JP4052052B2 - テーブルタップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルタップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に提供されているテーブルタップは、挿入されたプラグが不用意に抜けることがないように、比較的大きな挟持力でプラグの栓刃を保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、栓刃の挟持力が大きいため、プラグをテーブルタップから抜くには比較的強い力が必要となり、力の弱い老人や女性にとってはプラグを引き抜く作業が容易ではないという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、比較的小さい力でもプラグを容易に抜くことができ、且つ操作の容易なテーブルタップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の表面部には、押操作された操作部を逃がすための凹部が設けられ、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納してその上端両側を前記溝部内で垂直方向に回動自在に軸支し、これら押出し部の上端部に一端が連結された前記操作部の他端を前記押出し部が前記溝部内に没入している状態で前記テーブルタップ本体の表面部上方に位置させ、前記軸支点を中心として前記操作部を該表面部側に押し下げると、前記軸支点を中心として前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させるものとした。
【0007】
請求項2の発明は、1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納して、前記プラグ抜き機構部の操作部を前記テーブルタップ本体の表面部に前記側面に対して直交する方向にスライド自在に設けると共に、この操作部の前記側面側の端部と前記押出し部の上端とを垂直方向に回動自在に互いに軸支し、前記操作部を前記側面側へ移動させた状態では、前記押出し部が前記溝部内に収納されて垂下し、前記操作部を前記側面とは反対側に移動させた状態では、前記軸支点の移動に連動して前記押出し部を軸支点を中心として回動させて前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させるものとした。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、前記操作部の上端がテーブルタップ本体の表面部から離れる方向に常時付勢する付勢ばねを備えたものとした。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1記載の発明において、起立させると前記操作部と当接し該操作部の押操作を規制し、前倒させると前記操作部から離れて該操作部の押操作を可能とする可倒式ストッパーを設けたものとした。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1記載の発明において、前記テーブルタップ本体の表面部に凹部を設け、押操作される前の前記操作部の上面と前記テーブルタップ本体の表面部とが同一の高さとなるように前記操作部を前記凹部に配設すると共に、前記凹部は、該凹部に配設された前記操作部の下面と前記凹部の上面とが所定の間隔を有するように深さが設定されたものとした。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1記載の発明において、前記操作部に開閉可能な扉を支持した開口窓を設け、該扉の前面にプラグを抜脱していない旨を示すと共に、前記開口窓と前記テーブルタップ本体の表面部との間の空間に凸部を設け、該凸部の前面にプラグを抜脱した旨を示し、前記凸部は、前記操作部が押操作されない状態では、前記扉の下方に位置し、前記操作部が押操作された状態では、前記扉を押し開けて前記開口窓より外部に前面を露出させるように高さが設定されたものとした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態1から実施形態5によって説明する。
(実施形態1)
本実施形態のテーブルタップを図1から図5を用いて説明する。このテーブルタップAは、図1に示すように、
