JP4057552B2 - トルクセンサとそのトルクセンサを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

トルクセンサとそのトルクセンサを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、トルクセンサとこれを用いた電動パワーステアリング装置に関し、特に、モータの動力を操舵系に直接作用させて、運転者の操舵トルクを軽減する電動パワーステアリング装置用のトルクセンサ、および当該電動パワーステアリング装置に関するものである。
電動パワーステアリング装置は、操舵系にモータを備え、モータから供給する動力を制御装置を用いて制御することにより、運転者の操舵トルクを軽減している。従来の電動パワーステアリング装置は、ステアリング・ギアボックス内に、ステアリングホイールに連結するステアリング軸に作用する操舵トルクを検出するための操舵トルク検出部(トルクセンサ)が設けられ、その検出値は制御装置へ入力されて、モータに適切な補助操舵トルクを発生させるための基準信号として供給される。
上記の操舵トルク検出部としては、ピニオンの入出力軸間に設けたトーションバーの捻れを利用するトーションバー式の他、磁歪式が知られている。磁歪式トルク検出部の一例としては、ステアリングホイールに連結されたステアリング軸の表面に例えばNi−Feめっきの如き磁歪膜を上下2箇所でそれぞれ逆方向の磁気異方性となるように軸方向所定幅で設け、磁歪膜に操舵トルクが作用した時、磁気異方性に基づいて発生する逆磁歪特性を、磁歪膜の周囲に配設されたコイルの交流抵抗等を利用して検知するものである。このようなトルクセンサは、例えば特許文献1、特許文献2で開示されている。
上述の特許文献1と特許文献2で開示されたトルクセンサでは、ステアリング軸の表面に設けた2つの磁歪膜のそれぞれに励磁コイルと検出コイルを必要とする構成である。そのような励磁コイルを必要とするトルクセンサの他に、励磁コイルを用いずに、検出コイルのみで、そのコイルのインダクタンスの変化によりトルクを検出する方式もある(例えば、特許文献3参照)。
図8は、トルクセンサでの検出回路を示す図である。この図では、ステアリング軸(シャフト)に設けた2つの磁歪膜のうち、一方の磁歪膜に対する検出回路100のみを図示している。実際には、この検出回路100が2つの磁歪膜に対してそれぞれ設けられる。この検出回路100は、ステアリング軸101の表面に形成された磁歪膜102の周囲のコイル103と、コイル103に直列に抵抗104とスイッチング素子105が接続されている。また、抵抗104のコイル103とは反対側の端子106には所定の電圧を印加する電源(図示せず)が設けられている。さらに、抵抗104とコイル103の接続部からの検出端子107からの出力波形の谷の値を保持して出力するボトムホールド回路108を備えている。
この回路ではスイッチング素子105を所定の時間間隔でオンオフさせ、そのときの端子107の電圧をボトムホールド回路108を介して検出する。この回路でのスイッチング素子105がオンしたときの、端子107の電圧の変化は、式(1)で表される。
Figure 0004057552
ここで、V(t)は、端子107の時刻tにおける電圧であり、Eは電源の電圧、Rは抵抗104の抵抗、Lは、コイル103のインダクタンス、tは時間である。時刻 off のときにスイッチング素子105をオフすると、その後の端子107での電圧は、電源電圧Eとなる。
このようなスイッチング素子105のオンオフを行った場合、スイッチング素子105をオフした時刻 off での電圧が端子107からの出力波形の谷となるので、ボトムホールド回路108から検出される信号は、時刻 off のときの電圧を検出することになる。このときの電圧は、式(2)で表される。
Figure 0004057552
この電圧V( off )は、式(2)で示すように回路の抵抗RとインダクタンスLの関数であるから、この電圧V( off )を測定することにより、インダクタンスLを求めることができる。インダクタンスLは、透磁率μに依存する。
ステアリング軸101が操舵され、磁歪膜102にトルクが作用すると、磁歪膜102の透磁率μが変化し、インダクタンスLが変化する。これにより、ステアリング軸101に作用する操舵トルクを検出することができる。
図9は、検出回路100での実際の端子107の電圧の時間変化とボトムホールド回路108から検出される電圧波形を示す。横軸は、時間を示し、縦軸は、電圧を示す。曲線C100が端子107の電圧の時間変化であり、曲線C101がボトムホールド回路108から検出される電圧波形である。時刻 on でスイッチング素子105がオンとなったとき、端子107での電圧は、式(1)に対応する変化を示す。また、 off でスイッチング素子105がオフとなったときは、端子107での電圧は、印加電圧Eに戻る変化をする。そして、時刻 off での電圧波形の最下点(谷)がボトムホールド回路108で保持され出力される。このときは、式(2)で表される値が検出される。この曲線C101で示すボトムホールド回路108からの出力値の変化からステアリング軸101に加えられたトルクを検出することができる。
通常のトルクセンサでは、ステアリング軸(シャフト)に2つの磁歪膜を間隔をあけて堆積させている。そのとき、磁歪膜の磁気異方性は、それぞれ逆になるようにしている。2つの磁歪膜それぞれに対して図8で示したコイルを含んだ検出回路を設けている。そして、それぞれの検出回路からの出力電圧の差特性からトルクを検出し、また、それぞれの検出回路からの出力電圧の和から異常検知をするようにしている。
図10によって、トルク検出用の特性と異常検出用の曲線について説明する。図10において、横軸はステアリング軸(シャフト)にかかる操舵入力トルク、縦軸はコイルによって検出され、ボトムホールド回路による電圧を示している。一方のコイルを含む検出回路による検出では、操舵トルクが負から正になるにつれて電圧は増加する(直線L100 )。また、もう一方のコイルを含む検出回路による検出では、操舵トルクが正から負になるにつれてコイル電圧は増加する(直線L101)。2つのコイルで得られるそれぞれの操舵トルク−電圧特性は、先に述べた磁歪膜の上下2箇所でそれぞれ逆方向となる磁気異方性を反映して縦軸に対して対称的になる。また、直線L102は、2つのコイルにより検出された特性曲線L100から特性曲線L101を引いた値を示すものであり、操舵トルクがゼロのときにその値はゼロとなり、操舵トルクの変化にほぼ直線的に変化することを示す。また、直線L102の特性を利用することで、2つの検出コイルを含むそれぞれの検出回路の値から操舵トルクを検出することができる。
また、直線L103は、直線L100と直線L101の和をとったものである。この和が図11で示すように所定範囲にあるかどうかで異常かどうか判定するようにしている。例えば、図11で2つの検出回路からの出力電圧の和L103がV1とV2の間にあれば、トルクセンサは正常であり、V2より大きいか、あるいはV1より小さいときは、トルクセンサは異常と判定する。
しかしながら、このように測定した場合、トルク−電圧曲線には図12で示すようなヒステリシスが生じる。曲線C102は、トルク−電圧特性を示し、トルクT1のとき電圧V1をとり、トルクゼロのとき、電圧はゼロではなく電圧(V2)か電圧(V3)をとるように変化する。例えば、図13は、図12で示したヒステリシス曲線のトルクゼロのときの電圧差(V3−V2)を電圧V1で割った値の百分率(ヒステリシスの割合)を種々の磁場環境で測定したグラフである。横軸は、磁場であり、縦軸は、ヒステリシスの割合を示す。曲線C103が測定結果であり、種々の磁場環境でヒステリシスが観測される。
コイルに過渡的な電流を流したときには、電流が少ないため、磁化が飽和状態とならず、コイルのインダクタンスにばらつきが生じる。その結果、検出回路からの検出電圧の変化にヒステリシスが生じる。
また、図11で示したように、トルクセンサでは、一方の検出回路の検出電圧ともう一方の検出回路の検出電圧の和をとり、その値が所定値以内かどうかでトルクセンサの異常を検知している。しかしながら、上記の場合、検出回路からの検出電圧にばらつきが大きいため、図11で示した正常判定範囲であるV1とV2の幅をある程度広く設定する必要があった。
特開2001−133337号公報 特開2002−168706号公報 特開2002−71476号公報
本発明の課題は、従来のトルクセンサでのトルクに対する検出信号の変化でのヒステリシスの割合を小さくし、また、トルクセンサの異常検出精度を良くすることにある。
本発明に係るトルクセンサは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1のトルクセンサ(請求項1に対応)は、磁歪膜が設けられたシャフトと、磁歪膜の磁気特性の変化を検出する検出コイルと、検出コイルに対して直列に接続された抵抗およびスイッチング素子と、抵抗と検出コイルの間に設けられた第1の端子と、所定電圧が印加された第2の端子と、第1の端子と第2の端子のうちのいずれかの端子に接続される選択用切替端子を有する選択手段と、選択手段の選択用切替端子が第1の端子に接続されているとき検出コイルの出力電圧のもっとも小さい電圧値を保持するホールド手段を備える。さらに、上記トルクセンサは、選択手段の選択用切替端子が第1の端子に接続された状態でスイッチング素子を第1の所定の時間間隔(tp〜ts)でオン状態にさせると共に、スイッチング素子のオン動作開始後であって第2の所定の時間間隔(tp〜tb)の経過後に選択手段の選択用切替端子を第1の端子から第2の端子に切り替え、さらに、第1の所定の時間間隔と第2の所定の時間間隔を繰り返し、ホールド手段からの出力された電圧信号に基づいてシャフトに印加されたトルクを検出するように構成される。
第2のトルクセンサ(請求項2に対応)は、シャフトの2ヶ所にトルクに対してそれぞれ逆方向となる磁気異方性を有する磁歪膜を設け、2つの磁歪膜それぞれの磁気特性の変化を検出する2つの検出コイルと、2つの検出コイルのそれぞれに対して、個別に、直列に接続された抵抗およびスイッチング素子とを備える。さらに、2つの検出コイルの各々について、抵抗と検出コイルの間に設けられた第1の端子と、所定電圧が印加された第2の端子と、第1の端子と第2の端子のうちのいずれかの端子に接続される選択用切替端子を有する選択手段と、選択手段の選択用切替端子が第1の端子に接続されているとき検出コイルの出力電圧のもっとも小さい電圧値を保持するホールド手段を備えており、選択手段の選択用切替端子が第1の端子に接続された状態でスイッチング素子を第1の所定の時間間隔(tp〜ts)でオン状態にさせると共に、スイッチング素子のオン動作開始後であって第2の所定の時間間隔(tp〜tb)の経過後に選択手段の選択用切替端子を第1の端子から第2の端子に切り替え、さらに、第1の所定の時間間隔と前記第2の所定の時間間隔を繰り返すように構成される。そして、上記のトルクセンサは、2つの検出コイルの各々のホールド手段からの出力された電圧信号の差に基づいてシャフトに印加されたトルクを検出するように構成される。
また第3のトルクセンサ(請求項3に対応)は、上記の第2のトルクセンサの構成において、2つの検出コイルからの検出電圧値の和に基づいて故障の有無を検出するように構成される。
のトルクセンサ(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくはスイッチング素子の第1の所定の時間間隔は、検出コイルに流れる最大電流が、その最大電流により発生する検出コイルからの磁束により磁歪膜の磁化が飽和する領域に達するまでの値になる時間であることで特徴づけられる。
のトルクセンサ(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは選択手段の第2の端子への切替えタイミングは、スイッチング素子のオン時間内にあることで特徴づけられる。
第1の電動パワーステアリング装置(請求項に対応)は、ステアリング系にトルクを付与するモータと、ステアリングに入力される操舵トルクを検出するトルク検出手段と、少なくともトルク検出手段からの信号に応じてモータの目標電流を演算する目標電流演算手段と、モータを駆動する駆動手段とを備える電動パワーステアリング装置において、トルク検出手段として上記の構成のトルクセンサを用いたことで特徴づけられる。
