JP4060084B2 - 気体圧縮機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の空調などに使用され、冷媒ガス等の気体を圧縮して吐出する気体圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の空調などに使用される車載用の気体圧縮機には、例えば図6に示すベーン式のものが使用されている。
この圧縮機を図に基づいて説明すると、気体圧縮部として、内周が筒状のシリンダ5と、該シリンダ5の軸方向両端部にあるフロントサイドブロック6およびリアサイドブロック7と、前記シリンダ5内に回転可能に配置されたロータ11と、該ロータ11に設けられたベーン溝に進退可能に収容されたベーン15とを有している。上記ロータ11とベーン15とシリンダ5とで仕切られて圧縮室が形成されている。
上記各部材を内蔵する圧縮機のフロントハウジング1aは冷媒の吸入口2を有し、リアハウジング1bは吐出口3を有している。前記フロントハウジング1a内には、前記吸入口2に連通する吸入室4が設けられており、該吸入室4と前記シリンダ圧縮室とが連通している。また、リアサイドブロック7とリアハウジング1bとで形成される空間内には前記シリンダ圧縮室に連通する吐出室8が設けられており、該吐出室8は上記吐出口3に連通している。
【0003】
上記気体圧縮機では、ロータ11を回転させると前記圧縮室の容積が変化し、上記吸入口2および吸入室4を通過して導入された冷媒が圧縮室内で圧縮される。圧縮された冷媒は、圧縮室から吐出室8へと吐出され、さらに吐出口3から外部に吐出される。外部に吐出された冷媒は、システムを循環して気体圧縮機の吸入口2に戻り、再度圧縮室で圧縮され、さらにシステム内に吐出される。この動作を繰り返すことにより継続して空調が行われる。
なお、上記ロータ11はロータ軸10で支持されており、ロータ軸10には電磁クラッチ20を介して内燃機関(図示しない)の動力が伝達されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、気体圧縮機が作動する際は、上記のように内燃機関からの動力供給が必要不可欠であり、内燃機関への大きな負荷となっている。このため、気体圧縮機の動作は、車載用では自動車の燃費を低下させる一つの原因になっている。しかし、最近では環境上の理由からも自動車における燃費向上の要請は強く、内燃機関への負荷を低減して燃費を向上させることは気体圧縮機における重要な課題の一つとなっている。
【0005】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、気体圧縮機動作による内燃機関への負担を軽減して燃費の改善を可能にする気体圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の気体圧縮機のうち、請求項1記載の発明は、気体を外部から吸入する吸入口と、前記吸入口に連通する吸入室と、該吸入室に連通して、回転駆動により気体を圧縮する気体圧縮部と、該回転駆動力を気体圧縮部に伝達する回転軸と、前記気体圧縮部に連通する吐出室と、該吐出室に連通して、圧縮された気体を外部に吐出する吐出口と、吸入側または吐出側の気体流の圧力を受けて前記回転軸に対し回転駆動方向に回転力を付加する回転補助装置とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記気体圧縮部が、内周が筒状のシリンダと、該シリンダの軸方向両端部にあるサイドブロックと、前記シリンダ内に回転可能に配置されたロータと、該ロータに設けられたベーン溝に進退可能に収容されたベーンと、前記ロータを回転駆動する前記回転軸とを備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記回転補助装置は、前記回転軸に取り付けられ、気体流の圧力によって回転する回転翼からなることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記気体圧縮部から吐出される圧縮気体を気体と該気体に含まれる油とに分離して放出させる油分離器が設けられており、該油分離器から放出される気体を、前記回転補助装置に導くガイド部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