2組のプラグ100の栓刃100aが挿入される栓刃挿入口1aを載置面に対して垂直な側面1bに左右方向に開口させたテーブルタップ本体1に、テーブルタップ本体1の載置面と対向する表面部1cに外部から押操作可能に設けた操作部10aと、この操作部10aの押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面1bより先部を突出させ、栓刃挿入口1aに栓刃100aを挿入しているプラグ100の栓刃突出面100bを前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部10bとからなるプラグ抜き機構部10を備えたものである。
【0013】
本実施形態では、テーブルタップ本体1の短幅方向となる側面にも、プラグ抜き機構部10を備えない通常の栓刃挿入口1aが1ヶ所設けられている。
【0014】
図2に示すように、テーブルタップ本体1の側面1bに開口した組み毎の各栓刃挿入口1a,1aの両側には、載置面近傍から表面部1cに至る前面開口の溝部1f・・・が形成されている。
【0015】
押出し部10bは、下側端に2ヶ所の切り欠き10c,10cが設けられた櫛歯状に形成され、切り欠き10c,10cから各栓刃挿入口1aを逃がすようにして溝部1f内に出没自在に収納され、その上端両側に穿孔された孔10b’を、テーブルタップ本体の側面1bの上端を長手方向に沿って穿孔された孔1eと合わせて、支持棒2によって溝部1f内で垂直方向に回動自在に軸支される。
【0016】
軸支された押出し部10bの外部に臨んだ面とテーブルタップ本体の側面1bとは同一面を形成し、栓刃挿入口1aにプラグ100が挿入されると、プラグの栓刃突出面100bと押出し部10bとは当接した状態となる。
【0017】
尚、押出し部10bは、テーブルタップ本体の側面1bから内側方向へは、テーブルタップ本体の表面部1cと当接するため回動しない。
【0018】
操作部10aは、押出し部10bの上端部に一端が連結され、他端が、押出し部10bが溝部1f内に没入している状態でテーブルタップ本体1の表面部1c上方に位置するように、押出し部10bと一体成形される。
【0019】
操作部10aを表面部1c側へ押し下げると、支持棒2による軸支点を中心として押出し部10bが回動し、押出し部10bの下端側が溝部1fの前方方向へ突出する。
【0020】
また、テーブルタップ本体の表面部1cには、押操作された操作部10aを逃がすための凹部1dが設けられており、操作部10aを押し下げる時の移動量が大きくなるようにしている。
【0021】
上記のように構成されたテーブルタップAに、プラグ100を挿入すると、図3(a)および図4に示すように、プラグ抜き機構部10の押出し部10bとプラグ100の栓刃突出面100bとが当接し、操作部10aはテーブルタップ本体の表面部1cと所定の間隔を有した上方に位置した状態となる。
【0022】
この状態で、操作部10aをテーブルタップ本体の表面部1c側へ押し下げると、前述したように、押出し部10bが支持棒2による軸支点を中心として回転し、押出し部10bの下端側が溝部1fの前方方向へ突出し、図3(b)および図4に示すように、プラグ100の栓刃突出面100bは、プラグ100の反挿入方向に押圧されて、プラグ100がテーブルタップ本体1から外れる。
【0023】
かかるテーブルタップにおいては、プラグ100をテーブルタップから引き抜くことなく、所謂“てこの原理”を用いて、操作部10aを押すだけで容易にプラグ100を抜くことができる。また、テーブルタップ本体1の栓刃挿入口1aをテーブルタップ本体の側面1bに設け、操作部10aをテーブルタップ本体の表面部1cに設けたことで、テーブルタップを大きくすることなることなく、操作部10aの面積を広く取ることができ、操作部10aの押操作が容易になると共に、手のひらや足などでも操作でき、高齢者や女性、身体障害者でも操作が可能となる。
【0024】
尚、図5(a)に示すように、操作部10aとテーブルタップ本体表面部1cとの間に、操作部10bの上端がテーブルタップ本体1の表面部1cから離れる方向に常時付勢する付勢ばね3を配置してもよい。付勢ばね3を配置することで、操作部10aを押操作しない状態では、常に押出し部10bが溝部1fまで戻り、次にプラグを挿入する時に、挿入しやすくなる。付勢バネ3の形状は、図5(a)の形状に限定するものではなく、例えば図5(b)のように、コイルばね形状でもよい。
【0025】
(実施形態2)
本実施形態における基本構成は実施形態1と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0026】
則ち本実施形態のテーブルタップBは、図6および図7(a)〜(c)に示すように、実施形態1と比較して、可倒式ストッパー5を備えた点に特徴がある。
【0027】
可倒式ストッパー5は、縦片5aと横片5bとからなる略L字形に形成され、テーブルタップ本体1の長手方向に可倒式ストッパー5の縦片5aを並行させるようにして、テーブルタップ本体の表面部1c上に配置される。縦片5aは、その大部分が操作部10aとテーブルタップ本体の表面部1cとの間に位置し、横片5bは、操作部10aから横に外れた位置のテーブルタップ本体の表面部1c上に配置される。
【0028】
可倒式ストッパー5は、縦片5aの側端が軸5cによってテーブルタップ本体1の表面部1cに軸支されており、縦片5aの側端を中心として、テーブルタップ本体表面部1cに前倒された状態から略直角に垂立した状態まで回動自在に設けられている。
【0029】
図7(c)に示すように、可倒式ストッパー5の横片5bを垂直に起こすようにして可倒式ストッパー5を起立させると、可倒式ストッパー5の縦片5aの上側端と、操作部10aの下面とが対向し、操作部10aを押操作しようとしても、可倒式ストッパー5の縦片5aの上側端と操作部10aとが当接し、押操作が規制された状態となる。
【0030】
また、図7(b)に示すように、可倒式ストッパー5をテーブルタップ本体表面部1cと並行になるように前倒させると、可倒式ストッパー5の縦片5aが操作部10aから離れて、操作部10aの押操作が可能な状態となる。
【0031】
かかるテーブルタップにおいては、可倒式ストッパー5を起立させておけば、操作部10aに不用意に物などが当たり、意図しないのにプラグが外れる事態を防ぐことができる。可倒式ストッパー5を前倒させれば、容易にプラグを抜くことができる。
【0032】
(実施形態3)
本実施形態における基本構成は実施形態1又は2と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0033】
則ち、プラグが意図しないのに外れる事態を防ぐために、実施形態2では可倒式ストッパーを設けたが、本実施形態は、別の構成によって上記事態を防ぐようにした点に特徴がある。
【0034】
本実施形態のテーブルタップCは、図8に示すように、操作部10aと押出し部10bとが、夫々の外部に臨む面が略直角となるように一体成形されている。
【0035】
また、テーブルタップ本体の表面部1cには、操作部10aと略同等の形状をした凹部1eが設けられ、実施形態1又は2と同様に押出し部10bの上側端をテーブルタップ本体側面に支持棒2によって軸支して、押出し部10bをテーブルタップ本体側面1bの溝部1fに配置すると、操作部10aが凹部1eに配設され、操作部10aの上面とテーブルタップ本体の表面部1cとは同一の高さとなる。
【0036】
凹部1eは、押操作される前の操作部10aの下面と凹部1eの上面とが所定の間隔を有するように深さが設定されており、操作部10aは、操作部10aと凹部1eとの間の空間を用いて、押し下げ操作され、それに連動して押出し部10bが軸支点を中心として回動する。
【0037】
かかるテーブルタップにおいては、押操作前の操作部10aがテーブルタップ本体の表面部1cと同一の高さであり、操作部10aをテーブルタップ本体1の凹部1eに沈み込ませるように押圧してプラグを抜くので、操作部10aに不用意に物などが当たり、意図しないのにプラグが外れる事態を防ぐことができる。
【0038】
(実施形態4)
本実施形態における基本構成は実施形態1と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0039】
則ち本実施形態のテーブルタップは、使用者にプラグの状態を知らせる機能を追加した点に特徴がある。
【0040】
本実施形態のテーブルタップDは、図9および図10(a),(b)に示すように、操作部10aに開口窓を設け、該開口窓に扉10cを嵌め込み、扉10cの上側端に設けられた凸部10eと開口窓の内壁部に設けた凹部(図示せず)とを嵌め合わせて開口窓に扉10cを枢支させ、扉10cを、その枢支点を中心として回動自在に構成する。扉10cの外部に臨む前面には、プラグを抜脱していない旨を示す“通常状態”などの表示を行う。
【0041】
一方、扉10cの裏面とテーブルタップ本体の表面部1cとの間の空間には、横幅が扉10cの横幅と略同等であり縦断面が略直角三角形の凸部6を設け、凸部6の斜面上に、プラグを抜脱した旨を示す“解除状態”などの表示を行う。
【0042】
凸部6は、操作部10aが押操作されない状態では、扉10cの裏面と対向する場所に位置し、テーブルタップ本体1の前面から見ることはできないが、操作部10aが押操作された状態では、扉10cを裏面から押し開けて操作部10aの開口窓より外部に斜面を露出させるように高さが設定されている。
【0043】
上記のように構成されるテーブルタップにおいては、プラグ100が栓刃挿入口1aに挿入された状態では、凸部6が扉10cの裏面に隠れて、扉10cは開口窓に閉じた状態となり、テーブルタップ本体1の前面からは、扉10cの前面に書かれた“通常状態”の表示を見ることができる。
【0044】
操作部10aが押操作されると、前述したように、凸部6が扉10cを裏面から押し開けて操作部10aの開口窓より外部に斜面を露出させ、扉10cは凸部6に押されて略垂立した状態となり、テーブルタップ本体1の前面からは、扉10cの前面に書かれた“通常状態”の表示は見えずに、凸部6の斜面にかかれた“解除状態”の表示が見えるようになる。
【0045】
かかるテーブルタップにおいては、テーブルタップ前面に表示される“通常状態”もしくは“解除状態”などの表示を見ることで、プラグがテーブルタップに挿入された状態か、抜かれた状態かが一目でわかり、プラグが中途半端に差された状態を無くすことができる。
【0046】
尚、“通常状態”や“解除状態”などの表示は、これらの文字列に限定されるものではなく、別の文字列でもよく、また、扉や凸部に示した色の違いによってプラグの状態を示すようにしてもよい。
【0047】
(実施形態5)
本実施形態における基本構成は実施形態1と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0048】
本実施形態は、実施形態1に対して、プラグ抜き機構部の構成が異なる点に特徴がある。
【0049】
本実施形態のテーブルタップEのプラグ抜き機構部20は、操作部20aと押出し部20bとを有し、操作部20aをスライドさせるように押操作するとプラグが抜けるように構成される。
【0050】
操作部20aは、テーブルタップ本体の表面部1cに側面1bに対して直交する方向にスライド自在に設けたスライド板20cに、スライド方向に押操作するための突部20dを設けて形成される。
【0051】
押出し部10bは、実施形態1と同様に、下側端に2ヶ所の切り欠きが設けられた櫛歯状に形成され、その切り欠きから各栓刃挿入口1aを逃がすようにして溝部1f内に出没自在に収納され、その上端両側に穿孔された孔(図示せず)を、操作部20aの側面1b側の端部に設けられた孔(図示せず)と合わせるようにして、支持棒7によって垂直方向に回動自在に互いに軸支される。
【0052】
操作部20aを側面1b側へ移動させた状態では、押出し部20bが溝部1f内に収納されて垂下し、操作部20aを側面1bとは反対側に移動させた状態では、支持棒7による軸支点の移動に連動して押出し部20bが軸支点を中心として回動して、押出し部20bの下端側が溝部1fの前方へ突出した状態となる。
【0053】
上記のように構成されたテーブルタップEに、プラグ100を挿入すると、図11(a)に示すように、押出し部20bとプラグ100の栓刃突出面100bとが当接し、操作部20aは、側面1b側にスライドした状態となる。
【0054】
この状態で、操作部20aを側面1bと反対側の側面に押操作(スライド操作)すると、図11(b)に示すように、押出し部20bが前述したように支持棒7による軸支点を中心として回動し、押出し部20bの下端側が溝部1fの前方方向へ突出し、プラグ100の栓刃突出面100bは、プラグ100の反挿入方向に押圧されて、プラグ100がテーブルタップ本体1から外れる。
【0055】
かかるテーブルタップにおいては、実施形態1と同様に、プラグ100をテーブルタップから引き抜くことなく、操作部10aをスライドするように押すだけで、容易にプラグ100を抜くことができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明は、1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の表面部には、押操作された操作部を逃がすための凹部が設けられ、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納してその上端両側を前記溝部内で垂直方向に回動自在に軸支し、これら押出し部の上端部に一端が連結された前記操作部の他端を前記押出し部が前記溝部内に没入している状態で前記テーブルタップ本体の表面部上方に位置させ、前記軸支点を中心として前記操作部を該表面部側に押し下げると、前記軸支点を中心として前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させるので、操作部を押操作すると、栓刃挿入口に挿入されたプラグの栓刃突出面が押出し部に押圧され、容易にプラグを抜くことができ、また、テーブルタップ本体の栓刃挿入口をテーブルタップ本体の載置面に対して垂直な側面に設け、前記操作部をテーブルタップ本体の載置面と対向する前面に設けたことで、テーブルタップを大きくすることなることなく、前記操作部の面積を広く取ることができ、操作部の押操作が容易になるという効果がある。
