JP4055063B2 - 情報表示柱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報表示柱に関するもので、更に詳細には、例えば視覚や聴覚により変化する各種の情報を周囲に表示するための情報表示柱に関し、例えば歩道、道路、あるいは公園や競技場等の屋外に立設して、交通、気象、地震,津波,又はダム放水情報等の防災情報等を表示する情報表示柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報を効率良く伝達する方法として、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段を用いた情報伝達方法が知られている。この情報伝達方法を具現化するために出願人は鋭意研究した結果、例えばアルミニウム合金製の中空状の柱本体の側面に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段例えばLEDインフォメーションディスプレイや聴覚表示部(例えばスピーカ)等を装着し、外部からの無線信号又は有線信号を受信しかつ可変情報表示手段に受信情報を視覚的、聴覚的に表示させるために柱本体の中空部内に電子装置を収容した情報表示柱を開発した。この情報表示柱においては、電子装置を構成する例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池を制御ボックス内に収容(内蔵)した状態で、制御ボックスを柱本体の中空部内に着脱可能に収容している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−65493号公報(段落番号0007,0012,0013,図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報表示柱においては、地上に立設される1本の中空状支柱本体内に電子装置を収容し、また、LEDインフォメーションディスプレイやスピーカ等の可変情報表示手段を装着するため、組立に多くの時間や労力を要していた。また、使用目的に応じて可変情報表示手段の装着位置を変える場合の交換作業が面倒な上、電子装置の保守・点検が面倒であるという問題があった。更には、電子装置を構成する電子機器類が多い場合には制御ボックスが大きくなり、支柱本体の中空部内への着脱が困難になる虞もある。
【0005】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可変情報表示手段と電子装置ごとに外皮柱を分離ユニット化して、組立及び位置交換を容易にすると共に、電子装置の保守・点検を容易に行えるようにした多目的に使用可能な情報表示柱を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の第1の情報表示柱は、地上に立設される外皮柱と、 電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、 上記可変情報表示手段と電気的に接続する電子装置とを具備する情報表示柱において、 上記外皮柱を、地上に立設固定される外皮柱基体と、この外皮柱基体に対して着脱可能に連結されると共に、互いに着脱可能に連結される複数の外皮柱本体とで構成し、 上記外皮柱本体又は外皮柱基体に、上記可変情報表示手段又は電子装置を一体に形成してユニット化し、 ユニット化された上記外皮柱本体を、連結手段を介して交換可能に積層状に連結してなり、 上記連結手段は、外皮柱基体及び外皮柱本体に設けられる長手方向に沿う挿入溝と、この挿入溝内に挿入可能な連結部材と、この連結部材を上記挿入溝内に挿入した状態で固定する固定部材とを具備してなり、 上記挿入溝を外方に向かって開口する一対の対向開口片を有する狭隘開口溝にて形成し、 上記連結部材を、上記狭隘開口溝内において上記対向開口片と係合すべく摺動可能なチャンネル状部材にて形成し、 上記固定部材を、上記チャンネル状部材の連結基片に設けられたねじ孔に螺合して上記狭隘開口溝の底面に当接する固定ねじにて形成してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
この発明の第2の情報表示柱は、請求項1記載の情報表示柱において、 上記電子装置と電気的に接続可能な外部の画像情報を撮像する撮像手段を更に具備し、 上記外皮柱本体に上記撮像手段を一体に形成してユニット化し、このユニット化された外皮柱本体と他の外皮柱本体又は外皮柱基体とを連結手段を介して着脱可能に連結してなる、ことを特徴とする(請求項2)。
【0008】
ここで、一体に形成してユニット化するとは、上記外皮柱本体又は外皮柱基体に上記可変情報表示手段を装着して一体に形成してユニット化する場合と、上記外皮柱本体又は外皮柱基体に上記可変情報表示手段、撮像手段又は電子装置を内蔵して一体に形成してユニット化する場合の双方を含む意味である。
【0009】
この発明において、上記電子装置は、少なくとも外部からの無線信号又は有線信号を可変情報表示手段に伝達する電子機器類を具備するものでよいが、無線信号又は有線信号以外に予め記憶されたプログラム信号を可変情報表示手段に伝達する電子機器類を具備する場合は、蓄電池を共に具備する必要がある。また、電子装置が蓄電池を具備する場合において、電子装置を一体に形成した外皮柱本体にソーラーパネルを装着してユニット化することも可能である(請求項3)。
【0010】
また、上記電子装置を一体に形成してユニット化する場合は、電子装置を一体に形成する外皮柱本体又は外皮柱基体を中空状に形成し、この外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に収容される中空状の内部筐体内に電子装置を内蔵すると共に、内部筐体の開口端に蓋体を気水密に閉塞する方が好ましい(請求項4)。この場合、上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱フィンを突設すると共に、外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に隙間をおいて配設する方が好ましい(請求項5)。
【0011】
また、上記連結部材を、予め外皮柱本体の挿入溝の上部又は下部に固定されて上方又は下方に突出される短尺の連結部材にて形成するか(請求項)、あるいは、全ての外皮柱本体の挿入溝内に挿入可能な長尺の連結部材にて形成することができる(請求項)。
【0012】
上記連結手段は、1個であっても差し支えないが、好ましくは複数例えば2個、3個あるいは4個等である方がよい。また、請求項1又は6に記載の情報表示柱において、上記固定部材を外部から目隠しすべく挿入溝の外側面を包囲する防犯用カバーを挿入溝に対して移動可能に装着すると共に、上記防犯用カバーに、連結部材に係脱可能に係合するロック手段を具備する方が好ましい(請求項)。
【0013】
また、上記外皮柱基体及び外皮柱本体又は上記外皮柱基体、外皮柱本体及び内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成する方が好ましい(請求項9,10)。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、外皮柱を、地上に立設固定される外皮柱基体と、この外皮柱基体に対して着脱可能に連結されると共に、互いに着脱可能に連結される複数の外皮柱本体とで構成し、外皮柱本体に可変情報表示手段又は電子装置を一体に形成してユニット化し、ユニット化された外皮柱本体を、連結手段を介して交換可能に積層状に連結することにより、使用目的に応じた任意の可変情報表示手段を一体に形成したユニットと電子装置を一体に形成したユニットを容易に積層状に連結して情報表示柱を組み立てることができる。また、連結状態を解除して可変情報表示手段を一体に形成したユニットを交換することができると共に、電子装置の保守・点検を行うことができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に加えて更に、電子装置と電気的に接続可能な撮像手段を更に具備し、外皮柱本体に撮像手段を一体に形成してユニット化し、このユニット化された外皮柱本体と他の外皮柱本体又は外皮柱基体とを連結手段を介して着脱可能に連結することにより、使用目的に応じた任意の可変情報表示手段、撮像手段を一体に形成したユニットと電子装置を一体に形成したユニットを容易に積層状に連結して情報表示柱を組み立てることができる。また、連結状態を解除して可変情報表示手段、撮像手段を一体に形成したユニットを交換することができると共に、電子装置の保守・点検を行うことができる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、電子装置は、蓄電池を具備し、電子装置を一体に形成した外皮柱本体にソーラーパネルを装着してユニット化することにより、ソーラーパネルによって集光・集熱されたエネルギを蓄電池に蓄電することができ、蓄電された電気を利用して可変情報表示手段等を動作させることができる。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、電子装置を一体に形成する外皮柱本体又は外皮柱基体を中空状に形成し、この外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に収容される中空状の内部筐体内に電子装置を内蔵すると共に、内部筐体の開口端に蓋体を気水密に閉塞することにより、外皮柱本体又は外皮柱基体内への電子装置を収容を容易にすることができると共に、電子装置の気水密性を保つことができる。この場合、内部筐体は、少なくとも外側面に放熱フィンを突設すると共に、外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に隙間をおいて配設することにより、内部筐体を外皮柱本体又は外皮柱基体と断熱して配設することができると共に、電子装置から発生する熱を内部筐体に突設された放熱フィンによって分散して外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に放熱することができる(請求項5)。
【0018】