本発明によれば、検出コイルからの出力をホールドするタイミングを任意に設定するとともにコイルへの通電を継続することが可能となるため磁歪膜を飽和磁化か、それに近い状態とすることができ、その結果、トルク−電圧特性のヒステリシスを従来よりも小さくすることができる。また、ボトムホールド手段から得られる電圧にばらつきが少ないために、2つの検出部から得られる電圧の和に基づいて異常を検出するときに、異常と判定する範囲を狭めることができ、その結果、異常検出精度を高めることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るトルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置の全体構成図である。電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール11に連結されるステアリング軸12a等に対して補助用の操舵力(操舵トルク)を与えるように構成されている。ステアリング軸12aはステアリング軸12bと自在軸継手12cを介して連結されており、ステアリング軸12aの上端はステアリングホイール11に連結され、ステアリング軸12bの下端にはピニオンギヤ13が取り付けられている。ピニオンギヤ13に対して、これに噛み合うラックギヤ14aを設けたラック軸14が配置されている。ピニオンギヤ13とラックギヤ14aによってラック・ピニオン機構15が形成される。ラック軸14の両端にはタイロッド16が設けられ、各タイロッド16の外側端には前輪17が取り付けられる。上記ステアリング軸12bに対し動力伝達機構18を介してモータ19が設けられている。動力伝達機構18は、ウォームギヤ18aとウォームホイール18bによって形成されている。モータ19は、操舵トルクを補助する回転力(トルク)を出力し、この回転力を、動力伝達機構18を経由して、ステアリング軸12b,12aに与える。またステアリング軸12bには操舵トルク検出部(トルクセンサ)20が設けられている。操舵トルク検出部20は、運転者がステアリングホイール11を操作することによって生じる操舵トルクをステアリング軸12a,12bに加えたとき、ステアリング軸12a,bに加わる当該操舵トルクを検出する。21は車両の車速を検出する車速検出部であり、22はコンピュータで構成される制御装置である。制御装置22は、操舵トルク検出部20から出力される操舵トルク信号Tと車速検出部21から出力される車速信号Vを取り入れ、操舵トルクに係る情報を車速に係る情報に基づいて、モータ19の回転動作を制御する駆動制御信号SG1を出力する。上記のラック・ピニオン機構15等は図1中で図示しないギヤボックス24に収納されている。
上記において電動パワーステアリング装置10は、通常のステアリング系の装置構成に対し、操舵トルク検出部20、車速検出部21、制御装置22、モータ19、動力伝達機構18を付加することによって構成されている。
上記構成において、運転者がステアリングホイール11を操作して自動車の走行運転中に走行方向の操舵を行うとき、ステアリング軸12a,12bに加えられた操舵トルクに基づく回転力はラック・ピニオン機構15を介してラック軸14の軸方向の直線運動に変換され、さらにタイロッド16を介して前輪17の走行方向を変化させようとする。このときにおいて、同時に、ステアリング軸12bに付設された操舵トルク検出部20は、ステアリングホイール11での運転者による操舵に応じた操舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換し、この操舵トルク信号Tを制御装置22へ出力する。また、車速検出部21は、車両の車速を検出して車速信号Vに変換し、この車速信号Vを制御装置22へ出力する。制御装置22は、操舵トルク信号T、車速信号Vに基づいてモータ19を駆動するためのモータ電流を発生する。モータ電流によって駆動されるモータ19は、動力伝達機構18を介して補助操舵力をステアリング軸12b,12aに作用させる。以上のごとくモータ19を駆動することにより、ステアリングホイール11に加えられる運転者による操舵力が軽減される。
図2は、電動パワーステアリング装置10の機械的機構の要部と電気系の具体的構成を示す。ラック軸14の左端部および右端部の一部は断面で示されている。ラック軸14は、車幅方向(図2中左右方向)に配置される筒状ハウジング31の内部に軸方向へスライド可能に収容されている。ハウジング31から突出したラック軸14の両端にはボールジョイント32がネジ結合され、これらのボールジョイント32に左右のタイロッド16が連結されている。ハウジング31は、図示しない車体に取り付けるためのブラケット33を備えると共に、両端部にストッパ34を備えている。
図2において、35はイグニションスイッチ、36は車載バッテリ、37は車両エンジンに付設された交流発電機(ACG)である。交流発電機37は車両エンジンの動作で発電を開始する。制御装置22に対してバッテリ36または交流発電機37から必要な電力が供給される。制御装置22はモータ19に付設されている。また38はラック軸の移動時にストッパ34に当たるラックエンドであり、39はギヤボックスの内部を水、泥、埃等から保護するためのダストシール用ブーツである。
図3は図2中のA−A線断面図である。図3では、ステアリング軸12bの支持構造、操舵トルク検出部20、動力伝達機構18、ラック・ピニオン機構15の具体的構成が明示される。
図3において、上記ギヤボックス24を形成するハウジング24aにおいてステアリング軸12bは2つの軸受け部41,42によって回転自在に支持されている。ハウジング24aの内部にはラック・ピニオン機構15と動力伝達機構18が収納され、さらに上部には操舵トルク検出部(トルクセンサ)20が付設されている。ハウジング24aの上部開口はリッド43で塞がれ、リッド43はボルトで固定されている。ステアリング軸12bの下端部に設けられたピニオン13は軸受け部41,42の間に位置している。ラック軸14は、ラックガイド45で案内され、かつ圧縮されたスプリング46で付勢されピニオン13側へ押さえ付けられている。動力伝達機構18は、モータ19の出力軸に結合される伝動軸48に固定されたウォームギヤ18aとステアリング軸12bに固定されたウォームホイール18bとによって形成される。操舵トルク検出部20はリッド43に取り付けられている。
上記したようにトルクセンサ20は、ステアリング・ギヤボックス24内に設けられており、ステアリング軸12bに作用する操舵トルクを検出し、その検出値は制御装置22へ入力されて、モータ19に適切な補助操舵トルクを発生させるための基準信号として供給される。
ここで用いられるトルクセンサ20は、磁歪式トルクセンサであり、図3に示すように、ステアリングホイール11からステアリング軸12a、自在軸継手12cを介して連結されたステアリング軸12bの表面に例えばNi−Feめっきのごとき磁気異方性を有する磁歪膜を上下2箇所(20bおよび20c)でそれぞれ逆方向の異方性となるように軸方向所定幅で設け、磁歪膜20b,20cに操舵トルクが作用したときに発生する逆磁歪特性を、磁歪膜20b,20cの周囲に配設されたコイル20d,20eの交流抵抗等を利用して検知するものである。
次に、本発明のトルクセンサについて詳細に説明する。本発明のトルクセンサは図3に示されるように磁性材からなるステアリング軸(シャフト)12bの周囲2箇所に磁歪膜20b,20cが設けられ、ステアリング軸12bに設けられた磁歪膜の磁化の変化を検出するコイル20d,20eが設けられている。また、検出コイル20d,20eの外周にはヨーク部20fが設けられている。
図4は、トルクセンサの回路構成を示す図である。トルクセンサ20は、ステアリング軸(シャフト)12bの2ヶ所にそれぞれ逆の磁気異方性を持つように磁歪膜20b、20cが堆積されている。この回路は、ステアリング軸(シャフト)12bにトルクが印加されたときの磁歪膜20b,20cの磁化の変化をインダクタンスの変化として検出するコイル20d,20eと、コイル20d,20eに直列に接続された抵抗61d,61eとスイッチング素子62d,62eと、前記コイル等に第1の所定の電圧を印加する63d,63eと、抵抗61d,61eとコイル20d,20eの接続部から検出端子64d,64eを設け、検出端子64d,64eと第2の所定の電圧の端子65d,65eを選択する選択部66d,66e(例えばマルチプレクサを用いる)を備えている。また、選択部66d,66eからの出力波形の谷の値(もっとも小さい出力電圧の値)を保持して出力するホールド回路67d,67eを備えている。さらに、スイッチング素子62d,62eを第1の所定の時間間隔でオンオフさせ、選択部66d,66eにより、第2の所定の時間間隔で第1の端子68d,68eと65d,65eより所定の電圧を印加される第2の端子71d,71eとを切り換えるようにする。そして、ホールド回路67dから出力される信号からホールド回路67eから出力される信号を減算した信号によってトルク判定を行う。また、端子69d,69eからの信号はホールド回路70d,70eを介して検出し、ホールド回路70dからの信号とホールド回路70eからの信号を加算した信号により故障検出を行う。
次に、このように構成されたトルクセンサの動作を説明する。スイッチング素子62d,62eがオンしたとき、この抵抗61d,61eとコイル20d,20eを含む回路に電流が流れ、コイル20d,20eは、式(1)で示す時間変化で電圧が変化する。スイッチング素子62d,62eをオンしてから第2所定時間間隔が経過した時刻tで第1の端子68d,68eから第2の端子71d,71eに切り換える。このとき、第1の端子68d,68eでの電圧は、電圧Eとなり、式(3)で表される電圧V(t)がホールド回路67d,67eで出力される。
Figure 0004057552
スイッチング素子62d,62eをオフする時刻は、時刻t以降であり、好ましくは、コイル20d,20eに流れる最大電流が、その最大電流により発生するコイル20d,20eからの磁束により磁歪膜20b,20cの磁化が飽和する領域に達するまでの値となるようにする。
この抵抗61d,61eとコイル20d,20eを含む回路では、スイッチング素子62d,62eがオンしたときの、端子68d,68eの電圧の変化は、式(1)で表され、時刻tbのときの選択部66d,66eが第2の所定の電圧の端子65d,65e側に切り替わる。このときの電圧は、式(3)で表される。この電圧を測定することにより、トルクを検出することができる。
図5は、実際の端子64d,64eでの電圧の変化と、ホールド回路67d,67eの出力波形である。横軸は時間を表し、縦軸は、電圧である。曲線C10は、端子64d,64eでの電圧の変化である。曲線C10の時刻tpから時刻tbまでと点線C11,C12は、選択部66d,66eの出力側の端子(選択用の切替端子)での電圧変化であり、線C13は、ホールド回路67d,67eから出力される検出電圧である。
このトルクセンサ20では、スイッチング素子62のオン時間を従来に比べて長くし、好ましくは、コイル20d,20eに流れる最大電流が、その最大電流により発生するコイル20d,20eからの磁束により磁歪膜20b,20cの磁化が飽和する領域に達するまでの値となるようにする。ここで、第1の所定の時間は、時刻tpから時刻tsまでであり、第2の所定の時間間隔は、時刻tpから時刻tbまでである。そのため、コイル20d,20eが発生する磁場による磁歪膜20b,20cの磁化が飽和状態となる。つまり、検出するタイミングを適切なホールドタイミングのままとしながらコイルには通電を継続することができるためトルク−電圧特性のヒステリシスを低減させることが可能となる。
磁歪膜20b側の回路で得られる操舵トルク−電圧特性と磁歪膜20c側の回路で得られる操舵トルク−電圧特性は、先に述べた磁歪膜の上下2箇所でそれぞれ逆方向となる磁気異方性を反映して縦軸に対してほぼ対称的になる。
トルクの判定は、端子Aにより検出された電圧から端子Bにより検出された電圧を引いた値で行い、その値は、操舵トルクがゼロのときにその値はゼロとなり、操舵トルクの所定の範囲においては、操舵トルクの変化にほぼ直線的に変化する。本発明に係るトルクセンサでは端子Aと端子Bでのトルクと電圧のヒステリシスが小さいために、ヒステリシスの少ない入力トルクの方向と大きさに対応した検出信号を出力する。
図6は、本発明でのトルクセンサでの磁場環境での図12,図13で示したものと同様の測定でのヒステリシスの特性である。横軸は、磁場であり、縦軸は、ヒステリシスの割合を示す。曲線C103は図13で示した従来のトルクセンサでのヒステリシスの割合の変化であり、曲線C20が本発明のトルクセンサでのヒステリシスの割合の変化である。図のように、ヒステリシスが従来より小さく観測される。
異常検出は、端子Cからの信号ともう一方の端子Dからの信号の和をとり、その値が所定値以内かどうかでトルクセンサの異常を検知する。上述のように端子Cと端子Dからの信号のヒステリシスが小さいため、和のばらつきも小さくなる。そのため、正常判定範囲を従来より狭めて設定することができる。
なお、本実施形態では、励磁コイルを用いない構成のトルクセンサで説明したが、励磁コイルを用いる構成のトルクセンサでも上記の構成と同様に構成することができる。また、ホールド回路67d,67eでのホールドタイミングはボトムホールド以外にも任意のタイミングで行うことができる。
図7は、励磁コイルを用いるトルクセンサの回路構成を示す図である。この図では、ステアリング軸(シャフト)に設けた2つの磁歪膜のうち、一方の磁歪膜に対する検出回路のみを示している。実際には、この検出回路が2つの磁歪膜に対してそれぞれ設けられる。この回路は、ステアリング軸(シャフト)12bにトルクが印加されたときの磁歪膜20bの磁化の変化をインダクタンスの変化として検出する励磁コイル80と検出コイル20gと、コイル80に直列に接続された抵抗81とスイッチング素子82と、抵抗81のコイル80とは反対側の端子83を第1の所定の電圧を印加し、検出コイル20fの検出端子84と第2の所定の電圧の端子85を選択する選択部86(例えばマルチプレクサを用いる)を備えている。また、選択部86からの出力波形の谷の値を保持して出力するホールド回路87を備えている。さらに、スイッチング素子82を第1の所定の時間間隔でオンオフさせ、選択部86により、第2の所定の時間間隔で検出端子84と第2の所定の電圧の端子を切り換えるようにする。そして、ホールド回路87から出力される信号から磁歪膜20cに対する図示しないホールド回路から出力される信号を減算した信号によってトルク判定を行う。また、端子88からの信号はホールド回路89を介して検出し、ホールド回路89からの信号と磁歪膜20cに対する図示しないホールド回路からの信号を加算した信号により故障検出を行う。このように構成されたトルクセンサの動作は、励磁コイルを用いないトルクセンサとほぼ同様であるので説明を省略する。
本発明は、トルクに対する検出電圧の変化においてヒステリシスが小さく、また、異常検出精度の良いトルクセンサとして利用される。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 電動パワーステアリング装置10の機械的機構の要部と電気系の具体的構成を示す図である。 図2中のA−A線断面図である。 本発明に係るトルクセンサの回路構成を示す図である。 本発明に係るトルクセンサの各端子での電圧波形である。 本発明に係るトルクセンサを用いたときのヒステリシスの大きさを示すグラフである。 本発明に係るトルクセンサの別の回路構成を示す図である。 従来のトルクセンサの検出回路を示す図である。 従来のトルクセンサでの各端子での電圧波形である。 操舵トルクと検出される電圧の関係を示すグラフである。 トルクに対する2つの検出される電圧の和による異常判定のための範囲を示す図である。 トルク−検出電圧特性のヒステリシス曲線である。 従来のトルクセンサのヒステリシスの大きさを示すグラフである。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
11 ステアリングホイール
12a,12b ステアリング軸
12c 自在軸継手
13 ピニオンギヤ
14a ラックギヤ
14 ラック軸
15 ラック・ピニオン機構
16 タイロッド
17 前輪
18 動力伝達機構
19 モータ
20 操舵トルク検出部(トルクセンサ)
20a 磁気シールド
20b,20c 磁歪膜
20d,20e コイル
20f ヨーク部
22 制御装置
61d,61e 抵抗
62d,62e スイッチング素子
63d,63e 端子
64d,64e 端子
66d,66e 選択部
67d,67e ホールド回路

Claims (6)

  1. 磁歪膜が設けられたシャフトと、
    前記磁歪膜の磁気特性の変化を検出する検出コイルと、
    前記検出コイルに対して直列に接続された抵抗およびスイッチング素子と、
    前記抵抗と前記検出コイルの間に設けられた第1の端子と、
    所定電圧が印加された第2の端子と、
    前記第1の端子と前記第2の端子のうちのいずれかの端子に接続される選択用切替端子を有する選択手段と、
    前記選択手段の前記選択用切替端子が前記第1の端子に接続されているとき前記検出コイルの出力電圧のもっとも小さい電圧値を保持するホールド手段を備え、
    前記選択手段の前記選択用切替端子が前記第1の端子に接続された状態で前記スイッチング素子を第1の所定の時間間隔(tp〜ts)でオン状態にさせると共に、前記スイッチング素子のオン動作開始後であって第2の所定の時間間隔(tp〜tb)の経過後に前記選択手段の前記選択用切替端子を前記第1の端子から前記第2の端子に切り替え、さらに、前記第1の所定の時間間隔と前記第2の所定の時間間隔を繰り返し、
    前記ホールド手段から出力された電圧信号に基づいて前記シャフトに印加されたトルクを検出する、
    ことを特徴とするトルクセンサ。
  2. シャフトの2ヶ所にトルクに対してそれぞれ逆方向となる磁気異方性を有する磁歪膜を設け、
    前記2つの磁歪膜それぞれの磁気特性の変化を検出する2つの検出コイルと、
    前記2つの検出コイルのそれぞれに対して、個別に、直列に接続された抵抗およびスイッチング素子とを備え、さらに
    前記2つの検出コイルの各々について、
    前記抵抗と前記検出コイルの間に設けられた第1の端子と、所定電圧が印加された第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子のうちのいずれかの端子に接続される選択用切替端子を有する選択手段と、前記選択手段の前記選択用切替端子が前記第1の端子に接続されているとき前記検出コイルの出力電圧のもっとも小さい電圧値を保持するホールド手段を備えており、前記選択手段の前記選択用切替端子が前記第1の端子に接続された状態で前記スイッチング素子を第1の所定の時間間隔(tp〜ts)でオン状態にさせると共に、前記スイッチング素子のオン動作開始後であって第2の所定の時間間隔(tp〜tb)の経過後に前記選択手段の前記選択用切替端子を前記第1の端子から前記第2の端子に切り替え、さらに、前記第1の所定の時間間隔と前記第2の所定の時間間隔を繰り返し、
    前記2つの検出コイルの各々の前記ホールド手段からの出力された電圧信号の差に基づいて前記シャフトに印加されたトルクを検出することを特徴とするトルクセンサ。
  3. 前記2つの検出コイルからの検出電圧値の和に基づいて故障の有無を検出することを特徴とする請求項2記載のトルクセンサ。
  4. 前記スイッチング素子の前記第1の所定の時間間隔は、前記検出コイルに流れる最大電流が、その最大電流により発生する前記検出コイルからの磁束により前記磁歪膜の磁化が飽和する領域に達するまでの値になる時間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトルクセンサ。
  5. 前記選択手段の第2の端子への切替えタイミングは、前記スイッチング素子のオン時間内にあることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のトルクセンサ。
  6. ステアリング系にトルクを付与するモータと、
    前記ステアリングに入力される操舵トルクを検出するトルク検出手段と、
    少なくとも前記トルク検出手段からの信号に応じて前記モータの目標電流を演算する目標電流演算手段と、
    前記モータを駆動する駆動手段とを備える電動パワーステアリング装置において、
    前記トルク検出手段として請求項1〜のいずれか1項に記載のトルクセンサを用いたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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