JP4054895B2 - 再帰反射性キューブコーナー物品を形成する型に使用する複数の薄板の製造方法 - Google Patents

再帰反射性キューブコーナー物品を形成する型に使用する複数の薄板の製造方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は概して、再帰反射性シート材料キューブコーナーの形成に使用するのに適した型、同型を作製するための方法、及びこのような型から形成された再帰反射性シート材料に関する。特に、本発明は複数の薄い薄板から形成された型及び同型を作製するための方法に関する。
背景技術
再帰反射性材料は、材料上の光入射を出発点の光源に再び送り返すことができることを特徴とする。この特性のため、いろいろな顕示用途に再帰反射性シート材料が広範囲にわたり使用されている。再帰反射性シート材料は、例えば、道路標識及びバリケードなどの平らな、剛性の物品にしばしば適用される。しかしながら、それは不規則または可撓性の表面上にも用いられる。例えば、再帰反射性シート材料を、段及び突起型リベット上に渡すシート材料を必要とするトラックトレーラーの側面に付着させることができ、または道路作業員の安全ベストまたは他のこのような安全被服などの可撓性の身体部分に付着させることができる。下にある表面が不規則または可撓性である状態において、再帰反射性シート材料は望ましくは再帰反射性能を犠牲にすることなく下にある表面に馴染むことができる。更に、再帰反射性シート材料はしばしば、包装されてロールの形で発送されるため、心の周りに卷かれるように十分に可撓性であるシート材料を必要とする。
再帰反射性シート材料の2つの周知の種類は、微小球ベースのシート材料及びキューブコーナーシート材料である。微小球ベースのシート材料は、「ビード付き」シート材料と称されることもあり、連結剤層中に一般に少なくとも一部分が埋め込まれた、入射光を再帰反射する対応する正反射または拡散反射材料(例えば、顔料粒子、金属フレークまたは蒸気塗膜など)を有する多数の微小球を使用する。具体的な例は、米国特許第3,190,178号(マッケンジー)、4,025,159号(マクグラス)及び5,066,098号(クルト)に開示されている。有利には、微小球ベースのシート材料を、概して、段形または可撓性の表面に付着させることができる。同様に、ビード付き再帰反射体の対称性のために、微小球ベースのシート材料は、シート材料の表面に垂直な軸を中心にして回転させられる時に比較的向きが均一な全光再帰反射性能(Total light return)を示す。このため、このような微小球ベースのシート材料は、シート材料が表面に置かれる向きに比較的低い感度を有する。しかしながら、概して、このようなシート材料はキューブコーナーシート材料より低い再帰反射性効率を有する。
キューブコーナー再帰反射性シート材料は、実質的に平らな基礎平面及び前記基礎平面の反対側の複数のキューブコーナー要素を含む構造化表面を一般に有する本体部分を含む。各々のキューブコーナー要素は、単一基準点、または頂点で交差する3つの互いに実質的に垂直な光学面を含む。キューブコーナー要素の基部は、キューブコーナー要素中に光を送る口径の役目をする。使用時に、シート材料の基礎平面上の光入射がシート材料の基礎平面で屈折し、シート材料上に配置されたキューブコーナー要素の基部を介して送られ、3つの垂直なキューブコーナー光学面の各々から反射され、光源に再び送り返される。キューブコーナー要素の、光学軸とも呼ばれる対称軸は、キューブコーナーの頂点を通ると共にキューブコーナー要素の3つの光学面と等しい角度をなす軸である。キューブコーナー要素は一般に、ほぼ光学軸に沿って前記要素の基部上の光入射に応答して最も高い光学効率を示す。キューブコーナー再帰反射性体によって再帰反射される光の量は、入射角が光学軸から外れるときに低下する。
キューブコーナー再帰反射性シート材料の最大の再帰反射性効率は、シート材料の構造化表面上のキューブコーナー要素の幾何学的形状の関数である。用語「作用面積」及び「有効口径」は、キューブコーナー要素の基部上の光入射を再帰反射する前記要素の部分を特徴を説明するためにキューブコーナー技術で用いられる。キューブコーナー要素の設計のための有効な口径の決定に関する詳細な教示は、本開示内容の範囲外である。キューブコーナーの幾何学的形状の有効口径を決定するための1つの手順は、エクハード、『Applied Optics』、v.10、n.7、1971年7月、1559-1566ページに記載されている。ストローベルに付与された米国特許第835,648号にも、有効口径の基本的な考えが論じられている。所与の入射角において、作用面積は、屈折入射光に垂直な平面上への3つのキューブコーナー面の射影と同じ平面への第3の反射に対する画像表面の射影との位相交点によって決定することができる。次に、用語「作用面積パーセント」は、キューブコーナー面の射影の全面積で割った作用面積として定義される。再帰反射性シート材料の再帰反射性効率は、シート材料上のキューブコーナー要素の作用面積パーセントに直接に関連する。
キューブコーナー整合対配列のための予想全光再帰性能(TLR)を作用面積パーセント及び光線強度の情報から計算することができる。光線強度は、前面の損失によって及び再帰反射性光線に対する3つのキューブコーナー表面の各々からの反射によって低減されることがある。全光再帰性能は、作用面積パーセントと光線強度との積、または再帰反射される全入射光のパーセンテージと定義される。直接機械加工キューブコーナー配列の全光再帰性能の考察が、米国特許第3,712,706号(スタム)に記載されている。
更に、再帰反射性シート材料の再帰反射性パターンの光学特性は、一部は、キューブコーナー要素の幾何学的形状の関数である。このため、キューブコーナー要素の幾何学的形状の歪みは、シート材料の光学特性の相当する歪みを起こすことがある。望ましくない物理的な歪みを抑えるために、再帰反射性シート材料のキューブコーナー要素は一般に、シート材料を屈曲または弾性延伸の間にキューブコーナー要素の物理的な歪みを抑えるのに十分な比較的高い弾性率を有する材料から作製される。上に論じたように、再帰反射性シート材料は、同シート材料を段形またはそれ自体可撓性である基材に付着させることができ、または再帰反射性シート材料を保管及び出荷用にロールに巻くことができるように十分に可撓性であることがしばしば望ましい。
キューブコーナー再帰反射性シート材料は、先ず、所望のキューブコーナー要素の幾何学的形状の、ネガまたはポジのどちらかの画像を含む種型を製造することにより製造される。型をニッケル電気メッキ、化学蒸着法または物理蒸着法を用いて複製し、キューブコーナー再帰反射性シート材料を形成するための成形用具を製作することができる。プリコーンらに付与された米国特許第5,156,863号は、キューブコーナー再帰反射性シート材料の製造に用いられる成形用具を形成するプロセスの具体的な概要を提供する。種型を製造するための周知の方法は、ピン集束技術、直接機械加工技術、及びラミネート技術などである。これらの技術の各々が、利点及び制限条件を有する。
ピン集束技術において、各々に幾何学的な形状を一方の端部に有する複数のピンを集成してキューブコーナー再帰反射性表面を形成する。米国特許第1,591,572号(スティムソン)、3,926,402号(ヘーナン)、3,541,606号(ヘーナンら)及びハウウェルに付与された3,632,695号が具体的な例を提供する。ピン集束技術により、単一型内に多種多様なキューブコーナー幾何学的形状を製造することができる。しかしながら、ピン集束技術は小さいキューブコーナー要素(例えば約1.0ミリメートル未満)を作製するためには経済的及び技術的に非実用的である。
直接機械加工技術において、一連の溝が単体の基材に形成されてキューブコーナー再帰反射性表面を形成する。スタムに付与された米国特許第3,712,706号及びワープマンに付与された4,588,258号は、具体的な例を提供する。直接機械加工技術により、可撓性の再帰反射性シート材料に適合した非常に小さいキューブコーナー要素を精確に機械加工することができる。しかしながら、直接機械加工技術を用いて低い導入角で非常に高い有効口径を有する特定のキューブコーナー幾何学的形状を作り出すことは現在のところ可能ではない。例として、米国特許第3,712,706号に記載されているキューブコーナー要素の幾何学的形状の最大の理論全光再帰性能は、約67%である。
ラミネート技術において、各々に幾何学的な形状を一方の端部に有する複数の薄板を集成してキューブコーナー再帰反射性表面を形成する。ドイツ仮公開(OS)1917292号、国際公開第WO 94/18581号(ボーンら)、公開第WO 97/04939号(ミムラら)及び公開第WO 97/04940号(ミムラら)には、それぞれ、溝付き表面が複数のプレート上に形成された成形反射体が開示されている。次に、前記プレートは特定の角度だけ傾斜され、各々第2のプレートが十文字形にずらされる。このプロセスは、第1のプレート上の2つの機械加工面及び第2のプレート上の一方の側の表面によって各々形成された複数のキューブコーナー要素を作り出す。グーベラに付与されたドイツ特許第4236799号には、キューブコーナーの製造用にキューブの形をした表面を有する成形工具を製造するための方法が開示されている。斜表面が研削されるか、または帯の一方の端縁の長さ全体にわたり第1の方向に切削される。次に、複数のノッチが第2の方向に形成され、前記帯上にキューブコーナー反射体を形成する。最後に、複数のノッチは、前記帯の側面に縦に形成される。グーベラに付与されたドイツ仮特許第4410994 C2号は関連特許である。特許第4410994 C2号に開示された反射体は、凹形の湾曲を有する反射面を特徴とする。
発明の要旨
本発明は、複数の薄板から再帰反射性シート材料を形成するときに使用するのに適した種型及び同種型を作製する方法に関する。有利には、本願明細書に開示された方法に従って製造された種型は、100%に近い再帰反射性効率の大きさを示す再帰反射性キューブコーナーシート材料の製造を可能にする。可撓性の再帰反射性シート材料の製造を容易にするために、前記開示された方法は、幅が0.010ミリメートルしかないキューブコーナー再帰反射性要素の製造を可能にする。更に、本応用例は、少なくとも2つの異なった向きにおいて対称的な再帰反射性能を示すキューブコーナー再帰反射性シート材料の製造を可能にする。複数の薄板から形成された型を作製する効率的な、費用効果が高い方法もまた開示される。
複数の薄板が同時に機械加工されて前記複数のキューブコーナー要素を形成する。各々のキューブコーナー要素の3つの互いに垂直な光学面は好ましくは複数の薄板の一つの上に形成される。すなわち、単一のまたは不連続なキューブコーナー要素は好ましくは、2つ以上の薄板にわたって延在しない。すべての3つの光学面は好ましくは、機械加工プロセスによって形成され、光学高品質表面を確保する。機械加工段階中及びその後に、位置合わせの問題及び薄板の処理による損傷を最小にするように、平らな界面が隣接した薄板間に好ましくは維持される。
複数の薄板が再帰反射性キューブコーナー物品の形成に使用するのに適した型に使用するために製造される。各々の薄板は、第1の基準面を両者の間に規定する互いに反対側の第1及び第2の主表面を有する。各々の薄板は更に、第1及び第2の主表面を連結する作用面を含む。作用面は、作用面に実質的に平行であると共に前記第1の基準面に垂直な第2の基準面と第1の基準面及び第2の基準面に垂直な第3の基準面とを規定する。前述の方法は、複数の薄板をそれぞれの第1の基準面が互いに平行になると共に固定基準軸に対して第1の角度で配置されるように方向付けする工程を含む。少なくとも2つの溝セットが作用面内に形成される。各々の溝セットは、薄板の作用面内に少なくとも2つの平行な隣接したV形溝を含む。前記少なくとも2つの溝セットは、実質的に直交して複数のキューブコーナー要素を形成する第1、第2及び第3の溝表面を形成する。各々のキューブコーナー要素は好ましくは、複数の薄板の本質的に1つの上に位置する。複数の薄板を溝セットの少なくとも1つを形成する前に、固定基準軸に対して第2の角度で方向付けすることができる。
1つの実施態様において、少なくとも2つの溝セットを形成する工程は、薄板の各々の作用面内に少なくとも2つの平行な隣接したV形溝を含む第1の溝セットを形成する工程を含む。隣接した溝の各々が、実質的に直交してそれぞれの薄板の各々の上に第1の基準端縁を形成する第1の溝表面及び第2の溝表面を規定する。複数の薄板の作用面内に少なくとも1つの溝を含む第2の溝セットが形成される。第2の溝セットの各々の溝は、第1及び第2の溝表面と実質的に直交して本質的に単一の薄板上に位置した少なくとも1つの第1のキューブコーナー要素を形成する第3の溝表面を規定する。
第1のキューブコーナー要素は好ましくは、複数のキューブコーナー要素を含む。複数のキューブコーナー要素の各々が、本質的に1つの薄板上に位置している。隣接した第1及び第2の主表面の間の界面は好ましくは平らである。各々の薄板は、厚さ約0.025ミリメートル〜約1.0ミリメートル、より好ましくは約0.1〜約0.6ミリメートルとなる。
前記方法は、基礎平面を規定する取付具内で薄板を集成することを含む複数の薄板を方向付けする工程を含む。第1の角度は、基礎平面に垂直な固定基準軸から約5°〜約85°、より好ましくは約10°〜約65°、最も好ましくは約25°〜約45°となる。
溝セットを形成する工程は、取付具によって規定された基礎平面に平行な溝セットの少なくとも1つを形成する工程を含む。あるいは、溝セットは、取付具によって規定された基礎平面に対して鋭角で形成されてもよい。溝セットはまた、薄板の作用面内の異なった深さの隣接した溝間の距離を変えるように形成されてもよい。
溝セットを形成するプロセスは、複数の薄板の作用面に近接した複数の薄板の各々の部分を材料除去技術を用いて除去する工程を含んでもよい。第1、第2及び第3の溝表面は本質的に材料除去技術により形成される。溝セットは、複数の薄板と切削工具との間に相対運動を引き起こすことによって形成されてもよい。溝セットを形成する工程は、罫引き、フライカッティング、研削、及びフライス加工からなる機械加工作業の群から選択される機械加工作業を含む。溝は好ましくは、約10°〜約170°となる開先角度を有する。
1つの実施態様において、前記複数の薄板が、前記第2の溝セットを形成する前に、それぞれの第1の基準面が互いに平行になると共に前記固定基準軸に対して第2の角度で配置されるように方向付けされてもよい。前記複数の薄板をそれぞれの第1の基準面が互いに平行になると共に前記固定基準軸に対して第2の角度で配置されるように方向付けする工程が、前記複数の薄板を好適な取付具で再集成する工程を含む。1つの実施態様において、前記複数の薄板をそれぞれの第1の基準面が互いに平行になると共に前記固定基準軸に対して第2の角度で配置されるように方向付けする工程が、複数の前記薄板を前記第2の基準面に垂直な軸を中心にして180°回転させる工程を含む。
キューブコーナー要素は一般に、互いに反対側の対に配列されている。別の実施態様において、キューブコーナー要素の光学軸は、向き角度の360°の範囲を中心にして非対称な全光再帰性能を提供するようにほぼ平行であってもよい。
型の作用面を複製して再帰反射性物品を形成するための型として使用するのに適した複数のキューブコーナー要素の雌型複写物を形成する方法、及びそれから形成された型もまた開示される。再帰反射性物品を雌型複写物を形成する型から形成することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、開示された方法に使用するのに適した単一の薄板の斜視図である。
図2は、複数のこのような薄板の斜視図である。
図3は、第1の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図4は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の端面図である。
図5は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図6は、第2の向きに方向付けされた図5に示した複数の薄板の端面図である。
図7は、交互の薄板が180°回転されている第2の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図8は、第2の機械作業の後の複数の薄板の端面図である。
図9は、第2の機械作業の後の複数の薄板の平面図である。
図10は、第1の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図11は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の端面図である。
図12は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図13は、第2の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図14は、第2の機械作業の後の複数の薄板の端面図である。
図15は、第2の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図16は、第3の機械加工作業の後の複数の薄板の端面図である。
図17は、第3の機械加工作業の後の複数の薄板の平面図である。
図18は、図10-17の方法による単一の薄板の斜視図である。
図19は、第1の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図20は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の端面図である。
図21は、第1の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図22は、第2の向きに方向付けされた複数の薄板の端面図である。
図23は、第2の機械加工作業の後の複数の薄板の端面図である。
図24は、第2の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図25は、第3の機械加工作業の後の複数の薄板の側面図である。
図26は、第3の機械加工作業の後の複数の薄板の平面図である。
図27は、図19-26の方法による単一の薄板の斜視図である。
好ましい実施態様の詳細な説明
複数の薄板は、複数の完全キューブコーナー要素を形成するために同時に機械加工される。各々のキューブコーナー要素の3つの互いに垂直な光学面は好ましくは、単一の薄板の上に形成される。すべての3つの光学面が好ましくは機械加工プロセスによって形成され、光学高品質表面を確保する。機械加工段階中及びその後に、位置合わせの問題及び薄板の処理による損傷を最小にするように、平らな界面が隣接した薄板間に好ましくは維持される。
いろいろな実施態様を説明するときに、特定の用語が理解しやすいように用いられる。しかしながら、このような用語は制限することを意図するものではなく、そのように選択された各々の用語は同様に役割を果たす全ての技術的な同等物を含むと理解されるべきである。前記開示された方法を用いて、完全キューブコーナー要素及び切頭キューブコーナー要素など、いろいろな大きさ及び形状の再帰反射性要素を形成することができる。配列において隣接した切頭キューブコーナー要素の基礎端縁は一般に、共平面的である。配列において隣接した完全キューブコーナー要素の基礎端縁は同一平面上にない。本願明細書と同じ日付に出願された関連出願は、キューブコーナーシート材料型及び同型を作製する方法(代理人整理人番号51946USA9A)、再帰反射性キューブコーナーシート材料の型及びそれから形成されたシート材料(代理人整理番号53305USA5A)、再帰反射性キューブコーナーシート材料、それから作製された型、同型を作製する方法(代理人整理番号53318USA8A)、高傾斜キューブコーナー要素から構成された傾斜再帰反射性シート材料(代理人整理番号53285USA9A)、二延伸再帰反射性シート材料(代理人整理番号52303USA8B)などである。
説明のために、デカルト座標系を薄板10に重ねてもよい。第1の基準面24が、第1の主表面12及び第2の主表面14の間の中心に合わせられる。xz平面と称される第1の基準面24は、その垂直なベクトルとしてのy軸を有する。xy平面と称される第2の基準面26は、薄板10の作用面16と実質的に共平面的に延在し、その垂直なベクトルとしてのz軸を有する。y-z平面と称される第3の基準面28は、第1の端面20及び第2の端面22の間の中心に合わせられ、その垂直なベクトルとしてx軸を有する。いろいろな幾何学上の特質がこのようなデカルト基準面に対して本願明細書で記載されるが、それらを他の座標系を用いて、または薄板の構造に対して説明できることが理解されよう。
薄板並びに同薄板を作製する方法の1つの実施態様が、図1-9に対して記載される。図1において、再帰反射性シート材料を形成するのに適した型の製造に有用な代表的な薄板10は、第1の主表面12及び互いに反対側の第2の主表面14を含む。薄板10は更に、作用面16と、第1の主表面12及び第2の主表面14の間に延在する互いに反対側の下部表面18を含む。薄板10は更に、第1の端面20及び互いに反対側の端面22を含む。1つの実施態様において、薄板10は、互いに反対側の表面が実質的に平行である直角多面体であってもよい。しかしながら、薄板10の互いに反対側の表面が平行である必要がないことは理解されよう。
図2〜9は、薄板10の作用面16に複数の光学的に互いに反対側のキューブコーナー要素を含む構造化表面の形成の1つの実施態様を示す。つまり、複数の薄板10は、それぞれの第1の基準面24が固定基準軸に対して第1の角度θ1で配置されるように、方向付けされる(図3)。複数の平行な隣接した溝30a、30b、30cなど(一括して参照番号30によって示される)を含む第1の溝セットが、複数の薄板10(図3-5)の作用面16内に形成される。第1の溝セット30の溝は、それぞれの第1の溝表面32a、32b、32cなど及びそれぞれの第2の溝表面34b、34c、34dなどを規定する。重要なことには、それぞれの第1の溝表面32a、32b、32cなどがそれぞれの第1の基準端縁36a、36b、36cなどを規定するようにそれぞれの第2の溝表面34b、34cなどと実質的に直交する。本願明細書に用いた用語「実質的に直交して」、または「ほぼ直交して」は、各々の表面間の上反角が約90となることを意味するものとする。アペルドーンに付与された米国特許第4,775,219号に開示及び請求されているような直交性のわずかな変化が本発明によって考察される。複数の平行な隣接した溝46a、46b、46cなどを含む第2の溝セットもまた、薄板10(図6-8)の作用面16内に形成される。溝46は、第1及び第2の溝表面32、34を分割及び/または二分する。理解しやすいように、溝46の一方の側の溝表面は、第1及び第2の溝32、34と称され、溝46の他方の側の溝表面は、第3及び第4のの溝表面40、42と称される。
第2の溝セットの溝は、それぞれの第5の溝表面48a、48b、48cなど(一括して参照番号48によって示される)及び第6の溝表面50a、50b、50cなど(一括して参照番号50によって示される)を規定する。第5の溝表面48a、48b、48cなどが、複数のキューブコーナー要素60a、60b、60cをそれぞれの薄板の作用面16上に形成するように、それぞれの第1の溝表面32a、32b、32c、及び34b、34cなどと実質的に直交する。同様に、第6の溝表面50a、50b、50cなどが、複数のキューブコーナー要素70a、70bなどをそれぞれの薄板の作用面16上に形成するように、それぞれの第1の溝表面40a、40b、40cなど及び42b、42cなどと実質的に直交する。本願明細書に用いた用語「溝セット」は、薄板10の作用面16内に形成された平行な全ての溝を指す。
実施態様をより詳細に説明する。図2に戻ると、複数の薄い薄板10が、1つの薄板10の第1の主表面12が隣接した薄板10の第2の主表面14に隣接しているように互いに集成されている。好ましくは、複数の薄板10は、互いに隣接した複数の薄板を固定することができる従来の設計の取付具内で集成される。前記取付具は好ましくは、薄板10が図2に示すように位置決めをされるときに薄板10の下部表面18に好ましくは実質的に平行な基礎平面80(図3)を規定する。複数の薄板10は、上述のように、デカルト座標系によって特徴を決定することができる。好ましくは、複数の薄板10の作用面16は、薄板が基礎平面80に垂直なそれらの第1の基準面24で位置決めをされるとき実質的に共平面的である。
図3において、複数の薄板10が、それらの第1の基準面24が基礎平面80に垂直な固定基準軸82から第1の角度θ1で配置されるように方向付けされる。1つの実施態様において、第1の角度θ1は約27.8°である。しかしながら、実際はθ1は約1°〜約85°であってもよく、より好ましくは約10°〜約60°、最も好ましくは約25°〜約45°であってもよい。
図4〜5を参照すると、複数の平行な隣接したV形溝30a、30b、30cなど(一括して参照番号30によって示される)を含む第1の溝セットが、薄板が角度θ1で配置された複数の薄板10の作用面16内に形成される。少なくとも2つのこのような溝30が、複数の薄板10の作用面16内に形成される。溝30は、溝頂点33b、33c、33dなど(一括して参照番号33によって示される)で図示のように交差する第1の溝表面32a、32b、32cなど(一括して参照番号32によって示される)及び第2の溝表面34b、34c、34dなど(一括して参照番号34によって示される)を規定する。薄板の端縁において、溝形成作業は、単一溝表面32aを形成することができる。隣接した溝30a、30bの溝表面32a及び34bが、基準端縁36aに沿ってほぼ直交する。同様に、隣接した溝表面32b及び34cは、基準端縁36bに沿ってほぼ直交する。これは、90°の開先角度を有する切削工具を用いて溝30を形成することによって達成され得る。好ましくはこのパターンは、複数の薄板10の作用面16の全体にわたり繰り返される。溝頂点33は好ましくは、約0.01ミリメートル〜約1.0ミリメートル離隔されるが、これらの値は制限することを意図するものではない。
溝30は、フライス削り、罫引き、溝形成及びフライカッティングなどの精密加工技術を含む好適な材料除去技術を用いて複数の薄板の作用面16の部分を除去することによって形成される。化学エッチングまたはレーザー融蝕技術をも用いることができる。1つの実施態様において、溝30は、90°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面80に実質的に平行な軸に沿って複数の薄板10の作用面16の端から端まで横方向に繰り返して移動される高精密加工作業で形成される。しかしながら、ダイヤモンド切削工具が複数の薄板10の端から端までいろいろな深さで切削するように、基礎平面80に平行でない軸に沿って移動されてもよい。更に、機械加工工具は、複数の薄板が移動される間固定され得る。薄板10と機械加工工具との間の何れの相対運動も考えられる。
図2〜5の実施態様において、第1の溝セットの溝30は、それぞれの第1の基準端縁36が各々の薄板の第1の主表面12及び第2の主表面14と交差するような深さで形成される。このように、図4に示される端面図において、基準端縁36及び溝頂点33は基礎平面80に平行な軸に沿って延在する実質的に連続した線を形成する。更に、溝30は、それぞれの基準端縁36がそれぞれの第1の基準面24及び第2の基準面26と直角に交差する平面で配置されるように形成される。このように、平面図でそれぞれの第1の基準端縁36は、複数の薄板10のそれぞれの第1の基準面24に垂直にみえる。しかしながら、溝30はまた、より小さい深さを有してもよい。例えば、工具の深さが小さくなる場合、溝頂点33は作用面16により近接して形成され、平らな透過領域が形成される。
キューブコーナー要素を薄板10の作用面16上に形成するために、第2の溝セットは、第1の基準面24に実質的に平行した軸に沿って各々の薄板10内の単一溝を機械加工することによって形成される。図6〜8に示される実施態様において、複数の薄板10が集成体から除去され、交互の薄板(10b、10dなど)が第2の基準面26に垂直な軸を中心にして180°回転される。次に、複数の薄板が再集成され、それぞれの第1の基準面24が図7に示すように基礎平面80に実質的に垂直に好ましくは配置される。
図8及び9を参照すると、各々の薄板10内に少なくとも1つの溝46を好ましくは含む第2の溝セットが複数の薄板10の作用面16に形成される。前述の開示された実施態様において、第2の溝46a、46b、46cなど(一括して46と称される)は、第3の基準面28に垂直な軸に沿ってそれぞれの溝頂点52a、52b、52cなど(一括して52と称される)で交差するそれぞれの第5の溝表面48a、48b、48cなど(一括して48と称される)及び第6の溝50a、50b、50cなど(一括して50と称される)を規定する。
