JP4052071B2 - 燃料タンク用コネクタの取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車、二輪車等の車輛の燃料タンクの壁面に取りつけられ、燃料タンク内に配置される電気機器と燃料タンク外にある外部電源とを電気的に接続する燃料タンク用コネクタの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料タンク用コネクタ(以下単にコネクタという)の取付構造の第1例は図9に示される。
燃料タンクの壁面に取つけられる蓋体50には、スリーブ51がロー付けにより固着されるもので、このスリーブ51は、蓋体50の上面50Aより漏斗状の拡径部51Aをもって上方へ突出配置され、またスリーブ51の下方は蓋体50の下面50Bより下方に向かって突出し、下端近傍に舌片51Bが設けられる。
コネクタ52は、L型に形成され、その一端に右側方にのびる外部用接続部53が形成され他端に下方にのびる内部用接続部54が形成される。それぞれの接続部53,54内にはコネクタ52内にインサート成形される雄型端子ピン55の端部が突出して配置される。
そして、コネクタ52の筒状部12Aがスリーブ51内に挿入配置され、スリーブ51の舌片51Bがコネクタ52の係合段部52Bに向けて内方へカシメられる。
【0003】
又、コネクタの取付構造の第2例は図10に示される。
蓋体50には、スリーブ60がロー付けによって固着され、その上方の拡開部60Aは蓋体50の上面50Aより上方に向かって突出して配置され、拡開部60Aに連なる大径部60Bと大径部60Bに連なる小径部60Cとによって連設された段付きの円筒形状部が蓋体50の下面50Bより下方に向かって突出配置される。
コネクタ61は、その上方に拡開された栓体部61Aが設けられるとともに栓体部61Aの下方に大径部61Bと小径部61Cとよりなる内部用接続部61Dが形成され、一方栓体部61Aの上方には、側方に向かう外部用接続部61Eが形成される。
又、コネクタ61の内部用接続部61Dの段付面61Fにはロック部62Aを備える弾性係止部材62が設けられる。
そして、コネクタ61がスリーブ60内に完全に挿入されると、弾性係止部材62が外方に開いて復帰し、ロック部62Aがスリーブ60の小径部60Cに穿設した係止窓60D内に嵌入し、これによってコネクタ61をスリーブ60に装着できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の燃料タンク用コネクタの取付構造によると、スリーブの下方部分が蓋体の下面より下方向へ突出すること。及びコネクタをスリーブへ取着する為の係止部分が下方へ突出するスリーブの下端近傍に設けられること。に起因して、燃料タンク内の電気機器とコネクタに形成される電気接続部(内部用接続部54,61D)との接続部分が蓋体50の下面50Bより大きくHに相当して下方へ突出(いいかえると大きく燃料タンク内へ進入する)することになる。
以上によると、蓋体50の下面50Bに装着されるプレッシャーレギュレター、電動燃料ポンプ、ストレーナ、等(これらは図示されていない)と蓋体の下面との距離を短くすることが困難となるもので燃料タンクの深さを小さくすることができない。
一方、二輪車の燃料タンクについて着目すると、燃料タンクの周囲にはフレーム、カウリング等が近接して配置されるもので、前述の如く燃料タンクが下方に向かって大型化することは、特に二輪車において好ましいものでない。又、従来、二輪車の機関への燃料の供給は気化器によっておこなわれるもので、この気化器方式に用いられる燃料タンク内には燃料ポンプ等の何等の機器を配置されるものでなく、この比較的薄く形成される従来の燃料タンク内への燃料タンク用コネクタの配置が困難である。
【0005】
又、コネクタとスリーブとの取りつけについて鑑案すると以下の問題を有する。
図9に示した例にあっては、スリーブ51に設けた舌片51Bをコネクタ52の係合段部52Bに向けてカシメる必要があり、これによると、カシメ用の設備、カシメ用の設備の収納空間、カシメ作業が必要となる。
上記において、舌片51Bが蓋体50の下面50Bより下方にあることは、下面50Bの近傍にカシメ用の設備を配置する為の空間が必要となり、このことによって内部用接続部が大きく下方に突出する。
又、図10に示した例にあっては、金属性の細長いピンによって弾性係止部材62を用意し、これをコネクタに一体モールドする必要があり、部品点数の増加とコネクタの成形工数の増加につながり好ましいものでない。
又、スリーブの小径部の下端近傍に係止窓を形成する必要があり、これによるとスリーブは絞り工程とは別に孔あけ工程を必要とする。
【0006】
本発明は、前記不具合に鑑み成されたもので、蓋体の下面より下方へ突出する燃料タンク側端子ピン収納凹部(従来の内部用接続部に相当)の下方への突出をできる限り小とすることによって特に二輪車に用いるのに好適な燃料タンク用コネクタの取付構造を提供することを第1の目的とし、更に組付け工数、部品点数の少ない燃料タンク用コネクタの取付構造を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を達成する為の手段】
本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造は前記目的達成の為に、
燃料タンク用コネクタは、
円筒形をなしその外周にシールリングが配置される筒状部と、
筒状部の上端にあって、筒状部の直径より大なる直径を有する鍔部と、
筒状部より下方に向かって突出して形成される燃料タンク側端子ピン収納凹部と、筒状部の上方にあり、側方に向かって突出して形成される外部電源側端子ピン収納凹部と、
燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部に形成され、筒状部の下端に臨み、筒状部より外側方に向かって突出する係止部を備えるとともに中心方向に向かって弾性変形可能な係止片部と、
一端が燃料タンク側端子ピン収納凹部内に突出配置されるとともに他端が外部電源側端子ピン収納凹部内に突出配置されるオス型端子ピンと、を備え、
一方、燃料タンクの開口を閉塞する蓋体には、
燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部を挿入可能な燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔と係止部を含む係止片部を挿入可能な係止片挿入孔とが連設された挿入孔部が穿設されるとともに蓋体の上面には、筒状部を挿入可能なスリーブが上方に向かって固定配置され、筒状部をスリーブ内に挿入配置するとともに燃料タンク側端子ピン収納凹部と係止部を含む係止片部とを蓋体部内に挿入配置し、
筒状部をシールリングを介してスリーブに気密的に支持するとともに鍔部の下面をスリーブの上端に当接配置し、更に係止部を、係止片挿入孔を介してスリーブの下端に当接配置したことを第1の特徴とする。
【0008】
又、本発明は前記第1の特徴に加え、前記燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部を燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔に当接することにより燃料タンク用コネクタの回転を抑止したことを第2の特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明の第1の特徴によると、シール機能を備えるコネクタの筒状部は、蓋体の上面より下方に向かって固着されたスリーブ内へ挿入されるもので、コネクタの筒状部が燃料タンク内へ進入することがなく、蓋体の上方に配置できる。
これによると、燃料タンク側端子ピン収納凹部を蓋体の下面に近接して配置することができ、もって蓋体の下面から燃料タンク内へ突出する燃料タンク側端子ピン収納凹部の突出を小さくすることができる。
又、燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部に一体形成される係止部を含む係止片部を、スリーブの下端に係止して配置したことによると、係止部を含む係止片部を蓋体に近接配置でき、燃料タンク側端子ピン収納凹部を蓋体の下面に近接して配置できる。
又、コネクタと蓋体との係止機能に着目すると、係止部を含む係止片部は燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部と一体的に形成され、係止段部としてスリーブの下端を利用したので、新規な部品を必要とするものでなく製造コストの低減を図ることができるとともにコネクタと蓋体との脱着を容易に行なうことができる。
【0010】
又、本発明の第2の特徴によると、蓋に穿設した燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔に燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部が挿入配置されるので、燃料用コネクタに回転力が付与されたとしても前記外周部が燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔に当接することによって燃料タンク用コネクタの回転が抑止される。
【0011】
【実施例】
以下、本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造の一実施例について図により説明する。
図1は燃料タンク用コネクタの縦断面図、図2は図1の上部平面図、図3は図1のC−C線における横断面図、である。
1は燃料タンク用コネクタであって以下よりなる。
2は円筒状をなす筒状部であり、筒状部2の上端2Aには筒状部2の直径Bより大なる直径Aを有する鍔部3が形成される。
