JP4058805B2 - スタンプ作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キセノン発光装置を有するスタンプ作成装置に係り、詳しくは、発光装置部分のメンテナンス性向上や発光作用の安定化等を実現させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平6−278350号公報に示されたスタンプ装置においては、サーマルヘッドによって熱転写リボンのインクを印刷用テープに転写し、それによって形成されたネガフィルムを、搬送装置によって紫外線照射光源と印面形成部材との間に搬送し、その状態でキセノン発光装置による紫外線を照射することによって、印面形成部材を構成する紫外線硬化性樹脂をネガフィルムの透明部分に対応するように部分的に硬化させ、その後、印面形成部材の未硬化の部分を所定の液体中で洗浄して除去することでスタンプを作成する技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術では、キセノン管はスタンプ装置の一構成部品として組み込まれる構造であり、キセノン管の交換や発光部分の掃除を行うには、スタンプ装置としての比較的大げさな分解及び組付け作業を行わねばならない面倒さがあった。
【0004】
また、コンデンサ充電の大電流で一瞬に大光量を放出するキセノン管の構造性質上、製品毎の明るさのバラつきが比較的大きいものであり、誤差範囲の下限のものでも十分な発光作用を確保するため、誤差を見越した大きな電力設定とせざるを得ず、多くの場合は過剰電力となってしまう無駄があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、部品交換や整備等の発光装置部分のメンテナンス性を向上させることができるキセノン発光装置を提供することにあり、また、第2の目的は、キセノン管の光量に応じた電力供給が行えるようにして、余計な電力を供給することなく良好な発光作用が行えるキセノン発光装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスタンプ作成装置は、発光対象物である印面形成部材をポジ原稿に押圧して所定量押し潰した状態にし、該ポジ原稿を通して光を照射することによって前記印面形成部材を前記ポジ原稿の透明部分に対応して溶融固化させてスタンプを製造するスタンプ作成装置において、スタンプ作成装置に対して着脱自在に構成され、キセノン管とこのキセノン管の発光作用を受ける前記印面形成部材との間に介装される光透過面とキセノン管の光を反射して印面形成部材に向けるリフレクタとが一体化され、且つ予め測定された単位電力当りの前記キセノン管の発光量を示す光量指示部を備えた発光ユニットと、前記光量指示部を認識して識別する識別手段と、前記識別手段の識別情報に基づいて前記キセノン管への通電量を調節することにより、前記キセノン管の発光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段とを備えている
【0007】
上記構成のスタンプ作成装置によれば、キセノン管と光透過面とによる発光ユニットを着脱自在にスタンプ作成装置に装備してあるので、発光ユニットをスタンプ作成装置から取り出すことによって、キセノン管等の部品交換が容易に行え、従来のようにスタンプ作成装置を分解する必要がないとともに、光透過面の汚れを落す等のメンテナンスも容易に行えるようになる。
また、発光ユニットを、キセノン管と、光透過面と、キセノン管の光を反射して発光対象物に向けるリフレクタとを一体化して構成してあるので、寿命等によって発光装置を交換する場合にはリフレクタも必ず汚れの無い新しいものになり、リフレクタが別構成である場合に比べて、所期する明るさを維持することが簡単に行えるようになる。
また、予め測定された単位電力当りのキセノン管の発光量を示す光量指示部を発光ユニットに備えてあるから、比較的製品誤差によって光量にバラツキの多いキセノン管の発光性能を簡単に知ることができる。従って、キセノン管の性能に合わせて電力調節する等の対策を取り易いようになり、電力を過剰に供給する無駄や、光量不足を解消でき、発光性能を十分なレベルに設定することが容易に行えるようになる。
光量指示部を認識して識別する識別手段と、この識別手段の識別情報に基づいてキセノン管への通電量を調節することにより、キセノン管の発光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段をスタンプ作成装置に備えたので、キセノン管に光量のバラツキがあっても、単に発光ユニットをスタンプ作成装置にセットするだけで、正規の発光量が得られるようになる。つまり、自動的に発光量を所定の値となるように補正する自動補正機能が備わったことになる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
そしてまた、本発明の請求項に係るスタンプ作成装置は、請求項のものと同様の構成を備えるが、前記発光ユニットは、前記キセノン管に通電するためのコネクタを備え、このコネクタに前記光量指示部を形成している。
【0013】
上記構成のスタンプ作成装置によれば、請求項のものと同様の作用を奏するが、前述した発光ユニットは、キセノン管に通電するためのコネクタを備え、このコネクタに前記光量指示部を形成してあるので、組付けの際には、必ず光量指示部が確認できるようになって、発光性能の調節操作を忘れるといったことが抑制され、十分な発光量を実現させることが確実化されるようになる。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を、スタンプ作成装置に用いられたキセノン発光装置の場合について、図面を参照して説明する。
【0017】
先ず、スタンプ作成装置1の概略構成及び作用について説明する。図1に示すように、2は透明の原稿フィルム(ネガフィルムの一例)8を備えたカセット式のフィルムマガジン、3は見出しラベル用のカットシートCSの供給口、9は熱転写リボン、4は印刷作動するサーマルヘッド5を備えた印刷部、6は印刷された原稿フィルム8に基づいてスタンプ本体7に印面を形成するスタンプ部である。
【0018】
このスタンプ作成装置1は、パーソナルコンピュータ(図示せず)と接続することにより、パーソナルコンピュータからの制御に従って原稿フィルム8への原稿の印刷、カットシートCSへの見出しラベルの印刷、原稿フィルム8に基づくスタンプの製版といった各種動作を実行するように構成されている。
【0019】
つまり、原稿フィルム8を被記録媒体搬送装置であるテープ搬送装置Aで搬送して、印刷部4においてサーマルヘッド5にて所定の文字、図形等を印刷し、その印刷された原稿フィルム8をスタンプ部6に送り、その原稿フィルム8を通してキセノン発光装置10によってスタンプ本体7に照射することによってスタンプ作成装置1としての一連の動作が完了する。
【0020】
尚、手差しされたカットシートCSには、原稿フィルム8と同じ印刷が行われると、スタンプ部7に進むことなく装置外に排出され、スタンプ本体7の見出しラベルとしてスタンプの握り部頂面等に貼着されるようになる。
【0021】
次に、各部の構造について説明する。
【0022】
図1、図2に示すように、フィルムマガジン2から繰り出されて印刷された原稿フィルム8は、装置本体12の中央下部に装着される発光装置10の上面を通って搬送されるように構成される。熱転写リボン9の元巻側と巻取側のロール13a、13bの間にサーマルヘッド5が配置されており、このサーマルヘッド5の下方には、プラテン14が取付けられている。また、元巻側ロール13aの下方には、原稿フィルム8やカットシートCSをサーマルヘッド5に導き案内するガイドレール15と、それらの搬送途中での浮き上がりを規制する押えガイド16とが配設されている。
【0023】
印刷実行時には、サーマルヘッド5とプラテン14との間に、熱転写リボン9及び原稿フィルム8が挟み付けられた状態となる。そして、この状態にて、サーマルヘッド5を駆動しつつ、プラテン14を駆動して、熱転写リボン9及び原稿フィルム8を巻取りロール13b方向へ間欠的に送ることによって、原稿フィルム8の上面に印面形状に対応する文字や画像が印刷される。尚、印刷後の原稿フィルム8は、ガイドレール15の後部と移送ガイド17とで案内されて一対の供給ローラ18,18で駆動搬送されてスタンプ部6に送られて行く。