【0057】
また、操作部をテーブルタップ本体の表面部方向へ押し操作してプラグを抜くプラグ抜き機構部を実現できるという効果がある。
【0058】
請求項2の発明は、1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納して、前記プラグ抜き機構部の操作部を前記テーブルタップ本体の表面部に前記側面に対して直交する方向にスライド自在に設けると共に、この操作部の前記側面側の端部と前記押出し部の上端とを垂直方向に回動自在に互いに軸支し、前記操作部を前記側面側へ移動させた状態では、前記押出し部が前記溝部内に収納されて垂下し、前記操作部を前記側面とは反対側に移動させた状態では、前記軸支点の移動に連動して前記押出し部を軸支点を中心として回動させて前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させるので、操作部をテーブルタップ本体の表面部の横方向へ押し操作してプラグを抜く連動機構部を実現できるという効果がある。
【0059】
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、前記操作部の上端がテーブルタップ本体の表面部から離れる方向に常時付勢する付勢ばねを備えたので、押操作を終えるとプラグ抜き機構部が操作前の状態へと戻り、次にプラグを挿入する時に挿入しやすいという効果がある。
【0060】
請求項4の発明は、請求項1記載の発明において、起立させると前記操作部と当接し該操作部の押操作を規制し、前倒させると前記操作部から離れて該操作部の押操作を可能とする可倒式ストッパーを設けたので、可倒式ストッパーを起立させると、前記操作部に不用意に物などが当たり、意図しないのにプラグが外れる事態を防ぐことができ、可倒式ストッパーを前倒させれば、容易にプラグを抜くことができるという効果がある。
【0061】
請求項5の発明は、請求項1記載の発明において、前記テーブルタップ本体の表面部に凹部を設け、押操作される前の前記操作部の上面と前記テーブルタップ本体の表面部とが同一の高さとなるように前記操作部を前記凹部に配設すると共に、前記凹部は、該凹部に配設された前記操作部の下面と前記凹部の上面とが所定の間隔を有するように深さが設定されたので、前記操作部がテーブルタップ本体から突出しておらず、前記操作部に不用意に物などが当たり、意図しないのにプラグが外れる事態を防ぐことができるという効果がある。
【0062】
請求項6の発明は、請求項1記載の発明において、前記操作部に開閉可能な扉を支持した開口窓を設け、該扉の前面にプラグを抜脱していない旨を示すと共に、前記開口窓と前記テーブルタップ本体の表面部との間の空間に凸部を設け、該凸部の前面にプラグを抜脱した旨を示し、前記凸部は、前記操作部が押操作されない状態では、前記扉の下方に位置し、前記操作部が押操作された状態では、前記扉を押し開けて前記開口窓より外部に前面を露出させるように高さが設定されたので、前記扉の前面又は前記凸部の前面に示された表示を見ることによって、プラグの状態が一目でわかり、プラグが中途半端に差された状態を無くすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施形態1のテーブルタップの上面図である。
(b)同上の側面図である。
(c)同上の正面図である。
【図2】同上の部分分解斜視図である。
【図3】(a)同上でプラグが挿入された状態を説明する図である。
(b)同上の操作部を押操作した状態を説明する図である。
【図4】同上の連動機構部の動作を説明する斜視図である。
【図5】同上の付勢ばねを説明する図である。
【図6】(a)実施形態2のテーブルタップの上面図である。
(b)同上の側面図である。
(c)同上の正面図である。
【図7】(a)同上の部分分解斜視図である。
(b)同上の可倒式ストッパーを前倒させた状態を示す図である。
(c)同上の可倒式ストッパーを起立させた状態を示す図である。
【図8】実施形態3のテーブルタップを説明する説明図である。
【図9】実施形態4のテーブルタップを説明する説明図である。
【図10】(a)同上で連動機構部が押操作される前の状態を説明する図である。
(b)同上で連動機構部が押操作された時の状態を説明する図である。
【図11】(a)実施形態5のテーブルタップでプラグが挿入された状態を説明する図である。
(b)同上で操作部をスライドさせた状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 テーブルタップ本体
1a 栓刃挿入口
1b テーブルタップ本体側面
1c テーブルタップ本体表面部
2 支持棒
10 プラグ抜き機構部
10a 操作部
10b 押出し部
100 プラグ
100a 栓刃
100b 栓刃突出面
A〜E テーブルタップ
Claims (6)
- 1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の表面部には、押操作された操作部を逃がすための凹部が設けられ、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納してその上端両側を前記溝部内で垂直方向に回動自在に軸支し、これら押出し部の上端部に一端が連結された前記操作部の他端を前記押出し部が前記溝部内に没入している状態で前記テーブルタップ本体の表面部上方に位置させ、前記軸支点を中心として前記操作部を該表面部側に押し下げると、前記軸支点を中心として前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させることを特徴とするテーブルタップ。
- 1対乃至複数組のプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を載置面に対して垂直な側面に左右方向に開口させたテーブルタップ本体に、テーブルタップ本体の載置面と対向する表面部に外部から押操作可能に設けた操作部と、この操作部の押操作時に連動してテーブルタップ本体の側面より先部を突出させ、前記栓刃挿入口に栓刃を挿入しているプラグの栓刃突出面を前記先部で反挿入方向に押圧する押出し部とからなるプラグ抜き機構部を備え、前記テーブルタップ本体の側面に開口した組み毎の各栓刃挿入口の両側に前記載置面近傍から前記表面部に至る前面開口の溝部を形成して、該溝部内に前記プラグ抜き機構部の押出し部を出没自在に収納して、前記プラグ抜き機構部の操作部を前記テーブルタップ本体の表面部に前記側面に対して直交する方向にスライド自在に設けると共に、この操作部の前記側面側の端部と前記押出し部の上端とを垂直方向に回動自在に互いに軸支し、前記操作部を前記側面側へ移動させた状態では、前記押出し部が前記溝部内に収納されて垂下し、前記操作部を前記側面とは反対側に移動させた状態では、前記軸支点の移動に連動して前記押出し部を軸支点を中心として回動させて前記押出し部を前記溝部の前方へ突出させることを特徴とするテーブルタップ。
- 前記操作部の上端がテーブルタップ本体の表面部から離れる方向に常時付勢する付勢ばねを備えたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ。
- 起立させると前記操作部と当接し該操作部の押操作を規制し、前倒させると前記操作部から離れて該操作部の押操作を可能とする可倒式ストッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ。
- 前記テーブルタップ本体の表面部に凹部を設け、押操作される前の前記操作部の上面と前記テーブルタップ本体の表面部とが同一の高さとなるように前記操作部を前記凹部に配設すると共に、前記凹部は、該凹部に配設された前記操作部の下面と前記凹部の上面とが所定の間隔を有するように深さが設定されたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ。
- 前記操作部に開閉可能な扉を支持した開口窓を設け、該扉の前面にプラグを抜脱していない旨を示すと共に、前記開口窓と前記テーブルタップ本体の表面部との間の空間に凸部を設け、該凸部の前面にプラグを抜脱した旨を示し、前記凸部は、前記操作部が押操作されない状態では、前記扉の下方に位置し、前記操作部が押操作された状態では、前記扉を押し開けて前記開口窓より外部に前面を露出させるように高さが設定されたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ。
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