JP4052552B2 - 貨物自動車の燃料タンク構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は貨物自動車の燃料タンク構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の貨物自動車の側面図であり、軽トラックに代表される貨物自動車100は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室101内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台102とし、この荷台102の前部下方に燃料タンク103を配置したものが普及している。
【0003】
図9は図8の9−9線断面図であり、荷台102は十分に剛性のある床104とこの床104の縁にヒンジ105を介して取付けたあおり板106とからなり、この様な荷台102の下方にフレーム107,107を配置し、これらのフレーム107,107にボルト108,108で締結することで燃料タンク103を支えていることを示す。
【0004】
燃料タンク103は、フィラーチューブと呼ばれる給油管111を備え、この給油管111の上端の給油口112を給油キャップ113で塞ぎ、給油の際には給油キャップ113を外し、給油口112へ図示せぬ給油ガンを差込み、給油を実施する。タンク内の空気はブリーザー121から直接的に大気へ洩れる。122はキャニスター、123は二方向弁、124はフロート弁である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
燃料タンク103内では燃料115の上の空気116には燃料蒸気が含まれる。そのため、給油時にブリーザー121を通じて空気のみならず燃料蒸気が大気へ排出されるため、環境保全の観点からは改良の余地がある。
具体的には、ブリーザーを廃止して通気管114にて空気をキャニスター122に送り、給油時の燃料蒸気を大気へ出さぬようにすることが望ましい。しかし、キャニスター122には活性炭などの吸着材が充填されており、この吸着材が流れに対する抵抗となり、給油が円滑に行えないことになるため、このままでは給油時の燃料蒸気をキャニスター122に回収することができない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、貨物自動車において、給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができる燃料タンク構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、前記燃料タンクの給油管を、前記荷台の床を貫通させて立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とする。
【0008】
給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置することにより燃料タンクの給油管を延ばし、高さを稼ぐことができる。給油口からタンク内燃料の液面までの落差が大きいほど、給油燃料の位置エネルギーが大きくなってタンク内残留空気の押出し能力が高まる。従って、空気管、すなわち蒸発燃料通路をキャニスターに接続し、通気抵抗が上がっても給油することができる。加えて、給油の落下速度が増すことから、給油時間を短縮することができ、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
【0009】
そのための構成は、荷台の床に穴を開け、この穴に給油管を貫通させ、給油口をあおり板よりも上位となるように配置するだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができる。
【0010】
請求項2は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、前記燃料タンクの給油管を、前記荷台の床に設けた切欠きを通して立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とする。
【0011】
請求項1と同様に、給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができるとともに、給油時間が短縮でき、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
そのための構成は、荷台の床に切欠き設け、この切欠きに給油管を通し、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置するだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができる。
【0012】
請求項3は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、前記燃料タンクの給油口を、荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置し、且つ荷台より前方に配置したことを特徴とする。
【0013】
請求項1と同様に、給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができるとともに、給油時間が短縮でき、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
そして、燃料タンクの給油口を、荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置し、且つ荷台より前方に配置したので、荷物の積載能力に影響を及ぼすこと無く、給油口を設けることができる。
【0014】
請求項4は、請求項3において、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラー内を貫通して立上げたことを特徴とする。
【0015】
請求項4では、請求記3の効果に加えるに、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラー内を貫通させるため、給油管が露出せず、見栄えが良くなる。
【0016】
請求項5は、請求項3において、前記燃料タンクの給油管を、客室後部のピラーに設けた切欠きを通して立上げたことを特徴とする。
【0017】
請求項5では、請求記3の効果に加えるに、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラーに設けた切欠きを通すため、給油管が露出せず、見栄えが良くなる。
【0018】
請求項6では、請求項4又は請求項5において、給油口は、助手席側に配置したことを特徴とする。
請求項4又は請求項5の効果に加えるに、給油口を助手席側に配置したので、運転席側の乗降口が狭くならず、運転者の乗降性を良好に保つことができる
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1に係る好適実施例は図1,2、請求項2に係る好適実施例は図3,4、請求項3に係る好適実施例は図5〜7、請求項4に係る好適実施例は図5,6、請求項5は図7、請求項6は図6,7で説明する。
【0020】
図1(a)は本発明に係る貨物自動車の側面図(その1)、(b),(c)は要部変更図である。
(a)において、軽トラックに代表される貨物自動車10は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室11内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台12とし、この荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置し、この燃料タンク13の給油管14を荷台12の床15を貫通させて立上げたことを特徴とする。
(b)はあおり板16に開口16aを開け、この開口16aに給油キャップを取付けた給油口14a(以下、単に給油口14aと記す。)を臨ませた例を示し、(c)はあおり板16の上隅に切欠き16bを設け、この切欠き16bに給油口14aを臨ませた例を示す。
【0021】
図2は図1の2−2線断面図であり、給油口14aの位置が、荷台12の床15の上位になるように、あおり板16より上位になるように、燃料タンク13の給油管14を斜め上へ十分に延ばしたことを示す。そして、床15にカバー17の下端を固定し、カバー17で給油管14の大部分を囲う。さらに、カバー17の上部に給油管14の上部を固定させ、給油管14の横振れを抑えるようにすること、並びに床15に開けた穴19をラバーパッキン21で塞ぐことは望ましい。
【0022】
そして、燃料タンク13上部から給油時蒸発燃料通路22を延ばし、この給油時蒸発燃料通路22に開閉弁23及びキャニスター24を介在させる。開閉弁23は給油時に燃料タンク13側の圧力が一定以上高くなるとキャニスター24側へ逃してタンク内の空気を流し、給油終了後給油口14aが閉じている間は給油時蒸発燃料通路22を閉じる。キャニスター24は活性炭などの吸着材を内蔵し、燃料蒸気から燃料を分離・吸着する。従って、燃料蒸気が大気へ放出される虞れはない。
【0023】
なお、25は通気管であり、この通気管25は図9の通気管114に相当し、給油時蒸発燃料通路22より遥に小径な管である。22a及び25aはフロート弁、23aは開閉弁23のダイヤフラム室と給油口14aを繋ぐ連通管である。
【0024】
ところで、開閉弁23を開けるには一定以上の圧力(差圧)が必要である。また、給油時蒸発燃料通路22及びキャニスター24にも流路抵抗があり、この流路抵抗に開閉弁23の開放に必要な圧力を合計した高い圧力を燃料タンク13側で発生させる必要がある。
【0025】
本発明では、給油管14を十分に上へ延ばし、燃料タンク13内の燃料26の液面から給油口14aまでの高さHを十分に大きくした。このHは例えば300〜400mmであり、従来(図9の符号111参照)の高さが50mm程度であるから、従来の高さよりは格段に大きい。
【0026】
給油口14aからタンク内燃料26の液面までの高さH、すなわち落差が大きいほど、給油燃料の位置エネルギーが大きくなってタンク内残留空気の押出し能力が高まり、蒸発燃料通路22をキャニスター24に接続し、通気抵抗が上がっても給油することができたわけである。加えて、給油の落下速度が増すことから、給油時間を短縮することができ、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
【0027】
そして、荷台12の床15に穴19を開け、この穴19に給油管14を貫通させるだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができるという利点をも有する。
【0028】
図3は本発明に係る貨物自動車の側面図(その2)であり、貨物自動車10は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室11内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台12とし、この荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置し、この燃料タンク13の給油管14を荷台12の床に設けた切欠きを通して立上げ、給油口14aを荷台12の床15(好ましくは荷台12のあおり板16)より上方に配置したことを特徴とする。
【0029】
図4(a)は図3の4−4線断面図、(b)〜(f)は要部変更図である。
(a)にて、客室と荷台の連結部分の平面視構造を説明すると、客室11のバックプレート27はアウタパネル28とインナパネル29との2重構造とし、バックプレート27の端部はBピラー31(Bピラーは前から2番目の支柱を指す。)に連続し、このBピラー31の前部でドアー32を受け、Bピラー31の後部であおり板16の前部を支承させる。この様な客室11の後をほぼ全てを占める荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置すると共に、荷台12の床15の前縁に切欠き33を形成し、この切欠き33に給油管14を通し、この給油管14をカバー34で囲う構造にした。
【0030】
この構造は、荷台12の床15に切欠き33設け、この切欠き33に給油管14を通すだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができるという利点を有する。
【0031】
(b)〜(f)は(a)の別実施例図であり、(b)では客室のバックプレート27と荷台側板30にともに半円状の切欠き27a,30aを設け、そこに給油管14を通すようにした。(c)ではバックプレート27にU字切欠き27bを設け、そこに給油管14を通すようにした。(d)では荷台12の隅に切欠き30bを設け、そこに給油管14を通すようにした。(e)ではBピラー並びに荷台に切欠き27c,30cを設け、そこに給油管14を通すようにした。(f)ではBピラーに切欠き27dを設け、そこに給油管14を通すようにした。
このように、荷台の床(含む客室の一部)に設ける切欠きの形態は任意に決定することができる。
【0032】
図5は本発明に係る貨物自動車の側面図(その3)であり、貨物自動車10は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室11内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台12とし、この荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置し、この燃料タンク13の給油管14を、客室11の後部構造物35を貫通して立上げ、給油口14aを荷台12の床15上に起立するあおり板16より上方に配置したことを特徴とする。客室11の後部構造物35は、本例ではバックプレート(図6の符号27)であるが、客室11の後部を構成する構造物であれば、補強部でもよく、種類は問わない。
【0033】
図6は図5の6−6線断面図であり、客室と荷台の連結部分の平面視構造を説明すると、客室11のバックプレート27はアウタパネル28とインナパネル29との2重構造とし、バックプレート27の端部は支柱としてのBピラー31に連続し、このBピラー31の前部でドアー32を受け、Bピラー31の後部であおり板16の前部を支承させる。この様な客室11の後をほぼ全てを占める荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置すると共に、バックプレート27の下部に渡した底板36に穴37を開け、この穴37に給油管14を通し、この給油管14をBピラー31まで導き、給油口14aをBピラー31に収め、Bピラー31の外面に設けたリッド38を開くことで、給油がなせる構造にした。
【0034】
この構造では、燃料タンク13の給油管14を、客室11の後部構造物35を貫通させるため、給油管14が荷台12側に露出せず、見栄えが良くなる。
【0035】
図7は図6の改良実施例図であり、客室11の後のほぼ全てを荷台12とし、この荷台12の前部下方に燃料タンク13を配置し、燃料タンク13の給油管14を、後部構造物35のアウタパネル28に開けた切欠き39を通して立上げ、給油口14aを荷台12の床15(好ましくはあおり板16)より上方に配置したことを特徴とする。
【0036】
この例では、後部構造物35を、バックプレート27の端部41のみとした。すなわち、バックプレート27を構成するアウタパネル28のBピラー31近傍に切欠き39を設け、同時にバックプレート27を構成するインナパネル29のBピラー31近傍を客席11内へ若干膨出させることで、バックプレート27の端部41に給油管14の収納スペース42を形成し、切欠き39を通して導いた給油管14を収納スペース42を通し、更にこの給油管14をBピラー31まで導き、給油口14aをBピラー31に収め、Bピラー31の外面に設けたリッド38を開くことで、給油がなせる構造にした。図から明らかなように、収納スペース42はBピラー31に一体形成することもできる。
【0037】
燃料タンク13の給油管14を、客室11の後部構造物35に設けた切欠き39を通すため、給油管14が荷台12側に露出せず、見栄えが良く。
加えて、バックプレート27の厚さWを小さくし、Bピラー31のみ、又はBピラー31の近傍にだけ給油管14の収納スペース42を確保すれば済み、客室空間を十分に確保することができるため、バックプレート27の厚さWに制限のある軽トラックでは、特に有益である。
【0038】
尚、給油管を貫通させる穴や切欠きの形状、大きさ、その位置を以上に述べた実施例から変更することは差支えなく、実施例を複合、組合わせることも差支えない。
【0039】
さらに、本発明は、軽トラックと称する小型車両に好適であるが、中・大型トラックに適用することは差支えない。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、燃料タンクの給油管を、前記荷台の床を貫通させて立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とし、給油口を荷台の床より上方で、あおり板よりも上位となるように配置することにより燃料タンクの給油管を延ばし、高さを稼ぐことができる。給油口からタンク内燃料の液面までの落差が大きいほど、給油の位置エネルギーが増し、これに伴なってタンク内残留空気の押出し能力が高まる。従って、空気管、すなわち給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができる。加えて、給油の落下速度が増すことから、給油時間を短縮することができ、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
【0041】
そのための構成は、荷台の床に穴を開け、この穴に給油管を貫通させて立ち上げ、給油口をあおり板よりも上位となるように配置するだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができる。
【0042】
請求項2は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、燃料タンクの給油管を、荷台の床に設けた切欠きを通して立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とし、請求項1と同様に、給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができるとともに、給油時間が短縮でき、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
そのための構成は、荷台の床に切欠き設け、この切欠きに給油管を通し、給油口をあおり板よりも上位となるように配置するだけで済むため、既存の車両の設計を容易に変更することができる。
【0043】
請求項3は、運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、燃料タンクの給油口を、荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置し、且つ荷台より前方に配置したことを特徴とし、請求項1と同様に、給油時の燃料蒸気をキャニスターに回収することができるとともに、給油時間が短縮でき、燃料蒸気の発生を抑制することができる。
そして、燃料タンクの給油口を、荷台より前方で、且つあおり板よりも上位になるように配置したので、荷物の積載能力に影響を及ぼすこと無く、給油口を設けることができる。
【0044】
請求項4は、請求項3において、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラー内を貫通して立上げたことを特徴とし、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラー内を貫通して立上げ、給油口を荷台の床より上方で、且つあおり板よりも上位になるように配置したことで燃料タンクの給油管を、客室後部のピラー内を貫通させるため、請求項3の効果に加えるに、給油管が露出せず、見栄えが良くなる。
【0045】
請求項5は、請求項3において、燃料タンクの給油管を、客室後部のピラーに設けた切欠きを通して立上げたことを特徴とし、燃料タンクの給油管を、客室の後部構造物に設けた切欠きを通すため、請求項3の効果に加えるに、給油管が露出せず、見栄えが良くなる。
【0046】
請求項6では、請求項4又は請求項5において、給油口は、助手席側に配置したことを特徴とし、給油口を助手席側に配置したので、請求項4又は請求項5の効果に加えるに、運転席側の乗降口が狭くならず、運転者の乗降性を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貨物自動車の側面図(その1)
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係る貨物自動車の側面図(その2)
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明に係る貨物自動車の側面図(その3)
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図6の改良実施例図
【図8】従来の貨物自動車の側面図
【図9】図8の9−9線断面図
【符号の説明】
10…貨物自動車、11…客室、12…荷台、13…燃料タンク、14…給油管、14a…給油口(給油キャップを備えた給油口)、15…荷台の床、16…あおり板、19…床に開けた穴、22…給油時燃料蒸気通路、23…開閉弁、24…キャニスター、33,39…切欠き、35…後部構造物。

Claims (6)

  1. 運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、
    前記燃料タンクの給油管を、前記荷台の床を貫通させて立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とする貨物自動車の燃料タンク構造。
  2. 運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、
    前記燃料タンクの給油管を、前記荷台の床に設けた切欠きを通して立上げ、給油口を荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置したことを特徴とする貨物自動車の燃料タンク構造。
  3. 運転席と助手席を含む座席が車両前部の客室内に左右に並び、その後のほぼ全てを荷台とし、この荷台の前部下方に燃料タンクを配置した貨物自動車において、
    前記燃料タンクの給油口を、荷台の床から起立して設けられるあおり板よりも上位となるように配置し、且つ荷台より前方に配置したことを特徴とする貨物自動車の燃料タンク構造。
  4. 前記燃料タンクの給油管を、前記客室後部のピラー内を貫通して立上げたことを特徴とする請求項3記載の貨物自動車の燃料タンク構造。
  5. 前記燃料タンクの給油管を、前記客室後部のピラーに設けた切欠きを通して立上げたことを特徴とする請求項3記載の貨物自動車の燃料タンク構造。
  6. 前記給油口は、助手席側に配置したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の貨物自動車の燃料タンク構造。
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