JP4056056B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば苗載台及び苗植付爪を植付部に備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1に示す如く、ガイドレール78に沿って摺動するシュー9は断面視コ字状に形成され、ガイドレール78に嵌挿している。そしてシュー9の上方から断面視コ字状に形成した苗台レール84が嵌挿した構造となっている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
実開平6−5406号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如き従来技術の場合、シュー9を交換する必要があるときにはその都度苗載台8を取り外さなければならず極めて手間がかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、苗載台及び植付爪等を有する植付部を備え、前記植付部の植付ケースに、下部レール及び上部レールを介して、前記苗載台を左右方向に往復動可能に配置し、前記苗載台の傾斜下端側の前記植付ケースに苗取出板を配置し、前記苗取出板にボルトを介して下部苗受板シューを着脱可能に配置し、前記下部苗受板シューの案内によって前記苗取出板に沿って前記苗載台が移動するように構成してなる田植機において、前記下部レールは、前記苗載台の下面側に固着するレール本体部と、前記レール本体部の下面側に一体的に形成する突条レール部とを有し、前記下部苗受板シューは、前記突条レール部に摺動板を介して被嵌するレール嵌合溝を有し、前記レール嵌合溝には、前記苗載台の傾斜下端側方向の荷重を受ける下側レール嵌合面と、前記苗載台の下面側向きの荷重を受ける前側レール嵌合面と、前記苗載台が傾斜上端側方向へ移動するのを阻止する上側レール嵌合面とを形成し、前記苗受板シューの下側面に当接させる規制板を、前記苗載台にボ ルトにて止め、前記苗載台の下面側方向に前記下部苗受板シューを取外し可能に構成したものであるから、前記下部苗受板シューの交換時、その都度前記苗載台を取外すことなく、前記苗載台を装着位置に保った状態で、前記苗載台の下方側に前記下部苗受板シューを取出して簡単に交換できる。また前記上側レール嵌合面によって苗載台が傾斜上端側に移動するのを規制できるものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は車体の側面図、図5は同平面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車であり、空冷式エンジン2を車体フレーム3に搭載させ、ミッションケース4側方にフロントアクスルケース5を介して水田走行用前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4後方のリヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付けると共に、作業者が搭乗する車体カバー11によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー11後側上方にシートフレーム12を介して運転席13を取付け、その運転席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設ける。
【0009】
また、図中15は8条植え用の苗載台16並びに複数の苗植付爪17などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18及び上部レール19を介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース22・22先端に苗植付爪17・17を取付ける。
【0010】
また、前記植付ケース20前側のヒッチブラケット23をトップリンク24及びロワーリンク25を含む昇降リンク機構26を介し走行車1後側に連結させ、前記リンク機構26を介して植付部15を昇降させる油圧昇降シリンダ27をロワーリンク25に連結させ、前記前後輪6・8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪17によって取出し、連続的に苗を植える田植作業を行うように構成する。
【0011】
また、図中28は主変速レバー、29は植付部15の昇降・植付クラッチの入切・マーカ操作を行う植付操作レバー、30は変速ペダル、31はアクセルレバー、32はユニットクラッチレバーである。
【0012】
さらに、図中33は中央2条均平用センタフロート、34は左右2条均平用サイドフロート、35は左右最外側1条均平用補助フロート、36は肥料ホッパ37内の肥料を送風機38の送風力で各フロート33・34・35の側条作溝器(図示せず)に排出させる8条用側条施肥機である。
【0013】
図4乃至図5に示す如く、前記車体フレーム3は前部フレーム39と中間フレーム40と後部フレーム41とに3分割させ、左右一対の前部フレーム39にエンジン2を、左右一対の中間フレーム40にフロントアクスルケース5を、左右一対の後部フレーム41にリヤアクスルケース7及びエンジン2に燃料を供給する燃料タンク42などを設けるもので、前部フレーム39の前側と中間に前フレーム43とベースフレーム44を連結させて平面視4角枠状に形成し、前部フレーム39の固定ブラケット45とベースフレーム44に防振ゴム46を介しエンジン2を上載させる。
【0014】
また、前記ミッションケース4の前面左側にパワーステアリングケース47を設け、かつケース4の右側に無段油圧変速機(HST)48を設け、油圧変速機48の変速入力用ポンプ軸49を車体前方向に突出させ、エンジン2の右下側で前後方向の伝達軸50にポンプ軸49を連結させると共に、エンジン2の出力軸51に伝達ベルト52を介して前記伝達軸50を連結させ、エンジン2出力を油圧変速機48に伝達する。
【0015】
さらに、前記ミッションケース4とリヤアクスルケース7を車体の前後方向の中心ライン上でパイプ状の連結フレーム53によって一体連結させ、ミッションケース4後方に走行出力軸54及びPTO出力軸55を突出させ、リヤアクスルケース7前方に突出させるリヤ入力軸56にリヤ伝達軸57を介し前記走行出力軸54を連結させ、走行出力軸54から左右の後輪8に動力を伝える。またリヤアクスルケース7上部の軸受58に設ける仲介軸59に自在継手軸60を介して前記PTO出力軸55を連結させ、前記植付ケース20の入力軸に自在継手軸を介して中介軸59を連結させ、PTO出力軸55から植付部15に動力を伝える。
【0016】
図6乃至図13に示す如く、前記植付ケース20は中央の植付駆動ケース61と、各2条分用のロータリケース21を後端部の左右両側に取付ける縦ケース62と、駆動ケース61と左右の縦ケース62前端間及び隣接の各縦ケース62前端間を連結する横パイプケース63とを備え、横パイプケース63の左右最外側端に略U形状の左右サイドバンパ64を折畳み自在に備えると共に、サイドバンパ64より内側の横パイプケース63に左右サイドフレーム65を立設させ、左右サイドフレーム65の上端側間をローリングフレーム66によって連結させ、左右サイドフレーム65及びローリングフレーム66に取付ける4つの上部苗受板シュー67を上部レール19に嵌合させて苗載台16上部を左右摺動自在に支持するように構成している。
【0017】
また、前記ヒッチブラケット23にローリング支点軸68を介して植付ケース20中央の支点部材69を回動自在に連結させ、支点部材69とローリングフレーム66中央の左右固定ブラケット70間を左右アーム71によって連結させ、左右固定ブラケット70と左右サイドフレーム65基端間を斜め補強部材72で連結させ、ヒッチブラケット23と左固定ブラケット70間に油圧或いは電動ローリングシリンダ73を介設させて、該シリンダ73の進退制御で支点軸68回りに植付部15を左右に揺動させて植付部15の水平保持を図るように構成している。
【0018】
図5、図6、図14乃至図17に示す如く、前記植付駆動ケース61は仲介軸59に自在継手軸74を介し植付入力軸75を連結させ、該入力軸75に1対のベベルギヤ76を介し植付伝達軸77を連結させ、パイプケース63に内挿させる植付駆動軸78に伝動チェン79を介し植付伝達軸77を連結させると共に、前記縦ケース62に内挿させる植付爪駆動軸80に1対のベベルギヤ81及び安全クラッチ82を介し植付駆動軸78を連結させ、前記ロータリケース21を回転支持する縦ケース62後端の回転軸83に1対のベベルギヤ84及び植付爪ユニットクラッチ85を介して植付駆動軸80を連結させて、苗植付爪17の駆動を行うように構成している。
【0019】
図15乃至図17に示す如く、植付駆動ケース61と縦ケース62間の植付駆動軸78aに中実軸を用いると共に、縦ケース62間の植付駆動軸78bに4角パイプを用い、縦ケース62の植付爪駆動軸80に丸パイプを用い、植付駆動軸78a・78bの回転強度K1・K2より植付爪駆動軸80の回転強度K3を小さく(K3<K1・K2)形成する。そして各縦ケース62のベベルギヤ81を内設する前ギヤケース62aに対し植付爪駆動軸80及びベベルギヤ84など内設する後ケース62bを分解自在に形成して、植付爪駆動軸80が破損した場合などには前ギヤケース62aにボルト86止め後ケース62bを容易に取外して駆動軸80の交換など行うように構成している。
【0020】
なお、縦ケース62間に介設する横パイプケース63及び駆動軸78bもケース62及びケース62内のベベルギヤ軸78cに対し取外し自在に設けている。
【0021】
図14、図18に示す如く、苗載台16の左右方向の横送りを行う横送りネジ軸87と苗の縦送りを行う縦送り軸88を植付駆動ケース61より右方向に突出させ、右サイドフレーム65に固設する軸受板89に横送りネジ軸87及び縦送り軸88を回転自在に支持させるもので、前記横送りネジ軸87には滑り子90をネジ結合させ、苗載台16に滑り子90を連結させ、ネジ軸87の一方向の回転時に苗載台16を左右往復移動させると共に、前記縦送り軸88には左右縦送りカム91を有して、苗載台16が左右移動端まで移動するときには縦送りベルト92を回転させる従動カム93に縦送りカム91を当接させて苗1株分を苗載台16の下端方向に移動させるように構成している。
【0022】
また、前記植付駆動ケース61には苗載台16の横送り速度を4段に変速させる変速機構94を設けるもので、前記横送りネジ軸87の左端に剪断部材95を介し連結させる伝達軸96を駆動ケース61内に回転自在に設け、伝達軸96と植付伝動軸77との間に変速軸97を介設させ、植付伝動軸77に1組のギヤ98を介し変速軸97を連結させると共に、変速軸97に4組の変速ギヤ99・100・101・102を介し伝達軸96を連結させ、前記縦送り軸88にチェン103を介し伝達軸96を連結させて、4速の苗載台16の横送りと苗載台16上の苗の縦送りを行うように構成している。また前記縦送り軸88も駆動ケース61内の軸を伝達軸88aに分割させ、縦送り軸88左端のジョイント部88bを伝達軸88aの4角軸88cに取外し自在に連結させて、縦送り軸88の交換などを容易とさせるように構成している。
【0023】
そして、前記変速軸97にはキー溝104を形成し、キー溝104に埋設して先端をシートバネ105力で変速軸97の各ギヤ99〜102のキー溝106内に択一的に係合させるシフトキー107と、シフトキー107にシフトリング108及びシフター109を介して連結させる変速切換軸110とを設け、植付伝動ケース61の外側に設ける切換レバー(図示せず)操作で切換軸110左右方向に移動させて変速機構94の変速切換えを行うように構成している。
【0024】
図13、図19乃至図24に示す如く、苗載台16の下部レール18を左右摺動自在に支持する下部苗受板シュー111を苗載台16下端の苗取出板112に固設させるもので、各縦ケース62にブラケット113などを介し左右方向に長手の苗取出板112を固定させると共に、苗取出板112にボルト115を介し苗受板シュー111を各条当りに少なくとも1個以上(本実施例の場合8個)の数だけ取外し自在に固定させている。
【0025】
以下、図20乃至図24を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1、図6、図24の記載から明らかなように、苗取出し側が低くなるように一方向に傾斜させた苗載台16の苗マット載せ面を上面側(上側)と称し、その反対側を下面側(下側)と称する。苗載台16の苗取出し側(苗取出板112を配置した側)を傾斜下端側と称し、その反対側を傾斜上端側と称する。
図24に示されるように、前記下部レール18は略断面コ形レール本体部18aの下面側に4角状の突条レール部18bを一体形成し、該レール部18bに摺動板116を介し嵌合させる匚形状のレール嵌合溝117を苗受板シュー111に形成して、苗受板シュー111にレール部18bを嵌合支持させたときには苗載台16の傾斜下端側方向(図21における下方向及び下面側向き(図21における左側方向)の荷重を嵌合溝117の下側レール嵌合面117a及び前側レール嵌合面117bで良好受けると共に、嵌合溝117の上側レール嵌合面117cで苗載台16の傾斜上端側方向(図21における上方向)への持ち上がりや抜出しを確実に阻止するように構成している。
【0026】
また、図21、図24に示されるように、苗取出板112の4角レール部112aに嵌合させる略L形状の取出板嵌合溝118が、レール嵌合溝117より傾斜下端側図21における下側位置)の苗受板シュー111に形成されている。レール部112aの下側面図21における左側面)及び傾斜上端側面図21における上面)が、取出板嵌合溝118の前側取出板嵌合面118a及び上側取出板嵌合面118bに当接する。その取出板嵌合溝118の前側取出板嵌合面118a上側取出板嵌合面118bを鈍角に連結し、上側取出板嵌合面118bを傾斜面に形成している。苗載台16の下面側向き(図21における左側方)に苗受板シュー111を簡単に取外すことができるように構成している。
換言すると、下側レール嵌合面117aと、上側取出板嵌合面118bとが、苗受板シュー111の上面側突条部の傾斜上端側の側面と、傾斜下端側の側面とに形成される。即ち、苗受板シュー111の上面側突条部の先端側が、上側取出板嵌合面118bの傾斜によって先細り形状(くさび形)に形成される。その結果、苗載台16及び苗取出板112の下面側方向に、苗受板シュー111を簡単に離脱できる。
【0027】
図21乃至図23に示す如く、前記苗受板シュー111の下側レール嵌合面117aには複数のV形溝119を、また前側レール嵌合面117bには一定深さの円形穴120を、さらに前側レール嵌合面117bの左右両側には一定深さの切欠溝120a(グリス溜り部)をそれぞれ形成している。苗受板シュー111の下側面(図21における左側面)及び傾斜下端側面図21における下面)に、グリス注入穴121・122を介して、嵌合溝118の前側取出板嵌合面118aを連通させている。下部レール18と苗受板シュー111の嵌合摺動面に対するグリスの注入及び保持や汚れたグリスの排出などを行うように構成している。また、前記V形溝119及び円形穴120は、シュー111の摩耗などによって溝深さや穴深さが一定以下に浅くなるときに、シュー111の交換時期の判断にも用いるものである。
【0028】
また図24に示す如く、前記苗載台16或いは下部レール18に固設するブラケット123に、苗受板シュー111の下側面(図21における左側面)に当接させる規制板124をボルト125止め固定させて、苗載台16の下面側方向(図21における左側方向)に苗受板シュー111が抜け出すのを防止している
【0029】
上記からも明らかなように、左右方向に移動する苗載台16の下部レール18を案内支持する苗受板シュー111のレール受部である嵌合溝117が、苗載台16の上面側(図21における前後方向向けて開口するコ字形に形成されている(図21、図24参照)。したがって、苗受板シュー111の交換時などにはその都度苗載台16を取外すことなく装着位置に保った状態でシュー111を前方に取出して交換などの作業を容易に可能とさせ、またシュー111コ字状(上側レール嵌合面117c)に形成したから、苗載台16が傾斜上端側へ抜け出すのを、苗受板シュー111によって規制できる。その結果、苗載台16を常に安定保持させることができる。
【0030】
また、苗載台16の傾斜下端側に配設した苗取出板112に対する苗受板シュー111の当接面としての上側取出板嵌合面118bを傾斜させ、苗載台16及び苗取出板112の下面側方向に、苗受板シュー111を簡単に離脱できるように構成したから、苗受板シュー111が摩耗し交換を必要とする場合などに、苗載台16の下面側に苗受板シュー111を簡単に取出すことができる。苗受板シュー111の交換などメンテナンス性を向上させることができる。
【0031】
さらに苗受板シュー111を苗載台16各条当りの少なくとも1個以上植付本体側に配設させたことによって、各条当り少なくとも1個以上のシュー111で安定良好に苗載台16を支持すると共に、苗載台16上方向の脱落なども確実に防止して苗載台16の安定保持を図ることができる。
【0032】
図25、図26に示すものは、前記左右サイドバンパ64は左右最外側縦ケース62の前ギヤケース62a外側に固設するバンパステー126に位置切換板127及びボルト128を介して回動可能に取付ける構成を示すもので、バンパ64の外方への水平拡張時には苗取出板112よりバンパ64最外側を外側位置とさせて植付部15を保護し、バンパ64の下方垂直状態の折畳み時には左右最外側の爪ケース22より一定寸法L内側位置でスタンドとして用いて植付部15を強度良好に保持し、同図実線状態の如くバンパ64の内斜め方向に折畳み時には、サイドフロート34と補助フロート35間でフロート34・35下面より上方位置に収納させて、フロート34・35を障害などとさせることのない良好な田植機の格納や出荷運搬を行うように構成している。
【0033】
また、前記バンパステー126は植付部15の基部となる植付ケース20の横フレーム63(縦ケース12)の最外側に直接的に固定され、左右サイドバンパ64もオフセットとすることなく横フレーム63の延長線上でステー126に支持して、構造単純にしてバンパ64の支持強度を良好とさせるもので、このためバンパ64に最弱部材を用いてバンパ64の破損交換のみで植付部15の保護を図ることも容易に可能にできる。
【0034】
図27乃至図29は前述実施例における左右サイドフレーム65及びローリングフレーム66に換え、門形状の左右フレーム129・130の両端部を支点部材69と横パイプケース63の左右両端側に連結させ、左右フレーム129・130の内側傾斜部129a・130a側間をローリングアーム131によって連結させ、ヒッチブラケット23とローリングアーム131の間にローリングシリンダ73を介設させ、左右フレーム129・130の外側下端と傾斜部129a・130a中央間に斜め補強部材72を介設させて、支点軸68回りに揺動可能に植付部15を良好に支持するように構成している。
【0035】
また前記ローリングアーム131には平面視4角枠状のロックピン受け132を固設させ、該受け132に左右移動自在に規制軸133を貫通支持させ、ロックピン受け132より突出させる規制軸133の両端のバネ座134と受け132間に左右のローリングバネ135を介設させ、規制軸133中央下側に固設する規制板136先端に前記シリンダ73のピストンロッド73aを連結させ、規制板136に開設するピン孔137に係合させるロックピン138をピン受け132の規制軸133と直交する方向に進退自在に設け、前記ロックピン138を進退させるL形状のピン操作アーム139を回動軸140を介しピン受け132に揺動自在に設け、前記操作アーム139をバネ141とワイヤ142を介して運転席13近傍のロック操作レバーなどに連結させて、ピン孔137にロックピン138の係合時にはヒッチブラケット23に植付部15を固定状態で連結させると共に、係合解除時にはシリンダ73による植付部15の水平制御や田面凹凸に沿った植付部15の追従を可能とさせるように構成している。
【0036】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように、請求項1に係る発明は、苗載台16及び植付爪17等を有する植付部15を備え、植付部15の植付ケース20に、下部レール18及び上部レール19を介して、苗載台16を左右方向に往復動可能に配置し、苗載台16の傾斜下端側の植付ケース20に苗取出板112を配置し、苗取出板112にボルト115を介して下部苗受板シュー111を着脱可能に配置し、下部苗受板シュー111の案内によって苗取出板112に沿って苗載台16が移動するように構成してなる田植機において、下部レール18は、苗載台16の下面側に固着するレール本体部18aと、レール本体部18aの下面側に一体的に形成する突条レール部18bとを有し、下部苗受板シュー111は、突条レール部18bに摺動板116を介して被嵌するレール嵌合溝117を有し、レール嵌合溝117には、苗載台16の傾斜下端側方向の荷重を受ける下側レール嵌合面117 aと、苗載台16の下面側向きの荷重を受ける前側レール嵌合面117bと、苗載台16が傾斜上端側方向へ移動するのを阻止する上側レール嵌合面117cとを形成し、下部苗受板シュー111の下側面に当接させる規制板124を、苗載台16にボルト125にて止め、苗載台16の下面側方向に下部苗受板シュー111を取外し可能に構成したものであるから、下部苗受板シュー111の交換時、その都度前記苗載台16を取外すことなく、苗載台16装着位置に保った状態で、苗載台16の下方側に下部苗受板シュー111を取出して簡単に交換できる。また上側レール嵌合面117cによって苗載台16が傾斜上端側に移動するのを規制できるものである。
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図である。
【図2】田植機の全体平面図である。
【図3】田植機の全体正面図である。
【図4】車体の側面図である。
【図5】車体の平面図である。
【図6】植付部の側面説明図である。
【図7】植付部の斜視説明図である。
【図8】植付部の正面説明図である。
【図9】ヒッチブラケット部の側面説明図である。
【図10】フロート部の平面説明図である。
【図11】フロート部の正面説明図である。
【図12】苗載台支持部の説明図である。
【図13】植付ケース部の側面説明図である。
【図14】横送りネジ軸部の説明図である。
【図15】駆動ケース部の断面説明図である。
【図16】縦ケース部の断面説明図である。
【図17】駆動ケースギヤ部の説明図である。
【図18】横送り変速機構部の説明図である。
【図19】ローリングフレーム斜視図である。
【図20】苗受板シュー部の側面説明図である。
【図21】苗受板シューの説明図である。
【図22】苗受板シューの斜視図である。
【図23】苗受板シューの説明図である。
【図24】苗受板シュー部のブラケット取付説明図である。
【図25】バンパの収納説明図である。
【図26】バンパの収納平面説明図である。
【図27】ローリングアーム部の説明図である。
【図28】ローリングロック部の説明図である。
【図29】ロックピン部の説明図である。
【符号の説明】
15 植付部
16 苗載台
17 植付爪
18 下部レール
18a レール本体部
18b 突条レール部
19 上部レール
20 植付ケース
111 下部苗受板シュー
112 苗取出板
115 ボルト
116 摺動板
117 レール嵌合溝(受部)
117a 下側レール嵌合面
117b 前側レール嵌合面
117c 上側レール嵌合面
124 規制板
125 ボルト

Claims (1)

  1. 苗載台及び植付爪等を有する植付部を備え、前記植付部の植付ケースに、下部レール及び上部レールを介して、前記苗載台を左右方向に往復動可能に配置し、前記苗載台の傾斜下端側の前記植付ケースに苗取出板を配置し、前記苗取出板にボルトを介して下部苗受板シューを着脱可能に配置し、前記下部苗受板シューの案内によって前記苗取出板に沿って前記苗載台が移動するように構成してなる田植機において、
    前記下部レールは、前記苗載台の下面側に固着するレール本体部と、前記レール本体部の下面側に一体的に形成する突条レール部とを有し、
    前記下部苗受板シューは、前記突条レール部に摺動板を介して被嵌するレール嵌合溝を有し、
    前記レール嵌合溝には、前記苗載台の傾斜下端側方向の荷重を受ける下側レール嵌合面と、前記苗載台の下面側向きの荷重を受ける前側レール嵌合面と、前記苗載台が傾斜上端側方向へ移動するのを阻止する上側レール嵌合面とを形成し、
    前記下部苗受板シューの下側面に当接させる規制板を、前記苗載台にボルトにて止め、前記苗載台の下面側方向に前記下部苗受板シューを取外し可能に構成したことを特徴とする田植機。
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