【0024】
このスタンプ作成装置1には、図1、図2に示すように、本体左部上面に前述したカットシートの供給口3を設けてあり、この供給口3から挿入したカットシートCSは、挿入口3の直後に設けられた送出しローラ19、20によって内部へ送り込まれ、シートガイド21、及びガイドレール15とによって、サーマルヘッド5による印刷が可能な位置へと搬送される。そして、印刷完了後は、プラテン14によって送りだされ、熱転写リボン9から離れて装置本体12の外に取出されるようになっている。
【0025】
図4〜図6に示すように、フィルムマガジン2は、多数の原稿フィルム8を収容可能な無蓋箱状のマガジン本体22と装脱装置24とを備えている。マガジン本体22は、原稿フィルム8が載置される受け板25と、着脱枠26と、本体枠27とを備え、受け板25と着脱枠26は夫々左右向きの支点P,Qで揺動可能に本体枠27に枢支されている。
【0026】
装脱装置24は、フィルムマガジン2の装置本体12への押し込みセット時に、そのフィルムマガジン2の押込み操作に伴って受け板25先端側(原稿フィルム8の搬送方向下流側)を、装置本体12に支承された繰出しローラ23に向けて押し上げる押上げ機構24Aと、フィルムマガジン2の装置本体12からの引き抜き時に、その引抜き操作に伴って受け板25先端側を繰出しローラ23から遠ざかるように、強制的にマガジン底2aに向けて引き下げる引下げ機構24Bとで構成されている。
【0027】
押上げ機構24Aは、バネ28aで突出付勢される状態で装置本体12に装備された押上げ片28と、これの入り込みを許容するようにマガジン底2a及び着脱枠26に形成された孔29等から構成され、フィルムマガジン2の挿入操作に伴って受け板25が押上げ片28に接当して押し上げられる。即ち、着脱枠26は、受け板25の両角部が原稿シートを介して着脱枠26の分離爪32を押し上げることにより、支点Q回りで揺動上昇するのである。
【0028】
また、引下げ機構24Bは、着脱枠26を下方に(マガジン底2aに向けて)常時押圧付勢するトーションバーバネ30を備えて構成されており、フィルムマガジン2の抜き出しに伴う押上げ片28と受け板25との干渉が解除されると、着脱枠26を下方に強制揺動させるのである。つまり、押上げ機構24Aによる着脱枠26の押し上げは、トーションバーバネ30の付勢力に抗して行われるようになる。
【0029】
着脱枠26には、フィルムマガジン2のセット時において、繰出しローラ23のフィルム搬送方向上流側及び下流側の夫々に位置して原稿フィルム8に作用する第1及び第2分離爪31,32を備えてある。一対の第1分離爪31,31は、原稿フィルム8の左右端部に引っ掛かり作用し、一対の第2分離爪32,32は原稿フィルム8の先端側の両角部に引っ掛かり作用するものであり、引下げ機構24Bの作動時に原稿フィルム8を繰出しローラ23から引き離すべく強制下げ力を伝達させる役割を担っており、引下げ機構24Bの構成部分でもある。
【0030】
しかして、フィルムマガジン2を装置本体12に装着するだけで、最も上にある原稿フィルム8先端部が繰出しローラ23に押圧接触する状態が現出されるのであり、この状態で繰出しローラ23を駆動回転することで原稿フィルム8を印刷部4に向けて良好に搬送することができる。そして、フィルムマガジン2を装置本体12から引抜き操作すると、その引き抜きの初期作動において原稿フィルム8先端部を繰出しローラ23との押圧接触状態から下方に強制離間移動させるようになるのである。
【0031】
つまり、分離爪31,32を、原稿フィルム8を微粘着面23aから強制分離させる作用位置と、繰出しローラ23から引き離された退避位置とに切換え自在に構成し、かつ作用位置にある分離爪31,32を退避位置に向けて押圧付勢するトーションバーバネ30を設けるとともに、このトーションバーバネ30の押圧付勢力に抗して分離紙31,32を作用位置に保持可能に構成してあるのである。
【0032】
図3に示すように、繰出しローラ23の外周面を微粘着面23aに構成してあり、原稿フィルム8の印刷側面に付いたゴミ、ホコリ等の異物を搬送開始時点で除去できるようにしてある。すなわち、繰出しローラ23の外周面23aを、粘度が45mm巾で0.01N以上0.5N以下の範囲に設定されたシリコンゴムによって形成してあり、原稿フィルム8との接触時に異物が原稿フィルム8から引剥がされ、繰出しローラ23に粘着されるようになるクリーニング作用が生じるのである。
【0033】
尚、微粘着面23aによって原稿フィルム8との接触摩擦が強化され、確実に送りだせる利点がある。また、フィルムマガジン2を装置本体12に挿入セットした状態で長期間が過ぎると、原稿フィルム8が繰出しローラ23の微粘着面23aに比較的強固の粘着してしまうことが予測されるが、前述したように、着脱枠26に備えた計4箇所の第1及び第2分離爪31,32により、引下げ機構24Bの引き剥がし力が原稿フィルム8に確実に作用し、良好に分離させることを可能としている。
【0034】
図7に示すように、原稿フィルム8における被記録域8aの幅D1 は、フィルム幅よりも幾分狭いものに設定してあるとともに、その被記録域8aの幅D1 よりも微粘着面23aの幅D2 が広くなるように設定するとともに、前述した第1及び第2分離爪31,32は、共に原稿フィルム8における記録域8a以外の箇所に作用するように設定されている。
【0035】
また、カットシートCSを送り出す一対の送出しローラ19,20のうち、サーマルヘッド5側となる送出しローラ19の外周面を、繰出しローラ23のものと同様な微粘着面19aとしてあり、カットシートCSの印刷側面の異物を印刷部4の手前において除去できるようにもしてある。但し、カットシートCS自体が微粘着面19aに張り付いてしまわないよう、微粘着面19aからカットシートCSを強制分離させるバネ板47を設けてある。
【0036】
すなわち、図3に示すように、カットシートCSの幅よりも送出しローラ19の幅を狭くし、バネ板47の左右の作用片47a,47aを送出しローラ19両端位置においてカットシートCSに押付けるように接触させることにより、カットシートCSが送出しローラ19の微粘着面19aに巻き付くのを防止して、良好に搬送されるようにしてある。但し、微粘着面19aの幅(=送出しローラ19の幅)は、カットシートCSにおける被印刷面(被記録面)の幅よりは広いものに設定してある。この送出しローラ19や繰出しローラ23の微粘着面は着脱自在に巻回装備されており、汚れによってクリーニング機能が低下して場合には、容易に新品と交換できるようにしてある。
【0037】
キセノン発光装置10は、図1、図9、及び図10に示すように、キセノン管11と、このキセノン管11の上方に配置されてスタンプ本体(発光対象物の一例)7との間に介装される透明アクリル板製のステージ(光透過面の一例)33と、キセノン管11の周囲を覆うリフレクタボックス34とが一体化された発光ユニットHUを、装置本体(機器本体の一例)12に対して着脱自在に装備して構成されている。
【0038】
そして、その上方には、スタンプ本体7を前後左右から挟み付けてセッティングするためのスタンプセッティングユニット35を備えている。ポジ原稿が印刷された原稿フィルム8を透明アクリル板33の上面に搬送して停止させることでポジ原稿を製版位置にセットし、その上にスタンプ本体7を載せ、スタンプセッティングユニット35でスタンプ本体7を前後左右から押えて位置合わせする。そして、上蓋36でスタンプ本体7を透明アクリル板33に押し付ける。
【0039】
尚、スタンプ本体7は、スカート部37と把手部38とを備えており、スカート部37の内部に印面形成部材(図示せず)を備えている。
【0040】
製版を実行する際には、スタンプ本体7をポジ原稿が印刷された原稿フィルム8の上にセットし、図1に示すように、蓋36によってスタンプ本体7を透明アクリル板33に対して所定量押し付けた状態とする。このとき、スタンプ本体7のスカート部37内に装着されている印面形成部材における、カーボンブラック等の光吸収材を含んだ下側層は0.1〜2mm程度押し潰された状態となるように設定しておく。
【0041】
上記状態において、キセノン管11を発光させると、ポジ原稿を通して印面形成部材の下側層に光が照射され、原稿の透明部分に対応して光の当たった部分だけが光吸収材の発熱作用によって溶融される。キセノン管11の発光を停止すると、この溶融部分は固化する。そして、この後、上蓋36を開いてスタンプ本体7を取出せば、押し潰されていた下側層の内、溶融固化されなかった部分が弾性的に復元し、凸の印面が形成される。
【0042】
テープ搬送装置A、及び熱転写リボン9の搬送系の駆動構造について概略説明する。図3に示すように、搬送系の駆動源として1個のステップモータ(図示せず)が設けてあり、動力を伝達されるのは、熱転写リボン9のリボン巻取ロール13bの駆動軸40、原稿フィルム8搬送用の繰出しロール23の駆動軸41、印刷部4に備えられるプラテン14、及びカットシートCS搬送用の一対の送出しローラ19,20のうちの一方(上側)のローラ19である。
【0043】
図8にキセノン管発光制御回路Lが示され、これはキセノン管11を発光させるための電力を蓄電する発光用コンデンサ42と、この発光用コンデンサ42に対して充電を行うキセノン管発光用コンデンサ充電回路43と、キセノン管発光用コンデンサ充電電圧検出回路44と、キセノン管11を実際に発光させるキセノン管発光回路45とによって構成されており、CPU等の制御装置46によって駆動制御される。
【0044】
また、キセノン管11への供給電力を制御して極力一定の発光量が得られるようにする装置もキセノン管発光制御回路Lに組み込まれている。すなわち、予め測定された単位電力当りのキセノン管11の発光量を示す光量指示部48を、キセノン管11に通電するためのコネクタ49に形成してあり、光量指示部48を認識して識別する識別手段50と、この識別手段50の識別情報に基づいてキセノン管11への通電量を調節することにより、キセノン管11の発光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段51とを装置本体12に備えてある。
【0045】
コネクタ49は、キセノン管11発光用の3本の端子a,b,cと、識別手段50用の4本の端子d,e,f,gとの7端子型であり、装置本体側の雌コネクタ49Aと発光ユニット側の雄コネクタ49Bとで構成されている。識別手段用端子d,e,f,gはキセノン管11の発光量を3ランクに分けるためのランク検出用端子であり、雄コネクタ49Bに、その3個の検出用端子d,e,fのうちのいずれかの端子と端子gとを接続するジャンパ線48を設けて光量指示部としてある。
【0046】
例えば、識別手段50の一例としては、図11に示すように、各検出用端子d,e,fは各々抵抗を介して電源に接続されており、検出用端子gは接地されている。そして、ジャンパ線48により端子gと接続されている端子のみ(図11の場合は端子e)、その端子電圧が接地電圧になり(図11の場合は端子電圧evが接地電圧になる)、他の端子の端子電圧が接地電圧よりも高い電圧となることから、この端子電圧を識別することにより、ランクを判別することができる。 すなわち、ジャンパ線48が端子dと端子gとを接続するときは最も発光量の多い1ランクであり、端子eと端子gとを接続するときは中間の発光量の2ランク、そして、端子fと端子gとを接続するときは最も発光量の少ない3ランクである、といった具合に識別手段50によって判断できる。そして、識別手段50の識別情報に基づいて、制御装置46の発光量制御手段51が、コンデンサ充電回路43等の各回路部分を制御して発光用コンデンサ42の充電量を設定するのである。具体的には、発光用コンデンサ42の充電時間を1ランクよりも2ランクの方が長くなるように、また、2ランクよりも3ランクの方が長くなるように制御する。
【0047】