すなわち、本発明の気体圧縮機によれば、冷媒等の気体の流れによる圧力を利用して、回転軸に付随させた回転補助装置を作動させることができる。該回転補助装置は、気体圧縮部に回転駆動力を伝達する回転軸に対し、回転駆動方向に回転力を付加するので、気体を圧縮させる圧縮回転動力を低減してこの気体圧縮部に動力供給をする駆動源への負荷を軽減する。この駆動源への負荷軽減により、駆動源の燃費が向上する。
【0011】
なお、本発明の気体圧縮機は、回転駆動力により気体を圧縮する構成からなるものであり、代表的にはロータを回転させる回転式の構造が示される。該構造の気体圧縮機としては請求項2に記載するベーン式のものが代表的であり、その他に、二葉形、ねじ形などが示される。また、本発明では、ロータの回転により気体を圧縮するものの他、回転力をクランク機構等によって往復運動に変換して該往復運動によって気体を圧縮する往復圧縮機であっても良く、要は、回転駆動により気体を圧縮できるものであればよい。
【0012】
また、本発明の気体圧縮機は代表的には車載用として利用されるが、本発明としては、使用分野がこれに限定されるものではない。車載用以外においても駆動源に対する負荷を軽減し、さらに駆動に要する燃費を低減するという所望の効果を得ることができる。
【0013】
なお、回転駆動力は駆動源から回転軸を通して伝達され、気体圧縮のためのエネルギ源となる。該回転軸は、気体圧縮用のロータを直接回転させるものでもよく、また、上記往復圧縮機のようにクランク機構を介して間接的に気体圧縮のための駆動力を伝達するものであってもよい。
該回転軸に取り付けられる回転補助装置は、気体流の圧力エネルギを回転軸への回転力に変換できるものであればよく、代表的には請求項3に記載するように、風圧により回転する回転翼によって構成することができる。回転翼の構造も特に限定されるものではなく、気体流を周回方向から受けて回転するものや、軸方向から受けて回転するものが挙げられる。また、回転翼は、直接回転軸に固定するものの他、回転翼の回転力を適宜の動力伝達機構を介して回転軸に伝達する構造とすることもできる。
【0014】
上記気体圧縮機では、通常は、圧縮部より圧縮気体を排出されるための吐出通路または吐出部を有しており、該吐出通路もしくは吐出部出口付近において、動力を伝達するための軸に回転補助装置を付随させる。ただし、本発明としては、気体流の圧力を回転力に変換する機構はこれに限定されるものではなく、例えば気体の吸入側で気体流の圧力を回転補助装置で受けるように構成することもできる。回転補助装置は、圧縮気体内部の吸入室や吐出室に配置することにより、スペースの増大が殆どないか僅かなものとすることができ、装置の大型化を招くことなく所望の作用を得ることができる。
【0015】
なお、気体圧縮機の中には、気体圧縮部と吐出室との間に、気体圧縮部から吐出される圧縮気体を気体と該気体に含まれる油とに分離して吐出する油分離器が設けられたものがあり、回転補助装置は、この油分離器から放出される気体により気体流の圧力を受けるものであってもよい。油分離器から放出される気体は、通常は吐出室に放散するように吐出されるので、請求項4に記載するように、油分離器から放出される気体を回転補助装置に導くガイド部材を設けるのが望ましい。該ガイド部材は、放出気体を効率よく案内できるものであればよく、本発明としては特定の構造に限定されない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の気体圧縮機の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、従来例と同一の構造については同一の符号を付している。
