JP4053920B2 - 文書管理システム、文書生成方法、登録方法およびプログラム - Google Patents

文書管理システム、文書生成方法、登録方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階層型データベースにおけるドキュメント生成システム、およびそのドキュメントを用いユーザにより入力された属性値の階層型データベースへの登録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベース上に格納されたデータから、当該データを呈示するための文書(ドキュメント)を生成するシステムは多数存在する。多くのシステムでは、アプリケーションにより独自に定めたデータ構造とドキュメント間のマッピングを定義することでシステムを実装している。
【0003】
例えば、売上データから帳票を印刷するには、品名、品番、単価、売上数量など属性項目のうち、ドキュメント上に出力する属性を予め定め、それをドキュメント上のどの位置に出力するかマッピングを定義する。
【0004】
別の簡単なケースとしては、販売店がドキュメント生成のテンプレートに従い商品のチラシを作成するといった事例がある。ドキュメント作成者が掲載商品のキー番号(例えばJANコード利用)をチラシのテンプレート上に記述するだけで、ドキュメント生成システムは対応する商品スペック、商品画像等をそのテンプレートで決められた位置に印刷する。これもすなわちマッピングを定義する方法となっている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
実装上利用される技術として、近年ではXSLTなどによるデータ変換システムを用いマッピングを組むことで、XML文書からドキュメントを生成することができるようになった。いずれにせよ生成するドキュメントのデータ型にあわせ、生成するドキュメントのマッピングを定義する必要があることに変わりない。
【0006】
また、ドキュメント生成時にユーザの要求に合わせて表示内容を変えることもWebでは一般に行われている。例えばWebクライアントからアクセスしたユーザによって表現を変えるには、Cookieを利用することが多い。ユーザ要求にあったページを提供する事例(例えば、特許文献2参照)や、ユーザが自分で設定した項目のみでポータルページを構築できるMyYahooをはじめとする様々な実運用サイトもある(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
一方、ドキュメントに書かれたデータをデータベースへ登録をするには、ドキュメント生成とは逆のマッピングが必要になる。すなわち、ドキュメントを生成するためのルールであるマッピングとは別に、ドキュメントからデータを取り出すためのルール(以下逆マッピングと呼ぶ)を別途記述する必要がある。紙ドキュメントから文字認識し、データを読み込む名刺リーダのような例もあるが、ここでは逆マッピングが明示的に書かれた電子ドキュメントを対象とする。電子ドキュメントからのデータ抽出を支援するシステムはいくつか存在する。例えば、ドキュメント(フォーム)とXML文書(データ)のマッピング作業を容易にするためのシステムも存在する(例えば、非特許文献2、3参照)。
【0008】
このように、従来のドキュメント生成方法は、システム構築時に予め定めたデータ構造に対してテンプレートを1つ与えるものであり、データの種類が変化すれば新たな専用テンプレートを必要とする。従って、ドキュメント管理者にとっては作成に手間がかかるという問題があった。
【0009】
これはすなわち、データの種類とドキュメントの種類とが1対1の関係となっているために生じる問題である。
【0010】
例えば、売上伝票等の帳票出力システムでは、ユーザから要求される出力ドキュメントはいつも決まった形式であるので、1つのテンプレートを用意するだけで十分であることが多い。しかし、製品カタログをユーザの嗜好に合わせ出力させるようなケースでは、ドキュメント管理者はユーザに多彩なテンプレートを用意してあげる必要がある。そのため、一度作成したテンプレートを有効に利用したいという要求がドキュメント管理者にある。また、工業製品の部品ライブラリのように属性項目が数百に及ぶデータにとってはユーザに本当に必要な情報のみを表示する必要がある為、このような要求はさらに強くなる。
【0011】
また逆に、ドキュメントからデータを抽出しデータベースに登録する方法においても、データ抽出用の逆マッピングを作る必要があり、ドキュメント管理者にとって手間がかかるという問題がある。
【0012】
データ抽出が必要となる典型的シナリオは、ユーザによる要求仕様を、製品供給者(ベンダー)側のデータベースに登録するケースである。一般には、ユーザ(またはベンダー)は対象製品に特化した要求仕様書を作成し、その要求仕様書に従い製品スペックを詳細化していく必要があった。
【0013】
要求仕様書のフォーム作成には手間がかかり、データ自動登録のためのロジックも組む必要がある。汎用的な構造を持つ要求仕様書を生成し、ユーザにスペックを埋めてもらい、仕様書を生成したテンプレートと同じマッピングを逆マッピングとして用い、仕様書(ドキュメント)から値を抽出し、データベースに登録することが望まれる。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−74169号公報
【0015】
【特許文献2】
特開2002−268989号公報
【0016】
【非特許文献1】
“My Yahoo!” [online]、[2003年2月5日検索]、インターネット<URL:http://my.yahoo.co.jp/>
【0017】
【非特許文献2】
Microsoft社XDocs [online]、[2003年2月5日検索]、インターネット<URL:http://www.microsoft.com/office/xdocs/default.asp>
【0018】
【非特許文献3】
Adobe社Acrobat Form機能 [online]、[2003年2月5日検索]、インターネット<URL:http://www.adobe.co.jp/epaper/eform/main.html>
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、データベースに格納されているデータを呈示するための文書を作成する際には、データ構造やデータの用途などに応じて異なるテンプレートを用意する必要があり、新たな用途に合わせてその度新たなテンプレートを作成するために手間がかかるという問題点があった。
【0020】
例えば、製品の供給者と購入者との間で、購入しようとする製品のスペックを詳細化する際には、購入者側は、購入しようとする製品に特化して、それを詳細化するのが一般的であるが、そのような購入者が所望する製品に特化した詳細なスペックを記述する要求仕様書を容易に作成することができないばかりか、製品により異なる内容の要求仕様書から必要な情報を抽出することも容易に行えないという問題点がった。
【0021】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、階層型データベースの特徴を用いて、ある階層に登録されているデータ構造に対応するテンプレートをそれとは異なる階層に登録されているデータにも適用し、用途などの異なる文書を容易に作成することのできる文書作成方法およびそれを用いた文書管理システムを提供することを目的とする。
【0022】
また、階層型データベースに登録されているデータをベースに、それをより詳細化した新たなデータの作成と当該新たなデータの当該階層型データベースへの登録が容易に行える登録方法およびそれを用いた文書管理システムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、(a)複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースに、前記複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録しておき、(b)前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索し、(c)検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より上位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より下位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートとのうちの選択された第1のテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成し、(d)作成された前記文書を呈示することを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、階層型データベースの特徴を用いて、ある階層に登録されているデータ構造に対応するテンプレートをそれとは異なる階層に登録されているデータにも適用し、用途などの異なる文書を容易に作成することができる。
