JP4060082B2 - 食品保存用容器 - Google Patents
食品保存用容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4060082B2 JP4060082B2 JP2002011424A JP2002011424A JP4060082B2 JP 4060082 B2 JP4060082 B2 JP 4060082B2 JP 2002011424 A JP2002011424 A JP 2002011424A JP 2002011424 A JP2002011424 A JP 2002011424A JP 4060082 B2 JP4060082 B2 JP 4060082B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- food
- container body
- hole
- dish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は食品を収納して冷凍或いは冷蔵保存し、且つ直接電子レンジで加熱できる食品保存用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
食品保存用容器には、食品を収納したまま直接電子レンジで加熱できる容器が存在する。この種の容器は、電子レンジでの加熱に際して容器内の圧力上昇に対処するため開閉通気部を備えている。
【0003】
また食品用保存容器には、内容物(食品)の鮮度管理や貯蔵期間の管理等の期日管理を実施するための日付指示部を設けた容器も知られている。更に日付指示部と通気部を一カ所に纏めた食品保存用容器も公知である(実公平6−44863号)。
【0004】
更に、皿体と容器本体と蓋体とで構成され、皿体と容器体並びに容器体と蓋体とは各々密嵌装着可能に設け、容器体底面に多数の透孔を穿設した電子レンジで使用される食品蒸し器も知られている(意匠登録第809757号)。
【0005】
ところで、食品保存用容器に食品を収納したままの電子レンジでの加熱は、分子振動によって食品自体(特に水分や油分)が発熱し、特に水分は蒸気として容器外に抜け出て、加熱後の食品がパサパサ状態となる場合がある。このような場合には、前記した電子レンジ用の蒸し器に食品を移し替えて、電子レンジ加熱を行わなければならない不便がある。勿論従前の電子レンジ用蒸し器を食品保存用として使用できるが、本来食品収納を考慮していないため、蓋体が膨出形状に形成されていて、食品保存容器としては使い難い。
【0006】
更に食品の冷凍保存に際して、冷凍物を食卓用の皿や別の容器に移し替えて電子調理を行う場合があるが、冷凍保存された食品が保存容器から取り出せないことがある。
【0007】
そこで本発明は、そのまま蒸し調理が可能でより使い易い食品保存用容器を提案したものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明に係る食品保存用容器は、各々耐熱性樹脂で形成した皿体と容器体と扁平蓋体とで構成され、皿体と容器体並びに容器体と蓋体とは各々密嵌装着可能に設け、容器体底面に多数の小透孔を穿設した容器で、特に底面適宜箇所に大透孔を設け、皿体と容器体とを嵌合装着した際に、前記大透孔を塞ぎ容器体の底面の一部を構成する突出部を皿体に設けたり、蓋体の上面適宜位置に蒸気抜きとなる通気開閉機構を備えた回動部材を設けると共に、回動部材及び蓋体に日付目盛及び指示目印を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】
従って皿体に装着した容器体内に食品を収納し、蓋体を被冠して冷蔵庫や冷凍庫で保存を行い、食する際にそのまま電子レンジで暖めることができ、特に皿体を一旦外し、水を張ってから再装着してレンジ加熱を行うと、蒸し加熱となる。
【0010】
また保存に際しては、回動部材を回動して、食品を収納した日付と対応する日付目盛を指示目印で指示しておくと、後日単に蓋体の当該指示を視認するのみで食品の収納日を知ることができ、しかも回動部材に付設した通気開閉機構を動作させてレンジ加熱時の蒸気抜きとを行うことができる。
【0011】
更に他の食器に移し替えてレンジ加熱を行おうとした場合に、容器体内の冷凍食品が容器体から離れない場合には、容器体と皿体とを分離すると、容器体底面の大透孔が開放されるので、大透孔を通して固まった食品を容器外に押し出すことができる。
【0012】
【実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した食品用容器は、各々耐熱性樹脂で形成した皿体1と、容器体2と、扁平蓋体3とで構成される。
【0013】
