JP4052446B2 - シーラ塗布装置 - Google Patents
シーラ塗布装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4052446B2 JP4052446B2 JP2002247909A JP2002247909A JP4052446B2 JP 4052446 B2 JP4052446 B2 JP 4052446B2 JP 2002247909 A JP2002247909 A JP 2002247909A JP 2002247909 A JP2002247909 A JP 2002247909A JP 4052446 B2 JP4052446 B2 JP 4052446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealer
- width
- coating
- discharge port
- adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークにシール材を塗布するシーラ塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ワークのヘミング部をシール材を塗布してシールするにはシーラ塗布装置が用いられている。従来のシーラ塗布装置としては図7で示すように、作業用グリップ20の先端のノズル21にワークWの端縁に摺接する幅方向ガイド22を設けた構造や図8で示すように、ワークWの下面に摺接する上下方向ガイドを設けた構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
シーラの塗布には所定位置に正しく塗布することは勿論、ワークによっては塗布幅や塗布厚の調整が要求される。しかしながら、上記従来のシーラ塗布装置では塗布位置のガイド作用は可能であるが、塗布幅や塗布厚の調整ができないため塗布幅や塗布厚に応じたノズル21に交換しており、多種類のノズルのストックと交換作業を必要とし、コストや作業能率に影響を及ぼしていた。
【0004】
本発明の目的は、1つの装置でシーラ吐出口からのシーラ吐出量を加減調整、シーラ塗布幅及び塗布厚の調整、シーラ塗布位置の位置決めを可能にした極めて便利なシーラ塗布装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載した通り、シーラが充填される作業用グリップの先端にシーラ通路で連通し横幅方向に長いシーラ吐出口を有する円筒状のノズルと、前記作業用グリップに指先にて操作するよう設けられ前記シーラ通路を開閉するシャッタと、前記ノズルの左右両端に軸線方向に移動可能に嵌合され調整ねじにて前記シーラ吐出口の横開口幅を調整するシーラ塗布幅調整用キャップと、前記左右シーラ塗布幅調整用キャップの何れか一方に螺合されワークの端縁に摺接してシーラ塗布位置を調整設定する位置決めガイドスリーブとから構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は作業用グリップであり、図2で示すように、図略のシーラタンクから供給されてくるシーラの充填部2を有している。この作業用グリップ1の先端には横幅方向に長いシーラ吐出口5を有している円筒状のノズル4が一体的に設けられている。このノズルと前記作業用グリップ1のシーラの充填部2とは通路3で連通されており、この通路3には図2で示すように、作業用グリップに指先にて操作するノブ7によって開閉するシャッタ6が設定されている。
【0007】
前記ノズル4の左右両端にはシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bが軸線方向に移動可能に嵌合され調整摘み11により前記シーラ吐出口の横開口幅を長短調整するようにしている。この調整機構は、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bに突片9a、9bを突設し、これに逆ねじの螺子軸10を螺合し、螺子軸10に前記調整摘み11を嵌着した構造である。かかる構造により調整摘み11を正逆回転することにより左右のシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bを前記螺子軸10の逆ねじリードによって互いに離間及び接近する方向に移動してシーラ吐出口5の開口幅、すなわちシーラ塗布幅Bを長短調整する。
【0008】
前記左右のシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの何れか一方の端部に位置決めガイドスリーブ12を軸線方向に移動調整可能にねじ嵌合している。この位置決めガイドスリーブ12は前記シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの外径よりも大きな外径であり、丁度シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの鍔のような形態である。
【0009】
上記の構造による本発明装置の使用方法、シーラ塗布幅調整、塗布位置調整及び塗布厚調整について以下に説明する。使用方法については、図3及び図4で示す。図3で示すように、作業者の手で作業用グリップ1を握りワークWのシーラ塗布位置の端縁にガイドスリーブ12の内側面を当接し、指先をノブ7に当ててシャッタ6により通路3を開口してシーラSをノズル4のシーラ吐出口5より吐出して前記ガイドスリーブ12でワークWの端縁に沿ってガイドし装置全体を前進移動させシーリングする。前記ノブ7を指先で押さえていないフリーの状態では図4(A)で示すように、シャッタ6は通路3を閉じており、シーラの充填部2のシーラSはノズル4のシーラ吐出口5への流動を閉止しているが、ノブ7を指先で押さると図4(B)で示すように、シャッタ3が上昇して通路3を開口し、シーラの充填部2のシーラSをノズル4のシーラ吐出口5から吐出し、ワークWの塗布位置にシーリングする。尚、ノブ7の押さえ量を加減することによりノズル4のシーラ吐出口5からのシーラ吐出量を加減調整することができる。
【0010】
ワークWによってはシーラ塗布幅の長短調整が要求されることがある。このシーラ塗布幅調整について図5により説明する。図5(A)で示す塗布幅大B1とするには、調整摘み11を例えば正転することより螺子軸10を介してシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bが互いに離間する。これにより、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bにより塞いでいたシーラ吐出口5の左右両端部位が開口して前記塗布幅大B1に調整する。
【0011】
図5(B)で示す塗布幅小B2とするには、調整摘み11を例えば逆転することより螺子軸10を介してしシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bが互いに接近する。これにより、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bはノズル4のシーラ吐出口5の左右両端を塞ぎ開口長さを短縮して前記塗布幅小B2に調整する。従って、シーラ塗布幅Bは必要に応じて前記塗布幅大B1から塗布幅小B2の範囲で任意に調整することができるのである。
【0012】
次にシーラの塗布位置調整について図6により説明する。シーラの塗布位置とは、ワークWの端縁からのワークWに塗布するシーラSの端縁までの塗布位置Cである。例えば図6で示すワークWのヘミング部をシーラSで被せる位置の大小を必要によって調整することが要求される。このシーラの塗布位置調整の調整にはガイドスリーブ12が用いられる。すなわち、ガイドスリーブ12を正逆回転することにより、このガイドスリーブ12がねじ嵌合されているシーラ塗布幅調整用キャップ8a又は8bに対しガイドスリーブ12が前進又は後退移動し、ワークWの端縁に当接するガイドスリーブ12によってシーラSの端縁の位置決めが得られ塗布位置Cを調整することができるのである。
【0013】
さらに、シーラSの塗布厚調整について図6により説明する。これはシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの径によって調整される。すなわち、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの径方向の肉厚の厚い大径ではワークWの面とノズル4のシーラ吐出口5との間隔が大きくなり、この大きな隙間によってシーラSの塗布厚が厚く調整される。また、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの径方向の肉厚の薄い小径とすることによりワークWの面とノズル4のシーラ吐出口5との間隔が小さくなり、この小さな隙間によってシーラSの塗布厚が薄く調整されるのである。従って、シーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bの径方向の肉厚の大小異なる各種のシーラ塗布幅調整用キャップ8a、8bを容易しておき、必要に応じて交換使用することによりシーラSの塗布厚を調整することができるのである。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、1つのシーラ塗布装置によりシーラ吐出口からのシーラ吐出量を加減調整、シーラ塗布幅調整、塗布位置調整及び塗布厚調整を簡単な操作によって可能とし、精度の良い能率的なシーリング作業が低コストで得られる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体斜視図
【図2】本発明装置の中央断面図
【図3】本発明装置の使用状態を示す斜視図
【図4】本発明装置のシーラの開閉状態を示す断面図
【図5】本発明装置の塗布幅調整を示す斜視図
【図6】本発明装置の塗布位置調整を示す要部断面図
【図7】従来装置の斜視図
【図8】従来装置の斜視図
【符号の説明】
1 作業用グリップ
2 シーラの充填部
3 通路
4 ノズル
5 シーラ吐出口
6 シャッタ横穴
7 ノブ
8a シーラ塗布幅調整用キャップ
8b シーラ塗布幅調整用キャップ
9a 突片
9b 突片
10 螺子軸凹部
11 調整摘み
12 ガイドスリーブ
Claims (1)
- シーラが充填される作業用グリップの先端にシーラ通路で連通し横幅方向に長いシーラ吐出口を有する円筒状のノズルと、前記作業用グリップに指先にて操作するよう設けられ前記シーラ通路を開閉するシャッタと、前記ノズルの左右両端に軸線方向に移動可能に嵌合され調整ねじにて前記シーラ吐出口の横開口幅を調整するシーラ塗布幅調整用キャップと、前記左右シーラ塗布幅調整用キャップの何れか一方に螺合されワークの端縁に摺接してシーラ塗布位置を調整設定する位置決めガイドスリーブとから構成されていることを特徴とするシーラ塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002247909A JP4052446B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | シーラ塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002247909A JP4052446B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | シーラ塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004082012A JP2004082012A (ja) | 2004-03-18 |
JP4052446B2 true JP4052446B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=32055416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002247909A Expired - Fee Related JP4052446B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | シーラ塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4052446B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115213077A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-10-21 | 沈阳航空航天大学 | 航空发动机机匣安装边变厚度静密封涂层及制备方法 |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002247909A patent/JP4052446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004082012A (ja) | 2004-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4651597A (en) | Speed wrench equipped with jaw auxiliary operational mechanism | |
US3658213A (en) | Shut-off nozzle for caulking cartridge | |
EP2478987B1 (en) | Wire electrode drive pressure adjustment system and method | |
JPH08648A (ja) | 把手部材を有する口腔洗浄装置 | |
KR101331474B1 (ko) | 띠톱날 안내 장치에 의한 띠톱날 협지 방법 및 띠톱날 안내 장치 | |
US20210007430A1 (en) | Apparatus and a Method For The Application Of A Fluid Material To A Garment | |
JP4052446B2 (ja) | シーラ塗布装置 | |
US7841796B2 (en) | Paint trim tool with adjustable valve | |
WO2001066297A1 (en) | Method and apparatus for feeding weld wire | |
US5860775A (en) | Spindle position orientation apparatus of boring machine | |
US6098505A (en) | Adjustable wrench | |
US11407002B2 (en) | Hand tool for application of a viscous material with movable guide | |
US5737820A (en) | Tool for clamping runners onto drawers | |
GB2582204A (en) | Improvements to apparatus and a method for the application of resin along one or more crease lines | |
US4942283A (en) | Stud welding apparatus | |
JP2510835B2 (ja) | シ―ラ等高粘度流動剤ガン用のノズル装置 | |
US7147136B2 (en) | Device for applying free-flowing material to a substrate moveable with respect thereto | |
US5138909A (en) | Hand-held, pneumatic wire stripping tool | |
DE19952573C2 (de) | Tragbare Arbeitsmaschine | |
CN108633261A (zh) | 用于流体施涂器的可调节把手 | |
US10933513B2 (en) | Opening-closing device | |
JPH0744302Y2 (ja) | 気動工具 | |
JPH10217300A (ja) | 射出成形機 | |
JPH08252777A (ja) | ネジ締め機 | |
KR20220067240A (ko) | 우레탄폼과 전용안료를 혼합하여 사용하는 우레탄폼 건 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |