JP4052974B2 - Paddy field machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走機体の後部に苗植付け装置などの水田作業装置を昇降自在に連結してある田植機などの水田作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の水田作業機では、後進時、水田作業装置を停止させることが肝要であり、従来では、前進動力のみを水田作業装置に伝達するワンウエイクラッチを設けて、後進時には水田作業装置を停止するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、水田作業機では、前後進切換え自在な走行用の無段変速装置を設ける構成が多用され、その無段変速装置を操作するための変速レバーと、前記水田作業装置の昇降及び駆動を司る作業レバーとを設けるに、従来では、変速レバーを運転座席の前方部に配置し、作業レバーを運転座席の左右横側に配置していた(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
更に、この種の水田作業機では、自走機体の後進操作に伴い水田作業装置を自動上昇させるバックアップ手段が採用されることがあり、そのようなバックアップ手段として、従来では、水田作業装置の昇降及び駆動を司る作業レバーを複数の各操作位置のうち上昇位置に揺動付勢する付勢手段と、作業レバーに連動する部材に作用して作業レバーを付勢力に抗して各操作位置に保持するデテントレバーと、前後進切換え自在な走行用の無段変速装置を操作するための変速レバーとを設け、この変速レバーの前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴って、付勢力による作業レバーの上昇位置への揺動を許容するデテント解除位置に前記デテントレバーを作動させるリンク機構を設けて構成された手段を設け、前記リンク機構として、ワイヤを利用して作業レバーにデテントレバーを連動させる機構を設けていた。(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【0006】
加えて、水田作業機では、上述したように、水田作業装置の不測の下降を阻止するために、油圧シリンダからの排油を阻止するロック弁を設けることが多々あり(例えば、特許文献2参照。)、そのような場合、従来では、ロック弁をロック位置とロック解除位置とに摩擦力で保持するようにしていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−278094号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−295909号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは次のような欠点があった。
水田作業装置にワンウエイクラッチを介して前進動力のみを伝達するようにして、後進時には水田作業装置を自動停止させる場合には、ミッションケース内に組み込む伝動要素が多くなるから、ミッションケース内の伝動機構の構造の複雑化及び大型化を招来し、コストアップを招来していた。
【0010】
変速レバーを運転座席の前方部に、かつ、作業レバーを運転座席の左右横側にそれぞれ配置する場合には、変速レバーと作業レバーとを共通の軸芯周りに揺動自在に枢支連結させることができないから、軸芯共通化によるレバー枢支構造の簡素化及びコストダウンを図ることができなかった。
【0011】
ワイヤを介して、変速レバーの前進中立位置から後進中立位置への移動に伴いデテントレバーを揺動させて、水田作業装置を自動上昇させる場合には、ワイヤが経年変化で伸びるから、信頼性を良好に維持するためには、比較的頻繁にワイヤの伸び調整などのメンテナンスを行う必要があった。
【0012】
【0013】
【0014】
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消する点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
〔特徴〕
自走機体の後部に水田作業装置を昇降自在に連結してある水田作業機であって、前記自走機体の走行部への伝動系に前後進切換え自在な静油圧式の無段変速装置を設け、前記水田作業装置への伝動系に作業クラッチを設け、前記無段変速装置を操作するための変速レバーの変速操作移動のうち前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴って前記作業クラッチを切り作動させるクラッチ操作リンク機構を設け、このクラッチ操作リンク機構中の中継軸に、変速レバーによる変速操作に対して無段変速装置を連動させる変速連動機構中の中継リンクを揺動自在に枢支させてある点にある。
【0025】
〔作用〕
クラッチ操作リンク機構を設けて、変速レバーの前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴い作業クラッチを切り作動させるようにすることで、後進時には水田作業装置を自動停止するようにしてあるから、後進時には水田作業装置を自動停止しながらも、従来必要であったワンウエイクラッチが不要である。
しかも、クラッチ操作リンク機構中の中継軸に、変速レバーによる変速操作に対して無段変速装置を連動させる変速連動機構中の中継リンクを揺動自在に枢支させて、中継軸を中継リンクの枢支軸としてあるから、クラッチ操作リンク機構と変速連動機構との間で部材の兼用化を図ることができる。
【0026】
〔効果〕
従って、ミッションケース内の伝動機構の構造の簡素化及び小型化を図り、しかも、部材の兼用化で操作用のリンク機構の構造の簡素化及びコストダウンをも図ることができるようになった。
【0027】
請求項2に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0028】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による水田作業機において、前記自走機体の前後進切換え自在な走行用の無段変速装置を操作するための変速レバーと、前記水田作業装置の昇降及び駆動を司る作業レバーとを運転座席の前方部に配置し、これら変速レバーと作業レバーとを同一の左右向き軸芯周りに揺動自在に枢支してある点にある。
