には、前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に、前記第2リレースイッチの前記リレー接点に対して並列になるようにスイッチを備えて、このスイッチを閉状態にすることで、前記第2リレースイッチによる前記電源オンランプの点灯、消灯の操作を無効にできるようにしてもよい。
前記1以上のスイッチの少なくとも一つに並列に接続されるリレー接点と、前記報知用端子と前記報知用電源ユニットの間に設けられるコイルとを有する第3リレースイッチをさらに備えていてもよい。このような構成では、この第3リレースイッチの前記リレー接点に並列に接続されるスイッチが開状態の場合でも、このリレー接点が導通状態になる。
本発明の他の電源スイッチ装置は、直列に接続される複数のスイッチと、前記複数のスイッチにより操作される電源オンランプと、この電源オンランプに並列に接続されたコイル及びこのコイルに電流が流れることにより導通状態になるリレー接点を有する第1リレースイッチと、前記電源オンランプを点灯させるための報知用電力を生成する報知用電源ユニットと、を備えている。前記複数のスイッチが前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に接続されており、前記複数のスイッチのすべてが閉状態になると、前記電源オンランプが点灯するとともに、前記第1リレースイッチのリレー接点が導通状態になるように構成されている。
以上のような電源スイッチ装置は、例えば基板上に一体に形成された、シーケンスボードとして構成される。
以上のような本発明によれば、PLCへの依存度を低下させて電源の状態を操作者へ報知することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態の電源装置の構成図である。
この電源装置1は、電源スイッチ機構2と電源供給機構3とを有している。電源スイッチ機構2は、操作者によりスイッチが操作されることにより、電源がオン状態にあるかオフ状態にあるかを操作者に報知するとともに、電源供給機構3から電力を所定の装置に出力させるものである。電源スイッチ機構2は、本発明の電源スイッチ装置の一例である。電源供給機構3は、電源スイッチ機構2により電力を所定の装置に供給するものである。
電源スイッチ機構2は、報知用電源ユニット20、電源オンスイッチ21が接続される端子21a、b、電源オフスイッチ22が接続される端子22a、b、非常停止スイッチ23が接続される端子23a、b、スライドスイッチ24、電源オンランプ25が接続される端子25a、b、第1〜第3リレースイッチ26〜28、及び報知装置4が接続される端子4a、bを備えている。報知用電源ユニット20には、交流電源AC1が接続される。そのために電源スイッチ機構2は、報知用電源ユニット20が接続される2つの交流入力端子20a、b及び接地端子20cも備える。第1リレースイッチ26及び第2リレースイッチ27には、電源供給機構3が有するPLC31が接続される。そのために電源スイッチ機構2は、第1リレースイッチ26が接続される端子26a、b、第2リレースイッチ27が接続される端子27a、bも備える。このような電源スイッチ機構2は、例えば図2に示すような一つの基板上に設けられる。図2は、電源スイッチ機構2が基板上に形成されたシーケンスボードの構成例を示す図である。
報知用電源ユニット20は、正電極端子、及び負電極端子を有しており、交流電源AC1から2つの交流入力端子20a、bを介して供給される交流電力から、報知用の所望の直流電力を生成するものである。例えば、交流の100V電圧から、直流の24V電圧(3W)を生成する。生成した直流電圧は、正電極端子から出力する。負電極端子からは接地電圧を出力する。負電極端子は端子4bに接続されている。交流電源AC1には、例えば家庭用電源、商用電源等の通常電源を用いることができる。
端子21a、bには電源オンスイッチ21が接続され、端子22a、bには電源オフスイッチ22が接続され、端子23a、bには非常停止スイッチ23が接続される。端子21bと端子22aが接続され、端子22bと端子23aが接続され、端子23が端子4aに接続される。そのために、電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23が、この順に、報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間に直列接続される。電源オンスイッチ21は、操作者に押下されることで閉状態(オン状態)になるスイッチである。電源オフスイッチ22及び非常停止スイッチ23は、操作者に押下されることで開状態(オフ状態)になるスイッチである。
電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23のすべてがオン状態にあるときに、報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が導通状態になり、1つでもオフ状態にあるときに非導通状態になる。なお、電源オンスイッチ21は自動復帰式のスイッチである。電源オフスイッチ22及び非常停止スイッチ23も自動復帰式のスイッチであることが望ましい。
端子4a、bには報知装置4が接続される。報知装置4は、視覚的及び/又は聴覚的に、操作者に電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23の状態を報知するものであり、LED(Light-Emitting Diode)や豆電球などの発光体、ブザーなどの発音装置を用いることができる。報知装置4は、例えば、電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23がすべてオン状態にあるときに、発光、発音等により操作者にオン状態にあることを報知する。
スライドスイッチ24は、端子4aと端子25aとの間に接続される。端子25a、bには電源オンランプ25が接続される。端子25bは、報知用電源ユニット20の負電極端子にも接続される。電源オンランプ25には、LEDや豆電球などの、両端に異なる電圧が印加されるときに発光する発光体が用いられる。電源オンランプ25により、操作者に対して電源供給機構3の状態を視覚的に報知することができる。なお、電源オンランプ25に代えて報知装置4と同様な装置を端子25a、bに接続してもよい。この場合、視覚的及び/又は聴覚的に操作者に電源供給機構3の状態を報知することができるようになる。
第1〜第3リレースイッチ26〜28は、同じ構成であり、それぞれコイルとリレー接点とを有している。コイルに電流が流れることで磁界が生じ、この磁界によりリレー接点が導通状態になるようになっている。
第1リレースイッチ26は、コイルが、端子25a、bの間に、電源オンランプ25と並列になるように接続されている。リレー接点は、端子26a、bを介してPLC31にその両端が接続されている。第1リレースイッチ26のコイルは高抵抗であり、リレー接点が導通状態になる程度の微弱な電流しか流れないようになっている。
第2リレースイッチ27は、リレー接点が端子4aと端子25aとの間に、スライドスイッチ24と並列になるように接続されている。コイルは、端子27a、bを介してPLC31にその両端が接続されている。
第3リレースイッチ28は、リレー接点が端子21a、bの間に、電源オンスイッチ21と並列になるように接続されている。コイルは、端子4aと報知用電源ユニット20の負電極端子との間に接続されている。コイルは高抵抗であり、リレー接点が導通状態になる程度の微弱な電流しか流れないようになっている。
電源供給機構3は、駆動用電源ユニット30、PLC31、及び第4リレースイッチ32を備えている。駆動用電源ユニット30には、交流電源AC2が接続されている。PLC31は、電源スイッチ機構2の端子26a、b、27a、bに接続されている。第4リレースイッチ32は、所定の装置に電力を供給するための第1出力端子OUT1及び第2出力端子OUT2に接続されている。電源供給機構3は、交流電源AC2から供給される交流電力を所望の直流電力に変換して、第4リレースイッチ32を介して第1出力端子OUT1及び第2出力端子OUT2から所定の装置に供給するようになっている。
駆動用電源ユニット30は、2つの交流入力端子、接地端子、正電極端子、及び負電極端子を有しており、交流電源AC2から2つの交流入力端子に供給される交流電力から、他の装置を駆動するための所望の直流電力を生成するものである。生成する直流電力の電力量は、駆動する装置に応じて決められる。生成した直流電圧は、正電極端子から出力する。負電極端子からは接地電圧を出力する。正電極端子及び負電極端子は第4リレースイッチ32に接続されている。交流電源AC2には、交流電源AC1と同様に、例えば家庭用電源、商用電源等の通常電源を用いることができる。
PLC31は従来のPLCと同様の構成を有しており、入力ユニット、出力ユニット、CPU、及びメモリを備えている(図示は省略)。PLC31は、電源スイッチ機構2の端子26a、bから出力される電圧を信号として入力ユニットから入力し、これに応じたシーケンスプログラムをメモリから読み出し、CPUにより処理を行う。処理の結果得られる信号を、電源スイッチ機構2の端子27a、b及び第4リレースイッチ32のコイルに、電圧として印加する。
第4リレースイッチ31は、コイルと2つのリレー接点とを有している。コイルは、PLC31の出力ユニットの2つの端子に接続されており、これにより両端に異なる電圧が印加されるようになっている。2つのリレー接点の一方は、駆動用電源ユニット30の正電極端子と第2出力端子OUT2の間に接続されており、他方は、駆動用電源ユニット30の負電極端子と第1出力端子OUT1の間に接続されている。2つのリレー接点は、コイルに電流が流れることで発生する磁界により導通状態になり、正電極端子と第2出力端子OUT2、負電極端子と第1出力端子OUT1が導通される。
このような電源装置1は、電源スイッチ機構2に接続された電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23のすべてがオン状態になると、報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が導通状態になり、報知用電源ユニット20の正電極端子の電圧が端子4aから出力される。報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が導通状態になると、第3レースイッチ28のコイルの両端に異なる電圧が印加され、コイルにより磁界が発生する。この磁界により第3リレースイッチ28のリレー接点が導通状態になる。電源オンスイッチ21は、前述の通り自動復帰式であるために、所定の時間でオフ状態になるが、その前に第3リレースイッチ28のリレー接点が導通状態になることで、報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が導通状態は保たれる。また、第3リレースイッチ28のコイルは高抵抗であるために、端子4aと端子4bとの間の電位差は、報知用電源ユニット20の正電極端子と負電極端子との間の電位差と大きく変わることはない。
報知装置4は、端子4a、bから異なる電圧が印加されることで、視覚的及び/又は聴覚的に、操作者に報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとが導通状態にあることを報知する。
電源オフスイッチ22及び非常停止スイッチ23の少なくとも一方が、操作者に押下されることで、報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が非導通状態になる。そのために、第3リレースイッチ28のコイルには電流が流れなくなり、リレー接点が非導通状態になる。報知用電源ユニット20の負電極端子と端子4aとは、第3リレースイッチ28のコイルを介して接続されており、コイルに電流が流れない場合には、同じ電圧になる。そのために端子4a、bから報知装置4に同じ電圧が印加され、報知装置4は、視覚的及び/又は聴覚的に、操作者に報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとが切断されたことを報知する。
報知用電源ユニット20の正電極端子と端子4aとの間が導通状態にあり、スライドスイッチ24がオン状態であれば、電源オンランプ25の両端に、報知用電源ユニット20の正電極端子の電圧と負電極端子の電圧とが印加され、電源オンランプ25が点灯する。また、第1リレースイッチ26のコイルの両端にも報知用電源ユニット20の正電極端子の電圧と負電極端子の電圧とが印加され、このコイルに電流が流れる。コイルに電流が流れるために、第1リレースイッチ26のリレー接点はオン状態になる。
第1リレースイッチ26のリレー接点がオン状態になることで、端子26a、bは同電位になる。端子26a、bに接続される電源供給機構3のPLC31の入力ユニットには、同じ電圧が入力信号として入力される。PLC31は、入力ユニットに同じ入力信号が入力されることで、電源スイッチ機構2に接続された電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23のすべてがオン状態になったことを検知することができる。つまり、第1リレースイッチ26により電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23の状態がPLC31に報知される。
PLC31は、入力信号に応じて電源供給機構3から所定の装置に電力を供給すべく、第4リレースイッチ32のコイルの両端に異なる電圧を印加して、このコイルに電流を流す。コイルに電流が流れることにより、第4リレースイッチ32の2つのリレー接点がそれぞれ導通して、駆動用電源ユニット30の正電極端子と第2出力端子OUT2との間が導通状態になるとともに、駆動用電源ユニット30の負電極端子と第1出力端子OUT1との間が導通状態になる。
駆動用電源ユニット30は、交流電源AC2の交流電力から生成した所定の直流電力を正電極端子及び負電極端子から出力している。駆動用電源ユニット30の正電極端子と第2出力端子OUT2が導通状態になるとともに、駆動用電源ユニット30の負電極端子と第1出力端子OUT1が導通状態になると、駆動用電源ユニット30により生成された直流電力が第1出力端子OUT1及び第2出力端子OUT2から出力される。出力された電力は、所定の装置に供給される。
PLC31は、第4リレースイッチ32の他に、入力信号に応じて電源スイッチ機構2の端子27a、bにも異なる電圧を印加する。これにより、電源スイッチ機構2の第2リレースイッチ27のコイルの両端に異なる電圧が印加され、このコイルに電流が流れる。コイルに電流が流れることにより、第2リレースイッチ27のリレー接点が導通して、端子4aと端子25aとの間が導通状態になる。これにより、電源オンランプ25は点灯状態を維持し、第1リレースイッチ26のリレー接点はオン状態を保つ。そのために、電源供給機構3からの直流電力の出力が保たれる。
この後、スライドスイッチ24がオフ状態になれば、PLC31により端子4aと端子25aとの間の導通、非導通を操作できるようになる。これにより電源供給機構3からの直流電力の出力を操作できるようになる。スライドスイッチ24がオン状態であれば、端子4aと端子25aとの間が常に導通状態にあるので、電源供給機構3からの直流電力の出力は、電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23により操作されることになる。
電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、及び非常停止スイッチ23のすべてがオン状態で、且つ端子4aと端子25aとの間が導通状態であれば、電源オンランプ25が常に点灯しており、電源供給機構3からも直流電力が出力される。端子4aと端子25aとの間が非導通状態であれば、電源オンランプ25が消灯しており、電源供給機構3からの直流電力の出力が終了する。つまり、電源オンランプ25は電源供給機構3から直流電力が出力されているか否かを操作者に対して報知する報知装置となる。
このように、従来の電源装置5がPLC54により電源オンランプ59の操作を行っていたのに対し、本発明の電源装置1は、PLC31を用いずに電源オンランプ25の操作を行えるようになっている。また、電源オンランプ25が点灯している場合にのみ(第1リレースイッチ26のリレー接点が導通状態にある場合にのみ)、PLC31により電源供給機構3から電力が出力される。そのために、従来のように電力が出力されているにもかかわらず、電源オンランプ25が消灯しているということが起こりづらい。
電源スイッチ機構2は、一つの基板上に形成できる。そのために、電源装置1の全体の構成が簡略化される。また、製造工程も簡略化され、製造コストを下げることができる。なお、この実施形態では、電源オンスイッチ21、電源オフスイッチ22、非常停止スイッチ23、報知装置4、及び電源オンランプ25を電源スイッチ機構2の外部に設けた構成としているが、これの少なくとも一部を電源スイッチ機構2に一体として同じ基板上に設けた構成にしてもよい。
本実施形態の電源装置の構成図である。 電源スイッチ機構が基板上に形成されたシーケンスボードの構成例を示す図である。 従来の電源装置の構成図である。
符号の説明
1、5 電源装置
2 電源スイッチ機構
20 報知用電源ユニット
21、51 電源オンスイッチ
22、52 電源オフスイッチ
23、53 非常停止スイッチ
24 スライドスイッチ
25、59 電源オンランプ
26 第1リレースイッチ
27 第2リレースイッチ
28 第3リレースイッチ
3 電源供給機構
30 駆動用電源ユニット
31、54 PLC
32 第4リレースイッチ
4 報知装置
50 電源ユニット
55 入力ユニット
56 メモリ
57 CPU
58 出力ユニット
60 リレースイッチ
4a、b、20a、b、c、21a、b、22a、b、23a、b、25a、b、27a、b、28a、b 端子
AC1、AC2、AC3 交流電源
OUT1 第1出力端子
OUT2 第2出力端子

Claims (7)

  1. 1以上のスイッチにより操作される電源オンランプが接続される端子と、前記電源オンランプが接続されたときにこれに並列になるようなコイル及びこのコイルに電流が流れることにより導通状態になるリレー接点からなる第1リレースイッチと、を有する電源スイッチ機構と、
    外部に駆動用電力を供給するための駆動用電源ユニット及び前記第1リレースイッチの前記リレー接点の両端が導通するか否かで前記スイッチの操作を検知して、前記駆動用電源ユニットから前記駆動用電力を出力させる制御手段を有する電源供給機構とを備え、
    前記電源スイッチ機構の前記第1リレースイッチの前記リレー接点の両端が前記電源供給機構に接続されて、前記電源供給機構が、このリレー接点の両端が導通するか否かに応じて、前記駆動用電力の出力を操作するように構成されており、
    前記1以上のスイッチがすべて閉状態のときに、前記電源オンランプが点灯するとともに前記コイルに電流が流れるように構成されている、
    電源装置。
  2. 前記電源スイッチ機構は、
    前記電源オンランプを点灯させるための報知用電力を生成する報知用電源ユニットと、
    前記電源供給機構の前記制御手段により電流が流されるコイル及び前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に接続されるリレー接点を有する第2リレースイッチと、をさらに備えており、
    この第2リレースイッチのリレー接点の導通状態により、前記電源オンランプが操作可能になっている、
    請求項記載の電源装置。
  3. 前記電源スイッチ機構は、
    前記報知用電源ユニットと前記電源オンランプとの間に、前記第2リレースイッチの前記リレー接点に対して並列になるように他のスイッチを備えており、
    このスイッチを閉状態にすることで、前記第2リレースイッチによる前記電源オンランプの操作を無効にできるようになっている、
    請求項記載の電源装置。
  4. 前記電源スイッチ機構は、
    前記報知用電源ユニットと前記第1リレースイッチとの間に備えられ、前記報知用電源ユニットから出力される前記報知用電力を外部に出力するための報知用端子を有しており、
    前記報知用電力を外部に出力可能に構成されている、
    請求項1記載の電源装置。
  5. 前記電源スイッチ機構は、
    前記1以上のスイッチの少なくとも一つに並列に接続されるリレー接点と、前記報知用端子と前記報知用電源ユニットの間に設けられるコイルとを有する第3リレースイッチをさらに備えており、
    この第3リレースイッチの前記リレー接点に並列に接続されるスイッチが開状態の場合でも、このリレー接点が導通状態になるように構成される、
    請求項記載の電源装置。
  6. 前記電源スイッチ機構の前記1以上のスイッチは、
    直列に接続された複数のスイッチを有しており、少なくとも一つが所定の時間でオフになるスイッチであり、前記第3リレースイッチの前記リレー接点は、このスイッチに並列になるように接続されている、
    請求項記載の電源装置。
  7. 前記電源供給機構は、
    前記制御手段により電流が流されるコイルと、前記駆動用電源ユニットと出力端子との間に設けられるリレー接点とを有する第4リレースイッチを備えており、
    前記制御手段によりこの第4リレースイッチの前記リレー接点の導通状態が操作され、前記駆動用電源ユニットと前記出力端子との間の導通状態が操作されるようになっている、
    請求項記載の電源装置。
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