第2の溝46は、第5の溝表面48がそれぞれの第1の溝表面(例えば32a、32bなど)及び第2の溝表面(例えば34a、34bなど)に実質的に直交するように形成される。記載したように第5の溝表面48の形成により、交互の薄板10の作用面16内に複数のキューブコーナー要素60a、60bなど(一括して60として称される)がもたらされる。各々のキューブコーナー要素60は、キューブコーナーピーク、または頂点62を規定する点で互いに交差する第1の溝表面(32a、32bなど)、第2の溝表面(34、34bなど)、第5の溝表面48の部分によって規定される。同様に、第6の溝表面50は、それぞれの第3の溝表面(例えば40a、40bなど)及び第4の溝表面(例えば42a、42bなど)に実質的に直交している。上記の通り、第3及び第4の溝表面40、42が第1の溝セット30によって形成された。第6の溝表面50の形成により、交互の薄板10の作用面16内に複数のキューブコーナー要素70a、70bなど(一括して70と称される)がもたらされる。各々のキューブコーナー要素70は、キューブコーナーピーク、または頂点72を規定する点で互いに交差する第3の溝表面(40a、40bなど)、第4の溝表面(42a、42bなど)、及び第6の溝表面50の部分によって規定される。好ましくは、溝表面48及び50の両方が、薄板10の作用面16上に複数のキューブコーナー要素を形成する。しかしながら、第2の溝46は、溝表面48または溝表面50だけがキューブコーナー要素を形成するように形成され得ることは理解されよう。
キューブコーナー要素60、70は、互いに反対側の必ずしも同一でない再帰反射性パターンを生じる互いに反対側の対である。キューブコーナー要素60、70は好ましくは、実質的に同一であるが互いに対して180°回転されている要素など、対称的または鏡像再帰反射性パターンを生じる。別の実施態様において、第2の溝セット46は、得られたキューブコーナー要素60、70が全て同じ方向に位置合わせされるように、図6に示した薄板の積層体において切削されてもよい。すなわち、キューブコーナー要素60、70の対称軸または光学軸は略平行である。同様に、薄板10b、10dなどは第2の溝セット46が切削された後(図8参照)180°回転されてもよい。同じ方向に位置合わせされたキューブコーナー要素60、70のための全光再帰性能は、向き角度の360°の範囲を中心にして非対称である。非対称な再帰反射性パターンは、向き角度の狭い範囲から見られる舗装道路標識または他の品目など、若干の用途に望ましいことがある。
本開示内容の方法は、各々1つ以上の不連続なキューブコーナー要素を含む複数の薄板を同時に機械加工する工程を伴う。キューブコーナー要素は好ましくは、2つ以上の薄板にわたり延在しない。例えば、キューブコーナー要素60の3つの互いに垂直な光学面32、34、48は、単一の薄板上で機械加工される。同様に、キューブコーナー要素70の3つの光学面40、42、50は単一の薄板上で機械加工される。キューブコーナー要素60、70は、同一または異なった薄板上に位置することができる。キューブコーナー要素60、70は、有利には、光学高品質表面を確保するために機械加工プロセスによって2つの溝セット30、46だけで形成される。主表面12、14の間の平らな界面は、機械加工段階中及びそれらから形成されたその後の型内で、位置合わせの問題及び薄板の処理による損傷を最小にするように、雌型複写物の品質を劣化させる隣接した薄板間の間隙を最小にするように、及び薄板間の間隙中への移行によるばりを最小にするように、隣接した薄板間に好ましくは維持される。
図10〜18は、3つの溝セット130、138、146を用いて、図2に示すように複数の薄板上に図1〜9の型を形成する別の方法を示す。好ましくは、複数の薄板110のそれぞれの作用面116は、前記薄板が基礎平面180に垂直なそれらのそれぞれの第1の基準面124で位置決めされるとき、実質的に共平面的である。基準面124、126、128は、上述のように、それぞれ、24、26、28に相当する。
図10を参照すると、複数の薄板110は、それらの第1の基準面124が基礎平面180に垂直な固定基準軸182から第1の角度β1で配置されるように方向付けされる。1つの実施態様において、β1は、約27.8°である。しかしながら、β1は、交互に、約1°〜約85°、より好ましくは約10°〜約60°であってもよい。
図11〜12を参照すると、複数の平行な隣接したV形溝130a、130b、130cなど(一括して参照番号130によって示される)を含む第1の溝セットが、薄板が角度β1で配置された複数の薄板110の作用面116内に形成される。少なくとも2つのこのような溝130が、複数の薄板110の作用面116内に形成される。溝130は、溝頂点133b、133c、133dなど(一括して参照番号133によって示される)で図示のように交差する第1の溝表面132a、132b、132cなど(一括して参照番号132によって示される)及び第2の溝表面134b、134c、134dなど(一括して参照番号134によって示される)を規定する。薄板の端縁において、溝形成作業は、単一溝表面132aを形成することができる。隣接した溝の溝表面132a及び134bが、基準端縁136aに沿ってほぼ直交する。同様に、隣接した溝の溝表面132a及び134cが基準端縁136bに沿ってほぼ直交する。好ましくはこのパターンは、複数の薄板110の作用面116の全体にわたり繰り返される。
溝130は、フライス削り、罫引き、溝形成及びフライカッティングなどの精密加工技術を含む好適な材料除去技術を用いて複数の薄板の作用面116の部分を除去することによって形成される。化学エッチングまたはレーザー融蝕技術をも用いることができる。1つの実施態様において、溝130は、90°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面180に実質的に平行な軸に沿って複数の薄板110の作用面116の端から端まで横方向に繰り返して移動される高精密加工作業で形成される。しかしながら、ダイヤモンド切削工具が複数の薄板110の端から端までいろいろな深さで切削するように、前記工具を基礎平面180に平行でない軸に沿って交互に移動させることができる。更に、前述の機械加工工具は、複数の薄板が移動される間固定され得る。薄板110と機械加工工具との間の何れの相対運動も考えられる。
図11〜12の実施態様において、溝130は、それぞれの第1の基準端縁136が各々の薄板の第1の主表面112及び第2の主表面114と交差するような深さで形成される。このように、図11の端面図において、基準端縁136及び溝頂点133は基礎平面180に平行な軸に沿って延在する実質的に連続した線を形成する。更に、溝130は、それぞれの基準端縁136がそれぞれの第1の基準面124及び第2の基準面126と直角に交差する平面内に配置されるように形成される。このように、それぞれの第1の基準端縁136は、複数の薄板110のそれぞれの第1の基準面124に垂直にみえる。しかしながら、溝130はまた、平らな透過領域を形成するようにより浅い深さを有してもよい。
図13を参照すると、次いで、複数の薄板10が、それぞれの第1の基準面124が基礎平面180に垂直な固定基準軸182から第1の角度β2で配置されるように方向付けされる。1つの実施態様において、β2は約27.8°である。しかしながら、実際はβ2は約1°〜約85°であってもよく、より好ましくは約10°〜約60°であってもよい。角度β2は、角度β1に依存せず、角度β1に等しい必要はない。複数の薄板110を角度β2で方向付けするために、薄板110が取付具から好ましくは除去され、それらのそれぞれの第1の基準面を角度β2に配置して再集成される。
図14〜15を参照すると、複数の平行な隣接したV形溝138a、138b、138cなど(一括して参照番号138によって示される)を含む第2の溝セットが、薄板が角度β2で配置された複数の薄板110の作用面116内に形成される。少なくとも2つの隣接した溝138が、複数の薄板110の作用面116内に形成される。溝138は、溝頂点141b、141c、141dなど(一括して参照番号141によって示される)で図示のように交差する第3の溝表面141a、141b、141cなど(一括して参照番号141によって示される)及び第4の溝表面142b、142c、142dなど(一括して参照番号142によって示される)を規定する。薄板の端縁において、溝形成作業は、単一溝表面140aを形成することができる。隣接した溝の溝表面140a及び142bが、基準端縁144aに沿ってほぼ直交する。同様に、隣接した溝表面140b及び142cは、基準端縁144bに沿ってほぼ直交する。好ましくはこのパターンは、複数の薄板110の作用面116の全体にわたり繰り返される。
第2の溝セットの溝138はまた好ましくは、90°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面180に実質的に平行な軸に沿って複数の薄板110の作用面116の端から端まで横方向に繰り返して移動される高精密加工作業によって形成される。また、隣接した溝138の表面は直角二面角を形成するように基準端縁144に沿って交差することが重要であることが指摘されよう。各々の溝の開先角度は、90°以外となる。溝138は好ましくは、第1の溝セット内の溝130と同じ複数の薄板110の作用面116の深さで形成される。更に、第2の溝セット内の溝138は好ましくは、それぞれの溝頂点(例えば141a、141bなど)及びそれぞれの基準端縁(例えば144a、144bなど)が第1の溝セット内の溝130のそれぞれの溝頂点(例えば133a、133bなど)及びそれぞれの基準端縁(例えば136a、136bなど)と実質的に共平面的であるように形成される。
図16〜17を参照すると、各々の薄板110内に少なくとも1つの溝146を好ましくは含む第3の溝セットが複数の薄板110の作用面116内に形成される。前述の開示された実施態様において、第3の溝146a、146b、146cなど(一括して146と称される)は、それぞれの第1の基準面124に平行な軸に沿ってそれぞれの溝頂点152a、152b、152cなど(一括して152と称される)で交差するそれぞれの第5の溝表面148a、148b、148cなど(一括して148と称される)及びそれぞれの第6の溝150a、150b、150cなど(一括して150と称される)を規定する。
第3の溝146は、それぞれの第5の溝表面148がそれぞれの第1の溝表面(例えば132a、132bなど)及びそれぞれの第2の溝表面(例えば134a、134bなど)に実質的に直交している平面内に配置される。このように第5の溝表面148の形成により、それぞれの薄板110の作用面116内に複数のキューブコーナー要素160a、160bなど(一括して160と称される)がもたらされる。
各々のキューブコーナー要素160は、キューブコーナーピーク、または頂点162を規定する点で互いに交差する第1の溝表面(132a、132bなど)、第2の溝表面(134a、134bなど)及び第5の溝表面148の部分によって規定される。同様に、第6の溝表面150は、それぞれの第3の溝表面(例えば140a、140bなど)及びそれぞれの第4の溝表面(例えば142a、142bなど)に実質的に直交している平面内に配置される。第6の溝表面150の形成により、薄板110の作用面116内に複数のキューブコーナー要素170a、170bなど(一括して170と称される)も作り出される。各々のキューブコーナー要素170は、キューブコーナーピーク、または頂点172を規定する点で互いに交差する第3の溝表面(140a、140bなど)、第4の溝表面(142a、142bなど)及び第6の溝表面150の部分によって規定される。好ましくは、第5の溝表面148及び第6の溝表面150の両方が薄板110の作用面116上に複数のキューブコーナー要素を形成する。しかしながら、第3の溝146が、第5の溝表面148または第6の溝表面150だけがキューブコーナー要素を形成するように形成されてもよいことは理解されよう。
好ましい方法において、複数の薄板110は、複数の溝146を形成する前に、それぞれの第1の基準面124が基準軸182にほぼ平行に配置されるように再方向付けされる。しかしながら、薄板146は、それらのそれぞれの第1の基準面が基準軸182に対して斜めに配置されるように薄板を方向付けして形成される。特に、若干の実施態様において、製造プロセスにおいて付加的な向き工程を避けるためにそれぞれの薄板110が角度β2で配置されたそれぞれの第3の溝146を形成することが有利であることがある。好ましくは、溝146はまた、高精密加工作業によって形成される。前記開示された実施態様において、約55.6°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が薄板110の第1の基準面124によって実質的に含有されると共に基礎平面180に平行である軸に沿って各々の薄板110の作用面116の端から端まで移動される。溝146は好ましくは、それぞれの溝頂点152が第1及び第2の溝セット内の溝の頂点よりやや深いように形成される。溝146の形成により、図18に示されるように実質的に構造化表面を有する複数の薄板110が作り出される。
図1〜9に関連して論じたように、図10〜18の方法は、単一の薄板上に3つの互いに垂直な光学面132、134、148を有するキューブコーナー要素160を各々有する、複数の薄板を同時に機械加工する工程をもたらす。同様に、キューブコーナー要素170の3つの光学面140、142、150は、単一の薄板上で機械加工される。主表面112、114の間の平らな界面は、機械加工段階中及びそれらから形成されたその後の型内で、位置合わせの問題及び薄板の処理による損傷を最小にするように隣接した薄板間に維持される。
図19〜27は、図2に示すように複数の薄板上に複数のキューブコーナー要素を同時に形成する別の実施態様を示す。好ましくは、薄板210のそれぞれの作用面216は、前記薄板が基礎平面280に垂直なそれらのそれぞれの第1の基準面224で位置決めされるとき、実質的に共平面的である。基準面224、226、228は、上述のように、それぞれ、基準面24、26、28に相当する。
図19を参照すると、複数の薄板210は、第1の基準面224が基礎平面280に垂直な固定基準軸282から第1の角度θ1で配置されるように方向付けされる。1つの実施態様において、θ1は約54.74°である。理論上、θ1は、約45°〜約90°の何れの角度であってもよい。しかしながら、実際は、それは一般にだいたい約45°〜約60°である。図20〜21を参照すると、複数の平行な隣接したV形溝230a、230b、230cなど(一括して参照番号230によって示される)を含む第1の溝セットが、薄板が角度θ1で配置された複数の薄板210の作用面216内に形成される。溝230は、溝頂点233b、233c、233dなど(一括して参照番号233によって示される)で図示されるように交差する第1の溝表面232a、232b、232cなど(一括して参照番号232によって示される)及び第2の溝表面234b、234c、234dなど(一括して参照番号234によって示される)を規定する。薄板の端縁において、溝形成作業は、単一溝表面、例えば、232a、234dを形成することができる。好ましくはこのパターンは、複数の薄板210の複数の作用面216の全体にわたり繰り返される。
溝230は、上に論じるように、作用面216の部分を除去することによって形成される。1つの実施態様において、溝230は、120°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面280に実質的に平行な軸に沿って複数の薄板210の作用面216の端から端まで横方向に繰り返して移動する高精密加工作業で形成される。しかしながら、ダイヤモンド切削工具が、複数の薄板210の端から端までいろいろな深さで切削するように、基礎平面280に平行でない軸に沿って移動することができることは、理解されよう。
図20〜21の実施態様において、溝230は、それぞれの溝頂点233が各々の薄板の第1の主表面212及び第2の主表面214と交差するような深さで形成される。このように、図20に示される端面図において、溝頂点233は基礎平面280に平行な軸に沿って延在する実質的に連続した線を形成する。更に、溝230は、溝頂点233及び端縁236が第1の基準面224及び第2の基準面226と直角に交差する平面で配置されるように形成される。それぞれの溝頂点は、複数の薄板210のそれぞれの第1の基準面224に垂直にみえる。しかしながら、溝230はまた、より小さい深さでまたは異なった軸に沿って形成されてもよい。
図22〜23を参照すると、次いで、複数の薄板210は、それぞれの第1の基準面224が基礎平面280に垂直な固定基準軸282から第2の角度θ1で配置されるように方向付けされ、複数の平行な隣接したV形溝238a、238b、238cなど(一括して238と称される)を含む第2の溝セットが複数の薄板210のの作用面216内に形成される。前記開示された実施態様において、θ1は、約54.74°である。上述のように、理論上、θ1は、45°〜約90°の何れの角度であってもよいが、しかしながら、実際は、それは好ましくは約45°〜約60°である。複数の薄板210を角度θ2で方向付けするために、薄板210が取付具から好ましくは除去され、それぞれの第1の基準面が角度θ2に配置されて再集成される。溝238は、溝頂点241b、241c、241dなど(一括して参照番号241によって示される)で且つ端縁247a、247b、247cに沿って示されるように交差する第3の溝表面240a、240b、240cなど(一括して参照番号240によって示される)及び第4の溝表面242b、242c、242dなど(一括して参照番号242によって示される)を規定する。薄板の端縁において、溝形成作業は、単一溝表面を形成することができる。好ましくはこのパターンは、薄板210の複数の作用面216の全体にわたり繰り返される。
第2の溝セットの溝238はまた、好ましくは高精密加工作業で形成され、その作業において、約120°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面280に実質的に平行な切削軸に沿って薄板210の作用面216の端から端まで横方向に繰り返して移動する。溝238は好ましくは、溝230とだいたい同じ深さで形成される。更に、溝238は好ましくは、溝頂点(例えば241a、241bなど)が溝230のそれぞれの溝頂点(例えば233a、233bなど)と実質的に共平面的である。第2の溝セットの溝238を形成した後、各々の薄板210は好ましくは、図27に示すようにみえる。
図25〜26を参照すると、複数の平行な隣接したV形溝246a、246b、246cなど(一括して参照番号246によって示される)を含む第3の溝セットが、複数の薄板210の作用面216内に形成される。第3の溝246は、溝頂点252b、252c、252dなど(一括して参照番号252によって示される)で示されるように交差する第5の溝表面248a、248b、248cなど(一括して参照番号248によって示される)及びそれぞれの第6の溝表面250b、250c、250dなど(一括して参照番号250によって示される)を規定する。第3の溝246は、第5の溝表面248がそれぞれの第1の溝表面232及びそれぞれの第3の溝表面240に実質的に直交して配置されるように形成される。
記載したように第5の溝表面248の形成により、それぞれの薄板210の作用面216内に、一括して参照番号260によって示される、複数のキューブコーナー要素(例えば、260a、260b、260cなど)がもたらされる。各々のキューブコーナー要素260は、キューブコーナーピーク、または頂点262を規定する点で互いに交差する第1の溝表面232a、第3の溝表面234、第5の溝表面248によって規定される。同様に、第6の溝表面250は、それぞれの第2の溝表面234及びそれぞれの第4の溝表面242に実質的に直交して配置される。第6の溝表面250の形成により、薄板210の作用面216内に複数のキューブコーナー要素270a、270bなど(一括して270と称される)がもたらされる。各々のキューブコーナー要素270は、キューブコーナーピーク、または頂点272を規定する点で互いに交差する第2の溝表面234、第4の溝表面242及び第6の溝表面250によって規定される。好ましくは、第5の溝表面248及び第6の溝表面250の両方が、薄板210の作用面216上に複数の光学的に互いに反対側のキューブコーナー要素を形成する。しかしながら、第3の溝246は、第5の溝表面248または第6の溝表面250だけがキューブコーナー要素を形成するように形成され得ることは理解されよう。
好ましい方法において、複数の薄板210は、複数の溝246を成形する前に、それぞれの主平面が基準軸282にほぼ平行に配置されるように再方向付けされる。好ましい実施態様において、約90°の開先角度を有するダイヤモンド切削工具が基礎平面280に実質的に平行な軸に沿って複数の薄板210の作用面216の端から端まで移動する。しかしながら、溝246は、それらのそれぞれの主平面が基準軸282に対して斜めに配置されるように薄板を方向付けして形成されてもよい。溝246は好ましくは、それぞれの溝頂点252が第1及び第2の溝セット内ので溝の頂点よりやや深いように形成される。溝246の形成により、図27に示すように実質的に構造化表面を有する複数の薄板210がもたらされる。
作用面216は、再帰反射性の物品としていろいろな望ましい特性を示す。薄板210の作用面216内に形成されたキューブコーナー要素の幾何学的形状は、幾何学的形状が100%に近い最大有効口径を示すため、「完全」または「高効率」キューブコーナー要素の幾何学的形状であることを特徴とすることがある。このように、作用面216の複製として形成された再帰反射性物品は、キューブコーナー要素のほぼ対称軸に沿って再帰反射性物品上の光入射に応答して高光学効率を示す。更に、キューブコーナー要素260及び270を互いに反対側の向きに配置することができ、第1の基準面24に対して対称であり、高い導入角の再帰反射性物品上の光入射に応答して対称的な再帰反射性能を示す。
薄板は好ましくは、精密許容差を維持することができる寸法上安定した材料、例えば機械読取り可能プラスチック(例えば、ポリエチレンテラフタレート、ポリメチルメタクリレート、及びポリカーボネート)または金属(例えば、黄銅、ニッケル、銅、またはアルミニウム)から形成される。薄板の物理的な寸法は、主に機械加工制限条件によって制限される。各々の薄板は好ましくは、厚さ約0.025ミリメートル〜約1.0ミリメートル、より好ましくは約0.1〜約0.6ミリメートル、高さ約5〜約100ミリメートル、幅約10〜約500ミリメートルとなる。これらの測定値は具体例を示す目的だけに提供されるものであり、制限することを意図するものではない。
再帰反射性シート材料などの再帰反射性物品の製造において、複数の薄板の構造化表面は、電鋳技術または他の従来の複製技術を用いて複製することができる種型として用いられる。複数の薄板は、実質的に同一のキューブコーナー要素を含むことができ、またはいろいろな大きさ、幾何学的形状、または向きのキューブコーナー要素を含んでもよい。前記複製物の構造化表面は、従来技術で「スタンパ」と称され、キューブコーナー要素の陰画像を含有する。この複製物を再帰反射性物品を形成するための型として用いることができる。しかしながら、より一般には、多数の雄型または雌型の複製物を集成して再帰反射性シート材料を形成するのに有用な十分な大さの型を形成する。次いで、再帰反射性シート材料を一体材料として、例えば、上述のようにキューブコーナー要素の配列で予備成形シートをエンボス加工することによって、または型中に流体材料を流延することによって製造することができる。特開平8-309851号及び米国特許第4,601,861号(プリコーン)を参照のこと。あるいは、再帰反射性シート材料は、PCT出願公開第WO95/11464号及び米国特許第3,648,348号に教示されているように予備成形フィルムに対してキューブコーナー要素を流延することによって、または予備成形フィルムを予備成形キューブコーナー要素にラミネートすることによって層状製品として製造することができる。例として、このようなシート材料を、ニッケルを種型に電着することによって形成されたニッケル型を用いて作製することができる。電鋳型をスタンパとして用い、前記型のパターンを約1.59の屈折率を有する約500μm厚のポリカーボネートフィルム上にエンボス加工することができる。前記型をプレス作業が約175℃〜約200℃の温度で行われるプレス内で用いることができる。
このような反射シート材料を作製するための有用な材料は好ましくは、寸法上安定しており、耐久性、耐候性であり、所望の形状に容易に成形可能な材料である。好適な材料の実施例は、ローム・アンド・ハス製のプレキシグラス(Plexiglas)樹脂など、約1.5の屈折率を概して有するアクリル、約1.6の屈折率を有する、熱硬化性アクリレート及びエポキシアクリレート、好ましくは放射線硬化した、ポリカーボネート、ポリエチレンを主成分とするアイオノマー(商品名「SURLYN」で市販)、ポリエステル、及びセルロースアセテートブチレートなどである。概して、一般に加熱及び加圧下で成形可能な何れの光学透過材料も用いることができる。再帰反射性シート材料を形成するための他の好適な材料が、スミスらに付与された米国特許第5,450,235号に開示されている。前記シート材料は、必要な場合、着色剤、染料、UV吸収剤、または他の添加剤を含むことができる。
再帰反射性シート材料に裏材料層を提供することが若干の状況では望ましい。裏材料層は、全内反射の原理に従って光を反射する再帰反射性シート材料に特に有用である。好適な裏材料層は、前記開示された再帰反射性シート材料と効果的に連結し得る、着色材料を含めて何れの透明または不透明材料からも作製することができる。好適な裏材料は、アルミニウムシート材料、亜鉛メッキ鋼の他、ポリメチルメタクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルフルオリド、ポリカーボネート、ポリビニルクロリド、ポリウレタンなどのポリマー材料、これら及び他の材料から作製された多種多様なラミネートなどである。
裏材料層またはシートをグリッドパターンまたは反射要素に適した他の何れかの形状にシールすることができる。シーリングは、超音波圧接、接着剤を含む多くの方法を使用することによって、または反射要素の配列上に不連続な位置でヒートシールすることによって影響を及ぼすことができる(例えば、米国特許第3,924,928号を参照のこと)。シーリングは、土壌及び/または湿気が入るのを抑え、キューブコーナー要素の反射面に隣接した空気の隙間を残しておくのに望ましい。
付加的な強度または靭性がポリカーボネートの複合裏材料シートに必要とされる場合、ポリブチラートまたは繊維強化プラスチックを用いてもよい。得られた再帰反射性材料の可撓性の度合によって、材料を細片または他の好適なデザインに圧延または切分けることができる。再帰反射性材料を接着剤及び剥離シートで裏打ちして、接着剤を適用または他の固定手段を用いる付加的な工程を用いることなくそれを何れかの基材に適用するのに有用にすることができる。
本願明細書に開示されたキューブコーナー要素を、米国特許第4,775,219号によって教示されているように、前記物品によって再帰反射された光を所望のパターンまたは発散分布に分配するように個々に調整することができる。一般に、生じた溝半角誤差は±20アーク分より小さく、しばしば±5アーク分より小さい。
本発明の背景に開示された特許及び特許出願を含めて、言及されたすべての特許及び特許出願を本願明細書に引用したものとする。本発明は、そのいろいろな実施態様に関して記載された。多くの変更が本発明の範囲から外れることなく記載された実施態様においてなされることは、当業者には明白であろう。このように、本発明の範囲は、本願明細書に記載した好ましい構造体及び方法に制限されるものではなく、以下のクレームの広い範囲によって制限されるものとする。

Claims (1)

  1. 複数の薄板の各々が、第1の基準面を両者間に規定する互いに反対側の第1及び第2の主表面、それら第1及び第2の主表面を互いに連結する作用面を有し、該作用面が、該作用面に実質的に平行であるとともに該第1の基準面に垂直な第2の基準面と、該第1の基準面及び該第2の基準面に垂直な第3の基準面とを規定する、再帰反射性キューブコーナー物品形成する型に使用する複数の薄板の製造方法において、
    前記複数の薄板の前記作用面を一括して集合作用面と呼称したときに、前記製造方法は、
    前記複数の薄板それぞれの前記第1の基準面が互いに平行になるとともに固定基準軸に対して第1の角度で配置されるように、前記複数の薄板を方向付けする第1の方向付けステップと、
    少なくとも2つの平行な溝を各々に含む少なくとも2つの溝セットを前記集合作用面に形成する溝セット形成ステップであって、該少なくとも2つの溝セットにより、互いに実質的に直交する第1、第2及び第3の溝表面を形成し、それにより、前記複数の薄板上に、個々のキューブコーナー要素が1つの該薄板に設けられるように、複数のキューブコーナー要素を形成する、溝セット形成ステップとを具備し、
    前記溝セット形成ステップは、
    前記複数の薄板の各々の前記作用面に、少なくとも2つの平行な隣接したV形溝を含む第1の溝セットを形成して、前記第1及び第2の溝表面を規定し、以って該薄板の各々の上に第1の基準端縁が形成されるようにするステップと、
    前記集合作用面に、少なくとも2つの溝を含む第2の溝セットを形成して、該第2の溝セットの各溝が前記第3の溝表面を規定するようにするステップとを含み、
    前記第2の溝セットを形成するステップの前に、前記複数の薄板それぞれの前記第1の基準面が互いに平行になるとともに前記固定基準軸に対して前記第1の角度とは異なる第2の角度で配置されるように、前記複数の薄板を方向付けする第2の方向付けステップをさらに具備し、
    前記第2の方向付けステップは、数の薄板を、前記第2の基準面に垂直な軸を中心にして180°回転させるステップを含む、
    製造方法。
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