【0025】
前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータを構成する各属性の値を呈示する前記文書を作成する。
【0026】
前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より上位階層の第2の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータを構成する属性の値のうち当該第2の分類項目がもつ属性の値を呈示する前記文書を作成する。
【0027】
前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より下位階層の第3の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第3の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄を呈示する第1の文書を作成する。
【0028】
(2)本発明は、(a)複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースに、前記複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録しておき、(b)前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索し、(c)検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目より下位階層の第2の分類項目に関連付けられている前記テンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第2の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄を呈示する第1の文書を作成し、(d)前記第1の文書を呈示し、(e)呈示された前記第1の文書中の前記空欄に値の入力された第2の文書を受け付け、(f)前記第2の文書中の、前記第1のテンプレートで定められている前記第2の文書中の各属性の値の位置から、各属性の値を抽出し、(g)抽出された各属性の値で構成される新たなコンテンツデータを、前記データベース中の前記第3の分類項目に登録する登録する。
【0029】
本発明によれば、階層型データベースに登録されているデータをベースに、それをより詳細化した新たなデータの作成と当該新たなデータの当該階層型データベースへの登録が容易に行える。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0031】
図1は、本実施形態に係る文書管理システムの機能構成を示したものである。大きく分けて、階層型データベース30と文書生成部1と文書登録部2とから構成される。
【0032】
ユーザ端末は、例えばインターネット等のネットワークを介して文書管理システムに接続する。
【0033】
階層型データベース30は、複数の分類項目(部門)を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目の属性と同じ属性をもつコンテンツデータが登録されている。階層型データベース30に登録されているコンテンツデータをレコードデータとも呼ぶ。
【0034】
また、階層型データベース30には、階層的に関連付けられた複数の分類項目のいずれかには、当該分類項目がもつ属性の値(属性値)を呈示する文書を生成するための当該文書の形式と、当該文書中の各属性値の位置(領域)を定めたテンプレートが予め登録されている。
【0035】
文書生成部1は、階層型データベース30に格納されているレコードデータから、ユーザ端末から入力された検索条件を満足するレコードデータを検索し、検索されたレコードデータのうち、ユーザ端末により選択されたレコードデータを所定の文書形式で呈示する。
【0036】
ユーザ端末は、階層型データベース30に格納されているレコードデータを閲覧するために、コンテンツ検索部11への入力データである検索条件を入力する。
【0037】
文書生成部1は、コンテンツ検索部11と、対象レコード選択部12とテンプレート検索部13と、ドキュメント生成部14とから構成されている。
【0038】
コンテンツ検索部11は、ユーザ端末により入力された検索条件を基に階層型データベース30に格納されているレコードデータを検索する。対象レコード選択部12は、コンテンツ検索部11での検索結果をユーザ端末へ送信し、ユーザに所望のレコードデータを選択させる。テンプレート選択部13は選択されたレコードデータ(以下、対象レコード)を所定の形式の文書として呈示するために、当該対象レコードに適用するテンプレートを階層型データベース30から検索して、その検索結果をユーザ端末へ送信し、ユーザに所望のテンプレートを選択させる。ドキュメント生成部14は、当該対象レコードに選択されたテンプレートを適用して文書(ドキュメント)を生成し、ユーザ端末へ送信する。
【0039】
文書登録部2は、ドキュメント受付部20と、属性値抽出部21と、コンテンツ登録部22とから構成されている。
【0040】
ドキュメント受付部20は、文書生成部1でユーザに呈示された文書であって、当該文書中の値が空となっている属性に値が入力された文書(入力済ドキュメントと呼ぶことがある)がユーザ端末から送られてきたとき、当該文書を受け付ける。属性値抽出部21は、ドキュメント受付部20で受けた文書から、当該文書に適用したテンプレートを基に、その中に含まれる複数の属性のそれぞれの値を抽出する。コンテンツ登録部22は、属性値抽出部21で抽出された属性値で構成される新たなコンテンツデータを、階層型データベース30の当該テンプレートの登録されている分類項目に登録する。
【0041】
図1の文書管理システムでは、さらに、テンプレート管理部10が設けられている、テンプレート管理部10は、文書管理システムの管理者などが、階層型データベース30に登録するために作成したテンプレートを、階層型データベース30に登録したり、既に登録されているテンプレートを修正等するためのものである。
【0042】
図2は、階層型データベース30の階層構造を概略的に示したものである。図2に示すように、階層型データベース30には、「電子部品」という分類項目をルートノード101とし、このルートノード101に、その子ノードとして「PC本体」、「メモリ」、「抵抗器」という分類項目のノード102〜104が関連付けられ、さらに、「PC本体」ノード102に、その子ノードとして「ノートPC」、「デスクトップPC」という分類項目のノード105、106が関連付けられ、「ノートPC」ノード105に、「ノートPC発注仕様」と「ノートPC納品仕様」という分類項目のノード107,108が関連付けられた階層構造を有している。
【0043】
すなわち、「電子部品」は、「PC本体」、「メモリ」、「抵抗器」という3つの分類項目に細分化され、「PC本体」は「ノートPC」、「デスクトップ」という2つの分類項目に細分化され、「ノートPC」は、「ノートPC発注仕様」と「ノートPC納品仕様」に細分化されていることを表している。
【0044】
この階層的に関連付けられた各分類項目は、それぞれ固有の属性(点線で囲まれた部分)が定められている。各分類項目は、階層構造における当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を継承する。例えば、ノード105の「ノートPC」のもつ属性は、ノード105自身の固有の属性の他、ルートノード101の「電子部品」とノード102の「PC本体」それぞれの固有の属性を継承する。すなわち、「ノートPC」は、ルートノード101の「電子部品」に定義されている属性(「品名」、「メーカ名」、「製品コード」、「標準価格」)と、ノード102の「PC本体」に定められた属性(「CPU」、「標準メモリ容量」、「HDD容量」)と、ノード105の「ノートPC」に定められた属性(「バッテリタイプ」、「ポインティング」)を有する。
【0045】