これにより、発光ユニットHUの発光量が、キセノン管11の製品誤差によって異なっても、供給電圧を3段階に調節することよって極力必要となるだけの光量を生じさせることができ、発光量不足や発光量過剰のない経済的で安定した発光作用を発揮できるものである。尚、図8においては、図面表現都合上により、1個のコネクタ49を4箇所に分散して示している。
【0048】
〔別実施形態〕
例えば、発光ユニットHUに、これに用いているキセノン管11の単位電力当たりの発光量を表示するとともに、装置本体12側にキセノン管11への供給電圧、電流、または電力を可変調節設定できる設定ダイヤルを設け、表示された発光量に応じて設定ダイヤルを調節する人為操作によって、キセノン管11の発光量を所定の範囲内に設定するように構成しても良い。
【0049】
また、バーコード記号で発光ユニット側に単位電力当たりの発光量を示すとともに、装置本体12側にそのバーコード読取り手段を備えて、供給電力を無段調節して発光量を精度良く所定の値に設定する手段でも良い。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載のスタンプ作成装置によれば、スタンプ作成装置に対して発光ユニットを着脱自在としたことにより、キセノン管交換や光透過面の掃除といったメンテナンス性を向上できる。
また、必要不可欠なリフレクタも一体で着脱自在となり、メンテナンス性をさらに向上し得る。
さらに、光量バラツキの多いキセノン管の発光性能を簡単に知ることができ、光量の過剰や不足を解消できて経済的に必要な性能を得ることができる。
さらに、自動的に発光量が所定の値となるように補正される機能が発揮でき、特別な操作の一切無い簡単操作としながら必要な光量を得ることができる。
【0051】
【0052】
【0053】
そしてまた、請求項に記載のスタンプ作成装置によれば、光量指示部をコネクタに設ける工夫により、発光性能の調節忘れが先ず無く、必要な発光量が確実に得られ、信頼性が向上する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】 スタンプ装置全体の断面図である
【図2】 テープ搬送装置を示す要部の拡大断面図である
【図3】 搬送系の要部を示す斜視図である
【図4】 フィルムマガジンの平面図である
【図5】 装置本体への装填時におけるフィルムマガジンの断面図である
【図6】 装置本体からの抜出し時におけるフィルムマガジンの断面図である
【図7】 原稿フィルムと繰出しローラとの幅関係を示す図である
【図8】 キセノン発光装置の回路図
【図9】 発光ユニットの断面図
【図10】 発光ユニットの平面図
【図11】 識別手段の具体例を示す図である
【符号の説明】
7 発光対象物
11 キセノン管
12 機器本体
33 光透過面
34 リフレクタ
48 光量指示部
49 コネクタ
50 識別手段
51 発光量制御手段
HU 発光ユニット

Claims (2)

  1. 発光対象物である印面形成部材をポジ原稿に押圧して所定量押し潰した状態にし、該ポジ原稿を通して光を照射することによって前記印面形成部材を前記ポジ原稿の透明部分に対応して溶融固化させてスタンプを製造するスタンプ作成装置において、
    スタンプ作成装置に対して着脱自在に構成され、キセノン管とこのキセノン管の発光作用を受ける前記印面形成部材との間に介装される光透過面とキセノン管の光を反射して印面形成部材に向けるリフレクタとが一体化され、且つ予め測定された単位電力当りの前記キセノン管の発光量を示す光量指示部を備えた発光ユニットと、
    前記光量指示部を認識して識別する識別手段と、
    前記識別手段の識別情報に基づいて前記キセノン管への通電量を調節することにより、前記キセノン管の発光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段とを備えたことを特徴とするスタンプ作成装置。
  2. 前記発光ユニットは、前記キセノン管に通電するためのコネクタを備え、このコネクタに前記光量指示部を形成したことを特徴とする請求項1記載のスタンプ作成装置。
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