そして筒状部2の外周には環状をなすシールリング溝2Bが穿設される。
又、筒状部2の上端2Aより上方には、鍔部3を含んで右側方に向かって外部電源側端子ピン収納凹部4が形成されるもので、この外部電源側端子ピン収納凹部4は右側方に向かって開口する。
このとき、外部電源側端子ピン収納凹部4の下面4Aは、鍔部3の下面3Aと同一高さか若しくは少し上方に形成される。これは、鍔部3の下面3Aを後述するスリーブの上端に当接させる為である。
更に筒状部2には、下方に向かって燃料タンク側端子ピン収納凹部5が形成されるもので、この燃料タンク側端子ピン収納凹部5は下方に向かって開口するとともにその外周部5Aは、筒状部2の直径Bの内方に形成される。
尚、前記燃料タンク側端子ピン収納凹部5の下端部分は筒状部2の下端2Cより下方へ突出して形成される。
又、燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aには、係止部6Aに有する係止片部6が一体形成される。
すなわち、係止片部6は燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aから上方に向かってL字状に折り曲げられ、その上端に筒状部2の下端2Cに臨む係止部6Aが形成される。
前記係止部は筒状部2の下端2Cと微小な間隙Sを有するもので、係止片部6はその基部のみが外周部5Aに支持され、係止部6Aに中心方向の外力が加わると、原位置から内方へ変形し、一方前記外力が除去されると外方の原位置に弾性的に復帰する。
又、前記係止部6Aは、筒状部2の外周よりわずかにDだけ外側方へ突出して形成される。
上述した係止片部6は燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aに、円周方向において複数設けるとよい。
本例において係止片部6は3ヶ所設けられたもので燃料タンク側端子ピン収納凹部5及び係止部6Aを含む係止片部6は図3によく示される。
7はL型状をなすオス型端子ピンであり、その一端7Aは外部電源側端子ピン収納凹部4の底部に突出して配置され、他端7Bは燃料タンク側端子ピン収納凹部5の底部に突出して配置されるもので、このオス型端子ピン7は、燃料タンク用コネクタ1を合成樹脂材料にて射出成形する際、インサート成形される。
【0012】
次に蓋体10について図4により説明する。
蓋体10は、図示せぬ燃料タンクに穿設される開口を閉塞するもので、この蓋体10には燃料タンク内に配置される燃料ポンプ、プレッシャーレギュレター、フィルター、液面検知器、等が装着される。
(前記蓋体10に装着される燃料ポンプ等の機器は図示されていない)
蓋体10は金属板材料によって形成される例えば円板状をなすもので、蓋体10には挿入孔部11が穿設される。
この挿入孔部11は、燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aと係止片挿入孔11Bとが連設されて形成されるもので、燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aの孔形状は、燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aを挿入できるよう前記外周部5Aよりわずかに大きな相似形状をなし、一方係止片挿入孔11Bの孔形状は、係止部6Aを含む係止片部6を挿入できるよう係止部6A、係止片部6よりわずかに大きな相似形状をなす。
本例において係止片部6は3ヶ所設けたので係止片挿入孔11Bもまた3ヶ所設けられる。
【0013】
そして、図5,図6に示されるようにこの蓋体10の上面10Aには円筒状をなすスリーブ12が溶接等によって固着される。このスリーブ12の内径部12Aは燃料タンク用コネクタ1の筒状部2を微少間隙をもって挿入できるようわずかに大径をなす。
又、上記スリーブ12を蓋体10の上面10Aに固着する際、蓋体10に穿設された燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aの全てと係止片挿入孔11Bの先端部11Cを除く部分はスリーブ12の内径部12Aの内方に配置される。
いいかえると、係止片挿入孔11Bの先端部11Cはスリーブ12の内径部12Aより外側方に配置されることになるもので、これによるとスリーブ12の下端12Bの一部12Cは係止片挿入孔11Bの先端部11C内に臨んで開口する。
この係止片挿入孔11Bの先端部11C内に臨んで開口するスリーブ12の下端12Bの一部12Cは図6において斜線で示されるもので、この一部12Cは係止片部6の係止部6Aに対する係止段部Eとなる。
この係止段部Eは本例で3ヶ所形成される。
尚、係止片挿入孔11Bの先端部11Cを除く係止片挿入孔11B、燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aはスリーブ12の内径部12A内に開口する。
又、蓋体10には図示せぬ電動ポンプに連絡される燃料吐出孔、プレッシャーレギュレターに連なる燃料孔等が穿設されるが、これらは省略された。
【0014】
そして、スリーブ12を備える蓋体10に次の如く燃料タンク用コネクタ1が取着される。
蓋体10は、スリーブ12が上方に突出する状態に配置され、この状態において、スリーブ12内に燃料タンク用コネクタ1が挿入配置される。
具体的には、スリーブ12の上端12Dより内径部12A内に燃料タンク側端子ピン収納凹部5と筒状部2とが挿入配置されるものであり、このとき、燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aはスリーブ12の内径部12A、蓋体10の燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aを介して蓋体10の下面10Bより下方へ突出して配置される。
又、燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aに設けられた係止部6Aを含む係止片部6もまたスリーブ12の内径部12A内に挿入されるもので、このとき係止部6Aはスリーブ12の内径部12A内において中心方向に変形しつつ内径部12A内を下方へ移動するとともに係止片部6は蓋体10の係止片挿入孔11Bを介して蓋体10の下面10Bより下方へ突出し、係止部6Aがスリーブ12の下端12Bを通過した後に再び、係止部6Aは外方へ拡開して原位置に復帰し、このとき係止部6Aはスリーブ12の下端12Bの一部12Cに形成される係止段部Eに当接して配置される。
一方、筒状部2のシールリング溝2B内にはOリング等のシールリングRが配置されるもので、シールリングRを備える筒状部2がスリーブ12の内径部12A内に挿入配置され、筒状部2のスリーブ12内への挿入は、鍔部3の下面3Aがスリーブ12の上端12Dに当接した状態で終了する。
このスリーブ12の上端12Dに鍔部3の下面3Aが当接した状態において、係止部6Aがスリーブ12の下端12Bの係止段部Eに当接した状態である。かかる蓋体10への燃料タンク用コネクタ1の取着状態は図7、図8によく示される。
以上をまとめてみると、蓋体10の上面10Aには、上方に向けてスリーブ12が配置され、スリーブ12内にはシールリングRを介して筒状部2が挿入配置され、スリーブ12の上端12Dには鍔部3の下面3Aが当接配置されるとともに係止部6Aがスリーブ12の下端12Bの係止段部Eに当接配置され、燃料タンク側端子ピン収納凹部5は蓋体10の下面10Bよりわずかに下方に向かって突出配置され、外部電源側端子ピン収納凹部4は、スリーブ12の上端12Dより側方に向かって突出配置される。
【0015】
そして、前述の如く、燃料タンク用コネクタ1が取着された蓋体10は図示せぬ燃料タンクの開口部を閉塞するよう配置されるもので、このとき燃料タンク側端子ピン収納凹部5は燃料タンク内に臨んで配置され、外部電源側端子ピン収納凹部4は燃料タンクの外側面に沿って配置される。
そして、燃料タンク側端子ピン収納凹部5に立設されるオス型端子ピン7の他端7Bには燃料タンク内に配置された電気機器からのびる電線の先端に設けられたコネクタが差しこまれ、一方、外部電源側端子ピン収納凹部4に立設されるオス型端子ピン7の一端7Aには外部電源からのびる電線の先端に設けられたコネクタが差しこまれ、これによって燃料タンク内の電気機器と外部電源とが燃料タンク用コネクタ1を介して電気的に接続される。
【0016】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造によると、燃料タンク用コネクタ1の燃料タンク側端子ピン収納凹部5の燃料タンク内への突出寸法、いいかえると蓋体10の下面10Bより下方への突出寸法Hを小さくすることができる。
これは、燃料タンク用コネクタ1の筒状部2を蓋体10より上方へ突出するスリーブ12内に配置したこと。及び係止部6Aをスリーブ12の下端12Bの係止段部Eに当接配置したこと。によるものであり、これによって燃料タンク用コネクタ1の燃料タンク側端子ピン収納凹部5の下端5Bを蓋体10の下面10Bに近付けることができたものである。
そして、上記によると、燃料タンク内に配置される電動燃料ポンプ、プレッシャーレギュレター等の構成を蓋体10に近接して配置することができ、もって深さの浅い燃料タンクの使用が可能となったもので、特に二輪車用として好適である。
又、従来の気化器を用いた燃料供給方式における燃料タンクは、その内部に電動ポンプ等の機器が配置されることがなく、深さの浅い燃料タンクが用いられている。
一方、気化器による燃料供給方式(気化器方式)から燃料噴射弁を用いた燃料供給方式(燃料噴射方式)に変更する際、燃料タンク内へ電動ポンプ等を配置する必要があるが、本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造を用いることにより気化器方式において使用された深さの薄い燃料タンクを何等変更することなく使用できる。
又、本発明になる燃料タンク用コネクタの蓋体に対する係止機能は、コネクタの燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部に一体形成せる係止部と、蓋体に穿設せる係止片挿入孔と、スリーブの下端と、によって行なわれるもので、かかる係止に関して特別に新規な部品を用意する必要がなく、その製造コストを低減できる。更に、燃料タンク用コネクタの蓋体に対する脱着は、係止片部自体が有する弾性変形を利用したので、特別なカシメ治具を必要とするものでなく、脱着作業性を向上できる。
又、燃料タンク側端子ピン収納凹部の外周部を、蓋体に穿設される燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔内に配置し、このとき前記挿入孔の形状が前記外周部の形状に対し、わずかに大きな相似形状としたので、燃料タンク用コネクタに回転力が付与された際にあっても、前記外周部が前記挿入孔に当接し、燃料タンク用コネクタの回転が抑止される。
そして前記回転抑止機能は蓋体と燃料タンク用コネクタとによって行なわれるもので特別な新規部品を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造に用いられる燃料タンク用コネクタの一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の上部平面図。
【図3】図1のC−C線における横断面図。
【図4】本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造に用いられる蓋体の平面図。
【図5】図4の蓋体にスリーブが取着された状態を示す縦断面図。
【図6】図5の下方平面図。
【図7】本発明になる燃料タンク用コネクタの取付構造の一実施例を示す縦断面図。
【図8】図7のG−G線における横断面図。
【図9】従来の第1の燃料タンク用コネクタの取付構造を示す断面図。
【図10】従来の第2の燃料タンク用コネクタの取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 燃料タンク用コネクタ
2 筒状部
3 鍔部
4 外部電源側端子ピン収納凹部
5 燃料タンク側端子ピン収納凹部
5A 外周部
6 係止片部
6A 係止部
7 オス型端子ピン
10 蓋体
11 挿入孔部
12 スリーブ
Claims (2)
- 燃料タンク用コネクタ1は、
円筒形をなしその外周にシールリングRが配置される筒状部2と、
筒状部2の上端2Aにあって、筒状部2の直径Bより大なる直径Aを有する鍔部3と、
筒状部2より下方に向かって突出して形成される燃料タンク側端子ピン収納凹部5と、
筒状部2の上方にあり、側方に向かって突出して形成される外部電源側端子ピン収納凹部4と、
燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aに形成され、筒状部2の下端2Cに臨み、筒状部2より外側方に向かって突出する係止部6Aを備えるとともに中心方向に向かって弾性変形可能な係止片部6と、
一端が燃料タンク側端子ピン収納凹部5内に突出配置されるとともに他端が外部電源側端子ピン収納凹部4内に突出配置されるオス型端子ピン7と、を備え、
一方、燃料タンクの開口を閉塞する蓋体10には、
燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aを挿入可能な燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aと係止部6Aを含む係止片部6を挿入可能な係止片挿入孔11Bとが連設された挿入孔部11が穿設されるとともに蓋体10の上面10Aには、筒状部2を挿入可能なスリーブ12が上方に向かって固定配置され、筒状部2をスリーブ12内に挿入配置するとともに燃料タンク側端子ピン収納凹部5と係止部6Aを含む係止片部6とを蓋体10の挿入孔部11内に挿入配置し、筒状部2をシールリングRを介してスリーブ12に気密的に支持するとともに鍔部3の下面3Aをスリーブ12の上端12Dに当接配置し、更に係止部6Aを、係止片挿入孔11Bを介してスリーブ12の下端12Bに当接配置したことを特徴とする燃料タンク用コネクタの取付構造。 - 前記燃料タンク側端子ピン収納凹部5の外周部5Aを燃料タンク側端子ピン収納凹部挿入孔11Aに当接することにより燃料タンク用コネクタ1の回転を抑止したことを特徴とする請求項1記載の燃料タンク用コネクタの取付構造。
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