【0029】
〔作用〕
変速レバーと作業レバーとを運転座席の前方部に同一の左右向き軸芯周りに揺動自在に枢支させてあるから、軸芯の共通化による枢支構造の簡素化を図って、変速レバーと作業レバーとを枢支することができる。
【0030】
〔効果〕
従って、変速レバーと作業レバーとを構造簡単に枢支できるようになった。
【0031】
請求項3に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0032】
〔特徴〕
上記請求項2に係る本発明による水田作業機において、前記自走機体の走行部に対する走行操作レバー系に前記変速レバー及び走行用の副変速装置を操作するための副変速レバーを備え、前記水田作業装置に対する作業操作レバー系に前記作業レバー及び前記水田作業装置を昇降させる油圧シリンダに対する油路を閉塞することにより水田作業装置の下降を阻止するロック弁を操作するための油圧ロックレバーを備え、前記走行操作レバー系の レバー類と前記作業操作レバー系のレバー類とを左右に振り分け配置してある点にある。
【0033】
〔作用〕
走行操作レバー系のレバー類と植付け操作レバー系のレバー類とを左右に振り分け配置させてあるから、走行操作レバー系のレバー類はその走行操作レバー系でまとめ、かつ、植付け操作レバー系のレバー類は植付け操作レバー系でまとめて、走行操作及び植付け操作に対するまごつきを少なくすることができる。
【0034】
〔効果〕
従って、走行操作及び植付け操作を操作性良く行えるようになった。
【0035】
請求項4に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0036】
〔特徴〕
上記請求項1や2,3に係る本発明による水田作業機において、前記水田作業装置の昇降及び駆動を司る作業レバーを複数の各操作位置のうち上昇位置に揺動付勢する付勢手段と、前記作業レバーに連動するアーム部材に作用して作業レバーを付勢力に抗して各操作位置に保持するデテントレバーと、前後進切換え自在な走行用の無段変速装置を操作するための変速レバーとを設け、この変速レバーの変速操作移動のうち前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴って、付勢力による作業レバーの上昇位置への揺動を許容するデテント解除位置に前記デテントレバーを作動させるリンク機構を設け、このリンク機構は、デテントレバーと一体に揺動する操作軸の一端に受動アームを一体連設し、この受動アームと変速レバーとを、変速レバーの後進中立位置への操作移動で受動アームがデテント解除位置に揺動するように連動させるロッドを設けて構成されている点にある。
【0037】
〔作用〕
変速レバーの前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴ってデテントレバーをデテント解除位置に作動させるリンク機構として、デテントレバーと一体に揺動する操作軸の一端に受動アームを一体連設し、この受動アームと変速レバーとを連動させるロッドを設けて構成したワイヤ非使用のリンク機構を設けてあるから、連動の経年に伴い劣化が非常に少ない。
【0038】
〔効果〕
従って、後進時には水田作業装置を上昇させるためのリンク機構をいわば、メンテナンスフリーのものにできて、リンク機構のメンテナンス性を向上できるようになった。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の実施の形態】
水田作業機の一例である乗用型の田植機は、図1、図2に示すように、自走機体1の後部に水田作業装置の一例である複数条植え式の苗植付け装置2を四連リンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い苗植付け装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付け装置2を重量で下降させる油圧シリンダ4を設け、施肥装置を設けて構成されている。
【0048】
前記自走機体1は、左右一対の操向用の駆動前輪5と左右一対の駆動後輪6とを備えた機体フレーム7の前部にエンジン8を搭載し、前記機体フレーム7の後部に運転座席9を搭載し、機体フレーム7に搭乗ステップ10を取り付けて構成されている。
【0049】
前記苗植付け装置2は、複数の苗を左右に並置搭載する状態で設定ストロークで左右に往復移動する苗のせ台2Aと、植付け走行に伴って圃場面を滑走することで植付け予定圃場面を整地する左右複数の整地フロート2Bと、前記苗のせ台2Aの移動に連動して苗のせ台2Aからの苗取出し口と整地植付け予定圃場面との間で循環作動することで苗のせ台2A上の苗を植付け単位量ずつ取り出して植え付ける苗植付け機構2Cを設けて構成されている。前記整地フロート2Bのうち左右中央に位置するものは、前記苗植付け機構2Cの高さ変動、つまり、植付け深さ変動に伴う接地圧変化に応じて苗植付け機構2Cに対して上下に揺動することで植付け深さを検出する接地圧センサに兼用構成されている。
かつ、この苗植付け装置2には、次回植付け走行時の指標線を圃場に引く倒伏作用姿勢と起立格納姿勢とに揺動切り換え自在で苗植付け装置2の上昇に伴い起立格納姿勢に切り換え固定される左右一対の線引きマーカ2mが付設されている。
【0050】
前記施肥装置は、植付け走行に伴い各植付け条の左右横脇それぞれに施肥するものであって、前記自走機体1の後部に繰出し機50を搭載し、前記苗植付け装置2に、植付け走行に伴い圃場のうち各植付け条の左右横脇それぞれに施肥用の溝を形成するとともに搬送されてくる肥料をその溝に投入する左右複数の作溝器51を装着し、前記繰出し機50から繰り出された肥料を供給管52を介して作溝器51に圧送するための気流を発生する電動遠心式の送風機53を自走機体1の後部に搭載して構成されている。前記繰出し機50は、粉粒状肥料を貯溜する肥料ホッパー50aとこの肥料ホッパー50aから肥料を繰り出す繰出し器50bとから構成されている。
【0051】
前記機体フレーム7は、走行部及び苗植付け装置2への伝動機構を内装したミッションケース11の前部にエンジン搭載フレーム12を連設し、前記ミッションケース11に後部フレーム13を連設して構成されている。前記後部フレーム13は、前記運転座席9及び四連リンク機構3を取り付けるためのフレームとなっており、左右の支柱とこれら支柱を倒れ止めする筋交いとから構成されている。
【0052】
前記駆動前輪5のそれぞれは、前車軸ケース14を介して前記ミッションケース11に支持されており、駆動後輪6のそれぞれは、前部の左右向き軸芯周りに上下揺動自在なスイングケース15を介して前記ミッションケース11に上下動自在に支持されている。前記スイングケース15は、サスペンションスプリング16を介して下方に揺動付勢されている。また、前記前車軸ケース14にはミッションケース11から駆動前輪5への伝動機構が、かつ、スイングケース15にはミッションケース11から駆動後輪6への伝動機構がそれぞれ内装されている。
【0053】
前記運転座席9の前方箇所には、前記駆動前輪5をパワーステアリング装置17を介して操向操作するためのステアリングハンドル18が配置されている。前記パワーステアリング装置17は、ミッションケース11の上面に搭載された状態でボルト止めされている。前記ステアリングハンドル18は、前記パワーステアリング装置17にボルト止めした支柱状のレバー支持用フレーム19の上部に装着されている。
【0054】
前記ミッションケース11の一方の左右側面には、前記エンジン8によりベルト伝動装置20を介して駆動されて変速動力をミッションケース11内に出力する前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速装置(HST)21が取り付けられている。他方、ミッションケース11の他方の左右側面には、前記無段変速装置21の入力軸の延長端部に連動連結して入力軸で駆動される油圧ポンプ22が装着されている。
【0055】
前記ミッションケース11には、無段変速装置21からの入力を高低2段に変速するギヤシフト式の副変速装置23と、この副変速装置23の筒状出力軸23bを制動可能な多板式の走行ブレーキ24と、前記副変速装置23の出力を左右の駆動前輪5に振り分けるデフロック機能付きの前輪デフ25と、副変速装置23の出力を後方に導くチェーン伝動装置26と、このチェーン伝動装置26の出力の前記左右の駆動後輪6のそれぞれへの伝達を各別に断続する左右の操向クラッチ27とが走行系伝動機構の要素として内装されている。
【0056】
かつ、ミッションケース11には、3つの伝動ギヤ対28aを択一使用して伝動を行うことにより前記苗植付け装置2への出力を高低3段に変速可能な株間変速装置28と、前記苗植付け装置2の負荷が設定以上になったとき前記株間変速装置28の出力の伝動下手側への伝動を自動的に断つトルクリミッター29と、このトルクリミッター29からの出力の苗植付け装置2側への伝動を断続する植付けクラッチ30とが植付け系伝動機構の要素として内装されている。
【0057】
前記植付けクラッチ30は、スプリングSにより入り付勢されていて、クラッチ切り操作ピン30aに切り操作力が付与された後に出力軸が設定位相にまで回転したときそのクラッチ切り操作ピン30aを切り操作力で付勢力に抗してクラッチ切り位置に移動させてそのクラッチ切り操作ピン30aによりカム機構30bを介して出力体30cを入力体30dから離脱移動させて伝動を断つ定位置停止機能と、フォーク30eを切り操作させたときその切り操作されるフォーク30eにより出力体30cを付勢力に抗して入力体30dから直ちに離脱移動させて出力体30cの位相に関わらず伝動を断つ即停止機能とを備えている。
【0058】
前記油圧ポンプ22は、前記油圧シリンダ4及びパワーステアリング装置17に対する圧油を発生するものであって、前記油圧シリンダ4に対する作動油の給排を司る制御弁Vと、油圧シリンダ4に対する作動油給排路を人為的に閉塞して苗植付け装置2の昇降を阻止するロック弁RVとともに一つの油圧機器として構成されている。前記昇降弁Vのスプール31は、排油側、つまり、下降側にバネ付勢されている。
【0059】
前記無段変速装置21を操作するための変速操作装置は、前記運転座席9の前方部に変速レバー33をその握り操作部33aが前記ステアリングハンドル18の左右一方側に位置する状態に配置し、この変速レバー33と無段変速装置21とを連動連結する変速連動機構を設けて構成されている。
【0060】
前記変速レバー33は、変速用の左右向き軸芯x1周りに前後揺動自在に前記レバー支持用フレーム19に装着した板状の基端部材34に、これと左右向き軸芯x1周りに一体揺動する状態で左右向き軸芯x1に直交する前後進切換え用の軸芯y1周りに左右揺動自在に取り付けられることにより、クランク状の変速操作経路に沿って操作移動自在に構成されており、その中間部を挿通させるクランク形状の変速案内溝35aを形成した変速案内板35により前記変速操作経路に沿って移動するように案内されるものである。
【0061】
前記変速操作経路は、前端が最大前進速度位置に形成されかつ後端が走行停止の前進中立位置fnに形成された前進域Fと、後端が最大後進速度位置に形成されかつ前端が走行停止の後進中立位置rnに形成された後進域Rと、左右一端が前記前進中立位置fnに形成されかつ左右他端が後進中立位置rnに形成された中立域Nとから構成されている。つまり、変速レバー33は、左右向き軸芯x1周りで前後に揺動することで前進域F及び後進域Rに沿って移動して変速し、軸芯y1周りで左右に揺動することで中立域Nに沿って移動して前後進を切り換えるものである。
【0062】
前記変速連動機構は、前記ミッションケース11に左右向き軸芯x3周りに揺動自在な中継リンクの一例であるベルクランク36を枢支させ、このベルクランク36の一端を第1連動ロッド37を介して前記基端部材34に連動連結させ、ベルクランク36の他端を無段変速装置21のトラニオン軸21aと一体揺動する変速アーム21Aに第2連動ロッド38を介して連動連結させて構成されている。つまり、変速レバー33の前進域Fでの前後揺動に伴う基端部材34の揺動でトラニオン軸21aを前進変速作動させ、変速レバー33の後進域Rでの前後揺動に伴う基端部材34の揺動でトラニオン軸21aを後進変速作動させるようになっている。
【0063】
かつ、変速連動機構には、変速レバー33の操作に伴う変速揺動は許容する状態で変速レバー33を無段変速装置21の中立状態への復帰力に抗して複数の変速位置に保持する、つまり、無段変速装置21を複数の各変速状態に保持するデテント手段が設けられている。
【0064】
前記デテント手段は、前記基端部材34の外周部に、これの左右向き軸芯x1周りでの揺動に伴い特定位置に選択的に位置する複数の凹部39を並置形成し、前記特定箇所に揺動位置する凹部39に弾性的に自動係合して基端部材34の左右向き軸芯x1周りでの揺動姿勢を前記復帰力に抗して保持する板バネ製の係合部材40を前記変速案内板35に取り付けて構成されている。
【0065】
前記副変速装置23を操作するための副変速操作装置は、前記運転座席9の前方部に副変速レバー41をその握り操作部41aが後方に突出する姿勢で配置し、この副変速レバー41と副変速装置23とを連動連結する副変速連動機構を設けて構成されている。
【0066】
前記副変速レバー41は、第2左右向き軸芯x2周りに上下揺動自在に前記レバー支持用フレーム19に枢支されている。
【0067】
前記副変速連動機構は、左右に揺動することにより、副変速装置23のシフトギヤ23aを変速シフトさせるシフトフォーク23Aを低速位置と高速位置との間でシフト移動させる副変速中間リンク42をミッションケース11に枢支連結し、この副変速中間リンク42と前記副変速レバー41とを連動連結させる副変速連動ロッド43を設けて構成されている。
【0068】
前記走行ブレーキ24を操作するための走行ブレーキ操作装置は、前記運転座席9の足元部のうち左右他方側箇所に、踏み込み操作されるブレーキペダル44を配置し、その軸芯周りに回転することにより前記走行ブレーキ24の制動板群をミッションケース11に押し付けて走行ブレーキ24をブレーキ作動させるブレーキ操作カム軸45を設け、前記ブレーキペダル44の踏み込み作動に伴って前記ブレーキ操作カム軸45をブレーキ作動方向に回転させるブレーキロッド46を設けて構成されている。
【0069】
前記ブレーキペダル44と一体に揺動するペダル軸47は、前記ミッションケース11上を横断する状態に配置されており、一端に前記ブレーキペダル44が装着されるとともに、他端には変速中立操作用アーム48が連結固定されている。この変速中立操作用アーム48は、前記ブレーキペダル44が踏み込み操作されたときに前記無段変速装置21を変速中立状態に操作するためのものであって、前記第2左右向き軸芯x2周り前後揺動可能に枢支された強制中立レバー49に連係ロッド54を介して連動連結されている。
【0070】
強制中立レバー49は、ブレーキペダル44の踏込みに連動して後方に強制揺動されるものであり、強制中立レバー49が後方揺動することによって、前記変速連動機構におけるベルクランク36の上下に配備された一対の接当ピン36a,36bを押圧作用して、ベルクランク36が前進及び後進のいずれの変速位置に位置する場合でもそのベルクランク36を変速レバー33ごと変速中立位置に戻し揺動させるよう構成されている。
【0071】
前記植付けクラッチ30と昇降弁31とは、関連操作され、その関連操作装置は、前記運転座席9の前方部に作業レバー55を握り操作部55aがステアリングハンドル18の左右他方側に位置する状態に配置し、この作業レバー55の操作動に前記植付けクラッチ30及び昇降弁31を連動させるとともに前記接地圧センサとしての整地フロート2Bの接地圧検出動作に昇降弁31を連動させる作業連動機構を設けて構成されている。
【0072】
前記作業レバー55は、作業用の左右向き軸芯x1周りに前後揺動自在に前記レバー支持用フレーム19に装着したアーム部材56に、前後方向軸芯y2周りに左右揺動自在に取り付けられることにより、前後および左右方向へ揺動可能に支持されており、案内板57に形成したT字形状の案内溝57aに沿って移動操作可能となっている。
【0073】
案内溝57aによって形成されたT字形状の操作経路は、前端の植付け位置と下降位置と中立位置と後端の上昇位置とに作業レバー55を移動案内するものであり、詳細な構造は省略するが、経路前端の「植付」位置での左右操作によって突出作動させる線引きマーカ2mの選択が行われるものである。
【0074】
前記作業連動機構は、前記作業レバー55が上昇位置に位置するとき、植付けクラッチ30を切り作動させるとともに昇降弁31を上昇位置に作動させ、作業レバー55が中立位置に位置するとき、植付けクラッチ30を切り作動させるとともに昇降弁31を昇降停止の中立位置に作動させ、作業レバー55が下降位置に位置するとき、植付けクラッチ30を切り作動させるとともに作業レバー55に優先して植付け深さを設定範囲に維持するための整地フロート2Bの接地圧検出動作に基づく昇降弁31の操作を行わせ、作業レバー55が植付け位置に位置するとき、植付けクラッチ30を入り作動させるとともに作業レバー55に優先して植付け深さを設定範囲に維持するための整地フロート2Bの接地圧検出動作に基づく昇降弁31の操作を行わせる機構である。
【0075】
具体的には、作業レバー55の左右向き軸芯x1周りでの揺動に伴い押し引きされる第1ロッド61と、この第1ロッド61に係合連動していて作業レバー55の下降位置から中立位置への揺動及び中立位置から上昇位置への揺動に伴う第1ロッド61の移動により一方向に揺動する中間リンク62と、この中間リンク62の前記一方向への揺動に伴い前記植付けクラッチ30のクラッチ切り操作ピン30aを切り作動させる第2ロッド63とを設けて、作業レバー55が中立位置及び上昇位置に位置するとき植付けクラッチ30を切り作動させるように構成されている。なお、前記中間リンク62のうち第1ロッド61との係合孔64は、作業レバー55の中立位置から下降位置への揺動及び下降位置から植付け位置への揺動に伴う第1ロッド61の移動にかかわらず中間リンク62を揺動させずに植付けクラッチ30を入り状態に維持する長孔に形成されている。
【0076】
かつ、ワイヤ65を介して前記整地フロート2Bに連動する中継リンク66と、この中継リンク66の揺動に伴い押し引きされる第3ロッド67と、この第3ロッド67で押し引きされて揺動することにより前記昇降弁31を切り換え操作する操作リンク68とを設けて、整地フロート2Bの上下移動に連動して、接地圧を設定範囲に維持するように、つまり、植付け深さを設定範囲内に維持するように構成されている。
【0077】
そして、前記作業レバー55が中立位置に操作されたときには操作リンク68を付勢に抗して中立位置に操作し、かつ、作業レバー55が下降位置にまで操作されたときには操作リンク68を付勢に抗して下降位置に操作するように前記第1ロッド61を操作リンク68に係合連動させてある。前記操作リンク68のうち第1ロッド61との係合孔69は、作業レバー55が下降位置及び植付け位置に位置するときの操作リンク67の弁操作用の揺動を許容する長孔に形成されている。
【0078】
前記ロック弁RVは、前記左右向き軸芯x2周りに揺動自在にレバー支持用フレーム19に枢支させた油圧ロックレバー70を介して操作されるものである。この油圧ロックレバー70とロック弁RVとを連動させる手段は、ロック弁RVの操作レバー32と油圧ロックレバー70とを連動ロッド71を介して連動させる手段であって、操作レバー32aとロック弁RVの弁箱、つまり、油圧機器の弁箱VCとの間には、油圧ロックレバー70の操作に伴う揺動は許容する状態で油圧ロックレバー70をロック位置とロック解除位置とに保持するデテント機構が設けられている。つまり、このデテント機構は、弁箱VCを構成要素とする状態で構成されており、具体的には、弁箱VCのうち前記操作レバー32にレバー軸芯に沿った方向で対応する箇所に、ボール72をレバー軸芯に沿った方向で出退自在に保持させ、このボール72を突出付勢するスプリング73を設け、前記操作レバー32に、操作レバー32がロック位置に揺動位置するときに前記ボール72を係合させるロック用凹部74と操作レバー32がロック解除位置に揺動位置するときに前記ボール72を係合させる解除用凹部75とを形成して、ボール72のロック用凹部74への係合で操作レバー32をロック位置に保持し、かつ、ボール72の解除用凹部75への係合で操作レバー32をロック解除位置に保持するように構成されている。
【0079】
また、前記作業レバー55は、付勢手段79により操作経路後端の上昇位置に揺動付勢され、また、デテント手段を介して各操作位置に保持されるようになっている。ここで、前記付勢手段79は、作業レバー55を緩速で上昇位置側に揺動させる油圧ダンパスプリングで構成されている。また、前記デテント手段は、作業レバー55の操作に伴う揺動は許容する状態で作業レバー55を前記付勢手段79による付勢力に抗して各操作位置で保持するものであって、前記アーム部材56のうち、作業レバー55が各操作位置に揺動位置するときに固定特定箇所に対応位置する部分のそれぞれに凹部76を形成し、左右向き軸芯x2周りに揺動することで前記凹部76のうち固定特定箇所に対応位置するものに対して係合ピン77aを介して係脱自在で係合することでアーム部材56をその操作位置に保持するデテントレバー77を設け、このデテントレバー77を係合方向に移動付勢するデテントバネ78を設けて構成されている。
【0080】
そして、前記変速レバー33の変速操作移動のうち前進中立位置fnから後進中立位置rnへの操作移動に伴って、付勢力による作業レバー55の上昇位置への揺動を許容するデテント解除位置に前記デテントレバー77を作動させるリンク機構と、前記変速レバー33の前進中立位置fnから後進中立位置rnへの操作移動に伴って、前記植付けクラッチ30を切り作動させるクラッチ操作リンク機構とが設けられている。
【0081】
前記リンク機構とクラッチ操作リンク機構とは部材を共用する状態で構成されている。これらは、変速レバー33の前進中立位置fnから後進中立位置rnへの軸芯y1周りでの揺動に伴い可逆的に下方に移動するロッド80を設け、このロッド80の上下中間部に連設のピン80aに係合連動していてピン80aの下方への移動に伴い左右向き軸芯x2周りで下方に揺動する受動アーム81を、前記デテントレバー77と一体に揺動する操作軸82の一端に一体連設して構成されている。なお、前記受動アーム81のピン80aとの枢支連結孔81aは、前記変速レバー33が前進域Fに位置する状態での作業レバー55に対する操作に伴うデテントレバー77の単独の揺動を許容する上下方向の長孔に形成されている。
また、前記変速連動機構のベルクランク36を揺動自在に枢支した中継軸83の一端に、前記ロッド80の下端に枢支連結する被動アーム84を一体揺動する状態に固着連設し、前記中継軸83の他端に、前記植付けクラッチ30のフォーク30eを入り切り操作するクラッチ操作アーム85に連動ロッド86を介して連動する操作アーム87を一体揺動する状態に固着連設して構成されている。つまり、ロッド80の下方への移動に伴いクラッチ操作アーム85を入り位置から切り位置に揺動させるようになっている。
要するに、変速レバー33の前進中立位置fnから後進中立位置rnへの操作移動に伴って、直ちに植付けクラッチ30を切り作動させるとともに、苗植付け装置2を上昇させるようになっている。
【0082】
また、重ねていうと、前記変速レバー33と作業レバー55とは、同じ左右向き軸芯x1周りに揺動自在なものであり、前記副変速レバー41と強制中立レバー49と油圧ロックレバー70とデテントレバー77とは同じ左右向き軸芯x2周りに揺動自在なものであって、軸芯x1,x2の共用化による構造の簡素化を図ってある。
【0083】
そして、前記変速レバー33と副変速レバー41とを備えた走行操作レバー系は自走機体1の左右一方側に配置され、前記作業レバー55と油圧ロックレバー70とを備えた作業操作レバー系は自走機体1の左右他方側に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の全体側面図
【図2】 乗用田植機の全体平面図
【図3】 自走機体の正面図
【図4】 伝動系の全体平面図
【図5】 機体前部の左側面図
【図6】 自走機体の右側面図
【図7】 ミッションケースの一部を横断した平面図
【図8】 後輪伝動系の一部を示す横断平面図
【図9】 走行用の変速操作構造を示す側面図
【図10】 昇降用の操作構造を示す側面図
【図11】 ステアリングハンドル周りの操作構造を背面図
【図12】 植付けクラッチ操作構造の平面図
【図13】 ステアリングハンドル周りのレバー案内部を示す平面図
【図14】 制御弁の側面図
【図15】 ロック弁用デテント機構の断面図
【符号の説明】
1 自走機体
2 水田作業装置
4 油圧シリンダ
70 油圧ロックレバー
23 副変速装置
41 副変速レバー
21 無段変速装置
33 変速レバー
48 変速中立操作用アーム
55 作業レバー
56 アーム部材
77 デテントレバー
9 運転座席
79 付勢手段
82 操作軸
81 受動アーム
80 ロッド
30 作業クラッチ
83 中継軸
36 中継リンク
x1 左右向き軸芯
x2 軸芯
fn 前進中立位置
rn 後進中立位置
RV ロック弁
VC 弁箱[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paddy field work machine such as a rice transplanter in which a paddy field work apparatus such as a seedling planting device is connected to a rear portion of a self-propelled machine body so as to be movable up and down.
[0002]
[Prior art]
In this type of paddy field machine,It is important to stop the paddy field working device when moving backward, and conventionally, a one-way clutch that transmits only forward power to the paddy field working device is provided, and the paddy field working device is stopped when moving backward (for example, patents) Reference 1).
[0003]
Further, in paddy field machines, a configuration in which a continuously variable transmission for forward and backward switching is provided is often used, and a shift lever for operating the continuously variable transmission, and the up and down movement and driving of the paddy field work device are managed. In order to provide a work lever, conventionally, a shift lever is arranged in the front part of the driver seat, and a work lever is arranged on the left and right side of the driver seat (for example,Patent Document 2reference. ).
[0004]
Further, in this type of paddy field work machine, backup means for automatically raising the paddy field work apparatus in accordance with the reverse operation of the self-propelled machine body may be employed. And a biasing means for swinging and biasing the work lever that controls the drive to a raised position among a plurality of operation positions, and a member that operates in conjunction with the work lever to act the work lever against the biasing force to each operation position. A detent lever to be held and a shift lever for operating a continuously variable transmission for forward / reverse switching are provided, and an urging force is applied as the shift lever moves from a forward neutral position to a reverse neutral position. Means provided with a link mechanism for operating the detent lever at a detent release position that allows the work lever to swing to the raised position by It has been provided a mechanism for interlocking the detent lever to work the lever using ya. (For example,Patent Document 2reference. ).
[0005]
[0006]
In addition, in the paddy field work machine, as described above, in order to prevent the unexpected lowering of the paddy field work device, there are often provided a lock valve for preventing drainage from the hydraulic cylinder (for example,Patent Document 2reference. In such a case, conventionally, the lock valve is held at the lock position and the unlock position by frictional force.
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2001-278094 A
[0008]
[Patent Document 2]
JP 2000-295909 A
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional technique has the following drawbacks.
When only forward power is transmitted to the paddy field work device via the one-way clutch and the paddy field work device is automatically stopped during reverse travel, the number of transmission elements incorporated in the transmission case increases. As a result, the structure is complicated and large, and the cost is increased.
[0010]
When the speed change lever is arranged in the front part of the driver seat and the work lever is arranged on the left and right sides of the driver seat, the speed change lever and the work lever are pivotally connected to be swingable around a common axis. Therefore, it is impossible to simplify the lever support structure and reduce the cost by using a common shaft core.
[0011]
When the detent lever is swung as the shift lever moves from the forward neutral position to the reverse neutral position via the wire and the paddy field work device is automatically raised, the wire will grow with aging. In order to maintain good conditions, it was necessary to perform maintenance such as adjusting the elongation of the wire relatively frequently.
[0012]
[0013]
[0014]
An object of the present invention is to eliminate the above-mentioned conventional drawbacks.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The features / actions / effects of the paddy field working machine according to the present invention according to claim 1 are as follows.
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
[0020]
[0021]
[0022]
[0023]
[0024]
〔Characteristic〕
A paddy field work machine in which a paddy field work device is connected to the rear part of the self-propelled machine body so as to be movable up and down, and a hydrostatic continuously variable transmission that can be switched back and forth to the transmission system to the traveling part of the self-propelled machine body. Providing a work clutch in the transmission system to the paddy field work device, and the work in accordance with the operation movement from the forward neutral position to the reverse neutral position among the shift operation movements of the shift lever for operating the continuously variable transmission A clutch operation link mechanism that cuts and operates the clutch is provided, and the relay link in the speed change interlocking mechanism that interlocks the continuously variable transmission with the speed change operation by the speed change lever on the relay shaft in the clutch operation link mechanism is swingable. It is in the point which is made to support.
[0025]
[Action]
Because the clutch operation link mechanism is provided so that the work clutch is disengaged and operated as the shift lever moves from the forward neutral position to the reverse neutral position, the paddy field work device is automatically stopped during reverse travel. The one-way clutch, which was necessary in the past, is not necessary while automatically stopping the paddy field work machine when going backward.
Moreover, the relay shaft in the clutch operation link mechanism is pivotably supported by the relay link in the speed change interlocking mechanism that interlocks the continuously variable transmission with the speed change operation by the shift lever, and the relay shaft is connected to the relay link. Since it is used as a pivot shaft, the member can be shared between the clutch operation link mechanism and the speed change interlocking mechanism.
[0026]
〔effect〕
Therefore, the structure of the transmission mechanism in the transmission case can be simplified and reduced in size, and the structure of the link mechanism for operation can be simplified and the cost can be reduced by using the members in common.
[0027]
Claim 2The features / actions / effects of the paddy field working machine according to the present invention are as follows.
[0028]
〔Characteristic〕
In the paddy field machine according to the present invention according to claim 1,A shift lever for operating a continuously variable transmission for traveling freely switching between forward and backward movement of the self-propelled aircraft body and a work lever for controlling the raising and lowering and driving of the paddy field work device are arranged in the front part of the driver seat, and these The shift lever and the working lever are pivotally supported around the same left-right axis.
[0029]
[Action]
Since the shift lever and work lever are pivotally supported around the same left-right axis around the front of the driver's seat, the shift lever is designed to simplify the pivot structure by sharing the axis. And the working lever can be pivotally supported.
[0030]
〔effect〕
Therefore, the structure of the shift lever and the operation lever can be easily supported.
[0031]
Claim 3The features / actions / effects of the paddy field working machine according to the present invention are as follows.
[0032]
〔Characteristic〕
The paddy field work machine according to the second aspect of the present invention is characterized in that the traveling control lever system for the traveling portion of the self-propelled machine body includes a sub-transmission lever for operating the transmission lever and the sub-transmission device for traveling, A hydraulic lock lever for operating a lock valve that prevents the lowering of the paddy field work device by closing an oil passage to a hydraulic cylinder that lifts and lowers the work lever and the paddy field work device in the work operation lever system for the work device; SaidTraveling lever systemof Levers and the aboveWork control lever systemLeversAnd are arranged in a distributed manner on the left and right.
[0033]
[Action]
Of the travel control lever systemLeversAnd planting lever systemLeversAre arranged to the left and right, so the travel control lever systemLeversIs summarized in the travel control lever system and planting control lever systemLeversCan be gathered together with a planting operation lever system to reduce the messiness associated with traveling operation and planting operation.
[0034]
〔effect〕
Therefore, the running operation and the planting operation can be performed with good operability.
[0035]
Claim 4The features / actions / effects of the paddy field working machine according to the present invention are as follows.
[0036]
〔Characteristic〕
In the paddy field working machine according to the present invention according to
[0037]
[Action]
As a link mechanism that operates the detent lever to the detent release position as the shift lever moves from the forward neutral position to the reverse neutral position, a passive arm is integrally connected to one end of the operating shaft that swings integrally with the detent lever. Since a non-wire-use link mechanism is provided which is configured by providing a rod for interlocking the passive arm and the speed change lever, the deterioration is very small with the aging of the interlock.
[0038]
〔effect〕
Accordingly, the so-called link mechanism for raising the paddy field work apparatus during reverse travel can be made maintenance-free, and the maintainability of the link mechanism can be improved.
[0039]
[0040]
[0041]
[0042]
[0043]
[0044]
[0045]
[0046]
[0047]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, a riding type rice transplanter, which is an example of a paddy field work machine, has a four-row
[0048]
The self-propelled airframe 1 has an
[0049]
The
In addition, the
[0050]
The fertilizer is applied to each of the right and left sides of each planting line as planting travels. The
[0051]
The
[0052]
Each of the driving
[0053]
A steering handle 18 for steering the driving
[0054]
On one of the left and right side surfaces of the
[0055]
The
[0056]
In addition, the
[0057]
The planting
[0058]
The
[0059]
The speed change operation device for operating the continuously
[0060]
The
[0061]
The speed change operation path includes a forward zone F formed at the forward neutral position fn where the front end is formed at the maximum forward speed position and the rear end at the travel stop, and the rear end is formed at the maximum reverse speed position and the front end stops running. A reverse region R formed at the reverse neutral position rn, and a neutral region N whose left and right ends are formed at the forward neutral position fn and whose left and right other ends are formed at the reverse neutral position rn. That is, the
[0062]
The shift interlock mechanism pivotally supports a bell crank 36 that is an example of a relay link that is swingable about a left-right axis x3 in the
[0063]
In addition, the shift interlock mechanism holds the
[0064]
The detent means includes a plurality of
[0065]
The auxiliary transmission operating device for operating the
[0066]
The
[0067]
The sub-transmission interlocking mechanism swings right and left to shift a
[0068]
The travel brake operating device for operating the
[0069]
A
[0070]
The forced
[0071]
The planting
[0072]
The
[0073]
The T-shaped operation path formed by the
[0074]
When the
[0075]
Specifically, the
[0076]
In addition, the
[0077]
When the
[0078]
The lock valve RV is operated via a
[0079]
Further, the working
[0080]
In the shift operation movement of the
[0081]
The link mechanism and the clutch operation link mechanism are configured to share members. These are provided with a
Further, one end of the
In short, as the
[0082]
In addition, the
[0083]
A travel operation lever system including the
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Overall side view of a riding rice transplanter
[Fig. 2] Overall plan view of the riding rice transplanter
[Figure 3] Front view of the self-propelled aircraft
[Fig. 4] Overall plan view of the transmission system
[Figure 5] Left side view of the front of the aircraft
[Fig. 6] Right side view of the self-propelled aircraft
[Fig. 7] Plan view across a part of the mission case
FIG. 8 is a cross-sectional plan view showing a part of the rear wheel transmission system.
FIG. 9 is a side view showing a shifting operation structure for traveling.
FIG. 10 is a side view showing a lifting operation structure.
FIG. 11 is a rear view of the operation structure around the steering wheel.
FIG. 12 is a plan view of a planting clutch operating structure.
FIG. 13 is a plan view showing a lever guide portion around a steering handle.
FIG. 14 is a side view of a control valve.
FIG. 15 is a cross-sectional view of a detent mechanism for a lock valve
[Explanation of symbols]
1 Self-propelled aircraft
2 Paddy field equipment
4 Hydraulic cylinder
70 Hydraulic lock lever
23 Sub-transmission
41 Sub-shift lever
21 continuously variable transmission
33 Shift lever
48 Shifting neutral operation arm
55 Working lever
56 Arm members
77 Detent lever
9 Driver's seat
79 Energizing means
82 Operation axis
81 Passive arm
80 rod
30 Working clutch
83 Relay shaft
36 Relay link
x1 Left-right axis
x2 shaft core
fn Forward neutral position
rn Backward neutral position
RV lock valve
VC valve box
Claims (4)
前記自走機体の走行部への伝動系に前後進切換え自在な静油圧式の無段変速装置を設け、前記水田作業装置への伝動系に作業クラッチを設け、前記無段変速装置を操作するための変速レバーの変速操作移動のうち前進中立位置から後進中立位置への操作移動に伴って前記作業クラッチを切り作動させるクラッチ操作リンク機構を設け、このクラッチ操作リンク機構中の中継軸に、変速レバーによる変速操作に対して無段変速装置を連動させる変速連動機構中の中継リンクを揺動自在に枢支させてある水田作業機。A paddy field work machine in which a paddy field work device is connected to the rear part of the self-propelled machine body so as to be movable up and down,
A hydrostatic continuously variable transmission that can be switched forward and backward is provided in the transmission system to the traveling part of the self-propelled machine body, a working clutch is provided in the transmission system to the paddy field working device, and the continuously variable transmission is operated. the clutch operating link mechanism for actuating off the working clutch from the forward neutral position of the shift operation moves with the operation moves to the reverse neutral position of the shift lever provided for, the relay shaft in the clutch operating link mechanism, shift A paddy field work machine that pivotally supports a relay link in a speed change interlocking mechanism that interlocks a continuously variable transmission with a speed change operation by a lever.
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