また、請求項1記載の発明によれば、連結手段は、外皮柱基体及び外皮柱本体に設けられる長手方向に沿う挿入溝と、この挿入溝内に挿入可能な連結部材と、この連結部材を挿入溝内に挿入した状態で固定する固定部材とを具備することにより、外皮柱基体及びユニット化された外皮柱本体に設けられた挿入溝内に連結部材を挿入した状態で固定部材にて固定して、外皮柱基体と外皮柱本体及び外皮柱本体同士を着脱可能に連結することができる。したがって、外皮柱基体及び外皮柱本体の取付位置の位置決めが容易となり、また、外皮柱基体及び外皮柱本体の着脱を容易にすることができる。この場合、挿入溝を外方に向かって開口する一対の対向開口片を有する狭隘開口溝にて形成し、連結部材を、狭隘開口溝内において対向開口片と係合すべく摺動可能なチャンネル状部材にて形成し、固定部材を、チャンネル状部材の連結基片に設けられたねじ孔に螺合して狭隘開口溝の底面に当接する固定ねじにて形成することにより、構成部材の軽量化が図れる上、強度性の向上が図れる。また、連結部材を、予め外皮柱本体の挿入溝の上部又は下部に固定されて上方又は下方に突出される短尺の連結部材にて形成することにより、更に構成部材の削減が図れると共に、ユニット化された外皮柱本体の着脱が容易となる(請求項)。この場合、固定部材を外部から目隠しすべく挿入溝の外側面を包囲する防犯用カバーを挿入溝に対して移動可能に装着すると共に、この防犯用カバーに、連結部材に係脱可能に係合するロック手段を具備することにより、悪戯によってユニット化された外皮柱本体を取り外されるのを防止することができる(請求項)。
【0019】
また、連結部材を全ての外皮柱本体の挿入溝内に挿入可能な長尺の連結部材にて形成することにより、情報表示柱自体の強度を向上させることができると共に、悪戯によってユニット化された外皮柱本体が取り外されるのを防止することができる(請求項)。
【0020】
請求項9,10記載の発明によれば、外皮柱基体及び外皮柱本体又は外皮柱基体、外皮柱本体及び内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成することにより、中空部の寸法を正確にすることができると共に、中空部内を有効に活用することができる。特に、電子装置を収容(内蔵)した内部筐体を外皮柱本体の中空部内に収容する場合は、外皮柱本体と内部筐体との隙間を確実に維持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の情報表示柱の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
◎第一実施形態
図1は、この発明に係る情報表示柱の第一実施形態の全体を示す概略正面図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図である。
【0023】
第一実施形態の情報表示柱は、地上に立設される外皮柱10に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段例えばLED警報用ライト1A(以下にパトライト1Aという),スピーカ1Bと、外部の画像情報を撮像する撮像手段例えばカメラ5と、これらパトライト1A,スピーカ1B,カメラ5と電気的に接続する電子装置2(図4)とを具備している。すなわち、第一実施形態の情報表示柱は、電子装置2とソーラーパネル6を有するソーラー充放電ユニット100と、パトライト1Aを有するパトライトユニット200と、スピーカ1Bを有するスピーカユニット300及びカメラ5を有するカメラユニット400とを具備している。
【0024】
上記外皮柱10は、地上に立設固定される外皮柱基体10Aと、この外皮柱基体10Aに対して着脱可能に連結されると共に、互いに着脱可能に連結される複数例えば4個の各ユニット100,200,300,400を形成する外皮柱本体10Bと、外皮柱本体10B同士又は外皮柱本体10Bと外皮柱基体10Aとを着脱可能に連結する連結手段30とで主に構成されている。
【0025】
この場合、上記外皮柱基体10Aと外皮柱本体10Bは、それぞれアルミニウム合金製の断面略三角形の中空押出形材にて形成されており、三角形の各頂点の外側には、外方に向かって狭隘開口状の挿入溝14が長手通しに形成され、各頂点の内側には、断面略円弧状のビスポケット15が長手通しに形成され、また、各辺の両側には係止溝16が長手通しに形成されている。また、外皮柱基体10Aと外皮柱本体10Bの各辺の側壁10aの外表面には、長手方向に平行に形成される凹凸細条10dが設けられている(図1(b)参照)。
【0026】
上記ソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bは、図4に示すように、例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池等を具備する電子装置2と、この電子装置2を収容(内蔵)すると共に、外皮柱本体10Bの一側に設けられた挿入口12から外皮柱本体10Bの中空部11内に挿入され、かつ、係止手段40を介して外皮柱本体10Bとの間に隙間13をおいて配設される内部筐体20と、外皮柱本体10Bにおける挿入口12を設けない2辺の外側面に装着される2枚のソーラーパネル6とで主に構成されている。
【0027】
上記内部筐体20は、図9に示すように、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22と、この内部筐体本体22の両端開口部23に防水パッキン24を介して気水密に閉塞する蓋体25とで主に構成されている。この場合、内部筐体本体22の対向する外側面には、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21が内部筐体本体22の長手方向に沿って突設されている。なお、この場合、内部筐体本体22の対向する内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21Aを内部筐体本体22の長手方向に沿って突設してもよい(図9参照)。
【0028】
上記のように構成される内部筐体本体22の一側壁22aの内方側の両側には、電子装置2を取り付ける基板3の挿入用ガイド溝26が設けられており、一側壁22aと対向する側の狭小側壁22bの外側には、後述する係止手段40の一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図9参照)。また、内部筐体本体22の内方の6箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている(図7参照)。このように構成される内部筐体本体22内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20内に収容した後、内部筐体本体22の両端開口部23に防水パッキン24を介在して蓋体25を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、可変情報表示手段例えば、パトライト1A,スピーカ1B、カメラ5及びソーラーパネル6と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4が取り付けられている。
【0029】
上記係止手段40は、図5及び図8に示すように、外皮柱本体10Bの内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材41及び下部係止部材42と、内部筐体20の側面すなわち狭小側壁22bに形成され、上部係止部材41及び下部係止部材42に係脱可能に係合する係止受け部43とで構成されている。
【0030】
この場合、上部係止部材41は、矩形状上部基体41aと、この矩形状上部基体41aの先端両側に突出する一対の係止翼片41bとで主に構成されている。なお、矩形状上部基体41aの基端側には、外皮柱本体10Bのビスポケット15との干渉を回避する切欠き溝41cが設けられている。このように構成される上部係止部材41は、外皮柱本体10Bの挿入口12を設けた側壁16と対向する頂部の挿入溝14の底面を貫通する取付ねじ44を矩形状上部基体41aにねじ結合することによって外皮柱本体10Bの内壁面に固定されている。
【0031】
また、下部係止部材42は、矩形状下部基体42aと、この矩形状下部基体42aの先端両側に突出する一対の係止翼片42bと、矩形状下部基体42aの下端から先端外方に延在する内部筐体20を載置可能な水平載置片42dとで構成されている。なお、矩形状下部基体42aの基端側には、上部係止部材41と同様に、外皮柱本体10Bのビスポケット15との干渉を回避する切欠き溝42cが設けられている。このように構成される下部係止部材42は、外皮柱本体10Bの挿入口12を設けた側壁16と対向する頂部の挿入溝14の底面を貫通する取付ねじ44を矩形状下部基体42aにねじ結合することによって外皮柱本体10Bの内壁面に固定されている。
【0032】
一方、係止受け部43は、上部係止部材41及び下部係止部材42の係止翼片41b,42bを摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条43aを具備すると共に、狭隘開口凹条43aの開口部43bに、上部係止部材41を挿入可能な切欠き43cを形成してなる。
【0033】
上記のように係止手段40を形成することにより、外皮柱本体10Bの挿入口12から外皮柱本体10Bの中空部11内に挿入される内部筐体20を確実に取り付けて係止・固定することができる。すなわち、内部筐体20を係止手段40に取り付けて係止・固定するには、まず、挿入口12を介して外皮柱本体10Bの中空部11内に挿入される内部筐体20の係止受け部43(具体的には、狭隘開口凹条43aの開口部43b)に設けられた切欠き43cを介して上部係止部材41を係止受け部43すなわち狭隘開口凹条43a内に挿入する(図8の矢印▲1▼参照)。このとき、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)と下部係止部材42の係止翼片42bとは係合していない。この状態で、内部筐体20を下方に移動し(図8の矢印▲2▼参照)、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)内に上部係止部材41及び下部係止部材42の係止翼片41b,42bを嵌合(係合)させると共に、内部筐体20の底部を下部係止部材42の水平載置片42d上に載置して、内部筐体20を取り付けて係止・固定することができる(図5参照)。
【0034】
また、挿入口12にはカバープレート17が着脱可能に装着されるようになっている。カバープレート17は、図7に示すように、両側辺に一対の起立片17aを有する断面略チャンネル状のカバープレート本体17bの内側面に2条のビスポケット17cを突設したアルミニウム合金製の押出形材にて形成されている。また、このカバープレート17の内側には両側にシールパッキン17dを固着した裏板17eが取り付けられている。このように構成されるカバープレート17は、挿入口12の上端部及び下端部外方に突設されたアングル状の取付ブラケット18の間に挿入されると共に、外皮柱本体10Bに設けられた係止溝16に起立片17aを挿入した状態で、取付ブラケット18の水平片に設けられた取付孔18aを貫通する取付ねじ(図示せず)をビスポケット17cにねじ結合することによって、カバープレート17が外皮柱本体10Bの挿入口12を閉塞した状態で装着される。また、取付ねじ(図示せず)とビスポケット17cとのねじ結合を解いて、カバープレート17を取り外すことができる。