このようなデータモデルは、部品ライブラリの交換フォーマットの国際標準であるISO13584/Parts Library(PLIB)で用いられているものと基本的に同じである。なおPLIBでは、各分類、属性を識別するコード体系として、世の中で一意なコードであることを保証したBSUコードを用いている。しかしここでは説明の簡単化のために分類名称、属性名称に日本語を用いることにしたが、この制限が本発明をPLIBへ適用することを妨げるものではない。
【0046】
図2に示した各分類項目には、当該分類項目がもつ属性(当該分類項目に固有の属性と、当該分類項目の上位階層の分類項目から承継した属性)のそれぞれに対応する値で構成されたコンテンツデータが登録されている。
【0047】
図3は、図2に示した階層型データベース30に登録されているコンテンツデータを示したもので、(a)図は、ノード105の分類項目「ノートPC」に登録されたコンテンツデータであり、(b)図は、ノード107の「ノートPC発注仕様」に登録されたコンテンツデータであり、(c)図は、ノード108の「ノートPC納品仕様」に登録されたコンテンツデータである。
【0048】
例えば、分類項目「ノートPC発注仕様」に登録されている図3(b)に示すようなレコードデータは、それそれ、ルートノード101の「電子部品」に定められた属性(「品名」、「メーカ名」、「製品コード」、「標準価格」)と、ノード102の「PC本体」に定められた属性(「CPU」、「標準メモリ容量」、「HDD容量」)と、ノード105の「ノートPC」に定められた属性(「バッテリタイプ」、「ポインティング」)と、ノード107の「ノートPC発注仕様」に定められた属性(「無線LAN有無」、「希望価格」、「注文No」)のそれぞれに対応する値で構成されている。
【0049】
本実施形態では、図3に示すように、「ノートPC」「ノートPC発注仕様」「ノートPC納品仕様」にそれぞれ7レコード、2レコード、2レコードのコンテンツデータが登録されているものとした。
【0050】
図2に示した分類項目のいずれかには、当該分類項目の属性(当該分類項目に固有の属性と、当該分類項目の上位階層の分類項目から承継した属性)のそれぞれに対応する値を含む文書を生成するためのテンプレートが登録されている。
【0051】
図4は、ノード102の「PC本体」と、ノード105の「ノートPC」と、ノード107の「ノード発注仕様」とに、テンプレートが登録されている例を示している。例えば、分類項目「PC本体」に登録されているテンプレート「PCカタログテンプレート.xls」は、「PC本体」がもつ属性、すなわち、「品名」、「メーカ名」、「製品コード」、「標準価格」と、「CPU」、「標準メモリ容量」、「HDD容量」のそれぞれに対応する値を表示する文書の書式(形式)と、当該文書中の各属性値の位置を定めたものである。
【0052】
テンプレートは、文書管理システムの管理者などにより予め作成され、テンプレート管理部10から階層型データベース30に登録されている。このテンプレートについては、後述する。
【0053】
次に、図5、図6に示すフローチャートを参照して、図1の文書管理システムで、文書生成部1と、文書登録部2の処理動作について説明する。
【0054】
まず、文書生成部1の処理動作について説明する。
【0055】
文書管理システムに接続したユーザ端末のユーザは、階層型データベース30に格納されているコンテンツデータを閲覧しようとする際には、まず、検索条件を文書管理システム(のコンテンツ検索部11)に入力する(ステップS101)。
【0056】
検索条件として、例えば、単純にキーワードをのみであってもよいが、階層型データベース30内の分類項目を指定するものであってもよい。また、属性と、その属性の値に含まれているような文字列を検索条件として与えるようにしてもよい。ここでは、説明の簡単のため、属性と、その値に含まれる文字列を検査条件として与える場合を例にとり説明する。また、検索条件を基に、当該検索条件に満足するコンテンツデータを検索する手法は、公知公用の技術を用いればよく、本願発明の要旨ではないので、説明は省略する。
【0057】
例えば、検索条件として、属性:メーカ名=「T社」 が入力されたとする。すると、コンテンツ検索部11は、「メーカ名」という属性をもち、その値が文字列「T社」である(「T社」という文字列を値に含む)コンテンツデータを階層型データベース30から検索する(ステップS102)。
【0058】
その結果、図3に示したレコードデータのうち、分類項目「ノートPC」からは、属性「製品コード」の値が「T001」、「T002」、「T003」である3つのレコードと、分類項目「ノートPC発注仕様書」からは、属性「製品コード」の値が「T001」であるの1レコードと、分類項目「ノートPC納品仕様書」からは、属性「製品コード」の値が「T001」である1レコードとの計5レコードが検索結果として得られる。
【0059】
検索結果として得られた上記5レコードのリストは、対象レコード選択部12により、要求元のユーザ端末に表示される(ステップS103)。ユーザは、この5レコードのうちから所望の1レコードを選択する(ステップS104)。
【0060】
例えば、分類項目「ノートPC」に登録されている「製品コード」が「T001」であるレコードデータ(図3(a)の1行目のレコードデータ)をユーザが選択したとする。この選択されたレコードデータを対象レコードと呼ぶ。
【0061】
次に、テンプレート選択部13では、対象レコードに適用するテンプレートを選択する(ステップS105)。
【0062】
まず、階層型データベース30から当該対象レコードに適用するテンプレートを取得する。そのために、まず、対象レコードの属する(登録されている)分類項目のノード(class_A)を基準位置として、階層型データベース30を検索する。この例では「ノートPC」であるノード105が、class_Aに設定される。
【0063】
テンプレート選択部13は、(1)基準位置と同じ階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、(2)基準位置より上位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、(3)基準位置より下位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、(4)基準位置と同じ階層、基準位置より上位階層、基準位置より下位階層の分類項目に登録されているテンプレートのうち、利用可能なテンプレートを取得する場合の4つの方法がある。
【0064】
テンプレート選択部13は、上記4つのいずれかの方法で、複数のテンプレートを取得したら、そのうちの1つをユーザに選択させるべく、それをユーザ端末に送信する(ステップS106)。ユーザ端末に表示された複数のテンプレートのうちの1つが選択される。選択されたテンプレートが、class_Aと同じか、class_Aより上位階層の分類項目に登録されているテンプレートであるななら(ステップS107)、ステップS108へ進み、ドキュメント生成部14は、当該選択されたテンプレートを対象レコードに適用して、表示用の文書を作成しする(ステップS108)。この作成された文書は、ユーザ端末へ送信され、当該ユーザ端末の所定の表示装置に表示される(ステップS109)。
【0065】
ステップS107において、選択されたテンプレートが、class_Aより下位階層の分類項目に登録されているテンプレートである場合は、図6のステップS110へ進むが、この場合の処理動作については後述する。
【0066】
なお、テンプレート選択部13で、上記(1)〜(4)のうちのどの方法でテンプレートを取得するかは、文書管理システムの管理者等により予め設定されていてもよい。また、ユーザが所望の方法を選択できるようにしてもよい。また、上記(1)から(4)の方法の全部またはそのうちの一部の複数の方法を組み合わせて用いることもできる。
【0067】
(対象レコードの属する階層と同じ階層からテンプレートを取得する場合)
ここでは、まず、上記ステップS105において、テンプレート選択部13が、上記(1)の基準位置と同じ階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0068】
テンプレート選択部13は、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」を取得すると(ステップS11)、当該分類項目と同じ階層に登録されている全テンプレートを取得する(ステップS12)。この場合、図4から、「ノートPC」のノード105に登録されている「ノートPCカタログテンプレート1.xls」と「ノートPCカタログテンプレート2.doc」が取得される。これら取得したテンプレートは、ユーザ端末に送信され、所定の形式でユーザに表示される(ステップS13)。ユーザはユーザ端末に表示された複数のテンプレートの中から1つ選択する。例えば、「ノートPCカタログテンプレート2.doc」が選択されたとする。
【0069】
図8は、「ノートPCカタログテンプレート2.doc」というテンプレートを示したものである。このテンプレートは、市販のワープロソフトに提供されているフィールド機能を用いて作成したものである。レコードデータの各属性の値(属性値)をテーブル形式で表すためのテンプレートであって、レコードデータに含まれるある属性の値を代入する部分には、「FILLIN」というコマンドと、当該属性名をペアにして{FILLIN 属性名}という記述がなされている。
【0070】
テンプレートは、このように、作成する文書の形式が記述されているとともに、レコードデータに含まれる各属性値の当該文書中の位置(領域)を定めたものである。
【0071】
ドキュメント生成部14は、テンプレート中の{FILLIN 属性名}と記された部分に、対象レコードの当該属性名の値を代入することで、表示用の文書を作成する。
【0072】
図8に示したテンプレートを対象レコード(図3(a)の1行目のレコードデータ)に適用した結果、図9に示すような文書が作成されて、ユーザ端末の表示画面に表示されることとなる。
【0073】
図8に示したテンプレートは、書式(ここでは、テーブル)中に、そこに代入すべき属性を記述したものであるが、書式(ここでは例えばテーブル)と、属性毎の当該属性値を代入する書式中の位置(領域)を定めたマッピング情報とが別個に用意されていてもよい。
【0074】
例えば、図5のステップS104において、コンテンツデータの検索結果のなかから分類項目「ノートPC発注仕様書」に登録されている「製品コード」が「T001」のレコードデータが選択されたとする(図3(b)の1行目のレコードデータ)。この場合、テンプレート選択部13は、図7に示すフローチャートに従って、階層型データベース30から、分類項目「ノートPC発注仕様書」と同じ階層の分類項目に登録されているテンプレート「ノートPC発注仕様テンプレート1.xls」、「プレゼント用仕様テンプレート2.xls」を取得して、それらをユーザに呈示する。ユーザは、「ノートPC発注仕様テンプレート1.xls」を選択したとする。
【0075】
図10は、「ノートPC発注仕様テンプレート1.xls」というテンプレートを示したものである。このテンプレートは、例えば市販の表計算ソフトで提供されるようなスプレッドシートに、レコードデータの各属性の値(属性値)をテーブル形式で表すための書式を記述したものと((a)図)と、それとは別に記述された、各属性値の位置をスプレッドシート上のセルの座標位置で定めたマッピング情報((b)図)から構成されている。例えば、図10(b)のマッピング情報において、属性「品名」の値はスプレッドシート上の列「E」、行「5」にある(座標「E5」にある)セルに挿入することが記述されている。
【0076】
なお、図9に示すテンプレートは、スプレッドシートを用いているが、この場合に限らず、行と列とを指定すれば、1つのセル(領域)を特定できる形式のものであればよい。
【0077】
ドキュメント生成部4では、図10(b)に示したマッピング情報から、対象レコード中の各属性に対応する値を、図10(a)に示したテーブル中の指定されたセルに挿入することで、図11に示すような文書を作成する。すなわち、スプレッドシート中の座標「E5」の属性「品名」の値を挿入する空欄には、対象レコード中の属性「品名」の値「Dyna−T1」が出力されることになる。
【0078】
(対象レコードの属する階層より上位階層からテンプレートを取得する場合)階層型テンプレートの各分類項目のもつ属性は、その上位階層の分類項目のもつ属性を承継している。従って、対象レコードの属する分類項目より上位階層にある分類項目に登録されているテンプレートを対象レコードに適用しても意味的に矛盾はない。この場合、対象レコードのもつ属性全てを文書として表示することはできないが、対象レコードのもつ属性のうちの一部、すなわち、当該対象レコードの上位階層の分類項目がもつ属性の値だけを表示する文書を作成することができる。これは言い換えれば、当該対象レコードの内容を要約した文書が作成できるとも云える。
【0079】
ここでは、図5のステップS105において、テンプレート選択部13が、上記(1)(2)に示すような、対象レコードの属する分類項目と同じ階層か、対象レコードの属する分類項目より上位階層にある分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0080】
例えば、図5のステップS104において、検索されたコンテンツデータのなかからユーザにより、分類項目「ノートPC」に登録されている「製品コード」が「T001」であるレコードデータ(図3(a)の1行目のレコードデータ)をユーザが選択したとする。
【0081】
テンプレート選択部13は、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」を取得すると(ステップS21)、階層型データベース30から、当該分類項目と、当該分類項目より上位階層にある分類項目のそれぞれに登録されている全テンプレートを取得する(ステップS22〜ステップS23)。
【0082】
この例では、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」と、その親ノードである「PC本体」、さらにその親ノードの「電子部品」に登録されているテンプレートを取得する。すなわち、「PC本体」に登録されている「PCカタログテンプレート1.xls」、「ノートPC」に登録されている「ノートPCカタログテンプレート1.xls」、「ノートPCカタログテンプレート2.doc」を取得する。
【0083】
これら取得したテンプレートをユーザに呈示し(ステップS24)、ユーザがこの中から例えば「PC本体」に登録されている「PCカタログテンプレート1.xls」を選択する。
【0084】
このテンプレートを図13に示す。図13に示すテンプレートは、図10に示したテンプレート同様に、スプレッドシートに、各属性の値(属性値)をテーブル形式で表すための書式を記述したものと((a)図)と、それとは別に記述された、各属性値の位置をスプレッドシート上のセルの座標位置で定めたマッピング情報((b)図)からなる。
【0085】
図13(b)からもわかるように、このテンプレートにて利用される属性は、「品名」「メーカ名」「製品コード」「CPU」「HDD容量」「標準メモリ容量」「標準価格」であって、対象レコード(図3(a)の1行目のレコードデータ)がもつ上記以外の属性、すなわち、「バッテリタイプ」「ポインティング」は利用されない。
【0086】
ドキュメント生成部14は、図13(b)に示したマッピング情報から、対象レコード中の各属性に対応する値を、図13(a)に示したテーブル中の指定されたセルに挿入することで、図14に示すような表示用の文書を作成する。すなわち、対象レコード(図3(a)の1行目のレコードデータ)がもつ属性のうち、当該テンプレートの属する分類項目「PC本体」のもつ属性のみの値からなる文書が作成される。
【0087】
このように、階層型データベース30上の各分類項目は、その上位階層の分類項目の属性を承継する。従って、テンプレートは、当該テンプレートの属する分類項目に登録されているレコードデータのみにならず、当該テンプレートの属する分類項目より下位階層の分類項目に登録されているレコードデータにも適用することができる。テンプレートを当該テンプレートの属する分類項目より下位階層の分類項目に登録されているレコードデータに適用することにより、当該レコードデータの内容を要約した文書を作成することができる。このように、登録したテンプレートをそれと同じ階層のレコードデータのみならず、それより下位階層のレコードデータにも使い回しすることができるので、1つのテンプレートで用途の異なる文書を作成でき、テンプレートの有効利用できるようになる。またユーザにとってもコンテンツデータを閲覧する際の書式のバリエーションが増える。
【0088】
(対象レコードの属する階層より下位階層からテンプレートを取得する場合)階層型テンプレートの各分類項目のもつ属性は、その上位階層の分類項目のもつ属性を承継している。従って、対象レコードの属する分類項目より下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートを対象レコードに適用すると、より具体化されたドキュメント(文書)が生成される。この場合、対象レコードのもつ全属性の値に加えて、当該対象レコードにはないが、当該対象レコードの下位階層の(対象レコードに適用するテンプレートの属する)分類項目がもつ属性の値を空の状態で表示する文書を作成することができる。
【0089】
ユーザ端末に表示された文書中の値が空となっている属性にユーザが値を入力することにより、対象レコードの属性値を継承した、対象レコードより下位階層の(対象レコードに適用した分類項目の属性をもつ)コンテンツデータを作成することができるのである。
【0090】
例えば、図2に示した階層構造において、ノード105の「ノートPC」という分類項目に登録されている製品データであるコンテンツデータに、その子ノード107の「ノートPC発注仕様」に登録されているテンプレートを適用して文書を作成すれば、当該コンテンツデータに対応する製品を購入するために発注仕様書が作成される。これにより、製品を提供するベンダーと、製品を購入しようとするユーザとの間で、特性の製品に特化した詳細なスペックを記述する要求仕様書を容易に作成することができるのである。すなわち、製品データであるコンテンツデータをユーザに呈示し、製品の仕様を確認してもらい、それでよければ、ユーザは、必要事項を記入した発注仕様書を送り返すといネットワークを介した取引も可能となる。
【0091】
ここでは、図5のステップS105において、テンプレート選択部13が、上記(1)(3)に示すような、対象レコードの属する分類項目と同じ階層か、対象レコードの属する分類項目より下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
【0092】
例えば、図5のステップS104において、検索されたコンテンツデータのなかからユーザにより、分類項目「ノートPC」に登録されている「製品コード」が「T001」であるレコードデータ(図3(a)の1行目のレコードデータ)をユーザが選択したとする。
【0093】
なおこの場合、コンテンツ検索部11ではユーザに大して「ノートPC発注仕様」「ノートPC納品仕様」の分類項目に登録されているコンテンツデータを対象とした検索は行えないようにしておく必要がある。
【0094】
テンプレート選択部13は、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」を取得すると(ステップS31)、階層型データベース30から、当該分類項目と、当該分類項目より下位階層にある分類項目のそれぞれに登録されている全テンプレートを取得する(ステップS32〜ステップS33)。
【0095】
この例では、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」と、その子ノードである「ノートPC発注仕様」「ノートPC納品仕様」のそれぞれに登録されている「ノートPCカタログテンプレート1.xls」、「ノートPCカタログテンプレート2.doc」、「ノートPC発注仕様書テンプレート1.xls」、「プレゼント用仕様テンプレート2.xls」の4つのテンプレートを取得する。
【0096】
これら取得したテンプレートをユーザに呈示し(ステップS34)、ユーザがこの中から例えば、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」の子ノードである「ノートPC発注仕様」に登録されている「ノートPC発注仕様書テンプレート1.xls」を選択する。このテンプレートは図10に示したものと同じである。
【0097】
ユーザにより選択されたテンプレートは、対象レコードより下位階層の分類項目に登録されているテンプレートであるので、図5のステップS107から図6のステップS110へ進む。
【0098】
ステップS110では、ドキュメント生成部14は、図10(b)に示したマッピング情報から、対象レコード中の各属性に対応する値を、図10(a)に示したテーブル中の指定されたセルに挿入することで、図16に示すような文書を作成する。すなわち、対象レコード(図3(a)の1行目のレコードデータ)がもつ属性と、その値に加え、当該テンプレートの属する分類項目「ノートPC発注仕様」のもつ属性と、その値が入力されるべき空欄とからなる文書が作成される。
【0099】
図16では、「ノートPC発注仕様」という分類項目がもつ属性のうち、対象レコードにはない属性、すなわち、「無線LAN有無」「希望価格」「注文No」といった各属性には、値が入力されるべき空欄(スプレッドシート上の座標で表すと、「I10」「I11」「I12」)が表されている。
【0100】
図16に示した文書がユーザ端末に表示されると(ステップS111)、ユーザは、空欄となっている部分に、当該空欄に対応する属性に対応する所望の文字列を入力する。なお、図16に示した文書は、製品の発注仕様書であり、ユーザの空欄にデータ入力する行為は当該文書の内容の詳細化に該当する。従って、ユーザと製品供給者の間で仕様が詳細化されていく流れを支援していることとなる。
【0101】
図16に示した文書中の空欄部分に、ユーザは「無線LAN有無」、「希望価格」、「注文No」の値を入力する(図17参照)。もっとも、これら全ての属性に対し値を入力する必要はなく、そのうちの少なくとも1つに対し値を入力するだけでもよい。例えば、「注文No」といった項目のように、製品供給者側の管理用の番号のようなものは、システム側で自動的に値を入力し、ユーザは、「無線LAN有無」と「希望価格」のみを入力するといった形式であってもよい。
【0102】
図17に示したような、ユーザ端末において、ユーザにより空欄部分に値の入力された文書は、文書管理システムに送信され、ドキュメント受付部20にて、当該文書が受け取られる(ステップS112)。上記のように空欄部分に入力がない場合には(文書が返されてこない場合には)、そのまま処理を終了する。
【0103】
ドキュメント受付部20で受けた文書は、属性値抽出部21に渡される。属性値抽出部21では、当該文書に適用したテンプレートを基に、その中に含まれる複数の属性と、そのそれぞれの値を抽出する(ステップS113)。
【0104】
属性抽出部21の処理動作について、図18に示すフローチャートを参照して説明する。まず、当該文書から、当該文書に適用したテンプレートが登録されている分類項目を取得する(ステップS51)。なお、ドキュメント作成部14で対象レコードにテンプレートを適用して文書を作成する際には、作成した文書と、当該文書に適用したテンプレートとの対応関係を表す情報を記録するようにしてもよい。例えば、作成した文書中に、当該文書を作成する際に利用したテンプレートの識別情報を所定の位置に代入しておいてもよい。作成した文書と、当該文書に適用したテンプレートとの対応関係を履歴として記録しておけば、ステップS51において、文書に適用したテンプレートが容易に判別することができる。
【0105】
さて、図17に示した文書の場合、図10に示したテンプレートが適用されているが、このテンプレートのマッピング情報中には、「mapping class」という属性として、当該テンプレートが属する分類項目が記述されている。すなわち、この情報から、図17に示した文書に適用されたテンプレートの属する分類項目は「ノートPC発注仕様」であることがわかる。
【0106】
次に、マッピング情報(文書中の各該属性値の位置情報)を基に、文書中の各属性に対応する位置(セル)から各属性の値を取得する(ステップS52)。例えば、図10(b)のマッピング情報において、属性「無線LAN有無」の値が存在するセルの座標は、図10(a)中の「I10」となっているので、この「I10」という位置にあるセルに記入された値「有」を、属性「無線LAN有無」の値として取得する。同様の処理を、マッピング情報中の各属性について繰り返し、文書中の全ての属性についてのその値を抽出する。
【0107】
図6のステップS114へ戻り、このようにして、ドキュメント受付部20で受けた文書に含まれている各属性のそれぞれに対応する値を抽出することにより対象レコードの属性と属性値を継承する、当該対象レコードの属する分類項目より下位階層にある(対象レコードに適用したテンプレートの属する)分類項目に属する新たなコンテンツデータが得られる。この新たなコンテンツデータは、コンテンツ登録部22により、階層型データベース30の当該対象レコードに適用したテンプレートの属する分類項目、この例の場合、「ノートPC発注仕様書」のノード107に登録される。
【0108】
(対象レコードの属する階層と対象レコードの属する階層より上位および下位階層の分類項目に登録されているテンプレートのうち、利用可能なテンプレートを取得する場合)
対象レコードに適用するテンプレートが、対象レコードの属する階層のみに限らず、対象レコードの属する階層より上位および下位階層の分類項目に登録されているテンプレートも利用する場合、各テンプレートに対して、そのテンプレートの属する分類項目より上位あるいは下位階層の分類項目に適用可能か否かを表すフラグ情報を付加するようにしてもよい。
【0109】
例えば、文書管理システムの管理者がテンプレート管理部10からテンプレートを登録する際に、図19に示すように、当該テンプレートが、その上位階層の分類項目に登録されているレコードデータに適用可能であるが、その下位階層の分類項目に登録されているレコードデータには適用できないときは「上位から参照可」を表すフラグ情報を当該テンプレートに付加する。一方、当該テンプレートが、その下位階層の分類項目に登録されているレコードデータに適用可能であるが、その上位階層の分類項目に登録されているレコードデータには適用できないときは「下位から参照可」を表すフラグ情報を当該テンプレートに付加する。
【0110】
図5のステップS105において、テンプレート選択部13が、上記(4)に示すような、対象レコードの属する分類項目と同じ階層か、あるいは対象レコードの属する分類項目より上位・下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートのうち、当該対象レコードに利用可能なテンプレートを取得する場合について、図20に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、階層型データベース30に登録されているテンプレートに、図19に示したようなフラグ情報が付加されている場合について説明する。
【0111】
例えば、図5のステップS104において、検索されたコンテンツデータのなかからユーザにより、分類項目「ノートPC」に登録されている「製品コード」が「T001」であるレコードデータ(図3(a)の1行目のレコードデータ)をユーザが選択したとする。
【0112】
テンプレート選択部13は、対象レコードの属する分類項目「ノートPC」を取得すると(ステップS41)、階層型データベース30から、対象レコードの属する分類項目に登録されているテンプレートと、対象レコードの属する分類項目より上位階層にある分類項目に登録されているテンプレートのうち、フラグ情報が「下位から参照可」となっているテンプレートと、対象レコードの属する分類項目より下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートとのうち、フラグ情報が「上位から参照可」となっているテンプレートを取得する(ステップS42〜ステップS43)。
【0113】
対象レコードの属する分類項目「ノートPC」であるので、各テンプレートに付加されているフラグ情報が図17に示した状態であるとき、5つ全てのテンプレートが当該対象レコードに適用可能であるので、これら全てのテンプレートが取得される。これら取得したテンプレートをユーザに呈示される(ステップS44)。
【0114】
一方、図5のステップS104において、検索されたコンテンツデータのなかからユーザにより、分類項目「PC本体」に登録されているレコードデータをユーザが選択したとする。この場合も、テンプレート選択部13は、階層型データベース30から、「PC本体」に登録されているテンプレートと、「PC本体」より上位階層にある分類項目に登録されているテンプレートのうち、フラグ情報が「下位から参照可」となっているテンプレートと、「PC本体」より下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートのうち、フラグ情報が「上位から参照可」となっているテンプレートを取得する(ステップS42〜ステップS43)。すると、「PC本体」に登録されている「PCカタログテンプレート1.xls」と、「上位から参照可」となっている、「ノード発注仕様」に登録されている、「ノートPC発注仕様テンプレート1.xls」、「プレゼント用仕様テンプレート2.xls」以上の3つのテンプレートのみが取得される。
【0115】
ユーザ毎に異なる、あるいはユーザグループなどに応じて、テンプレートに対する異なるレベルのアクセス権を付与してもよい。これによって特定のユーザ向けの文書を生成する仕組みが提供できる。例えば、テンプレート管理部10において、作成したテンプレートを階層型データベース30に登録する際には、当該テンプレートの利用を許可するユーザ名(あるいはユーザグループ名)も合わせて登録する。テンプレート選択部13は、図19において、対象レコードの属する分類項目に登録されているテンプレートと、対象レコードの属する分類項目より上位あるいは下位階層にある分類項目に登録されているテンプレートのうち、当該対象レコードを選択したユーザが利用可能なテンプレートのみを取得して(ステップS42〜ステップS43)、それを当該ユーザに対して呈示する(ステップS44)。
【0116】
なお、テンプレート選択部13で、前述したように、(1)対象レコードと同じ階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、(2)対象レコードより上位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、(3)対象レコードより下位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合、のそれぞれの場合において、各テンプレートに付加されている情報(上記のようなユーザ毎に当該ユーザが利用可能なテンプレートを指定する情報や、対象レコードに応じて、それに適用可能なテンプレートを定める情報など)を参照して、対象レコードに適用可能なテンプレートのみを取得するようにしてもよい。
【0117】
また、ドキュメント生成部14で、対象レコードと選択されたテンプレートを用いて生成された文書に対しては、商取引や設計の場面において利用される書類となるため、ドキュメント生成部14で当該生成した文書に署名をつけるようにしてもよい。
【0118】
以上説明したように、上記実施形態によれば、複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されている階層型データベース30に、複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の各属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録しておく。そして、データベースから検索された第1のコンテンツデータに、当該コンテンツデータの属する第1の分類項目に関連付けられているテンプレートと、当該第1の分類項目より上位階層の分類項目に関連付けられているテンプレートと、当該第1の分類項目より下位階層の分類項目に関連付けられているテンプレートとのうちの選択された第1のテンプレートを適用して、当該第1のコンテンツデータを呈示する文書を作成する。
【0119】
このように、上記実施形態によれば、階層型データベースにおいて、各分類項目は、それより上位にある分類項目がもつ属性を承継するという特性を利用することにより、1つのテンプレートが、それが属する分類項目と同じか、あるいは上位・下位にある分類項目に属するコンテンツデータにも適用することができる。
【0120】
また、1つのコンテンツデータに、当該コンテンツデータが属する分類項目と同じか、あるいは上位・下位にある分類項目に属するテンプレートが適用することで、1つのコンテンツデータから用途の異なる複数種類の文書が容易に作成することができる。例えば、対象レコードと同じ分類項目に属するテンプレートを適用すると、当該対象レコードの各属性値を呈示する文書が作成できる。対象レコードが属する分類項目より上位階層にある分類項目に属するテンプレートを適用すると、当該対象レコードの内容を要約した(当該対象レコードの属性値のうちの一部を呈示する)文書が作成できる。対象レコードが属する分類項目より下位階層にある分類項目に属するテンプレートを適用すると、当該対象レコードの各属性値を継承する新たなコンテンツデータを作成するための文書(当該対象レコードの属する分類項目より下位階層の分類項目に属する文書)が作成できる。
【0121】
また、オンライン取引でカタログ等を閲覧するユーザにとっては、様々な形態のテンプレートが与えられるため、製品に対する的確なドキュメントを得ることができるようになる。逆に製品供給者にとっては、少ないテンプレートで種々のドキュメントを提供することができ、サイト構築の効率が向上する。
【0122】
また、ドキュメントを通して顧客と製品供給者間で仕様の詳細化を行うことが可能になる。さらにはこれらのドキュメントに認証をつけ生成元を保証することで、ドキュメントの内容に関する責任を明確に保持できるようになる。
【0123】
本発明の実施の形態に記載した本発明の手法(特に、図1に示した各構成部の処理動作)は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0124】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0125】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1つのテンプレートで用途などの異なる文書を容易に作成することができる。
【0126】
また、データベースに登録されているデータを基に、それをより詳細化した新たなデータの作成と当該新たなデータのデータベースへの登録が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる階層型データベースを用いた文書管理システムの構成例を示した図。
【図2】 階層型データベースの階層構造と、当該階層構造を構成する各分類項目の属性について説明するための図。
【図3】 階層型データベースに格納されたコンテンツデータを示した図。
【図4】 階層型データベースを構成する分類項目に関連付けて格納されるテンプレートを示した図。
【図5】 図1の文書管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図6】 図1の文書管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】 対象レコードの属する分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合のテンプレート選択部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】 テンプレートの具体例を示した図。
【図9】 図8のテンプレートを用いて作成された文書の具体例を示した図。
【図10】 テンプレートの他の具体例を示した図。
【図11】 図10に示したテンプレートを用いて作成された文書の具体例を示した図。
【図12】 対象レコードの属する分類項目より上位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合のテンプレート選択部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図13】 テンプレートのさらに他の具体例を示した図。
【図14】 図13に示したテンプレートを用いて作成された文書の具体例を示した図。
【図15】 対象レコードの属する分類項目より下位階層の分類項目に登録されているテンプレートを取得する場合のテンプレート選択部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図16】 対象レコードに当該対象レコードの属する分類項目より下位階層の分類項目に登録されているテンプレートを適用して作成された文書の具体例を示した図。
【図17】 図16に示した文書中の空欄部分に値の入力された文書の具体例を示した図。
【図18】 図1の属性値抽出部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図19】 テンプレートに付加されたフラグ情報を説明するための図。
【図20】 対象レコードの属する分類項目と、当該分類項目より上位階層、下位階層の分類項目に登録されているテンプレートのうち、利用可能なテンプレートを取得する場合のテンプレート選択部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…文書生成部、2…文書登録部、10…テンプレート管理部、11…コンテンツ検索部、12…対象レコード選択部、13…テンプレート選択部、14…ドキュメント生成部、20…ドキュメント受付部、21…属性値抽出部、22…コンテンツ登録部、30…階層型データベース、31…文書管理システム

Claims (16)

  1. 複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースに、前記複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録する登録手段と、
    前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索手段と、
    この検索手段で検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より上位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より下位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートとのうちの選択された第1のテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成する作成手段と、
    作成された前記文書を呈示する手段と、
    を具備したことを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記作成手段は、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータを構成する各属性の値を呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  3. 前記作成手段は、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より上位階層の第2の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータを構成する属性の値のうち当該第2の分類項目がもつ属性の値を呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  4. 前記作成手段は、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より下位階層の第3の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第3の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄とを呈示する第1の文書を作成することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  5. 呈示された前記第1の文書中の前記空欄に値の入力された第2の文書を受け付ける手段と、
    前記第2の文書中の、前記第1のテンプレートに定められている前記第2の文書中の各属性の値の位置から、各属性の値を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段で抽出された各属性の値で構成される新たなコンテンツデータを、前記データベース中の前記第3の分類項目に登録する登録手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項4記載の文書管理システム。
  6. 前記テンプレートには、当該テンプレートが関連付けられている分類項目より上位階層の分類項目に属するコンテンツデータについて適用可能か、下位階層の分類項目に属するコンテンツデータについて適用可能かを表す参照情報をもち、
    前記作成手段は、
    前記参照情報を基に前記第1のコンテンツデータに適用可能なテンプレートを取得する手段を具備し、
    取得したテンプレートのうち選択されたテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  7. 前記テンプレートには、当該テンプレートを利用可能なユーザが予め定められており、
    前記作成手段は、前記第1のコンテンツデータを選択したユーザが利用可能なテンプレートを取得する手段を具備し、
    取得したテンプレートのうち選択されたテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  8. 複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースに、前記分類項目に関連付けて、当該分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを登録する登録手段と、
    前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索手段と、
    検索されたコンテンツデータのうち選択されたコンテンツデータを呈示する文書を作成する作成手段と、
    を備えた文書管理システムにおける文書作成方法であって、
    前記登録手段が、前記複数の分類項目のうちの1つの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録する登録ステップと、
    前記検索手段が、前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索ステップと、
    前記作成手段が、検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より上位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より下位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートとのうちの選択された第1のテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成する作成ステップと
    を含む文書作成方法。
  9. 前記作成ステップは、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記作成手段が前記第1のコンテンツデータを構成する各属性の値を呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項8記載の文書作成方法。
  10. 前記作成ステップは、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より上位階層の第2の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記作成手段が前記第1のコンテンツデータを構成する属性の値のうち当該第2の分類項目がもつ属性の値を呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項8記載の文書作成方法。
  11. 前記作成ステップは、前記第1のテンプレートが前記第1の分類項目より下位階層の第3の分類項目に関連付けられているテンプレートであるとき、前記作成手段が、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第3の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄を呈示する第1の文書を作成することを特徴とする請求項8記載の文書作成方法。
  12. 前記テンプレートには、当該テンプレートが関連付けられている分類項目より上位階層の分類項目に属するコンテンツデータについて適用可能か、下位階層の分類項目に属するコンテンツデータについて適用可能かを表す参照情報をもち、
    前記作成ステップは、
    前記作成手段が、前記参照情報を基に前記第1のコンテンツデータに適用可能なテンプレートを取得するステップを含み、
    取得したテンプレートのうち選択されたテンプレートを用いて、前記作成手段が前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項8記載の文書作成方法。
  13. 前記テンプレートには、当該テンプレートを利用可能なユーザが予め定められており、
    前記作成ステップは、前記作成手段が前記第1のコンテンツデータを選択したユーザが利用可能なテンプレートを取得するステップを含み
    取得したテンプレートのうち選択されたテンプレートを用いて、前記作成手段が前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成することを特徴とする請求項8記載の文書作成方法。
  14. 複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースに、前記分類項目に関連付けて、当該分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを登録する第1の登録手段と、
    前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索手段と、
    検索されたコンテンツデータのうち選択されたコンテンツデータを呈示する文書を作成する作成手段と、
    新たなコンテンツデータを前記データベースに登録する第2の登録手段と、
    を備えた文書管理システムにおける登録方法であって、
    前記第1の登録手段が、前記複数の分類項目のうちの1つの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録する第1の登録ステップと、
    前記検索手段が、前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索ステップと、
    前記作成手段が、検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目より下位階層の第2の分類項目に関連付けられている前記テンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第2の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄を呈示する第1の文書を作成する作成ステップと、
    前記第2の登録手段が、前記第1の文書中の前記空欄に値の入力された第2の文書を受け付けるステップと、
    前記第2の登録手段が、前記第2の文書中の、前記第1のテンプレートで定められている前記第2の文書中の各属性の値の位置から、各属性の値を抽出する抽出ステップと、
    前記第2の登録手段が、前記抽出ステップで抽出された各属性の値で構成される新たなコンテンツデータを、前記データベース中の前記第の分類項目に登録する第2の登録ステップと、
    を含むことを特徴とする登録方法。
  15. 複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースに、前記複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録するステップと、
    前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索ステップと、
    この検索ステップで検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より上位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートと、当該第1の分類項目より下位階層の分類項目に関連付けられている前記テンプレートとのうちの選択された第1のテンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータを呈示する前記文書を作成する作成ステップと、
    作成された前記文書を呈示するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  16. 複数の分類項目を階層的に関連付けた階層構造をもち、各分類項目は当該分類項目の上位階層の分類項目の属性を含む属性をもち、各分類項目には当該分類項目のもつ属性のそれぞれに対応する値で構成されるコンテンツデータが登録されているデータベースに、新たなコンテンツデータを登録するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記データベースに、前記複数の分類項目のいずれかの分類項目がもつ各属性の値を呈示する文書の形式と当該文書中の前記属性の値の位置を定めたテンプレートを当該分類項目に関連付けて登録するステップと、
    前記データベースに登録されたコンテンツデータのなかから、入力された検索条件を満足するコンテンツデータを検索する検索ステップと、
    この検索ステップで検索されたコンテンツデータのうち選択された第1のコンテンツデータの属する第1の分類項目より下位階層の第2の分類項目に関連付けられている前記テンプレートを用いて、前記第1のコンテンツデータのもつ各属性の値と、当該第2の分類項目がもつ属性のうち当該第1のコンテンツデータにはない属性に対応する空欄を呈示する第1の文書を作成する作成ステップと、
    前記第1の文書を呈示するステップと、
    呈示された前記第1の文書中の前記空欄に値の入力された第2の文書を受け付けるステップと、
    前記第2の文書中の、前記第1のテンプレートで定められている前記第2の文書中の各属性の値の位置から、各属性の値を抽出する抽出ステップと、
    この抽出ステップで抽出された各属性の値で構成される新たなコンテンツデータを、前記データベース中の前記第の分類項目に登録する登録ステップと、
    を実行させるプログラム。
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