図1は気体圧縮機の全体構成を表したものである。該気体圧縮機は、吸入口2を有するフロントハウジング1aと、吐出口3を有するリアハウジング1bとを備えている。前記吸入口2には、外部から圧縮すべき冷媒ガスを吸引するべく吸入配管40が接続されており、吐出口3には、圧縮された冷媒をコンデンサ等(図示しない)に供給する吐出配管41が接続されている。
【0017】
上記フロントハウジング1a内部には吸入室4が形成され、この吸入室4に前記吸入口2が連通している。また、リアハウジング1b内には、軸方向と直交する縦断面において略楕円形状の内周面を有する筒状のシリンダ5が配置されており、該シリンダ5の軸方向両端面に互いに平行に固着されたフロントサイドブロック6(吸入口2側)およびリアサイドブロック7(吐出口3側)が配置されている。該フロントサイドブロック6には、前記吸入室4とシリンダ5内とを連通させるように図示しない連通路が形成されている。
【0018】
そしてシリンダ5の内部には、図2に示すように、ロータ軸100で支持された回転可能なロータ11が配設されている。このロータ11には、複数のベーン溝12にそれぞれ摺動可能に嵌装されたベーン15が複数枚(図は5枚)放射状に保持されている。ロータ11が回転駆動されることで、ベーン15がその遠心力および背圧室13から供給される潤滑油の油圧によってベーン溝12内を進退してシリンダ5の内周壁に密着しながら回転するように構成されている。これらシリンダ5、ロータ11、ベーン15を主要な構成として気体圧縮部が構成されており、シリンダ5内周面、ベーン15、ロータ11外周面およびフロントサイドブロック6後端面、リアサイドブロック7前端面によってシリンダ圧縮室16が形成されている。
【0019】
なお、上記ロータ軸100は、気体圧縮機の前方側において、電磁クラッチ20の一方側に接続されており、電磁クラッチ20の他方側に、プーリ21が接続されている。該プーリ21には、図示しない内燃機関の駆動力が伝動ベルト22で伝達されるように構成されている。上記電磁クラッチ20をさらに詳細に説明すると、前記プーリ21の先端面側にクラッチ板23が配置され、プーリ21の後端面側に電磁コイル24が配設されて電磁クラッチ20が構成されている。クラッチ板23は弾性部材25を介して回転軸100に一体に連結されているとともに、この弾性部材25の弾性力により常時はプーリ21の先端面側から引き離されている。電磁コイル24は励磁による吸引力でプーリ21とクラッチ板23とを密着させる。該密着により伝動ベルト22を介した駆動力がプーリ21、クラッチ板23、弾性部材25を介して回転軸100に伝達される。
【0020】
また、前記リアサイドブロック7とリアハウジング1bとで形成される空間内には前記シリンダ圧縮室16に連通する吐出室8が設けられている。
なお、シリンダ圧縮室16には、リアサイドブロック7側に吐出孔(図示しない)が形成され、該吐出孔に連通するように、リアサイドブロック7の厚さ方向に圧縮気体通路(図示しない)が形成されている。そして、リアサイドブロック7の後端側には、油分離ブロック26が取り付けられており、リアサイドブロック7の後端面に形成した溝路と油分離ブロック26の内面に形成した溝路(図示しない)とにより圧縮気体通路が延長し、その終端は金網からなる油分離器27を介して側方(図2示左方)に向けて開口する放出孔9が形成されている。
なお上記吐出室8下方には、油溜まり部28が設けられており、該油溜まり部28の油は、気体圧縮機内部の圧力差により送り出され、圧縮機内での摩耗防止や油膜によるシールに供される。
【0021】
さらに、油分離ブロック26の後端面には、前記放出孔9のやや上方位置において放出孔9の放出方向に沿い、その先端側で下方に湾曲し、さらに回転軸100側に向けたガイド部材30が固定されている。該ガイド部材30先端の延長方向では、回転軸100に回転補助装置である、回転翼31が取り付けられている。該回転翼31は、軸方向および径方向に沿った複数の翼31a(図では5枚)が等角度間隔で設けられており、該翼31aの軸方向前後端には、冷媒流が放散しないように円板状の囲い板31b、31bが設けられている。また、該翼31aは、冷媒流を効率よく受けるように、冷媒流が向流してくる側に向けて外周側が内方に湾曲するように形成されている。
なお、上記翼31aの枚数は適宜選定することができるが、放出孔9からの気体の放出周期に従って、気体流の圧力が効果的に翼31aに加わって回転翼31aが回転するように該翼31aの枚数を定めるのが望ましい。
【0022】
また回転軸100がリアサイドブロック6を貫通する貫通孔部分では、回転軸100とリアサイドブロック7との間に軸シール材35が配置されており、さらに、該貫通孔に連通するリアサイドブロック6と油分離ブロックとの間にOリング36が配置されている。これら軸シール材35およびOリング36は、図4に示すように、吐出室8側の圧力P1と、上記貫通孔の内部側の圧力P2との圧力差(P1>P2)によるリークを防止するために配置されている。
【0023】
次に、上記気体圧縮機の動作について説明する。
気体圧縮機の動作に際しては、電磁コイル24が励磁されると、電磁コイル24の吸引力によりプーリ21側にクラッチ板23が引き寄せられ、これにより弾性部材25が弾性変形してプーリ21とクラッチ板23とが密着する。その結果、プーリ21の回転力がクラッチ板23および弾性部材25を介して圧縮機の回転軸100に伝達される。前記プーリ21には、伝動ベルト22を介して図示しない内燃機関から回転駆動力が伝達されており、プーリ21と回転軸100とが一体に回転駆動される。
【0024】
上記のようにしてロータ軸100を回転駆動すると、ロータ軸100の回転に連れてロータ11が回転する。この回転による遠心力と背圧室13への潤滑油の供給によりベーン15に外周側への押出力が作用する。押出力が作用したベーン15は、外周側に移動してシリンダ5の内周壁およびフロントサイドブロック6、リアサイドブロック7の側壁に密着しながらロータ11とともに回転する。この回転によりシリンダ5内への吸引力が発生し、前記吸入口2を通して吸入配管40から冷媒ガスを吸引する。冷媒ガスは、吸入室4内に吸引され、さらにシリンダ5内に吸引される。シリンダ5内では、シリンダ圧縮室16によって冷媒ガスが順次圧縮される。
【0025】
圧縮された冷媒ガスは、シリンダ圧縮室16からリアサイドブロック7および油分離ブロック26、油分離器27を通して放出孔9から放出される。放出孔9から放出される冷媒ガスは、ガイド部材30に案内されながら移動して、ガイド部材30の先端の延長方向に沿って回転翼31へと噴射される。回転翼31では、冷媒ガスの噴流が囲い板31b、31bで囲まれた翼31aに当たり、回転翼31に一定方向の回転力を加える。この回転力の方向は、回転軸100の回転駆動方向と同一であり、回転翼31を介して回転軸100に回転力が付加される。この結果、回転軸100を回転駆動する内燃機関への負荷が軽減され、その結果として内燃機関の燃費が向上する。
【0026】
なお、翼31aに噴射される冷媒ガスは、油分離器27を通ることにより大部分の油は分離されているが、それにも拘わらず少量の油分は分離されることなく含まれている。ただし、翼31aに打ち当たった冷媒ガスは、翼31aとの衝突により油分が効果的に分離され、冷媒ガスに含まれる油分をより少なくする作用も得られる。冷媒ガスは、翼31aに打ち当たった後、吐出室8に飛散し、従来の気体圧縮機と同様に吐出室8から吐出口3を経て外部の凝縮器(図示しない)へと送られる。
【0027】
なお、上記実施形態では、回転翼の周方向から冷媒ガスを打ち当てて回転力を得るものとしたが、図5に示すように軸方向から冷媒ガスを噴射して回転力を得るものであっても良い。すなわち、図5に示す回転翼32は、螺旋状に配した複数の翼32aを当角度間隔で設け、該翼32aの周囲に囲い筒32bを配したものである。冷媒ガスは、翼32aに向けて軸方向に沿って噴射されると、囲い筒32b内に導入されつつ翼32aに打ち当たり、該翼32aに一定方向の回転力を発生させる。該回転力は回転軸100に伝達され、回転軸100を駆動する内燃機関の負荷を前記実施形態と同様に低減する。翼32aに打ち当たった冷媒ガスは、軸方向に移動して回転翼32を通過し、吐出室8内に放出される。吐出室8に放出された冷媒ガスは、上記実施形態と同様に吐出口3から吐出される。また、冷媒ガスは、上記回転翼32を通過する際に、上記実施形態と同様に油分が効果的に分離される。
【0028】
なお、上記各実施形態では、いずれも冷媒の吐出側で回転補助装置に冷媒流を当てて回転力を得ているが、前記したように本発明では、冷媒の吸入側において冷媒流を受けて回転補助装置によって回転力を得るものであってもよい。
また、上記実施形態では、ベーン式の気体圧縮機について説明したが、本発明としては、回転軸を備え、該回転軸から伝達される回転駆動力によって気体を圧縮する気体圧縮機であれば同様に適用が可能であり、かつ上記と同様の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の気体圧縮機によれば、気体を外部から吸入する吸入口と、前記吸入口に連通する吸入室と、該吸入室に連通して、回転駆動により気体を圧縮する気体圧縮部と、該回転駆動力を気体圧縮部に伝達する回転軸と、前記気体圧縮部と連通する吐出室と、該吐出室に連通して、圧縮された気体を外部に吐出する吐出口と、吸入側または吐出側の気体流の圧力を受けて前記回転軸に対し回転駆動方向に回転力を付加する回転補助装置とを備えるので、気体流によって回転動力を補助して気体圧縮機を動作させる動力の低減が可能になる。また、この結果、動力のもととなる駆動源の動作エネルギが低減され、燃費が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の気体圧縮機の全体を示す断面図である。
【図2】 同じくシリンダ内部を示す側面断面図である。
【図3】 同じくリアサイドブロック後方を示す側面図である。
【図4】 同じく軸シール部を示す一部拡大図である。
【図5】 本発明の他の実施形態の回転補助装置を示す斜視図である。
【図6】 従来の気体圧縮機の全体を示す断面図である。
【符号の説明】
1a フロントハウジング
1b リアハウジング
2 吸入口
3 吐出口
4 吸入室
5 シリンダ
6 フロントサイドブロック
7 リアサイドブロック
8 吐出室
9 放出孔
100 回転軸
11 ロータ
12 ベーン溝
15 ベーン
16 シリンダ圧縮室
20 電磁クラッチ
21 プーリ
22 伝動ベルト
23 クラッチ板
24 電磁コイル
25 弾性部材
30 ガイド部材
31 回転翼
31a 翼
31b 囲い板
32 回転翼
32a 翼
32b 囲い筒

Claims (4)

  1. 気体を外部から吸入する吸入口と、前記吸入口に連通する吸入室と、該吸入室に連通して、回転駆動により気体を圧縮する気体圧縮部と、該回転駆動力を気体圧縮部に伝達する回転軸と、前記気体圧縮部に連通する吐出室と、該吐出室に連通して、圧縮された気体を外部に吐出する吐出口と、吸入側または吐出側の気体流の圧力を受けて前記回転軸に対し回転駆動方向に回転力を付加する回転補助装置とを備えることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記気体圧縮部は、内周が筒状のシリンダと、該シリンダの軸方向両端部にあるサイドブロックと、前記シリンダ内に回転可能に配置されたロータと、該ロータに設けられたベーン溝に進退可能に収容されたベーンと、前記ロータを回転駆動する前記回転軸とを備えていることを特徴とする請求項1記載の可変容量型気体圧縮機。
  3. 前記回転補助装置は、前記回転軸に取り付けられ、前記気体流の圧力によって回転する回転翼からなることを特徴とする請求項1または2に記載の気体圧縮機。
  4. 前記気体圧縮部から吐出される圧縮気体を気体と該気体に含まれる油とに分離して放出させる油分離器が設けられており、該油分離器から放出される気体を、前記回転補助装置に導くガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の気体圧縮機。
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