【0035】
上記のようにして、内部筐体20を外皮柱本体10Bの中空部11内に配設することにより、内部筐体20は、係止手段40すなわち上部係止部材41と下部係止部材42と接触する以外は外皮柱本体10Bとの間に隙間13をおいて配設される。したがって、内部筐体20と外皮柱本体10Bとは隙間13によって断熱される。また、電子装置2によって発生する熱は、内部筐体20の外側面及び内側面の少なくとも外側面に突設された放熱用フィン21によって分散されて外皮柱本体10Bの中空部11内に放熱される。よって、外皮柱本体10Bが局部的に過熱される虞はない。
【0036】
なお、電子装置2の保守・点検や交換を行う場合には、カバープレート17を取り外した後、内部筐体20を上方に移動し、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)と下部係止部材42の係止翼片42bとの嵌合(係合)状態を解除すると共に、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)の切欠き43cの位置に上部係止部材41を位置させる。そして、内部筐体20を挿入口12側に移動して、外皮柱本体10Bから取り出すことによって行うことができる。この電子装置2の保守・点検や交換は、ソーラー充放電ユニット100を組み付けた連結状態で行うことは可能である。しかし、ソーラー充放電ユニット100を高所の位置に組み付けた場合には、各ユニット100,200,300,400の連結状態を解除すると共に、外皮柱基体10Aとの連結状態を解除して取り外した後に行う方がよい。
【0037】
また、外皮柱本体10Bの上端開口部には、挿入溝14を残して例えばアルミニウムダイキャストにて形成される略三角形状の上部キャップ部材19が装着(閉塞)されている。この場合、上部キャップ部材19の各頂点部に設けられた取付孔19aを貫通する固定ねじ19bをビスポケット15に締結することによって、上部キャップ部材19が外皮柱本体10Bの頂部に固定される。また、外皮柱本体10Bの下端開口部にも、同様に、挿入溝14を残して例えばアルミニウムダイキャストにて形成される略三角形状の下部キャップ部材19Aが図示しない固定ねじをビスポケット15に締結することによって装着(閉塞)されている。これら上部キャップ部材19及び下部キャップ部材19Aには、連結された際に隣接するユニット同士を電気的に接続するコネクタ4Aが取り付けられている。
【0038】
上記のように、外皮柱本体10Bの中空部11内に、電子装置2を収容(内蔵)した内部筐体20を挿入口12から挿入(収容)し、外皮柱本体10Bにおける挿入口12を設けない2辺の外側面に2枚のソーラーパネル6を装着して、外皮柱本体10Bと、電子装置2を収容(内蔵)する内部筐体20と、ソーラーパネル6とを一体に形成してユニット化すなわちソーラー充放電ユニット100を形成する。このように形成されるソーラー充放電ユニット100によれば、ソーラーパネル6によって集光・集熱されたエネルギを蓄電池に蓄電することができるので、蓄電された電気を利用してパトライト1A、スピーカ1Bや電子装置2を作動することができる。また、パトライト1A、スピーカ1Bや電子装置2を外部電源により作動させる場合においても、停電等により給電が停止された場合にも、自家発電によって作動を続行することができる。
【0039】
この場合、ソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bに設けられた挿入溝14の下部には連結手段30を構成する後述する連結部材31が固定ねじ32によって固定されると共に、下方に突設されている(図3参照)。なお、連結部材31をソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bの挿入溝14の下部に固定する代わりに外皮柱基体10Aの挿入溝14の上部に固定して、上方に突出させるようにしてもよい。
【0040】
上記パトライトユニット200は、図10に示すように、上記外皮柱本体10Bと、この外皮柱本体10Bの中空部11内に配設される光源ランプ201と、外皮柱本体10Bの各辺の側壁10aに開設された窓孔10bに被着される透明又は半透明性のカバーパネル202とからなるパトライト1Aとを一体に形成してユニット化されている。なお、パトライトユニット200の外皮柱本体10Bの上端及び下端開口部に装着(閉塞)される上部キャップ部材19及び下部キャップ部材19Aには、連結された際に隣接するユニット同士を電気的に接続するコネクタ4Aが取り付けられている。
【0041】
また、パトライトユニット200の外皮柱本体10Bに設けられた挿入溝14の下部には、上記ソーラー充放電ユニット100と同様に、連結手段30を構成する後述する連結部材31が固定ねじ32によって固定されると共に、下方に突設されている(図10(b)参照)。
【0042】
上記スピーカユニット300は、図11に示すように、上記外皮柱本体10Bと、この外皮柱本体10Bの一側壁10aに開設された透孔10cを介して中空部11内に配設されるスピーカ1Bとを一体に形成してユニット化されている。なお、スピーカユニット300の外皮柱本体10Bの上端及び下端開口部に装着(閉塞)される上部キャップ部材19及び下部キャップ部材19Aには、連結された際に隣接するユニット同士を電気的に接続するコネクタ4Aが取り付けられている。
【0043】
なお、スピーカユニット300を情報表示柱の最上部に取り付ける場合には、外皮柱本体10Bの上端開口部には、図1及び図11において二点鎖線で示すように、挿入溝14を被覆し得る大きさの例えばアルミニウムダイキャスト製の略三角形状の最上部キャップ部材19Bが装着される。また、スピーカユニット300を情報表示柱の最上部に取り付けない場合には、上述したように、挿入溝14を残して中空部11を閉塞する上部キャップ部材19が固定ねじ19bによって固定される。
【0044】
また、スピーカユニット300の外皮柱本体10Bに設けられた挿入溝14の下部には、上記ソーラー充放電ユニット100と同様に、連結手段30を構成する後述する連結部材31が固定ねじ32によって固定されると共に、下方に突設されている(図11(b)参照)。
【0045】
なお、上記説明では、外皮柱本体10Bの一側壁10aに開設された透孔10cを介して中空部11内に1個のスピーカ1Bを配設してユニット化した場合について説明したが、図12に示すように、外皮柱本体10Bの各側壁10aにスピーカ1Bを取り付ける方がよい。この場合、スピーカ1B同士が互いに干渉しないように、外皮柱本体10Bの各側壁10aに段差を設けて透孔10cを開設して、スピーカ1Bを取り付ける(図12参照)。
【0046】
上記カメラユニット400は、図13に示すように、上記外皮柱本体10Bと、この外皮柱本体10Bの下端開口部に固定ねじ19bをもって装着される略三角形状の下部キャップ部材19Aに開設された取付孔19aを介して外部に露呈されるレンズ5aと、外皮柱本体10Bの中空部11内に配設される例えばCCD(電荷結合素子)等を内蔵する一体型カメラ本体5b又は基板型のカメラ本体5cとからなるカメラ5とを一体に形成してユニット化されている(図13(b),(c)参照)。なお、取付孔19aには、透明性のレンズ5aの保護カバー5dが取り付けられている。また、上部キャップ部材19にはコネクタ4Aが設けられており、このコネクタ4Aとカメラ本体5b、5cとはリード線Lにて接続されている。また、カメラユニット400の外皮柱本体10Bに設けられた挿入溝14の下部には、上記ソーラー充放電ユニット100と同様に、連結手段30を構成する後述する連結部材31が固定ねじ32によって固定されると共に、下方に突設されている(図13(a)参照)。
【0047】
上記パトライトユニット200、スピーカユニット300及びカメラユニット400において、その他の部分は外皮柱基体10A及びソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bと同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0048】
上記連結手段30は、図3に示すように、外皮柱基体10A及び外皮柱本体10Bに設けられる長手方向に沿う挿入溝14と、この挿入溝14内に挿入可能な連結部材31と、この連結部材31を挿入溝14内に挿入した状態で固定する固定部材である固定ねじ32とで構成されている。
【0049】
上記挿入溝14は、外方に向かって開口する一対の対向開口片14aを有する狭隘開口溝にて形成されている。この場合、挿入溝14(以下に狭隘開口溝14という)は、対向開口片14aと平行な平坦状の底部14bと、この底部14bの両端からそれぞれ側壁10aに対して直交する方向に延在する下部傾斜側壁14cと、下部傾斜側壁14cの先端から外方に向かって狭小テーパ状に延在する上部側壁14dとを有し、両上部側壁14dの先端に対向開口片14aが折曲状に延在している。なお、対向開口片14aと上部傾斜側壁14dとの交差部(連結部)の内方側には、連結部材31を摺動可能に案内する案内用段部14eが形成されている。
【0050】
上記連結部材31は、挿入溝すなわち狭隘開口溝14内において対向開口片14aと係合すべく摺動可能なチャンネル状部材にて形成されている。すなわち、連結部材31は、対向開口片14aと上部傾斜側壁14dの間に形成された案内段部14e内に摺動可能に係合する連結基片31aの両端から同一方向に折曲する一対の折曲片31bを有する所定の長さを有する短尺のチャンネル状部材にて形成されている。また、連結部材31の連結基片31aにおける長手方向の両端側の2箇所にはねじ孔33が設けられている。
【0051】
上記固定ねじ32は、基端に六角孔32aを有する止めねじにて形成されている。例えば六角レンチ等の工具を用いて固定ねじ32を連結部材31の連結基片31aに設けられたねじ孔33に螺合して先端を狭隘開口溝14の底部14b(底面)に当接することにより、連結部材31の連結基片31aが対向開口片14aの裏面に押圧されて固定される(図1(b)参照)。このように構成される連結部材31は、図3に示すように、予め外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の下部に固定ねじ32によって固定されて下方に突出されている。そして、外皮柱基体10Aにソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bを積層(連結)する場合は、まず、外皮柱本体10Bの下方に突出する連結部材31を外皮柱基体10Aの狭隘開口溝14内に挿入する。次に、例えば六角レンチ等の工具を用いて連結部材31の突出した部分に設けられたねじ孔33に固定ねじ32を螺合し、固定ねじ32の先端を狭隘開口溝14の底部14b(底面)に当接することにより、連結部材31の連結基片31aが対向開口片14aの裏面に押圧されて固定される。このようにして、外皮柱本体10Bの各狭隘開口溝14に固定されて下方に突出する3個の連結部材31を、外皮柱基体10Aの各狭隘開口溝14内に挿入し、固定して外皮柱基体10Aとソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bとを連結することができる。この状態において、チャンネル状に形成される連結部材31の連結基片31aが、狭隘開口溝14の対向開口片14aの裏面側に設けられた案内段部14e内に密接に係合するので、連結を強固にすることができる。
【0052】
また、ソーラー充放電ユニット100とカメラユニット400の連結、カメラユニット400とパトライトユニット200の連結、及びパトライトユニット200とスピーカユニット300の連結も、上記と同様の手順によって行うことができる。
【0053】
また、ユニット同士の交換を行う場合や不要なユニットを取り外す場合は、下方に位置するユニットの外皮柱本体10B又は外皮柱基体10Aの狭隘開口溝14内に挿入・固定されている連結部材31の固定ねじ32を緩めて、上方のユニットを取り外すことができる。したがって、各ユニットすなわちソーラー充放電ユニット100、パトライトユニット200、スピーカユニット300及びカメラユニット400の交換を容易にすることができると共に、ソーラー充放電ユニット100の電子装置2の保守・点検等を容易にすることができる。
【0054】
なお、内部筐体20内に収容された電子装置2とソーラーパネル6との電気的接続は、内部筐体20が配設される前に予め外皮柱本体10Bの外側面に装着されたソーラーパネル6に接続されて下方に垂れ下げられたリード線(図示せず)を、内部筐体20を外皮柱本体10Bの中空部11内に配設する際に、内部筐体20のコネクタ端子4に接続すればよい。また、ソーラー充放電ユニット100の電子装置2とカメラユニット400とを電気的に接続するには、内部筐体20のコネクタ端子4に接続するリード線(図示せず)を両ユニット100,400の外皮柱本体10Bの側壁10aに設けられた孔(図示せず)を介して狭隘開口溝14とチャンネル状連結部材31とで形成される空間内を配線すればよい。また、パトライトユニット200、スピーカユニット300及びカメラユニット400を電気的に接続するには、上部キャップ部材19及び下部キャップ部材19Aに設けられたコネクタ4A同士を接続させればよい。
【0055】
なお、上記のように、各ユニットすなわちソーラー充放電ユニット100、パトライトユニット200、スピーカユニット300及びカメラユニット400の外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の下部に短尺の連結部材31を固定して下方に突出させた状態にして、各ユニットを着脱可能に積層状に連結する構造においては、悪戯によって連結部の固定ねじ32が緩められて、ユニットが取り外される虞が生じる。そこで、悪戯によるユニットの取外しを防止するために、図14に示すように、ユニット同士の連結部、例えば外皮柱基体10Aとソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bとの連結部の少なくとも1箇所に、固定ねじ32を外部から目隠しする防犯用カバー50を取り付けておく。
【0056】
この場合、防犯用カバー50は、狭隘開口溝14の対向開口片14a、上部傾斜側壁14d及び下部傾斜側壁14cの外側面を移動すなわち摺動可能に覆うカバー本体51と、このカバー本体51の両端に延在されて、上記係止溝16内に摺動可能に嵌合する一対の係止爪52とで構成されている。この防犯用カバー50は、例えばアルミニウム合金製の押出形材にて形成されている。また、防犯用カバー50のカバー本体51には、連結部材31に設けられた係止孔31bに係脱可能に係合するロック片53と、このロック片53をロック位置(施錠位置)と非ロック位置(解錠位置)に切り換えるキー54とからなるロック手段であるロック機構55が設けられている。
【0057】
このように構成される防犯用カバー50を、予め外皮柱基体10A又はソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の外側面に摺動可能に取り付けておき、上述のようにして、連結部材31のねじ孔33に固定ねじ32を螺合して、外皮柱基体10Aとソーラー充放電ユニット100の外皮柱本体10Bとを連結した後、防犯用カバー50を固定ねじ32の外方側までスライド(摺動)させて固定ねじ32を目隠しする。そして、キー54によってロック片53を移動して連結部材31に設けられた係止孔31bに係合すなわちロックして防犯用カバー50を固定する。このようにすることによって、連結部の固定ねじ32を外部から目隠しすることができるので、悪戯によって固定ねじ32の締結が解かれる虞がない。
【0058】
◎第二実施形態
図15は、この発明に係る情報表示柱の第二実施形態における連結手段を示す分解斜視図である。
【0059】
第二実施形態における連結手段30Aは、図15に示すように、全てのユニットすなわちソーラー充放電ユニット100、カメラユニット400、パトライトユニット200及びスピーカユニット300の外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14(挿入溝)内に挿入可能な長尺の連結部材31Aにて形成した場合である。
【0060】
この場合、連結部材31Aには、ユニット同士を連結する位置にねじ孔33が設けられており、このねじ孔33に固定ねじ32を螺合して、第一実施形態と同様に、固定ねじ32の先端を狭隘開口溝14の底部14b(底面)に当接することにより、連結部材31の連結基片31aが対向開口片14aの裏面に押圧されて固定される。
【0061】
なお、第二実施形態において、その他の部分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0062】
◎第三実施形態
図16は、この発明の第三実施形態の情報表示柱を示す全体斜視図、図17は、第三実施形態の情報表示柱の分解斜視図である。
【0063】
第三実施形態の情報表示柱は、地上に立設される外皮柱基体10Aうちに電子装置2を内蔵した電子装置ユニット500と、この電子装置ユニット500の外皮柱基体10Aに対して着脱可能に連結されると共に、互いに着脱可能に連結される複数例えば6個のソーラー充放電ユニット100A,スピーカユニット300,導光板ユニット600,パトライトユニット200A,無線機ユニット700及びアンプユニット800と、これら各ユニット100A,300,600,200A,700,800を構成する外皮柱本体10B同士又は外皮柱本体10Bと外皮柱基体10Aとを着脱可能に連結する連結手段30とで主に構成されている。
【0064】
第三実施形態において、電子装置ユニット500は、内部筐体20を用いずに電子装置2を直接外皮柱基体10A内に内蔵している。この場合、図18に示すように、電子装置2は、外皮柱基体10Aの側壁10aの内方側の両側には、電子装置2を取り付ける基板3の挿入用ガイド溝26Aが設けられている。このように構成される外皮柱基体10A内に、電子装置2を取り付けた基板3の裏面の両側に設けられた断面略円弧状の係止突条3aをビスポケット15により一部が構成される挿入用ガイド溝26Aに挿入し摺動させて、電子装置2を外皮柱基体10A内に収容した後、外皮柱基体10Aの両端開口部10bに防水パッキン24Aを介在して上部キャップ部材19Cを閉塞し、固定ねじ(図示せず)を、上部キャップ部材19Cに設けられた取付孔19a及び防水パッキン24Aに設けられた取付孔24aを貫通してビスポケット15に螺合することで固定する。これにより、外皮柱基体10A内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、上部キャップ部材19Cには、後述するソーラー充放電ユニット100Aと電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4Aが取り付けられている。
【0065】
また、電子装置ユニット500の外皮柱基体10Aに設けられた狭隘開口溝14(挿入溝)の上部には連結部材31が挿入され、連結部材31に設けられたねじ孔33に固定ねじ32が螺合された状態で連結部材31が上方に突出されている(図17参照)。そして、外皮柱基体10Aにソーラー充放電ユニット100Aの外皮柱本体10Bを積層(連結)する場合は、まず、外皮柱基体10Aの上方に突出する連結部材31を外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14内に挿入する。次に、例えば六角レンチ等の工具を用いて連結部材31の突出した部分に設けられたねじ孔33に固定ねじ32を螺合し、固定ねじ32の先端を狭隘開口溝14の底部14b(底面)に当接することにより、連結部材31の連結基片31aが対向開口片14aの裏面に押圧されて固定される。このようにして、外皮柱基体10Aの各狭隘開口溝14に固定されて上方に突出する3個の連結部材31を、外皮柱本体10Bの各狭隘開口溝14内に挿入し、固定して電子装置ユニット500の外皮柱基体10Aとソーラー充放電ユニット100Aの外皮柱本体10Bとを連結することができる。この状態において、チャンネル状に形成される連結部材31の連結基片31aが、狭隘開口溝14の対向開口片14aの裏面側に設けられた案内段部14e内に密接に係合するので、連結を強固にすることができる。
【0066】
上記ソーラー充放電ユニット100Aは、第一実施形態のソーラー充放電ユニット100と同様に、外皮柱本体10Bの側壁10aにソーラーパネル6を装着してなり、外皮柱本体10Bの中空部11内に蓄電池(図示せず)が内蔵されている。また、ソーラー充放電ユニット100Aの外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の上部には、連結部材31が挿入され、固定ねじ32によって固定されて、連結部材31が上方に突出されている(図17参照)。なお、ソーラー充放電ユニット100Aの上部キャップ部材19の上面及び下部キャップ部材19Aの下面には、コネクタ4Aが取り付けられている。
【0067】
上記導光板ユニット600は、外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14に可変情報表示手段例えばLED導光板601を装着し、外皮柱本体10Bの中空部11内に点滅回路を組み込んだ電子装置(図示せず)が内蔵されており、この電子装置とLED導光板601が図示しないリード線によって接続されている。この場合、LED導光板601は、図19に示すように、LED表示パネル602を取り付けたフレーム603の一側端に、狭隘開口溝14内に挿入可能なチャンネル状の挿入片604を突設し、挿入片604にねじ孔605を設けた構造となっている。このように構成されるLED導光板601は、外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14内に挿入片604を挿入した状態で、固定ねじ606をねじ孔605に螺合して固定ねじ606の先端を狭隘開口溝14の底部14bに押圧することで、外皮柱本体10Bに固定される。
【0068】
また、導光板ユニット600の外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の上部には、連結部材31が挿入され、固定ねじ32によって固定されて、連結部材31が上方に突出されている(図17参照)。この場合、連結部材31は、他のユニット例えば電子装置ユニット500、ソーラー充放電ユニット100Aやスピーカユニット300等に予め固定される連結部材31より長く上方に突出している。このように導光板ユニット600の連結部材31を上方に長く突出した理由は、後述する回転式のパトライトユニット200Aの設置スペースを確保するようにしたためである。なお、導光板ユニット600の上部キャップ部材19の上面及び下部キャップ部材19Aの下面には、コネクタ4Aが取り付けられている。
【0069】
上記パトライトユニット200Aは、図17及び図20に示すように、外皮柱本体10Bの断面形状と同形状の各頂部に狭隘開口溝14を有する略三角状の台座203と、この台座203の上面に取付ボルト204を介して載置されるパトライト1Cとで主に構成されている。この場合、パトライト1Cは、円形状の載置基部1aに光源ランプ201が取り付けられ、光源ランプ201の上部及び外周部を包囲する透明あるいは着色された半透明性のキャップ1bを図示しないモータによって水平方向に回転自在に被着した構造となっている。なお、台座203の下面には、コネクタ4Aが取り付けられている(図20(c)参照)。
【0070】
上記のように構成されるパトライトユニット200Aは、下方に位置する導光板ユニット600の狭隘開口溝14に予め固定されて上方に突出する連結部材31に、台座203に設けられた狭隘開口溝14を嵌挿すなわち連結部材31を導光板ユニット600の狭隘開口溝14に挿入するようにして、導光板ユニット600の上部キャップ部材19上に載置(積層)される。そして、連結部材31に設けられたねじ孔33に固定ねじ32を螺合することによって固定(連結)される。
【0071】
上記無線機ユニット700は、図17に示すように、外皮柱本体10Bの中空部11内に無線機器(図示せず)を内蔵した構造となっており、上部カップ部材19の上面にはコネクタ4Aが取り付けられている。また、無線機ユニット700の外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の上部には、連結部材31が挿入され、固定ねじ32によって固定されて、連結部材31が上方に突出されている(図17参照)。
【0072】
上記のように構成される無線機ユニット700は、外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14を、下方に位置する導光板ユニット600の外皮柱本体10Bから突出する連結部材31に嵌挿すなわち連結部材31を無線機ユニット700の狭隘開口溝14に挿入した後、連結部材31の上部に設けられたねじ孔33に固定ねじ32を螺合して、固定ねじ32の先端部を狭隘開口溝14の底面に当接して押圧することで、導光板ユニット600の上方にパトライトユニット200Aを介して積層(連結)される。
【0073】
一方、上記アンプユニット800は、図17に示すように、外皮柱本体10Bの中空部11内にアンプすなわち増幅器(図示せず)を内蔵した構造となっており、上部カップ部材19の上面及び下部キャップ部材19Aの下面にはコネクタ4Aが取り付けられている。このアンプユニット800の上部キャップ部材19には図示しない取付ねじをもってアンテナ7がコネクタ4Aに接続された状態で固定されている。この場合、例えばアルミニウム製ダイキャストにて形成される略三角形状のアンテナベース基板7aを、図示しない防水パッキンを介してアンプユニット800の上端部に被着した状態で取付ねじ(図示せず)にて固定する。
【0074】
上記のように構成されるアンプユニット800は、外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14を、下方に位置する無線機ユニット700の外皮柱本体10Bから突出する連結部材31に嵌挿すなわち連結部材31をアンテナユニット800の狭隘開口溝14に挿入した後、連結部材31の上部に設けられたねじ孔33に固定ねじ32を螺合して、固定ねじ32の先端部を狭隘開口溝14の底面に当接して押圧することで、無線機ユニット700の上方に積層(連結)される。
【0075】
上記のように構成される電子装置ユニット500,ソーラー充放電ユニット100A,スピーカユニット300,導光板ユニット600,パトライトユニット200A,無線機ユニット700及びアンプユニット800を、連結手段30を介して連結{具体的には、連結部材31のねじ孔33に固定ねじ32を螺合}することによって、情報表示柱を組み立てることができる。この場合、地上から低い位置にあるユニット同士の連結部例えば電子装置ユニット500とソーラー充放電ユニット100Aの連結部の少なくとも一箇所には、上述したロック機構55を有する防犯用カバー50を被着して、固定ねじ32を目隠しする方が好ましい。このようにすることによって、連結部の固定ねじ32を外部から目隠しすることができるので、悪戯によって固定ねじ32の締結が解かれて、ユニットが取り外される虞がない。なお、防犯用カバー50をその他の連結部にも取り付ける方が更に防犯上好ましい。
【0076】
なお、ユニット同士の交換を行う場合や不要なユニットを取り外す場合は、下方に位置するユニットの外皮柱本体10B又は外皮柱基体10Aの狭隘開口溝14内に挿入・固定されている連結部材31の固定ねじ32を緩めて、上方のユニットを取り外すことができる。したがって、各ユニットすなわちソーラー充放電ユニット100A,スピーカユニット300,導光板ユニット600,パトライトユニット200A,無線機ユニット700及びアンプユニット800の交換を容易にすることができると共に、電子装置ユニット500の電子装置2の保守・点検等を容易にすることができる。
【0077】
なお、第三実施形態では、外皮柱基体10Aの中空部11内に直接電子装置2を内蔵した場合について説明したが、外皮柱基体10Aに代えて外皮柱本体10Bの中空部11内に同様に電子装置2を直接内蔵してもよい。また、外皮柱基体10A又は外皮柱本体10Bの中空部11内に、第一実施形態と同様に、内部筐体20を介して電子装置2を内蔵することも可能である。
【0078】
また、第三実施形態では、連結手段30の連結部材31を各ユニット例えばソーラー充放電ユニット100A,スピーカユニット300,導光板ユニット600等を構成する外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の上部から上方に突出させる場合について説明したが、各ユニットの外皮柱本体10Bの狭隘開口溝14の下部から下方に突出させてもよい。
【0079】
◎第四実施形態
図21は、この発明に係る情報表示柱の第四実施形態を示す全体斜視図、図22は、第四実施形態におけるソーラー充放電ユニットを示す分解斜視図、図23は、ソーラー充放電ユニットの横断面図である。
【0080】
第四実施形態は、外皮柱10を構成する外皮柱基体10Cと外皮柱本体10Dを、それぞれ断面略四角形のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成した場合である。この場合、外皮柱基体10C及び外皮柱本体10D(以下に外皮柱本体10Dを代表して説明する)は、各頂点すなわち4箇所の偶角部に、内方側に凹んだ拡開凹条60が長手通しに設けられており、この拡開凹条60に挿入溝すなわち狭隘開口溝14Aが形成されている。なお、外皮柱本体10Dの外表面には長手方向に平行に形成凹凸細条10dが設けられている(図23参照)。
【0081】
また、第四実施形態の情報表示柱は、第一実施形態と同様に、地上に立設される外皮柱10に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段例えばLED警報用ライト1A(以下にパトライト1Aという),スピーカ1Bと、外部の画像情報を撮像する撮像手段例えばカメラ5と、これらパトライト1A,スピーカ1B,カメラ5と電気的に接続する電子装置2とを具備している。すなわち、第四実施形態の情報表示柱は、電子装置2とソーラーパネル6を有するソーラー充放電ユニット100Bと、パトライト1Aを有するパトライトユニット200Bと、スピーカ1Bを有するスピーカユニット300B及びカメラ5を有するカメラユニット400Bとを具備している。
【0082】
次に、第四実施形態におけるユニットについてソーラー充放電ユニット100Bを代表して説明する。
【0083】
上記ソーラー充放電ユニット100Bの外皮柱本体10Dは、図22及び図23に示すように、例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池等の電子装置2と、この電子装置2を収容(内蔵)すると共に、外皮柱本体10Dの一側に設けられた挿入口12から外皮柱本体10Dの中空部11内に挿入され、かつ、係止手段40Aを介して外皮柱本体10Dとの間に隙間13をおいて配設される内部筐体20Aと、外皮柱本体10Dにおける挿入口12を設けない1辺の外側面に装着されるソーラーパネル6とで主に構成されている。
【0084】
上記内部筐体20Aは、図23に示すように、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22Aを具備しており、第一実施形態の内部筐体20と同様に、内部筐体本体22Aの両端開口部(図示せず)に防水パッキンを介して蓋体を閉塞した気水密に構成されている。この場合、内部筐体本体22Aの対向する外側面には、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21が内部筐体本体22Aの長手方向に沿って突設されている。なお、この場合、内部筐体本体22Aの対向する内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィンを内部筐体本体22Aの長手方向に沿って突設してもよい。
【0085】
上記のように構成される内部筐体本体22Aの一側壁22aの内方側の両側には、電子装置2を取り付ける基板3の挿入用ガイド溝26が設けられており、一側壁22aと対向する側の側壁22cの外側には、係止手段40Aの一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図23参照)。また、内部筐体本体22Aの内方の6箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている。このように構成される内部筐体本体22A内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20A内に収容した後、第一実施形態と同様に、内部筐体本体22Aの両端開口部に防水パッキン(図示せず)を介在して蓋体(図示せず)を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20A内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、ソーラーパネル6と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子(図示せず)が取り付けられている。
【0086】
また、第四実施形態において、係止手段40Aは、第一実施形態と同様に、外皮柱本体10Dの内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材41A及び下部係止部材42Aと、内部筐体20Aの側面すなわち側壁22cに形成され、上部係止部材41及び下部係止部材42に係脱可能に係合する係止受け部43とで構成されている。この場合、上部係止部材41Aと下部係止部材42Aは、矩形状上部基体41a及び矩形状下部基体42aに切欠き溝を設けない点と、外皮柱本体10Bへの取付構造が相違する点以外は第一実施形態と同様に形成されている。
【0087】
上記上部係止部材41Aと下部係止部材42Aは、補助ブラケット61を介して外皮柱本体10Dの側壁に取り付けられている。この補助ブラケット61は、図23及び図24に示すように、上部係止部材41Aの矩形状上部基体41a又は下部係止部材42Aの矩形状下部基体42aを固定する矩形板状基部62と、この矩形板状基部62の両端辺から同一方向に拡開状に折曲される一対の取付片63とで構成されている。また、矩形板状基部62の中央部には、貫通孔64が穿設され、また、取付片63には、ねじ孔65が設けられている。
【0088】
このように構成される補助ブラケット61をもって上部係止部材41Aと下部係止部材42Aを外皮柱本体10Dの内壁部に取り付けるには、まず、矩形板状基部62に設けられた貫通孔64を貫通する固定ねじ66を、上部及び下部係止部材41A,42Aの基体41a,42aに設けられたねじ孔45にねじ結合(締結)して、上部係止部材41A及び下部係止部材42Aに補助ブラケット61を固着する。そして、補助ブラケット61の取付片63を外皮柱本体10Dの拡開凹条60の底面に当接した状態で、狭隘開口溝14Aの底部を貫通する取付ねじ67を取付片63のねじ孔65にねじ結合(締結)して、上部係止部材41A及び下部係止部材42Aを外皮柱本体10Dの内壁部に固定することができる。
【0089】
上記のように構成される第四実施形態のソーラー充放電ユニット100Bにおいて、内部筐体20Aを外皮柱本体10Dの中空部11内に配設するには、第一実施形態と同様に、外皮柱本体10Dの挿入口12から外皮柱本体10Dの中空部11内に挿入される内部筐体20Aの係止受け部43を上部係止部材41Aと下部係止部材42Aに嵌合(係合)させて確実に係止・固定することができる。
【0090】
なお、第四実施形態において、カバープレート17Aに設けられた両起立片17aが外皮柱本体10Dに設けられた対向する拡開凹条60の側壁60aに係合した状態で挿入口12を閉塞するように構成されている。なお、外皮柱本体10Dの上部開口端には、狭隘開口溝14Aを残して上部キャップ部材19Cが防水パッキン(図示せず)を介して閉塞されると共に、固定ねじ19bによって固定されている。また、外皮柱本体10Dの下部開口端にも、同様に、狭隘開口溝14Aを残して下部キャップ部材19Dが防水パッキン(図示せず)を介して閉塞されると共に、固定ねじによって固定されている。なお、上部キャップ部材19C及び下部キャップ部材19Dには、隣接するユニット同士を電気的に接続可能なコネクタ4Aが取り付けられている。
【0091】
また、第四実施形態において、外皮柱本体10Dの狭隘開口溝14Aの下部には、連結手段30を構成する連結部材31が固定ねじ32をもって固定されており、連結部材31は下方に向かって突出している。連結部材31を下方に突出させる代わりに第一実施形態と同様に、連結部材31を狭隘開口溝14Aの上部に固定ねじ32にて固定して、上方に突出させるようにしてもよい。
【0092】
ソーラー充放電ユニット100B以外のユニット例えばパトライトユニット200B,スピーカユニット300B及びカメラユニット400Bは、外皮柱本体10Dと上部キャップ部材19C及び下部キャップ部材19Dと頂部に固定されるキャップ部材19Gの形状が異なる以外は第一実施形態と同様の構造であるので、同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0093】
上記のように構成される外皮柱基体10C,ソーラー充放電ユニット100B,パトライトユニット200B,スピーカユニット300B及びカメラユニット400Bを、連結手段30を介して連結{具体的には、連結部材31のねじ孔33に固定ねじ32を螺合}することによって、情報表示柱を組み立てることができる。この場合、地上から低い位置にあるユニット同士の連結部例えば外皮柱基体10Cとソーラー充放電ユニット100Bの連結部の少なくとも一箇所には、上述したロック機構を有する防犯用カバー50を被着して、固定ねじ32を目隠しする方が好ましい。なお、防犯用カバー50をその他の連結部にも取り付ける方が更に防犯上好ましい。この場合、防犯用カバー50は、図23に二点鎖線で示すように、外皮柱本体10D(及び外皮柱基体10C)に設けられた狭隘開口溝14Aの外側壁14aに沿って移動可能すなわち摺動可能に装着されており、連結部材31を固定ねじ32にて固定した後、防犯用カバー50を移動(摺動)して固定ねじ32を外部から目隠しした状態で、キー54によってロック片53を移動して連結部材31に設けられた係止孔31bに係合すなわちロックして防犯用カバー50を固定する。このようにすることによって、連結部の固定ねじ32を外部から目隠しすることができるので、悪戯によって固定ねじ32の締結が解かれてユニットが取り外される虞がない。
【0094】
なお、ユニット同士の交換を行う場合や不要なユニットを取り外す場合は、下方に位置するユニットの外皮柱本体10D又は外皮柱基体10Cの狭隘開口溝14A内に挿入・固定されている連結部材31の固定ねじ32を緩めて、上方のユニットを取り外すことができる。したがって、各ユニットすなわちソーラー充放電ユニット100B,パトライトユニット200B,スピーカユニット300B及びカメラユニット400Bの交換を容易にすることができると共に、ソーラー充放電ユニット100Bの電子装置2の保守・点検等を容易にすることができる。
【0095】
なお、第四実施形態では、外皮柱本体10Dの中空部11内に内部筐体20Aを介して電子装置2を内蔵する場合について説明したが、外皮柱本体10Dの中空部11内に直接電子装置2を内蔵してもよい。また、外皮柱基体10Cの中空部11内に、内部筐体20Aを介して電子装置2を内蔵してもよく、あるいは、外皮柱基体10Cの中空部11内に直接電子装置2を内蔵してもよい。
【0096】
◎第五実施形態
図25は、この発明に係る情報表示柱の第五実施形態を示す斜視図、図26は、第五実施形態におけるソーラー充放電ユニットを示す分解斜視図、図27は、第五実施形態におけるソーラー充放電ユニットの横断面図である。
【0097】
第五実施形態は、外皮柱10を構成する外皮柱基体10Eと外皮柱本体10Fを、それぞれ断面略円形のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成した場合である。この場合、外皮柱基体10E及び外皮柱本体10F(以下に外皮柱本体10Fを代表して説明する)は、一側に挿入口12を設け、挿入口12を設けた側壁及び、この側壁と対向する側壁には、それぞれ内方に凹んだ凹溝70を長手通しに形成し、また、挿入口12と凹溝70とを結ぶ直線に対して直交する両側壁には、内方側に凹んだ狭隘開口溝14B(挿入溝)が長手通しに形成されている。なお、外皮柱本体10Fの外表面には長手方向に平行に形成凹凸細条10dが設けられている(図27参照)。
【0098】
また、第五実施形態の情報表示柱は、第一及び第四実施形態と同様に、地上に立設される外皮柱10に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段例えばLED警報用ライト1A(以下にパトライト1Aという),スピーカ1Bと、外部の画像情報を撮像する撮像手段例えばカメラ5と、これらパトライト1A,スピーカ1B,カメラ5と電気的に接続する電子装置2とを具備している。すなわち、第五実施形態の情報表示柱は、電子装置2とソーラーパネル6を有するソーラー充放電ユニット100Cと、パトライト1Aを有するパトライトユニット200Cと、スピーカ1Bを有するスピーカユニット300C及びカメラ5を有するカメラユニット400Cとを具備している。
【0099】
次に、第五実施形態におけるユニットについてソーラー充放電ユニット100Cを代表して説明する。
【0100】
上記ソーラー充放電ユニット100Cの外皮柱本体10Fは、図26及び図27に示すように、例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池等の電子装置2と、この電子装置2を収容(内蔵)すると共に、外皮柱本体10Fに設けられた挿入口12から外皮柱本体10Fの中空部11内に挿入され、かつ、係止手段40Bを介して外皮柱本体10Fとの間に隙間13をおいて配設される内部筐体20Bと、外皮柱本体10Fにおける挿入口12を設けない外側面に装着されるソーラーパネル6とで主に構成されている。
【0101】
この場合、外皮柱本体10Fは、一側に挿入口12を設け、挿入口12を設けた側壁及び、この側壁と対向する側壁には、それぞれ内方に凹んだ凹溝70を長手通しに形成し、また、挿入口12と凹溝70とを結ぶ直線に対して直交する両側壁には、内方側に凹んだ狭隘開口状の挿入溝14Bが長手通しに形成されている。
【0102】
第五実施形態において、上記挿入口12には、横断面円弧状のカバープレート17Bが取付ねじ71をもって着脱可能に装着されている。また、挿入口12と対向する側壁に設けられた凹溝70の底部には、第一及び第四実施形態と同様な上部係止部材41と下部係止部材42が、凹溝70を貫通する取付ねじ44によって固着されている。
【0103】
また、内部筐体20Bは、断面略矩形状のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22Bを具備し、この内部筐体本体22Bにおける外皮柱本体10Fへの挿入方向の両側面に複数の放熱用フィン21を突設する以外は、第一及び第四実施形態と同様に構成されている。なお、この場合、内部筐体本体22Bの内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン(図示せず)を内部筐体本体22Bの長手方向に沿って突設してもよい。
【0104】
上記のように構成される内部筐体本体22Bの挿入側壁面の外側には、第一及び第四実施形態と同様に、係止手段40Bの一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図27参照)。また、内部筐体本体22Bの内方の4箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている。このように構成される内部筐体本体22B内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20B内に収容した後、第一及び第四実施形態と同様に、内部筐体本体22Bの両端開口部に防水パッキン(図示せず)を介在して蓋体25を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20B内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、ソーラーパネル6と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4が取り付けられている。
【0105】
上記のように構成される第五実施形態の情報表示柱において、内部筐体20Bを外皮柱本体10Fの中空部11内に配設するには、第一及び第四実施形態と同様に、外皮柱本体10Fの挿入口12から外皮柱本体10Fの中空部11内に挿入される内部筐体20Bの係止受け部43を上部係止部材41と下部係止部材42に嵌合(係合)させて確実に係止・固定することができる。
【0106】
なお、外皮柱本体10Fの上部開口端には、狭隘開口溝14Bを残して略円形状の上部キャップ部材19Eが防水パッキン(図示せず)を介して閉塞されると共に、固定ねじ19bによって固定されている。また、外皮柱本体10Fの下部開口端にも、同様に、狭隘開口溝14Bを残して下部キャップ部材19Fが防水パッキン(図示せず)を介して閉塞されると共に、固定ねじ19bによって固定されている。なお、上部キャップ部材19E及び下部キャップ部材19Fには、隣接するユニット同士を電気的に接続可能なコネクタ4Aが取り付けられている(図26参照)。
【0107】
また、第五実施形態において、外皮柱本体10Dの狭隘開口溝14Bの下部には、連結手段30を構成する連結部材31が固定ねじ32をもって固定されており、連結部材31は下方に向かって突出している。連結部材31を下方に突出させる代わりに第一実施形態と同様に、連結部材31を狭隘開口溝14Bの上部に固定ねじ32にて固定して、上方に突出させるようにしてもよい。
【0108】
ソーラー充放電ユニット100C以外のユニット例えばパトライトユニット200C,スピーカユニット300C及びカメラユニット400Cは、外皮柱本体10Eと上部キャップ部材19E及び下部キャップ部材19Fと頂部に固定されるキャップ部材19Hの形状が異なる以外は第一及び第四実施形態と同様の構造であるので、同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0109】
上記のように構成される外皮柱基体10E,ソーラー充放電ユニット100C,パトライトユニット200C,スピーカユニット300C及びカメラユニット400Cを、連結手段30を介して連結{具体的には、連結部材31のねじ孔33に固定ねじ32を螺合}することによって、情報表示柱を組み立てることができる。この場合、地上から低い位置にあるユニット同士の連結部例えば外皮柱基体10Eとソーラー充放電ユニット100Cの連結部の少なくとも一箇所には、上述したロック機構55を有する防犯用カバー50Aを被着して、固定ねじ32を目隠しする方が好ましい。なお、防犯用カバー50Aをその他の連結部にも取り付ける方が更に防犯上好ましい。
【0110】
この場合、防犯用カバー50Aは、図28に示すように、外皮柱本体10Fに設けられた狭隘開口溝14B内に沿って移動可能すなわち摺動可能に挿入される挿入片56を具備すると共に、挿入片56の両側に突出して狭隘開口溝14の対向開口部14aに係合する抜け止め防止用の係止突起57を具備してなる。このように構成される防犯用カバー50Aは、外皮柱基体10Eとソーラー充放電ユニット100Cの外皮柱本体10Fとを連結する前は連結部材31の上方の狭隘開口溝14B内に位置しており、連結部材31を固定ねじ32にて固定して外皮柱基体10Eと外皮柱本体10Fとを連結した後、防犯用カバー50Aを下方へ移動すなわち摺動すると共に係止突起57を支点として回転して固定ねじ32を外部から目隠しする。この状態で、キー54によってロック片53を移動して連結部材31に設けられた係止孔31bに係合すなわちロックして防犯用カバー50Aを固定する。このようにすることによって、連結部の固定ねじ32を外部から目隠しすることができるので、悪戯によって固定ねじ32の締結が解かれる虞がない。
【0111】
なお、ユニット同士の交換を行う場合や不要なユニットを取り外す場合は、下方に位置するユニットの外皮柱本体10F又は外皮柱基体10Eの狭隘開口溝14B内に挿入・固定されている連結部材31の固定ねじ32を緩めて、上方のユニットを取り外すことができる。したがって、各ユニットすなわちソーラー充放電ユニット100C,パトライトユニット200C,スピーカユニット300C及びカメラユニット400Cの交換を容易にすることができると共に、ソーラー充放電ユニット100Cの電子装置2の保守・点検等を容易にすることができる。
【0112】
なお、第五実施形態では、外皮柱本体10Fの中空部11内に内部筐体20Bを介して電子装置2を内蔵する場合について説明したが、外皮柱本体10Fの中空部11内に直接電子装置2を内蔵してもよい。また、外皮柱基体10Eの中空部11内に、内部筐体20Bを介して電子装置2を内蔵してもよく、あるいは、外皮柱基体10Eの中空部11内に直接電子装置2を内蔵してもよい。
【0113】
◎その他の実施形態
(1)上記実施形態では、外皮柱基体10A,10C,10E及び外皮柱本体10B,10D,10Fが、断面略三角形、断面略四角形あるいは断面略円形の中空押出形材にて形成される場合について説明したが、外皮柱基体10A,10C,10E及び外皮柱本体10B,10D,10Fを断面三角形、四角形あるいは円形以外の多角形例えば断面五角形、六角形、八角形等や楕円形状の中空押出形材にて形成することも可能である。
【0114】
(2)上記第三ないし第五実施形態では、連結手段30に短尺の連結部材31を用いた場合について説明したが、短尺の連結部材31に代えて第二実施形態に示すように、長尺の連結部材31Aを用いた連結手段30Aとしてもよい。
【0115】
(3)上記実施形態では、外皮柱基体の上部に、ソーラー充放電ユニットと、パトライトユニットと、スピーカユニット及びカメラユニットを着脱及び交換可能に積層(連結)する場合(第一、第四及び第五実施形態)と、外皮柱基体の上部に、ソーラー充放電ユニットと、スピーカユニットと、導光板ユニットと、パトライトユニットと、無線機ユニット及びアンプユニットを着脱及び交換可能に積層(連結)する場合(第三実施形態)について説明したが、ユニットの種類や構造は上記構造のものに限定されるものではなく、この発明の情報表示柱は、少なくとも電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段を一体に形成する複数のユニットと、可変情報表示手段と電気的に接続する電子装置とを具備するユニットを有するものであれば、任意の形態のユニットであってもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明は上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0117】
1)請求項1記載の発明によれば、任意の可変情報表示手段を一体に形成したユニットと電子装置を一体に形成したユニットを着脱可能に積層(連結)して情報表示柱を組み立てることができるので、使用目的に応じたユニットを容易に積層(連結)して情報表示柱を組み立てることができる。また、連結状態を解除して可変情報表示手段を一体に形成したユニットを交換することができると共に、電子装置の保守・点検を行うことができる。
【0118】
2)請求項2記載の発明によれば、上記1)に加えて更に、使用目的に応じた任意の可変情報表示手段、撮像手段を一体に形成したユニットと電子装置を一体に形成したユニットを容易に積層状に連結して情報表示柱を組み立てることができる。また、連結状態を解除して可変情報表示手段、撮像手段を一体に形成したユニットを交換することができると共に、電子装置の保守・点検を行うことができる。
【0119】
3)請求項3記載の発明によれば、電子装置は、蓄電池を具備し、電子装置を一体に形成した外皮柱本体にソーラーパネルを装着してユニット化することにより、ソーラーパネルによって集光・集熱されたエネルギを蓄電池に蓄電することができ、蓄電された電気を利用して可変情報表示手段等を動作させることができる。したがって、外部電源により可変情報手段等を作動させる情報表示柱においては、停電時に蓄電池に蓄電された電気を利用して可変情報手段等を作動させることができる。また、自家発電を利用して可変情報表示手段等を作動させることができる。
【0120】
4)請求項4記載の発明によれば、電子装置を一体に形成する外皮柱本体を中空状に形成し、この外皮柱本体の中空部内に収容される中空状の内部筐体内に電子装置を内蔵すると共に、内部筐体の開口端に蓋体を気水密に閉塞することにより、外皮柱本体内への電子装置を収容を容易にすることができると共に、電子装置の気水密性を保つことができる。この場合、内部筐体は、少なくとも外側面に放熱フィンを突設すると共に、外皮柱本体の中空部内に隙間をおいて配設することにより、内部筐体を外皮柱本体と断熱して配設することができると共に、電子装置から発生する熱を内部筐体に突設された放熱フィンによって分散して外皮柱本体の中空部内に放熱することができる。したがって、情報表示柱が局部的に高温度になるのを抑制して、寿命の増大、電子装置の保守・点検を容易にすることができる(請求項5)。
【0121】
5)請求項記載の発明によれば、外皮柱基体及びユニット化された外皮柱本体に設けられた挿入溝内に連結部材を挿入した状態で固定部材にて固定して、外皮柱基体と外皮柱本体及び外皮柱本体同士を着脱可能に連結することができるので、上記1)に加えて更に、外皮柱基体と外皮柱本体及び外皮柱本体同士の積層(連結)を容易にすることができる。また、外皮柱基体及び外皮柱本体の取付位置の位置決めが容易となり、また、外皮柱基体及び外皮柱本体の着脱を容易にすることができるので、可変表示手段等の交換を容易にすることができる。この場合、挿入溝を外方に向かって開口する一対の対向開口片を有する狭隘開口溝にて形成し、連結部材を、狭隘開口溝内において対向開口片と係合すべく摺動可能なチャンネル状部材にて形成し、固定部材を、チャンネル状部材の連結基片に設けられたねじ孔に螺合して狭隘開口溝の底面に当接する固定ねじにて形成することにより、構成部材の軽量化が図れる上、強度性の向上が図れる。また、連結部材を、予め外皮柱本体の挿入溝の上部又は下部に固定されて上方又は下方に突出される短尺の連結部材にて形成することにより、更に構成部材の削減が図れると共に、ユニット化された外皮柱本体の着脱が容易となる(請求項)。この場合、固定部材を外部から目隠しすべく挿入溝の外側面を包囲する防犯用カバーを挿入溝に対して移動可能に装着すると共に、この防犯用カバーに、連結部材に係脱可能に係合するロック手段を具備することにより、悪戯によってユニット化された外皮柱本体を取り外されるのを防止することができる(請求項)。また、連結部材を全ての外皮柱本体の挿入溝内に挿入可能な長尺の連結部材にて形成することにより、情報表示柱自体の強度を向上させることができると共に、悪戯によってユニット化された外皮柱本体を取り外されるのを防止することができる(請求項)。
【0122】
6)請求項9,10記載の発明によれば、外皮柱基体及び外皮柱本体又は外皮柱基体、外皮柱本体及び内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成することにより、中空部の寸法を正確にすることができると共に、中空部内を有効に活用することができる。特に、電子装置を収容(内蔵)した内部筐体を外皮柱本体の中空部内に収容する場合は、外皮柱本体と内部筐体との隙間を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る情報表示柱の第一実施形態の全体を示す正面図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)である。
【図2】 第一実施形態の情報表示柱の全体を示す概略斜視図である。
【図3】 この発明における外皮柱基体と外皮柱本体の連結部を示す分解斜視図である。
【図4】 第一実施形態におけるソーラー充放電ユニットを示す正面図(a)及び(a)のII−II線に沿う拡大断面図(b)である。
【図5】 第一実施形態における内部筐体の取付状態を示す縦断面図である。
【図6】上記内部筐体の取付状態を示す分解斜視図である。
【図7】上記内部筐体の取付状態を示す分解横断面図である。
【図8】上記内部筐体と係止手段を示す分解斜視図である。
【図9】上記内部筐体とこの発明における電子装置を示す分解斜視図である。
【図10】第一実施形態におけるパトライトユニットの平面図(a)、正面図(b)及び(b)のIII−III線に沿う拡大断面図(c)である。
【図11】第一実施形態におけるスピーカユニットの平面図(a)、正面図(b)及び(b)のIV−IV線に沿う拡大断面図(c)である。
【図12】別のスピーカユニットの平面図(a)、(a)のV−V線に沿う断面図(b)、(a)のVI−VI線に沿う断面図(c)及び(a)のVII−VII線に沿う断面図(d)である。
【図13】第一実施形態におけるカメラユニットの斜視図(a)、断面図(b)及び別の形態の断面図(c)である。
【図14】この発明におけるロック機構を示す斜視図(a)及び(a)のVIII−VIII線に沿う断面図(b)である。
【図15】この発明の第二実施形態における連結手段を示す分解斜視図である。
【図16】この発明に係る情報表示柱の第三実施形態を示す概略斜視図である。
【図17】第三実施形態の情報表示柱の分解斜視図である。
【図18】第三実施形態における電子装置の取り地家状態を示す分解斜視図である。
【図19】第三実施形態における導光板ユニットを示す斜視図である。
【図20】第三実施形態におけるパトライトユニットの平面図(a)、正面図(b)及び底面図(c)である。
【図21】この発明に係る情報表示柱の第四実施形態を示す概略斜視図である。
【図22】第四実施形態におけるソーラー充放電ユニットを示す分解斜視図である。
【図23】第四実施形態のソーラー充放電ユニットの横断面図である。
【図24】第四実施形態における内部筐体の係止手段を示す斜視図である。
【図25】この発明に係る情報表示柱の第五実施形態を示す概略斜視図である。
【図26】第五実施形態におけるソーラー充放電ユニットを示す分解斜視図である。
【図27】第五実施形態のソーラー充放電ユニットの横断面図である。
【図28】第五実施形態における防犯用カバーの取付状態を示す斜視図(a)及び縦断面図(b)である。
【符号の説明】
1A パトライト(可変情報表示手段)
1B スピーカ(可変情報表示手段)
2 電子装置
5 カメラ(撮像手段)
10 外皮柱
10A,10C,10E 外皮柱基体
10B,10D,10F 外皮柱本体
11 中空部
12 挿入口
13 隙間
14,14A,14B 狭隘開口溝(挿入溝)
20,20A,20B 内部筐体
21,21A 放熱用フィン
22,22A,22B 内部筐体本体
23 開口部
24 防水パッキン
25 蓋体
30,30A 連結手段
31,31A 連結部材
31a 連結基片
31b 係止孔
32 固定ねじ(固定部材)
33 ねじ孔
50,50A 防犯用カバー
53 ロック片
54 キー
55 ロック機構(ロック手段)
100,100A,100B,100C ソーラー充放電ユニット
200,200A,200B,200C パトライトユニット
300,300B,300C スピーカユニット
400,400B,400C カメラユニット
500 電子装置ユニット
600 導光板ユニット
700 無線機ユニット
800 アンプユニット

Claims (10)

  1. 地上に立設される外皮柱と、
    電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、
    上記可変情報表示手段と電気的に接続する電子装置とを具備する情報表示柱において、
    上記外皮柱を、地上に立設固定される外皮柱基体と、この外皮柱基体に対して着脱可能に連結されると共に、互いに着脱可能に連結される複数の外皮柱本体とで構成し、
    上記外皮柱本体又は外皮柱基体に上記可変情報表示手段又は電子装置を一体に形成してユニット化し、
    ユニット化された上記外皮柱本体を、連結手段を介して交換可能に積層状に連結してなり、
    上記連結手段は、外皮柱基体及び外皮柱本体に設けられる長手方向に沿う挿入溝と、この挿入溝内に挿入可能な連結部材と、この連結部材を上記挿入溝内に挿入した状態で固定する固定部材とを具備してなり、
    上記挿入溝を外方に向かって開口する一対の対向開口片を有する狭隘開口溝にて形成し、
    上記連結部材を、上記狭隘開口溝内において上記対向開口片と係合すべく摺動可能なチャンネル状部材にて形成し、
    上記固定部材を、上記チャンネル状部材の連結基片に設けられたねじ孔に螺合して上記狭隘開口溝の底面に当接する固定ねじにて形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  2. 請求項1記載の情報表示柱において、
    上記電子装置と電気的に接続可能な外部の画像情報を撮像する撮像手段を更に具備し、
    上記外皮柱本体に上記撮像手段を一体に形成してユニット化し、このユニット化された外皮柱本体と他の外皮柱本体又は外皮柱基体とを連結手段を介して着脱可能に連結してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  3. 請求項1記載の情報表示柱において、
    上記電子装置は、蓄電池を具備すると共に、この電子装置を一体に形成した外皮柱本体にソーラーパネルを装着してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  4. 請求項1又は3記載の情報表示柱において、
    上記電子装置を一体に形成する外皮柱本体又は外皮柱基体を中空状に形成し、この外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に収容される中空状の内部筐体内に電子装置を内蔵すると共に、内部筐体の開口端に蓋体を気水密に閉塞してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  5. 請求項4記載の情報表示柱において、
    上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱フィンを突設すると共に、外皮柱本体又は外皮柱基体の中空部内に隙間をおいて配設される、ことを特徴とする情報表示柱。
  6. 請求項記載の情報表示柱において、
    上記連結部材が、予め外皮柱本体の挿入溝の上部又は下部に固定されて上方又は下方に突出される短尺の連結部材である、ことを特徴とする情報表示柱。
  7. 請求項記載の情報表示柱において、
    上記連結部材が、全ての外皮柱本体の挿入溝内に挿入可能な長尺の連結部材である、ことを特徴とする情報表示柱。
  8. 請求項1又は6記載の情報表示柱において、
    上記固定部材を外部から目隠しすべく挿入溝の外側面を包囲する防犯用カバーを挿入溝に対して移動可能に装着し、上記防犯用カバーは、連結部材に係脱可能に係合するロック手段を具備することを特徴とする情報表示柱。
  9. 請求項1ないし3、6又は7に記載の情報表示柱において、
    上記外皮柱基体及び外皮柱本体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  10. 請求項4又は5記載の情報表示柱において、
    上記外皮柱基体、外皮柱本体及び内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
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