皿体1は、下方水盤部11の上部に、段差を介して嵌合部12を形成すると共に、外周面両側に把手部13を突設してなり、嵌合部12の内周面に係止突部14を設けてなる。また後述する容器体2の大透孔26と対応する突出部15を設けてなる。
【0014】
容器体2は、前記皿体1と対応する形状で、周壁21の下方部分は、前記皿体1の嵌合部12に密嵌合する大きさとし、前記係止突部14に対応する位置に係止凹部22を設け、外周面に把手23を突設し、底面24は多数の小透孔25を形成すると共に、底面適宜位置に大透孔26を設けてなる。更に底面24には多数の小突起27を設けてなる。
【0015】
突出部15と大透孔26の関係は、皿体1に容器体2を嵌合装着した際に、突出部15が大透孔26を塞いで、容器体2の底面の一部を構成するようにしてなる。またこの大透孔26(当然突出部15も)は、容器底面24の中央に単一に設けても良いが、容器体2の内部を仕切る仕切板28を付設している場合には、仕切空間毎に設けると良い。
【0016】
扁平蓋体3は、基本的に従前の食品保存容器の蓋体と同一構造で、容器体2に被冠装着可能にして、両側部分に把手31を突設し、適宜位置に通気日付部を設けたものである。
【0017】
通気日付部は、蓋体3の上面適宜位置に円形の浅い凹部32を形成すると共に、その中心に支軸33を突設し、支軸33に軸支して凹部32内で回動可能とした回動摘(回動部材)34を装着したもので、通気機構は、凹部32内における支軸33の所定の外周部分に通気孔35を設けると共に、回動摘34にも通気孔36を設けて、両者の一致不一致で通気開閉を行うようにしてなり、更に日付機構は、凹部32の外周に日付目盛37を設け、回動摘34に指示目印38を設けたものである。勿論通気開閉と日付指示が互いに影響を受けない位置にそれぞれ形成することはいうまでも無い。尚通気日付機構は、必ずしも前記構造に限定されるものではない。
【0018】
而して前記の容器を食品の貯蔵収納に使用する場合は、回動摘34を操作して、所望の日付(食品を収納した日付、食品の消費期限)と対応する日付目盛37と指示目印38とを一致せしめておくことで、日付機能を使用することができ、保存後はそのまま電子レンジで加熱することで食用に供することができる。
【0019】
更に前記の電子レンジ加熱に際しては、皿体1を外し、下方水盤部11に水を張ってレンジ加熱を行うと、保存食品の蒸し加熱も可能となる。このような蒸し調理可能な保存容器は、蒸し加熱が望まれる米飯や焼売等の冷凍保存に最適である。
【0020】
また特に容器体2内の食品Aを他の食器に移し替えてレンジ加熱を行おうとした際に、容器体2内の冷凍食品Aが容器体から離れない場合には、図4に例示するとおり皿体1と容器体2とを分離すると、大透孔26が開放状態となるので、容器体2をひっくり返し、大透孔26を通して指Bや、その他の器具で食品Aを押圧すると、食品Aは容器体2外に押し出されることになる。
【0021】
【発明の効果】
以上のとおり本発明は、各々耐熱性樹脂で形成した皿体と容器体と扁平蓋体とで構成され、皿体と容器体並びに容器体と蓋体とは各々密嵌装着可能に設け、容器体底面に多数の小透孔を穿設した食品保存用容器で、特に底面適宜箇所に大透孔を設け、皿体と容器体とを嵌合装着した際に、前記大透孔を塞ぎ容器体の底面の一部を構成する突出部を皿体に設けたり、蓋体の上面適宜位置に蒸気抜きとなる通気開閉機構を備えた回動部材を設けたりしたもので保存状態のまま電子レンジによる蒸し加熱ができると共に、収納食品の押し出しての取り出しが可能であり、また保存期間の確認もでき、より使い易い食品保存用容器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の分解斜視図。
【図2】同容器体の平面図。
【図3】同全体の一部切断正面図。
【図4】同押出部の使用状態の説明図。
【符号の説明】
1 皿体
11 下方水盤部
12 嵌合部
13 把手部
14 係止突部
15 突出部
2 容器体
21 周壁
22 係止凹部
23 把手
24 底面
25 小透孔
26 大透孔
27 小突起
28 仕切板
3 扁平蓋体
31 把手
32 凹部
33 支軸
34 回動摘(回動部材)
35 通気孔
36 通気孔
37 日付目盛り
38 指示目印
Claims (3)
- 各々耐熱性樹脂で形成した皿体と容器体と扁平蓋体とで構成され、皿体と容器体並びに容器体と蓋体とは各々密嵌装着可能に設け、容器体底面に多数の小透孔を穿設すると共に、底面適宜箇所に大透孔を設け、皿体と容器体とを嵌合装着した際に、前記大透孔を塞ぎ容器体の底面の一部を構成する突出部を皿体に設け、蓋体に蒸気抜き部を設けてなることを特徴とする食品保存用容器。
- 各々耐熱性樹脂で形成した皿体と容器体と扁平蓋体とで構成され、皿体と容器体並びに容器体と蓋体とは各々密嵌装着可能に設け、容器体底面に多数の小透孔を穿設すると共に、底面適宜箇所に大透孔を設け、皿体と容器体とを嵌合装着した際に、前記大透孔を塞ぎ容器体の底面の一部を構成する突出部を皿体に設け、蓋体の上面適宜位置に蒸気抜きとなる通気開閉機構を備えた回動部材を設けると共に、回動部材及び蓋体に日付目盛及び指示目印を設けてなることを特徴とする食品保存用容器。
- 容器体の底面に多数の小突起を設けてなる請求項1又は2記載の何れかの食品保存用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011424A JP4060082B2 (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 食品保存用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011424A JP4060082B2 (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 食品保存用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003212276A JP2003212276A (ja) | 2003-07-30 |
JP4060082B2 true JP4060082B2 (ja) | 2008-03-12 |
Family
ID=27648910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002011424A Expired - Fee Related JP4060082B2 (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 食品保存用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4060082B2 (ja) |
-
2002
- 2002-01-21 JP JP2002011424A patent/JP4060082B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003212276A (ja) | 2003-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7469315B2 (ja) | ポータブルランチボックス | |
US20060243141A1 (en) | Food Container, Strainer, Cooker, and Strained Liquid Collector | |
JPH04253818A (ja) | 通気孔を備えた蓋付き皿 | |
JP2013516202A (ja) | 取扱が簡易な器具 | |
JP4060082B2 (ja) | 食品保存用容器 | |
JP7249739B2 (ja) | 調理保存容器 | |
JP3497565B2 (ja) | 電磁調理用食品ケース | |
JP3650768B2 (ja) | 調理容器 | |
JPH0644863Y2 (ja) | 食品用容器 | |
JP3240968U (ja) | 食品保存兼加熱容器 | |
JPH072442Y2 (ja) | 食品の真空密閉保存容器の逆止弁 | |
JP3046000U (ja) | 鍋 | |
JP2003204873A (ja) | スノコ付保存容器 | |
JP4921507B2 (ja) | 食パン用蒸し器 | |
US20240164573A1 (en) | Microwaveable Food Cover Device | |
JP2017000392A (ja) | 加熱調理器 | |
KR200197452Y1 (ko) | 조리용 냄비 | |
KR200301898Y1 (ko) | 음식물 보관용 밀폐 용기 | |
JP2002238742A (ja) | 煮炊調理器 | |
JP2879212B1 (ja) | 食品収納容器 | |
JPH08243014A (ja) | 断熱調理容器 | |
JPH0327549Y2 (ja) | ||
JP3052325U (ja) | 炊飯釜 | |
KR200215663Y1 (ko) | 전기보온밥통용 보조용기 | |
JP2005046619A (ja) | 内釜式調理器およびその内釜に取り付ける内釜内装紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071219 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4060082 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |